JP2763082B2 - プリペイドカード残金額・残度数集中管理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、料金前払いカード（以
下、「プリペイドカード」とする）を利用した公衆電話
機発信の自動通話の分野において、その残金額・残度数
管理機能を有するプリペイドカード残金額・残度数集中
管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、プリペイドカードを利用した公衆
電話機からの通信は、プリペイドカードに記録された残
度数を越えない度数の通話を利用者に提供している。ま
た、通話終了時に、利用前の残度数から通話に利用した
度数を減算して新たな残度数をプリペイドカードに記録
している。このような、プリペイドカードの残度数管理
は、現在では公衆電話機単体で行われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】プリペイドカードの残
度数をカードに記録し、残度数の減算を公衆電話機単体
で行う従来方式においては、プリペイドカードの偽造・
変造や公衆電話機の回路破壊による不正通話が問題とな
っている。

【０００４】よって、プリペイドカードの残金額・残度
数をカード外・公衆電話機外で管理して不正利用を防止
することが、通信サービスを提供する側の切実な課題と
なってきている。ここにおいて、本発明は、前記課題を
解決するのに有効，適切なプリペイドカード残金額・残
度数集中管理装置を提供せんとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用すること
により、達成される。すなわち、本発明の第１の特徴
は、公衆電話機等の端末器とは通信網交換機を介して接
続し、当該通信網交換機経由のプリペイドカードの情報
を集中管理する通信接続装置において、前記各プリペイ
ドカードをユニークに識別するカード番号および当該カ
ード番号に対応する残金額若しくは残度数の情報をあら
かじめ記録しておく記録手段と、前記通信網交換機を介
して前記端末器からの呼接続依頼過程で当該端末器に入
力したプリペイドカードのカード番号の有効検証を前記
記録手段の情報により行う参照手段と、前記プリペイド
カード番号が有効の場合は前記端末器より前記通信網交
換機を介して送られてくる相手番号を受領し、当該相手
番号と前記記録手段からの情報とにより通信可能時間を
算出処理しかつ前記通信網交換機に対し接続指令を送出
するとともに、当該呼が接続された後は、呼が接続され
ている通信時間を監視し、通信時間が前記通信可能時間
に達した場合には、前記通信網交換機に対し当該通信の
切断指令を送出する制御手段と、通信切断情報により前
記記録手段中の残金額若しくは残度数等情報を更新する
更新手段と、前記通信可能時間算出・通信時間監視・接
続指令及び切断指令送出処理動作に当って前記制御手段
と前記通信網交換機との情報授受を行うインタフェース
手段とを備え、プリペイドカードの情報を前記端末器と
は別に前記通信網交換機経由で管理してなるプリペイド
カード残金額・残度数集中管理装置である。

【０００６】本発明の第２の特徴は、前記第１の特徴に
おける記録手段と参照手段と制御部と更新手段は、プリ
ペイドカードの残金額若しくは残度数が少なくなった場
合、前記制御手段が追加合算の指示を受けてから所定時
間内に端末器から通信網交換機を介して送られ且つ前記
参照手段で新たに有効検証された別のプリペイドカード
番号及び当該番号に対応する残金額若しくは残度数の情
報を記録している前記記録手段内の残金額若しくは残度
数に、前記参照手段で改めて有効検証された前記プリペ
イドカードの残金額若しくは残度数を当該参照部で追加
合算した残金額若しくは残度数を前記更新手段により前
記記録手段に新たに変更記録する一連の処理動作の実行
情報を相互に授受自在に接続構成してなる請求項１に記
載のプリペイドカード残金額・残度数集中管理装置であ
る。

【０００７】

【作用】本発明は、前記のような手段を講じたので、現
在、公衆電話機単体で行われているプリペイドカードの
残金額若しくは残度数の管理を、通信網交換機経由で行
うことが可能となるので、残金額・残度数の集中的な管
理が出来、プリペイドカードの不正利用（偽造・変造
等）を防止し得る。

