JPH08821U - パネルシャッターの駆動装置 - Google Patents

パネルシャッターの駆動装置

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JPH08821U
JPH08821U JP003422U JP342295U JPH08821U JP H08821 U JPH08821 U JP H08821U JP 003422 U JP003422 U JP 003422U JP 342295 U JP342295 U JP 342295U JP H08821 U JPH08821 U JP H08821U
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JP
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panel
sprocket
chain
storage
transmission
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JP003422U
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浩一 近藤
伸明 野沢
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉機の回転出力をパネル昇降駆動系の誘導
スプロケットに伝達する動力伝達機構の構成部品を簡単
に配置できると共に、収納ボックスのコンパクトな納り
構造にできるようにする。 【構成】 パネル駆動用スプロケット8と連動用スプロ
ケット14をブラケット5aの内側に配置すると共に、
第1伝動スプロケット17と第2伝動スプロケット18
および伝動チェーン19をブラケット5bの外側に配置
したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数のパネルを一連に連繋して構成されたシャッターカーテンを 左右一対のガイドレール間で昇降開閉するパネルシャッターの駆動装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネルシャッターは、シャッター開閉用開口の両側に起立配置された左 右一対のガイドレールと、これらのガイドレールの上部に配置された収納ボック スとを備え、前記両ガイドレール間を昇降開閉する上下複数段のパネル相互をそ れぞれの両側方でローラチェーンによって一連に連繋し、該ローラチェーンを前 記収納ボックス内の誘導スプロケットに噛合させ、この誘導スプロケットの正逆 回転駆動によるローラチェーンの送り作動よって、前記パネルを、前記ガイドレ ールに沿った直列姿勢での縦移動と、前記収納ボックス内の収納レールに沿った 並列姿勢での横移動とに継送するようになっている。
【0003】 そして、前記パネルシャッターの駆動装置は、開閉機と、該開閉機の回転出力 を前記誘導スプロケットに伝達する動力伝達機構とを有する構成となっている。 ここで、前記動力伝達機構は、開閉機に連動チェーンを介して連動する連動用ス プロケットが嵌着された主動側回転軸と、この主動側回転軸に嵌着された第1伝 動スプロケットと、前記誘導スプロケットの回転軸に嵌着された第2伝動スプロ ケットと、前記第1伝動スプロケットと第2伝動スプロケットとに噛合巻回され た伝動チェーンとからなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のパネルシャッターの駆動装置は以上のように構成されているので、開閉 機および上記構成の動力伝達機構の全てを収納ボックス内に配置したのでは、該 収納ボックスが大型化してコンパクトな納り構造にできないという問題点があっ た。また、収納ボックス内にはパネルを吊持する収納レールが配置されているの で、その収納ボックス内における動力伝達機構の特に第1および第2伝動スプロ ケットと伝動チェーンの配置構成が複雑となり、その配置が非常に困難になると いう問題点があった。
