JP2851602B2 - パネルシャッター - Google Patents

パネルシャッター

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JP2851602B2
JP2851602B2 JP11844497A JP11844497A JP2851602B2 JP 2851602 B2 JP2851602 B2 JP 2851602B2 JP 11844497 A JP11844497 A JP 11844497A JP 11844497 A JP11844497 A JP 11844497A JP 2851602 B2 JP2851602 B2 JP 2851602B2
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浩一 近藤
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RUMITSUTAA KOGYO KK
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、建物のシャッタ
ー開閉用開口を複数のパネルで一連に昇降開閉するパネ
ルシャッターに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のパネルシャッターは、シャッター
開閉用開口の両側に起立配置された左右一対のガイドレ
ールと、これらのガイドレールの上部に配置された収納
ボックスとを備え、前記両ガイドレール間を昇降開閉す
る上下複数段のパネル相互をそれぞれの左右両側方でロ
ーラチェーンによって一連に連繋し、該ローラチェーン
を前記収納ボックス内のパネル駆動用スプロケットに噛
合させ、このパネル駆動用スプロケットの正逆回転駆動
による前記ローラチェーンの送り作動で、前記パネル
を、前記ガイドレールに沿った縦移動と、前記収納ボッ
クス内の収納レールに沿った横移動とに継送するように
なっている。そして、パネル並列姿勢では、各パネルの
左右両側部に軸支した吊下げ用ローラを前記収納レール
上に転動自在に支承させることにより、パネルを吊持収
納するようになっている。 【0003】ここで、従来のパネルシャッターにおける
前記収納レールは、前記収納ボックス両側のブラケット
の内側に配置され、パネル駆動用スプロケットの近傍位
置からパネル収納方向側に向かって水平に延びた取付け
構成となっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のパネルシャッタ
ーは以上のように構成され、収納ボックス内でパネルの
吊下げ用ローラを転動自在に支承する収納レールが水平
に配置されているので、シャッター開放時において、パ
ネル駆動用スプロケットをパネル収納方向側に通過し、
前記吊下げ用ローラを介して前記収納レールに吊持され
たパネルは、後続のパネルで押し動かさなければパネル
収納方向に移動させることができず、このため、前記収
納レールに沿ったパネル並列姿勢でのパネル収納動作が
円滑に行われなくなる危惧があり、信頼性に欠けるとい
う問題点があった。 【0005】なお、従来のこの種のシャッター装置とし
て、例えば、西独特許公開第2703512号明細書に
開示されたものがあり、このシャッター装置では、複数
のパネル(スラットとも言う)の各々の左右両側端面に
目板部材の下端側をピンで連結し、その目板部材の上端
部に吊下げ用ローラを回転自在に軸支すると共に、その
ローラ軸にローラチェーンを連結することによって、前
記パネル相互を左右両側方で一連に連繋しているため、
該パネル相互の連繋構成が頗る複雑になるという問題点
があった。 【0006】また、上述の如く目板部材の上端部に軸支
された吊下げ用ローラは、これと同軸上に連結されてパ
ネル駆動用スプロケットに噛合したローラチェーンの内
側(パネル両側端面とローラチェーンとの間)に配置さ
れているので、パネル収納時に垂下するローラチェーン
の邪魔にならないように収納レールを配置しなければな
らず、そのためには、収納ボックス両側のブラケットと
収納レールとの間にローラチェーンを垂下させるための
空間領域を格別に確保しなければならず、このため、構
造が複雑化すると共に、収納ボックスが大型化してコン
パクトな納り構造にできないなどの問題点があった。 【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、パネル相互を連繋しているパネ