【０００８】

【実施例】本発明の実施例を図面につき説明する。図１
は本実施例の通信網の概要およびプリペイドカード残金
額・残度数集中管理装置の構成を示す図、図２は本実施
例において、プリペイドカード番号と残金額・残度数情
報，利用情報，発信電話番号情報との対応記録形態の一
例を示す図である。

【０００９】図中、Ａは本実施例のプリペイドカード残
金額・残度数集中管理装置（以下、「集中管理装置」と
する）、Ｂは通信網、Ｉはプリペイドカード、１は交換
機インタフェース部、２は残金額・残度数情報更新部
（以下、「更新部」とする）、３は交換機制御部、４は
残金額・残度数情報参照部（以下、「参照部」とす
る）、５は残金額・残度数情報記録部（以下、「記録
部」とする）、は通信網交換機、７は公衆電話機であ
る。なお、通信網交換機６は集中管理装置Ａが管理する
通信網交換機群の中の一つである。

【００１０】記録部５は、プリペイドカード番号情報Ｐ
Ｉおよび当該プリペイドカード番号情報ＰＩ対応の残金
額・残度数情報ＡＩ，利用情報ＵＩ，発信電話番号情報
ＯＩを記録する。また、制御部３から参照部４を経由し
て送信されてくる探索を指令する信号に従い各種情報を
探索するほか、更新部２から入力された更新を指令する
信号に従い記録されている各種情報の更新を行う。利用
情報ＵＩは、当該プリペイドカードＩが利用中または非
利用中のどちらかを記録するものであり、発信電話番号
情報ＯＩは、当該プリペイドカードＩを利用している公
衆電話機７の電話番号を記録するものである。

【００１１】参照部４は、記録部５における各種記録情
報を参照し、プリペイドカードＩの有効検証を行う。ま
た、追加合算の結果、不要となったプリペイドカードＩ
に関係する情報の削除を更新部２に削除を指令する信号
ＤＳとして指令する。更新部２は、記録部５に対し、プ
リペイドカード番号に対応する残金額・残度数の変更，
利用情報の変更，発信電話番号の記録，および残金額・
残度数がゼロとなったプリペイドカードＩに関係する情
報の削除等、記録情報の更新を指令する。

【００１２】交換機制御部３は、参照部４に対して有効
かどうか検証を指令する信号ＳＳを出力するとともに、
参照部４から得たプリペイドカードＩの残金額・残度数
情報ＡＩと利用者の入力した相手番号とから通話可能時
間を算定し、通信網交換機６に対して交換機インタフェ
ース部１を経由して接続を指令する信号ＣＳを送信す
る。さらに当該接続指令信号ＣＳの送信後は、通話時間
の監視を行う。

【００１３】通話時間が当該プリペイドカードＩによる
通話可能時間の終了に達した場合には、交換機インタフ
ェース部１を経由して通信網交換機６に対して、通話の
切断を指令する信号ＯＳを送信する。加えて、プリペイ
ドカード番号情報ＰＩ，相手番号情報ＤＩおよび通話時
間情報ＴＩとから構成される通話切断情報から通話利用
料金・度数を算定し、更新部２に対して、プリペイドカ
ードＩの残金額・残度数を通話利用分だけ減算する指令
信号を出力する。

【００１４】交換機インタフェース部１は、交換機制御
部３と通信網交換機６との情報授受インタフェース機能
を有する。さらに、公衆電話機７の利用者に対し、利用
中のプリペイドカードＩの利用可能料金・度数を、通話
接続前に音声により案内するほか、利用者により公衆電
話機７から入力されたプッシュボタン信号を受信し、交
換機制御部３に出力する。

【００１５】（処理動作例１） 本実施例の仕様はこのような具体的実施態様を呈するの
で、次に、プリペイドカードＩの残金額・残度数を記録
し、残金額・残度数を越えない料金・度数の通信を利用
者に提供する処理と、通信終了後に通信に利用した分だ
け残金額・残度数を減算する処理を、図１及び図２を参
照して以下に説明する。

