JP2873468B2 - 通話料金管理方式 - Google Patents

通話料金管理方式

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JP2873468B2
JP2873468B2 JP25323089A JP25323089A JP2873468B2 JP 2873468 B2 JP2873468 B2 JP 2873468B2 JP 25323089 A JP25323089 A JP 25323089A JP 25323089 A JP25323089 A JP 25323089A JP 2873468 B2 JP2873468 B2 JP 2873468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ボタン電話装置あるいはPBXにおける、
カードを利用した通話料金管理方式に関する。
【従来の技術】
カードを利用した電話の通話料金の管理方式として、
テレホンカードが、公衆電話機用として広く普及してい
る。 このテレホンカードによるプリペイド方式は、カード
自体に料金情報が書き込まれる。すなわち、カード利用
可能の公衆電話機には、料金情報の読取り、書き込みが
できる手段が設けられており、使用時、この読取り/書
き込み手段により、挿入されたカードに書き込まれてい
る料金情報を読取り、通話時間(度数)に応じて、その
料金情報を減算し、通話が終了したときに、残りの料金
情報を再度カードに書き込むようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このテレホンカードによる通話料金管理方
式を、ボタン電話装置やPBXに適用しようとすると次の
ような問題がある。 すなわち、カードに記憶されている料金情報を読み取
り、また、その読み取った料金情報から使用した料金を
減算した残料金情報をカードに再度書き込まなければな
らないため、カードを利用する端末の電話機の全てに、
読み取り/書き込み機能を付与しなければならず、端末
電話機が複雑となるとともに高価になってしまう。 また、カード自体に通話料金情報を持っているため金
券と同じ性質であることから、端末装置を入手され、そ
の心臓部であるカードの読み取り/書き込み方式が解折
されてしまうと、カードの偽造等により、不正使用され
てしまう。このため、電話機端末はセキュリティ機能を
十分に考慮した構成にしなければならず、コストアップ
の原因になる。 さらに、カード自体に通話可能料金上方が書き込まれ
て、カードが金券と同じ性質を持つものであるので、利
用者がカードを紛失してしまうと、料金情報も同時に紛
失してしまい、利用者に対する救済手段がない。 そこで、ボタン電話装置やPBXにおいて、上記のよう
なカードを使用しない通話料金のプリペイド方式とし
て、次のようなものが提案されている。 すなわち、例えば、マンション等のPBXにおいて、電
話利用者が、現金やクレジットカードで通話料金を前納
し、その料金情報をマンションのセンター装置に記憶し
ておく。この場合に、各部屋の電話機端末ごとの識別の
ため、例えば内線番号をIDコードとして、この内線番号
に対応して料金情報を記憶しておく。そして、利用者が
電話を使用する毎に前納料金を減額し、前納料金がなく
なるまで通話できるものである。 しかしながら、このプリペイド方式は電話機端末毎の
料金管理であるため、同一電話機端末を複数人が使用す
る場合における各使用者毎の個人料金管理ができない欠
点がある。 この発明は、上記の点に鑑み、カードを用いて通話料
金の個人管理を、安価な装置で構成できる通話料金管理
方式を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
この発明は、交換部を有するとともに記憶回路を有す
る主装置と、この主装置と通話線およびデータ通信線で
接続されカードリーダ部を有するカード電話機端末とを
有するボタン電話装置(あるいはPBX)において、 上記主装置とデータ通信線で接続され、カードリーダ
部と、投入された貨幣を識別する貨幣識別部とを備える
カード予算設定装置を設けるとともに、 識別情報が書き込まれたカードを用意し、 上記カード予算設定装置においては、上記カードリー
