JP3730408B2 - コンバインの二番物処理構成 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの揺動選別装置で選別した二番物を処理する処理胴を設ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から自脱型のコンバインにおいて、刈り取られた穀稈の穂先側を脱穀装置内に案内し、扱胴で脱穀し、脱穀された籾藁が、扱胴下方の揺動選別装置上に漏下し、更に、扱胴によって処理しきれなかった枝梗付着粒や穂切粒等が送塵口処理胴内へ搬送され、後方に搬送されながら穀粒と藁屑等に処理され、再び揺動選別装置の後部に落下されていた。該揺動選別装置に落下された穀粒は、揺動選別と風選別とによって一番物、二番物、藁屑とに選別され、選別後の一番物をグレンタンク内に貯留し、藁屑を機体後方より排出し、二番物を還元コンベアを介して扱胴前側方よりクリンプ網上に投入して再選別するように構成していた。同様に普通型のコンバインにおいても、選別後の二番物は還元コンベアを介して揺動選別装置の前部に再投入したり脱穀部に投入して処理するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のコンバインにおいて収穫能力を高めるために脱穀装置に一度に大量の穀稈が搬送された場合には、扱胴で大量の籾を脱粒する必要があり、この扱胴にさらに還元コンベアより二番物が投入されると、処理空間がさらに少なくなってササリ粒を生じさせるものであった。また、還元コンベアより扱胴側に再投入された二番物は、扱胴側で処理されて揺動選別装置に漏下されるか、処理で残された二番物が送塵口処理胴に投入され処理されているが、稲の品種によっては穀粒の枝梗の弾性が大きく、扱胴側で枝梗を取り除く処理をすることができずにそのまま下方に漏下され、再度二番物として還元コンベアを介して扱胴側に投入され、二番物を減らすことができない場合があった。普通型のコンバインにおいても、この弾性が大きい枝梗付着粒を確実に処理することができない場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点を解消するために、次の如く構成したものである。
請求項1においては、脱穀装置9の下方に、選別を行う揺動本体51と、選別後の二番物を搬送する還元コンベア14を配設して成るコンバインの揺動選別装置10において、該還元コンベア14の前端部を側面視で、揺動本体51の上でクリンプ網31の前後途中部の下方まで延出し、該還元コンベア14前端部に、左右方向に二番物用処理胴60を伸延して揺動本体51上に横架し、該二番物用処理胴60の配置は扱胴20の前端よりも後方位置とし、該二番物用処理胴60は、左右に軸芯を有する胴本体61の外周に螺旋搬送体を付設し、該胴本体61と螺旋搬送体の回転軌跡の上方を側面視円弧状のカバー63で被装し、該二番物用処理胴60上にクリンプ網31から漏下された穀粒等は、前記二番物用処理胴60のカバー63に沿って揺動本体51上に案内すべく構成したものである。
請求項2においては、請求項1記載のコンバインの二番物処理構成において、二番物用処理胴60の胴本体61の左右の終端部には、複数の板状の羽体64を半径方向に突設し、該羽体64位置の後方の漏下処理体に落下口65を開口し、該二番物用処理胴60の処理で残された未処理物を、揺動本体51の端部上に排出すべく構成したものである。
【0005】
【本発明の実施の形態】
本発明が解決しようとする課題及び解決するための手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明する。
図1はコンバイン全体側面図、図2は脱穀装置と揺動選別装置の側面図、図3は二番物処理胴を配置した揺動選別装置の部分平面図一部断面図、図4は揺動本体の上方に配置した二番物処理胴の正面図一部断面図、図5は別形態の二番物処理胴を示す正面図一部断面図、図6は別形態の二番物処理胴の側面断面図、図7は汎用型コンバインの揺動選別装置に二番物処理胴を配置した側面断面図、図8は二番物を処理する第二実施例を示す揺動選別装置の側面断面図である。
