JP2748240B2 - アラーム設定機構 - Google Patents

アラーム設定機構

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JP2748240B2
JP2748240B2 JP2035095A JP2035095A JP2748240B2 JP 2748240 B2 JP2748240 B2 JP 2748240B2 JP 2035095 A JP2035095 A JP 2035095A JP 2035095 A JP2035095 A JP 2035095A JP 2748240 B2 JP2748240 B2 JP 2748240B2
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晋也 田村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アラーム設定機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、アラーム設定機構の一例
が例えば実公平4ー5035号公報に開示されている。
これを図4にそって説明すると、アラーム修正歯車23
がその上部にラチェットカム23cを有するとともに、
下部外周に軸方向にばね力を付勢するばね片23eを一
体的に形成してあり、支持板21に立設した柱22に回
転自在に嵌合している。アラーム修正を兼用する針回し
軸24は先端面に上記ラチェットカム23cに噛合する
ラチェットカム24cを有するとともに、外周面に針回
しカナ24dを設けてあり、針回し軸24の先端面に軸
方向に孔24aを穿設してこの孔を柱22の先端部に嵌
合して軸方向に摺動自在に支持している。そして孔24
aの底面と柱22の上端面とが当接することにより、針
回し軸24のアラーム修正歯車方向への移動を規制して
いる。針回し軸24の中間部は、中板25の軸受部25
aにより軸受され、上端部は上ケース26を貫通して外
装枠27から突出して、その突出端に針回し兼アラーム
修正用のつまみ28が固着してある。アラーム修正歯車
23にはアラーム伝達車29が噛合しており、アラーム
伝達車29は支持板21に開設された透孔21bを貫通
して回転自在に支持してある。針回し軸24を上方へ摺
動し、針回しカナ24dが軸受部25aの下面に当接し
た位置で、針回しカナ24dは日の裏車30に噛合可能
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、上ケース26と支持板21とによりアラーム
伝達車29を含むアラーム輪列等の部品を組み込んで時
計機械体として完成後、外装枠27を上記時計機械体に
取り付け、その後でつまみ28を針回し軸24に圧入固
着していた。このため、つまみ28の圧入時に針回し軸
24のつまみ28とは反対側の面を受ける必要があり、
圧入による押圧力による変形や傷を防止するための道具
や工夫が必要であり、製造・組立に手間がかかり、コス
トの上昇を招くものであった。
【0004】そこで本発明の目的は、製造・組立を容易
にしてコストの低下を達成できるアラーム設定機構を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアラーム設定機構は、上ケースと下ケース
とよりなるケース内に設けてあるアラーム輪列と噛合す
るアラーム修正歯車と、上ケースの外側に設けてある外
装枠の開口に嵌合する操作部を有するとともに外装枠の
開口に対応させて上ケースに開設してある開口を介して
アラーム修正歯車を回転させるアラーム修正つまみとか
らなるアラーム設定機構において、アラーム修正つまみ
の軸部には上ケースの開口外周部に当接する段差部が形
成してあり、かつ操作部には外装枠の開口外周部に内側
より係止するつば部が径方向に突出形成してある。アラ
ーム修正歯車は、下ケース又はこの下ケースと上ケース
との間に設けてある支持板に立設した柱に回転自在に嵌
合しているとともに上面部にはラチェットカムが設けて
あり、アラーム修正歯車の下面には、当該アラーム修正
歯車を軸方向に付勢するばね片が設けてあり、アラーム
修正つまみの上記軸部の先端面には、アラーム修正歯車
のラチェットカムと噛合するラチェットカムが形成して
あってもよい。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1に示すように、上ケース1と下ケース2との
