JP2760715B2 - 脱穀装置の揺動選別装置 - Google Patents

脱穀装置の揺動選別装置

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JP2760715B2
JP2760715B2 JP26341792A JP26341792A JP2760715B2 JP 2760715 B2 JP2760715 B2 JP 2760715B2 JP 26341792 A JP26341792 A JP 26341792A JP 26341792 A JP26341792 A JP 26341792A JP 2760715 B2 JP2760715 B2 JP 2760715B2
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正章 永崎
隆雄 森口
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀装置の揺動選別装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱穀装置の揺動選別装置は、特開
平4−207114号公報に示されるように、上部グレ
ンパンの後方にチャフシーブとストローラックを順次備
えると共に、前記チャフシーブの下方に補助グレンパン
とグレンシーブを備えた構造のものと、実開平4−74
928号公報に示されるように上部グレンパンの後方に
複数のストローラックを備えると共に、前記ストローラ
ックの下方に補助グレンパンとグレンシーブを備えた構
造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上部グレンパンの後方
にチャフシーブを備えた構造のものは、上部グレンパン
の直後方にストローラックを設けた構造のものに比し
て、良好に処理物を選別処理できると言う利点を有する
ものの、チャフシーブは横方向に沿ったプレートである
為、濡れた穀稈を脱穀処理する場合に、処理物がチャフ
シーブに付着し易く、チャフシーブの目詰まりを起こし
易いと言う不都合があった。他方、上部グレンパンの後
方に複数のストローラックを備えた構造のものは、スト
ローラックが前後方向に沿ったプレートである為、濡れ
脱穀に対して目詰まりを起こすことなく選別処理できる
利点を有するものの、処理物量が多い場合に、多くの処
理物が下方に落下するこにより、下部グレンパンによる
比重選別処理物上にストローラックからの処理物が落下
して、下部グレンパンでの選別処理を阻害する不都合が
あった。本発明は、濡れ脱穀や処理物量の如何に拘わら
ず良好に選別処理が行えるようにすることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、上部グレンパンの後方にストロ
ーラックを備えると共に、下部に補助グレンパンとこれ
に連なるグレンシーブとをシーブケースに備えた脱穀装
置の揺動選別装置において、上部グレンパンの上部にチ
ャフシーブを設けて、このチャフシーブから漏下した処
理物を前記上部グレンパン上に供給すると共に、前記チ
ャフシーブで後方に送られたワラ屑類を上部グレンパン
後方のストローラックに搬送すべく構成し、更に、前記
後方のストローラックの内の前部ストローラックの下部
に、この前部ストローラックからの漏下処理物を下部の
グレンシーブの搬送方向中間部位に案内する流下板を設
けた点にある。
【0005】
【作用】扱室での脱穀状態を考察して見ると、扱室の前
半では、穀稈に穀粒が沢山付いているところを脱穀する
ものであるから、受網の前半部では、穀粒が多く落下
し、扱室の後半では、穀粒が落ちた後の穀稈を脱穀する
ものであるから、受網の後半部では、切りワラが多く落
下して来る。このように、受網の前半部と後半部では落
ちてくる処理物の性状が異なっている。そして、プレー
トに付着し易いのはワラ屑で、プレートに付着し難いの
は穀粒である為、扱室からの漏下物の内で、漏下物が付
着し難い選別箇所、つまり、扱室の前半部には、選別性
能の良いチャフシーブを設け、漏下物が付着し易い選別
部、つまり、扱室の後半部には、ストローラックを設け
ることによって、濡れ脱穀に対して目詰まりを起こすこ
となく選別処理できる。そして、ストローラックからの
処理物を、そのまま下方のグレンパンに落下させると、
下部グレンパンによる比重選別処理物上に落下して、下
部グレンパンでの選別性能を低下させることとなるが、
流下板を設けてグレンシーブの中間部に流下させること
によって、下部グレンパンでの選別性能を低下させるこ
とがない。
【0006】
【発明の効果】上記構成の結果、上部グレンパンの後方
に複数のストローラックを備えた濡れ脱穀適用の揺動選
別装置を利用するものであり乍ら、脱穀処理量が多い場
合の下部グレンパンでの選別性能の低下を、上部グレン
パンの上部に配設したチャフシーブで予め穀粒とワラ屑
とに分離して、穀粒のみを上部及び下部グレンパンに流
下させるようにし、そして、ストローラックからの漏下
物を流下板でグレンシーブの中間部に落下させて、スト
ローラックからの漏下物が下部グレンパンでの選別性能
に悪影響を与えることがないようにしてあるから、脱穀
処理量が多い場合にも下部グレンパンでの選別性能を低
下させることなく良好に選別処理が行える。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、脱穀装置1は、フィードチェ
ーン2によって挾持搬送されてくる穀稈を脱穀処理する
扱胴3、扱胴下部の受網4から漏下した処理物を穀粒と
ワラ屑とに揺動選別する揺動選別装置A、揺動選別装置
Aからの穀粒を回収する1番物回収部5と、穀粒とワラ
屑とが入り混ざった処理物を回収する2番物回収部6、
