JP3362309B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

Info

Publication number
JP3362309B2
JP3362309B2 JP2000025994A JP2000025994A JP3362309B2 JP 3362309 B2 JP3362309 B2 JP 3362309B2 JP 2000025994 A JP2000025994 A JP 2000025994A JP 2000025994 A JP2000025994 A JP 2000025994A JP 3362309 B2 JP3362309 B2 JP 3362309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
sieve
threshing
grain
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000025994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000201524A (ja
Inventor
和実 藪
俊雄 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP07326323A external-priority patent/JP3118685B2/ja
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2000025994A priority Critical patent/JP3362309B2/ja
Publication of JP2000201524A publication Critical patent/JP2000201524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3362309B2 publication Critical patent/JP3362309B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は扱室内で脱穀処理さ
れた穀物をこの下方の揺動選別盤で選別処理するように
したコンバインの脱穀装置に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、クリンプ網で下
方を仕切る扱室に扱胴を内設させ、脱穀排塵及び藁屑を
機外後方に排出させる吸排塵ファンを扱胴の後方で略同
一高さに設け、扱胴乃至吸排塵ファンの下方に揺動選別
盤を設け、揺動選別盤下方で唐箕及び1番コンベア及び
2番コンベアを前後に並設させ、唐箕の選別風を揺動選
別盤のグレンシーブ下方からチャフシーブを介して上方
の吸排塵ファンに向けて送給するように構成し、扱室一
側外方に張設させるフィードチェンによって刈取り穀稈
の株元を挾持して搬送し乍ら扱胴によって脱粒させると
共に、扱胴下方に落下する脱粒物を揺動選別盤によって
選別し、下方に漏下する穀粒を1番コンベアによって機
外に取出す一方、排塵及び藁屑を後方から機外に排出さ
せる軸流型の脱穀技術がある。しかし乍ら、前記従来技
術は、唐箕の選別風によってチャフシーブ及びグレンシ
ーブから漏下する穀粒が風選されるだけであったから、
扱胴前部で殆んど脱粒される多量の穀粒が前方のフィー
ドパンで左右に分散されるだけでチャフシーブ前部に移
動し、多量の穀粒に藁屑が混在するチャフシーブ前部が
目詰り状態になって穀粒漏下効率が低減し易く、特に5
条刈り等の大型多条刈取りによってチャフシーブ上面の
穀粒移動距離が長くなり、または揺動選別盤の左右幅を
大きく形成する必要があり、選別構造の小型コンパクト
化並びに選別効率の向上などを容易に図り得ない等の問
題がある。また、実開平4−106945号公報に示す
如く、フィードパンからチャフシーブに移動する穀粒を
フィードパン後半部で風選する技術があるが、唐箕の選
別風の一部をフィードパン後部に送給させるから、グレ
ンシーブ前端とフィードパン後端間の距離を長くしてチ
ャフシーブ前部の選別能力を維持することにより、グレ
ンシーブに対する唐箕の離反距離が長くなってグレンシ
ーブの選別風力が低下する不具合があり、グレンシーブ
とフィードパンを近接させることによってチャフシーブ
の前後幅が規制されて選別能力が低下する不具合があ
る。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、
に扱胴を内設させ、脱穀排塵及び藁屑を機外後方に排出
させる吸排塵ファンを扱胴の後方に設け、扱胴乃至吸排
塵ファンの下方に揺動選別盤を設け、揺動選別盤下方で
唐箕及び1番コンベア及び2番コンベアを前後に並設さ
せ、唐箕の選別風を揺動選別盤のグレンシーブ下方から
チャフシーブを介して上方の吸排塵ファンに向けて送給
するコンバインの脱穀装置において、扱胴の前側下方に
設ける網の前半部下方に設ける揺動選別盤前部のフィー
ドパン後側に篩線を取付け、篩線の前側下方から後側上
方に送風するプレファンをフィードパン下方に設け、前
網前後幅中間下方でグレンシーブ前端よりも前方に篩
線を配設させ、吸排塵ファンと篩線の間でチャフシーブ
