JP2000185556A - 昇降ルーフのテント装置 - Google Patents

昇降ルーフのテント装置

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JP2000185556A
JP2000185556A JP10365220A JP36522098A JP2000185556A JP 2000185556 A JP2000185556 A JP 2000185556A JP 10365220 A JP10365220 A JP 10365220A JP 36522098 A JP36522098 A JP 36522098A JP 2000185556 A JP2000185556 A JP 2000185556A
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JP
Japan
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tent
roof
lifting
elevating
folding
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JP10365220A
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English (en)
Inventor
Takeshi Wakabayashi
剛 若林
Eiko Matsuka
栄子 松禾
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Webasto Japan Co Ltd
Original Assignee
Webasto Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 索部材の端部を昇降リンク側に連結して組み
付け作業等を容易にし、索部材の中途部を案内してテン
ト絞りを効果的に行うようにする。 【解決手段】 本体ルーフ3に対して昇降ルーフ4を昇
降自在に設け、本体ルーフ3と昇降ルーフ4との間に、
昇降ルーフ4の昇降動作によって伸展・折畳みが行われ
るテント5を設けると共に、昇降リンク12を起伏させ
ることにより昇降ルーフ4を昇降させる駆動手段13
と、昇降ルーフ4の下降動作に伴ってテント5を折畳む
折畳み手段40とを設ける。前記折畳み手段40は、一
端がテント5に対して固定され、中途部がテント包囲状
態に配置され、かつ他端が昇降リンク12側に連結され
た索部材41と、昇降リンク12の倒伏動作で索部材4
1を引っ張ってテント5の上下方向中途部を内方へ絞る
べく、前記索部材41を案内する案内部材42とが設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降ルーフの昇降
動作によってテントを伸展・折畳み収納自在とした昇降
ルーフのテント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テントを伸展・折畳み収納自在にした従
来技術としては、特開平8ー324327号公報に開示
されているように、本体ルーフに対して昇降ルーフが昇
降自在に設けられ、本体ルーフと昇降ルーフとの間に、
昇降ルーフの昇降動作によって伸展・折畳みが行われる
テントが設けるられと共に、昇降リンクを起伏させるこ
とにより昇降ルーフを昇降させる駆動手段と、昇降ルー
フの下降動作に伴ってテントを折畳む折畳み手段と、テ
ントの前内部の左右コーナ部近傍と掛止して昇降ルーフ
下降時にテント内方側へ倒伏して、テント前部を折畳み
補助する前折畳み補助手段とが設けられている。
【0003】そして、前記折畳み手段を構成する索部材
は、一端がテントに固定され、中途部がテント包囲状態
に配置され、かつ他端が昇降リンクを駆動する駆動ケー
ブルの遊端側に連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、昇降ルーフの下降に伴って索部材を引っ張り、テン
トを絞るように折畳み収納することができるが、索部材
は上部ガイドレール内に挿通された駆動ケーブルの遊端