【0006】
図1においてコンバインの全体構成から説明すると、クローラ式走行装置1上に機体フレーム2を載置し、該機体フレーム2前端に引起し・刈取装置8を昇降可能に配設し、引起し・刈取装置8は前端に分草板3を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース4を立設して該引起しケース4より突出したタインの回転により穀稈を引き起こして、分草板3後部に配設した刈刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、この縦搬送装置6の上端から株元がフィードチェーン7に受け継がれて脱穀装置内に穀稈を搬送し、該フィードチェーン7後端には排藁搬送装置16が配設され、排藁搬送装置16後部下方に配設した排藁カッター装置17にて、搬送されてきた排藁を切断して圃場に放出している。前記脱穀装置の側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク12が配設され、該グレンタンク12前部には運転部19が配設されている。
【0007】
前記脱穀装置9は図2に示すように、扱室内に扱胴20と送塵口処理胴21とが軸芯を略前後方向にして横架されている。該扱胴20の外周面の下方がクリンプ網31で被装され、脱粒された穀粒等を下方に漏下している。この脱穀装置9下方に揺動選別装置10が配設されている。
【0008】
前記揺動選別装置10には、揺動本体51と唐箕25とプレファン26等が配設れ、脱穀された籾と籾藁とが比重選別と風選別により一番物と二番物と藁くず等に選別が行なわれている。また、揺動本体51下方の前後途中位置には、進行方向に対して左右に一番コンベア22と二番コンベア23とが横設されている。前記一番コンベア22の他側に揚穀コンベア13が連結されており、一番コンベア22の流穀板28上に漏下された一番物は、一番コンベア22、揚穀コンベア13を介してグレンタンク12に搬送されている。また、前記二番コンベア23の他端部に還元コンベア14が連結されており、該還元コンベア14を介して後述する如く揺動選別装置10前部に投入して、再度処理を行うようにしている。尚、前記揺動選別装置10は、機枠47の左右側面内に収納され、該機枠47の側面の外側に揚穀コンベア13と還元コンベア14が配置されている。
【0009】
また、前記揺動本体51後部下面が、クランク軸等の揺動駆動機構48によって揺動駆動可能に連結されている。前記揺動本体51の前端部には、第一グレンパン52が形成され、該第一グレンパン52の後下方に第二グレンパン53が形成されている。該第一グレンパン52と第二グレンパン53とは、板体を波状にして籾を後方に搬送し易く成形している。該第一グレンパン52が扱胴20前部下方に位置され、第二グレンパン53が扱胴20中央部下方に位置されている。前記第一グレンパン52後部より後方の下面には、導入口56が開放されている。前記第一グレンパン52後方に、揺動可能にフルイ線54・54・・・が支持され、前記第二グレンパン53に連設してチャフ部55が形成されている。該チャフ部55は、扱胴20の後部の下方より二番コンベア23の上方まで延出されている。前記チャフ部55後部と揺動本体51後部との間に固定チャフ部57が配されている。
【0010】
更に、前記第二グレンパン53の後部より後下方に膨出して膨出部58を成形し、該膨出部58下面には落下口59が開口されている。前記落下口59の前部より後方途中位置まで網状のグレンシーブ49によって被装され、一番コンベア22の上方が被装されている。
【0011】
更に、前記揺動本体51後上方には、吸引ファン30が横設され、選別された藁屑を吸引して機外に排出するようにしている。
【0012】
