JP2750384B2 - フイルタプレスにおけるろ布の吊設装置 - Google Patents

フイルタプレスにおけるろ布の吊設装置

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JP2750384B2
JP2750384B2 JP8507937A JP50793796A JP2750384B2 JP 2750384 B2 JP2750384 B2 JP 2750384B2 JP 8507937 A JP8507937 A JP 8507937A JP 50793796 A JP50793796 A JP 50793796A JP 2750384 B2 JP2750384 B2 JP 2750384B2
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filter cloth
cloth
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明利 岩谷
博一 河崎
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ISHIGAKI KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/12Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type
    • B01D25/127Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type with one or more movable filter bands arranged to be clamped between the press plates or between a plate and a frame during filtration, e.g. zigzag endless filter bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/32Removal of the filter cakes

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 発明は、ろ板間に吊設したろ布を走行させ、ろ布間に
生成したろ滓を排出するフイルタプレスにおけるろ布の
吊設装置の改良に関する。
背景技術 従来、フイルタプレスにおけるろ布の吊設装置として
は例えば、特公昭55−18528号公報の第4図に示すもの
が知られている。この吊設装置はろ板間に一対のろ布を
設け、そのろ布の上端部を合着し、この合着部にろ布の
支持バーを挿通し、そのろ布の下端部を案内ロールに掛
け回した後下部支持バーに止着している。更に、従動軸
のスプロケットに掛け回した駆動チェーンの両端部にろ
布の上部及び下部支持バーを連結し、この上部及び下部
支持バーにろ布を吊設していた。そして駆動軸と従動軸
に設けた傘歯車を噛み合せ駆動軸を回転させてろ布を昇
降させるようにしていた。また、特開平2−261508号公
報の第1図及び第3図に示す吊設装置は、ろ板上部に設
けたチェーンホイールを駆動軸に摺動自在に配設し、こ
のチェーンホイールにろ布の駆動チェーンを掛け回し、
ろ布を吊設している。また、特公昭56−45642号公報の
第2図に示す吊設装置は、吊設したろ布の下端部を巻取
ロールに止着して、この巻取ロールによってろ布を下降
させ、駆動輪でろ布を引き上げるようにしている。
しかしながら、上記従来の特公昭55−18528号及び特
開平2−261508号公報のように、ろ布の上下に支持バー
を設けた装置にあっては、ろ板間に生じたケーキを排出
するために、ろ布を走行駆動すると、上部支持バーは下
降し、下部支持バーは上昇して両者がろ板間で交叉す
る。そして、この交叉時に、ろ布へのケーキの付着具合
によっては、上部支持バーと下部支持バーとが接触し
て、支持バーが曲がり、あるいはろ布が破れる恐れがあ
った。この干渉を防止するためには、ろ板同志の開板間
隔を広くする必要があるが、このようにすると、単位面
積当りに設置できるろ板数が減り、装置としてのろ過面
積が減少してしまう。従って、従来はろ板の間隔を広げ
