JPH081081U - シャッター装置 - Google Patents

シャッター装置

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JPH081081U
JPH081081U JP002739U JP273995U JPH081081U JP H081081 U JPH081081 U JP H081081U JP 002739 U JP002739 U JP 002739U JP 273995 U JP273995 U JP 273995U JP H081081 U JPH081081 U JP H081081U
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JP
Japan
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panel
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connecting chain
storage
sprocket
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浩一 近藤
伸明 野沢
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Bunka Shutter Co Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル相互を連繋しているパネル連繋チェー
ンをパネル並列姿勢時に垂下させるための専用空間領域
を格別に必要としない部品配置にでき、収納ボックスが
小型化してコンパクトな納り構造にできると共に、パネ
ル移動過程では、パネル連繋チェーンをパネル駆動用ス
プロケットに対する適正な噛合方向および噛合解除方向
へスムーズに誘導できるようにする。 【構成】 パネル2の左右両側端面よりも外側に配置さ
れたパネル連繋チェーン3の更に外側に吊下げ用ローラ
25を配置すると共に、パネル連繋チェーン3をパネル
駆動用スプロケット8に対して所定の噛合方向および噛
合解除方向に接触誘導するパネル収納側チェーン誘導部
材9、またはパネル出入口側チェーン誘導部材10の少
なくとも何れか一方を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数枚のパネルをローラチェーンで一連に連繋して構成されたシ ャッターカーテンで建物の開口部を昇降開閉するパネル式のシャッター装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネル式シャッター装置は、シャッター開閉用開口の両側に起立配置さ れた左右一対のガイドレールと、これらのガイドレールの上部に配置された収納 ボックスとを備え、前記両ガイドレール間を昇降開閉する上下複数段のパネル相 互をそれぞれの両側方でローラチェーン(パネル連繋チェーン)によって一連に 連繋し、該ローラチェーンを前記収納ボックス内のパネル駆動用スプロケットに 噛合させ、このパネル駆動用スプロケットの正逆回転駆動による前記ローラチェ ーンの送り作動で、前記パネルを、前記ガイドレールに沿った直列姿勢での縦移 動と、前記収納ボックス内の収納レールに沿った並列姿勢での横移動とに継送す るようになっている。そして、パネル並列姿勢では、各パネルの左右両側部に軸 支した吊下げ用ローラを前記収納レール上に転動自在に支承させてパネルを吊持 収納するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のパネル式シャッター装置では、両ガイドレール間から収納ボ ックスへのパネル収納動作および収納ボックスからガイドレール間へのパネル引 出動作を常時円滑に遂行させることが困難であり、かかるパネルの円滑な動作を 得るためには極めて複雑なパネル駆動装置を必要とするなどの問題点があった。
【0004】 特に、両ガイドレール間に引出展開されたシャッター閉止状態のパネルを上部 の収納ボックス内に巻上げ収納する際、パネル駆動用スプロケットに噛合したロ ーラチェーンで連繋され、且つ、両ガイドレールに両端側が昇降自在に係合し、 該ガイドレールに沿って上昇する上下複数段のパネル相互がその上昇過程で折重 なったり、詰まったりしてパネルが動かなくなる虞れがある。この場合そのまま 放置すると、前記ローラチェーンが噛合しているパネル駆動用スプロケットは稼 動しているので、該パネル駆動用スプロケットやローラチェーンおよびパネル等 が破壊するなどの大事故を引き起こすという問題点があった。