また、前記プレファン26が揺動本体51の前下方に配され、前記導入口56より揺動本体51内に選別風を送風し、フルイ線54・54・・・上の籾等を後方に吹き飛ばしている。前記唐箕25が揺動本体51の第二グレンパン53下方に配置され、落下口59よりチャフ部55に向けて選別風を送風し、チャフ部55の風選別と比重選別によって一番物と二番物とが混じり合って、チャフ部55前部に一番物が漏下され、一番コンベア22、揚穀コンベア13を介してグレンタンク12内に貯留される。チャフ部55後部より二番物や比較的小さい藁屑等が落下され、二番コンベア23、還元コンベア14を介して再処理されている。そして、選別後の藁屑の一部が吸引ファン30に吸引され機外へ排出され、固定チャフ部57上では二番物を完全に落下させて藁屑が揺動本体51後部より機外へ排出されている。
【0013】
そして、本発明において、前記還元コンベア14の前端部(終端部)を図2に示す側面視で、クリンプ網31の前後途中部の下方まで延出し、還元コンベア14前端部に左右に伸延する二番物用処理胴60の右端部が連通され、揺動本体51上方に二番物用処理胴60が横架される。該二番物用処理胴60は、図2〜図4に示すように、左右に軸芯を有する胴本体61の外周面に螺旋状のスクリュー61aを固設し、該スクリュー61aの回動軌跡の下方をコーンケーブ62で被装し、上方を側面視円弧状のカバー63で被装したものである。この二番物用処理胴60によって、枝梗付着粒等が含まれる二番物を処理するようにしている。
【0014】
また、この二番物用処理胴60の配置は、漏下量の最も多い扱胴20前部より後方であり、この二番物用処理胴60上に穀粒等が漏下されてもカバー63に沿って揺動本体51上に案内している。
【0015】
また、前記二番物用処理胴60は、クリンプ網31の下方で揺動本体51の第二グレンパン53及びフルイ線54・54・・・の上方に配置され、コーンケーブ62より漏下された藁屑がフルイ線54・54・・・上に落下された選別風に乗って後方に搬送され、選別し易い構成となっている。
【0016】
また、二番物用処理胴60の胴本体61の終端部(進行方向の左側)には、複数の板状の羽体64・64・・・が半径方向に突設され、この羽体64・64・・・位置の後方に落下口65が開口され、二番物用処理胴60の処理で残された未処理物を揺動本体51の左端部上に排出するようにしている。揺動本体51では、扱胴20前部で大量に脱粒された穀粒等が揺動本体51前部の進行方向の右側に落下されており、この逆の左側に前記二番物用処理胴60の未処理物が落下されており、揺動本体51上の分布が良く選別性能を向上している。
【0017】
また、前記二番物用処理胴60’の別形態として、図5、図6に示すように構成することもできる。胴本体61周囲に羽根状の羽根歯66・66・・・を植設し、回転速度を高めることで藁屑を確実にほぐし、また稲の種類によって穀粒に付着する枝梗の弾性が大きい場合にも枝梗を取り除くようにし、二番物を確実に処理することができる。この羽根歯66・66・・・を用いた場合には、コーンケーブ62の代わりにクリンプ網67a・67bが配置され、二番物用処理胴60の始端側(還元コンベア14側)に網目の間隔を小さくしたクリンプ網67aを配置し、該クリンプ網67a端部より二番物用処理胴60終端側に網目の間隔を大きくしたクリンプ網67bが配置されている。始端側のクリンプ網67aで藁屑が取り除かれた穀粒のみを漏下し、終端側のクリンプ網67bより残りの二番物や藁屑が漏下され、前記落下口65より未処理物が落下されている。
【0018】
尚、前記二番物用処理胴60の配置は、前記揺動本体51の第二グレンパン53の上方に配置する構成に限定するものでなく、さらに後方のチャフ部55上に配置してもよい。さらには揺動本体51前部の上方に配置しても良い。この場合には、二番物用処理胴60上部に後下がり傾斜状のプレートを配置してクリンプ網31より漏下された穀粒等をスムースに揺動本体51上に案内するようにする必要がある。
【0019】
このように構成したことによって、揺動選別装置10で選別され、二番物が還元コンベア14を介して前方に搬送されても、脱穀装置9(扱胴20)に二番物が投入されないので、扱胴20側の処理空間が増え、一度に大量の穀稈が搬送されてもササリ粒を生じることなく脱粒することができる。また、前記二番物用処理胴60で二番物が処理することができ、揺動選別装置10内を還流する二番物量を減らすことができ、選別性能を向上することができる。
