JP2768012B2 - 無段変速機 - Google Patents
無段変速機Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/021—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing
- F16H37/022—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing the toothed gearing having orbital motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/04—Gearings providing a continuous range of gear ratios
- F16H15/06—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
- F16H15/32—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
- F16H15/36—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
- F16H15/38—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
- F16H2015/383—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦車式無段変速機構
を用いた無段変速機に関するものである。
を用いた無段変速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無段変速機として、特開平2−1
63553号公報に示されるものがある。これに示され
る無段変速機は、トルクコンバータ及びロックアップク
ラッチと、前後進切換装置と、トロイダル変速部と、カ
ウンタ軸と、出力軸とを有している。カウンタ軸以外は
同一軸線上に配置され、カウンタ軸はこれに平行に配置
される。エンジンからの回転はトルクコンバータ及びロ
ックアップクラッチ、前後進切換装置、及びトロイダル
変速部を介してカウンタ軸に伝えられ、更に出力軸に伝
達される。トロイダル変速部とカウンタ軸とは一対の歯
車によって連結される。また、カウンタ軸と出力軸とは
アイドラ歯車を含む3つの歯車によって連結される。ア
イドラ歯車はエンジンの回転方向と出力軸の回転方向と
を一致させるために必要となる。
63553号公報に示されるものがある。これに示され
る無段変速機は、トルクコンバータ及びロックアップク
ラッチと、前後進切換装置と、トロイダル変速部と、カ
ウンタ軸と、出力軸とを有している。カウンタ軸以外は
同一軸線上に配置され、カウンタ軸はこれに平行に配置
される。エンジンからの回転はトルクコンバータ及びロ
ックアップクラッチ、前後進切換装置、及びトロイダル
変速部を介してカウンタ軸に伝えられ、更に出力軸に伝
達される。トロイダル変速部とカウンタ軸とは一対の歯
車によって連結される。また、カウンタ軸と出力軸とは
アイドラ歯車を含む3つの歯車によって連結される。ア
イドラ歯車はエンジンの回転方向と出力軸の回転方向と
を一致させるために必要となる。
【0003】別の従来の無段変速機として、「SAEペ
ーパ751180第1図」に示されるものがある。これ
は油圧クラッチ、摩擦車式無段変速部、減速用遊星歯車
部及び出力軸を有している。油圧クラッチが配置される
入力軸軸と、摩擦車式無段変速部が配置される軸とは平
行に配置されている。両者間は一対の歯車によって連結
される。摩擦車式無段変速部、減速用遊星歯車部及び出
力軸は同一軸線上に配置される。したがって、入力軸と
出力軸とはオフセットされた状態となっている。摩擦車
式無段変速部に回転を入力する上記一対の歯車は増速す
るように歯数が設定されている。これにより、摩擦車式
無段変速部に入力されるトルクが軽減されている。
ーパ751180第1図」に示されるものがある。これ
は油圧クラッチ、摩擦車式無段変速部、減速用遊星歯車
部及び出力軸を有している。油圧クラッチが配置される
入力軸軸と、摩擦車式無段変速部が配置される軸とは平
行に配置されている。両者間は一対の歯車によって連結
される。摩擦車式無段変速部、減速用遊星歯車部及び出
力軸は同一軸線上に配置される。したがって、入力軸と
出力軸とはオフセットされた状態となっている。摩擦車
式無段変速部に回転を入力する上記一対の歯車は増速す
るように歯数が設定されている。これにより、摩擦車式
無段変速部に入力されるトルクが軽減されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術に
は、エンジンのトルクがトルクコンバータやロックアッ
プクラッチを介して減速又は直結されてそのままトロイ
ダル変速部に入力されるため、トロイダル変速部のトル
ク容量を大きくしなければならないという問題点があ
る。これは無段変速機全体が大型化することを意味す
る。また、カウンタ軸と出力軸との動力伝達のためにア