【0005】 なお、従来のこの種のシャッター装置として、例えば、西独特許公開第270 3512号明細書に開示されたものがあり、このシャッター装置では、複数のパ ネル(スラットとも言う)の各々の左右両側端面に目板部材の下端側をピンで連 結し、その目板部材の上端部に吊下げ用ローラを回転自在に軸支すると共に、そ のローラ軸にローラチェーンを連結することによって、前記パネル相互を左右両 側方で一連に連繋しているため、該パネル相互の連繋構成が頗る複雑になるとい う問題点があった。
【0006】 また、上述の如く目板部材の上端部に軸支された吊下げ用ローラは、これと同 軸上に連結されてパネル駆動用スプロケットに噛合したローラチェーンの内側( パネル両側端面とローラチェーンとの間)に配置されているので、パネル収納時 に垂下するローラチェーンの邪魔にならないように収納レールを配置しなければ ならず、そのためには、収納ボックス両側のブラケットと収納レールとの間にロ ーラチェーンを垂下させるための空間領域を格別に確保しなければならず、この ため、構造が複雑化すると共に、収納ボックスが大型化してコンパクトな納り構 造にできないなどの問題点があった。
【0007】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、パネル相互 を連繋しているパネル連繋チェーンをパネル並列姿勢時に垂下させるための専用 空間部を格別に確保する必要のない部品配置にでき、これにより、収納ボックス が小型化してコンパクトな納り構造にできると共に、パネルの移動過程では、前 記パネル連繋チェーンをパネル駆動用スプロケットに対して円滑に噛合または噛 合解除させることができ、それらのパネル連繋チェーンとパネル駆動用スプロケ ットの不規則で、弊害のある噛合を未然に且つ確実に防止し、パネル昇降動作を 常時スムーズに効率よく遂行させることができる信頼性の高いパネル式のシャッ ター装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るシャッター装置は、パネル相互を一連に連繋しているパネル連 繋チェーンを前記パネルの左右両側端面よりも外側に配置し、且つ、前記各パネ ルの両側に軸支された吊下げ用ローラを前記パネル連繋チェーンよりも更に外側 に配置すると共に、前記パネル駆動用スプロケットの近傍で収納レール側に配置 されて収納ボックス内に出入りするパネル連繋チェーンの移動経路内に位置し、 該パネル連繋チェーンに接触して該パネル連繋チェーンを前記パネル駆動用スプ ロケットに対する噛合方向、噛合解除方向および収納レール方向に接触誘導可能 に形成されたパネル収納側チェーン誘導部材と、ガイドレールの上端側近傍で該 ガイドレール側に配置され、前記パネル駆動用スプロケットの歯先円内方に位置 する内方部材、該歯先円の外方で昇降する前記パネル連繋チェーンの移動経路内 に位置する外方部材を有し、前記パネル連繋チェーンに接触して該パネル連繋チ ェーンを前記噛合方向、噛合解除方向およびガイドレール方向に接触誘導可能に 形成されたパネル出入口側チェーン誘導部材との少なくとも何れか一方を備えた ものである。
【0009】
【作用】
この考案におけるシャッター装置では、各パネルの左右両側端面よりも外側に 配置されて該パネル相互を連繋しているパネル連繋チェーンの更に外側に吊下げ 用ローラを配置したので、パネル並列姿勢時に吊下げ用ローラを転動自在に支承 する収納レールの内側でパネル連繋チェーンを垂下させることができ、このため 、該パネル連繋チェーンの垂下の邪魔にならないように前記収納レールを収納ボ ックス両側にブラケットの内側に直接取付け配置することができる。従って、パ ネル並列姿勢領域において、従来のようにパネル連繋チェーンを垂下させるため の専用空間領域を格別に確保する必要がなく、その分、収納ボックスを小型化で きてコンパクトな納り構造にできる。しかも、パネルの移動過程では、パネル駆 動用スプロケットの近傍でパネル連繋チェーンが、パネル収納側チェーン誘導部 材またはパネル出入口側チェーン誘導部材の少なくとも何れか一方によって、パ ネル駆動用スプロケットに対する噛合方向または噛合解除方向に接触誘導される ので、パネル駆動用スプロケットに対するローラチェーンの不規則な噛合を未然 に且つ確実に防止することができ、パネルの移動動作を常時スムーズに遂行させ ることができてパネル式シャッター装置の信頼性が向上する。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図において、1は左右一対のガイドレールであり、これらのガイドレール1は 建物の出入口や窓等の所謂シャッター開閉用開口の両側に起立配置された縦ガイ ドレールから成っている。