る必要がないようにするため、支持バーに強度のある細
いものを用いているが、接触を完全に避けることは困難
であるのが実状である。そして、ろ板間に設けた一対の
ろ布の片側はそのろ板の上部の駆動軸あるいは従動軸と
隣接するろ板下方の案内ロールに規制され開板時にろ布
は傾斜し、ろ布を走行させると紐状駆動媒体がろ布に接
触して摩耗が生じ、ろ布の寿命と短命化していた。そし
て、駆動輪がろ板上部に設けた軸受で挾持されているの
で、ろ板の開板時に駆動軸との間に摩擦抵抗が生じ、駆
動輪や軸受の摩耗の原因となっていた。また、特公昭56
−45642号公報のように、ろ布を巻き取るものにあって
は、ろ布が目詰まりしてくると、巻き取りロールの幅方
向における径が異なり、しわ寄りが発生する恐れがあっ
た。この発明は、ろ布の支持バーの接触やろ布等の損耗
が少なく、しかもろ板の開閉抵抗の少ない装置を提供す
るものである。
発明の開示 この発明の要旨は、ガイドレール上に多数のろ板を開
閉自在に並列し、これらのろ板間に一対のろ布を設け、
このろ布の上端部をろ板両背部の上方の駆動輪に巻き掛
けた駆動媒体の一端にろ布の上端部を連結し、案内ロー
ルに掛け回したろ布の下端部を上記駆動媒体の他端に連
結し、ろ布を昇降自在としたフイルタプレスにおいて、
上記ろ布の上端部にろ布の上部支持バーを配設し、その
ろ布の下端部を両端部を残して中央部を切り欠き、中凹
状に形成して、上記上部支持バーの両端縁とろ布下端の
両隅部とをそれぞれ上記駆動媒体に連結したものであ
る。上記ろ布と紐状駆動媒体との連結について詳述する
と、上記中凹状に形成したろ布の両隅部に、袋部を形成
し、この袋部に三角形状の吊金具を挿入し、この吊金具
の下端部を上記ろ布の駆動媒体に連結しても、あるい
は、中凹状に形成したろ布の下縁部と左右の下部の側縁
部に袋部を形成し、この袋部に紐状体を挿通し、その紐
状体の両端部をろ布にそれぞれ止着し、ろ布の両端部に
上記ろ布の駆動媒体を連結してもよいものである。そし
て、上記ろ板の両側壁に沿ってガイド杆を設け、このガ
イド杆に引張リングを遊嵌し、この引張リングに上記ろ
布の両隅部を止着すれば、ろ布の駆動媒体の蛇行を規制
することができる。また、紐状駆動媒体を掛け回した駆
動輪の支持機構について詳述すると、上記ろ板群の上方
に設けた駆動軸に摺動自在に配設した駆動輪をろ板の上
部に設けた支持杆で離接自在に支持すると共に、その駆
動輪の駆動媒体の巻き掛け部をろ板の開板方向側に配設
したものである。
この発明に係るろ布の吊設装置は、上記のように構成
してあるので、ろ布をろ板間で走行させると、ろ布の上
部支持バーとろ布の下端部が交叉する時に、支持バーの
接触がなくなり、ろ布やろ布の吊設部材の損傷を解消し
得るものである。また、ろ布の両隅部をろ板の側壁に沿
って配設したガイド杆に係止しているので、駆動媒体で
ろ布を走行させると、ろ布はガイド杆に規制され、ろ布
はガイド杆と一定の間隔を保ちながら昇降する。すなわ
ち、駆動媒体の内寄りとろ布の蛇行を防止し、開板時に
ろ板間に駆動媒体を挾み込むことがない。そして、常に
ろ布を緊張状態に保つので、ろ布のたるみとしわ寄りを
防止する。
ろ布と駆動媒体の連結に三角形状の吊金具を使用した
ものにあっては、吊金具が駆動媒体に牽引される吊金具
の斜面部がろ布の袋部の下縁部と側縁部とに圧接し、中
凹状に切り欠いたろ布の下端部を左右の斜め方向に引張
り、両側縁部を縦方向に引張る作用が発生し、ろ布を緊
張させることができる。そして、三角形状の吊金具をろ
布に当接して牽引するので、その引張部で高い強度を得
ることができる。また、ろ板の側壁に沿ってガイド杆を
配設し、吊金具を係止すれば常にろ布を展張状態に保つ
ことができる。上記の吊金具にかえて、紐状体をろ布の
下端部と下部側縁部に挿通したものにあっては、ろ布が
紐状体に牽引されると、たるもうとするろ布の切り欠い
た下端中央部が紐状体に引張られて横方向と縦方向の分
力が発生し、ろ布のたるみを防止し、たるみに起因する
しわ寄りも起こらないものである。そして、この紐状体
をガイド杆に係止すれば、駆動媒体の内寄りとろ布の蛇
行を防止することができる。
一方、ろ板群を閉板状態から開板すると、駆動輪のボ
ス部がろ板の上方に設けた支持杆に載受されながら、駆
動媒体の巻き掛け部の側壁が支持杆に押されて移動し、