ル連繋チェーン(ローラチェーン)をパネル並列姿勢時
に垂下させるための専用空間領域を格別に確保する必要
のない部品配置にでき、これにより、収納ボックスが小
型化してコンパクトな納り構造にできると共に、シャッ
ター開放時にパネル駆動用スプロケットを通過したパネ
ルを収納レールに沿ってパネル収納方向側へ自動的に走
行移動させることができる信頼性の高いパネルシャッタ
ーを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るパネルシャッターは、シャッター開閉用開口の両側に
配置された左右一対のガイドレールと、これらのガイド
レールの上方に配置された左右一対のパネル駆動用スプ
ロケットと、該スプロケットのそれぞれに噛合した左右
一対のチェーンと、これらのチェーンで両側が支持され
て前記両ガイドレール間を昇降開閉する上下複数段のパ
ネルと、該パネルのそれぞれの左右両側に軸支された吊
下げ用ローラと、前記両ガイドレール間を上昇し前記ス
プロケットを通過して横移動するパネルの前記吊下げ用
ローラを転動自在に支承する収納レールとを備え、前記
スプロケットの正逆回転による前記チェーンの送り作動
、該チェーンと共に前記パネルを、前記ガイドレール
に沿った縦移動と前記収納レールに沿った横移動とに継
送するシャッター装置において、前記パネルの左右両側
端面よりも外側に前記チェーンを配置し、且つ、該チ
ーンよりも更に外側に前記吊下げ用ローラを配置すると
共に、前記ガイドレールとは分断された収納レールを前
記パネル駆動用スプロケットの近傍からパネル収納方向
側に向って漸次下降傾斜させたものである。請求項2記
載の発明に係るパネルシャッターは、収納レールの下降
傾斜終端側に、該収納レール上をパネル収納方向奥部に
向って転動する吊下げ用ローラを当接停止させるための
ストッパを設けたものである。 請求項3記載の発明に係
るパネルシャッターは、チェーンおよび吊下げ用ローラ
を、各パネルの両側面に対して同軸上で連結したもので
ある。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。図において、1は左右一対のガイドレールで
あり、これらのガイドレール1は建物の出入口や窓等の
所謂シャッター開閉用開口の両側に起立配置された縦ガ
イドレールから成っている。 【0010】2は両ガイドレール1間を昇降開閉させる
上下複数段のパネルであり、これらのパネル2は、図2
および図4,5に示すように、長方形状のフレーム2a
に適当なパネル面板2bを取付けた構成となっている。 【0011】かかるパネル2の上部両側には、図3およ
び図4に示すように、その両側端面から外方に向かって
突出するピン(支持軸)21が設けられ、このピン21
は、ローラチェーンからなるパネル連繋チェーン3に対
しスリーブ状のアタッチメント24を介して回動自在で
且つスラスト方向移動可能に挿入連結されている。 【0012】このようにして、両ガイドレール1間を昇
降開閉する複数枚のパネル2相互がそれぞれのピン21
を介して各パネル2の両側端面よりも外側でパネル連繋
チェーン3により一連に連繋されている。 【0013】また、各パネル2のピン21には、前記パ
ネル連繋チェーン3よりも更に外側に位置する吊下げ用
ローラ25が回転自在に取付けられている。さらに、各
パネル2の下部両側にはパネルローラ22が回転自在に
軸支されている。 【0014】前記ガイドレール1の上部には収納ボック
ス5が配置され、この収納ボックス5は左右両側に垂直
のブラケット5aを備え、該ブラケット5aの内側に
は、両ガイドレール1の上方に位置する左右一対のパネ
ル駆動用スプロケット8が軸支されており、これらのパ
ネル駆動用スプロケット8に前記パネル連繋チェーン3
を噛合させている。 【0015】前記ブラケット5aの内側には、前記ガイ
ドレール1とは分断された別部材からなる収納レール4
が配置され、この収納レール4は、パネル駆動用スプロ
ケット8の軸芯を通る水平線よりも上側で前記ブラケッ
ト5aとパネル駆動用スプロケット8との間からパネル
収納方向側に向って横方向に延びており、パネル収納方
向側が傾斜漸次緩やかに下降傾斜し、パネル駆動用スプ
ロケット8をパネル収納方向側に通過したパネル2の吊
下げ用ローラ25を転動自在に支承するようになってい
る。 【0016】かかる収納レール4の傾斜下降終端部に、
前記収納ボックス5内の奥行終端から開閉機13の据付