イドラ歯車を含む3つの歯車を必要とする。
は、エンジンのトルクがトルクコンバータやロックアッ
プクラッチを介して減速又は直結されてそのままトロイ
ダル変速部に入力されるため、トロイダル変速部のトル
ク容量を大きくしなければならないという問題点があ
る。これは無段変速機全体が大型化することを意味す
る。また、カウンタ軸と出力軸との動力伝達のためにア
イドラ歯車を含む3つの歯車を必要とする。
【0005】上記第2の従来技術の場合、摩擦車式無段
変速部の前に増速用歯車が設けられているため、エンジ
ンのトルクは低減された状態で摩擦車式無段変速部に入
力される。したがって、上記第1の従来技術の1つの問
題点は解決されている。しかしこの第2の従来技術の場
合、入力軸と出力軸とが上下方向にオフセットされてい
るという問題点がある。したがって、出力軸を車両とし
て適切な高さに設定すると、エンジンの位置がオフセッ
ト分だけ高くなり、車両への搭載性の問題を生ずる。な
お、この第2の従来技術の場合にも、歯車を設けること
によって入力軸と出力軸とを同軸に配置するようにする
こともできる。ただし、この場合にも回転方向を一致さ
せるためにアイドラ歯車が必要であり、3つの歯車を配
置する必要がある。本発明は、上記のような問題点をす
べて解決することを目的としている。
変速部の前に増速用歯車が設けられているため、エンジ
ンのトルクは低減された状態で摩擦車式無段変速部に入
力される。したがって、上記第1の従来技術の1つの問
題点は解決されている。しかしこの第2の従来技術の場
合、入力軸と出力軸とが上下方向にオフセットされてい
るという問題点がある。したがって、出力軸を車両とし
て適切な高さに設定すると、エンジンの位置がオフセッ
ト分だけ高くなり、車両への搭載性の問題を生ずる。な
お、この第2の従来技術の場合にも、歯車を設けること
によって入力軸と出力軸とを同軸に配置するようにする
こともできる。ただし、この場合にも回転方向を一致さ
せるためにアイドラ歯車が必要であり、3つの歯車を配
置する必要がある。本発明は、上記のような問題点をす
べて解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、摩擦車式無段
変速機構の前に増速するとともに回転方向を逆転する遊
星歯車機構を配置することによって上記課題を解決す
る。すなわち、請求項1に対応する本発明は、エンジン
からの回転が入力される伝動装置(12)と、伝動装置
からの出力回転を増速するとともに回転方向を逆転して
出力する遊星歯車機構(17)と、遊星歯車機構からの
出力回転の伝達を切換える前進用クラッチ(40)及び
後進用クラッチ(50)と、前進用クラッチが締結され
た場合に回転が入力される摩擦車式無段変速機構(22
及び24)と、伝動装置、遊星歯車機構、前進用クラッ
チ、後進用クラッチ及び摩擦車式無段変速機構が配置さ
れた第1軸線と平行な第2軸線上に配置されたカウンタ
軸(59)と、摩擦車式無段変速機構の出力部とカウン
タ軸との間の回転力を伝達する一対の前進用歯車(55
及び60)と、後進用クラッチの出力部とカウンタ軸と
の間の回転を伝達する一対の後進用歯車(71及び7
5)と、第1軸線上に配置される出力軸(62)と、カ
ウンタ軸と出力軸との間の回転を伝達する一対の出力用
歯車(67及び72)とを有している。なお、かっこ内
の参照符号は後述の第1実施例の対応する部材を示す。
変速機構の前に増速するとともに回転方向を逆転する遊
星歯車機構を配置することによって上記課題を解決す
る。すなわち、請求項1に対応する本発明は、エンジン
からの回転が入力される伝動装置(12)と、伝動装置
からの出力回転を増速するとともに回転方向を逆転して
出力する遊星歯車機構(17)と、遊星歯車機構からの
出力回転の伝達を切換える前進用クラッチ(40)及び
後進用クラッチ(50)と、前進用クラッチが締結され
た場合に回転が入力される摩擦車式無段変速機構(22
及び24)と、伝動装置、遊星歯車機構、前進用クラッ
チ、後進用クラッチ及び摩擦車式無段変速機構が配置さ
れた第1軸線と平行な第2軸線上に配置されたカウンタ
軸(59)と、摩擦車式無段変速機構の出力部とカウン
タ軸との間の回転力を伝達する一対の前進用歯車(55
及び60)と、後進用クラッチの出力部とカウンタ軸と
の間の回転を伝達する一対の後進用歯車(71及び7
5)と、第1軸線上に配置される出力軸(62)と、カ
ウンタ軸と出力軸との間の回転を伝達する一対の出力用
歯車(67及び72)とを有している。なお、かっこ内
の参照符号は後述の第1実施例の対応する部材を示す。
【0007】また、請求項2に対応する本発明は、エン
ジンからの回転が入力される伝動装置(12)と、伝動
装置からの出力回転を増速するとともに回転方向を前進
時には逆転させ後進時には正転させる増速前後進切換機
構(15)と、増速前後進切換機構からの回転が入力さ
れる摩擦車式無段変速機構(22及び24)と、伝動装
置、増速前後進切換機構及び摩擦車式無段変速機構が配
置された第1軸線と平行な第2軸線上に配置されたカウ
ンタ軸(59)と、摩擦車式無段変速機構の出力部とカ
