JPH1175522A - コンバインの揺動選別装置 - Google Patents

コンバインの揺動選別装置

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JPH1175522A
JPH1175522A JP24400697A JP24400697A JPH1175522A JP H1175522 A JPH1175522 A JP H1175522A JP 24400697 A JP24400697 A JP 24400697A JP 24400697 A JP24400697 A JP 24400697A JP H1175522 A JPH1175522 A JP H1175522A
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cylinder
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Hitoshi Samuragi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揺動選別装置の揺動本体によって選別し、選
別後の二番物を還元する還元コンベアをグレンタンク側
方に配し、揺動本体の前部に二番物を還元するコンバイ
ンにおいて、揺動本体上に籾が偏って堆積されないよう
に二番物を還元する。 【解決手段】 揺動本体51の前方に横処理胴90を横
架し、還元コンベア62によって搬送した二番物を横処
理胴のグレンタンク12側に投入し、横処理胴の他端よ
り揺動本体前部に排出させるようにし、また、扱胴20
側方に送塵口処理胴21を配し、該送塵口処理胴の送り
歯の形状を前後で対称に配し、前記送塵口処理胴の前端
部を横処理胴の端部上方まで延出し、扱胴から送塵口処
理胴の前半部に投入された籾等を横処理胴に投入し、還
元コンベアから搬送される二番物とともに揺動本体前部
に排出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は揺動選別装置によっ
て選別された二番物を還元して再処理する構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から刈取部によって刈り取られた穀
稈を、フィードチェーンによって受け継ぎ、穂先側を脱
穀選別装置上部の扱室内に案内し、該扱室には扱胴が横
架され、扱胴下方に揺動選別装置が配設されていた。該
揺動選別装置は、選別本体、該選別本体の下方に配設す
る唐箕、一番コンベア、二番コンベア等からなり、前記
選別本体は揺動自在に駆動され、選別本体前部に漏下さ
れた籾を受けるグレンパン、グレンパン後方に選別を行
うチャフ部が配設されていた。更に、選別本体の下方に
は、唐箕等より選別風を導入する口が開口され、揺動本
体を揺動させながら、比重選別と風選別とを行い、一番
物、二番物、藁屑とに選別していた。そして、前記フィ
ードチェーンにより搬送される穀稈は、穂先側は略同位
置を通過するため、籾等は偏って漏下していた。また、
還元コンベアをフィードチェーンの外側に配し、フィー
ドチェーン側からグレンパンに投入する構成も公知とな
っているが、外観が悪く、脱穀選別装置内をメンテナン
スするためには還元コンベアを外す必要があり、面倒な
作業となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグレン
パンの前側には、還元コンベアによって二番物が再投入
される構成となっており、前記グレンパン上には、後方
に向かうに従ってグレンタンク側からフィードチェーン
側に向かうように傾斜状のリード板が設けられていた。
該リード板は、グレンパン上の片側に偏って漏下した籾
等を後方に搬送するに従って揺動本体の反対側に送り、
偏って漏下した籾等を全面に広がるようにしていたが、
リード板を用いる構成においては、グレンパン上に偏っ
て漏下された籾層を揺動本体の左右中央側に案内するに
は限界があり、さらに大量の籾が漏下される場合には、
揺動本体によって完全に処理できることが期待できなか
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、コンバインの揺動選別装置の揺動
本体によって、脱穀装置によって脱粒された籾等を選別
し、選別後の二番物を還元コンベアによって揺動本体前