スペースに対応する距離だけ隔てた手前位置で途切れて
おり、その収納レール4の傾斜下降終端部には、該収納
レール4上を転動してきた吊下げ用ローラ25の脱落を
防止するためのストッパ4a(図1)が設けられてい
る。 【0017】以上において、前記一連のパネル2は、パ
ネル駆動用スプロケット8の正逆回転によるパネル連繋
チェーン3の送り作動によって、ガイドレール1に沿っ
た直列姿勢の縦移動と、収納レール4に沿った並列姿勢
の横移動とに継送されるようになっている。そして、パ
ネル2の並列姿勢では、該パネル2間のパネル連繋チェ
ーン3が収納レール4の内側で垂下するようになってい
る。 【0018】このようなパネルシャッターにおいて、収
納ボックス5内に伸びたガイドレール1の上端部近傍の
側部には、パネル駆動用スプロケット8の下部近傍に位
置してパネル連繋チェーン3の異常屈折(弛み)を電気
的に感知するためのチェーン弛み感知装置7が設けられ
ている。 【0019】また、収納ボックス5内におけるパネル駆
動用スプロケット8の近傍には、パネル2の移動過程で
パネル連繋チェーン3をパネル駆動用スプロケット8に
対する適正な噛合方向または噛合解除方向に接触誘導す
るチェーン誘導部材9,10が配置されている。 【0020】これらのチェーン誘導部材9,10におい
て、パネル駆動用スプロケット8の近傍で収納レール4
側に配置されたパネル収納側チェーン誘導部材9は、収
納ボックス5のブラケット5aの内側から突出してパネ
ル駆動用スプロケット8の側部に廻り込んで、上縁9b
と側縁9aとを有している。 【0021】さらに詳しく述べると、パネル収納側チェ
ーン誘導部材9の上縁9bは、パネル駆動用スプロケッ
ト8の歯先円内方に位置する内方部材9cと、歯先円外
方で且つ収納ボックス5内を出入りするパネル連繋チェ
ーン3の移動経路内に位置する外方部材9dとを有して
いる。 【0022】また、パネル収納側チェーン誘導部材9の
側縁9aは、パネル駆動用スプロケット8の収納レール
4側で該パネル駆動用スプロケット8の歯先部に離間対
向した状態で下方に伸びて、パネル連繋チェーン3の垂
れ下り部分が前記パネル駆動用スプロケット8に絡み噛
合するのを防止するようになっている。 【0023】かかるパネル収納側チェーン誘導部材9
は、パネル連繋チェーン3に接触して該パネル連繋チェ
ーン3をパネル駆動用スプロケット8に対する噛合方
向、噛合解除方向およびガイドレール1方向に接触誘導
可能に形成されている。 【0024】他方、ガイドレール1の上端側近傍で該ガ
イドレール1側に配置されたパネル出入口側チェーン誘
導部材10は、パネル駆動用スプロケット8の歯先円内
方に位置する内方部材10aと、該歯先円の外方で且つ
パネル連繋チェーン3の移動経路内に位置する外方部材
10bとを有し、パネル連繋チェーン3に接触して該パ
ネル連繋チェーン3を前記噛合方向、噛合解除方向およ
びガイドレール1方向に接触誘導可能に形成されてい
る。 【0025】以上において、パネル収納側チェーン誘導
部材9とパネル出入口側チェーン誘導部材10における
少なくとも何れか一方はチェーン・スプロケット誘導装
置を構成している。 【0026】収納ボックス5のパネル出入口近傍には、
各パネル2下部のパネルローラ22をパネル収納方向お
よびパネル繰出方向へスムーズに誘導するためのパネル
ガイド11が設けられている。 【0027】また、収納ボックス5内の奥部空間領域に
は開閉機13が配置されている。ここで、収納ボックス
5内において、収納レール4の下降終端部は収納ボック
ス5の奥行終端から開閉機13の据付スペースに対応す
る距離だけ隔てた手前位置で途切れているので、その収
納レール4が延びていない前記収納ボックス5内の奥部
空間領域を利用して前記開閉機13が配置されている。 【0028】この開閉機13は図1に示すように取付ベ
ース13aを一体に有し、該取付ベース13aの両側上
下部には上下方向に長い取付用の長孔13bが設けられ
ている。 【0029】そして、収納ボックス5内の奥部空間領域
において、その一側のブラケット5aに前記開閉機13
が取付けられ、該取付けに際しては、開閉機13の取付
ベース13aの長孔13bにボルト28を挿通し、該ボ
ルト28にナット29を螺合して締め付けることによ
り、前記取付ベース13aをブラケット5aに固定して
いる。従って、前記ナット29を緩めれば、前記長孔1
3bの長さに対応した分だけ開閉機13の取付位置を上