ウンタ軸との間の回転力を伝達する一対の前後進用歯車
(55及び60)と、第1軸線上に配置される出力軸
(62)と、カウンタ軸と出力軸との間の回転力を伝達
する一対の出力用歯車(67及び72)とを有してい
る。
ジンからの回転が入力される伝動装置(12)と、伝動
装置からの出力回転を増速するとともに回転方向を前進
時には逆転させ後進時には正転させる増速前後進切換機
構(15)と、増速前後進切換機構からの回転が入力さ
れる摩擦車式無段変速機構(22及び24)と、伝動装
置、増速前後進切換機構及び摩擦車式無段変速機構が配
置された第1軸線と平行な第2軸線上に配置されたカウ
ンタ軸(59)と、摩擦車式無段変速機構の出力部とカ
ウンタ軸との間の回転力を伝達する一対の前後進用歯車
(55及び60)と、第1軸線上に配置される出力軸
(62)と、カウンタ軸と出力軸との間の回転力を伝達
する一対の出力用歯車(67及び72)とを有してい
る。
【0008】請求項1に対応する発明の場合、前進用ク
ラッチを締結させると、エンジンからの回転力は伝動装
置、遊星歯車機構、前進用クラッチ、摩擦車式無段変速
機構、前進用歯車、カウンタ軸、及び出力用歯車を介し
て出力軸に伝達される。遊星歯車機構によって増速され
ているため摩擦車式無段変速機構に入力されるトルクは
低減されている。また、遊星歯車機構によって回転方向
が逆転されるため、アイドラ歯車を用いて回転方向を変
換する必要がなく、出力歯車は一対のものでよい。な
お、後進用クラッチを締結させると一対の後進用歯車を
介してカウンタ軸に回転力が伝達される。
ラッチを締結させると、エンジンからの回転力は伝動装
置、遊星歯車機構、前進用クラッチ、摩擦車式無段変速
機構、前進用歯車、カウンタ軸、及び出力用歯車を介し
て出力軸に伝達される。遊星歯車機構によって増速され
ているため摩擦車式無段変速機構に入力されるトルクは
低減されている。また、遊星歯車機構によって回転方向
が逆転されるため、アイドラ歯車を用いて回転方向を変
換する必要がなく、出力歯車は一対のものでよい。な
お、後進用クラッチを締結させると一対の後進用歯車を
介してカウンタ軸に回転力が伝達される。
【0009】請求項2に対応する発明の場合、増速前後
進切換機構によって増速作用が行われ、増速された回転
が摩擦車式無段変速機構に入力される。したがって、摩
擦車式無段変速機構に入力されるトルクが低減する。ま
た、増速前後進切換機構によって前進時には回転方向が
逆転するため、出力歯車の部分にアイドラ歯車は不要で
ある。
進切換機構によって増速作用が行われ、増速された回転
が摩擦車式無段変速機構に入力される。したがって、摩
擦車式無段変速機構に入力されるトルクが低減する。ま
た、増速前後進切換機構によって前進時には回転方向が
逆転するため、出力歯車の部分にアイドラ歯車は不要で
ある。
【0010】
【実施例】図1に無段変速機を骨組図として示す。エン
ジンのクランク軸10からの回転力はトルクコンバータ
12又はロックアップクラッチ112に入力される。ト
ルクコンバータ12はポンプインペラ12a、タービン
ランナ12b、及びステータ12cを有している。ロッ
クアップクラッチ112は、アプライ側油室113及び
レリース側油室114の油圧に応じてポンプインペラ1
2aとタービンランナ12bとを機械的に連結又は切り
離し可能である。トルクコンバータ12のタービンラン
ナ12bと一体に回転するタービン軸14は遊星歯車機
構17のインターナルギア27と連結されている。遊星
歯車機構17は、サンギア19と、ピニオンギア21を
有するピニオンキャリア25と、上記インターナルギア
27とからなっている。ピニオンギア21はインターナ
ルギア27及びサンギア19とかみ合っている。サンギ
ア19は常に軸23と一体に回転するように連結されて
いる。ピニオンキャリア25は常にケーシング11に固
定されている。軸23に前進用クラッチ40及び後進用
クラッチ50が設けられている。前進用クラッチ40は
軸23と軸73連結可能である。後進用クラッチ50は
軸23と後進用駆動歯車71とを連結可能である。
ジンのクランク軸10からの回転力はトルクコンバータ
12又はロックアップクラッチ112に入力される。ト
ルクコンバータ12はポンプインペラ12a、タービン
ランナ12b、及びステータ12cを有している。ロッ
クアップクラッチ112は、アプライ側油室113及び
レリース側油室114の油圧に応じてポンプインペラ1
2aとタービンランナ12bとを機械的に連結又は切り
離し可能である。トルクコンバータ12のタービンラン
ナ12bと一体に回転するタービン軸14は遊星歯車機
構17のインターナルギア27と連結されている。遊星
歯車機構17は、サンギア19と、ピニオンギア21を
有するピニオンキャリア25と、上記インターナルギア
27とからなっている。ピニオンギア21はインターナ
ルギア27及びサンギア19とかみ合っている。サンギ
ア19は常に軸23と一体に回転するように連結されて
いる。ピニオンキャリア25は常にケーシング11に固
定されている。軸23に前進用クラッチ40及び後進用
クラッチ50が設けられている。前進用クラッチ40は
軸23と軸73連結可能である。後進用クラッチ50は