そして、2番物回収部6の処理物を前記揺動選別装置A
に還元する2番物還元装置7、そして、揺動選別装置A
の処理物を風選処理する唐箕8、そして、ワラ屑を吸引
して機外に排出する排塵ブロア10を備えて構成されて
いる。
【0008】前記揺動選別装置Aは、シーブケースaの
上部に、受網4からの漏下物を粗選別するチャフシーブ
15と、チャフシーブ15からの漏下物を穀粒とワラ屑
とを比重選別するグレンパン11、並びに、チャフシー
ブ15の後方に複数のストローラック12a,12b,
12cを備え、下部に、精選別用の補助グレンパン13
とグレンシーブ14を備え、さらに、前部ストローラッ
ク12aと補助グレンパン13との間に、前部ストロー
ラック12aからの漏下物をグレンシーブ14の中間部
に流下案内する流下板16を備えて構成されている。そ
して、受網4終端の送塵口9の下部に配設された中間部
のストローラック12bは、下部にグレンパン12b’
を備えたグレンパン付きのストローラックで、穀粒を2
番物回収部6に落下放出するようになっている。また、
前記流下板16は、前部ストローラック12aからの漏
下物を、グレンシーブ14の始端部からおおよそ1/3
程度の箇所に流下案内するようにその長さが設定されて
いる。又、揺動選別装置Aの下部グレンパン13の前部
ケース部分に開口aを形成して、その開口aに、揺動選
別装置Aの揺動運動に伴って前後動する揺動自在な開閉
板17を設けて、開閉板17の揺動運動に伴って発生す
る起風により、下部グレンパン13上の処理物を唐箕風
が通過するグレンシーブ14上まで移動させるように構
成してある。
【0009】〔別実施例〕図3に示すように、チャフシ
ーブ15のチャフプレート15aを回動自在に構成する
と共に、前記流下板16を複数の回動自在な板片16
a,16a,16aから構成して、前記チャフプレート
15aと前記流下板16の板片16aとを、流下板16
の板片16aが垂直に立ち上がるとチャフプレート15
aが横に寝るようにリンク機構等の連係機構18を介し
て連係し、他方、前記下部グレンパン13を、フィード
チェーン2によって搬送される穀稈の供給量を検出する
ボリュームセンサ19、及び、制御装置20、並びに、
モータ21を介して駆動されるスライド式グレンパンに
構成して、穀稈の供給量に応じて、チャフシーブ15の
目合いを変更可能、並びに、濡れ脱穀によってグレンシ
ーブ14の漏下面積を全開させるように前記スライド式
グレンパン13を切え換るモード切換スイッチ23の全
開操作に連動させてチャフシーブ15の目合いを変更可
能に構成しても良い。つまり、供給量が多い場合に、グ
レンシーブ14の漏下面積を増大させるようにグレンパ
ン13を切え換る切換作動に連動してチャフシーブ15
の目合いを大きくするとともに、前部ストローラック1
2aからの漏下物をグレンシーブ14の始端部に供給す
るように構成しても良く、そして、濡れ脱穀時に、グレ
ンシーブ14の漏下面積を全開させるようにグレンパン
13を切え換るグレンパン13の切換作動に連動してチ
ャフシーブ15の目合いを大きくするように構成しても
良い。そして、前記流下板16の下部16bが、グレン
シーブ14に近づき過ぎて、グレンシーブ14との間に
詰まりが発生しないように、流下板16の下部16bを
水平姿勢に折り曲げて、搬送機能を有する波板に形成し
ても良い。
【0010】更に、図4に示すように、チャフシーブ1
5のチャフプレート15aを回動自在に構成すると共
に、このチャフプレート15aを、フィードチェーン2
によって搬送される穀稈の供給量を検出するボリューム
センサ19、及び、制御装置20、並びに、モータ21
を介して駆動可能に構成して、穀稈の供給量が多い場合
に、チャフシーブ15の目合いを自動的に増大させるよ
うに変更可能に構成しても良い。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】揺動選別装置の縦断側面図
【図3】別の実施例を示す概略図
【図4】第2別実施例を示す概略図
【符号の説明】
11 上部グレンパン 12a ストローラック 12b ストローラック 13 下部グレンパン 14 グレンシーブ 15 チャフシーブ 16 流下板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/00 - 12/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部グレンパン(11)の後方にストロ
    ーラック(12a),(12b),(12c)を備える
    と共に、下部に補助グレンパン(13)とこれに連なる
    グレンシーブ(14)とをシーブケース(a)に備えた
    脱穀装置の揺動選別装置において、上部グレンパン(1
    1)の上部にチャフシーブ(15)を設けて、このチャ
    フシーブ(15)から漏下した処理物を前記上部グレン
    パン(11)上に供給すると共に、前記チャフシーブ
    (15)で後方に送られたワラ屑類を上部グレンパン
    (11)後方のストローラック(12a)に搬送すべく
    構成し、さらに、前記後方のストローラック(12
    a),(12b),(12c)の内の前部ストローラッ
    ク(12a)の下部に、この前部ストローラック(12
    a)からの漏下処理物を下部のグレンシーブ(14)の
    搬送方向中間部位に案内する流下板(16)を設けてあ
    る脱穀装置の揺動選別装置。
JP26341792A 1992-10-01 1992-10-01 脱穀装置の揺動選別装置 Expired - Lifetime JP2760715B2 (ja)

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