JPH074743Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH074743Y2
JPH074743Y2 JP1988106020U JP10602088U JPH074743Y2 JP H074743 Y2 JPH074743 Y2 JP H074743Y2 JP 1988106020 U JP1988106020 U JP 1988106020U JP 10602088 U JP10602088 U JP 10602088U JP H074743 Y2 JPH074743 Y2 JP H074743Y2
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JP
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film substrate
switch
electrode
lever
switch electrode
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JP1988106020U
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聡 藤尾
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は時計等に用いられるスイッチ装置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、指針式電子時計に用いられるスイッチ装置とし
て、巻真を引き出すと、リセットレバーが回路基板の面
上をスライドして回路基板の電極端子に接触し、これに
より時計をリセットするリセットスイッチがある。
しかし、このようなリセットスイッチは、回路基板に対
するリセットレバーの接触圧がリセットレバーのばね力
のみにより決定されるため、その接触圧の設定が難し
い。すなわち、リセットレバーのばね力を弱くして接触
圧を低く抑えると、へたりやすくなり、耐久性に劣る。
そのため、一般にリセットレバーのばね力を強くして接
触圧を高く設定しているが、このように接触圧を高く設
定すると、回路基板の電極端子が摩耗しやすくなるとい
う問題がある。
[考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、スイッチ電極に対するスイッチレ
バーの接触圧を低く抑えることができ、スイッチ電極の
耐摩耗性を高めることができるスイッチ装置を提供する
ことにある。
[考案の要点] この考案は、上記目的を達成するため、地板と、この地
板を覆って配置され、地板に対向する面にスイッチ電極
が形成されたフィルム基板と、地板とフィルム基板との
間に地板からフィルム基板の対向面に接触するまで延設
され、操作部材の操作に連動してフィルム基板の対向面
を摺動し、スイッチ電極に接触するスイッチレバーと、
フィルム基板の他面側に設けられてフィルム基板を補強
する補強板とを備え、補強板には、スイッチ電極と対応
する個所にフィルム基板を地板側へ突出させる突出部が
形成され、かつ補強板は、スイッチレバーがフィルム基
板のスイッチ電極に接触する際にスイッチレバーの接触
圧が大きいと弾性変形する構成であることを要点とす
る。
[実施例] 以下、第1図〜第5図を参照して、この考案を指針式腕
時計に適用した場合の一実施例につき説明する。
第1図および第2図は時計ムーブメントを示す。この時
計ムーブメントは腕時計ケース内に組み込まれるもの
で、地板1にステップモータ2、輪列機構3、時刻修正
機構4等を備え、これらを覆ってフィルム基板5および
補強板6が設けられており、ステップモータ2により輪
列機構3を介して指針(図示せず)を運針させて時刻を
指示するとともに、時刻修正機構により時刻の修正を行
なう構成となっている。地板1は時計機能に必要な総て
の部材が組み付けられるものであり、合成樹脂よりな
り、所定箇所に溶着用ボス1a…が複数設けられていると
ともに、上部側に電池収納部1bが設けられている。ステ
ップモータ2は時計ムーブメントの駆動源であり、コイ
ル2a、ステータ2b、ロータ2c等よりなり、コイル2aに所
定のパルス信号が与えられると、ステータ2bに磁界を発
生させてロータ2cを回転させる。輪列機構3はステップ
モータ2により駆動されて指針を運針させるもので、各
種の歯車3a…を備え、これらが輪列受3bにより地板1に
回転可能に設けられている。
時刻修正機構4は指針の針合わせを行なうもので、巻真
7の引き出し操作に応じてオシドリ8を回動し、このオ
シドリ8の回動によりカンヌキ9がツヅミ車10を小鉄車
(図示せず)に噛み合わせ、この状態で巻真7の回転を
ツヅミ車10および小鉄車を介して上述した輪列機構3の
歯車3aに伝達することにより、指針を運針させて時刻を
修正するとともに、リセットスイッチ11が巻真7の引き
出し操作に応じて作動し、巻真7が引き出された際に時
計をリセットする構成となっている。巻真7は地板1に
スライドおよび回転可能に設けられる細長い棒状のもの
で、その内側先端より順に、スプライン部7a、係合凹部