軸23と後進用駆動歯車71とを連結可能である。
【0011】ケーシング11内の前進用クラッチ40よ
りも下流側に第1無段変速機構22及び第2無段変速機
構24が設けられている。第1無段変速機構22は、入
力ディスク26と、出力ディスク28と、両者間の回転
力を伝達する一対の摩擦ローラ30及び31とを有して
いる。入力ディスク26及び出力ディスク28の摩擦ロ
ーラ30及び31との接触面はトロイド面としてある。
入力ディスク26及び出力ディスク28に対する摩擦ロ
ーラ30及び31の接触状態を変えることにより、入力
ディスク26と出力ディスク28との回転速度比を連続
的に変えることができる。第2無段変速機構24も、第
1無段変速機構22と同様の入力ディスク32と、出力
ディスク34と、一対の摩擦ローラ36及び37とを有
している。ただし、入力ディスク32及び出力ディスク
34の配置は、第1無段変速機構22とは逆としてあ
る。すなわち、出力ディスク28及び出力ディスク34
が互いに隣接するように配置してある。入力ディスク2
6は、前述の軸73と一体に回転するように連結された
軸38の外周にボールスプライン61を介して支持され
ている。入力ディスク26の背面側にカムフランジ42
が配置されている。カムフランジ42及び入力ディスク
26の互いに対面するカム面にカムローラ46が設けら
れている。カムローラ46は入力ディスク26とカムフ
ランジ42とが相対回転したとき入力ディスク26を出
力ディスク28側に押圧する力を発生するような形状と
してある。カムフランジ42、入力ディスク26及びカ
ムローラ46によってローディングカム63が構成され
ている。第2無段変速機構24の入力ディスク32も軸
38にボールスプライン65を介して連結されている。
入力ディスク32は皿ばね51により常に出力ディスク
34向きの力を受けている。第1無段変速機構22の出
力ディスク28及び第2無段変速機構24の出力ディス
ク34はそれぞれ軸38上に回転可能に支持されてい
る。出力ディスク28及び出力ディスク34と一体に回
転するように前進用駆動歯車55が設けられている。前
進用駆動歯車55は、軸38と平行に配置されたカウン
タ軸59の中間部に一体に回転するように結合された前
進用従動歯車60とかみ合っている。カウンタ軸59の
一端側に後進用従動歯車75が一体に回転するように設
けられており、他端側に出力用駆動歯車67が一体に回
転するように設けられている。後進用従動歯車75は前
述の後進用駆動歯車71とかみ合っている。出力用駆動
歯車67は、出力軸62と一体に回転する出力用従動歯
車72とかみ合っている。なお、出力軸62は、タービ
ン軸14、軸23、軸73、及び軸38と同心に配置さ
れている。
りも下流側に第1無段変速機構22及び第2無段変速機
構24が設けられている。第1無段変速機構22は、入
力ディスク26と、出力ディスク28と、両者間の回転
力を伝達する一対の摩擦ローラ30及び31とを有して
いる。入力ディスク26及び出力ディスク28の摩擦ロ
ーラ30及び31との接触面はトロイド面としてある。
入力ディスク26及び出力ディスク28に対する摩擦ロ
ーラ30及び31の接触状態を変えることにより、入力
ディスク26と出力ディスク28との回転速度比を連続
的に変えることができる。第2無段変速機構24も、第
1無段変速機構22と同様の入力ディスク32と、出力
ディスク34と、一対の摩擦ローラ36及び37とを有
している。ただし、入力ディスク32及び出力ディスク
34の配置は、第1無段変速機構22とは逆としてあ
る。すなわち、出力ディスク28及び出力ディスク34
が互いに隣接するように配置してある。入力ディスク2
6は、前述の軸73と一体に回転するように連結された
軸38の外周にボールスプライン61を介して支持され
ている。入力ディスク26の背面側にカムフランジ42
が配置されている。カムフランジ42及び入力ディスク
26の互いに対面するカム面にカムローラ46が設けら
れている。カムローラ46は入力ディスク26とカムフ
ランジ42とが相対回転したとき入力ディスク26を出
力ディスク28側に押圧する力を発生するような形状と
してある。カムフランジ42、入力ディスク26及びカ
ムローラ46によってローディングカム63が構成され
ている。第2無段変速機構24の入力ディスク32も軸
38にボールスプライン65を介して連結されている。
入力ディスク32は皿ばね51により常に出力ディスク
34向きの力を受けている。第1無段変速機構22の出
力ディスク28及び第2無段変速機構24の出力ディス
ク34はそれぞれ軸38上に回転可能に支持されてい
る。出力ディスク28及び出力ディスク34と一体に回
転するように前進用駆動歯車55が設けられている。前
進用駆動歯車55は、軸38と平行に配置されたカウン
タ軸59の中間部に一体に回転するように結合された前
進用従動歯車60とかみ合っている。カウンタ軸59の
一端側に後進用従動歯車75が一体に回転するように設
けられており、他端側に出力用駆動歯車67が一体に回
転するように設けられている。後進用従動歯車75は前
述の後進用駆動歯車71とかみ合っている。出力用駆動