【0005】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、動力伝達機 構の構成部品を簡単に配置できると共に、収納ボックスをコンパクトな納り構造 にできるパネルシャッターの駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るパネルシャッターの駆動装置は、シャッター開閉用開口の両側 に配置され、上部に収納ボックスを有する左右一対のガイドレールと、該ガイド レール間を昇降開閉する複数のパネルと、該パネルのそれぞれの両側部に軸支さ れた吊下げ用ローラと、前記パネル相互を両側方で一連に連繋しているパネル連 繋チェーンと、該パネル連繋チェーンを前記収納ボックス内で噛合させたパネル 駆動用スプロケットと、該パネル駆動用スプロケットをパネル収納方向側に通過 したパネルの吊下げ用ローラを転動自在に支承する収納レールとを備え、前記パ ネル駆動用スプロケットの正逆回転によるパネル連繋チェーンの送り作動によっ て、前記一連のパネルを、前記ガイドレールに沿った直列姿勢の縦移動と、前記 収納レールに沿った並列姿勢の横移動とに継送するパネルシャッターの駆動装置 において、前記収納ボックス内に設置された開閉機と、この開閉機に連動チェー ンを介して連動する連動用スプロケットを有して前記収納ボックスの左右のブラ ケット間に軸支された主動側回転軸と、この主動側回転軸に嵌着された左右一対 の第1伝動スプロケットと、前記パネル駆動用スプロケットの回転軸に嵌着され た第2伝動スプロケットと、前記第1伝動スプロケットと第2伝動スプロケット とに噛合巻回された無端状の伝動チェーンとから成り、前記連動用スプロケット と誘導スプロケットを前記ブラケットの内側に配置し、且つ、前記第1および第 2伝動スプロケットと伝動チェーンを前記ブラケットの外側に配置したものであ る。
【0007】
【作用】
この考案におけるパネルシャッターの駆動装置は、ブラケットの内側に連動用 スプロケットと誘導スプロケットを配置し、その反対側であるブラケットの外側 に第1および第2伝動スプロケットと伝動チェーンを配置したことにより、それ らの配置を、収納ボックス内の収納レールに関係なく簡単に行うことができると 共に、収納ボックスをコンパクトな納り構造にできる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 によるパネルシャッターの収納ボックス部分を示す縦断面図、図2は図1のパネ ル駆動系統の概略的な斜視図である。 図において、1は左右一対のガイドレールであり、これらのガイドレール1は 建物の出入口や窓等の所謂シャッター開閉用開口の両側に起立配置された縦ガイ ドレールから成っている。
【0009】 2は前記両ガイドレール1間を昇降開閉させるためのパネルであり、このパネ ル2は、図2,図4,図5に示すように正面矩形枠状をなしたパネル保持枠2a と、このパネル保持枠2aに取り付けられたパネル面板2bとから成っている。
【0010】 かかるパネル2の上部両側には、図2〜図4に示すように、その両側端面から 外方に向って突出するピン(支持軸)21がスラスト方向へ移動可能に設けられ ている。
【0011】 さらに詳しく述べると、パネル2の上部両側面には、図3および図4に示すよ うにピンブラケット26が設けられ、このピンブラケット26に前記ピン21が スラスト方向移動自在に挿入されているのであって、該ピン21はスラスト方向 の移動調整位置でネジ27により固定されるようになっている。
【0012】 そして、前記ピン21はパネル連繋チェーン(ローラチェーン)3に対し回動 自在に挿入連結されている。このようにして、両ガイドレール1間を昇降開閉す る複数枚のパネル2相互が、それぞれのピン21を介して各パネル2の両側端面 よりも外側でパネル連繋チェーン3により一連に連繋されている。
【0013】 また、各パネル2のピン21には、前記パネル連繋チェーン3よりも更に外側 に位置する吊下げ用ローラ25が回転自在に取付けられている。さらに、各パネ ル2の下部両側には軸23を介してパネルローラ22が回転自在に取付けられて いる。
【0014】 5は前記ガイドレール1の上部に配置された収納ボックス(パネル収納部)で あり、この収納ボックス5は左右両側にブラケット5aを備え、該ブラケット5 aの内側には、両ガイドレール1の上方に位置する左右一対のパネル駆動用スプ ロケット8が軸支されており、これらのパネル駆動用スプロケット8に前記パネ ル連繋チェーン3を噛合させている。