下方向に調整することができる。 【0030】この開閉機13は図1に示すように出力ス
プロケット130を有し、該出力スプロケット130に
は連動チェーン15を介して連動用スプロケット14が
連動させてある。 【0031】この連動用スプロケット14は第1伝動ス
プロケット17を同軸上に有し、軸受体30を介してブ
ラケット5aに回転自在に取付けられている。軸受体3
0は、図1に示すように、ブラケット5aに設けられた
切欠部5bに対して位置調整可能に嵌込み装着されてい
る。従って、連動用スプロケット14と第1伝動スプロ
ケット17とを連結している回転軸はパネル駆動用スプ
ロケット8との間の間隔調整が可能となっている。 【0032】パネル駆動用スプロケット8は第2伝動ス
プロケット18を同軸上に有し、この第2伝動スプロケ
ット18と前記第1伝動スプロケット17には無端状の
伝動チェーン19が噛合巻回され、これによって、開閉
機13の回転出力がパネル駆動用スプロケット8に伝達
されるようになっている。 【0033】ここで、開閉機13と、連動用スプロケッ
ト14および第1伝動スプロケット17とは、収納ボッ
クス5内の奥部空間領域において、収納レール4に吊持
された収納位置のパネル2と略平行する上下方向に配置
されている。 【0034】このような配置によって、収納ボックス5
内における開閉機13と動力伝達用スプロケット(連動
用スプロケット14および第1伝動スプロケット17)
の据付けスペースを最小限に抑えることができる。従っ
て、その据付けスペースを殊更に大きくする必要がな
く、開閉機13を収納ボックス5に外付けしていた場合
に比して、該収納ボックス5の据付けスペースが減少
し、該据付け施工上の制約を大きく緩和できる。 【0035】また、収納ボックス5内における収納レー
ル4の上方離間位置には、該収納レール4に平行するチ
ェーン先端誘導棒6が配置されている。このチェーン先
端誘導棒6は、収納レール4に吊持されたパネル2の両
側端面とブラケット5aとの間の上方空間部を有効に利
用して配置されている。 【0036】かかるチェーン先端誘導棒6には、パネル
駆動用スプロケット8に噛合してパネル収納方向側に延
びるパネル連繋チェーン3の自由端部(エンド側リンク
部)3aが移動自在に係留されている。 【0037】これにより、パネル2の昇降動作時にはパ
ネル連繋チェーン3の自由端部3aがチェーン先端誘導
棒6に沿って移動するため、パネル収納動作時において
収納レール4上に最初に移行してくるパネル2のピン2
1からパネル連繋チェーン3の自由端部3aまでの長さ
を短くできる。 【0038】従って、パネル連繋チェーン3の自由端側
が特にパネル収納時に大きく弛むようなことがなくなっ
て、パネル昇降動作時におけるパネル連繋チェーン3の
絡み付きを確実に防止できる。 【0039】また、上述の如くパネル連繋チェーン3の
自由端部3aがチェーン先端誘導棒6に常時係留されて
いることにより、パネル繰出時にパネル連繋チェーン3
がパネル駆動用スプロケット8から脱抜するようなこと
もなくなって安全性および信頼性が大幅に向上する。 【0040】さらには、上述の如く収納レール4の上方
に配置されたチェーン先端誘導棒6は、収納レール4に
吊持された並列姿勢のパネル2間を連繋しているパネル
連繋チェーン3がU字状に屈曲垂下する際の邪魔になら
ないので、収納ボックス5にチェーン先端誘導棒6の配
置スペースを格別に設ける必要がなく、このため、コン
パクトな納り構造にできる。 【0041】次に動作について説明する。開閉機13を
シャッター開方向に起動させると、その回転駆動力は、
出力スプロケット130から連動チェーン15を介して
連動用スプロケット14→第1伝動スプロケット17→
伝動チェーン19→第2伝動スプロケット18→パネル
駆動用スプロケット8に伝達されることにより、該パネ
ル駆動用スプロケット8が図1で時計回り方向に回転駆
動される。 【0042】これにより、パネル駆動用スプロケット8
に噛合したパネル連繋チェーン3を介してガイドレール
1間のパネル2が引き上げられる。その引き上げによ
り、パネル2の上端がパネル駆動用スプロケット8に到
達すると、パネル2の上端部はパネル連繋チェーン3と
共にパネル駆動用スプロケット8のピッチ円周に沿って
円運動し、収納レール4の方向に誘導移動される。 【0043】このとき、パネル2下部のパネルローラ2
2は、パネルガイド11の傾斜ガイド部11aで斜め上