前後幅中間上方に扱胴後部を配設させたもので、扱胴に
よって脱粒される大半の穀粒がクリンプ網前部から下方
のフィードパンに落下して均一分散されて後方移送し
得、穀粒落下量が少なくなるクリンプ網中間下方で篩線
によって藁屑を分離し乍らフィードパンの穀粒をチャフ
シーブ前部に移動させ得、チャフシーブ前部及びグレン
シーブを介して穀粒を速やかに漏下させて効率良く収集
し得、揺動選別盤前部での穀粒選別効率の向上などを容
易に図り得る。また、吸排塵ファンと篩線の間でチャフ
シーブ前後幅中間上方に扱胴後部を配設させることによ
り、扱胴の脱穀によって発生する藁屑の大半を篩線後方
のチャフシーブ上面に落下させて速やかに機外に排出し
得、フィードパンの穀粒に混在する藁屑の除去を篩線に
よって適正に行わせ得、選別損失の低減並びに選別効率
の向上などを容易に図り得る。 【0004】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は揺動選別部の側面説明図、図2
はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図
中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレ
ーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である
脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)
などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(12)
を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(1
3)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、
(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を
介して搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(1
5)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運
転操作部(19)及び運転席(20)を備える運転キャ
ビン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエ
ンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように
構成している。 【0005】また、図4にも示す如く、図中(22)は
機体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴(6)を内設さ
せる扱室、(23)は前記扱室(22)に穀稈を挿入す
る扱口、(24)は前記扱室(22)下方に張架させる
クリンプ網、(25)は前記クリンプ網(24)下方に
前端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持する揺動選別
盤、(26)(27)は前記クリンプ網(24)の下方
に上下2段に配設する選別盤(25)の前後フィードパ
ン、(28)は前フィードパン(26)の後端側に上下
揺動自在に設ける選別篩い線、(29)は後フィードパ
ン(27)後端後方に連設するチャフシーブ、(30)
はチャフシーブ(29)下方に配設するグレンシーブ、
(31)は前後フィードパン(26)(27)の上下間
に選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(3
2)はチャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間
及びグレンシーブ(30)下方に選別風を送給するメイ
ンの送風装置である唐箕、(33)は揚穀筒(16)に
連通させて穀物タンク(15)に穀粒を取出す1番コン
ベア、(34)は2番物を2番還元装置である2番還元
コンベア(35)を介し前記選別盤(25)の篩い線
(28)上方に還元する2番コンベア、(36)は前記
選別盤(25)の後端上方に配設する吸排塵ファンであ
り、前記扱胴(6)及び処理胴(7)により脱穀された
穀粒を揺動選別盤(25)で選別し整粒のみを前記穀物
タンク(15)に取出すと共に、排藁を排藁チェン(1
4)を介し排藁処理部(13)に送り込んで排藁カッタ
(37)による切断後機外に排出させるように構成して
いる。 【0006】図5乃至図6に示す如く、前記篩い線(2
8)は断面丸形の線体(28a)を門形に折曲形成し
て、選別盤(25)の揺動軸(28)に固設する篩い線
受け(39)に、選別盤(25)の全巾に亘って各線体
(28a)を略等間に櫛歯状に固定させるもので、選別
盤(25)の左右側壁(25a)(25a)間に回動自
在に揺動軸(38)を貫通支持させ、該揺動軸(38)
の篩い線受け(39)に押え板(40)及びボルト(4
1)を介して篩い線(28)の基端を挾着固定させてい
る。 【0007】また前記揺動選別盤(25)は後側のロー
ラ(42)を脱穀側板(43)に揺動駆動軸(44)及