【0015】 4は前記ブラケット5aの内側に配置された収納レールであり、この収納レー ル4は、パネル駆動用スプロケット8の軸心を通る水平線よりも上側で且つパネ ル駆動用スプロケット8の半径寸法内におけるブラケット5aとパネル駆動用ス プロケット8との間からパネル収納方向側に向って横方向に伸びているもので、 図示例では、パネル収納方向側が漸次緩やかに下降傾斜し、前記パネル駆動用ス プロケット8をパネル収納方向側に通過したパネル2の吊下げ用ローラ25を転 動自在に支承するようになっている。
【0016】 従って、前記収納レール4の前端側は、ブラケット5aとパネル駆動用スプロ ケット8との間に介入して該パネル駆動用スプロケット8の回転円形軌跡を断面 とする円筒状領域にオーバーラップしている。
【0017】 かかる収納レール4はブラケット5aに対する取付面と吊下げ用ローラ25の 転動面とを有し、該転動面の下方に空間部が形成される配置となっていて、パネ ル駆動用スプロケット8の回転軸とは離間しており、該パネル駆動用スプロケッ ト8のチェーン送り方向に準じる吊下げ用ローラ25の移動軌跡に対応した前記 パネル駆動用スプロケット8の軸心回りの外周域において、ガイドレール1の上 端と収納レール4の前端とは互いに離間してレールの無い空間領域を形成してい る。
【0018】 また、上述のように傾斜配置された収納レール4の下降終端部は、前記収納ボ ックス5内の奥行終端から開閉機13の据付スペースに対応する距離だけ隔てた 手前位置で途切れており、その収納レール4の下降終端部には、該収納レール4 上を転動してきた吊下げ用ローラ25の脱落を防止するためのストッパ4a(図 1参照)が設けられている。
【0019】 以上において、前記一連のパネル2は、パネル駆動用スプロケット8の正逆回 転によるパネル連繋チェーン3の送り作動によって、ガイドレール1に沿った直 列姿勢の縦移動と、収納レール4に沿った並列姿勢の横移動とに継送されるよう になっている。そして、パネル2の並列姿勢では、該パネル2間のパネル連繋チ ェーン3が収納レール4の内側で垂下するようになっている。
【0020】 6は前記ブラケット5aに設けられたチェーン先端誘導装置であり、このチェ ーン先端誘導装置6は前記ブラケット5aの内側に取付けられたチェーン先端誘 導棒から成っている。このチェーン先端誘導棒6は、収納レール4に吊持された パネル2の両側端面とブラケット5aとの間の上方空間部を利用して有効に配置 されているもので、前記収納レール4の上方離間位置で該収納レール4に平行す る配置となっている。
【0021】 そして、前記チェーン先端誘導棒6には、パネル駆動用スプロケット8に噛合 してパネル収納方向側に延びるパネル連繋チェーン3の自由端部(エンド側リン ク部)3aが移動自在に係留されている。
【0022】 これにより、パネル2の昇降動作時にはパネル連繋チェーン3の自由端部3a がチェーン先端誘導棒6に沿って移動するため、パネル収納動作時において収納 レール4上に最初に移行してくるパネル2のピン21からパネル連繋チェーン3 の自由端部3aまでの長さを短くできる。従って、パネル連繋チェーン3の自由 端側が特にパネル収納時に大きく弛むようなことがなくなって、パネル昇降動作 時におけるパネル連繋チェーン3の絡み付きを確実に防止できる。
【0023】 また、上述の如くパネル連繋チェーン3の自由端部3aがチェーン先端誘導棒 6に常時係留されていることにより、パネル繰出時にパネル連繋チェーン3がパ ネル駆動用スプロケット8から脱抜するようなこともなくなつて安全性および信 頼性が大幅に向上する。
【0024】 さらには、上述の如く収納レール4の上方に配置されたチェーン先端誘導棒6 は、収納レール4に吊持された並列姿勢のパネル2間を連繋しているパネル連繋 チェーン3がU字状に屈曲垂下する際の邪魔にならないので、収納ボックス5に チェーン先端誘導棒6の配置スペースを格別に設ける必要がなく、このため、コ ンパクトな納まり構造にできる。
【0025】 一方、収納ボックス5内に伸びたガイドレール1の上端部近傍の側部には、誘 導スプロケット8の下部近傍に位置してパネル連繋チェーン3の異常屈折(弛み )を電気的に感知するチェーン弛み感知装置7が設けられている。
【0026】 また、パネル駆動用スプロケット8の近傍には、ガイドレール1に沿って昇降 するパネル連繋チェーン3に接触して該パネル連繋チェーン3を前記パネル駆動 用スプロケット8から所定の移動方向へ確実に引き離したり、或いは前記パネル 連繋チェーン3を前記パネル駆動用スプロケット8に対する所定の噛合方向へ接 触誘導するチェーン誘導部材9,10が配置されている。