開板状態で停止する。即ち、開板されたろ板間に吊設さ
れたろ布は、その上部が後側のろ板の近傍にある駆動輪
に吊設され、その下部は前側のろ板下方の案内ロールに
掛け回されて、駆動媒体は斜め下方に引張られた状態と
なっている。このため、ろ布駆動が始まると、駆動輪は
斜め下方に働き、駆動輪は駆動軸上をスライドし、ろ板
間でのろ布の負荷が小さくなる位置で停止する。そし
て、ろ板の開板時には開板方向後方のろ板から閉板を開
始し、後方の支持杆が駆動輪を押して行き、駆動輪のボ
ス部が支持杆におさまった状態で閉板することができ
る。この時、ろ板はガイドレール上を摺動し、その摩擦
抵抗によりろ板が傾斜しながら移動しようとするが、駆
動輪のボス部は支持杆に載受されているだけであって、
ろ板が駆動輪の動きを制約するものがなく、駆動輪やろ
板部材の損傷を生じることがないものである。
図面の簡単な説明 第1図は、この発明に係るフイルタプレスの概略の側
面図であって、その左側部分にろ板の開板状態を、その
右側部分にろ板の閉板状態を示している。
第2図は、同じく、この発明のろ布をろ板前面に吊設
した状態を示す正面図である。
第3図は、同じく、この発明に係るろ布をろ板間に吊
設した状態を示す側面図である。
第4図は、同じく、この発明に係るろ布を二枚折りと
した状態を示す概略正面図である。
第5図は、同じく、この発明に係る中凹状に形成した
ろ布の下端部に吊金具を配設した吊設装置の正面図であ
る。
第6図は、同じく、この発明に係るろ布の下端部に紐
状体を配設した吊設装置の正面図である。
第7図は、同じく、この発明に係る駆動輪をろ板の上
部ブラケットに載置した時の一部破断側面図である。
第8図は、同じく、この発明に係る駆動輪を上部ブラ
ケットに載置した時の正面図である。
発明を実施するための最良の形態 この発明に係る最良の形態を図面に基づき詳述する。
第1図は、左側のろ板を開板し、右側のろ板を閉板した
状態を示すフイルタプレスの概略側面図である。符号1
は一対のフレーム、符号2は両フレーム1、1間に橋架
したガイドレールであって、フレーム1、1の両側面に
橋架されている。符号3はガイドレール2に図中左右方
向移動自在に並設した多数のろ板であって、これらのろ
板3は、第2図に示すように、その両側壁の上方に設け
たろ板アーム4,4でガイドレール2,2に支架されている。
これらのろ板群3・・・は、ろ板の間隔を一定間隔以下
に制限するチェーン6・・・で互いに連結されており、
これらろ板群の一方の側にはムーバブルヘッド5が同様
にチェーン6・・・で連結されている。符号7は一方の
フレーム1に支架された油圧シリンダーであって、その
ピストン8がムーバブルヘッド5に連結してあり、ピス
トン8を前進伸長させると、ムーバブルヘッド5がろ板
群3・・・を第1図の左側から押圧して順次右方向へ移
動させる。そして、ろ板群3・・・を第1図の右側に示
すように閉板状態にするようになっている。逆に、ろ板
群・・・を開板する時には、ピストン8を後退すると、
ムーバブルヘッド5はチェーン6に連結されたろ板群3
・・・を左側のろ板3から順次牽引し、第1図の左側に
示すような開板状態にするようになっている。符号9は
フレーム1,1の両背部に支架した一対の駆動軸であっ
て、正逆転モーター10で駆動軸9を正転及び逆転させる
ようになっている。符号11は駆動輪としてのスライドス
プロケットであって、第3図及び第7図に示すように駆
動軸9に装着されている。このスライドスプロケット
は、駆動軸9に対して軸方向には摺動自在になされてい
るが、軸回りの回転方向に対しては、駆動軸9に対して
相対回転不能に装着されている。この実施例において
は、駆動軸9は六角材を使用している。
上記のろ板3,3間には一対のろ布12,12が第2図及び第
3図に示すように配設されている。この一対のろ布12,1
2はその上部が合着されて上部支持バー13に取り付けら
れ、垂れ下がったろ布12の下部は、ろ板3の下方に設け
た案内ロール14に掛け回された後、下端部が隣接するろ
板3,3間に同様に配設したろ布12の下端部と合着されて
いる。一方、上記スライドスプロケット11には駆動媒体
としての駆動チェーン15が巻き掛けられている。この駆
動チェーン15の一端部は上部支持バー13に連結され、そ