歯車67は、出力軸62と一体に回転する出力用従動歯
車72とかみ合っている。なお、出力軸62は、タービ
ン軸14、軸23、軸73、及び軸38と同心に配置さ
れている。
【0012】次に、この実施例の作用について説明す
る。前進用クラッチ40を締結させるとともに後進用ク
ラッチ50を解放させた状態では、クランク軸10から
の入力回転は、トルクコンバータ12又はロックアップ
クラッチ112、及びタービン軸14を介して遊星歯車
機構17に入力される。遊星歯車機構17は回転を増速
するとともに回転方向を逆転させ、軸23に出力する。
軸23の回転は前進用クラッチ40、軸73及び軸38
を介して第1無段変速機構22及び第2無段変速機構2
4に伝達され、これらによって所定の変速をされ、前進
用駆動歯車55に出力される。前進用駆動歯車55は前
進用従動歯車60とかみ合っており、これにより回転は
カウンタ軸59に伝達される。カウンタ軸59の回転は
出力用駆動歯車67及び出力用従動歯車72を介して出
力軸62に伝達される。これにより、出力軸62が前進
方向に回転する。第1無段変速機構22及び第2無段変
速機構24に入力される回転は遊星歯車機構17によっ
て増速されているので、トルクは小さくなっており、第
1無段変速機構22及び第2無段変速機構24のトルク
容量は小さくてよい。また、遊星歯車機構17によって
回転方向が逆転しているので、出力用駆動歯車67と出
力用従動歯車72との間にアイドラ歯車は不要である。
る。前進用クラッチ40を締結させるとともに後進用ク
ラッチ50を解放させた状態では、クランク軸10から
の入力回転は、トルクコンバータ12又はロックアップ
クラッチ112、及びタービン軸14を介して遊星歯車
機構17に入力される。遊星歯車機構17は回転を増速
するとともに回転方向を逆転させ、軸23に出力する。
軸23の回転は前進用クラッチ40、軸73及び軸38
を介して第1無段変速機構22及び第2無段変速機構2
4に伝達され、これらによって所定の変速をされ、前進
用駆動歯車55に出力される。前進用駆動歯車55は前
進用従動歯車60とかみ合っており、これにより回転は
カウンタ軸59に伝達される。カウンタ軸59の回転は
出力用駆動歯車67及び出力用従動歯車72を介して出
力軸62に伝達される。これにより、出力軸62が前進
方向に回転する。第1無段変速機構22及び第2無段変
速機構24に入力される回転は遊星歯車機構17によっ
て増速されているので、トルクは小さくなっており、第
1無段変速機構22及び第2無段変速機構24のトルク
容量は小さくてよい。また、遊星歯車機構17によって
回転方向が逆転しているので、出力用駆動歯車67と出
力用従動歯車72との間にアイドラ歯車は不要である。
【0013】次に、後進用クラッチ50を締結させると
ともに前進用クラッチ40を解放させた状態では、回転
はクランク軸10、トルクコンバータ12、タービン軸
14、遊星歯車機構17、軸23、後進用クラッチ5
0、後進用駆動歯車71、後進用従動歯車75、カウン
タ軸59、出力用駆動歯車67、出力用従動歯車72及
び出力軸62の順に伝達される。これにより出力軸62
が逆転し、後進することができる。
ともに前進用クラッチ40を解放させた状態では、回転
はクランク軸10、トルクコンバータ12、タービン軸
14、遊星歯車機構17、軸23、後進用クラッチ5
0、後進用駆動歯車71、後進用従動歯車75、カウン
タ軸59、出力用駆動歯車67、出力用従動歯車72及
び出力軸62の順に伝達される。これにより出力軸62
が逆転し、後進することができる。
【0014】次に、図2に示す第2実施例について説明
する。エンジンのクランク軸10からの回転力はトルク
コンバータ12又はロックアップクラッチ112に入力
される。トルクコンバータ12はポンプインペラ12
a、タービンランナ12b、及びステータ12cを有し
ている。ロックアップクラッチ112は、アプライ側油
室113及びレリース側油室114の油圧に応じてポン
プインペラ12aとタービンランナ12bとを機械的に
連結又は切り離し可能である。トルクコンバータ12の
タービンランナ12bと一体に回転するタービン軸14
は増速前後進切換機構15と連結されている。増速前後
進切換機構15は遊星歯車機構17、前進用クラッチ4
0、後進用クラッチ50、前進用ブレーキ91及び後進
用ブレーキ93を有している。遊星歯車機構17は、サ
ンギア19と、ピニオンギア21を有するピニオンキャ
リア25と、インターナルギア27とからなっている。
ピニオンギア21はインターナルギア27及びサンギア
19とかみ合っている。サンギア19は常に軸73と一
体に回転するように連結されている。前進用クラッチ4
0又は後進用クラッチ50はタービン軸14をそれぞれ
遊星歯車機構17のインターナルギア27又はピニオン
キャリア25に連結可能である。ピニオンキャリア25
は前進用ブレーキ91によってケーシング11に固定可
能である。インターナルギア27は後進用ブレーキ93
によってケーシング11に固定可能である。
する。エンジンのクランク軸10からの回転力はトルク
コンバータ12又はロックアップクラッチ112に入力