方に誘導されて収納ボックス5内をその奥行方向(パネ
ル収納方向)に進行する。 【0044】このようにして、両ガイドレール1間を上
昇移動してきたパネル2の上端部がパネル駆動用スプロ
ケット8の歯先部に沿って収納レール4側(パネル収納
方向側)に円弧運動するとき、前記パネルローラ22が
パネルガイド11で斜め上方に誘導されることにより、
パネル駆動用スプロケット8をパネル収納方向側に通過
する際のパネル2は横振れ防止状態の垂直姿勢を維持し
たまま移動する。 【0045】そして、パネル駆動用スプロケット8をパ
ネル収納方向に通過したパネル2は、その上部両側の吊
下げ用ローラ25が収納レール4上に移行する。このと
き、吊下げ用ローラ25は収納レール4上をその傾斜に
よって転動することにより、パネル2は並列姿勢の吊下
げ状態で収納レール4に沿ってその下降傾斜により自動
的に収納ボックス5内に移動する。 【0046】そして、収納レール4上に最初に移行した
パネル2の吊下げ用ローラ25が収納レール4の傾斜下
降終端部に到達すると、その吊下げ用ローラ25は、収
納レール4の下降終端部に設けられたストッパ4aに当
接して収納レール4からの脱落が防止される。 【0047】このようにして、収納レール4の下降終端
部に最初のパネル2が到達した後、後続のパネル2が順
次送り込まれることにより、収納レール4に順次移行し
たパネル2は互いに隣合って並行した垂下状態に吊持収
納される。 【0048】以上において、パネル2がガイドレール1
に沿った直列姿勢の縦移動から収納レール4に沿った並
列姿勢の横移動に継送される際、パネル駆動用スプロケ
ット8がパネル連繋チェーン3と最初に噛合うパネル出
入口側には、その噛合方向誘導可能に伸びたパネル出入
口側チェーン誘導部材10が配置されているので、この
パネル出入口側チェーン誘導部材10が有するところ
の、パネル駆動用スプロケット8の歯先円内方に位置す
る内方部材10aと、該歯先円の外方で且つパネル連繋
チェーン3の移動経路内に位置する外方部材10bとに
よって、パネル連繋チェーン3がパネル駆動用スプロケ
ット8に対する所定方向に確実に誘導される。 【0049】また、何らかの不測の作用によって、万
一、パネル連繋チェーン3とパネル駆動用スプロケット
8とが異常に噛み合っていたとしても、上記噛合が終了
するパネル収納側にはパネル収納側チェーン誘導部材9
が配置されているので、このパネル収納側チェーン誘導
部材9が有するところの、パネル駆動用スプロケット8
の歯先円内方で且つ該パネル駆動用スプロケット8の軸
芯を通る水平線上方に位置した内方部材9cと、パネル
駆動用スプロケット8の歯先円外方で収納ボックス5内
を出入りするパネル連繋チェーン3の移動経路内に位置
し且つパネル駆動用スプロケット8の軸芯を通る水平線
上方に位置した外方部材9dとによって、前記パネル連
繋チェーン3がパネル駆動用スプロケット8に対する適
正な噛合方向、噛合解除方向およびガイドレール1方向
に接触誘導されるため、そのパネル連繋チェーン3はパ
ネル駆動用スプロケット8から確実に離脱し、上述のご
ときパネル2の収納動作は円滑に遂行される。 【0050】ここで、前記内方部材9cと外方部材9d
の機能および効果を更に詳しく述べる。パネル連繋チェ
ーン3は、パネル駆動用スプロケット8の歯先円内方に
位置する内方部材9cと、歯先円外方に位置する外方部
材9dとの2つの部分で接触することとなるので、この
接触面積は極めて拡大され、噛合解除は極めて確実かつ
効率的に行われると共に、パネル連繋チェーン3および
パネル収納側チェーン誘導部材10には噛合解除時に生
じる無理な力が1箇所に集中することがないので、無用
な損傷が生じ難く、その寿命は極めて長い。特に、両者
の接触は、上記逆起動時には常に生じることなので、か
かる効果は極めて重要である。 【0051】また、内方部材9cは、パネル駆動用スプ
ロケット8に噛合っているパネル連繋チェーン3の噛合
位置の歯元部から接触して噛合解除を行うので、その噛
合解除効果は極めて顕著である。 【0052】さらに、内方部材9cおよび外方部材9d
は、双方共パネル駆動用スプロケット8の軸芯を通る水
平線上方に位置しているので、パネル連繋チェーン3の
パネル駆動用スプロケット8からの噛合解除は極めて効
率的かつ効果的に行える。しかも、内方部材9cおよび
外方部材9dは、図1に示すように側面から見て収納レ
ール4の始端部近傍に位置するので、パネル連繋チェー
ン3の噛合解除としては極めて効果的タイミングで行う