【0027】 更に詳しく述べると、パネル駆動用スプロケット8の近傍で収納レール4側に 配置され、収納ボックス5内を出入りするパネル連繋チェーン3の移動経路内に 位置し、該パネル連繋チェーン3に接触して該パネル連繋チェーン3を上記噛合 方向、噛合解除方向および収納レール4方向に接触誘導可能に形成されたパネル 収納側チェーン誘導部材9と、ガイドレール1の上端側近傍で該ガイドレール1 側に配置され、昇降するパネル連繋チェーン3の移動経路内に位置し、該パネル 連繋チェーン3に接触して該パネル連繋チェーン3を上記噛合方向、噛合解除方 向およびガイドレール1方向に接触誘導可能に形成されたパネル出入口側チェー ン誘導部材10の少なくとも何れか一方によってチェーン・スプロケット誘導装 置が構成されている。
【0028】 また、前記収納ボックス5のパネル出入口近傍には、各パネル2下部のパネル ローラ22をパネル収納方向およびパネル繰出方向へスムーズに誘導するための パネルガイド11が設けられている。
【0029】 次に、上述の如く構成されたパネルシャッターの駆動装置について説明する。 まず、上述の如く収納レール4の下降終端部(後端部)が収納ボックス5の奥 行終端から開閉機13の据付スペースに対応する距離だけ隔てた手前位置で途切 れているので、その収納レール4が延びていない収納ボックス5内の奥行空間領 域を利用して前記開閉機13が配置されている。
【0030】 ここで、前記開閉機13は図1に示すように取付ベース13aを一体に有し、 該取付ベース13aの両側上下部には上下方向に長い取付用の長孔13bが設け られている。
【0031】 そして、前記収納ボックス5内の奥部空間領域において、その一側のブラケッ ト5aに前記開閉機13が取付けられている。この場合、開閉機13の取付ベー ス13aの長孔13bにボルト28を挿通し、該ボルト28にナット29を螺合 して締め付けることにより、前記取付ベース13aをブラケット5aに固定して いる。従って、前記ナット29を緩めれば、前記長孔13bの長さに対応した分 だけ開閉機13の取付位置を上下方向に調整することができる。
【0032】 かかる開閉機13は図1に示すように出力スプロケット130を有し、該出力 スプロケット130には連動チェーン15を介して連動用スプロケット14が連 動するようになっている。
【0033】 前記連動用スプロケット14は、開閉機13の上方離間位置に配置された主動 側回転軸16の一端側に嵌着され、この主動側回転軸16の他端側には前記連動 用スプロケット14と対をなす図示しない連動用スプロケットが嵌着されている 。
【0034】 前記主動側回転軸16は、図1および図2に示すように、左右のブラケット5 aに軸受体30を介して回転自在に支承されている。ここで、前記軸受体30は 、図1に示すように、ブラケット5aに設けられた切欠部5bに対して位置調整 可能に嵌込み装着されている。従って、主動側回転軸16はパネル駆動用スプロ ケット8との間の間隔調整が可能となっている。
【0035】 かかる主動側回転軸16の両端部は軸受体30を介して左右のブラケット5a の外側に突出しており、その外側突出端部には第1伝動スプロケット17が嵌着 されている。
【0036】 一方、上述の如く左右のブラケット5aにおけるガイドレール1の上方位置に 軸支されたパネル駆動用スプロケット8の従動側回転軸(スプロケット軸)20 にあっても、図2のように、軸受体31を介して左右のブラケット5aの外側に 突出しており、その外側突出端部には第2伝動スプロケット18が嵌着されてい る。
【0037】 そして、前記第1伝動スプロケット17と第2伝動スプロケット18には無端 上の伝動チェーン19が噛合巻回され、これによって、前記開閉機13の回転出 力が左右のパネル駆動用スプロケット8に伝達され、該パネル駆動用スプロケッ ト8が回転駆動されるようになっている。
【0038】 従って、パネル駆動用スプロケット8と連動用スプロケット14はブラケット 5aの内側に配置され、第1伝動スプロケット17と第2伝動スプロケット18 および伝動チェーン19はブラケット5bの外側に配置されている。
【0039】 以上において、ブラケット5aの一側(図1,図2の左側)にはガイドレール 1に沿ってこれに平行する側片部5cが形成されていることにより、この側片部 5cを建物等に取付固定するためのブラケット取付支持部とすることができる。