【0011】 2は両ガイドレール1間を昇降開閉させる上下複数段のパネルであり、これら のパネル2は、図2および図4,5に示すように、長方形状のフレーム2aに適 当なパネル面板2bを取り付けた構成となっている。
【0012】 かかるパネル2の上部両側には、図3および図4に示すように、その両側端面 から外方に向って突出するピン(支持軸)21が設けられ、このピン21は、ロ ーラチェーンからなるパネル連繋チェーン3に対しスリーブ状のアタッチメント 24を介して回動自在で且つスラスト方向移動可能に挿入連結されている。
【0013】 このようにして、両ガイドレール1間を昇降開閉する複数枚のパネル2相互が それぞれのピン21を介して各パネル2の両側端面よりも外側でパネル連繋チェ ーン3により一連に連繋されている。
【0014】 また、各パネル2のピン21には、前記パネル連繋チェーン3よりも更に外側 に位置する吊下げ用ローラ25が回転自在に取付けられている。さらに、各パネ ル2の下部両側にはパネルローラ22が回転自在に軸支されている。
【0015】 前記ガイドレール1の上部には収納ボックス5が配置され、この収納ボックス 5は左右両側に垂直のブラケット5aを備え、該ブラケット5aの内側には、両 ガイドレール1の上方に位置する左右一対のパネル駆動用スプロケット8が軸支 されており、これらのパネル駆動用スプロケット8に前記パネル連繋チェーン3 を噛合させている。
【0016】 前記ブラケット5aの内側には収納レール4が配置され、この収納レール4は 、パネル駆動用スプロケット8の軸心を通る水平線よりも上側で前記ブラケット 5aとパネル駆動用スプロケット8との間からパネル収納方向側に向って横方向 に伸びており、図示例では、パネル収納方向側が漸次緩やかに下降傾斜し、パネ ル駆動用スプロケット8をパネル収納方向側に通過したパネル2の吊下げ用ロー ラ25を転動自在に支承するようになっている。
【0017】 かかる収納レール4の下降終端部は、前記収納ボックス5内の奥行終端から開 閉機13の据付スペースに対応する距離だけ隔てた手前位置で途切れており、そ の収納レール4の下降終端部には、該収納レール4上を転動してきた吊下げ用ロ ーラ25の脱落を防止するためのストッパ4a(図1)が設けられている。
【0018】 以上において、前記一連のパネル2は、パネル駆動用スプロケット8の正逆回 転によるパネル連繋チェーン3の送り作動によって、ガイドレール1に沿った直 列姿勢の縦移動と、収納レール4に沿った並列姿勢の横移動とに継送されるよう になっている。そして、パネル2の並列姿勢では、該パネル2間のパネル連繋チ ェーン3が収納レール4の内側で垂下するようになっている。
【0019】 このようなパネルシャッターにおいて、収納ボックス5内に伸びたガイドレー ル1の上端部近傍の側部には、パネル駆動用スプロケット8の下部近傍に位置し てパネル連繋チェーン3の異常屈折(弛み)を電気的に感知するためのチェーン 弛み感知装置7が設けられている。
【0020】 また、収納ボックス5内におけるパネル駆動用スプロケット8の近傍には、パ ネル2の移動過程でパネル連繋チェーン3をパネル駆動用スプロケット8に対す る適正な噛合方向または噛合解除方向に接触誘導するチェーン誘導部材9,10 が配置されている。
【0021】 これらのチェーン誘導部材9,10において、パネル駆動用スプロケット8の 近傍で収納レール4側に配置されたパネル収納側チェーン誘導部材9は、収納ボ ックス5のブラケット5aの内側から突出してパネル駆動用スプロケット8の側 部に廻り込んで、上縁9bと側縁9aとを有している。