7b、および軸部7cが形成されており、外端部が腕時計ケ
ースの外部へ突出し、この突出した部分にリューズ(図
示せず)が取り付けられる。この場合、スプライン部7a
にはツヅミ車10がスライド可能に取り付けられ、係合凹
部7bにはオシドリ8の一端部8aが係合する。オシドリ8
は巻真7のスライド動作に応じて回動するものであり、
地板1に一体に形成された合成樹脂製の回転軸1cに回転
可能に取り付けられ、上述したように一端部8aが巻真7
の係合凹部7b内に係合し、他端部bがカンヌキ9の回転
規制部9bに当接している。カンヌキ9はオシドリ8の回
動動作に応じて変形するものであり、後述する複合レバ
ー12に一体に設けられており、その中間がツヅミ車10の
凹部10a内に配置され、先端には後述するリセット端子9
aが設けられ、他端側にはオシドリ8の回動を規制する
回動規制部9bが設けられている。ツヅミ車10はカンヌキ
9の変形に応じてスライドし、図示ない小鉄車に係脱可
能に噛み合うものであり、外周面には凹部10aが形成さ
れ、先端面にはクラウン歯10bが形成されている。な
お、小鉄車はツヅミ車10の回転を輪列機構3に伝達する
ものであり、常時、輪列機構3の歯車3aに噛み合ってい
る。
一方、リセットスイッチ11は巻真7の引き出し操作に応
じて作動して時計の回路をリセットするものであり、上
述したカンヌキ9のリセット端子9a、フィルム基板5、
および補強板6等から構成されている。すなわち、リセ
ット端子9aはカンヌキ9の先端に設けられ、第3図に示
すように斜め上方に「へ」の字状に折曲形成されてお
り、この折曲され円弧状の上端部がフィルム基板5の下
面に常時接触し、この状態で巻真7の引き出し操作に応
じてスライドし、第4図に示すようにフィルム基板5の
スイッチ電極5aに接触する。この場合、リセット端子9a
が形成されるカンヌキ9はステンレス等の導電性を有す
る金属製の複合レバー12に一体に設けられている。この
複合レバー12は上述したカンヌキ9のほかに、オシドリ
押え13および電極板14が一体に設けられ、その中心部が
地板1の溶着用ボス1aにより固定されている。オシドリ
押え13は基端部が斜め上方へ折り曲げられ、その先端側
が斜め下方へ延び、この先端部がオシドリ8を回転軸1c
付近において上方より押え付ける。また、電極板14はそ
の先端が「く」の字状に上方へ折り曲げられ、この折り
曲げられた先端が常にフィルム基板5の電極端子(図示
せず)に接触している。したがって、複合レバー12は巻
真7の引き出し操作に応じてリセット端子9aがスライド
してフィルム基板5のスイッチ電極5aに接触すると、こ
のスイッチ電極5aと電極端子(図示せず)との導通を図
る。また、フィルム基板5は可撓性を有するフィルムよ
りなる回路基板であり、その下面にスイッチ電極5aがパ
ターン形成されているとともに、時計機能に必要なLS
I、水晶振動子等の電子部品(図示せず)を備えてお
り、上述した時刻修正機構4上を覆って地板1上に配置
されている。さらに、補強板6はフィルム基板5および
輪列機構3を覆って保護するものであり、ステンレス等
の薄い金属板よりなり、全体がばね性を有し、フィルム
基板5のスイッチ電極5aと対応する箇所に突出部6aが下
側へ突出して形成されているとともに、周縁には係合フ
ック6b…が下方へ折り曲げられている。突出部6aはフィ
ルム基板5のスイッチ電極5aを下方へ若干押し下げるダ
ボであり、プレス加工等により形成され、フィルム基板
5のスイッチ電極5aの中間から後端側(第3図および第
4図では右端側)を押し下げることにより、スイッチ電
極5を緩やかに傾斜させる。なお、周縁の係合フック6b
…は地板1の側面に設けられた係止突起(図示せず)に
係合することにより、補強板6を地板1に取り付けられ
る。また、補強板6はその所定箇所が地板1の溶着用ボ
ス1a…の溶融により地板1に固着される。なお、電池収
納部1b内には電池15が収納される。
したがって、上述したように構成された指針式腕時計の
リセットスイッチ11は、通常の運針時には、リセット端
39aは第3図に示すようにして、フィルム基板5のスイ
ッチ電極5aから離間してオフとなっている。そして、時
刻修正機構4の巻真7を引き出して時刻修正を行なう際
には、巻真7の引き出し操作に応じて回動するオシドリ
8によりカンヌキ9が変形し、ツヅミ車10が巻真7のス
プライン部7aに沿って巻真7の移動方向と反対方向へ移
動して小鉄車(図示せず)に噛み合い、これにより時刻
の修正が可能な状態となると同時にカンヌキ9の変形に
応じて、先端のリセット端子9aはその上端がフィルム基
板5の下面に接触した状態でスライドし、第4図に示す
ように、その上端がフィルム基板5のスイッチ電極5aに
弾接する。これにより、時計をリセットする。この場合
には、特に、補強板6の突出部6aによりフィルム基板5
のスイッチ電極5aが押し下げられ、スイッチ電極5aはそ
の中間から後端側(図中右端側)に亘って緩やかに傾斜
しているので、リセット端子9aはその上端がスイッチ電
極5aの前端側(図中左端側)から次第にスイッチ電極5a
に弾接する。そのため、リセット端子9aは確実かつ良好
にスイッチ電極5aに接触する。そして、スイッチ電極5a