びクランク軸(45)を介し回転自在に支持させると共
に、左右脱穀側板(43)の内側面に前低後高状に傾斜
固設する断面コ形のガイドレール(46)に、選別盤
(25)前側のローラ(47)を嵌合支持させて、前記
駆動軸(44)の回転時選別盤(25)後側を該軸(4
4)を中心とした円運動で、前側をガイドレール(4
6)に沿う直線運動とさせて、上下幅が小さく前後幅が
大きい楕円軌跡(48)で選別盤(25)を前後及び上
下に揺動するように構成している。 【0008】そして、左脱穀側板(43)の内側面に前
高後低状に傾斜固設する断面コ形のガイドレール(4
9)に、前記篩い線(28)の揺動ローラ(50)を嵌
合させるもので、前記揺動軸(38)の左端に固設する
揺動アーム(51)の先端に長孔(52)を介して揺動
ローラ(50)のローラ軸(53)を係合支持させて、
選別盤(25)の揺動時、揺動ローラ(50)をガイド
レール(49)に沿う直線運動とさせ、揺動アーム(5
1)を軸(38)を中心に揺動させて、前記篩い線(2
8)の軸(38)を中心とした上下揺動を行わしめるよ
うに構成している。 【0009】また、前記送塵ファン(31)は前フィー
ドパン(26)の下位置で唐箕(32)の前方位置に設
けるもので、唐箕(32)の唐箕ケース(54)外側
と、前フィードパン(26)の底部間を送塵ファン(3
1)のファンケース(55)で覆って、前後フィードパ
ン(26)(27)間に送風口(56)を開設する一
方、前記唐箕(32)の上方には後フィードパン(2
7)を配設して、チャフシーブ(29)とグレンシーブ
(30)間及びグレンシーブ(30)下方にそれぞれ選
別風を送給する送風口(57a)(57b)を唐箕(3
2)の上部及び後部に開設して、前記篩い線(28)や
直接的にクリンプ網(24)から落下する穀物や塵に送
塵ファン(31)からの選別風を、またチャフシーブ
(29)やグレンシーブ(30)から落下する穀物や塵
に唐箕(32)からの選別風をそれぞれ別個に作用させ
て選別性能の安定向上を図るように構成している。さら
に、前記篩い線(28)の上下篩い作用によって後フィ
ードパン(27)やチャフシーブ(29)での穀粒と塵
の分散化を促進させることができると共に、篩い線(2
8)上方に2番還元コンベア(35)の還元口(35
a)を臨ませて、2番還元物の分散化も図って、限定さ
れた選別巾内で大容量の穀物の処理を有効に可能とさせ
るように構成したものである。 【0010】上記から明らかなように、クリンプ網(2
4)で下方を仕切る扱室(22)に扱胴(6)を内設さ
せ、脱穀排塵及び藁屑を機外後方に排出させる吸排塵フ
ァン(36)を扱胴(6)の後方で略同一高さに設け、
扱胴(6)乃至吸排塵ファン(36)の下方に揺動選別
盤(25)を設け、揺動選別盤(25)下方で唐箕(3
2)及び1番コンベア(33)及び2番コンベア(3
4)を前後に並設させ、唐箕(32)の選別風を揺動選
別盤(25)のグレンシーブ(30)下方からチャフシ
ーブ(29)を介して上方の吸排塵ファン(36)に向
けて送給するコンバインの脱穀装置において、クリンプ
網(24)の前半部下方に設ける揺動選別盤(25)前
部のフィードパン(26)後側に篩線(28)を取付
け、クリンプ網(24)前後幅中間下方でグレンシーブ
(30)前端よりも前方に篩線(28)を配設させ、扱
胴(6)によって殆んど脱粒される穀粒がクリンプ網
(24)前部から下方のフィードパン(26)に落下し
て左右に均一分散されて後方移送され、穀粒落下量が少
なくなるクリンプ網(24)中間下方で篩線(28)に
よって藁屑を分離し乍らフィードパン(26)の穀粒を
チャフシーブ前部に移動させ、チャフシーブ(29)前
部及びグレンシーブ(30)を介して穀粒を速やかに漏
下させて効率良く収集し、揺動選別盤(25)前部での
穀粒選別効率の向上などを図る。 【0011】また、吸排塵ファン(36)と篩線(2
8)の間でチャフシーブ(29)前後幅中間上方に扱胴
(6)後部を配設させ、扱胴(6)の脱穀によって発生
する藁屑の大半を篩線(28)後方のチャフシーブ(2
9)上面に落下させて速やかに機外に排出させ、フィー
ドパン(26)の穀粒に混在する藁屑の除去を篩線によ
って適正に行わせることができ、選別損失の低減並びに
選別効率の向上などを図ると共に、篩線(28)の前側
下方から後側上方に送風するプレファンである送塵ファ
ン(31)をフィードパン(26)下方に設け、側面視
円形の外形状となる唐箕の斜前方上方に送塵ファン(3
1)の取付スペースを確保し、揺動選別盤(25)の前
後幅内にコンパクトに送塵ファン(31)を設置させ
る。 【0012】また、扱胴(6)前側面とフィードパン
(26)前端面と送塵ファン(31)前側面を略面一に
揃え、脱穀部(4)の前面を略垂直な平面状の壁面で形
成し、脱穀部(4)の機筐構造の簡略化並びに不要空間
の低減によるコンパクト化を図ると共に、送塵ファン
(31)とグレンシーブ(30)の間でこれらの下方に
唐箕(32)を設け、送塵ファン(31)上方にフィー
ドパン(26)を配置させてフィードパン(26)の前
後幅を確保し、かつグレンシーブ(30)に唐箕(3
2)を近接させて選別風を適正に送給し、揺動選別盤
(25)の左右幅を拡大することなく選別能力の向上な