【0022】 さらに詳しく述べると、パネル収納側チェーン誘導部材9の上縁9bは、パネ ル駆動用スプロケット8の歯先円内方に位置する内方部材9cと、歯先円外方で 且つ収納ボックス5内を出入りするパネル連繋チェーン3の移動経路内に位置す る外方部材9dとを有している。
【0023】 また、パネル収納側チェーン誘導部材9の側縁9aは、パネル駆動用スプロケ ット8の収納レール4側で該パネル駆動用スプロケット8の歯先部に離間対向し た状態で下方に伸びて、パネル連繋チェーン3の垂れ下り部分が前記パネル駆動 用スプロケット8に絡み噛合するのを防止するようになっている。
【0024】 かかるパネル収納側チェーン誘導部材9は、パネル連繋チェーン3に接触して 該パネル連繋チェーン3をパネル駆動用スプロケット8に対する噛合方向、噛合 解除方向およびガイドレール1方向に接触誘導可能に形成されている。
【0025】 他方、ガイドレール1の上端側近傍で該ガイドレール1側に配置されたパネル 出入口側チェーン誘導部材10は、パネル駆動用スプロケット8の歯先円内方に 位置する内方部材10aと、該歯先円の外方で且つパネル連繋チェーン3の移動 経路内に位置する外方部材10bとを有し、パネル連繋チェーン3に接触して該 パネル連繋チェーン3を前記噛合方向、噛合解除方向およびガイドレール1方向 に接触誘導可能に形成されている。
【0026】 以上において、パネル収納側チェーン誘導部材9とパネル出入口側チェーン誘 導部材10における少なくとも何れか一方はチェーン・スプロケット誘導装置を 構成している。
【0027】 収納ボックス5のパネル出入口近傍には、各パネル2下部のパネルローラ22 をパネル収納方向およびパネル繰出方向へスムーズに誘導するためのパネルガイ ド11が設けられている。
【0028】 また、収納ボックス5内の奥行空間部には開閉機13が配置されている。ここ で、収納ボックス5内において、収納レール4の下降終端部は収納ボックス5の 奥行終端から開閉機13の据付スペースに対応する距離だけ隔てた手前位置で途 切れているので、その収納レール4が延びていない前記収納ボックス5内の奥行 空間領域を利用して前記開閉機13が配置されている。
【0029】 この開閉機13は図1に示すように取付ベース13aを一体に有し、該取付ベ ース13aの両側上下部には上下方向に長い取付用の長孔13bが設けられてい る。
【0030】 そして、収納ボックス5内の奥部空間領域において、その一側のブラケット5 aに前記開閉機13が取付けられ、該取付けに際しては、開閉機13の取付ベー ス13aの長孔13bにボルト28を挿通し、該ボルト28にナット29を螺合 して締め付けることにより、前記取付ベース13aをブラケット5aに固定して いる。従って、前記ナット29を緩めれば、前記長孔13bの長さに対応した分 だけ開閉機13の取付位置を上下方向に調整することができる。
【0031】 この開閉機13は図1に示すように出力スプロケット130を有し、該出力ス プロケット130には連動チェーン15を介して連動用スプロケット14が連動 させてある。
【0032】 この連動用スプロケット14は第1伝動スプロケット17を同軸上に有し、軸 受体30を介してブラケット5aに回転自在に取り付けられている。軸受体30 は、図1に示すように、ブラケット5aに設けられた切欠部5bに対して位置調 整可能に嵌込み装着されている。従って、連動用スプロケット14と第1伝動ス プロケット17とを連結している回転軸はパネル駆動用スプロケット8との間の 間隔調整が可能となっている。
【0033】 パネル駆動用スプロケット8は第2伝動スプロケット18を同軸上に有し、こ の第2伝動スプロケット18と前記第1伝動スプロケット17には無端状の伝動 チェーン19が噛合巻回され、これによって、開閉機13の回転出力がパネル駆 動用スプロケット8に伝達されるようになっている。
【0034】 ここで、開閉機13と、連動用スプロケット14および第1伝動スプロケット 17とは、収納ボックス5内の奥部空間領域において、収納レール4に吊持され た収納位置のパネル2と略平行する上下方向に配置されている。
【0035】 このような配置によって、収納ボックス5内における開閉機13と動力伝達用 スプロケット(連動用スプロケット14および第1伝動スプロケット17)の据 付けスペースを最小限に抑えることができる。従って、その据付けスペースを殊 更に大きくする必要がなく、開閉機13を収納ボックス5に外付けしていた場合 に比して、該収納ボックス5の据付けスペースが減少し、該据付け施工上の制約 を大きく緩和できる。