間に支持板3が固定的に設けてあり、この支持板には柱
3aを立設してある。柱3aにはアラーム修正歯車44
が回転自在にかつ軸方向に摺動自在に嵌合している。ア
ラーム修正歯車4はその中心に形成された中心孔4aが
柱3aに嵌合するとともに上面部にラチェットカム4b
を設けてある。アラーム修正歯車4の下面部にばね片5
が設けてあり、ばね片5はアラーム修正歯車4を軸方向
に付勢している。アラーム修正歯車4の上面には、この
アラーム修正歯車を回転させるアラーム修正つまみ6が
載置して設けてある。
【0007】アラーム修正つまみ6の中央下部には、軸
部6aが形成してあり、この軸部の先端面に柱3aの先
端部に嵌合する軸方向に穿設した孔6bが形成してある
とともにラチェットカム4bと噛合するラチェットカム
6cが形成してある。上ケース1には、柱3aと対向す
る部分に開口1aが開設してあり、軸部6aの軸方向の
中程の外側部には段差部6dが形成してある。段差部6
dは上ケース1の開口1aの外周部に上方より当接する
ように形成してある。
【0008】上ケース1の上方外側には、外装枠7が設
けてあり、この外装枠には開口7aが形成してあり、こ
の開口7aは上ケース1の開口1aに対応させて形成し
てある。アラーム修正つまみ6には、軸部6aの裏面に
径方向に突出形成してあるつば部6eを有する大径の操
作部6fが設けてある。
【0009】アラーム修正つまみ6は、回転操作前は軸
方向上方にばね片5により付勢されて、外装枠7の開口
7aの外周部に内側より係止部6eが係止しており、回
転操作時は操作部6fを下方に押圧して回転するため上
ケース1の開口1aの外周部に段差部6dが外側より当
接する。
【0010】アラーム修正歯車4には、アラーム伝達車
8が噛合しており、アラーム伝達車8の軸方向の上下に
はそれぞれ孔部8a,8bが穿設してあり、孔部8a,
8bは上ケース1と下ケース2にそれぞれ対向させて突
設形成された突部1b,2aに回転自在に嵌合してい
る。
【0011】下ケース2には開口2bが形成してあり、
この開口には目安時刻をセットするときに回動される第
1目安車9と、この第1目安車と同軸的に第1時針車1
0が設けてあり、この第1時針車には、同軸的に分針車
11、秒針車12がそれぞれ設けてある。下ケース2に
一体的に形成された支持柱2cには、第1目安車9と噛
合する第2目安車13が軸支してあり、さらに第1時針
車10と噛合しかつ第2目安車13と同軸的に第2時針
車14が設けてあるもので、第2目安車13と第2時針
車14の歯数は、それぞれ第1目安車9と第1時針車1
0の歯数と同一である。第2時針車14の上面側に回転
体15が位置しており、この回転体の下面には、複数の
突起15aが垂設してあり、この突起15aは第2時針
車14の孔部14aに係合しており、第2目安車13に
は突起15aが目安セット時刻に落下する孔部13aが
開設してある。回転体15は、第2時針車14と第2目
安車13の軸方向に移動可能である。
【0012】そして回転体15の上面には、ばね片16
が弾接しており、このばね片の基端部はプリント基板
(図示せず。)の回路に片持ち支持で連結固定されてい
る。第2目安車13は、アラーム伝達車8に噛合してい
る。アラーム輪列Rは、上ケース1と下ケース2とより
なるケース内に設けてあるとともに、アラーム伝達車
8、第1目安車9、第1時針車10、第2目安車13、
第2時針車14とから構成されている。
【0013】図2(a)はアラーム修正つまみ6のラチ
ェットカム6cとアラーム修正歯車4のラチェットカム
4bとが噛合している状態を示しており、図2(b)は
アラーム修正つまみ6のラチェットカム6cとアラーム
修正歯車4のラチェットカム4bとが噛合せずに空転し
ている状態を示している。図2(a)の状態でアラーム
修正歯車4は、ばね片5のばね力により軸方向に移動す
ることが可能である。そこでアラーム修正つまみ6を順
方向すなわち図3矢印a方向に回転すると、両ラチェッ
トカム4b,6cは噛合状態を保ちつつアラーム修正つ
まみ6からアラーム修正歯車4に回転を伝達し、アラー
ム伝達車8を回転させてアラームの設定がされる。アラ
ーム修正つまみ6を逆方向すなわち図3矢印b方向に回
転すると、ラチェットカム6cの背側にラチェットカム
4bの背側が当接してこれを押そうとするが、アラーム
修正歯車4に噛合するアラーム伝達車8を含むアラーム
輪列Rの回転負荷を大きく設定しておくことにより、ア