部に還元する構成において、前記揺動本体の前方に横処
理胴を横架し、還元コンベアによって搬送した二番物を
横処理胴で処理して揺動本体前部に排出させている。ま
た、コンバインの揺動選別装置の揺動本体によって、脱
穀装置によって脱粒された籾等を選別し、選別後の二番
物をグレンタンク側方に配した還元コンベアによって揺
動本体前部に還元する構成において、前記横処理胴を揺
動本体の前部位置で左右全幅に渡って横架し、横処理胴
のグレンタンク側に二番物を投入し、横処理胴他端より
揺動本体前部に排出させている。また、前記横処理胴の
外周の一部をクリンプ網で覆い、該クリンプ網の網目を
左右で異なるようにしている。また、コンバインの脱穀
装置の扱胴側方に送塵口処理胴を配し、該送塵口処理胴
の送り歯を前後で対称に配し、送塵口処理胴の前部は前
方に、後部は後方に処理物を搬送し、前記送塵口処理胴
の前端部を前記横処理胴の端部上方まで延出し、扱胴か
ら送塵口処理胴の前半部に投入された籾等を横処理胴に
投入させている。
【0005】
【本発明の実施の形態】本発明が解決しようとする課題
及び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付
の図面に示した実施例の構成を説明する。図1はコンバ
イン全体側面図、図2は揺動選別装置を示す側面図、図
3は本発明の横処理胴を横架した揺動選別装置の前部を
示す側面図、図4は同じく平面図一部断面図、図5は横
処理胴の別の配置構成を示す正面断面図、図6は横処理
胴の別の配置構成を示した揺動選別装置の部分側面図、
図7は送塵口処理胴から横処理胴へ籾を投入する揺動選
別装置の側面図である。
【0006】図1においてコンバインの全体構成から説
明すると、クローラ式走行装置1上に機体フレーム2を
載置し、該機体フレーム2前端に引起し・刈取装置8を
昇降可能に配設し、引起し・刈取装置8は前端に分草板
3を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース4
を立設して該引起しケース4より突出したタインの回転
により穀稈を引き起こして、分草板3後部に配設した刈
刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬送装
置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、この縦搬送装置6
の上端から株元がフィードチェーン7に受け継がれて脱
穀装置内に穀稈を搬送し、該フィードチェーン7後端に
は排藁搬送装置16が配設され、排藁搬送装置16後部
下方に配設した排藁カッター装置17にて、搬送されて
きた排藁を切断して圃場に放出している。前記脱穀装置
の側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク12が
配設され、該グレンタンク12前部には運転部19が配
設されている。
【0007】前記脱穀装置9は図2に示すように、扱室
内に扱胴20と送塵口処理胴21とが軸芯を前後方向に
して横架され、この扱室の下方に揺動選別装置10が形
成されている。前記扱室の扱胴20は従来より長く形成
され、扱胴20周囲に扱歯27・27・・・が植設され
ている。前記扱胴20下部周囲にはクリンプ網31を設
けて籾や小さな藁くず等のみが漏下し、選別室内で選別
されるようにしている。前記送塵口処理胴21は、グレ
ンタンク12側に扱胴20と平行に横架されており、送
塵口処理胴21の前端を扱胴20の前後方向の略中央位
置の側方に配し、送塵口処理胴21の後部を扱胴20の
後端部よりさらに後方に延出し、脱穀装置9の後端部ま
で位置させている。前記送塵口処理胴21後部の側方に
は吸引ファン30が横設されている。
【0008】よって、前後方向に長く形成した扱胴20
によって、穀稈が通過する時間を長くすることができ、
扱胴20による脱粒性能が向上されている。さらに、側
面視において前記送塵口処理胴21前部から中途部と扱
胴20の中途部から後部の長い範囲をラップさせてお
り、扱胴20前部で処理できなかった枝梗付着粒等を送
塵口処理胴21前部に投入し、扱胴20とクリンプ網3
1との間に枝梗付着粒が堆積することのないようにして
おり、扱胴20による脱粒性能を向上し、脱粒された後
の排藁内に籾が混じることがないようにしている。そし
て、前記送塵口処理胴21内では、枝梗付着粒等が後方