ことができる。 【0053】上記パネル収納の際、ローラチェーン3
は、チェーン先端誘導棒6によって絡み付くことなく最
初のパネル2と共に収納ボックス5内に移動し、パネル
2の折畳収納状態では図1に二点鎖線(a)で示すごと
く、各パネル2の側面に沿ってU字状に規則正しく垂下
した状態となる。 【0054】このようにして、各パネル2がガイドレー
ル1に沿った直列姿勢の上昇縦移動から収納レール4に
沿った並列姿勢の横移動に方向転換する際、その並列姿
勢での横移動初期において、先行パネル2と後続パネル
2とを連結しているローラチェーン3が垂れ下るが、こ
の垂れ下り部分はパネル収納側チェーン誘導部材9の側
縁9aに沿って下方に誘導されるので、前記ローラチェ
ーン3の垂れ下り部分がパネル駆動用スプロケット8に
絡み噛合する事態を確実に防止でき、このため、収納レ
ール4の損傷やパネル2の昇降が妨げられることがな
い。この一連の動作は後続のパネル2が収納レール4近
傍に到達する毎に繰り返される。 【0055】次に、上記パネル収納状態から開閉機13
を逆回転起動させると、その回転出力でパネル駆動用ス
プロケット8が図1の反時計回り方向に回転駆動される
ことにより、そのパネル駆動用スプロケット8に噛合し
たローラチェーン3を介して収納レール4上のパネル2
が繰出方向に順次引き出される。 【0056】この際、パネル駆動用スプロケット8の近
傍では、まず、パネル収納側チェーン誘導部材9の側縁
9a,上縁9bによって、パネル連繋チェーン3はパネ
ル駆動用スプロケット8の所定噛合位置に確実に案内さ
れる。さらに、もう一方のパネル出入口側チェーン誘導
部材10によって前記パネル連繋チェーン3は前記パネ
ル駆動用スプロケット8からスムーズに離脱する。 【0057】即ち、パネル連繋チェーン3は、パネル駆
動用スプロケット8の歯先円内方に位置する内方部材1
0aと、歯先円外方に位置する外方部材10bとの2つ
の部分で接触することとなるので、この接触面積は極め
て拡大され、噛合解除は極めて確実かつ効率的に行われ
ると共に、パネル連繋チェーン3およびパネル出入口側
チェーン誘導部材10には噛合解除時に生じる無理な力
が1箇所に集中することがないので、無用な損傷が生じ
難く、その寿命は極めて長い。特に両者の接触は、上記
逆起動時には常に生じることなので、かかる効果は極め
て重要である。 【0058】また、内方部材10aは、パネル駆動用ス
プロケット8に噛合っているパネル連繋チェーン3の噛
合位置の歯元部から接触して噛合解除を行うので、その
噛合解除効果は極めて顕著である。 【0059】以上のようなパネル2の昇降動作過程にお
いて、万一、ガイドレール1内でパネル2相互が折重な
ったり、詰まったりすると、上記パネル2は動かなくな
る不祥事態となり、そのまま放置すると大事故発生の要
因となる。 【0060】しかし、この場合、パネル連繋チェーン3
には異常屈折が生じるので、その異常屈折をチェーン弛
み感知装置7が感知することにより、パネル2相互の折
重なりや詰まり等に起因した大事故発生等の不祥事態に
即座に対応できる。 【0061】 【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、左右一対のパネル駆動用スプロケットに噛合して
パネルの両側を支持する左右一対のチェーンだけで、前
記パネルをガイドレールに沿った縦移動と収納レールに
沿った横移動とに継送できるパネルシャッターにおい
て、前記パネルの左右両側端面よりも外側に前記チェー
ンを配置し、該チェーンの更に外側に前記パネルの吊下
げ用ローラを配置したので、その吊下げ用ローラを転動
自在に支承する収納レールの内側で前記チェーンを垂下
させることができる。従って、ガイドレールの上方に設
けられるパネル収納部の側壁(ブラケット)と収納レー
ルとの間に、前記チェーンを垂下させるための専用空間
領域を格別に確保する必要がなく、このため、前記パネ
ル収納部の側壁に前記収納レールを直接取付け配置する
ことができ、前記専用空間領域を必要としない分、パネ
ル収納部を小型化できてコンパクトな納り構造にできる
という効果がある。しかも、前記収納レールをパネル駆
動用スプロケットの近傍からパネル収納方向側に向って
漸次下降傾斜させたことにより、パネル駆動用スプロケ
ットをパネル収納方向に通過したパネルの吊下げ用ロー
ラを、前記収納レールの傾斜により、パネル収納方向奥
部に向って自然に転動走行させることができ、このた