【0040】 このように、ブラケット5aの側片部5cをブラケット取付支持部5cとする ことにより、パネル昇降時の動荷重となるパネル重量を支える従動側回転軸20 を前記ブラケット取付支持部5cに最も近い位置に配置できる。これに伴って、 パネル収納状態では静荷重となるパネル荷重を支える収納レール4を前記従動側 回転軸20に比べて前記ブラケット取付支持部5cより遠い位置に配置できる。
【0041】 このように、パネル昇降時の動荷重を支える従動側回転軸20をブラケット取 付支持部5cに最も近い位置に配置し、且つ、パネル収納時の静荷重を支える収 納レール4をブラケット取付支持部5cより遠い位置に配置することによって、 前記ブラケット5aを含む収納ボックス5全体の強度性能上で有利となる。
【0042】 また、収納ボックス5内において、ガイドレール1がパネル昇降部、収納レー ル4がパネル収納部、開閉機13と主動側回転軸16の系統が駆動機構部となっ ており、その駆動機構部と前記ブラケット取付支持部5cとで挟まれた空間部に 前記パネル昇降部とパネル収納部が配置された構成となっている。
【0043】 そして、前記駆動機構部(収納ボックス5の奥部空間領域)では、開閉機13 の上方に主動側回転軸16および連動用スプロケット14が位置して、それらの 開閉機13と主動側回転軸16および連動用スプロケット14とが、前記収納レ ール4で吊持された収納位置のパネル2と略平行する方向に配置されている。
【0044】 このような配置によって、収納ボックス5内における開閉機13と主動側回転 軸16系統の動力伝達用スプロケット(連動用スプロケット14および第1伝動 スプロケット17)の据付けスペースを最小限に抑えることができる。従って、 その据付けスペースを殊更に大きくする必要がなく、開閉機13を収納ボックス 5に外付けしていた場合に比して、該収納ボックス5の据付けスペースが減少し 、該据付け施工上の制約を大きく緩和できる。
【0045】 次に動作について説明する。 開閉機13をシャッター開方向に起動させると、その回転駆動力は、出力スプ ロケット130から連動チェーン15を介して連動用スプロケット14→主動側 回転軸16→第1伝動スプロケット17→伝動チェーン19→第2伝動スプロケ ット18→従動側回転軸20に伝達されてパネル駆動用スプロケット8が図1で 時計回り方向に回転駆動される。
【0046】 これにより、パネル駆動用スプロケット8に噛合したローラチェーン3を介し てガイドレール1間のパネル2が引き上げられる。その引き上げにより、パネル 2の上端がパネル駆動用スプロケット8に到達すると、パネル2の上端部はパネ ル連繋チェーン3と共にパネル駆動用スプロケット8のピッチ円周に沿って円運 動し、収納レール4の方向に誘導移動される。
【0047】 このとき、パネル2下部のパネルローラ22は、パネルガイド11の傾斜ガイ ド部11aで斜め上方に誘導されて収納ボックス5内をその奥行方向(パネル収 納方向)に進行する。
【0048】 このようにして、両ガイドレール1間を上昇移動してきたパネル2の上端部が パネル駆動用スプロケット8の歯先部に沿って収納レール4側(パネル収納方向 側)に円弧運動するとき、前記パネルローラ22がパネルガイド11で斜め上方 に誘導されることにより、パネル駆動用スプロケット8をパネル収納方向側に通 過する際のパネル2は横振れ防止状態の垂直姿勢を維持したまま移動する。
【0049】 そして、パネル駆動用スプロケット8をパネル収納方向に通過したパネル2は 、その上部両側の吊下げ用ローラ25が収納レール4上に移行する。このとき、 吊下げ用ローラ25は収納レール4上をその傾斜によって転動することにより、 パネル2は並列姿勢の吊下げ状態で収納レール4に沿ってその下降傾斜により自 動的に収納ボックス5内に移動する。
【0050】 そして、収納レール4上に最初に移行したパネル2の吊下げ用ローラ25が前 記収納レール4の傾斜下降終端部に到達すると、その吊下げ用ローラ25は、収 納レール4の下降終端部に設けられたストッパ4aに当接して収納レール4から の脱落が防止される。
【0051】 このようにして、収納レール4の下降終端部に最初のパネル2が到達した後、 後続のパネル2が順次送り込まれることにより、収納レール4に順次移行したパ ネル2は互いに隣合って並行した垂下状態に吊持収納される。
