JP2516649Y2 - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP2516649Y2
JP2516649Y2 JP11695690U JP11695690U JP2516649Y2 JP 2516649 Y2 JP2516649 Y2 JP 2516649Y2 JP 11695690 U JP11695690 U JP 11695690U JP 11695690 U JP11695690 U JP 11695690U JP 2516649 Y2 JP2516649 Y2 JP 2516649Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扱処理物を載置移送しながら比重差選別す
るグレンパンの移送方向下手側下方に、穀粒を下方の一
番物回収部に選別漏下するグレンシーブを配設し、前記
グレンシーブの移送方向下手側下方に、穀粒を前記一番
物回収部に流下案内する流下板を配設してある脱穀装置
に関する。
〔従来の技術〕
上記脱穀装置において、従来では、例えば特開平2-18
6915号公報に示されているように、グレンパンを、グレ
ンシーブの上方全域を開放する状態とグレンシーブの前
部を被う状態とにスライド自在に構成するとともに、グ
レンシーブの後部の目合いを小さく設定するよう構成
し、前記流下板を位置固定状態に設ける構成のものがあ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構造は、処理物のボリュームの大小あるいは
作物の種別に応じて適切な選別状態となるよう考慮した
ものである。
ところが、前記流下板が位置固定状態であるので、処
理量が多いときには、グレンシーブの後半部の目合いが
小さいために充分な穀粒濾過が為されず、グレンシーブ
から後方側への揺動移送の際に穀粒を含んだ状態で送ら
れることがあり、落下穀粒が一番物回収部に案内され
ず、二番物回収部側に落下するおそれが高いものであっ
た。又、処理量が少ないときは、穀粒と切ワラが渾然と
なって送られるので、グレンシーブの終端部付近から落
下した切ワラが流下板によって一番物回収部側に案内さ
れて回収穀粒内に混入するおそれが高く、未だ改善の余
地があった。
本考案は、上記不具合点を解消することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒頭に記載した脱穀装置におい
て、前記グレンパンを、位置固定の前部グレンパンと所
定範囲内でスライド移動自在な後部グレンパンとで構成
するとともに、前記流下板をその流下案内方向に沿って
スライド移動自在に構成し、前記後部グレンパンの処理
物移送方向下手側への移動に伴って前記流下板が流下方
向下手側に連動移動し、前記後部グレンパンの移送方向
上手側への移動に伴って前記流下板が流下方向上手側に
連動移動するよう構成してある点にある。
〔作用〕
脱穀処理物のボリュームが多いときは、後部グレンパ
ンを移送方向上手側に移動することで、グレンシーブの
上方側を広い領域に亘って開放して穀粒の漏下性能を高
めることができ、しかも、それに連動して流下板が流下
方向上手側、即ち、処理物移送方向下手側斜め上方に延
長移動するので、グレンシーブの終端部付近から漏下す
る穀粒を確実に一番物回収部内に案内回収することがで
きる。
又、処理物のボリュームが少ないときは、後部グレン
パンを移送方向下手側に移動することで、グレンシーブ
の上方側を被い、漏下面積を少なくして、一番物回収部
内へのワラ屑の混入を抑制するとともに、それに連動し
て流下板が流下方向下手側、即ち、処理物移送方向上手
側斜め下方に引退移動するので、グレンシーブの終端部
付近から落下するワラ屑が一番物回収部内に混入するの
を防止できる。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、合理的構造改良によって選
別性能を向上することができるものとなり、しかも、後
部グレンパンと流下板とが常に作業状況に応じた適切な
状態に連動移動するので、設定操作の誤りのおそれが少