どを図る。 【0013】また、1番コンベア(33)の軸に対して
高位置に設ける唐箕(32)の軸よりもプレファン(3
1)の軸をさらに高く位置させ、フィードパン(26)
とグレンシーブ(30)の配置に必要な高低差を利用し
て揺動選別盤(25)の下面側に送塵ファン(31)を
近接させて配置し、送塵ファン(31)取付け構造のコ
ンパクト化並びに簡略化を行うと共に、送塵ファン(3
1)の軸と1番コンベア(33)の軸を結ぶ直線上に唐
箕(32)を設け、側面視円形で大径の唐箕(32)の
斜前方上方に形成されるスペースに側面視円形で小径の
送塵ファン(31)をコンパクトに収納し、選別風供給
構造の簡略化及びコンパクト化を図るもので、フィード
パン(26)前端とグレンシーブ(30)前端の間でこ
れらの下方に送塵ファン(31)と唐箕(32)を前後
に近接させて設け、フィードパン(26)下面を送風ガ
イドとして送塵ファン(31)から篩線(28)下側に
送風し、フィードパン(26)の前後幅を確保して揺動
選別盤(25)の左右幅縮少またはフィードパン(2
6)上での穀粒の左右方向分散を図り、しかも唐箕(3
2)とグレンシーブ(30)の離反距離を適正に形成し
て唐箕(32)の風選作用を適正に行わせる。 【0014】図7乃至図8に示す如く、前記刈取部
(8)は分草板(58)を介し取入れられる未刈り穀稈
を起立させる引起しタイン(59)を有する6条用引起
しケース(60)と、この引起された穀稈の稈元側及び
穂先側を掻込むスターホイル(61)及び掻込ベルト
(62)と、この掻込時稈元側を切断する刈刃(9)
と、切断後の右側2条分の穀稈の稈元側を左斜め後方に
搬送する右下部搬送チェン(63)と、右側2条分の穀
稈の穂先側を左斜め後方に向け搬送する右上部搬送タイ
ン(64a)を有する右上部搬送体(64)と、中央2
条分の穀稈の稈元側及び穂先側を後方の右下部搬送チェ
ン(63)及び右上部搬送体(64)の送り中間位置近
傍に合流させる中央下部搬送チェン(65)及び中央上
部搬送タイン(66a)を有する中央上部搬送体(6
6)と、左側2条分の穀稈の稈元側及び穂先側を右下部
搬送チェン(63)及び右上部搬送体(64)の送り終
端位置近傍に合流させる左下部搬送チェン(67)及び
左上部搬送タイン(68a)を有する左上部搬送体(6
8)と、前記右下部搬送チェン(63)の送り終端に合
流する6条分の穀稈の稈元側を前記フィードチェン
(5)の送り始端に受継ぎ搬送する縦搬送チェン(6
9)と、前記右上部搬送体(64)の送り終端に合流す
る6条分の穀稈の穂先側を脱穀入口方向に搬送する後上
部搬送タイン(70a)を有する後上部搬送体(70)
と、前記後上部搬送体(70)と縦搬送チェン(69)
との送り終端部間の上下略中央位置に設けてフィードチ
ェン(5)に適正姿勢で穀稈を受継ぎさせる補助搬送チ
ェン(71)と、前記各上部搬送体(64)(66)
(68)の上方で対向位置に設けて穀稈の穂首より若干
下部を搬送する右・中央・左穂先搬送タイン(72a)
(73a)(74a)をそれぞれ有する右・中央・左穂
先搬送体(72)(73)(74)とを備え、刈取られ
た6条分の穀稈の稈元側及び穂先側を各チェン(63)
(65)(67)及び各搬送体(64)(66)(6
8)を介し縦搬送チェン(69)に受継ぎ合流させて脱
穀部(4)に供給し脱穀処理するように構成している。 【0015】図9乃至図11にも示す如く前記各穂先搬
送体(72)(73)(74)と各上部搬送体(64)
(66)(68)の送り作用側とを対向状に設けて、各
組合せの搬送タイン(64a)(72a)・(66a)
(73a)・(68a)(74a)の送り方向を同一と
させるもので、刈取フレーム(12)に立設させる引起
し入力パイプ(75)の引起し入力軸(76)に、引起
しケース(60)上端の横駆動ケース(77)の横駆動
軸(78)及び分岐ケース(79)の分岐軸(80)を
介して各搬送体(72)(73)(74)の入力軸(8
1)(82)(83)をそれぞれ連動連結させている。 【0016】前記分岐ケース(79)は引起しケース
(60)の背面上端側にそれぞれ設けて、これらケース
(60)の引起しタイン(59)の駆動を行うもので、
横駆動ケース(77)に各引起しケース(60)の上端
を連結させ、該ケース(60)の下端に引起しタイン
(59)のタインチェン(84)を駆動する出力軸(8
5)を設け、分岐ケース(79)内の分岐軸(80)の
上端を横駆動軸(78)に一対のベベルギヤ(86)を
介し、また下端を前記出力軸(85)に一対のベベルギ
ヤ(87)を介しそれぞれ連結させて、各引起しケース
(60)の引起しタイン(59)の駆動を行うように構
成している。 【0017】そして、左側より2番目、3番目と、右側
より2番目の分岐ケース(79)の下端に前記穂先搬送
体(72)(73)(74)を連結支持させて、これら
搬送体(72)(73)(74)の入力軸(81)(8
2)(83)を各出力軸(85)に自在継手(88)を
介し連動連結させて、各穂先搬送タイン(72a)(7
3a)(74a)のそれぞれの駆動を行うように構成し
ている。 【0018】而して平面視、各上部搬送体(64)(6
6)(68)の対向位置に穂先搬送体(72)(73)
(74)を配備させて、相互対向関係にある各タイン
(64a)(72a)・(66a)(73a)・(68