される。トルクコンバータ12はポンプインペラ12
a、タービンランナ12b、及びステータ12cを有し
ている。ロックアップクラッチ112は、アプライ側油
室113及びレリース側油室114の油圧に応じてポン
プインペラ12aとタービンランナ12bとを機械的に
連結又は切り離し可能である。トルクコンバータ12の
タービンランナ12bと一体に回転するタービン軸14
は増速前後進切換機構15と連結されている。増速前後
進切換機構15は遊星歯車機構17、前進用クラッチ4
0、後進用クラッチ50、前進用ブレーキ91及び後進
用ブレーキ93を有している。遊星歯車機構17は、サ
ンギア19と、ピニオンギア21を有するピニオンキャ
リア25と、インターナルギア27とからなっている。
ピニオンギア21はインターナルギア27及びサンギア
19とかみ合っている。サンギア19は常に軸73と一
体に回転するように連結されている。前進用クラッチ4
0又は後進用クラッチ50はタービン軸14をそれぞれ
遊星歯車機構17のインターナルギア27又はピニオン
キャリア25に連結可能である。ピニオンキャリア25
は前進用ブレーキ91によってケーシング11に固定可
能である。インターナルギア27は後進用ブレーキ93
によってケーシング11に固定可能である。
【0015】ケーシング11内の前進用クラッチ40よ
りも下流側に第1無段変速機構22及び第2無段変速機
構24が設けられている。第1無段変速機構22は、入
力ディスク26と、出力ディスク28と、両者間の回転
力を伝達する一対の摩擦ローラ30及び31とを有して
いる。入力ディスク26及び出力ディスク28の摩擦ロ
ーラ30及び31との接触面はトロイド面としてある。
入力ディスク26及び出力ディスク28に対する摩擦ロ
ーラ30及び31の接触状態を変えることにより、入力
ディスク26と出力ディスク28との回転速度比を連続
的に変えることができる。第2無段変速機構24も、第
1無段変速機構22と同様の入力ディスク32と、出力
ディスク34と、一対の摩擦ローラ36及び37とを有
している。ただし、入力ディスク32及び出力ディスク
34の配置は、第1無段変速機構22とは逆としてあ
る。すなわち、出力ディスク28及び出力ディスク34
が互いに隣接するように配置してある。入力ディスク2
6は、前述の軸73と一体に回転するように連結された
軸38の外周にボールスプライン61を介して支持され
ている。入力ディスク26の背面側にカムフランジ42
が配置されている。カムフランジ42及び入力ディスク
26の互いに対面するカム面にカムローラ46が設けら
れている。カムローラ46は入力ディスク26とカムフ
ランジ42とが相対回転したとき入力ディスク26を出
力ディスク28側に押圧する力を発生するような形状と
してある。カムフランジ42、入力ディスク26及びカ
ムローラ46によってローディングカム63が構成され
ている。第2無段変速機構24の入力ディスク32も軸
38にボールスプライン65を介して連結されている。
入力ディスク32は皿ばね51により常に出力ディスク
34向きの力を受けている。第1無段変速機構22の出
力ディスク28及び第2無段変速機構24の出力ディス
ク34はそれぞれ軸38上に回転可能に支持されてい
る。出力ディスク28及び出力ディスク34と一体に回
転するように前後進用駆動歯車55が設けられている。
前後進用駆動歯車55は、軸38と平行に配置されたカ
ウンタ軸59の一端側に一体に回転するように結合され
た前後進用従動歯車60とかみ合っている。カウンタ軸
59の他端側に出力用駆動歯車67が一体に回転するよ
うに設けられている。出力用駆動歯車67は、出力軸6
2と一体に回転する出力用従動歯車72とかみ合ってい
る。なお、出力軸62は、タービン軸14、軸73、及
び軸38と同心に配置されている。
りも下流側に第1無段変速機構22及び第2無段変速機
構24が設けられている。第1無段変速機構22は、入
力ディスク26と、出力ディスク28と、両者間の回転
力を伝達する一対の摩擦ローラ30及び31とを有して
いる。入力ディスク26及び出力ディスク28の摩擦ロ
ーラ30及び31との接触面はトロイド面としてある。
入力ディスク26及び出力ディスク28に対する摩擦ロ
ーラ30及び31の接触状態を変えることにより、入力
ディスク26と出力ディスク28との回転速度比を連続
的に変えることができる。第2無段変速機構24も、第
1無段変速機構22と同様の入力ディスク32と、出力
ディスク34と、一対の摩擦ローラ36及び37とを有
している。ただし、入力ディスク32及び出力ディスク
34の配置は、第1無段変速機構22とは逆としてあ
る。すなわち、出力ディスク28及び出力ディスク34
が互いに隣接するように配置してある。入力ディスク2
6は、前述の軸73と一体に回転するように連結された
軸38の外周にボールスプライン61を介して支持され
ている。入力ディスク26の背面側にカムフランジ42
が配置されている。カムフランジ42及び入力ディスク
26の互いに対面するカム面にカムローラ46が設けら
れている。カムローラ46は入力ディスク26とカムフ
