JP2745670B2 - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2745670B2
JP2745670B2 JP10882689A JP10882689A JP2745670B2 JP 2745670 B2 JP2745670 B2 JP 2745670B2 JP 10882689 A JP10882689 A JP 10882689A JP 10882689 A JP10882689 A JP 10882689A JP 2745670 B2 JP2745670 B2 JP 2745670B2
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mirror
optical
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裕行 中村
俊樹 糸井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学装置、特に半導体レーザなどの光を用
い、ディスクに高密度信号を記録,再生するための光ピ
ックアップに関するものである。
従来の技術 光学素子を取り付ける光学基台として、従来より金属
ダイカスト製のものがよく用いられる。これは樹脂製の
ものに比べて寸法安定性,温度特性,半導体レーザの放
熱効果等の点で優れているが、金型の抜方向に対して抜
勾配がついているため、光学基台にミラーを取り付ける
際抜方向に対してミラーの光軸が垂直になるよう取り付
けるためにはエンドミル等の刃物で光学基台を後加工す
る必要がある。すなわち第3図において5に示す矢印方
向が金型抜方向である。光学基台2の斜線部を刃物1で
削り落とし、ミラー3の取り付け面が底面に対して垂直
になるように加工することが通常行なわれている。この
ようにエンドミル等の刃物で加工を行なった際、加工面
の角隅部2eの形状は刃物の先端部のダレ等により、わず
かながら丸味を帯びたものになってしまう(第4図)。
このため、ミラーの反射面を光学基台の取り付け面(加
工側面)に完全に沿わせるためには、第5図に示すよう
にミラー3の一辺に面取り3bを行なう必要がある。ある
いはミラーの面取りを行なわない手段として、第6図に
示すように、ミラー3の稜線3aに対向する部分を光学基
台2の底面方向から金型によって鋳抜いておくという方
法が用いられている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、第3図に示す方法ではミラーの面取り
を行なうため、ミラーの加工工数が余分にかかってしま
う。また面取りを別加工で行なわない方法として、第7
図のような断面を持ったダイヤモンドホイール7を使っ
て切断する方法もあるが、これは最近よく行なわれてい
る、スクライバーでガラス板にひっかき傷をつけ、ブレ
イカーでひっかき傷の裏側を押圧して切断するという方
法に比べ非常に加工時間が長くかかるため、量産性の面
で不利になってくる。
第6図の方法は、ミラーの面取りの必要がない方法と
してよく用いられているが、この方法では金型の合わせ
面が複雑になり、金型が高価になるばかりでなくミラー
取り付け部という精密加工を必要とする部分に金型合せ
面のバリが生じやすく、バリを完全に除去する作業が必
要となってくる。また、ミラーの下部に孔6ができるた
め、ホコリ等の侵入を防ぐシールも必要となる。
以上のように従来の方法はコスト,加工工数のどちら
かを多く要するという欠点を有していた。
本発明は上記欠点に鑑みて安価に構成できる光ピック
アップを提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明は先端部が径方向に突出した刃物で前記光学基
台のミラー取り付け面を加工するか、または光学基台の
ミラーの受け面を、ミラーの反射面と直角方向の底面に
対向する光学基台に設けた底面部を段差のある不連続面
で形成し、側面部を底面部より深い位置まで加工するこ
とにより、面取りのないミラーを用いることを可能とし
たもので、低コストな光学装置を提供するものである。
作用 本発明は上記構成の光学基台を用いることにより、複
雑な金型構造を用いることなく、面取りのないミラーを
光学基台の金型抜き方向に対してミラーの反射面が平行
になるように取り付けることができるものであり、低コ
スト化を実現することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例であり、矢印5は金型の抜
方向1はミラー取付面を加工する刃物である。この刃物
1は先端部1aが径方向に突出しており、この刃物1によ
りミラー取付部の側面2aと底面2bを同時に加工する。第
1図bは加工後のミラー取付部形状を示したものであ
り、ミラー3の稜線3aに対向する取付面の角隅部2cは凹
状にへこんだ形状に加工され、面取りのないミラー3を
加工面に完全に沿うように固定することができる。
第2図は本発明の第2の実施例であり、第2図aにお
いて、2a,2dはそれぞれミラー3の反射面,底面に対向
する光学基台の取付面である。このように構成された光
学基台に対して刃物1を軌跡4に沿って走らせ、斜線部
の加工を行ない、第2図bに示す形状に削る。この時、
刃物1はミラー底面の取付部2dよりも深い位置まで、ミ
ラー反射面の取付部2aを削り込む。この結果、第2図c
に示すように、ミラー3を取り付けた際、刃先のダレ等
によって生じた丸味を帯びた角隅部2eにミラー3の稜線
部3aが当たるのを避けることができ、加工面に完全に沿
うようにミラーを固定することができる。
以上のように本実施例によればブレイカーなどにより
切断された面取りのない低コストのミラーを部品点数や
加工工数などを増やすことなく光学基台に取り付けるこ
とができ、低コストの光ピックが実現できる。
発明の効果 以上のように本発明は先端が径方向に突出した加工刃
物を用い、金属ダイカスト製の光学基台のミラー取付面
を加工するか、もしくは、ミラーの反射面と端面に対向
する光学基台の取付部を、ミラーの端面に対向する光学
基台に設けた底面部を段差のある不連続面で形成し、反
射面に対向する光学基台側面部を金型抜き方向に対し
て、底面部よりも深い位置まで加工することにより、面
取りのない低コストのミラーを使用することを可能にし
たもので、総合的に低コストの光ピックアップ等の光学
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光学基台の加工例の
斜視図、第2図は他の実施例における光学基台の加工例
の斜視図、第3図は従来の光学基台の加工例の斜視図、
第4図は第3図における加工実施後の光学基台のミラー
取付部の斜視図、第5図は面取りを行なったハーフミラ
ーの斜視図、第6図は従来の鋳抜孔を設けた光学基台の
ミラー取付部の斜視図、第7図は従来のダイヤモンドホ
イールによるミラー加工例の側断面図である。 1……刃物、2……光学基台、2a,2b,2d……取付面、2c
……角隅部、3……ミラー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出た光の光路を分離あるいは屈折
    させるためのミラーと、このミラーを含む光学素子を取
    り付けるための金属ダイカスト製の光学基台とを備え、
    ミラーの反射面が光学基台の金型抜き方向に対して平行
    になるように取り付けるために、先端部が径方向に突出
    した加工刃物を用い、ミラーの稜線に対向する前記光学
    基台の取付面の角隅部が凹状に加工されていることを特
    徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】光源から出た光の光路を分離あるいは屈折
    させるためのミラーと、このミラーを含む光学素子を取
    り付けるための金属ダイカスト製の光学基台とを備え、
    ミラーの反射面が光学基台の金型抜き方向に対して平行
    になるように取り付けるためにミラーの位置決めとなる
    ミラーの反射面もしくは裏面に対向する光学基台に設け
    た側面部と、ミラーの反対面と直角方向の端面に対向す
    る光学基台に設けた底面部とを有し、この底面部を段差
    のある不連続面で形成し、前記側面部が金型抜き方向に
    対して、前記底面部よりも深い位置まで加工刃物により
    加工されていることを特徴とする光学装置。
JP10882689A 1989-04-27 1989-04-27 光学装置 Expired - Lifetime JP2745670B2 (ja)

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JPH02287315A JPH02287315A (ja) 1990-11-27
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