ダ部に上記カードが装填された状態において上記貨幣識
別部に投入された貨幣を上記貨幣識別部が識別し、上記
カードリーダ部で読み取らせた上記識別情報と、上記貨
幣識別部で識別された貨幣の金額に基づく予算料金情報
とを、上記データ通信線を通じて上記主装置に送信し、 上記カード予算設定装置からの上記識別情報と上記予
算料金情報とを受信した上記主装置は、上記識別情報
と、この識別情報に対応して料金情報とを上記記憶回路
に記憶し、 上記カード電話機端末においては、上記カードリーダ
部に上記カードが装填されたときに、上記識別情報を読
み取って、この識別情報を上記データ線を通じて上記主
装置に送信し、 上記カード電話機端末からの上記識別情報を受信した
上記主装置は、上記識別情報に基づいて上記記憶回路か
らこの識別情報に対応する料金情報を読み出して、通話
料金管理を行うようにした通話料金管理方式である。 また、上記データ予算設定装置は、カード発行部を備
え、上記識別情報が書き込まれたカードの発行を行うと
ともに、上記カードに書き込まれた識別情報と等しい識
別情報と、上記カード発行の際に上記貨幣識別部で識別
された貨幣に基づく上記予算料金情報とを上記主装置に
送信し、 上記主装置は、上記記憶回路に上記カード予算設定装
置からの上記識別情報およびこの識別情報に対応して上
記予算料金情報を書き込むようにする。
【作用】
予算設定時は、カード予算設定装置に、識別情報、例
えばIDコードが書き込まれたカードが装填するととも
に、予算金額設定のために例えば紙幣が投入される。す
ると、カード予算設定装置においては、カードリーダ部
でカードに書き込まれたIDカードが読み出されるととも
に、貨幣識別部で、投入された紙幣が識別されて予算金
額が認識される。そして、カードに書き込まれたIDコー
ドと、予算金額情報が主装置(あるいはPBXの共通制御
装置)に送信され、記憶回路にIDコードと、このIDコー
ドに対応付けられて予算料金情報が記憶される。 カード電話機端末使用時には、カード電話機端末から
IDコードが主装置に送信され、このIDコードにより、主
装置の記憶回路から対応する予算料金情報が読み出さ
れ、使用時間に応じて、予算残高が減額されてゆく。 カードには、料金情報を書き込む必要はないので、電
話機端末は、IDコードを読み取れるカードリーダ部を設
けるだけでよいから、安価に構成することができる。ま
た、カードは、電話機端末ごとではなく、使用者個人ご
とにIDコードを異ならして、発行することにより、電話
利用者の個人管理が良好に行なれる。 カード発行部がカード予算設定装置に備えられている
場合には、カードの発行と同時に、IDコードの記憶回路
への書き込みを行なうことができ、カードの第3者によ
る配布作業及びIDコードの記憶回路への書き込み作業を
省略でき、便利である。また、カードの発行とともに予
算料金設定もできるので、便利である。 また、カードに書き込まれたIDコードを覚えておく等
IDコードをカードを紛失した後にも、そのカードに書き
込まれていたIDコードを再現できれば、このIDコードを
用いて、記憶回路から予算料金情報を読み出すことが可
能であるので、カードの紛失の際の、カード利用者の救
済ができる。
【実施例】
以下、この発明による通話料金管理方式を、ボタン電
話装置に適用した場合を例にとって、図を参照しながら
説明しよう。 この例は、識別用のIDコードが例えば磁気的に書き込
まれたカードを用いる。そして、このカードを用いて、
そのIDコードに対応して通話料金を予め前払いして予算
設定しておき、また、このカードをカード電話機端末で
使用することで、予算設定した料金内で、カードによる
電話利用を可能にするものである。 第1図は、このボタン電話装置の一実施例を示し、10
はボタン電話主装置、20はカード電話機端末、30はカー
ド予算設定装置である。カード電話機端末20は、主装置
10に対して、複数個、接続可能である。 主装置10は、局線回路及び交換部11と、カード電話端
末機20の数、すなわち内線数に応じた数の内線回路12a
〜12nと、データ通信回路13及び14と、記憶回路15と、
課金管理回路16と、これらを制御する例えばマイクロコ
ンピュータ(以下CPUと称す)を備える制御回路17とを
有している。 また、カード電話機端末20は、図示しない送受話回路