a)(74a)の送り方向を同一方向とさせることによ
って、引起しケース(60)に引掛った穀稈の後方への
引抜き作用力を大とさせると共に、穂先搬送タイン(7
2a)(73a)(74a)で穀稈の穂首より若干下位
置を搬送させて脱粒を低減させ、また引起し駆動ケース
(77)の下位置近傍に各穂先搬送体(72)(73)
(74)を配設して、駆動ケース(77)に引掛った穀
稈の引抜き作用力を大とさせて、各上下部搬送体(6
3)〜(68)で形成するY字形搬送路(89)におい
て引掛りのない穀稈のスムーズな搬送を可能とさせるよ
うに構成したものである。 【0019】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、室(22)に扱胴(6)を内設させ、脱穀排塵及
び藁屑を機外後方に排出させる吸排塵ファン(36)を
扱胴(6)の後方に設け、扱胴(6)乃至吸排塵ファン
(36)の下方に揺動選別盤(25)を設け、揺動選別
盤(25)下方で唐箕(32)及び1番コンベア(3
3)及び2番コンベア(34)を前後に並設させ、唐箕
(32)の選別風を揺動選別盤(25)のグレンシーブ
(30)下方からチャフシーブ(29)を介して上方の
吸排塵ファン(36)に向けて送給するコンバインの脱
穀装置において、扱胴(6)の前側下方に設ける網(2
4)の前半部下方に設ける揺動選別盤(25)前部のフ
ィードパン(26)後側に篩線(28)を取付け、篩線
(28)の前側下方から後側上方に送風するプレファン
(31)をフィードパン(26)下方に設け、前記
(24)前後幅中間下方でグレンシーブ(30)前端よ
りも前方に篩線(28)を配設させ、吸排塵ファン(3
6)と篩線(28)の間でチャフシーブ(29)前後幅
中間上方に扱胴(6)後部を配設させたもので、扱胴
(6)によって脱粒される大半の穀粒が前部から下方の
フィードパン(26)に落下して均一分散されて後方移
送でき、穀粒落下量が少なくなる中間下方で篩線(2
8)によって藁屑を分離し乍らフィードパン(26)の
穀粒をチャフシーブ前部に移動させることができ、チャ
フシーブ(29)前部及びグレンシーブ(30)を介し
て穀粒を速やかに漏下させて効率良く収集でき、揺動選
別盤(25)前部での穀粒選別効率の向上などを容易に
図ることができる。また、吸排塵ファン(36)と篩線
(28)の間でチャフシーブ(29)前後幅中間上方に
扱胴(6)後部を配設させることにより、扱胴(6)の
脱穀によって発生する藁屑の大半を篩線(28)後方の
チャフシーブ(29)上面に落下させて速やかに機外に
排出でき、フィードパン(26)の穀粒に混在する藁屑
の除去を篩線によって適正に行わせることができ、選別
損失の低減並びに選別効率の向上などを容易に図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】揺動選別部の側面説明図。 【図2】コンバインの全体側面図。 【図3】コンバインの全体平面図。 【図4】脱穀部の断面図。 【図5】篩い線部の平面説明図。 【図6】篩い線部の側面説明図。 【図7】刈取部の側面説明図。 【図8】刈取搬送系の平面説明図。 【図9】穀稈上部搬送部の平面説明図。 【図10】穂先搬送体の側面説明図。 【図11】穂先搬送体の駆動系説明図。 【符号の説明】 (6) 扱胴 (22) 扱室 (24) クリンプ網 (25) 揺動選別盤 (26) フィードパン (28) 篩い線 (29) チャフシーブ (30) グレンシーブ (31) 送塵ファン(プレファン) (32) 唐箕 (33) 1番コンベア (34) 2番コンベア (36) 吸排塵ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−33332(JP,U) 実開 平3−105235(JP,U) 実開 昭58−55442(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/32 - 12/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 室(22)に扱胴(6)を内設させ、
    脱穀排塵及び藁屑を機外後方に排出させる吸排塵ファン
    (36)を扱胴(6)の後方に設け、扱胴(6)乃至吸
    排塵ファン(36)の下方に揺動選別盤(25)を設
    け、揺動選別盤(25)下方で唐箕(32)及び1番コ
    ンベア(33)及び2番コンベア(34)を前後に並設
    させ、唐箕(32)の選別風を揺動選別盤(25)のグ
    レンシーブ(30)下方からチャフシーブ(29)を介
    して上方の吸排塵ファン(36)に向けて送給するコン
    バインの脱穀装置において、扱胴(6)の前側下方に設
    ける網(24)の前半部下方に設ける揺動選別盤(2
    5)前部のフィードパン(26)後側に篩線(28)を
    取付け、篩線(28)の前側下方から後側上方に送風す
    るプレファン(31)をフィードパン(26)下方に設
    け、前記網(24)前後幅中間下方でグレンシーブ(3
    0)前端よりも前方に篩線(28)を配設させ、吸排塵
    ファン(36)と篩線(28)の間でチャフシーブ(2