ランジ42とが相対回転したとき入力ディスク26を出
力ディスク28側に押圧する力を発生するような形状と
してある。カムフランジ42、入力ディスク26及びカ
ムローラ46によってローディングカム63が構成され
ている。第2無段変速機構24の入力ディスク32も軸
38にボールスプライン65を介して連結されている。
入力ディスク32は皿ばね51により常に出力ディスク
34向きの力を受けている。第1無段変速機構22の出
力ディスク28及び第2無段変速機構24の出力ディス
ク34はそれぞれ軸38上に回転可能に支持されてい
る。出力ディスク28及び出力ディスク34と一体に回
転するように前後進用駆動歯車55が設けられている。
前後進用駆動歯車55は、軸38と平行に配置されたカ
ウンタ軸59の一端側に一体に回転するように結合され
た前後進用従動歯車60とかみ合っている。カウンタ軸
59の他端側に出力用駆動歯車67が一体に回転するよ
うに設けられている。出力用駆動歯車67は、出力軸6
2と一体に回転する出力用従動歯車72とかみ合ってい
る。なお、出力軸62は、タービン軸14、軸73、及
び軸38と同心に配置されている。
【0016】次に、この実施例の作用について説明す
る。前進用クラッチ40及び前進用ブレーキ91を締結
させるとともに後進用クラッチ50及び後進用ブレーキ
93を解放させた状態では、クランク軸10からの入力
回転は、トルクコンバータ12又はロックアップクラッ
チ112、タービン軸14及び前進用クラッチ40を介
して遊星歯車機構17に入力される。遊星歯車機構17
は回転を増速するとともに回転方向を逆転させ、軸73
に出力する。軸73の回転は軸38を介して第1無段変
速機構22及び第2無段変速機構24に伝達され、これ
らによって所定の変速をされ、前後進用駆動歯車55に
出力される。前後進用駆動歯車55は前後進用従動歯車
60とかみ合っており、これにより回転はカウンタ軸5
9に伝達される。カウンタ軸59の回転は出力用駆動歯
車67及び出力用従動歯車72を介して出力軸62に伝
達される。これにより、出力軸62が前進方向に回転す
る。第1無段変速機構22及び第2無段変速機構24に
入力される回転は遊星歯車機構17によって増速されて
いるので、トルクは小さくなっており、第1無段変速機
構22及び第2無段変速機構24のトルク容量は小さく
てよい。また、遊星歯車機構17によって回転方向が逆
転しているので、出力用駆動歯車67と出力用従動歯車
72との間にアイドラ歯車は不要である。
る。前進用クラッチ40及び前進用ブレーキ91を締結
させるとともに後進用クラッチ50及び後進用ブレーキ
93を解放させた状態では、クランク軸10からの入力
回転は、トルクコンバータ12又はロックアップクラッ
チ112、タービン軸14及び前進用クラッチ40を介
して遊星歯車機構17に入力される。遊星歯車機構17
は回転を増速するとともに回転方向を逆転させ、軸73
に出力する。軸73の回転は軸38を介して第1無段変
速機構22及び第2無段変速機構24に伝達され、これ
らによって所定の変速をされ、前後進用駆動歯車55に
出力される。前後進用駆動歯車55は前後進用従動歯車
60とかみ合っており、これにより回転はカウンタ軸5
9に伝達される。カウンタ軸59の回転は出力用駆動歯
車67及び出力用従動歯車72を介して出力軸62に伝
達される。これにより、出力軸62が前進方向に回転す
る。第1無段変速機構22及び第2無段変速機構24に
入力される回転は遊星歯車機構17によって増速されて
いるので、トルクは小さくなっており、第1無段変速機
構22及び第2無段変速機構24のトルク容量は小さく
てよい。また、遊星歯車機構17によって回転方向が逆
転しているので、出力用駆動歯車67と出力用従動歯車
72との間にアイドラ歯車は不要である。
【0017】次に、後進用クラッチ50及び後進用ブレ
ーキ93を締結させるとともに前進用クラッチ40及び
前進用ブレーキ91を解放させた状態では、遊星歯車機
構17は同一回転方向で増速して軸73に回転を伝え
る。これ以下の回転伝達経路は前進の場合と同様であ
る。これにより出力軸62が逆転し、後進することがで
きる。
ーキ93を締結させるとともに前進用クラッチ40及び
前進用ブレーキ91を解放させた状態では、遊星歯車機
構17は同一回転方向で増速して軸73に回転を伝え
る。これ以下の回転伝達経路は前進の場合と同様であ
る。これにより出力軸62が逆転し、後進することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、増速するとともに回転方向を逆転する遊星歯車機構
を摩擦車式無段変速機構の入力側に設けたので、摩擦車
式無段変速機構のトルク容量を低減することができ、ま
た入力軸と出力軸とを同軸に配置した場合の出力用歯車
にアイドラ歯車が不要である。
と、増速するとともに回転方向を逆転する遊星歯車機構
を摩擦車式無段変速機構の入力側に設けたので、摩擦車
式無段変速機構のトルク容量を低減することができ、ま
た入力軸と出力軸とを同軸に配置した場合の出力用歯車
にアイドラ歯車が不要である。
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す図である。