と、データ通信回路21と、操作部22と、カードリーダ部
23と、表示部24と、これらを制御するCPUを備える制御
回路25とを有している。 カード予算設定装置30は、データ通信回路31と、紙幣
識別部32と、カードリーダ部33と、表示部34と、キー入
力部35と、プリンタ36と、これらを制御するCPUを備え
る制御回路37とを有している。 主装置10は、1〜複数回線分の電話回線1a〜1mと接続
され、これら電話回線1a〜1mは、局線回路及び交換部11
に接続されている。 また、主装置10には複数本の内線通話線2a〜2nが接続
され、これら内線通話線2a〜2nのそれぞれと局線回路及
び交換部11との間に内線回路12a〜12nが接続されてい
る。そして、内線通話線2a〜2nのそれぞれがカード電話
機端末20の送受話回路に接続される。 主装置10のデータ通信回路13は、内線データバス3を
介して、複数のカード電話機端末20のそれぞれのデータ
通信回路21に接続される。この場合、内線通話線2a〜2n
のそれぞれと、内線データバス3とは対になる。そし
て、それぞれの対の内線通話線と内線データバスに対
し、複数のカード電話機端末20のそれぞれが接続可能で
ある。 主装置10のデータ通信回路14は、データ通信線4を介
して、カード予算設定装置30のデータ通信回路31に接続
される。 主装置10において、局線回路及び交換部11は、制御回
路17の制御に従い、電話回線と内線通話線との接続(局
線接続による外線通話)、内線通話線同志の接続(内線
通話)などを行なう。 内線回路12a〜12nのそれぞれは制御回路14の制御に従
い、通話電流供給を行なう。 記憶回路15には、第2図に示すように、IDコードエリ
アと、料金情報エリアとが設定され、IDコードエリアに
は、カードに書き込まれているIDコードが書き込まれ、
料金情報エリアには、それぞれIDコードに対応して、予
算料金情報が書き込まれている。この記憶回路15への書
き込みについては後述する。 課金管理回路16は、通話料金の単位である1度数の時
間情報が市内局番及び市外局番に応じて記憶されている
料金マップを有し、通話時に、制御回路17からの制御に
基づいて、料金マップを用いて課金管理を行なうように
する。 次に、第1図のボタン電話装置における動作につい
て、以下説明する。 この例の場合、異なるIDコードがそれぞれ書き込まれ
たカードが用意される。そして、各個人の電話利用者に
このカードを配布する。 電話利用者は、このカードを用いて、先ず、カード電
話機端末20の利用のためのIDコードの登録を行なう。 この登録操作手順及び各装置の動作について、第3図
のフローチャートを参照しながら説明する。 この例の場合、複数のカード電話機端末20のうちの1
台は、この登録動作を行なうための登録モード設定手段
が、例えば操作部22に設けられる。 電話利用者あるいは専用オペレータは、先ず、この登
録モード設定手段付きのカード電話機端末20で登録モー
ド設定手段を操作して、IDコード登録モードにする(第
3図、101)。すると、そのカード電話機端末20は、デ
ータ通信回路21よりデータバス3を介して、主装置10に
モード設定情報を伝送する(同、102)。 主装置10は、データ通信回路13で、このモード設定情
報を受け(同、103)、主装置10のモードを、IDコード
の登録モードとする(同、104)。そして、主装置10
は、登録モードになったことの確認メッセージをデータ
バス3を介してカード電話機端末20に送る(同、10
5)。カード電話機端末20は、これを受け(同、106)、
表示部24に、例えば「カードの挿入してください」等の
カード挿入メッセージを表示する。 そこで、電話利用者あるいはオペレータは、カードを
挿入する。そして、カード挿入がカード電話機端末20で
確認されると(同、107)、カード電話機端末20は、カ
ードに書き込まれたIDコードを、カードリーダ部23によ
り読み取り(同、108)、その読み取ったIDコードを、
データバス3を介して、主装置10に伝送する(同、10
9)。 主装置10は、このIDコードを受信し(同、110)、記
憶回路15に、そのIDコードを書き込む(同、111)。こ
の場合、第2図に示すように、IDコードは、メモリエリ