に搬送されながら処理され、藁屑等は後方に搬送され、
前記吸引ファン30によって吸引され、機外へ排出され
ている。また、穀稈の穂先側は扱胴20のグレンタンク
20側(進行方向に向かって右側)を通過するようにし
ている。
【0009】また、前記脱穀装置下部の選別室には、二
段式揺動本体51と唐箕35とプレファン41等が配設
され、脱穀された籾と籾藁とが比重選別と風選別により
一番物と二番物と藁くず等に選別が行なわれている。ま
た、二段式揺動本体51下方の前後途中位置には、左右
方向に一番コンベア22と二番コンベア23とが横設さ
れている。前記一番コンベア22の他側に揚穀コンベア
13が連結されており、一番コンベア22の流穀板28
上に漏下された一番物は、一番コンベア22、揚穀コン
ベア13を介してグレンタンク12に搬送されている。
また、前記二番コンベア23の他端部に還元コンベア6
2が連結されており、該還元コンベア62の他端の排出
口は後述する横処理胴90の右側に配置している。二番
コンベア23の流穀板29上に漏下された二番物は、二
番コンベア23、還元コンベア62を介して還元され、
再度処理を行うようにしている。
【0010】また、前記揺動本体51は、上方に形成す
るプレ揺動体70と、下方に形成する主揺動体80と上
下に二段形成されている。前記プレ揺動体70の前端部
を扱胴20の前端下方に配置し、プレ揺動体70の後端
は送塵口処理胴21の後部下方まで延出されている。該
主揺動体80の前端部は、プレ揺動体70前端部より後
下方に配置され、主揺動体80の後端部は送塵口処理胴
21の後部下方に配置している。前記主揺動体80後部
下面が、クランク軸等の揺動駆動機構69によって揺動
駆動可能に連結され、主揺動体80前部下面に配したロ
ーラ68によって揺動可能に枢支されている。前記プレ
揺動体70も、前部側面に配したローラ75によって枢
支され、プレ揺動体70後部がクランク軸等の揺動駆動
機構76によって揺動可能に枢支されている。そして、
該主揺動体80とプレ揺動体70は相反する方向に揺動
駆動され、互いに打ち消し合うようにして振動を低減す
るようにしている。
【0011】前記プレ揺動体70の前端部には、グレン
パン71が形成されている。該グレンパン71は、板体
を波状にして籾を後方に搬送し易く成形している。該グ
レンパン71後部が扱胴20の前後方向の略中央位置ま
で延出されている。前記グレンパン71後部より後方の
下面は開放され、グレンパン71後部の後方には、グレ
ンパン71に連設するようにチャフ部72が形成されて
いる。該チャフ部72後部は、扱胴20の後端部の下方
まで横設されている。前記チャフ部72後方には、前後
方向に長い棒状体の上面を波上に形成したストローラッ
ク74・74・・・が配されている。該ストローラック
74・74・・・の後端をプレ揺動体70後端まで延出
している。
【0012】前記主揺動体80の前部にはガイドパン8
1が形成されている。該ガイドパン81の後部をプレ揺
動体70のグレンパン71後部下方まで延出させてい
る。前記ガイドパン81の後下部を一段下げて第二グレ
ンパン82が形成されている。前記ガイドパン81と第
二グレンパン82は、板体を波状にして籾を後方に搬送
し易く成形している。前記第二グレンパン82前部に
は、選別風導入口83が開口され、第二グレンパン82
後部をプレ揺動体70のチャフ部72の前後途中位置の
下方まで延出させている。前記第二グレンパン82の後
部より後下方に膨出して膨出部84を成形し、該膨出部
84下面には落下口85が開口されている。また、前記
第二グレンパン82の後方には、第二グレンパン82に
連設するようにチャフ部86が形成されている。該チャ
フ部86の後部には、固定チャフ部88が形成されてい
る。前記チャフ部86下部位置には、前記落下口85の
前部より後方途中位置まで網状のグレンシーブ89によ
って被装され、一番コンベア22の上方が被装されてい
る。
【0013】前記主揺動体80の前部には、後述する本
発明の横処理胴90が横設され、前記還元コンベア62
より還元された二番物等をシューター95を介して横処
理胴90内に搬送し、横処理胴90内を進行方向に向か
って左側に搬送し、ガイドパン81前部に二番物等を投
入するようにしている。また、前記主揺動体80の後部
には、第二吸引ファン91が横設されている。該第二吸