め、パネル収納動作を常時円滑に遂行させることができ
て、パネルシャッターの信頼性が向上するという効果が
ある。また、前記収納レールはガイドレールと分断され
た別部材からなるので、成形加工が簡単で且つ取り付け
も容易という効果がある。 【0062】請求項2記載の発明によれば、収納レール
の下降傾斜終端側に、該収納レール上をパネル収納方向
奥部に向って転動する吊下げ用ローラを当接停止させる
ためのストッパを設けたので、そのストッパによって、
パネル収納時に収納レールから吊下げ用ローラが脱落す
るのを防止できると共に、収納レールに沿ってパネル収
納方向側に移動してきたパネルが、パネル収納部の奥壁
や該パネル収納部の奥部に配置された開閉機などに衝突
するのを防止できるという効果がある。また、前記スト
ッパによって、該ストッパとパネル収納部の奥壁との間
には開閉機の取付スペースを確保できるので、パネル収
納部の奥部領域を開閉機取付用として有効利用でき、こ
のため、パネル収納部に開閉機を外付けしていた従来に
比してパネル収納部の据付面積を減少でき、その据付施
工上の汎用性が得られるという効果がある。 請求項3記
載の発明によれば、チェーンおよび吊下げ用ローラを、
各パネルの両側面に対して同軸上で連結したので、その
連結軸以外に別部品を必要とせず構成が簡素化し、コス
ト低減が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1(a)はこの発明の実施の一形態によるパ
ネルシャッターの収納ボックス部分を示す縦断面図、図
1(b)は図1(a)中のパネル駆動用スプロケット付
近の拡大図、図1(c)は図1(a)中の収納レールの
傾斜下降終端部付近の拡大図である。 【図2】図1(a)のパネル駆動系統を示す概略的な分
解斜視図である。 【図3】パネル駆動用スプロケットとチェーンとの噛合
状態を示す部分的な拡大断面図である。 【図4】パネルの一部縦断面図である。 【図5】図4のA−A線縦断面図である。 【図6】チェーンの一部を断面した構成説明図である。【図7】 図1中のパネル駆動用スプロケット付近の拡大
図である。 【図8】 図1中の収納レールの傾斜下降終端部付近の拡
大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−14163(JP,U) 独国特許出願公開2703512(DE,A 1) 独国特許出願公開2118325(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.シャッター開閉用開口の両側に配置された左右一対
    のガイドレールと、これらのガイドレールの上方に配置
    された左右一対のパネル駆動用スプロケットと、該スプ
    ロケットのそれぞれに噛合した左右一対のチェーンと、
    これらのチェーンで両側が支持されて前記両ガイドレー
    ル間を昇降開閉する上下複数段のパネルと、該パネルの
    それぞれの左右両側に軸支された吊下げ用ローラと、前
    記両ガイドレール間を上昇し前記スプロケットを通過し
    て横移動するパネルの前記吊下げ用ローラを転動自在に
    支承する収納レールとを備え、前記スプロケットの正逆
    回転による前記チェーンの送り作動で、該チェーンと共
    に前記パネルを、前記ガイドレールに沿った縦移動と
    収納レールに沿った横移動とに継送するシャッター装
    置において、前記パネルの左右両側端面よりも外側に前
    記チェーンを配置し、且つ、該チェーンよりも更に外側
    に前記吊下げ用ローラを配置すると共に、前記ガイドレ
    ールとは分断された収納レールを前記パネル駆動用スプ
    ロケットの近傍からパネル収納方向側に向って漸次下降
    傾斜させたことを特徴とするパネルシャッター。2. 収納レールの下降傾斜終端側には、該収納レール
    上をパネル収納方向奥部に向って転動する吊下げ用ロー
    ラを当接停止させるためのストッパが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のパネルシャッター。 3. チェーンおよび吊下げ用ローラは、各パネルの両
    側面に対して同軸上で連結されていることを特徴とする
    請求項1記載のパネルシャッター。
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