の他端部はろ布12の下端部に連結されている。そして、
上記駆動軸9を回転させると、スライドスプロケット11
が回転しろ布12の上部と下部が互いにシーソー状に昇降
するようになっている。なお、符号16はろ布12に設けた
原液の供給口である。
上記のように吊設したろ布について詳述する。第4図
に示すように、ろ布12は長方形状のろ過布を二つ折りと
し、その折り返した上縁部にろ布の上部支持バー13の取
付部17が形成されている。また、ろ布12の下端部は両端
部を残して中央部を切り欠き中凹状に形成されている。
上記取付部17に挿通された上部支持バー13の両端部と、
ろ布下端部の両隅部とに上記駆動チェーン15の端部が取
付けられている。このろ布12の下部両端部には、第5図
に示すように三角形状の袋部18がそれぞれ設けられてい
る。この袋部18は、ろ布12の下縁部と側縁部とに形成さ
れた縫着部19,19によって袋状に形成されており、その
先端部が切り欠かれている。この袋部18には、三角形状
の吊金具20が挿入されている。この吊金具20はその先端
部を袋部18の切り欠き部より突出させており、この突出
した吊金具20の先端部と駆動チェーン15とを係止具21で
連結している。そして、吊金具20は縫着部19,19に挾持
されながらろ布12を引張する。このとき、最もたるみの
発生しやすい中凹状に形成したろ布12の下縁中央部(C
点)は、左右の斜め方向(C→A,C→B方向)に引張ら
れる。また、ろ布12の下端側縁部は縦方向(D→A,E→
B方向)に引張られ、ろ布12は展張される。
第6図に示すろ布12の吊設装置は他の実施例である。
この実施例においては、中凹状に切り欠いたろ布12の下
縁部に袋部22が、ろ布12の下部両側縁部に袋部23が形成
されており、ろ布12の下端両隅部B,Dが切り欠かれてい
る。そして、この両側の袋部22,23には1本のロープ24
が挿通されている。ロープ24の両端部は、ろ布12の下部
両側縁部の袋部23,23の上部(第6図、A,E点)でろ布12
に止着されており、ロープ24の中央部は、中凹状の中央
部(第6図、C点)でろ布12に止着されている。ロープ
24はろ布12の両隅切り欠き部(第6図、B,D点)におい
て、駆動チェーン15に係止具25で連結されている。そし
て、駆動チェーン15に牽引されるとロープ24は引張され
て、ろ布12の下端中央部(第6図、C点)では、縦方向
と横方向の分力が働く。そして、ろ布12の下部両側縁部
のロープ24の止着部(A,E点)では縦方向(A→B,E→
D)の力が働く。したがって、ろ布12の両隅部(B,D
点)でロープ24が牽引されるとろ布12は展張されて、た
るみとしわ寄りを防止する。また、ろ布12の下部周縁部
に設けた袋部22,23はロープ24のガイドとなるばかりで
なく、ろ布12の端部の補強となりうるものである。
符号26はろ板3の両側壁に沿って配設したガイドバー
である。このガイドバー26は、第2図に示すようにろ板
3の上部に立設した上部ブラケット27と、ろ板3の下端
に垂下し、案内ロール14を配設した下部ブラケット28と
に支架されている。このガイドバー26には第5図及び第
6図に示すように引張リング29が遊嵌されている。この
引張リング29は、ろ布12の下部両端部に吊金具20を配設
したものにあっては、この吊金具20に引張リング29が係
合されている。そして、駆動チェーン15でろ布12を昇降
させると、駆動チェーン15と第5図の吊金具20または第
6図の係止具21はガイドバー26に規制され、ガイドバー
26に沿って昇降する。したがって、ろ布12はガイドバー
26と一定の間隔を保って昇降し、ろ布12や駆動チェーン
15の蛇行を制限する。また、ろ板3,3間で駆動チェーン1
5が昇降する際、駆動チェーン15がたるもうとする反力
に対してもガイドバー26が規制する。従って、ガイドバ
ー26を設けることにより、ろ布12のたるみに起因する布
12のしわ寄りを防止できるとともにろ布12や駆動チェー
ン15の蛇行も防止することができる。
第7図及び第8図に示すように、ろ板3に立設した上
部ブラケット27には、凹字状の支持腕27aが形成されて
いる。この支持腕27aは、その底部に設けた受座30でス
ライドスプロケット11のボス部11aを支持するようにな
っている。ろ板群3・・・の開閉時には、駆動軸9に外