ないものとなる。
〔実施例〕
第3図に示すように、脱穀装置は、脱穀部(A)と選
別部(B)と回収部(C)と二番物還元部とを備えてい
る。
前記脱穀部(A)は、扱室(1)内に扱胴(2)を軸
架するとともに、扱胴(2)の下側に沿って樹脂製の受
網(3)を張設してもので、フィードチェーン(4)に
よって挾持搬送されてきた穀稈を扱胴(2)によって扱
き処理し、その処理物を前記選別部(B)上に漏下供給
する。
前記選別部(B)は、揺動選別板(5)とこの揺動選
別板(5)に選別風を送る唐箕(6)とからなる。前記
揺動選別板(5)は、揺動駆動自在な枠体(7)の両側
に亘ってグレンパン(8)と、このグレンパン(8)の
後部下方に連続するグレンシーブ(9)とを設けるとと
もに、上下二段のストローラック(10),(11)を前後
に設けて構成してある。そして、前記受網(3)から漏
下し、前部グレンパン(15)、前ストローラック(16)
を通過してきた処理物をグレンパン(8)によって受け
止め、比重差選別しながら後方のグレンシーブ(9)へ
揺動移送した後、グレンシーブ(9)で漏下選別しなが
ら後方へ揺動移送し、後端から落下放出する。一方、扱
室(1)の送塵口(1a)から排出された処理物を上段の
ストローラック(10)で受け止め、漏下選別しながら後
方へ揺動移送して下段のストローラック(11)へ放出
し、下段のストローラック(11)で再度漏下選別して後
端から機外へ排出する。尚、(12)はワラ屑を選別風と
ともに機外へ排出するための排塵ファンである。
前記回収部(C)は、グレンシーブ(9)から漏下し
てきた籾を回収する一番物回収部(13)と、グレンシー
ブ(9)の後端から放出されたり、ストローラック(1
0),(11)から漏下した枝付き籾などを回収する二番
物回収部(14)とからなる。一番物回収部(13)には、
回収された穀粒を横一側へ搬送するための一番スクリュ
ー(13a)を設けてあり、二番物回収部(14)は、脱穀
装置の左右縦壁に亘って谷形で且つ底部が円形に成形さ
れた底ケース(14b)を設け、この底ケース(14b)の底
部に、回収された二番物を横一側へ搬送するための二番
スクリュー(14a)を設けて構成してある。
そして、前記揺動選別板(5)の下方位置において、
後上り傾斜姿勢に配置され、穀粒を一番物回収部(13)
を流下案内する流下板(19)を配設してある。
第1図、第2図に示すように、前記グレンパン(8)
を位置固定の前部グレンパン(8a)と前後方向に所定範
囲内でスライド移動自在な後部グレンパン(8b)とを前
後に連設して構成するとともに、前記グレンシーブ
(9)を樹脂材で形成し、その前半部(9a)の目合いを
大に後半部(9b)の目合いを小に設定してある。
前記前部グレンパン(8a)は枠体(7)に固定されて
おり、この前部グレンパン(8a)とグレンシーブ(9)
の上下間に前記後部グレンパン(8b)をスライド自在に
設け、この後部グレンパン(8b)はその後端部が前部グ
レンパン(8a)の後端部位からグレンシーブ(9)の目
合いの変化部位置(X)まで前後スライドおよび位置固
定維持できるようにしてある。
前記枠体(7)は、後部側を揺動駆動機構(20)によ
って一定ピッチで前後に揺動するよう支持され、前部側
は枠体(7)に支承したガイドローラ(21)が脱穀装置
側壁に付設されたガイドレール(22)に前後スライド自
在に係合支持させてある。そして、前記ガイドレール
(22)は、その案内スライド方向が上下に傾斜移動自在
に側壁に枢支してあり、傾斜が大になる方向にバネ付勢
してストッパ(23)で位置決めしてある。
そして、後部グレンパン(8b)のスライド移動に伴っ
て流下板(19)がその流下案内方向に沿って連動移動す
るよう構成してある。詳述すると、後部グレンパン(8
b)は枠体(7)に対して案内棒(17)とリターンバネ
(18)とによってグレンシーブ(9)の上面に沿って前
後にスライドでき、かつ、全開位置となる前方へ向けて
引張り付勢してある。又、後部グレンパン(8b)と移送
方向下手側に配設され天秤揺動自在な揺動アーム(24)