【００１６】［第１段階］ 公衆電話機７にプリペイドカードＩを挿入すると、公衆
電話機７から通信網交換機６に、アクセス番号情報Ｎ
Ｉ，プリペイドカード番号情報ＰＩ，公衆電話機７ごと
に付与された発信電話番号情報ＯＩが送信される。通信
網交換機６はアクセス番号情報ＮＩを受信すると、当該
呼がプリペイドカードＩによる呼であると判断して、当
該呼を集中管理装置Ａに接続し、集中管理装置Ａにプリ
ペイドカード番号情報ＰＩ，発信電話番号情報ＯＩを送
信する。

【００１７】交換機インタフェース部１は交換機制御部
３に、プリペイドカード番号情報ＰＩ，発信電話番号情
報ＯＩを出力する。交換機制御部３は参照部４に、プリ
ペイドカード番号情報ＰＩ，発信電話番号情報ＯＩを参
照指令信号ＳＳとして出力し、さらに、参照部４は記録
部５に、プリペイドカード番号情報ＰＩの探索指令信号
ＴＳを出力する。

【００１８】記録部５は、探索指令信号ＴＳによりプリ
ペイドカード番号情報ＰＩの探索に成功した場合、参照
部４に、当該プリペイドカード番号情報ＰＩに対応する
残金額・残度数情報ＡＩ，利用情報ＵＩを出力する。参
照部４は、利用情報ＵＩが非利用中であった場合、残金
額・残度数情報ＡＩを交換機制御部３に出力する。

【００１９】交換機制御部３は、更新部２に対し、プリ
ペイドカード番号情報ＰＩに対応して発信電話番号情報
ＯＩを記録し、対応する利用情報ＵＩを利用中に変更す
るよう、更新指令信号ＲＳを出力し、更新部２は、当該
更新指令信号ＲＳを記録部５に出力する。記録部５は、
更新指令信号ＲＳを受信すると、プリペイドカード番号
情報ＰＩに対応して発信電話番号情報ＯＩを記録すると
ともに、利用情報ＵＩを利用中に変更する。

【００２０】交換機制御部３は、参照部４から入力され
た残金額・残度数情報ＡＩを交換機インタフェース部１
に出力する。交換機インタフェース部１は、残金額・残
度数情報ＡＩを、利用可能料金・度数として公衆電話機
７の利用者に音声により案内する。

【００２１】［第２段階］ 案内を受けた公衆電話機７の利用者は、プッシュボタン
により相手番号を入力する。プッシュボタン信号を受信
した交換機インタフェース部１は、交換機制御部３にプ
リペイドカード番号情報ＰＩと相手番号情報ＤＩを出力
する。

【００２２】交換機制御部３は、交換機インタフェース
部１から入力されたプリペイドカード番号情報ＰＩに対
応する残金額・残度数情報ＡＩを、再び参照部４及び記
録部５を通じて得たのち、残金額・残度数情報ＡＩに基
づき、相手番号に対する通話可能時間を算定し、交換機
インタフェース部１に相手番号への通話接続指令信号Ｃ
Ｓを出力する。交換機インタフェース部１は、通信網交
換機６に対して、相手番号への通話接続指令信号ＣＳを
送信する。当該通話接続指令信号ＣＳを受信した通信網
交換機６は相手番号への接続を行う。

【００２３】交換機制御部３は当該通話の通話時間を監
視し、通話時間が通話可能時間の終了に達した時点で、
交換機インタフェース部１に当該通話の切断指令信号Ｏ
Ｓを出力する。当該通話切断指令信号ＯＳを受けた交換
機インタフェース部１は、通信網交換機６に対して通話
切断指令信号ＯＳを送信する。当該通話切断指令信号Ｏ
Ｓを受けた通信網交換機６は、当該通話の切断を行う。