【0020】
また、前記二番物用処理胴60は、汎用コンバインの揺動選別装置10’に設けることもできる。図7に示すように、脱穀装置9’として、左右に軸芯を有するローター90・91を前後に二本横設し、穀稈の左右方向に搬送しながら下方の揺動本体51’上に漏下する構成としている。この揺動本体51’前部のローター90・91下方にグレンパン92が形成され、グレンパン92後部の下方より後方にチャフ部93が配設され、チャフ部93下方に粗選別用のグレンシーブ94が配置されている。この揺動本体51’の前下方に唐箕25’が配置され揺動本体51’に選別風が送風され、風選別と比重選別とが行われ、一番物と二番物と藁屑とに選別されている。この揺動本体51’の後下方にも選別された一番物を搬送する一番コンベア22’と二番物を搬送する二番コンベア23’が横設され、二番コンベア23’終端部に還元コンベア14が連結されている。
【0021】
前記還元コンベア14前部を揺動本体51前後途中部の上側方に配置し、この前部に二番物用処理胴60始端部が接続される。この二番物用処理胴60の位置は、前後のローター90・91の間の上方からの漏下量が少ない位置となっている。尚、前記二番物用処理胴60の配置は揺動本体51の前部の上方に配置することもできる。
【0022】
この構成においても、還元コンベア14より二番物用処理胴60に二番物が投入され、二番物を処理してグレンパン92後部に落下させている。よって、前記同様に二番物を脱穀装置9’に投入することなく処理することができ、脱穀装置9’の負担を低減するとともに、二番物の処理性能を向上することができる。
【0023】
次に、二番物を処理する第二実施例の構成について説明する。
図8に示すように、この第二実施例においては、前記二番コンベア23終端部に二番物処理胴14 'の始端部を連通連結している。該二番物処理胴14 'の傾斜角度を急傾斜状に配置して、内部に図示せぬスクリューを軸支し、二番物処理胴14 '上部を側面視で揺動本体51における第二グレンパン53及びフルイ線54の上方に突出させて、二番物処理胴14 '上部よりクリンプ網31上(扱胴20側)に二番物を投入する構成としている。
そして、この別形態においては、揺動本体51より上方に突出した二番物処理胴14 '上部の下面側(前面側)に、二番物をもみほぐす効率の高いクリンプ網等より成る漏下処理体70で被装している。該漏下処理体70の下方には揺動本体51上面に向かって傾斜する板体より形成するシュートプレート71が配置され、シュートプレート71下部を機枠47の図示せぬ開口下部に延出されている。
【0024】
よって、前記二番物処理胴14 '内部のスクリューによって搬送される二番物がこの漏下処理体70を通過する際にもまれ、枝梗付着粒の枝梗を取り除いて、穀粒と枝梗とに別れ、細かい藁屑とともに漏下処理体70より下方に漏下されている。この穀粒等はシュートプレート71にガイドされながら揺動本体51の右側部上に案内される。従って、簡単な構成において二番物処理胴14 'を構成することができ、部品点数が少なく安価な構成において処理胴が構成される。そして、前記二番物処理胴14 '前上部より扱胴20側に投入される量を減らし、扱胴20側の処理空間を広くし、脱穀装置9に一度に大量の穀稈が搬送されても処理できるようにしている。
【0025】
尚、前記二番物処理胴14 'の傾斜角度を急傾斜状としているが、二番物処理胴1を緩い傾斜状として扱胴20前部まで長く延出させることで、二番物処理胴上部を揺動本体51における第一グレンパン52の上方に配置し、この位置に漏下処理体70を配置する構成としてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように構成したので、本発明は次のような効果を奏するものである。