側に連結されているので、組み付け作業、長さ調整等が
困難であり、また、テントに対する索部材の位置も不定
であって、効果的な絞り折畳みが期待し難いものとなっ
ている。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決できるようにした昇降ルーフのテント装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】本発明は、索部材の端部を昇降リンク側に
連結して組み付け作業等を容易にし、その中途部の位置
を案内してテント絞りを効果的に行うことができるよう
にした昇降ルーフのテント装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、本体ルーフ3に対して昇
降ルーフ4が昇降自在に設けられ、本体ルーフ3と昇降
ルーフ4との間に、昇降ルーフ4の昇降動作によって伸
展・折畳みが行われるテント5が設けられと共に、昇降
リンク12を起伏させることにより昇降ルーフ4を昇降
させる駆動手段13と、昇降ルーフ4の下降動作に伴っ
てテント5の折畳む折畳み手段40とが設けられてお
り、前記折畳み手段40は、一端がテント5に対して固
定され、中途部がテント包囲状態に配置され、かつ他端
が昇降リンク12側に連結された索部材41と、昇降リ
ンク12の倒伏動作で索部材41を引っ張ってテント5
の上下方向中途部を内方へ絞るべく、前記索部材41を
案内する案内部材42とが設けられていることである。
【0008】これによって、昇降ルーフ4を上昇姿勢か
ら下降するために昇降リンク12を倒伏作動させると、
それに連結された索部材41は引っ張られ、索部材41
は案内部材42によって案内されながら、テント5の上
下方向中途部を内方へ絞り、これによりテント5は折畳
まれる。
【0009】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記昇降ルー
フ4は前部を昇降すべく後部が本体ルーフ3に枢支さ
れ、昇降リンク12は左右一対あって、上端が昇降ルー
フ4の左右に設けた上部ガイドレール9に前後移動自在
に支持され、テント5の左右一側から前部を経て左右他
側の昇降リンク12に至る索部材41が左右対称状に一
対設けられていることである。
【0010】これによって、テント5は前部が高く上昇
され、前部の左右コーナ部が略均一にかつ効果的に絞ら
れる。
【0011】本発明における課題解決のための第3の具
体的手段は、本体ルーフ3に対して昇降ルーフ4が昇降
自在に設けられ、本体ルーフ3と昇降ルーフ4との間
に、昇降ルーフ4の昇降動作によって伸展・折畳みが行
われるテント5が設けられと共に、左右一対の昇降リン
ク12を起伏させることにより昇降ルーフ4を昇降させ
る駆動手段13と、昇降ルーフ4の下降動作に伴ってテ
ント5を折畳む折畳み手段40とが設けられており、前
記折畳み手段40は、中途部がテント包囲状態に配置さ
れかつ両端が昇降リンク12側に連結された索部材41
と、左右昇降リンク12の倒伏動作で索部材41の両端
を引っ張ってテント5の上下方向中途部を内方へ絞るべ
く、前記索部材41を案内する案内部材42とが設けら
れていることである。
【0012】これによって、昇降ルーフ4を上昇姿勢か
ら下降するために左右昇降リンク12を倒伏作動させる
と、それに連結された索部材41は両端が後方へ引っ張
られ、索部材41は案内部材42によって案内されなが
ら、テント5の上下方向中途部を内方へ絞り、これによ
りテント5は折畳まれる。
【0013】本発明における課題解決のための第4の具
体的手段は、第2又は3の具体的手段に加えて、前記案
内部材42は昇降ルーフ4側とテント5の内の少なくと
も昇降ルーフ4側に設けられていて、その案内部材42
は、索部材41の引き方向を前後に転換すべく、起立姿
勢時の昇降リンク12近傍の昇降ルーフ4側の位置以後
に固定又は前後位置調整自在に設けられていることであ
る。
【0014】これによって、索部材41を上部ガイドレ
ール9内のケーブル溝内に挿通したり、そのケーブル溝
内に挿通されている駆動ケーブルに連結したりする必要
がなく、組み付けが容易になると共に、テント5を効果
的に絞るために適正な位置に索部材41を案内する。