【００２４】交換機制御部３から切断指令信号ＯＳの入
力がある以前に、利用者が当該通話を切断した場合を含
めて、当該通話終了後、交換機インタフェース部１は交
換機制御部３に、当該通話に利用されたプリペイドカー
ド番号情報ＰＩ，相手番号情報ＤＩ，通話時間情報ＴＩ
を出力する。

【００２５】交換機制御部３は、相手番号情報ＤＩと通
話時間情報ＴＩから通話利用料金・度数情報ＣＩを算定
し、更新部２に対して、プリペイドカード番号情報ＰＩ
に対応する残金額・残度数から通話利用料金・度数ＣＩ
を減算しかつ対応する利用情報ＵＩを非利用中に変更す
る更新指令信号ＲＳ′を出力する。更新部２は記録部５
に、当該更新指令信号ＲＳ′を出力する。

【００２６】記録部５は、プリペイドカード番号情報Ｐ
Ｉに対応する残金額・残度数から通話利用料金・度数情
報ＣＩ分を減算した結果を、プリペイドカード番号情報
ＰＩに対応する新たな残金額・残度数情報ＡＩとして記
録するとともに、対応する利用情報ＵＩを非利用中に変
更する。減算した結果、残金額・残度数がゼロとなった
場合、記録部５は、プリペイドカード番号情報ＰＩおよ
び当該プリペイドカード番号情報ＰＩに関係する記録を
すべて削除する。

【００２７】一方、探索指令信号ＴＳによる公衆電話機
７に挿入されたプリペイドカード番号情報ＰＩの探索に
失敗した場合、記録部５は、参照部４に対してエラー信
号ＥＳを出力する。当該エラー信号ＥＳは、参照部４に
より交換機制御部３に出力される。また、記録部５がプ
リペイドカード番号情報ＰＩの探索に成功した場合にお
いても、当該プリペイドカード番号情報ＰＩに対応する
利用情報ＵＩが利用中である場合には、参照部４は交換
機制御部３にエラー信号ＥＳを出力する。

【００２８】交換機制御部３は、参照部４から入力され
たエラー信号ＥＳを交換機インタフェース部１に出力す
る。交換機インタフェース部１は、交換機制御部３から
の入力信号がエラー信号ＥＳであった場合、公衆電話機
７の利用者に対し、「当該プリペイドカードは利用でき
ない」旨を音声により案内したのち、通信網交換機６と
公衆電話機７との間の接続を切断する。

【００２９】（処理動作例２） 次に残金額・残度数の少なくなったプリペイドカードＩ
を、他のプリペイドカードIIに追加合算する処理を説明
する。交換機インタフェース部１が公衆電話機７の利用
者に、プリペイドカードＩの残金額・残度数情報ＡＩを
利用可能料金・度数として音声により案内するところま
での手順は、前記操作例１の第１段階と同様であるので
第２段階から以下に述べる。

【００３０】［第２段階］ プリペイドカードＩの残金額・残度数を他のプリペイド
カードIIの残金額・残度数に追加合算することを希望す
る場合、公衆電話機７の利用者は、プリペイドカードＩ
の利用可能料金・度数の案内を聴いたのち、プッシュボ
タンによりある特定のボタン、例えば「＃（シャー
プ）」のみを入力する。

【００３１】交換機インタフェース部１は、「＃」のみ
の入力があったことを交換機制御部３に指示するととも
に、公衆電話機７の利用者に対して音声により、「一旦
電話を切り、ただちに他のプリペイドカードを利用して
掛け直す」よう案内する。交換機制御部３は、事前に利
用中に変更した、プリペイドカードＩのカード番号に対
応する利用情報ＵＩを、あらかじめ規定された時間ＴＭ
の経過後に非利用中に変更する指令信号ＨＳを更新部２
に出力する。

【００３２】規定時間ＴＭ以内に同一の発信電話番号の
公衆電話機７から着呼が無ければ、記録部５におけるプ
リペイドカードＩのカード番号に対応する利用情報ＵＩ
は、更新部２からの変更指令信号ＨＳにより非利用中に
変更される。規定時間ＴＭは、利用者が残金額・残度数
の追加合算を放棄したものと見なすのに充分な時間とす
るべきである。