ラーム修正歯車4を回転させるだけの力をアラーム修正
つまみ6から伝達することができない。このためにアラ
ーム修正歯車4にアラーム修正つまみ6から離れるよう
な矢印c方向の力が作用し、アラーム修正歯車4はばね
片5のばね力に抗して下方へ移動する。このためにラチ
ェットカム4b,6cの噛合が外れるので、逆方向の回
転がアラーム修正つまみ6からアラーム修正歯車4に伝
達されることはない。
【0014】本実施例では、柱3aを支持板3に立設し
てあるが、これに限るものではなく下ケース2に設けて
も良い。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、上ケースと下ケ
ースとよりなるケース内に設けてあるアラーム輪列と噛
合するアラーム修正歯車と、上ケースの外側に設けてあ
る外装枠の開口に嵌合する操作部を有するとともに外装
枠の開口に対応させて上ケースに開設してある開口を介
してアラーム修正歯車を回転させるアラーム修正つまみ
とからなるアラーム設定機構において、アラーム修正つ
まみの軸部に上ケースの開口外周部に当接する段差部を
形成し、かつ操作部に外装枠の開口外周部に内側より係
止するつば部を径方向に突出形成したので、アラーム修
正つまみをアラーム修正歯車に固着しなくてもアラーム
修正つまみがアラーム修正歯車から外れない。これによ
り製造・組立が容易になり、コストの低下が図れる。
【0016】アラーム修正歯車を下ケース又はこの下ケ
ースと上ケースとの間に設けてある支持板に立設した柱
に回転自在に嵌合させるとともに上面部にラチェットカ
ムを設け、アラーム修正歯車の下面に、当該アラーム修
正歯車を軸方向に付勢するばね片を設け、アラーム修正
つまみの軸部の先端面に、アラーム修正歯車のラチェッ
トカムと噛合するラチェットカムを形成すれば、一方向
回転のアラーム設定機構の組立を容易にでき、これによ
りコストの低下が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】(a)はアラーム修正つまみとアラーム修正歯
車とが噛合している状態を示す説明図、(b)はアラー
ム修正つまみとアラーム修正歯車とが噛合していない状
態を示す説明図である。
【図3】ラチェットカムの噛み合いを示す展開断面図で
ある。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 1a 開口 2 下ケース 3 支持板 3a 柱 4 アラーム修正歯車 4b ラチェットカム 5 ばね片 6 アラーム修正つまみ 6a 軸部 6c ラチェットカム 6d 段差部 6e つば部 6f 操作部 7 外装枠 7a 開口 8,9,10,13,14,R アラーム輪列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 23/02 G04B 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとよりなるケース内
    に設けてあるアラーム輪列と噛合するアラーム修正歯車
    と、上記上ケースの外側に設けてある外装枠の開口に嵌
    合する操作部を有するとともに上記外装枠の開口に対応
    させて上記上ケースに開設してある開口を介して上記ア
    ラーム修正歯車を回転させるアラーム修正つまみとから
    なるアラーム設定機構において、 上記アラーム修正つまみの軸部には上記上ケースの開口
    外周部に当接する段差部が形成してあり、かつ上記操作
    部には上記外装枠の開口外周部に内側より係止するつば
    部が径方向に突出形成してあることを特徴とするアラー
    ム設定機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記アラーム修正歯
    車は、上記下ケース又はこの下ケースと上記上ケースと
    の間に設けてある支持板に立設した柱に回転自在に嵌合
    しているとともに上面部にはラチェットカムが設けてあ
    り、 上記アラーム修正歯車の下面には、当該アラーム修正歯
    車を軸方向に付勢するばね片が設けてあり、 上記アラーム修正つまみの上記軸部の先端面には、上記
    アラーム修正歯車の上記ラチェットカムと噛合するラチ
    ェットカムが形成してあることを特徴とするアラーム設
    定機構。
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