【0015】本発明における課題解決のための第5の具
体的手段は、第1〜4のいずれかの具体的手段に加え
て、前記索部材41は、一端又は中途部に弾性伸縮部材
43を有する、及び/又は昇降リンク12側に対して長
手方向位置調整自在に設けられていることである。
【0016】これによって、索部材41でテント5の伸
展を妨害することはなく、テント5の絞り開始時期を適
正化することが可能になる。
【0017】本発明における課題解決のための第6の具
体的手段は、第1〜5のいずれかの具体的手段に加え
て、前記テント5は前部の最大上昇部高さ寸法が左右寸
法より長く設定され、前記本体ルーフ3にテント5の前
内部の左右コーナ部近傍と掛止する前折畳み補助部材2
1が倒伏・起立自在に枢支され、この前折畳み補助部材
21に昇降ルーフ4の下降時にテント内方側へ倒伏させ
る付勢部材29が設けられ、索部材41が前折畳み補助
部材21より上方に配置されていることである。
【0018】これによって、テント5は前部の最大上昇
部高さ寸法が左右寸法より長く設定されていても、テン
ト5の前部を、上部の索部材41とそれより下部の前折
畳み補助部材21とで協働して、適正かつ効果的に折畳
む。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1〜9において、1は車両2のルーフで
あって、このルーフ1は、車体2の上部を構成する本体
ルーフ(本体部材)3と、この本体ルーフ3に対して昇
降自在な昇降ルーフ4とから構成され、これら本体ルー
フ3と昇降ルーフ4との間には伸展・折畳み収納自在に
テント5が設けられている。本体ルーフ3および昇降ル
ーフ4は、その外形が平面視で前後に長い長方形状を呈
している。
【0021】前記昇降ルーフ4は、後端部が本体ルーフ
3にヒンジ手段6を介して左右横軸回りに回動自在に枢
着され、車両2の前後方向の中間部位において、テント
5の外側に配置された左右一対のダンパ部材7(例えば
ガススプリング、油圧シリンダ等)を介して本体ルーフ
3に連結されている。
【0022】また、本体ルーフ3と昇降ルーフ4との間
の左右両側部で且つテント5の外側には、昇降ルーフ4
を昇降させるための昇降装置8が設けられている。
【0023】左右各昇降装置8は、昇降ルーフ4の側部
下面側に取付けられた上側ガイドレール9と、この上側
ガイドレール9の下側に取付けられた中間ガイドレール
10と、本体ルーフ3の側部上面側に取付けられた下側
ガイドレール11と、これらガイドレール9、10、1
1に係合する昇降リンク12と、この昇降リンク12を
作動させる駆動手段13とから主構成されている。
【0024】図7、8に示すように、前記昇降リンク1
2の一端(上端)側は、ローラ12aを介して上側ガイ
ドレール9に前後移動自在に支持され、他端(下端)側
はローラ12bを介して下側ガイドレール11に前後移
動自在に支持され、中間部はローラ12cを介して中間
ガイドレール10のガイド溝10aに前後移動自在に支
持されている。
【0025】前記駆動手段13は昇降ルーフ4の下面側
に取付けられたモータを有し、駆動ケーブル13a、ス
ライダ13b等を介して昇降リンク12の一端側に連動
連結されていて、この昇降リンク12を前後方向に駆動
可能としている。
【0026】そして、図3,4に仮想線で示すように、
昇降ルーフ4の下降姿勢では、昇降リンク12は各ガイ
ドレール9、10、11の前端側に位置し且つ倒伏状態
であり、この状態から駆動手段13によって昇降リンク
12を後方移動させると、昇降リンク12が立上がっ
て、図3,4に実線で示すように、昇降ルーフ4がヒン
ジ手段6を支点として上方に回動して前傾状の上昇姿勢
となる。
【0027】また、逆に、上昇姿勢から昇降リンク12
を前方移動させることによって、この昇降リンク12が
下端を中心に上端が下がるように倒伏して昇降ルーフ4
が下降姿勢となる。
【0028】なお、ダンパ部材7の伸縮動作によって、
昇降ルーフ4の昇降動作をアシストするようになってい
る。
【0029】図1〜3、5〜9において、前記テント5
は、本体ルーフ3に形成された矩形状の開口部14を取
り囲むように設けられ、上縁側は上側取付部材15に取
着され、下縁側は下側取付部材16に取着されていて、
昇降ルーフ4の昇降動作によって、伸展・折畳み自在と
されている。
【0030】前記上側取付部材15は昇降ルーフ4の下
面側で、左右側縁および前後縁に沿った矩形状に配置固
定され、下側取付部材16は本体ルーフ3の上面側で、
左右側縁および前後縁に沿った矩形状に配置固定されて
いる。
【0031】テント5は、昇降ルーフ4を上昇したとき
の前部の最大上昇部高さ寸法が、前面部5Bの幅寸法よ
りも長く設定されており、テント内部空間をより大きく
できるようにしている。
【0032】前記テント5は、上下方向中間部におい
て、一側面部5A後部から前面部5Bを経て他側面部5
A後部に亘って上下分離可能に切断されていると共に、
この切断部分はファスナ17によって接続されていて、
開閉自在とされている。
【0033】また、テント5の上部外側には、テント5
のファスナ17の上側部分を覆うように防虫可能なネッ
ト部材18が設けられ、このネット部材18の上端側は
テント5と共に上側取付部材15に取着され、ネット部
材18の下端側は、テント5のファスナ17の下側部分
に縫着され、さらに、ネット部材18の上部はファスナ
19によって、一側面部後部から前面部を経て他側面部
後部に亘って開閉自在とされている。
【0034】テント5の前側の左右各コーナ部分(テン
ト側面部5Aの前端側)の外面側には、布等からなる帯
状の吊り部材20がテント5に沿って上下方向に配置さ
れており、この吊り部材20の上部はテント5の上端側
に縫着され、下部はテント5のファスナ17の下側部分
に縫着されている。
【0035】昇降ルーフ4の上昇姿勢において、前記フ
ァスナ17、19を開けても、テント5の前記切断部分
の下側部分が、吊り部材20によって吊持されて倒れる
ことがなく、この部分の保形がなされるようになってい
る。したがって、ファスナ17、19を開けたまま、昇
降ルーフ4を昇降させても支障のないように構成されて
いる。
【0036】テント5の前側の左右各コーナ部分の内面
側には、前折畳み補助部材21が配置されている。この
前折畳み補助部材21は、図8、9に示すように、上部
の棒部材22と、下部の取付部材23とからなる。
【0037】前記棒部材22は、テント5のファスナ1
7の下側部分の上部に、テント5の前面部5Bおよび側
面部5Aに沿って配置され、テント5のコーナ部に縫着
された筒状部24に挿通されていて、テント5に同行移
動可能で且つテント5に沿って(棒部材22の長手方向
に)相対移動可能(フリー状態)となっている。なお、
棒部材22はテント5に接着、面ファスナ又はビス等に
よって係属させてもよい。
【0038】前記取付部材23は、平断面左右方向外方
に開放状のコ字形に形成され、上部に棒部材22が溶接
等によって固定され、下端側は本体ルーフ3に固定の支
持部材25を介して枢支されている。
【0039】支持部材25は下取付部材16に固定さ
れ、前後一対の支持壁26を備え、この前後支持壁26
間に取付部材23の下端部が前後方向の支軸27を介し
て前後軸回りに回動自在に支持されていて、前折畳み補
助部材21が倒伏・起立可能とされている。
【0040】支持部材25には左右方向内側方に突出状
の掛止部28が設けられ、この掛止部28に形成された
孔に引張りコイルバネ(付勢手段)29の一端部が引掛
けられ、コイルバネ29の他端部は取付部材23の上部
に形成した孔に引掛けられ、このコイルバネ29によっ
て起立状の前折畳み補助部材21を左右方向内方側に倒
伏させるように付勢している。
【0041】前記構成において、昇降ルーフ4の上昇姿
勢時におけるテント5は、昇降ルーフ4と本体ルーフ3
との間に張られており、前折畳み補助部材21はテント
5と共に起立状態であり、また、コイルバネ29は伸長
されている。
【0042】この状態から昇降ルーフ4を下降させる
と、前折畳み補助部材21がコイルバネ29の付勢力に
より支軸27回りに回動して左右方向内側方に倒伏し、
この前折畳み補助部材21によりテント5が内側に引張
られて、テント5前部が昇降ルーフ4からはみ出すこと
なく折畳まれる。なお、このとき、コイルバネ29も前
折畳み補助部材21と共に倒伏する。
【0043】本体ルーフ3と昇降ルーフ4との間に設け
られたテント5は、昇降ルーフ4の上昇動作によって伸
展し、下降動作によって折畳まれる。テント5の折畳み
時において、昇降ルーフ4を下降させると、前折畳み補
助部材21がバネ体29の付勢力によってテント5内方
側に倒伏し、この前折畳み補助部材21に引っ張られて
テント5が内方側に強制的に規則正しく折畳まれる。
【0044】前記前折畳み補助部材21はテント5の前
部のみを折畳むのに対して、テント5の前部から側部に
かけて広範囲を折畳む折畳み手段40が設けられてお
り、この折畳み手段40は、テント5の外周を取り囲む
索部材41と、これの引き動作を案内する案内部材42
とを有する。
【0045】前記索部材41は、ロープ、布紐又は布テ
ープ等で形成されており、左右一対が左右対称形状に配
置されている。各索部材41は、一端がテント5の左右
一側面部5A、本体ルーフ又は昇降ルーフ4等の前後移
動しない非移動部材(テント5側)に固定され、中途部
がテント5の左右一側から前面部5Bを経て左右他側へ
至るテント包囲状態に配置され、かつ他端がテント5の
左右他側に位置する昇降リンク12又は昇降リンク12
に設けた移動部材(昇降リンク12側)等に連結されて
いる。
【0046】索部材41の昇降リンク12側端部の固定
は、例えば図7に示すように、昇降リンク12に取り付
け具45を固着しておき、この取り付け具45の孔45
aに索部材41を挿通し、この索部材41を取り付け具
45の先端から孔45a側に出退する止めネジ46で固
定するように構成することができ、このように構成して
おけば、止めネジ46を緩めることにより、索部材41
の端部位置を長手方向に調整することができる。
【0047】前記索部材41は、一端又は中途部にスプ
リング又はゴム等で形成された弾性伸縮部材43を有
し、両端間距離を弾力的に変更可能にし、テント5を負
荷を軽減しながら無理なく絞るようになっている。
【0048】案内部材42は、索部材41を長手方向引
き動作可能に挿通するワッカ形状体で、昇降ルーフ4側
とテント5とに少なくとも1個以上設けられている。
【0049】昇降ルーフ4側の案内部材42A、42B
は、上部ガイドレール9と中間ガイドレール10とを固
着しているボルト39を利用して取り付けたり、又は昇
降ルーフ4自体にネジ止めしたりしている。
【0050】特に、後部側の案内部材42Aは、起立姿
勢時の昇降リンク12近傍の昇降ルーフ4側の位置又は
それより後方位置に設けられており、索部材41の引き
方向を前後に方向転換するものである。
【0051】前記案内部材42Aは、図7に示すよう
に、前記ボルト39を介して帯板47を取り付け、この
帯板47に前後方向に長い長孔47aを形成し、この長
孔47aに案内部材42Aの基部を挿通してナット止め
をし、案内部材42Aを長孔47aの範囲内で前後位置
調整するように構成することが好ましい。
【0052】この案内部材42Aを前後位置調整自在に
することにより、索部材41の端部位置を長手方向に調
整するのと同様に、索部材41の両端間距離を変更で
き、テント5の伸展時の案内部材42Aの張り状態を調
整できる。
【0053】テント5側の案内部材42Cは、例えば、
リングに布紐を取り付け、その布紐をテント5に逢着し
て取り付けたりしており、前部の左右コーナ部でかつ前
折畳み補助部材21より上方位置に設けておくことが好
ましい。
【0054】なお、前記案内部材42Bは上部ガイドレ
ール9の前端部に設けられているが、前後中途に設けて
おいてもよく、テント5側の案内部材42Cは、1本の
索部材41に対して2個以上設けてもよい。
【0055】前記構成の折畳み手段40は、昇降リンク
12の前移動を伴う倒伏動作で索部材41の一端を前方
向に引っ張ることになり、この索部材41の引っ張りに
より、テント5の上下方向中途部を内方へ絞るように折
畳み、前折畳み補助部材21と協働して、特に最大上昇
部高さが高いテント5の前部を効果的に絞って、内方へ
収納させる。
【0056】前記取り付け具45と帯板47はどちらか
一方でもよく、テント5及びガイドレール9、10から
露出した部位にあるので、索部材41の位置調整は容易
にできる。
【0057】ところで、昇降ルーフ4を上昇位置から下
降させる際においては、テント5内の内圧が上がり、図
3に仮想線で示すように、この内圧によってテント5の
前面部5Bが前方に膨らもうとするが、前記索部材41
はこの膨らみを規制し、テント5を昇降ルーフ4からは
みだすことなく良好に折畳むことができる。
【0058】図10は折畳み手段40の変形例を示して
おり、1本の索部材41の両端を左右昇降リンク12に
連結し、その中途部をテント5の前面部5Bの左右コー
ナ部に設けた案内部材42Cで案内掛止し、昇降ルーフ
4の左右後部に案内部材42Aを設け、左右昇降リンク
12で索部材41の両端を同時に引っ張るように構成し
ている。
【0059】この変形例の折畳み手段40では、1本の
索部材41の両端を同時に後方に引っ張るので、テント
5は前面側から内方へ絞り込まれ、前部及び前側部が昇
降ルーフ4からはみ出すのを防止する。
【0060】前記変形例において、弾性伸縮部材43は
索部材41の中途部2箇所に設けられているが1箇所で
もよく、索部材41をテント5の前面中央に逢着してお
いてもよく、また、索部材41及び案内部材42Cを上
下方向に複数対配置してもよい。
【0061】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
昇降ルーフ4は傾斜状に上昇するように構成されている
が、上下方向に平行移動するように昇降させるようにし
たり、昇降リンク12の下部を一点枢支しておいて、上
部のみの前後移動で起伏動作させるようにしたりしても
よい。
【0062】索部材41は1本でもよく、その場合は、
テント5前部の左右コーナ部に2つの案内部材42Cを
設けておき、両案内部材42Cに1本の索部材41を挿
通するように構成することが好ましい。テント5の内周
側に案内部材42C及び索部材41を配置して、テント
5を内側から引き込むように構成することも可能であ
る。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、昇降ルー
フ4を上昇姿勢から下降するために昇降リンク12を作
動させると、案内部材42によって案内されながら索部
材41は引っ張られ、テント5の上下方向中途部を内方
へ絞りながら効果的に折畳むことができ、昇降ルーフ4
からのテント5のはみ出しを確実に防止でき、しかも索
部材41の組み付けも容易にできる。
【0064】また、索部材41が1本であっても、その
両端を左右昇降リンク12に連結することにより、テン
ト5の確実な折畳みができる。
【0065】さらに、前部が高く上昇されるテント5で
も、索部材41を左右対称状に一対設けることにより、
また、前折畳み補助部材21を協働させることにより、
前部の左右コーナ部を略均一にかつ効果的に折畳むこと
ができる。
【0066】さらにまた、索部材41の両端間距離を調
整又は弾性伸縮させて、テント5の引き込み量、絞り時
期等を適正化したり、テント5伸展の索部材41の張り
状態を適正にしたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すテント張り状態の全
体斜視図である。
【図2】テント絞り状態の全体斜視図である。
【図3】テント装置の全体概略側面図である。
【図4】昇降装置の側面図である。
【図5】テントの側面図である。
【図6】昇降ルーフを取り払った平面図である。
【図7】図3のX−X線断面図である。
【図8】前折畳み補助部材の一部断面正面図である。
【図9】テント内面から見た前折畳み補助部材の側面図
である。
【図10】折畳み手段の変形例を示す全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ルーフ 3 本体ルーフ 4 昇降ルーフ 5 テント 8 昇降装置 9 上側ガイドレール 10 中間ガイドレール 12 昇降リンク 13 駆動手段 21 前折畳み補助部材 40 折畳み手段 41 索部材 42 案内部材 43 弾性伸縮部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ルーフ(3)に対して昇降ルーフ
    (4)が昇降自在に設けられ、本体ルーフ(3)と昇降
    ルーフ(4)との間に、昇降ルーフ(4)の昇降動作に
    よって伸展・折畳みが行われるテント(5)が設けられ