【0036】 また、収納ボックス5内における収納レール4の上方離間位置には、該収納レ ール4に平行するチェーン先端誘導棒6が配置されている。このチェーン先端誘 導棒6は、収納レール4に吊持されたパネル2の両側端面とブラケット5aとの 間の上方空間部を有効に利用して配置されている。
【0037】 かかるチェーン先端誘導棒6には、パネル駆動用スプロケット8に噛合してパ ネル収納方向側に延びるパネル連繋チェーン3の自由端部(エンド側リンク部) 3aが移動自在に係留されている。
【0038】 これにより、パネル2の昇降動作時にはパネル連繋チェーン3の自由端部3a がチェーン先端誘導棒6に沿って移動するため、パネル収納動作時において収納 レール4上に最初に移行してくるパネル2のピン21からパネル連繋チェーン3 の自由端部3aまでの長さを短くできる。
【0039】 従って、パネル連繋チェーン3の自由端側が特にパネル収納時に大きく弛むよ うなことがなくなって、パネル昇降動作時におけるパネル連繋チェーン3の絡み 付きを確実に防止できる。
【0040】 また、上述の如くパネル連繋チェーン3の自由端部3aがチェーン先端誘導棒 6に常時係留されていることにより、パネル繰出時にパネル連繋チェーン3がパ ネル駆動用スプロケット8から脱抜するようなこともなくなつて安全性および信 頼性が大幅に向上する。
【0041】 さらには、上述の如く収納レール4の上方に配置されたチェーン先端誘導棒6 は、収納レール4に吊持された並列姿勢のパネル2間を連繋しているパネル連繋 チェーン3がU字状に屈曲垂下する際の邪魔にならないので、収納ボックス5に チェーン先端誘導棒6の配置スペースを格別に設ける必要がなく、このため、コ ンパクトな納まり構造にできる。
【0042】 次に動作について説明する。 開閉機13をシャッター開方向に起動させると、その回転駆動力は、出力スプ ロケット130から連動チェーン15を介して連動用スプロケット14→第1伝 動スプロケット17→伝動チェーン19→第2伝動スプロケット18→パネル駆 動用スプロケット8に伝達されることにより、該パネル駆動用スプロケット8が 図1で時計回り方向に回転駆動される。
【0043】 これにより、パネル駆動用スプロケット8に噛合したパネル連繋チェーン3を 介してガイドレール1間のパネル2が引き上げられる。その引き上げにより、パ ネル2の上端がパネル駆動用スプロケット8に到達すると、パネル2の上端部は パネル連繋チェーン3と共にパネル駆動用スプロケット8のピッチ円周に沿って 円運動し、収納レール4の方向に誘導移動される。
【0044】 このとき、パネル2下部のパネルローラ22は、パネルガイド11の傾斜ガイ ド部11aで斜め上方に誘導されて収納ボックス5内をその奥行方向(パネル収 納方向)に進行する。
【0045】 このようにして、両ガイドレール1間を上昇移動してきたパネル2の上端部が パネル駆動用スプロケット8の歯先部に沿って収納レール4側(パネル収納方向 側)に円弧運動するとき、前記パネルローラ22がパネルガイド11で斜め上方 に誘導されることにより、パネル駆動用スプロケット8をパネル収納方向側に通 過する際のパネル2は横振れ防止状態の垂直姿勢を維持したまま移動する。
【0046】 そして、パネル駆動用スプロケット8をパネル収納方向に通過したパネル2は 、その上部両側の吊下げ用ローラ25が収納レール4上に移行する。このとき、 吊下げ用ローラ25は収納レール4上をその傾斜によって転動することにより、 パネル2は並列姿勢の吊下げ状態で収納レール4に沿ってその下降傾斜により自 動的に収納ボックス5内に移動する。
【0047】 そして、収納レール4上に最初に移行したパネル2の吊下げ用ローラ25が収 納レール4の傾斜下降終端部に到達すると、その吊下げ用ローラ25は、収納レ ール4の下降終端部に設けられたストッパ4aに当接して収納レール4からの脱 落が防止される。
【0048】 このようにして、収納レール4の下降終端部に最初のパネル2が到達した後、 後続のパネル2が順次送り込まれることにより、収納レール4に順次移行したパ ネル2は互いに隣合って並行した垂下状態に吊持収納される。