挿したスライドスプロケット11は、ろ板3の上部ブラケ
ット27に対し、自由に上方または左右に動けるようにな
っている。ろ板開閉時には、ろ板3は、ガイドレール2
とろ板アーム4との摺動抵抗により傾斜して移動しよう
とする。しかし、スライドスプロケット11はろ板3の上
部ブラケット27に固定されておらず、これと離れて移動
することもできる。従って、駆動軸9とスライドスプロ
ケット11の摩擦抵抗による焼付きや、無理な力が加わる
ことによってスライドスプロケット11やろ板3が破損す
るのを防止することができる。
上部ブラケット27の支持腕27aの両側壁には一対のガ
イドピン31,31が水平方向に止着されている。このガイ
ドピン31,31は、その両端を支持腕27aから突出させて、
スライドスプロケット11のボス部11aに沿って配設され
ている。ろ板群3・・・を閉板する時には、ガイドピン
31が隣接するスライドスプロケット11の側壁を押しなが
ら移動し、ろ板が傾斜して移動するのを防止する。そし
て、スライドスプロケット11を閉板方向に隣接するろ板
3の上部ブラケット27に収納すると同時に、ガイドピン
31はろ布12をろ板33間の中間位置に移動させ、ろ布昇降
開始時にろ布がろ板に引掛るのを防止する。そして、ろ
板3,3間を開板し、ろ布12を昇降させると、スライドス
プロケット11は駆動チェーン15に引張られ、負荷の最も
少ないろ板3,3間に移動し、ろ布12が昇降できるように
なっている。
この発明は上記のように構成してあるから、ろ布の上
下部が交叉する時に接触することがなく、たるもうとす
るろ布を展張することができるとともに、ろ布昇降用の
駆動輪がろ板の開閉とろ布走行との抵抗となることがな
い。即ち、従来装置にあっては、ろ布を昇降させると、
上部支持バーと下部支持バーが交叉する時に接触し、ろ
布やその吊設装置の破損の恐れがあったが、この発明に
あっては、最もたるもうとするろ布の下端中央部と側縁
部下端とを、それぞれ斜め方向と縦方向に引張してろ布
を緊張させるので、ろ布のしわ寄りやろ布の上下端の交
叉時に接触がなく、開板寸法を小さくでき、しかも、ろ
布走行スピードを速くすることができる。そして、従来
装置にあっては、駆動軸に噛み合わせた駆動輪がろ板上
部に固定してあるために、駆動輪がろ板開閉の抵抗とな
っていたが、この発明にあっては、ろ板の側面に沿って
配設したガイド杆にろ布や駆動チェーンの蛇行が規制さ
れるので、ろ布のしわ寄りとチェーンのろ板間での挾み
こみとを防止することができる。そして、駆動輪がろ板
に対してフリーとなっているのでろ板の開閉時に駆動チ
ェーンを巻き回した駆動輪が駆動軸上を自由に摺動で
き、従って、ろ板の開閉に抵抗となることがない。ま
た、ろ布の昇降時には、駆動輪は負荷の少ない方向に摺
動し、昇降時の負荷を軽減することができる。
産業上の利用可能性 以上のように、本発明に係るろ布の吊設装置は、下水
汚泥の処理、産業廃水の処理等に用いられるフィルタプ
レスに使用される吊設装置として適するものである。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレール(2,2)上に多数のろ板(3
    ・・・)を開閉自在に並列し、これらのろ板(3,3)間
    に一対のろ布(12,12)を設け、ろ板(3)上方の駆動
    輪(11)に巻き掛けた駆動媒体(15)の一端にろ布(1
    2)の上端部を連結し、案内ロール(14)に掛け回した
    そのろ布(12)の下端部を上記駆動媒体(15)の他端に
    連結し、ろ布(12)を昇降自在としたフイルタプレスに
    おいて、 上記ろ布(12)の上端部にろ布の上部支持バー(13)を
    配設し、そのろ布(12)の下端部を両端部を残して中央
    部を切り欠き中凹状に形成して、上記上部支持バーの両
    端部とろ布下端の両隅部とをそれぞれ上記駆動媒体に連
    結し、 上記ろ板群(3・・・)の上方に設けた駆動軸(9)に
    摺動自在に駆動輪(11)を配設し、この駆動輪(11)の
    ボス部(11a)を、ろ板(3)の上部に設けた支持杆(2
    7)で離接自在に支持すると共に、その駆動輪(11)の
    駆動媒体(15)の巻き掛け部(11b)をろ板(3)の開