請求項1の如く、脱穀装置9の下方に、選別を行う揺動本体51と、選別後の二番物を搬送する還元コンベア14を配設して成るコンバインの揺動選別装置10において、該還元コンベア14の前端部を側面視で、揺動本体51の上でクリンプ網31の前後途中部の下方まで延出し、該還元コンベア14前端部に、左右方向に二番物用処理胴60を伸延して揺動本体51上に横架し、該二番物用処理胴60の配置は扱胴20の前端よりも後方位置とし、該二番物用処理胴60は、左右に軸芯を有する胴本体61の外周に螺旋搬送体を付設し、該胴本体61と螺旋搬送体の回転軌跡の上方を側面視円弧状のカバー63で被装し、該二番物用処理胴60上にクリンプ網31から漏下された穀粒等は、前記二番物用処理胴60のカバー63に沿って揺動本体51上に案内すべく構成したので、選別された二番物が脱穀装置に投入されないので、穀稈を処理する処理空間が増え、一度に大量の穀稈が搬送されてもササリ粒を生じることなく脱粒することができる。
また、前記二番物用処理胴で二番物を処理することができ、特に、穀粒に付着する枝梗の弾性が大きい種類の稲を収穫する場合にも枝梗を取り除くことができ、揺動選別装置内を還流する二番物量を減らすことができ、揺動選別装置による選別性能を向上することができる。
また、この二番物用処理胴60の配置は、漏下量の最も多い扱胴20前部より後方であり、それでも大量の穀粒等が落下するのであるが、この二番物用処理胴60上に穀粒等が漏下されてもカバー63によって、揺動本体51上に案内することが出来るのである。
【0027】
請求項2の如く、二番物処理構成において、二番物用処理胴60の胴本体61の左右の終端部には、複数の板状の羽体64を半径方向に突設し、該羽体64位置の後方の漏下処理体に落下口65を開口し、該二番物用処理胴60の処理で残された未処理物を、揺動本体51の端部上に排出すべく構成したので、該二番物用処理胴60で処理出来ずに残された未処理物を、揺動本体51の端部上に、羽体64・64により強制的に排出することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバイン全体側面図である。
【図2】 脱穀装置と揺動選別装置の側面図である。
【図3】 二番物処理胴を配置した揺動選別装置の部分平面図一部断面図である。
【図4】 揺動本体の上方に配置した二番物処理胴の正面図一部断面図である。
【図5】 別形態の二番物処理胴を示す正面図一部断面図である。
【図6】 別形態の二番物処理胴の側面断面図である。
【図7】 汎用型コンバインの揺動選別装置に二番物処理胴を配置した側面断面図である。
【図8】 二番物を処理する第二実施例を示す揺動選別装置の側面断面図である。
【符号の説明】
9 脱穀装置
10 揺動選別装置
14 還元コンベア
20 扱胴
22 一番コンベア
23 二番コンベア
51 揺動本体
60 二番物用処理胴
70 漏下処理体

Claims (2)

  1. 脱穀装置9の下方に、選別を行う揺動本体51と、選別後の二番物を搬送する還元コンベア14を配設して成るコンバインの揺動選別装置10において、
    該還元コンベア14の前端部を側面視で、揺動本体51の上でクリンプ網31の前後途中部の下方まで延出し、該還元コンベア14前端部に、左右方向に二番物用処理胴60を伸延して揺動本体51上に横架し、該二番物用処理胴60の配置は扱胴20の前端よりも後方位置とし、
    該二番物用処理胴60は、左右に軸芯を有する胴本体61の外周に螺旋搬送体を付設し、該胴本体61と螺旋搬送体の回転軌跡の上方を側面視円弧状のカバー63で被装し、
    該二番物用処理胴60上にクリンプ網31から漏下された穀粒等は、前記二番物用処理胴60のカバー63に沿って揺動本体51上に案内すべく構成したことを特徴とするコンバインの二番物処理構成。
  2. 請求項1記載のコンバインの二番物処理構成において、二番物用処理胴60の胴本体61の左右の終端部には、複数の板状の羽体64を半径方向に突設し、該羽体64位置の後方の漏下処理体に落下口65を開口し、該二番物用処理胴60の処理で残された未処理物を、揺動本体51の端部上に排出すべく構成したことを特徴とするコンバインの二番物処理構成。
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