【0049】 以上において、パネル2がガイドレール1に沿った直列姿勢の縦移動から収納 レール4に沿った並列姿勢の横移動に継送される際、パネル駆動用スプロケット 8がパネル連繋チェーン3と最初に噛合うパネル出入口側には、その噛合方向誘 導可能に伸びたパネル出入口側チェーン誘導部材10が配置されているので、こ のパネル出入口側チェーン誘導部材10が有するところの、パネル駆動用スプロ ケット8の歯先円内方に位置する内方部材10aと、該歯先円の外方で且つパネ ル連繋チェーン3の移動経路内に位置する外方部材10bとによって、パネル連 繋チェーン3がパネル駆動用スプロケット8に対する所定方向に確実に誘導され る。
【0050】 また、何らかの不測の作用によって、万一、パネル連繋チェーン3とパネル駆 動用スプロケット8とが異常に噛み合っていたとしても、上記噛合が終了するパ ネル収納側にはパネル収納側チェーン誘導部材9が配置されているので、このパ ネル収納側チェーン誘導部材9が有するところの、パネル駆動用スプロケット8 の歯先円内方で且つ該パネル駆動用スプロケット8の軸芯を通る水平線上方に位 置した内方部材9cと、パネル駆動用スプロケット8の歯先円外方で収納ボック ス5内を出入りするパネル連繋チェーン3の移動経路内に位置し且つパネル駆動 用スプロケット8の軸芯を通る水平線上方に位置した外方部材9dとによって、 前記パネル連繋チェーン3がパネル駆動用スプロケット8に対する適正な噛合方 向、噛合解除方向およびガイドレール1方向に接触誘導されるため、そのパネル 連繋チェーン3はパネル駆動用スプロケット8から確実に離脱し、上述のごとき パネル2の収納動作は円滑に遂行される。
【0051】 ここで、前記内方部材9cと外方部材9dの機能および効果を更に詳しく述べ る。パネル連繋チェーン3は、パネル駆動用スプロケット8の歯先円内方に位置 する内方部材9cと、歯先円外方に位置する外方部材9dとの2つの部分で接触 することとなるので、この接触面積は極めて拡大され、噛合解除は極めて確実か つ効率的に行われると共に、パネル連繋チェーン3およびパネル収納側チェーン 誘導部材10には噛合解除時に生じる無理な力が1箇所に集中することがないの で、無用な損傷が生じ難く、その寿命は極めて長い。特に、両者の接触は、上記 逆起動時には常に生じることなので、かかる効果は極めて重要である。
【0052】 また、内方部材9cは、パネル駆動用スプロケット8に噛合っているパネル連 繋チェーン3の噛合位置の歯元部から接触して噛合解除を行うので、その噛合解 除効果は極めて顕著である。
【0053】 さらに、内方部材9cおよび外方部材9dは、双方共パネル駆動用スプロケッ ト8の軸芯を通る水平線上方に位置しているので、パネル連繋チェーン3のパネ ル駆動用スプロケット8からの噛合解除は極めて効率的かつ効果的に行える。し かも、内方部材9cおよび外方部材9dは、図1に示すように側面から見て収納 レール4の始端部近傍に位置するので、パネル連繋チェーン3の噛合解除として は極めて効果的タイミングで行うことができる。
【0054】 上記パネル収納の際、ローラチェーン3は、チェーン先端誘導棒6によって絡 み付くことなく最初のパネル2と共に収納ボックス5内に移動し、パネル2の折 畳収納状態では図1に二点鎖線(a)で示すごとく、各パネル2の側面に沿って U字状に規則正しく垂下した状態となる。
【0055】 このようにして、各パネル2がガイドレール1に沿った直列姿勢の上昇縦移動 から収納レール4に沿った並列姿勢の横移動に方向転換する際、その並列姿勢で の横移動初期において、先行パネル2と後続パネル2とを連結しているローラチ ェーン3が垂れ下がるが、この垂れ下がり部分はパネル収納側チェーン誘導部材 9の側縁9aに沿って下方に誘導されるので、前記ローラチェーン3の垂れ下り 部分がパネル駆動用スプロケット8に絡み噛合する事態を確実に防止でき、この ため、収納レール4の損傷やパネル2の昇降が妨げられることがない。 この一連の動作は後続のパネル2が収納レール4近傍に到達する毎に繰り返さ れる。
【0056】 次に、上記パネル収納状態から開閉機13を逆回転起動させると、その回転出 力でパネル駆動用スプロケット8が図1の反時計回り方向に回転駆動されること により、そのパネル駆動用スプロケット8に噛合したローラチェーン3を介して 収納レール4上のパネル2が繰出方向に順次引き出される。