【0052】 以上において、パネル2がガイドレール1に沿った直列姿勢の縦移動から収納 レール4に沿った並列姿勢の横移動に継送される際、パネル駆動用スプロケット 8がローラチェーン3と最初に噛合うパネル出入口側には、噛合方向誘導可能に 伸びたパネル出入口側チェーン誘導部材10が配置されているので、パネル連繋 チェーン3はパネル駆動用スプロケット8の所定位置に確実に誘導される。
【0053】 また、何らかの不測の作用によって、万一、パネル連繋チェーン3とパネル駆 動用スプロケット8とが異常に噛み合っていたとしても、上記噛合が終了するパ ネル収納側にパネル収納側チェーン誘導部材9が配置され、このパネル収納側チ ェーン誘導部材9にパネル連繋チェーン3が接触して誘導されるため、該パネル 連繋チェーン3は前記パネル駆動用スプロケット8から確実に離脱し、上述のご ときパネル2の収納動作が円滑に遂行される。
【0054】 ここで、上記パネル収納の際、パネル連繋チェーン3は、チェーン先端誘導棒 6によって絡み付くことなく最初のパネル2と共に収納ボックス5内に移動し、 パネル2の折畳収納状態では図1に鎖線(b)で示すごとく各パネル2の側面に 沿ってU字状に規則正しく垂下した状態となる。
【0055】 このようにして、各パネル2がガイドレール1に沿った直列姿勢の上昇縦移動 から収納レール4に沿った並列姿勢の横移動に方向転換する際、その並列姿勢で の横移動初期において、先行パネル2と後続パネル2とを連結しているパネル連 繋チェーン3が垂れ下がるが、この垂れ下がり部分はパネル収納側誘導部材9の 側縁9aに沿って下方に誘導されるので、前記パネル連繋チェーン3の垂れ下り 部分がパネル駆動用スプロケット8に絡み噛合する事態を確実に防止でき、この ため、収納レール4の損傷やパネル2の昇降が妨げられることがない。
【0056】 また、このパネル収納側チェーン誘導部材9の上方には上縁9bが形成され、 この上縁9bは、収納レール4の先端部とパネル駆動用スプロケット8の噛合位 置とを接続する形で略水平方向に伸び、パネル連繋チェーン3に連結されている ピン21の先端に配置された吊下げ用ローラ25を収納レール4上に案内する。 この一連の動作は後続のパネル2が収納レール4近傍に到達する毎に繰り返さ れる。
【0057】 次に、上記パネル収納状態から開閉機13を逆回転起動させると、その回転出 力でパネル駆動用スプロケット8が図1で反時計回り方向に回転駆動されること により、そのパネル駆動用スプロケット8に噛合したパネル連繋チェーン3を介 して収納レール4上のパネル2が繰出方向に順次引き出される。
【0058】 この場合、収納レール4上のパネル2は、パネル駆動用スプロケット8をガイ ドレール1側に通過した後、該ガイドレール1に沿って下降することにより、両 ガイドレール1間を閉鎖する。
【0059】 このようなパネル繰出動作時において、パネル駆動用スプロケット8の近傍で は、まず、パネル収納側チェーン誘導部材9の側縁9a、上縁9bによって、パ ネル連繋チェーン3は、パネル駆動用スプロケット8の所定噛合位置に確実に案 内される。さらに、もう一方のパネル出入口側チェーン誘導部材10によって前 記パネル連繋チェーン3はパネル駆動用スプロケット8からスムーズに離脱する 。
【0060】 以上のようなパネル2の昇降動作過程において、万一、ガイドレール1内でパ ネル2相互が折重なったり、詰まったりすると、上記パネル2は動かなくなる不 祥事態となり、そのまま放置すると大事故発生の要因となる。
【0061】 しかし、この場合、パネル連繋チェーン3には異常屈折が生じるので、その異 常屈折をチェーン弛み感知装置7が感知することにより、パネル2相互の折重な りや詰まり等に起因した大事故発生等の不祥事態に即座に対応できる。
【0062】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、開閉機に連動チェーンを介して連動する連 動用スプロケットと、複数のパネルを一連に連繋しているパネル連繋チェーンが 噛合するパネル駆動用スプロケットとを、ブラケットの内側に配置すると共に、 前記連動用スプロケットと同軸上の第1伝動スプロケットと、前記パネル駆動用 スプロケットと同軸上の第2伝動スプロケットと、前記第1および第2伝動スプ ロケット相互に噛合巻回された伝動チェーンとを、前記ブラケットの外側に配置 したので、該ブラケットの内側に配置された収納レールを考慮することなく、第 1および第2伝動スプロケットと伝動チェーンを簡単に配置することができると 共に、収納ボックスをコンパクトな納り構造にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるパネルシャッターの
収納ボックス部分を示す縦断面図である。
【図2】図1の概略的な分解斜視図である。
【図3】パネル駆動用スプロケットとパネル連繋チェー
ンとの噛合状態を示す部分的な拡大断面図である。
【図4】パネルの一部縦断面図である。
【図5】図4のA−A線縦断面図である。
【図6】パネルとパネル連繋チェーンの結合状態を示す
一部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 パネル 3 パネル連繋チェーン 4 収納レール 5a ブラケット 8 パネル駆動用スプロケット 13 開閉機 14 連動用スプロケット 15 連動チェーン 16 主動側回転軸 17 第1伝動スプロケット 18 第2伝動スプロケット 19 伝動チェーン 20 従動側回転軸 25 吊下げ用ローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッター開閉用開口の両側に配置さ
    れ、上部に収納ボックスを有する左右一対のガイドレー
    ルと、該ガイドレール間を昇降開閉する複数のパネル
    と、該パネルの両側部に軸支された吊下げ用ローラと、
    前記パネル相互を両側方で一連に連繋しているパネル連
    繋チェーンと、該パネル連繋チェーンを前記収納ボック
    ス内で噛合させたパネル駆動用スプロケットと、該パネ
    ル駆動用スプロケットをパネル収納方向側に通過したパ
    ネルの吊下げ用ローラを転動自在に支承する収納レール
    とを備え、前記パネル駆動用スプロケットの正逆回転に
    よるパネル連繋チェーンの送り作動によって、前記一連
    のパネルを、前記ガイドレールに沿った直列姿勢の縦移
    動と、前記収納レールに沿った並列姿勢の横移動とに継
    送するように構成したパネルシャッターの駆動装置。
  2. 【請求項2】 シャッター開閉用開口の両側に配置さ
    れ、上部に収納ボックスを有する左右一対のガイドレー
    ルと、該ガイドレール間を昇降開閉する複数のパネル
    と、該パネルのそれぞれの両側部に軸支された吊下げ用
    ローラと、前記パネル相互を両側方で一連に連繋してい
    るパネル連繋チェーンと、該パネル連繋チェーンを前記
    収納ボックス内で噛合させたパネル駆動用スプロケット
    と、該パネル駆動用スプロケットをパネル収納方向側に
    通過したパネルの吊下げ用ローラを転動自在に支承する
    収納レールとを備え、前記パネル駆動用スプロケットの
    正逆回転によるパネル連繋チェーンの送り作動によっ
    て、前記一連のパネルを、前記ガイドレールに沿った直
    列姿勢の縦移動と、前記収納レールに沿った並列姿勢の
    横移動とに継送するパネルシャッターの駆動装置におい
    て、前記収納ボックス内に設置された開閉機と、この開
    閉機に連動チェーンを介して連動する連動用スプロケッ
    トを有して前記収納ボックスの左右のブラケット間に軸
    支された主動側回転軸と、この主動側回転軸に嵌着され
    た左右一対の第1伝動スプロケットと、前記パネル駆動
    用スプロケットの回転軸に嵌着された第2伝動スプロケ
    ットと、前記第1伝動スプロケットと第2伝動スプロケ
    ットとに噛合巻回された無端状の伝動チェーンとから成
    り、前記連動用スプロケットと誘導スプロケットを前記
    ブラケットの内側に配置し、且つ、前記第1および第2
    伝動スプロケットと伝動チェーンを前記ブラケットの外
    側に配置したことを特徴とするパネルシャッターの駆動
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862273A (ja) * 1981-10-05 1983-04-13 三和シヤツタ−工業株式会社 パネルシヤツタ−装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862273A (ja) * 1981-10-05 1983-04-13 三和シヤツタ−工業株式会社 パネルシヤツタ−装置

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