引ファン91は、揺動本体51の全幅に渡って形成さ
れ、吸引力が向上されている。
【0014】また、前記主揺動体80の前下方にプレフ
ァン41が配され、主揺動体80の前後方向途中位置の
下方に唐箕35が配置され、前記選別風導入口83から
導入されるプレファン41からの風がガイドパン81下
面と第二グレンパン82上面との間を通り、ガイドパン
81から第二グレンパン82に落下される藁屑を後方に
吹き飛ばしている。さらにガイドパン81下面を通過し
た風の一部がプレ揺動体70のチャフ部72から選別風
として吹き上げられている。プレ揺動体70の揺動と選
別風とで、籾等がチャフ部72で比重選別され、比較的
大きな藁屑や二番物の一部を後方に搬送され、ストロー
ラック74・74・・・上で藁屑がほぐされ、大きな藁
屑が吸引ファン30に吸引され、機外へ排出されてい
る。
【0015】そして、前記チャフ部72の比重選別によ
って一番物と二番物とが混じり合って、主揺動体80の
第二グレンパン82とチャフ部86前部に漏下されてい
る。前記ストローラック74・74・・・より下方に二
番物や比較的小さい藁屑等が落下され主揺動体80のチ
ャフ部86後部と固定チャフ部88上に落下されてい
る。
【0016】また、前記主揺動体80のガイドパン81
下面を通過し、上方に吹き上げられなかった残りの風が
主揺動体80のチャフ部86上に搬送され、チャフ部8
6上の籾等を風で選別するようにしている。更に、前記
唐箕35からの風の一部が、第二グレンパン82下方か
らチャフ部86側に導入され、唐箕35からの風の大部
分が、落下口85を通過してチャフ部55から選別風と
して吹き上げられ、主揺動体80の揺動と選別風とでチ
ャフ部86による比重選別が行われる。前記チャフ部8
6前部より一番コンベア22の流穀板28上に一番物が
漏下され、チャフ部86後部と固定チャフ部88より二
番物と、選別しきれなかった一番物とが二番コンベア2
3の流穀板29上に漏下されている。小さい藁屑が第二
吸引ファン91によって吸引され、機外に排出されてい
る。
【0017】次に、本発明の前記横処理胴90について
説明する。該横処理胴90は、前記還元コンベア62よ
り還元された二番物等を進行方向に向かって左側(フィ
ードチェーン7側)に処理しながら搬送し、ガイドパン
81前部に処理後の二番物等を投入するものである。即
ち、図3、図4に示すように、前記還元コンベア62前
部は、扱胴20外周面を被装するクリンプ網31の前部
右側方(グレンタンク12側)まで延出されている。該
還元コンベア62の前端部にはシューター95が連通さ
れている。該シューター95は、筒体であり、該シュー
ター95上部が還元コンベア62前部の排出口に接続さ
れている。前記シューター95下部を前下方に突出し、
該シューター95下端を、図3の側面視でプレ揺動体7
0前部下方で、主揺動体80の前端部の直前位置まで延
出させている。前記シューター95下端には、横処理胴
90の一端が連通され、該横処理胴90の他端は、主揺
動体80の側方端部まで延出されている。
【0018】前記横処理胴90は、円筒状のカバー96
によって被装され、該カバー96内にスクリュー97が
配設されている。該スクリュー97の始端部(グレンタ
ンク12側の端部)がシューター95下部内に挿入さ
れ、スクリュー97の終端部(フィードチェーン7側の
端部)がプレ揺動体70の左側部の前方に配設されてい
る。前記スクリュー97の終端部には、送り羽98・9
8・・・が固設されている。該送り羽98・98・・・
は、図3に示すように、スクリュー97の軸方向に対し
て放射状に突出され、送り羽98・98・・・の外周端
部がカバー96の内周面近傍位置まで延出させている。
さらに、前記カバー96の終端側は、図3の側面視のよ
うに後上方が開放された投入口99が開口され、主揺動
体80の前端部の前上方に向けられている。
【0019】従って、前記還元コンベア62によって前
方に搬送された二番物は、シューター95内に投入さ
れ、シューター95下部より横処理胴90内に受け継が
れ、スクリュー97の駆動によって二番物が処理されな
がらフィードチェーン7側に搬送される。そして、前記
横処理胴90内の終端部から、前記送り羽98・98・
・・によってカバー96の内周面を円周方向に搬送さ
れ、投入口99より主揺動体80前部に送られる。
【0020】前記横処理胴90によって処理された籾や