に対するリセット端子9aの接触力が所定以上になると、
補強板6全体が上方へ浮き上がるように弾性変形し、必
要以上の接触力を吸収する。そのため、リセット端子9a
のばね性が高くてそれ自体に弾性力がなくても、フィル
ム基板5に対する接触力を一定以下に小さく抑えること
ができ、しかも必要以上の負荷がフィルム基板5のスイ
ッチ電極5aに加わらないので、スイッチ電極5aの耐摩耗
性を高めることができる。
また、このようなリセットスイッチ11によれば、巻真7
の引き出し操作に応じて変形するカンヌキ9の先端にリ
セット端子9aを設けたので、別部品として組み付ける必
要がなく、しかもカンヌキ9は複合レバー12にオシドリ
押え13および電極板14と一体に構成され、かつその中心
部の1箇所を溶着用ボス1aで溶着して固定すれば良いの
で、部品点数を大幅に削減することができ、しかも固定
箇所が1箇所であるため、極めて組立て作業性が良く、
簡単かつ容易に製作でき、大幅なコストダウンを図るこ
とができる。
なお、この考案は上述した実施例に限られることなく、
例えば第5図に示すように、リセット端子9aがフィルム
基板5のスイッチ電極5aの傾斜部に弾接した状態で、リ
セット端子9aの下部と対応する箇所の地板1に逃げ溝1d
を設け、この逃げ溝1dでリセット端子9aがスイッチ電極
5aに弾接する際の接触力を補強板6の弾性変形と共に吸
収しても良い。このようにすれば、補強板6があまり浮
き上がらずに、リセット端子9aをスイッチ電極5aに、よ
り一層良好に接触させることができる。
また、この考案は上述したような腕時計のリセットスイ
ッチ11に限らず、他の電子時計や他の電子機器のスイッ
チにも広く適用することができる。
[考案の効果] 地板とフィルム基板との間に設けられたスイッチレバー
が摺動して、補強板に設けられた突出部により地板に向
けて突出されたフィルム基板のスイッチ電極に接触する
際に、スイッチレバーの接触圧が大きいと補強板が弾性
変形するので、スイッチレバー自体に弾性力がなくて
も、スイッチ電極に接触するときに、適度な接触圧が得
られ、このためスイッチ電極に対するスイッチレバーの
接触圧を低く抑えることができ、スイッチ電極の耐摩耗
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案を指針式腕時計に適用した一
実施例を示し、第1図は時計ムーブメントの裏面図、第
2図はフィルム基板および補強板を取り外した状態の裏
面図、第3図はリセットしてない状態のリセットスイッ
チの要部拡大断面図、第4図はそのリセット状態を示す
拡大断面図、第5図はリセットスイッチの変形例を示す
要部拡大断面図である。 5……フィルム基板、5a……スイッチ電極、6……補強
板、6a……突出部、9……カンヌキ、9a……リセット端
子、11……リセットスイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地板と、 この地板を覆って配置され、前記地板に対向する面にス
    イッチ電極が形成されたフィルム基板と、 前記地板と前記フィルム基板との間に前記地板から前記
    フィルム基板の前記対向面に接触するまで延設され、操
    作部材の操作に連動して前記フィルム基板の対向面を摺
    動し、前記スイッチ電極に接触するスイッチレバーと、 前記フィルム基板の他面側に設けられて前記フィルム基
    板を補強する補強板とを備え、 前記補強板には、前記スイッチ電極と対応する個所に前
    記フィルム基板を前記地板側へ突出させる突出部が形成
    され、 前記補強板は、前記スイッチレバーが前記フィルム基板
    のスイッチ電極に接触する際に前記スイッチレバーの接
    触圧が大きいと弾性変形する構成であることを特徴とす
    るスイッチ装置。
JP1988106020U 1988-08-12 1988-08-12 スイッチ装置 Expired - Lifetime JPH074743Y2 (ja)

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JP1988106020U JPH074743Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12 スイッチ装置

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JPH0227617U JPH0227617U (ja) 1990-02-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5878526U (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 リコーエレメックス株式会社 スイツチ装置
JPS597519U (ja) * 1982-07-07 1984-01-18 カシオ計算機株式会社 小型電子機器のスイツチ装置
JPS6165624U (ja) * 1984-10-04 1986-05-06

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