    板方向側に配設した ことを特徴とするフイルタプレスにおけるろ布の吊設装
    置。
  2. 【請求項2】ガイドレール(2,2)上に多数のろ板(3
    ・・・)を開閉自在に並列し、これらのろ板(3,3)間
    に一対のろ布(12,12)を設け、ろ板(3)上方の駆動
    輪(11)に巻き掛けた駆動媒体(15)の一端にろ布(1
    2)の上端部を連結し、案内ロール(14)に掛け回した
    そのろ布(12)の下端部を上記駆動媒体(15)の他端に
    連結し、ろ布(12)を昇降自在としたフイルタプレスに
    おいて、 上記ろ布(12)の上端部にろ布の上部支持バー(13)を
    配設し、そのろ布(12)の下端部を両端部を残して中央
    部を切り欠き中凹状に形成して、上記上部支持バーの両
    端部とろ布下端の両隅部とをそれぞれ上記駆動媒体に連
    結し、 上記中凹状に形成したろ布(12)の下端部の両隅部に、
    袋部(18)を形成し、この袋部(18)に三角形状の吊金
    具(20)を挿入し、この吊金具(20)の下端部を上記ろ
    布の駆動媒体(15)に連結した ことを特徴とするフイルタプレスにおけるろ布の吊設装
    置。
  3. 【請求項3】ガイドレール(2,2)上に多数のろ板(3
    ・・・)を開閉自在に並列し、これらのろ板(3,3)間
    に一対のろ布(12,12)を設け、ろ板(3)上方の駆動
    輪(11)に巻き掛けた駆動媒体(15)の一端にろ布(1
    2)の上端部を連結し、案内ロール(14)に掛け回した
    そのろ布(12)の下端部を上記駆動媒体(15)の他端に
    連結し、ろ布(12)を昇降自在としたフイルタプレスに
    おいて、 上記ろ布(12)の上端部にろ布の上部支持バー(13)を
    配設し、そのろ布(12)の下端部を両端部を残して中央
    部を切り欠き中凹状に形成して、上記上部支持バーの両
    端部とろ布下端の両隅部とをそれぞれ上記駆動媒体に連
    結し、 上記中凹状に形成したろ布(12)の下端部と左右の下部
    側縁部とに袋部(22,23)を形成し、この袋部(22,23)
    に紐状体(24)を挿通し、この紐状体(24)の両端部を
    ろ布(12)にそれぞれ止着し、紐状体(24)の位置する
    ろ布(12)の両下隅部を上記ろ布の駆動媒体(15)に連
    結した ことを特徴とするフイルタプレスにおけるろ布の吊設装
    置。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項ないし第3項記載のろ布
    の吊設装置において、上記ろ板(3)の両側壁に沿って
    ガイド杆(26)を設け、このガイド杆(26)に引張リン
    グ(29)を遊嵌し、この引張リング(29)に上記ろ布
    (12)の両下隅部を止着したことを特徴とするフイルタ
    プレスにおけるろ布の吊設装置。
  5. 【請求項5】ガイドレール(2,2)上に多数のろ板(3
    ・・・)を開閉自在に並列し、これらのろ板(3,3)間
    に一対のろ布(12,12)を設け、ろ板(3)上方の駆動
    輪(11)に巻き掛けた駆動媒体(15)の一端にろ布(1
    2)の上端部を連結し、案内ロール(14)に掛け回した
    そのろ布(12)の下端部を上記駆動媒体(15)の他端に
    連結し、ろ布(12)を昇降自在としたフイルタプレスに
    おいて、 上記ろ板群(3・・・)の上方に設けられた駆動軸
    (9)に摺動自在に配設した駆動輪(11)のボス部(11
    a)を、ろ板(3)の上部に設けられた支持杆(27)で
    離接自在に支持する機構を備え、 この機構は、 上記支持杆(27)の上部に設けられた凹状の支持腕(27
    a)と、 この支持腕(27a)の底部に設けられ上記駆動輪(11)
    のボス部(11a)を支える受座(30)と、 上記支持腕(27a)の両側壁に突設された上記駆動輪(1
    1)のガイドピン(31)とからなる ことを特徴とするフイルタプレスにおけるろ布の吊設装
    置。
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