藁屑等はガイドパン81上のフィードチェーン7側に落
下されるので、扱胴20によって脱粒された籾と合わせ
て左右全幅に渡って籾が搬送され、第二グレンパン82
からチャフ部86上の全幅に籾等を搬送することがで
き、全幅で選別できて、選別性能が向上される。
【0021】尚、前記還元コンベア62によって搬送さ
れている二番物をシューター95を介して横処理胴90
内に投入する構成としているが、還元コンベア62前端
部を横処理胴90端部に連結させるように、還元コンベ
ア62の傾斜角度を緩やかに配し、シューター95を無
くした構成にすることもできる。
【0022】次に、前記横処理胴90’の別形態の配置
構成について説明する。図5、図6に示すように、横処
理胴90’を前記ガイドパン81とグレンパン71下面
との間に左右方向に横架し、該横処理胴90’の右端部
をシューター95下部に連結している。但し、グレンパ
ン71上に横処理胴90’を横架することもできる。
【0023】そして、前記横処理胴90’内のコンベア
を被装するカバーの下面の一部を網状のクリンプ網10
0・101で被装している。該クリンプ網100・10
1の網目は、図5に示すように、横処理胴90’の始端
側のクリンプ網100より終端側のクリンプ網101の
網目の方を大きくしている。
【0024】よって、前記還元コンベア62内と横処理
胴90’内で二番物が処理され、始端側のクリンプ網1
00より、藁屑が取り除かれた穀粒が漏下され、主揺動
体80のガイドパン81上のグレンタンク12側に落下
される。残りの二番物や藁屑等がクリンプ網101よ
り、ガイドパン81上のフィードチェーン7側に漏下さ
れている。前記横処理胴90’によって選別された後に
ガイドパン81上に漏下され、チャフ部86による選別
処理をし易くしている。尚、前記クリンプ網100・1
01は二個に限定するものでなく、網目の異なる数種類
のクリンプ網を用いることもできる。
【0025】次に、前記横処理胴90を用いた第三実施
例について説明する。図7に示すように、前記送塵口処
理胴21’をスクリュー型とし、線103の前後で搬送
方向(巻き方向)を変え、前部は前方へ送り、後部は後
方へ送るようにしている。そして、送塵口処理胴21’
の前端部をシューター95上端部の上方に位置させ、該
シューター95上端部を開放して、未処理物を投入でき
るようにしている。
【0026】尚、前記送塵口処理胴21’は、スクリュ
ー型に限定するものでなく、送り角度を有する整そ歯等
の扱歯を用いることもできる。さらに、送塵口処理胴2
1’を線103で前後に分割し、送塵口処理胴21’前
半部と送塵口処理胴21’後半部とを逆回転させる構成
にすることもできる。
【0027】従って、前記扱胴20によって脱粒され、
扱胴20によって処理しきれなかった子枝梗付着粒等
が、扱胴20後部側方より送塵口処理胴21’中央部に
投入され、スパイラ105を配した送塵口処理胴21’
後半部によって後方に搬送される。子枝梗付着粒等が後
方に搬送されるにつれて穀粒と藁屑とに処理されてい
る。また、スパイラ104を配した送塵口処理胴21’
前半部に投入された穀粒や子枝梗付着粒等が前方に送ら
れ、前方に送られる間に処理され、穀粒等を揺動本体7
0上に落下させている。送塵口処理胴21’前端部より
処理しきれなかった子枝梗付着粒等はシューター95内
に投入され、還元コンベア62から搬送されてきた二番
物とともに横処理胴90内に受け継がれ、更に処理して
ガイドパン81上に投入されている。
【0028】よって、送塵口処理胴21’内に投入され
た子枝梗付着粒等は、一番物の多い籾等は前方へ送ら
れ、二番物の多い籾や藁屑等は後方へ送られ、それぞれ
処理されて、二番コンベア23、還元コンベア62に循
環される二番物の量が減少され、揺動選別装置10内の
籾等の循環がスムーズとなり、選別する処理能力が向上
されている。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記載
のように、揺動本体の前方に横処理胴を横架し、還元コ
ンベアによって搬送した二番物を横処理胴を介して揺動
本体前部に還元したので、還元コンベアによって前方に
還元される二番物が、還元コンベアの全長に加えて横処
理胴内に送りこまれて、二番物を穀粒と藁屑とに処理す
ることができる。この処理した後の穀粒と藁屑とを揺動
本体に送ることによって、揺動本体による選別性能が向