アのうち、IDコードエリアに書き込まれる。このとき、
料金情報エリアの記憶内容は0円となっている。 こうして、IDコードの登録を完了すると、主装置10
は、登録完了メッセージをカード電話機端末20にデータ
バス3を通じて伝送する(同、112)。 カード電話機端末20は、このメッセージを受信する
(同、113)。そして、他の電話利用者が続いて登録を
行なうか否か(同、114)により、手順を異ならすた
め、例えば表示部24に、「連続して登録を行なう場合に
はカードを挿入して下さい。登録終了する場合は、登録
モードを終了して下さい。」等のメッセージを表示す
る。そして、連続登録を行なう場合には、カードが挿入
されるので、そのカード挿入を確認して(同、107に戻
る)、以上の登録動作を繰り返す。登録を終了する場合
には、登録モード設定手段を操作して、登録モードを解
除し(同、115)、登録操作が完了する。なお、この登
録操作の間、カード電話機端末20の表示部24には、カー
ドに書き込まれたIDコードが表示されており、利用者
は、このIDコードを覚えておくことができる。 こうして、登録が完了すると、電話利用者は、そのカ
ードを用いてカード予算設定装置において、任意に通話
料金を前払いとして、予算設定ができる。 この予算設定手順及びその際の各装置の動作を第4図
を参照しながら以下に説明する。 先ず、予算設定しようとする電話利用者は、登録した
カードをカード予算設定装置30のカードリーダ部33に挿
入する。 カード予算設定装置30は、カードが挿入されたことを
検知したら(第4図、201)、カードリーダ部33でカー
ドのIDコードを読み取る(同、202)。そして、読み取
ったIDコードを、データ通信回路31よりデータ通信線4
を通じて主装置10に伝送する(同、203)。 主装置10は、このIDコードをデータ通信回路14で受信
し(同、204)、このIDコードを記憶回路15のIDコード
エリア中において検索する(同、205)。そして、同一
のIDコードが登録されているか否か判別し(同、20
6)、同一のIDコードが存在していないときは未登録と
してエラー処理し(同、207)、終了する。この場合、
この未登録のエラー処理としては、例えば未登録である
旨のメッセージを、主装置10からカード予算設定装置30
に送り、カード予算設定装置30の表示部34に、「未登録
です」等のエラーメッセージを表示し、カードを返却処
理等する。 一方、主装置10でIDコードが登録されていると判別す
ると、記憶回路15の料金情報エリアの、上記読み取られ
たIDコードに対応する予算料金情報を読み出す(同、20
8)。 このときの予算料金情報は、予算設定が初めての場合
には、0円であり、また、2回目以降であれば、後述す
るように前納した料金から使用通話料を差し引いた残高
である。こうして読み出した予算料金情報を、主装置10
はカード予算設定装置30に、送信する(同、209)。 カード予算設定装置30は、この予算料金情報を受信し
(同、210)、表示部34に、予算料金残高を表示する
(同、211)。続いて、表示部34に「紙幣を投入して下
さい」等の紙幣投入メッセージを表示する(同、21
2)。 このメッセージを見て、予算設定者は紙幣を投入する
ので、カード予算設定装置30は、紙幣識別部32におい
て、紙幣を識別し(同、213)、識別できなかったとき
には、紙幣を紙幣返却口に戻し(同、214)、手順212に
戻って、紙幣の投入のやり直しを促す。 投入された紙幣を識別できたときは、投入金額を識別
して、その投入金額の情報を主装置10に送信する(同、
215)。 主装置10は、この投入金額情報を受信し(同、21
6)、前記IDコードに対応した料金情報エリアを、[今
までの予算料金残高と投入金額との和]からなる新しい
残高の予算料金情報に書き換える(同、217)。そし
て、この新しい残高の料金情報を、主装置10はカード予
算設定装置30に送信する(同、218)。 カード予算設定装置30は、この新残高の予算料金情報
を受信し(同、219)、その新残高を表示部34に表示す
る(同、220)。 次に、カード予算設定装置30は、紙幣の追加かがある
か否かを判別し(同、221)、追加かがあれば手順213に
戻り、予算料金情報の以上のような新残高への書き換え