の一端とをロッド(25)で枢支連結し、この揺動アーム
(24)の他端と流下板(19)とをロッド(26)で枢支連
結してある。そして、後部グレンパン(8b)、流下板
(19)は、ワイヤーケーブル(28)を介して電動モータ
(29)及びギア装置(30)により移動操作されるよう構
成してあり、ガイドレール(22)はワイヤケーブル(2
7)を介して前記ギア機構(30)に連動連結してある。
フィードチェーン(4)に対設してある挾持レール(4
a)の穀稈ボリュームに対応した上下動変位を変位セン
サ(31)によって検出し、その検出ボリュームに応じて
制御装置(32)が前記電動モータ(29)を駆動するよう
構成してある。
つまり、脱穀処理量が多いときは、ワイヤーケーブル
(27),(28)が緩む側に電動モータ(29)を駆動す
る。そうすると、後部グレンパン(8b)はグレンシーブ
(9)全開位置に設定されるとともに、流下板(19)は
案内流下方向上手側、即ち、揺動移送方向下手側斜め上
方に向けて延出移動する。又、このとき、ガイドレール
(22)は、バネ付勢力で傾斜角が大となる状態で設定さ
れる。
従って、穀粒の濾過処理能力が増大するとともに、グ
レンシーブ(9)の終端側から落下する穀粒を有効に一
番物回収部(13)に回収することができ、揺動選別板
(5)による揺動移送力も増大し、処理物の滞留も抑制
できる。
次に、脱穀処理量が少ないときは、電動モータ(29)
がワイヤーケーブル(27),(28)を引張り操作する。
そうすると、後部グレンパン(8b)はグレンシーブ
(9)の前半部を被う状態に設定されるとともに、流下
板(19)は案内流下方向下手側に向けて引退移動する。
又、このとき、ガイドレール(22)は傾斜角が小さくな
るよう連動揺動する。
従って、穀粒とワラ屑が渾然となっている場合であっ
ても、目合いの小さなグレンシーブ(9b)によりワラ屑
の混入のおそれの少ない穀粒濾過回収が行え、グレンシ
ーブ(9)の終端側から落下するワラ屑が一番物回収部
(13)に流下案内されるのを防止できる。又、揺動移送
力も小さくなり、充分な濾過選別作用を果たすことにな
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の実施例を示し、第1図は
制御系統図、第2図は要部の側面図、第3図は簡略化し
た側面図である。 (8),(8a),(8b)……グレンパン、(9)……グ
レンシーブ、(13)……一番物回収部、(19)……流下
板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱処理物を載置移送しながら比重差選別す
    るグレンパン(8)の移送方向下手側下方に、穀粒を下
    方の一番物回収部(13)に選別漏下するグレンシーブ
    (9)を配設し、前記グレンシーブ(9)の移送方向下
    手側下方に、穀粒を前記一番物回収部(13)に流下案内
    する流下板(19)を配設してある脱穀装置であって、前
    記グレンパン(8)を、位置固定の前部グレンパン(8
    a)と所定範囲内でスライド移動自在な後部グレンパン
    (8b)とで構成するとともに、前記流下板(19)をその
    流下案内方向に沿ってスライド移動自在に構成し、前記
    後部グレンパン(8b)の処理物移送方向下手側への移動
    に伴って前記流下板(19)が流下方向下手側に連動移動
    し、前記後部グレンパン(8b)の移送方向上手側への移
    動に伴って前記流下板(19)が流下方向上手側に連動移
    動するよう構成してある脱穀装置。
JP11695690U 1990-11-06 1990-11-06 脱穀装置 Expired - Lifetime JP2516649Y2 (ja)

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JPH0474928U JPH0474928U (ja) 1992-06-30
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