上される。そして、コンバインの作業速度をさらに高速
にして、大量の穀稈が脱穀部に搬送されても、この揺動
選別装置によって効率良く選別することができ、作業能
率の大幅な向上が計られている。
【0030】また、請求項2記載のように、横処理胴を
揺動本体の左右全幅に渡って横架し、横処理胴のグレン
タンク側に二番物を投入し、横処理胴他端より揺動本体
前部に送るようにしたので、脱穀部によって脱粒された
籾等は揺動本体前部の主にグレンタンク側に漏下し、横
処理胴他端からは、揺動本体前部のフィードチェーン側
に投入され、よって、揺動本体のグレンタンク側に籾等
が偏ることがなく、揺動本体前部の左右両側に籾等が投
入されるので、揺動本体の全面を用いて選別することが
でき、選別性能が向上される。
【0031】また、請求項3記載のように、左右で網目
の異なるクリンプ網を配置したことによって、籾や細か
いチリ等から漏下して、次第に藁屑等が漏下して、揺動
本体による選別処理の負担が低減されるので、揺動本体
による選別性能が向上される。
【0032】また、請求項4記載のように、送塵口処理
胴の送り歯の形状を前後で対称に形成し、送塵口処理胴
の前端部を横処理胴の端部上方まで延出したことによっ
て、送塵口処理胴前半部に投入された一番物の多い籾等
は前方に搬送されながら選別され、二番物の多い籾や藁
屑等は後方へ送られて選別され、選別効率が向上し、よ
って、還元コンベア等内を循環される二番物の量が減少
され、揺動選別装置内の籾等の循環がスムーズとなり、
選別する処理能力が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体側面図である。
【図2】揺動選別装置を示す側面図である。
【図3】本発明の横処理胴を横架した揺動選別装置の前
部を示す側面図である。
【図4】同じく平面図一部断面図である。
【図5】横処理胴の別の配置構成を示す正面断面図であ
る。
【図6】横処理胴の別の配置構成を示した揺動選別装置
の部分側面図である。
【図7】送塵口処理胴から横処理胴へ籾を投入する揺動
選別装置の側面図である。
【符号の説明】
9 脱穀装置 10 揺動選別装置 12 グレンタンク 20 扱胴 21 送塵口処理胴 62 還元コンベア 90 横処理胴 70 プレ揺動本体 80 主揺動本体 100・101 クリンプ網

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバインの揺動選別装置の揺動本体に
    よって、脱穀装置によって脱粒された籾等を選別し、選
    別後の二番物を還元コンベアによって揺動本体前部に還
    元する構成において、前記揺動本体の前方に横処理胴を
    横架し、還元コンベアによって搬送した二番物を横処理
    胴で処理して揺動本体前部に排出させたことを特徴とす
    るコンバインの揺動選別装置。
  2. 【請求項2】 コンバインの揺動選別装置の揺動本体に
    よって、脱穀装置によって脱粒された籾等を選別し、選
    別後の二番物をグレンタンク側方に配した還元コンベア
    によって揺動本体前部に還元する構成において、前記横
    処理胴を揺動本体の前部位置で左右全幅に渡って横架
    し、横処理胴のグレンタンク側に二番物を投入し、横処
    理胴他端より揺動本体前部に排出するようにしたことを
    特徴とするコンバインの揺動選別装置。
  3. 【請求項3】 前記横処理胴の外周の一部をクリンプ網
    で覆い、該クリンプ網の網目を左右で異なるようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバ
    インの揺動選別装置。
  4. 【請求項4】 コンバインの脱穀装置の扱胴側方に送塵
    口処理胴を配し、該送塵口処理胴の送り歯を前後で対称
    に配し、送塵口処理胴の前部は前方に、後部は後方に処
    理物を搬送し、前記送塵口処理胴の前端部を前記横処理
    胴の端部上方まで延出し、扱胴から送塵口処理胴の前半
    部に投入された籾等を横処理胴に投入したことを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3記載のコン
    バインの揺動選別装置。
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