手順を、繰り返し行なう。 追加紙幣なしと判別されたときは、キー入力部35の設
定終了ボタンが押下されたか否か、あるいは一定時間以
上経過したか否かにより、設定終了か否か判別され
(同、222)、終了でなければ手順221に戻り、同じ手順
を繰り返す。また、設定終了であれば、紙幣を金庫38に
格納し(同、223)、終了情報を主装置10に伝送する
(同、224)。主装置10は、これを受信し、終了確認の
情報をカード予算設定装置30に送り返す(同、225)。 カード予算設定装置30は、この確認の情報を受信し
(同、226)、カードを返却(同、227)するとともに投
入金額に対する領収書をプリンタ36より発行して(同、
228)、予算設定手順を終了する。以上の予算設定時に
も、カードに書き込まれているIDコードを、表示部34に
表示しておくことにより、IDコードの確認ができる。 次に、カードを用いた電話利用者の発信の手順につい
て、第5図のフローチャートを参照しながら説明する。 先ず、発信しようとする電話利用者は、カードをカー
ド電話機端末20に挿入する。 カード電話機端末20は、カードの挿入を検知したら
(第5図、301)、カードリーダ部23でカードのIDコー
ドを読み取る(同、302)。そして、その読み取ったID
コードを、データバス3を通じて、主装置10に送信する
(同、303)。 主装置10は、このIDコードをデータ通信回路13で受信
し(同、304)、このIDコードを記憶回路15のIDコード
エリア中において検索する(同、305)。そして、同一
のIDコードが登録されているか否か判別し(同、30
6)、同一のIDコードが存在していないときは未登録と
してエラー処理し(同、307)、終了する。この場合、
この未登録のエラー処理としては、前述のカード予算設
定手順の時と同様でよい。 一方、主装置10でIDコードが登録されていると判別す
ると、記憶回路15の料金情報エリアの、読み取られたID
コードに対応する予算料金情報を読み出す(同、30
8)。 そして、この予算料金情報から、主装置10は予算の有
無を判別し(同、309)、予算が無いときは、その旨の
メッセージをカード電話機端末20に送信する(同、31
0)。カード電話機端末20は、これを受信して(同、31
1)、予算無しのメッセージを表示部24に表示するとと
もに、カードを返却し(同、312)、終了となる。 予算残高があるときは、主装置10は、カード電話機端
末20に対する局線接続処理を行なう(同、313)。そし
て、主装置10からデータバス3を介して予算料金情報を
カード電話機端末20に送信する(同、314)。 カード電話機端末20は、この予算料金情報を受信し
(同、315)、表示部24にその金額を表示する(同、31
6)。 次に、主装置10は、カード電話機端末20での外線発信
を確認したら(同、317)、さらに相手方の応答を確認
して通話料金の課金を、課金管理回路16によって開始す
る(同、318)。そして、課金管理回路16からの1度数
の時間情報に従い、主装置10は、1度数の使用を計測す
る(同、319)。そして、1度数の使用があったら、記
憶回路15の、前記検索したIDコードに対応した料金情報
エリアの予算料金情報の金額から1度数(10円)を減算
し、その減算結果により記憶回路15の対応する料金エリ
アの予算料金情報を書き替える(同、320)。そして、
この減算結果の新残高情報は、主装置10からカード電話
機端末20に送信する(同、321)。 カード電話機端末20は、この新残高情報を受信し
(同、322)、表示部24の表示を、この新残高に変更す
る。そして、例えばフツクスイッチの状態の検出により
終話となったか否かを判別し(同、323)、終話となっ
ていないときは、手順319に戻り、1度数毎の予算残高
金額の減額ないし表示部24への表示変更が終話まで繰り
返される。 終話と判別されたときは、終話処理すなわち、主装置
10は例えば局線開放、課金停止を行ない、また、カード
電話機端末20は、一定時間、表示部24に残高表示をした
後、カードの返却を行なう(同、324)。以上の発信手
続きの間も、表示部24には、IDコードを表示して、IDコ
ードの確認ができるようにすることができる。 なお、第5図の手順では、カードのIDコードが登録さ