【００３３】利用者が同一の公衆電話機７にプリペイド
カードIIを挿入した場合、前記と同様にして、参照部４
は記録部５から、プリペイドカードIIのカード番号情報
ＰＩ′に対応する残金額・残度数情報ＡＩ′，利用情報
ＵＩ′を得る。参照部４は、利用情報ＵＩ′が非利用中
であった場合、記録部５に対し、交換機制御部３から入
力された発信電話番号情報ＯＩと同一の発信電話番号情
報ＯＩが記録されていて、かつ利用情報ＵＩが利用中で
あるプリペイドカード番号情報ＰＩの探索指令信号Ｔ
Ｓ′を出力する。

【００３４】本処理動作において、利用者がプリペイド
カードIIを挿入した時点が前記規定時間ＴＭ以内であっ
たなら、記録部５は前記探索指令信号ＴＳ′による探索
によりプリペイドカードＩのプリペイドカード番号情報
ＰＩを得る。ここにおいて記録部５は参照部４に対し
て、プリペイドカードＩのプリペイドカード番号情報Ｐ
Ｉに対応する残金額・残度数情報ＡＩを出力する。

【００３５】参照部４は、プリペイドカードＩの残金額
・残度数情報ＡＩをプリペイドカードIIの残金額・残度
数情報ＡＩ′に追加合算し、合計の残金額・残度数情報
ＡＩ″を、プリペイドカードIIの残金額・残度数情報と
して、交換機制御部３に出力する。さらに参照部４は更
新部２に対し、プリペイドカードIIの残金額・残度数情
報ＡＩ′を、合計の残金額・残度数情報ＡＩ″に変更す
る指令信号ＨＳ′、およびプリペイドカードＩのカード
番号およびカード番号に関係する記録をすべて削除する
指令信号ＤＳを出力する。

【００３６】当該両指令信号ＨＳ′及びＤＳは、更新部
２を経由して記録部５に出力され、記録部５は、プリペ
イドカードIIの残金額・残度数情報ＡＩ′を合計された
残金額・残度数情報ＡＩ″に変更し、プリペイドカード
Ｉのプリペイドカード番号情報ＰＩおよび当該カード番
号ＰＩに関係する各種記録ＡＩ，ＵＩ，ＯＩを削除す
る。

【００３７】合計の残金額・残度数情報ＡＩ″は、交換
機制御部３により交換機インタフェース部１に出力され
る。交換機インタフェース部１は、交換機制御部３より
送信されてきた合計の残金額・残度数情報ＡＩ″を、利
用可能料金・度数として公衆電話機７の利用者に音声に
より案内する。

【００３８】利用者は、ただちに相手との通話接続を希
望する場合には、相手番号をプッシュボタンにより入力
し、また、案内された残金額・残度数をさらに他のプリ
ペイドカードIII に追加合算することを希望する場合に
は、プッシュボタンにより「＃」のみを入力し、そのど
ちらの希望もない場合には、当該呼を切断する。

【００３９】なお、通信網交換機６はローカルなＰＢＸ
又はボタン電話の端末的交換機から、上位の通信網交換
機までどのような交換機でもよく、それに合わせてプリ
ペイドカード残金額・残度数集中管理装置Ａの規模を変
えればよい。

【００４０】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、不特定
のプリペイドカード利用者に対して、通信網交換機
（群）の規模によらず、プリペイドカードの残金額・残
度数を公衆電話機以外の別装置で行うことが可能とな
り、従前の不正利用を防止することが可能となる。ま
た、残金額・残度数の少なくなったプリペイドカードの
残金額・残度数を、他のプリペイドカードの残金額・残
度数に追加合算することが可能となり、更に、プリペイ
ドカード以外にも通信用クレジット・カードの利用限度
額の管理にも適用することができる等優れた有用性を発
揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の通信用プリペイドカード残金
額・残度数集中管理装置のブロック構成図である。

