JP2724919B2 - 基板バイアス発生装置 - Google Patents

基板バイアス発生装置

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JP2724919B2 JP3014059A JP1405991A JP2724919B2 JP 2724919 B2 JP2724919 B2 JP 2724919B2 JP 3014059 A JP3014059 A JP 3014059A JP 1405991 A JP1405991 A JP 1405991A JP 2724919 B2 JP2724919 B2 JP 2724919B2
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    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/205Substrate bias-voltage generators

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板バイアス発生装置
に関し、特に、リングオシレータの出力を入力とする2
つの論理ゲートの出力を用いて2つのチャージポンプを
駆動することによって基板バイアスを発生する構成の基
板バイアス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Rando
m Access Memory)等の半導体装置は、
1つの半導体基板上に形成される多くのMOSトランジ
スタを構成要素とする半導体集積回路装置である。通
常、このような半導体集積回路装置においては、半導体
基板の電位が常時所定の電位に保持されていることが望
ましい。
【0003】図7は、このような半導体集積回路装置の
一部の断面構造の一例を示す図である。図7には、1個
のMOSトランジスタと、配線領域とを形成する不純物
領域が代表的に示される。図7を参照して、MOSトラ
ンジスタは、P型半導体基板130の表面の領域に形成
され、ソースおよびドレイン領域となるN型不純物領域
131および132と、ゲート電極133とを含む。ゲ
ート電極133とP型基板130との間にはゲート絶縁
膜134が形成される。このゲート電極133への印加
電圧に応じて、ソース領域131およびドレイン領域1
32間にチャネルが形成される。配線領域となるN型不
純物領域135は、たとえば、不純物領域131と間隔
を隔ててP型基板130表面に設けられる。不純物領域
131および135間のP型基板130表面上には、膜
厚の厚いフィルタ絶縁膜137を介して信号線136が
設けられる。
【0004】図7において、MOSトランジスタの導通
時には、ドレイン132の近傍でホットエレクトロンお
よびこれと対をなすホールが発生する。発生したホット
エレクトロンの大半はドレイン132に流れる。一方、
発生したホールの大半はP型基板130に流れる。これ
によってP型基板130の電位が上昇する。P型基板1
30の電位が上昇すると次のような問題が生じる。
【0005】すなわち、ソース領域131およびドレイ
ン領域132の各々とP型基板130とによって形成さ
れるPN接合および、配線領域135とP型基板130
とによって形成されるPN接合が各々順バイアス状態と
なる。この結果、ソース領域131,ドレイン領域13
2,および配線領域135の各々とP型基板130との
間にリーク電流が流れるので、ゲート電極133への電
圧変化に応答してソース領域131およびドレイン領域
132間にチャネルが形成されなくなったり、配線領域
135を介しての信号伝達が迅速に行なわれなくなった
りする。
【0006】また、配線136が動作電源電圧レベルの
信号を伝達するような場合、P型基板130の電位が高
いと、配線136の電位によって不純物領域131およ
び135間のP型基板130表面にチャネルが形成され
やすい。すなわち、配線136,絶縁膜137,N型領
域131および135によって形成される寄生MOSト
ランジスタが動作しやすい。このような、本来半導体基
板130上に設けられた回路素子ではない寄生素子が動
作すると、本来の回路素子の動作に悪影響が及ぼされ
る。
【0007】さらに、MOSトランジスタのしきい値電
圧Vthは、このMOSトランジスタが形成された半導
体基板130の電位に依存する。図8は、P型半導体基
板上に形成されたNチャネルMOSトランジスタのしき
い値電圧Vthと、P型半導体基板の電位VBBとの関係
を示すグラフである。図8の横軸上において、電位V BB
の絶対値は原点から離れるほど大きい。図8からわかる
ように、MOSトランジスタのしきい値電圧Vthは、
半導体基板の電位VBBが高い領域(図における−V1以
上の領域)においては半導体基板の電位VBBの変化に応
じて大きく変化する。しかし、半導体基板の電位VBB
比較的低い領域(図における、−V1〜−V2の領域)
においては、MOSトランジスタのしきい値電圧Vth
は半導体基板の電位VBBの変化にかかわらずほぼ一定に
保たれる。したがって、図7において、P型基板130
の電位が図8における負の電位領域(−V1〜−V2)
程度であれば、ゲート電極133,絶縁膜134,N型
領域131および132によって形成されるMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧はP型基板130の電位のわず
かな変動に影響されずに、かつ、パンチスルー等を生じ
ずに安定した動作を行なう。しかしながら、P型基板1
30の電位が高いと、このMOSトランジスタのしきい
値電圧はP型基板130の電位のわずかな変動に応答し
て大きく変化するため、このMOSトランジスタは安定
した動作を行なわない。
【0008】P型基板130の電位の上昇による上記の
ような問題を回避するために、P型基板130には、た
とえば、図8における電位領域(−V1〜−V2)程度
の、負の所定電位が与えられる。従来、半導体基板に供
給されるべきこのような負の所定電位(以下、基板バイ
アスと呼ぶ)を発生するための回路(以下、基板バイア
ス発生回路と呼ぶ)は、この半導体基板の外部に設けら
れた。しかし、最近では、基板バイアス発生回路はこの
半導体基板上に形成される。