12 トルクコンバータ(伝動装置) 22 摩擦車式無段変速機構 24 摩擦車式無段変速機構 40 前進用クラッチ 50 後進用クラッチ55 前進用駆動歯車 60 前進用従動歯車 59 カウンタ軸 62 出力軸 67 出力用駆動歯車 72 出力用従動歯車 71 後進用駆動歯車 75 後進用従動歯車 112ロックアップクラッチ(伝動装置)
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンからの回転が入力される伝動装
置と、伝動装置からの出力回転を増速するとともに回転
方向を逆転して出力する遊星歯車機構と、遊星歯車機構
からの出力回転の伝達を切換える前進用クラッチ及び後
進用クラッチと、前進用クラッチが締結された場合に回
転が入力される摩擦車式無段変速機構と、伝動装置、遊
星歯車機構、前進用クラッチ、後進用クラッチ及び摩擦
車式無段変速機構が配置された第1軸線と平行な第2軸
線上に配置されたカウンタ軸と、摩擦車式無段変速機構
の出力部とカウンタ軸との間の回転力を伝達する一対の
前進用歯車と、後進用クラッチの出力部とカウンタ軸と
の間の回転を伝達する一対の後進用歯車と、第1軸線上
に配置される出力軸と、カウンタ軸と出力軸との間の回
転を伝達する一対の出力用歯車とを有する無段変速機。 - 【請求項2】 エンジンからの回転が入力される伝動装
置と、伝動装置からの出力回転を増速するとともに回転
方向を前進時には逆転させ後進時には正転させる増速前
後進切換機構と、増速前後進切換機構からの回転が入力
される摩擦車式無段変速機構と、伝動装置、増速前後進
切換機構及び摩擦車式無段変速機構が配置された第1軸
線と平行な第2軸線上に配置されたカウンタ軸と、摩擦
車式無段変速機構の出力部とカウンタ軸との間の回転力
を伝達可能とする一対の前後進用歯車と、第1軸線上に
配置される出力軸と、カウンタ軸と出力軸との間の回転
力の伝達を可能とする一対の出力用歯車とを有する無段
変速機。 - 【請求項3】 増速前後進切換機構は、サンギアと、イ
ンターナルギアと、両ギアと同時にかみ合うピニオンギ
アを支持するピニオンキャリアと、流体伝動装置の出力
部とインターナルギアとを連結し又は切り離す前進用ク
ラッチと、ピニオンキャリアを静止部に固定し又は解放
する前進用ブレーキと、流体伝動装置の出力部とピニオ
ンキャリアとを連結し又は切り離す後進用クラッチと、
インターナルギアを静止部に固定し又は解放する後進用
ブレーキと、から構成される請求項2記載の無段変速
機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2418418A JP2768012B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 無段変速機 |
US07/788,232 US5230670A (en) | 1990-12-25 | 1991-11-05 | Friction roller type continuously variable transmission |
DE4140865A DE4140865C2 (de) | 1990-12-25 | 1991-12-11 | Getriebe mit stufenloser Drehzahländerung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2418418A JP2768012B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04224352A JPH04224352A (ja) | 1992-08-13 |
JP2768012B2 true JP2768012B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=18526255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2418418A Expired - Fee Related JP2768012B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 無段変速機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5230670A (ja) |
JP (1) | JP2768012B2 (ja) |
DE (1) | DE4140865C2 (ja) |
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JP3125553B2 (ja) * | 1993-12-24 | 2001-01-22 | 日産自動車株式会社 | 摩擦車式無段変速機 |
JP3391150B2 (ja) * | 1995-05-18 | 2003-03-31 | いすゞ自動車株式会社 | 四輪駆動車用トロイダル型無段変速機 |
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