    9)前後幅中間上方に扱胴(6)後部を配設させたこと
    を特徴とするコンバインの脱穀装置。
JP2000025994A 1995-11-20 2000-02-03 コンバインの脱穀装置 Expired - Fee Related JP3362309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000025994A JP3362309B2 (ja) 1995-11-20 2000-02-03 コンバインの脱穀装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07326323A JP3118685B2 (ja) 1995-11-20 1995-11-20 コンバインの脱穀装置
JP2000025994A JP3362309B2 (ja) 1995-11-20 2000-02-03 コンバインの脱穀装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07326323A Division JP3118685B2 (ja) 1995-11-20 1995-11-20 コンバインの脱穀装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000201524A JP2000201524A (ja) 2000-07-25
JP3362309B2 true JP3362309B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=26572153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000025994A Expired - Fee Related JP3362309B2 (ja) 1995-11-20 2000-02-03 コンバインの脱穀装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3362309B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304427A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Kubota Corp 全稈投入型脱穀機
GB201221347D0 (en) 2012-11-28 2013-01-09 Agco As Crop processing apparatus in a combine harvester
JP7023760B2 (ja) 2018-03-20 2022-02-22 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000201524A (ja) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7103595B2 (ja) 莢付き作物収穫機
JP3362309B2 (ja) コンバインの脱穀装置
JP3118685B2 (ja) コンバインの脱穀装置
JP3362314B2 (ja) コンバイン
JP2000166364A (ja) コンバインの脱穀装置
JP3396761B2 (ja) コンバイン
JP3807707B2 (ja) コンバインの脱穀装置
JP2005095073A (ja) 脱穀部の風選装置
JP2671274B2 (ja) 脱穀機の選別装置
JP3621486B2 (ja) コンバイン
JP2005229830A (ja) 脱穀装置
JP2003158913A (ja) コンバイン
JP2740646B2 (ja) 脱穀機の選別装置
JP3763713B2 (ja) 脱穀物の選別構造
JP2001103833A (ja) 汎用コンバインの還元処理構造
WO2005027618A1 (ja) 脱穀装置及び脱穀装置の受網
JP2008271788A (ja) コンバイン
JPH0356188Y2 (ja)
JPH1175510A (ja) コンバインの揺動本体
JP2004275096A (ja) コンバイン
JPH1175522A (ja) コンバインの揺動選別装置
JP3336252B2 (ja) 脱穀揺動選別装置
JP2002000051A (ja) 脱穀揺動選別装置
JP2004187551A (ja) 脱穀装置
JPH10304751A (ja) 脱穀揺動選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131025

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131025

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131025

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131025

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141025

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees