JP3445029B2 - パネルシャッター装置 - Google Patents

パネルシャッター装置

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JP3445029B2 JP19086395A JP19086395A JP3445029B2 JP 3445029 B2 JP3445029 B2 JP 3445029B2 JP 19086395 A JP19086395 A JP 19086395A JP 19086395 A JP19086395 A JP 19086395A JP 3445029 B2 JP3445029 B2 JP 3445029B2
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、チェーンで連結され
た複数のシャッター用パネルの収納時に、これらパネル
を巻き込むことなく折畳状態に収納できるパネル式のパ
ネルシャッター装置の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のパネルシャッター装置
は、シャッター開閉用開口の両側に配置され、上部に収
納ボックスを有する左右一対の縦ガイドレールと、これ
らの縦ガイドレール間を昇降開閉する上下複数段のパネ
ルと、これら各パネルの上部両側に外側へ向けて突出す
るように差し込まれたロングピンと、このロングピンに
軸支された走行ローラと、前記各パネルの相互を両側方
で連結している左右一対のパネル連結チェーンと、前記
収納ボックス内に配置され、前記パネル連結チェーンを
噛合させて正逆両方向に回転駆動されるパネル駆動用ス
プロケットと、前記収納ボックス内に配置され、前記パ
ネル駆動用スプロケットをパネル収納方向に通過した各
パネルの前記走行ローラを転動自在に支承する支持レー
ルとを備えたものがある。 【0003】かようなパネルシャッター装置は、パネル
駆動用スプロケットを正回転駆動させると、パネル連結
チェーンを介して収納ボックス内のパネルが縦ガイドレ
ールに引き出されて下降し、これに沿って縦移動した
後、各パネルが同一垂直面状に展開されて保持される
(パネルシャッターの閉じた状態)。一方、パネル駆動
用スプロケットを逆回転駆動させると、パネル連結チェ
ーンでパネルが引き上げられてパネル駆動用スプロケッ
トを通過した後、各パネルの走行ローラが支持レール上
を転動し、これに沿って横移動した後、各パネルがそれ
ぞれ平行隣接した折畳状態で支持レールに吊持されると
ともに、パネル連結チェーンが各パネルの側方で弛んで
垂下する(パネルシャッターの開いた状態)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のパネルシャッタ
ー装置は、以下に述べるような欠点を有している。すな
わち、一般に収納ボックス内部には、複数のパネルを収
納するための収納用スペースと、この収納用スペースの
両側に支持レールやパネル駆動用スプロケット等を配置
するための配置用スペースとを設ける必要がある。とこ
ろが、例えばパネル駆動用スプロケットは、収納ボック
ス内で両ガイドレールの上端部近傍にのみ配置されるも
ので、配置用スペースの全域に亘って配置されるもので
はない。したがって、配置用スペースには実際は何も配
置されない部分が存在することになり、このような余分
なスペースを設けていたため収納ボックス全体が大型化
していた。また、支持レールとこれに沿って横移動する
パネルとの間が何ら仕切られていないので、パネルとこ
れの側方で垂下しているパネル連結チェーンとが互いに
干渉し合い、双方が損傷する等の不具合が生じる可能性
もあった。 【0005】この発明は、上記のような従来の問題点を
解消するためになされたもので、収納ボックス内のスペ
ースを効率的に利用して該収納ボックス全体をコンパク
トに構成することができるパネルシャッター装置を提供
することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明に係るパネルシ
ャッター装置は、収納ボックスは左右両側にブラケット
を備え、該ブラケットは内側に向けて張り出した張り出
し部と、この張り出し部の外側に形成された凹状空間部
とを有し、この凹状空間部内に支持レールを配置し、該
支持レールとこれに沿って横移動するパネルとを前記張
り出し部で隔絶し、前記凹状空間部内で走行ローラを移
動させ且つパネル連結チェーンを垂下させるようにした
ものである。 【0007】 【作用】この発明におけるパネルシャッター装置は、収
納ボックス左右両側のブラケットに形成した凹状空間部
内に支持レールが配置されているから、ブラケットより
内側にはこの支持レールの配置スペースを設ける必要が
なく、これによってパネル駆動用スプロケットをブラケ
ットに近づけて配置できるので、収納ボックス全体をコ
ンパクトに構成することが可能になるとともに、パネル
駆動用スプロケットの荷重モーメントを低下させて該パ
ネル駆動用スプロケットのパネル支持強度を向上させる
ことが可能になる。また、パネル収納時には、各パネル
とパネル連結チェーンとの間はブラケットの張り出し部
により仕切られた状態となるから、これらパネルとパネ
ル連結チェーンとが直接接触することもない。 【0008】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1ないし図4において、1はシャッター
開閉用開口の両側に起立配置された左右一対のガイドレ
ールであり、これらのガイドレール1は、対向面側に縦
長開口を有する断面略コ字状の部材からなっている。2
は両ガイドレール1の内部に両側が昇降自在に嵌込み係
合されて前記両ガイドレール1間を昇降開閉する上下複
数段のパネルであり、これらのパネル2相互は、それぞ
れの両側方向において左右一対のパネル連結チェーン3
で一連に連結されている。 【0009】さらに詳述すると、各パネル2の上部両側
には、図1及び図2に示すようにロングピン21がスラ
スト方向移動可能に軟質材からなるブッシュ24を介し
て差し込まれ、このロングピン21は、前記左右のパネ
ル連結チェーン3に連結されている。したがって、パネ
ル2の相互は、それぞれの上部両側端面から突出する前
記ロングピン21を介して前記パネル連結チェーン3で
吊り持ち状に連結されている。また、前記ロングピン2
1には各パネル2の両側端面とパネル連結チェーン3と
の間に位置する走行ローラ(吊り下げ用ローラ)22が
回転自在に取り付けられている。 【0010】さらに、各パネル2の下部両側には下部ガ
イドローラ23が回転自在に軸支されている。この下部
ガイドローラ23は、前記ロングピン21とは移動経路
が異なる配置とされ、シャッター開閉動作時に当該下部
ガイドローラ23がパネル連結チェーン3と干渉しない
ようにしてある。ここで、パネル2とパネル連結チェー
ン3と走行ローラ22の位置関係について述べると、各
パネル2の左右両側端面よりも外側に走行ローラ22が
配置され、且つ該走行ローラ22よりもさらに外側にパ
ネル連結チェーン3が配置された関連配置構成となって
いる。 【0011】4は前記ガイドレール1の上部に配置され
たは収納ボックスであり、この収納ボックス4は、左右
両側にブラケット4aを備えており、このブラケット4
aとしては、前記収納ボックス4の両側壁部を形成する
もの、または該収納ボックス4の内部両側に配置される
もののいずれであってもよい。そして、ブラケット4a
は、パネル収納方向中央部において、収納ボックス4の
内側へ向けて張り出した張り出し部Aを有するととも
に、この張り出し部Aの外側により構成される凹状空間
部Bを有し、さらに収納ボックス4内において張り出し
部Aには断面L字状の補強部材Cが固着されることによ
り、収納ボックス4の内部中央とは区画された空間部が
構成されている。 【0012】また、前記張り出し部Aには、図3に示す
ように、収納ボックス4内におけるパネル出入口の上方
からパネル収納方向に向かって漸次緩やかに下降傾斜し
た切り込みが形成されるとともに、この切り込み下側を
凹状空間部B側へ直角に折り曲げることにより台Dが形
成され、この台D上にパネル出入口を通過して収納ボッ
クス4内に移動したパネル2の走行ローラ22を転動走
行自在に支承してパネル2相互を並列状態に吊持するた
めの支持レール5が配置されている。したがって、支持
レール5の上側で該支持レール5に沿っては、張り出し
部AにスリットEが形成された状態になっているが、こ
のスリットEは各パネル2の収納時に該パネル2に取り
付けた前記ロングピン21の通過するスペースとなって
いる。一方、凹状空間部Bにおいては、前記スリットE
の下方に別のスリットFが形成されていて、このスリッ
トFは、パネル2の前記下部ガイドローラ23が通過し
て該ローラ軸をガイドするスペースとなっている。 【0013】かかる収納ボックス4において、両ガイド
レール1の上端部近傍にはそれぞれパネル駆動用スプロ
ケット6が配置されている。すなわち、パネル駆動用ス
プロケット6は、これに一体化されたスプロケット軸7
を前記ブラケット4aと前記補強部材Cとに軸受け部材
を介して支持させているもので、そのスプロケット軸7
には入力スプロケット8が設けられ、この入力スプロケ
ット8は、前記ブラケット4aの内側面と前記パネル駆
動用スプロケット6との間に配置されて該パネル駆動用
スプロケット6と同軸回転するようになっている。なお
スプロケット軸7を固定軸としてこれに軸受け部材を介
して各スプロケットを配置してもよい。そして、前記パ
ネル駆動用スプロケット6には、前記パネル連結チェー
ン3が噛合されている。 【0014】以上において、パネル駆動用スプロケット
6に噛合したパネル連結チェーン3で連結されている一
連のパネル2は、前記パネル駆動用スプロケット6の正
逆回転による前記パネル連結チェーン3の送り作動で、
ガイドレール1に沿った直列姿勢の縦移動と、支持レー
ル5に沿った並列姿勢の横移動とに継送されるようにな
っている。 【0015】また、収納ボックス4内におけるガイドレ
ール1の上端側には、パネル駆動用スプロケット6の近
くに位置してパネル連結チェーンの異常屈折(弛み)を
電気的に感知するチェーン弛み感知装置11が設けられ
ている。このチェーン弛み感知装置11は、パネル連結
チェーン3をガイドレール1との間で挟む方向に付勢さ
れて、各パネル2相互の折り重なりや詰まり等に起因し
たパネル連結チェーン3の異常屈折部で押動されて変位
するプレート11aと、このプレート11aの変位によ
り動作するリミットスイッチ11bとを備えている。 【0016】さらに、前記パネル駆動用スプロケット6
の近傍には、該パネル駆動用スプロケット6に噛合した
パネル連結チェーン3の昇降動作時に、これと接触して
前記パネル駆動用スプロケット6から移動方向へ確実に
引き離すチェーン離脱板12及び13が配置されてい
る。また、前記支持レール5の上方には該支持レール5
に沿ってチェーン先端誘導棒14が配置され、このチェ
ーン先端誘導棒14の先端には前記パネル連結チェーン
3が遊嵌されている。一方、前記収納ボックス4のパネ
ル出入口近傍には、パネルガイド15が設けられ、この
パネルガイド15は、シャッター開閉動作時において、
各パネル2の下部ガイドローラ23が該パネルガイド1
5に沿って転動することにより、各パネル2の下端をス
ムーズに誘導するようになっている。 【0017】また、収納ボックス4の後面側には、該収
納ボックス4に固着した支持ブラケット16を介してパ
ネル駆動手段(開閉機)17が配置されている。そし
て、収納ボックス4内には、ブラケット4aの両側に固
着した前記とは別の左右一対の支持ブラケット18に軸
受け部材を介して回転自在に支承された主動回転軸31
が配置され、この主動回転軸31の両端部には前記支持
ブラケット18の内側で伝動スプロケット32が取り付
けられているとともに、一方の支持ブラケット18(図
1において左側)の外側近傍において連動スプロケット
33が取り付けられている。そして、伝動スプロケット
32と前記入力スプロケット8とには無端状の伝動チェ
ーン34が巻回噛合されている一方、連動スプロケット
33と前記パネル駆動手段17とには無端状の連動チェ
ーン35が巻回噛合されている。 【0018】次に動作について説明する。パネル2の昇
降動作は、パネル駆動手段17を起動させると、その回
転駆動力が連動チェーン35、連動スプロケット33、
主動回転軸31、入力スプロケット8、伝動チェーン3
4、伝動スプロケット32、スプロケット軸7のそれぞ
れを介してパネル駆動用スプロケット6に伝達されるこ
とによって行われる。 【0019】すなわち、上述したような動力伝達によっ
て、パネル駆動用スプロケット6が図3の矢印X方向に
回転駆動されると、これに噛合したパネル連結チェーン
3がガイドレール1に沿って上昇し、そのパネル連結チ
ェーン3の上昇に伴って、当該パネル連結チェーン3で
連結された上下複数段の各パネル2が縦移動して順次引
き上げられる。これによって、パネル2の上端がパネル
駆動用スプロケット6に到達すると、そのパネル2の上
端部は、パネル連結チェーン3とともにパネル駆動用ス
プロケット6のピッチ円周に沿って円運動し、支持レー
ル5の方向に誘導移動される。また、この際、パネル2
の下端部は、下部ガイドローラ23がパネルガイド15
によって斜め上方へ回動誘導されることにより、横振れ
防止状態で収納ボックス4内に進行する。このようにし
て、収納ボックス4内の収納方向に移動したパネル2
は、後続のパネル2の移動経路からスムーズに離脱する
ので、後続のパネル2の上昇が妨げられることはない。 【0020】そして、パネル駆動用スプロケット6を収
納方向に通過すると、パネル2の走行ローラ22が支持
レール5上に移行し、この支持レール5上をその傾斜に
よって前記走行ローラ22が転動しつつ横移動すること
により、パネル2は吊り下げ状態で支持レール5に沿っ
て自動的に収納ボックス4内に移動する。この際、パネ
ル連結チェーン3とパネル駆動用スプロケット6とが異
常に噛み合っていた場合、このパネル駆動用スプロケッ
ト6の近くでチェーン離脱板12に前記パネル連結チェ
ーン3が接触するため、このパネル連結チェーン3が前
記パネル駆動用スプロケット6から確実に離脱し、上述
のようにパネル2の収納動作は円滑に遂行される。 【0021】ここで、パネル収納時において、パネル連
結チェーン3は、チェーン先端誘導棒14によって絡み
付くことなくパネル2とともに収納ボックス4内に移動
し、パネル2の折畳収納状態では、各パネル2はそれら
相互の側面が蛇行状に規則正しく隣接した収納状態とな
る。しかもこの際、パネル2とパネル連結チェーン3と
の間には、ブラケット4aの張り出し部Aが介在した状
態となるため、これらパネル2とパネル連結チェーン3
とが直接接触することはない。 【0022】そして、この一連の動作は、後続のパネル
2が支持レール5の近くに到達する毎に繰り返される。
逆に、パネル2の繰り出し動作は、パネル駆動手段17
の逆起動によって行われる。すなわち、パネル駆動手段
17を逆起動させると、パネル駆動用スプロケット6が
逆回転駆動されることにより、これに噛合したパネル連
結チェーン3が繰り出され、これによって各パネル2が
横移動して順次引き出される。この際、パネル駆動用ス
プロケット6の近くのもう一方のチェーン離脱板13に
よって、パネル連結チェーン3は、パネル駆動用スプロ
ケット6から順次スムーズに離脱する。 【0023】そして、収納ボックス4の構成により、ブ
ラケット4aとパネル駆動用スプロケット6とが近接
し、これらの間の距離が小さくなっているので、パネル
駆動用スプロケット6の荷重モーメントが小さくなって
その支持強度増大する一方、補強部材Cと伝動スプロケ
ット32との間の距離も小さくなっているので、この伝
動スプロケット32の荷重モーメントも小さくなってこ
の強度もが増大することになる。したがって、各パネル
2は、極めて安定的に移動(特に縦移動)できることに
なる。 【0024】また、ロングピン21と走行ローラ22と
の間も小さくなっているので、一般にロングピン21と
ブッシュ24との間に生じる隙間の影響により該ロング
ピン21が傾斜した際にも、収納時に支持レール5に支
承されている状態のパネル2としては変位に大きな影響
はなく、したがってパネルガイド15に下部ガイドロー
ラ23が的確に誘導されて、各パネル2の正確な移動が
確保される。 【0025】また、以上のようなパネル2の昇降動作過
程において、万一、ガイドレール1内で各パネル2相互
が折り重なったり、詰まったりした場合には、パネル連
結チェーン3には異常屈折が生じるので、その異常屈折
部でチェーン弛み感知装置11のプレート11aが押さ
れて変位し、リミットスイッチ11bが作動することに
よって、チェーン弛み感知装置11は各パネル2相互の
折り重なりや詰まり等に起因したパネル連結チェーン3
の異常屈折を電気的に感知する。したがって、この感知
信号を例えばパネル駆動手段17の自動停止信号や警報
信号として利用すれば、パネル連結チェーン3の異常屈
折感知時には、パネル駆動手段17を即座に停止させる
ことができる。 【0026】以上のように、この発明によれば、ブラケ
ット4aの形状により、収納ボックス4内のスペースが
極めて効率的に利用することができ、収納ボックス全体
がコンパクトに構成されている。しかも、このような構
成としたことにより、ブラケット4aとパネル駆動用ス
プロケット6との間の距離が小さくなり、パネル駆動用
スプロケット6の荷重モーメントが小さくなってその支
持強度増大する一方、補強部材Cと伝動スプロケット3
2との間の距離も小さくなり、この伝動スプロケット3
2の荷重モーメントも小さくなるので、各パネル2は、
極めて安定的に移動できる。 【0027】さらに、この発明によれば、パネル2の収
納時には、該パネル2とパネル連結チェーン3との間
は、張り出し部Aにより仕切られた状態となるから、こ
れらパネル2とパネル連結チェーン3との双方が直接接
触することがなく、したがって双方に損傷が発生するの
を防止し得るとともに、これに起因する種々の不都合を
防止し得る。また、このような位置関係によれば、パネ
ル駆動用スプロケット6の径と入力スプロケット8の径