れていないときには、あるいは予算がないときは、カー
ド電話機端末20と局線との接続を行なわなかったが、11
0番や119番の緊急電話の場合には、ダイヤル情報を検知
することにより、上記のような場合であっても、カード
電話機端末20からの発信ができるようにすることも、勿
論できる。 以上の例では、管理人がIDコードを書き込んだカード
を利用者に配布し、カードを用いてIDコードを登録作業
をする必要があるが、次のようにして自動的にIDコード
を発行し、登録して、登録作業を省略できる。 すなわち、この例の場合には、第6図に示すように、
カード予算設定装置30には、カード発行部39が設けられ
る。 主装置10は、第1図例と全く同様であるが、カード電
話機端末20としては、特に登録モード設定手段を設けた
IDコードの登録専用端末を設ける必要はない。 この例の場合、カード予算設定装置30で、利用者は、
先ず、キー入力部35により、カード新規購入か、追加予
算設定かキー入力操作をする。 新規購入の場合には、予算額の紙幣を投入する。する
と、紙幣識別部32で、前述と同様にして紙幣を識別し、
投入金額を計数する。 次に、カード予算設定装置30は、発行するカードのID
コードを主装置10に送ると共に、識別した投入金額情報
を送る。発行するカードにはIDコードを書き込んである
が、このIDコードを主装置10に送るには、カード発行順
にメモリにIDコードを書き込んでおき、これを順次カー
ド発行と共に読み出しても良いし、発行するカードのID
コードを、その都度、読み取るようにしても良い。 主装置10は、これらのデータを受信し、記憶回路15に
おいて、IDコードは、そのIDコードエリアに書き込むと
共に、投入金額情報は、そのIDコードのメモリ位置に対
応した料金情報エリアに、予算料金情報として書き込
む。 この記憶回路15への書き込みが完了すると、IDコード
と予算料金情報が主装置10からカード予算設定装置30に
送信される。カード予算設定装置30は、これを受信し、
金額情報を表示部34に表示する。利用者は、表示金額を
見て、金額が正しければ、確認ボタンを押すと、IDコー
ドが書き込まれたカードがカード発行部39から発行され
る。こうして、IDコードの登録と、予算設定が同時にで
きる。また、カードも発行される。 こうして、新規購入したカードについて設定した予算
が無くなる、あるいは少なくなったときには、カード予
算設定装置30において、追加予算設定キーを押し、IDコ
ードが書き込まれたカードを挿入する。 その後の手順は、前述した第4図に示した予算設定手
順と全く同様である。 この例の場合には利用者は、管理人等のオペレータを
介すること無く、カードの発行、自動登録を行うことが
できる。 なお、カード利用者は、IDコードの登録時、予算設定
時、カード電話機端末20での電話利用時、表示部24及び
表示部34にカードのIDコードが表示されており、そのID
コードを覚えておくことができる。このため、カード利
用者が、カードを紛失したときは、この覚えていたIDコ
ードを書き込んだカードを作り直すことにより、前払い
した予算は、カード利用者の利用に供することができ、
カード利用者の救済が可能である。 また、IDコードは、表示部24あるいは34に表示しなく
ても、例えば発行するカードに識別用の番号を付与して
おくと共に、その識別番号に対応するIDコードをカード
作成会社あるいはマンションの管理人等が管理してお
き、利用者はこのカード識別番号を覚えておくことによ
り、カード紛失の際には、カード作成会社あるいはマン
ションの管理人等に、このカード識別の番号からカード
のIDコードを問い合わせることができるようにすること
もできる。 また、記憶回路15に書き込まれたIDコードを書き直せ
るようにすれば、紛失したカードを拾得した者による不
正使用を防止することができる。 なお、以上の例では、IDコードは、カードに予め書き
込まれているものとして説明したが、カード予算設定装
置にカード発行部を設ける場合において、カードにIDコ
ードを書き込む機能を、さらに、カード予算設定装置に
設けることにより、重複コードの発生を禁止することを
条件として、利用者が自分でIDコードを設定するように
してもよい。 なお、この発明は、ボダン電話装置ではなく、PBXに