    と共に、昇降リンク(12)を起伏させることにより昇
    降ルーフ(4)を昇降させる駆動手段(13)と、昇降
    ルーフ(4)の下降動作に伴ってテント(5)を折畳む
    折畳み手段(40)とが設けられており、 前記折畳み手段(40)は、一端がテント(5)に対し
    て固定され、中途部がテント包囲状態に配置され、かつ
    他端が昇降リンク(12)側に連結された索部材(4
    1)と、昇降リンク(12)の倒伏動作で索部材(4
    1)を引っ張ってテント(5)の上下方向中途部を内方
    へ絞るべく、前記索部材(41)を案内する案内部材
    (42)とが設けられていることを特徴とする昇降ルー
    フのテント装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降ルーフ(4)は前部を昇降すべ
    く後部が本体ルーフ(3)に枢支され、昇降リンク(1
    2)は左右一対あって、上端が昇降ルーフ(4)の左右
    に設けた上部ガイドレール(9)に前後移動自在に支持
    され、テント(5)の左右一側から前部を経て左右他側
    の昇降リンク(12)に至る索部材(41)が左右対称
    状に一対設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の昇降ルーフのテント装置。
  3. 【請求項3】 本体ルーフ(3)に対して昇降ルーフ
    (4)が昇降自在に設けられ、本体ルーフ(3)と昇降
    ルーフ(4)との間に、昇降ルーフ(4)の昇降動作に
    よって伸展・折畳みが行われるテント(5)が設けられ
    と共に、左右一対の昇降リンク(12)を起伏させるこ
    とにより昇降ルーフ(4)を昇降させる駆動手段(1
    3)と、昇降ルーフ(4)の下降動作に伴ってテント
    (5)を折畳む折畳み手段(40)とが設けられてお
    り、 前記折畳み手段(40)は、中途部がテント包囲状態に
    配置されかつ両端が左右昇降リンク(12)側に連結さ
    れた索部材(41)と、昇降リンク(12)の倒伏動作
    で索部材(41)の両端を引っ張ってテント(5)の上
    下方向中途部を内方へ絞るべく、前記索部材(41)を
    案内する案内部材(42)とが設けられていることを特
    徴とする昇降ルーフのテント装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材(42)は昇降ルーフ
    (4)側とテント(5)の内の少なくとも昇降ルーフ
    (4)側に設けられていて、その案内部材(42)は、
    索部材(41)の引き方向を前後に転換すべく、起立姿
    勢時の昇降リンク(12)近傍の昇降ルーフ(4)側の
    位置以後に固定又は前後位置調整自在に設けられている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の昇降ルーフの
    テント装置。
  5. 【請求項5】 前記索部材(41)は、一端又は中途部
    に弾性伸縮部材(43)を有する、及び/又は昇降リン
    ク(12)側に対して長手方向位置調整自在に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の昇降ルーフのテント装置。
  6. 【請求項6】 前記テント(5)は前部の最大上昇部高
    さ寸法が左右寸法より長く設定され、前記本体ルーフ
    (3)にテント(5)の前内部の左右コーナ部近傍と掛
    止する前折畳み補助部材(21)が倒伏・起立自在に枢
    支され、この前折畳み補助部材(21)に昇降ルーフ
    (4)の下降時にテント内方側へ倒伏させる付勢部材
    (29)が設けられ、索部材(41)が前折畳み補助部
    材(21)より上方に配置されていることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の昇降ルーフのテント装
    置。
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