とを互いに独立に設定できるので、設計計画が容易に且
つ柔軟になるといった利点を得ることもできる。 【0028】なお、前記ブラケット4aを例えば以下の
ように形成することもできる。すなわち、図5に略図的
に示すように、張り出し部Aと、パネル駆動用スプロケ
ット6のスプロケット軸7を支持する前端側の平板部4
1aと、主動回転軸31を支承する支持ブラケット18
が固着される後端側の平板部42aとをそれぞれ個別に
形成するとともに、張り出し部Aはさらに前記二つのス
リットE,Fを境に43a〜45aの板部から形成す
る。そして、一つのブラケット4aを形成する時点で、
各部材を適宜溶接又はネジ等の手段で繋ぎ合わせる。こ
のようにブラケット4aを構成した場合は、運搬及び取
付作業が容易になるとともに、ブラケット4aの有する
べき強度を充分考慮した上でスリットE,Fを大きくと
れば、その分ブラケット4aを軽量化することができる
といった利点がある。 【0029】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、収納
ボックスの左右両側のブラケットに内側に向けて張り出
した張り出し部と、この張り出し部の外側に形成された
凹状空間部とを設け、この凹状空間部内に支持レールを
配置したことで、このブラケットより内側には支持レー
ルの配置スペースを設ける必要がなく、これによってパ
ネル駆動用スプロケットをブラケットに近づけて配置で
きるので、収納ボックス全体をコンパクトに構成するこ
とができ、しかもブラケットとパネル駆動用スプロケッ
トの間の距離を小さくできるので、パネル駆動用スプロ
ケットのパネル支持強度を向上させ、パネルを安定的に
移動させることができる効果がある。また、パネル収納
時には、各パネルとパネル連結チェーンとの間はブラケ
ットの張り出し部により仕切られた状態となるから、こ
れらパネルとパネル連結チェーンとが直接接触するのを
回避できる効果もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例によるパネルシャッター装
置の平断面図である。 【図2】図1の要部拡大図である。 【図3】この発明の一実施例によるパネルシャッター装
置の側断面図である。 【図4】この発明の一実施例によるパネルシャッター装
置の正面図である。 【図5】この発明の他の実施例によるパネルシャッター
装置の側断面概略図である。 【符号の説明】 1 ガイドレール 2 パネル 3 パネル連結チェーン 4 収納ボックス 4a ブラケット 5 支持レール 6 パネル駆動用スプロケット A 張り出し部 B 凹状空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/06 610 E06B 9/06 620

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シャッター開閉用開口の両側に配置さ
    れ、上部に収納ボックスを有する左右一対のガイドレー
    ルと、これらのガイドレール間を昇降開閉する上下複数
    段のパネルと、該パネルの上部両側に軸支された吊り下
    げ用の走行ローラと、前記パネルの相互を両側方で連結
    している左右一対のパネル連結チェーンと、前記収納ボ
    ックス内に配置され、前記パネル連結チェーンを噛合さ
    せたパネル駆動用スプロケットと、前記収納ボックス内
    に配置され、前記パネル駆動用スプロケットからパネル
    収納方向側に移動するパネルの前記走行ローラを転動自
    在に支承する支持レールとを備え、前記パネル駆動用ス
    プロケットの正逆回転による前記パネル連結チェーンの
    送り作動によって、前記一連のパネルを、前記両ガイド
    レールに沿った直列姿勢の縦移動と、前記支持レールに
    沿った並列姿勢の横移動とに継送するパネルシャッター
    装置において、前記収納ボックスは左右両側にブラケッ
    トを備え、該ブラケットは内側に向けて張り出した張り
    出し部と、この張り出し部の外側に形成された凹状空間
    部とを有し、この凹状空間部内に前記支持レールを配置
    し、該支持レールとこれに沿って横移動する前記パネル
    とを前記張り出し部で隔絶し、前記凹状空間部内で前記
    走行ローラを移動させ且つ前記パネル連結チェーンを垂
    下させるようにしたことを特徴とするパネルシャッター
    装置。
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