【0057】 この際、パネル駆動用スプロケット8の近傍では、まず、パネル収納側チェー ン誘導部材9の側縁9a,上縁9bによって、パネル連繋チェーン3はパネル駆 動用スプロケット8の所定噛合位置に確実に案内される。さらに、もう一方のパ ネル出入口側チェーン誘導部材10によって前記パネル連繋チェーン3は前記パ ネル駆動用スプロケット8からスムーズに離脱する。
【0058】 即ち、パネル連繋チェーン3は、パネル駆動用スプロケット8の歯先円内方に 位置する内方部材10aと、歯先円外方に位置する外方部材10bとの2つの部 分で接触することとなるので、この接触面積は極めて拡大され、噛合解除は極め て確実かつ効率的に行われると共に、パネル連繋チェーン3およびパネル出入口 側チェーン誘導部材10には噛合解除時に生じる無理な力が1箇所に集中するこ とがないので、無用な損傷が生じ難く、その寿命は極めて長い。特に両者の接触 は、上記逆起動時には常に生じることなので、かかる効果は極めて重要である。
【0059】 また、内方部材10aは、パネル駆動用スプロケット8に噛合っているパネル 連繋チェーン3の噛合位置の歯元部から接触して噛合解除を行うので、その噛合 解除効果は極めて顕著である。
【0060】 以上のようなパネル2の昇降動作過程において、万一、ガイドレール1内でパ ネル2相互が折重なったり、詰まったりすると、上記パネル2は動かなくなる不 祥事態となり、そのまま放置すると大事故発生の要因となる。
【0061】 しかし、この場合、パネル連繋チェーン3には異常屈折が生じるので、その異 常屈折をチェーン弛み感知装置7が感知することにより、パネル2相互の折重な りや詰まり等に起因した大事故発生等の不祥事態に即座に対応できる。
【0062】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、各パネルの左右両側端面よりも外側に配置 されて該パネル相互を連繋しているパネル連繋チェーンの更に外側に吊下げ用ロ ーラを配置したので、パネル並列姿勢時に吊下げ用ローラを転動自在に支承する 収納レールの内側でパネル連繋チェーンを垂下させることができ、このため、該 パネル連繋チェーンの垂下の邪魔にならないように前記収納レールを収納ボック ス両側のブラケットの内側に直接取付け配置することができ、このため、パネル 並列姿勢領域において、従来のようにローラチェーンを垂下させるための専用空 間領域を格別に確保する必要がなく、その分、収納ボックスを小型化できてコン パクトな納り構造にできるという効果がある。
【0063】 しかも、パネルの移動過程では、パネル駆動用スプロケットの近傍でパネル連 繋チェーンが、パネル収納側チェーン誘導部材またはパネル出入口側チェーン誘 導部材の少なくとも何れか一方によって、パネル駆動用スプロケットに対する噛 合方向または噛合解除方向に接触誘導されるので、パネル駆動用スプロケットに 対するローラチェーンの不規則な噛合を未然に且つ確実に防止することができ、 パネルの移動動作を常時スムーズに遂行させることができてパネル式シャッター 装置の信頼性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるシャッター装置の収
納ボックス部分を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるパネル駆動系統の概略的な分解斜
視図である。
【図3】パネル駆動用スプロケットとローラチェーンと
の噛合状態を示す一部拡大縦断面図である。
【図4】パネルの一部縦断面図である。
【図5】図4のA−A線縦断面図である。
【図6】パネルとローラチェーンの結合部を一部断面し
て示す部分的正面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 パネル 3 パネル連繋チェーン 4 収納レール 5 収納ボックス 8 パネル駆動用スプロケット 9 パネル収納側チェーン誘導部材(チェーン・スプロ
ケット誘導装置) 10 パネル出入口側チェーン誘導部材(チェーン・ス
プロケット誘導装置) 25 吊下げ用ローラ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッター開閉用開口の両側に配置さ
    れ、上部に収納ボックスを有する左右一対のガイドレー
    ルと、該ガイドレール間を昇降開閉する上下複数段のパ
    ネルと、該パネルのそれぞれに軸支された吊下げ用ロー