も適用することができることはいうまでもない。PBXの
場合には、記憶回路は共通制御装置に設けるようにす
る。
【発明の効果】
この発明によれば、カードには、IDコードが書き込ま
れていれば良く、料金の書き込み、読み取りを必要とし
ない。このため、カード電話機端末は、安価に構成でき
る。 また、IDコードを異ならせて、使用者個人ごとにカー
ドを発行することにより、同一電話機端末を複数人が利
用する場合にも、通話料金の個人管理が良好にできる。 また、IDコードが記憶回路に登録されていれば、カー
ド予算設定装置を用いて、利用者は、自分で自由に予算
設定ができ、手間がかからない。すなわち、予算設定
に、専用のオペレータ等の介在を必要としない。 また、カードを紛失したとしても、カードのIDコード
を覚えておく等、カードのIDコードを何等かの方法で再
現することにより、このIDコードを用いて記憶回路の予
算料金情報を読み出すことが可能であるので、予算設定
した前払いの金額は利用者が確保することができ、利用
者の救済ができる。 また、カードの自動販売機をカード予算設定装置に設
け、カードの販売と同時にIDコードの自動登録すること
ができるようにした場合に、登録から予算設定まで、オ
ペレータの介在を必要としないというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による通話料金管理方式を採用した
ボタン電話装置の一実施例を示すブロック図、第2図
は、記憶回路の記憶内容の例を示す図、第3図〜第5図
は、第1図例の動作の説明のためのフローチャート、第
6図は、この発明の他の例の要部の一例を示す図であ
る。 10;主装置 13,14,21,31;データ通信回路 15;記憶回路 16;課金管理回路 17,25,37;制御回路 20;カード電話機端末 23,33;カードリーダ部 24,34;表示部 30;カード予算設定装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換部を有するとともに記憶回路を有する
    主装置と、この主装置と通話線およびデータ通信線で接
    続されカードリーダ部を有するカード電話機端末とを有
    するボタン電話装置(あるいはPBX)において、 上記主装置とデータ通信線で接続され、カードリーダ部
    と、投入された貨幣を識別する貨幣識別部とを備えるカ
    ード予算設定装置を設けるとともに、 識別情報が書き込まれたカードを用意し、 上記カード予算設定装置においては、上記カードリーダ
    部に上記カードが装填された状態において上記貨幣識別
    部に投入された貨幣を上記貨幣識別部が識別し、上記カ
    ードリーダ部で読み取られた上記識別情報と、上記貨幣
    識別部で識別された貨幣の金額に基づく予算料金情報と
    を、上記データ通信線を通じて上記主装置に送信し、 上記カード予算設定装置からの上記識別情報と上記予算
    料金情報とを受信した上記主装置は、上記識別情報と、
    この識別情報に対応して料金情報とを上記記憶回路に記
    憶し、 上記カード電話機端末においては、上記カードリーダ部
    に上記カードが装填されたときに、上記識別情報を読み
    取って、この識別情報を上記データ線を通じて上記主装
    置に送信し、 上記カード電話機端末からの上記識別情報を受信した上
    記主装置は、上記識別情報に基づいて上記記憶回路から
    この識別情報に対応する料金情報を読み出して、通話料
    金管理を行うようにした通話料金管理方式。
  2. 【請求項2】上記カード予算設定装置は、カード発行部
    を備え、上記識別情報が書き込まれたカードの発行を行
    うとともに、上記カードに書き込まれた識別情報と等し
    い識別情報と、上記カード発行の際に上記貨幣識別部で
    識別された貨幣に基づく上記予算料金情報とを上記主装
    置に送信し、 上記主装置は、上記記憶回路に上記カード予算設定装置
    からの上記識別情報およびこの識別情報に対応して上記
    予算料金情報を書き込むようにした請求項(1)に記載
    の通話料金管理方式。
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