【図２】同上、プリペイドカード番号と残金額・残度
数，利用情報，発信電話番号、追加合算額・追加合算度
数との対応記録形態の一例を示す図である。

【符号の説明】

Ａ…プリペイドカード残金額・残度数集中管理装置 Ｂ…通信網 １…交換機インタフェース部 ２…残金額・残度数情報更新部 ３…交換機制御部 ４…残金額・残度数情報参照部 ５…残金額・残度数情報記録部 ６…通信網交換機 ７…公衆電話機 Ｉ，II…プリペイドカード ＡＩ…アクセス番号情報 ＡＩ，ＡＩ′…残金額・残度数情報 ＡＩ″…追加合算額・追加合算度数情報 ＣＩ…通話利用料金・度数情報 ＣＳ…通話接続指令信号 ＤＩ…相手番号情報 ＤＳ…削除指令信号 ＥＳ…エラー信号 ＨＳ…変更指令信号 ＯＩ…発信電話番号情報 ＯＳ…通話切断指令信号 ＰＩ…プリペイドカード番号情報 ＲＳ…更新指令信号 ＳＳ…参照指令信号 ＴＩ…通話時間情報 ＴＭ…追加合算監視規定時間情報 ＴＳ，ＴＳ′…探索指令信号 ＵＩ…利用情報

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−191448（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−187860（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−159874（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−114352（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−23659（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H04M 17/00 H04M 17/02 H04M 15/00

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】公衆電話機等の端末器とは通信網交換機を
   介して接続し、当該通信網交換機経由のプリペイドカー
   ドの情報を集中管理する通信接続装置において、 前記各プリペイドカードをユニークに識別するカード番
   号および当該カード番号に対応する残金額若しくは残度
   数の情報をあらかじめ記録しておく記録手段と、 前記通信網交換機を介して前記端末器からの呼接続依頼
   過程で当該端末器に入力したプリペイドカードのカード
   番号の有効検証を前記記録手段の情報により行う参照手
   段と、 前記プリペイドカード番号が有効の場合は前記端末器よ
   り前記通信網交換機を介して送られてくる相手番号を受
   領し、当該相手番号と前記記録手段からの情報とにより
   通信可能時間を算出処理しかつ前記通信網交換機に対し
   接続指令を送出するとともに、当該呼が接続された後
   は、呼が接続されている通信時間を監視し、通信時間が
   前記通信可能時間に達した場合には、前記通信網交換機
   に対し当該通信の切断指令を送出する制御手段と、 通信切断情報により前記記録手段中の残金額若しくは残
   度数等情報を更新する更新手段と、 前記通信可能時間算出・通信時間監視・接続指令及び切
   断指令送出処理動作に当って前記制御手段と前記通信網
   交換機との情報授受を行うインタフェース手段とを備
   え、 プリペイドカードの情報を前記端末器とは別に前記通信
   網交換機経由で管理する、 ことを特徴とするプリペイドカード残金額・残度数集中
   管理装置。
2. 【請求項２】記録手段と参照手段と制御部と更新手段
   は、プリペイドカードの残金額若しくは残度数が少なく
   なった場合、前記制御手段が追加合算の指示を受けてか
   ら所定時間内に端末器から通信網交換機を介して送られ
   且つ前記参照手段で新たに有効検証された別のプリペイ
   ドカード番号及び当該番号に対応する残金額若しくは残
   度数の情報を記録している前記記録手段内の残金額若し
   くは残度数に、前記参照手段で改めて有効検証された前
   記プリペイドカードの残金額若しくは残度数を当該参照
   部で追加合算した残金額若しくは残度数を前記更新手段
   により前記記録手段に新たに変更記録する一連の処理動
   作の実行情報を相互に授受自在に接続構成する、 ことを特徴とする請求項１に記載のプリペイドカード残
   金額・残度数集中管理装置。