    ラと、前記パネル相互を一連に連繋しているパネル連繋
    チェーンと、これらのパネル連繋チェーンを前記収納ボ
    ックス内で個々に噛合させて回転駆動されるパネル駆動
    用スプロケットと、該パネル駆動用スプロケットをパネ
    ル収納方向側に通過したパネルの前記吊下げ用ローラを
    転動自在に支承する収納レールとを備え、前記パネル駆
    動用スプロケットの正逆回転による前記パネル連繋チェ
    ーンの送り作動によって、前記一連のパネルを、前記ガ
    イドレールに沿った直列姿勢の縦移動と、前記収納レー
    ルに沿った並列姿勢の横移動とに継送するシャッター装
    置。
  2. 【請求項2】 シャッター開閉用開口の両側に配置さ
    れ、上部に収納ボックスを有する左右一対のガイドレー
    ルと、該ガイドレール間を昇降開閉する上下複数段のパ
    ネルと、該パネルのそれぞれの左右両側部に軸支された
    吊下げ用ローラと、前記パネル相互をそれぞれの左右両
    側方で一連に連繋しているパネル連繋チェーンと、これ
    らのパネル連繋チェーンを前記収納ボックス内で個々に
    噛合させて回転駆動されるパネル駆動用スプロケット
    と、該パネル駆動用スプロケットをパネル収納方向側に
    通過したパネルの前記吊下げ用ローラを転動自在に支承
    する収納レールとを備え、前記パネル駆動用スプロケッ
    トの正逆回転による前記パネル連繋チェーンの送り作動
    によって、前記一連のパネルを、前記ガイドレールに沿
    った直列姿勢の縦移動と、前記収納レールに沿った並列
    姿勢の横移動とに継送するシャッター装置において、前
    記パネルの左右両側端面よりも外側に前記パネル連繋チ
    ェーンを配置し、且つ、該パネル連繋チェーンよりも更
    に外側に前記吊下げ用ローラを配置すると共に、前記パ
    ネル駆動用スプロケットの近傍に配置され、パネル移動
    過程で前記パネル連繋チェーンをパネル駆動用スプロケ
    ットに対する噛合方向または噛合解除方向に誘導するチ
    ェーン・スプロケット誘導装置を備え、このチェーン・
    スプロケット誘導装置は、パネル駆動用スプロケットの
    近傍で収納レール側に配置され、前記収納ボックス内に
    出入りする前記パネル連繋チェーンの移動経路内に位置
    し、該パネル連繋チェーンに接触して該パネル連繋チェ
    ーンを前記噛合方向、噛合解除方向および収納レール方
    向に接触誘導可能に形成されたパネル収納側チェーン誘
    導部材と、前記ガイドレールの上端側近傍で該ガイドレ
    ール側に配置され、前記パネル駆動用スプロケットの歯
    先円内方に位置する内方部材、該歯先円の外方で、かつ
    昇降する前記パネル連繋チェーンの移動経路内に位置す
    る外方部材を有し、該パネル連繋チェーンに接触して該
    パネル連繋チェーンを前記噛合方向、噛合解除方向およ
    びガイドレール方向に接触誘導可能に形成されたパネル
    出入口側チェーン誘導部材との少なくとも何れか一方を
    有することを特徴とするシャッター装置。
  3. 【請求項3】 パネル収納側チェーン誘導部材の側縁
    は、収納ボックスのブラケットから突出し且つパネル駆
    動用スプロケットに廻り込んでパネル連繋チェーンの垂
    れ下り部分がパネル駆動用スプロケットに噛合するのを
    防止可能に、下方に伸設されていることを特徴とする請
    求項2記載のシャッター装置。
JP002739U 1995-04-03 1995-04-03 シャッター装置 Pending JPH081081U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862273A (ja) * 1981-10-05 1983-04-13 三和シヤツタ−工業株式会社 パネルシヤツタ−装置

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JPS5862273A (ja) * 1981-10-05 1983-04-13 三和シヤツタ−工業株式会社 パネルシヤツタ−装置

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