【0009】図6は、基板バイアス発生回路を有する半
導体集積回路装置の全体構成を示す図である。図6を参
照して、MOSトランジスタを構成素子とする半導体集
積回路装置100は、半導体基板130上に形成される
機能回路110および基板バイアス発生回路120を含
む。機能回路110は、この半導体集積回路装置の本来
の機能を実現する。一方、基板バイアス発生回路120
は、負の所定電位を基板バイアスとして発生する。発生
された基板バイアスVBBは、半導体基板130に印加さ
れる。これによって、機能回路110に半導体基板13
0の電位に起因する誤動作が生じるという問題が回避さ
れる。
【0010】図4は、図6における基板バイアス発生回
路120として用いられる回路の一例を示す図である。
図5は、図4に示される基板バイアス発生回路の動作を
説明するためのタイミングチャート図である。以下、図
4および図5を参照しながら、従来の基板バイアス発生
回路の構成および動作について説明する。
【0011】図4を参照して、従来の基板バイアス発生
回路は、リングオシレータ30と、波形整形回路40
と、チャージポンプ回路50および51と、2入力NO
Rゲート17と、2入力NANDゲート16とを含む。
【0012】リングオシレータ30は、直列に接続され
た7個のインバータ1〜7を含む。7段目のインバータ
7の出力電位はインバータ7に入力される。したがっ
て、インバータ1〜7の各々の出力論理レベルは、6個
のインバータによる遅延時間に相当する周期で切換わ
り、発振する。インバータ1,3,5,および7のそれ
ぞれの出力電位はほぼ同相であり、インバータ2,4,
および6のそれぞれの出力電位もほぼ同相である。イン
バータ3の出力電位はインバータ1の出力電位よりも2
つのインバータによる遅延時間分だけ遅れた位相を示
し、インバータ5の出力電位はインバータ3の出力電位
よりもさらに2つのインバータによる遅延時間分遅れた
位相を示し、インバータ7の出力電位はインバータ5の
出力電位よりもさらに2つのインバータによる遅延時間
分遅れた位相を示す。インバータ2,4,および6の出
力電位と、インバータ1,3,5,および7の出力電位
とは逆相である。インバータ2の出力電位は、インバー
タ1の出力電位と180度だけ異なる位相を示し、イン
バータ4の出力電位はインバータ2の出力電位よりも2
つのインバータによる遅延時間分遅れた位相を示し、イ
ンバータ6の出力電位はインバータ4の出力電位よりも
さらに2つのインバータによる遅延時間分遅れた位相を
示す。
【0013】波形整形回路40は、電源Vccと接地と
の間に設けられる、PチャネルMOSトランジスタ8お
よび9と、NチャネルMOSトランジスタ10および1
1とを含む。トランジスタ8および11のゲートはイン
バータ5の出力端(ノードB)に接続され、トランジス
タ9および10のゲートはインバータ7の出力端(ノー
ドC)に接続される。したがって、トランジスタ8とト
ランジスタ11とは相補的にON/OFFし、トランジ
スタ9とトランジスタ10とは互いに相補的にON/O
FFする。ノードBの電位とノードCの電位とは、2つ
のインバータによる遅延時間分だけ異なる位相を示す
(図5(a)参照)ので、トランジスタ8および9がと
もにON状態である時間および、トランジスタ10およ
び11がともにON状態である時間は短い。一方、トラ
ンジスタ9および10の接続点Eの電位は、トランジス
タ8および9がともにON状態となったことに応答し
て、電源Vccの高電圧によって立上がり、トランジス
タ10および11がともにON状態となったことに応答
して、接地電位によって立下がる。したがって、ノード
Eの電位は図5(b)において実線で示されるように、
ノードCの電位と同じ位相を有し、かつ、ノードCの電
位よりも急峻な変化を示す。すなわち、ノードEには、
ノードCの電位波形が整形されて現われる。
【0014】ノードEの電位はインバータ25および2
6を介してノードJに伝達される。ノードEの電位の立
上がりおよび立下がりは急峻であるため、ノードEの電
位波形は、その位相をインバータ25および26によっ
てほとんど遅らされることなくノードJに伝達される
(図5(b)における破線参照)。
【0015】ノードEおよびJの電位はともに、NOR
ゲート17およびNANDゲート16に与えられる。し
たがって、NORゲート17の出力は図5(d)に示さ
れるように、ノードEおよびGの電位がともにローレベ
ルである期間にのみハイレベルとなる。一方、NAND
ゲート16の出力は、図5(c)に示されるように、ノ
ードEおよびGの電位がともにハイレベルである期間に
のみローレベルとなる。
【0016】NORゲート17の出力はインバータ18
によって反転される。したがって、インバータ18の出
力は図5(e)に示されるように、NANDゲート16
の出力とほぼ180度異なる位相を示す。このインバー
タ18の出力および、NANDゲート16の出力がそれ
ぞれ、チャージポンプ回路50および51に入力され
る。チャージポンプ回路50は、インバータ18の出力
端(ノードG)と基板130との間に直列に接続される
キャパシタ20およびPチャネルMOSトランジスタ2
3と、キャパシタ20およびトランジスタ23の接続点
と接地との間に設けられるPチャネルMOSトランジス
タ24とを含む。チャージポンプ回路51は、NAND
ゲート16の出力端(ノードF)と基板130との間に
直接に接続されるキャパシタ19およびPチャネルMO
Sトランジスタ21と、キャパシタ19およびトランジ
スタ21の接続点と接地との間に設けられるPチャネル
MOSトランジスタ22とを含む。トランジスタ23お
よび21は各々ダイオード接続される。トランジスタ2
2のON/OFFは、ノードIの電位によって制御さ
れ、トランジスタ24のON/OFFはノードHの電位
によって制御される。トランジスタ21および22のバ
ックゲートバイアス電圧はNANDゲート16の出力電
圧であり、トランジスタ23および24のバックゲート
バイアス電圧はインバータ18の出力電圧である。
【0017】以下の説明においては、電源電位Vccと
接地電位0Vとの中間の電位(Vcc/2)よりも高い
電位および低い電位をそれぞれ、ハイレベルの電圧およ
びローレベルの電圧とする。
【0018】チャージポンプ回路50において、ノード
Gの電位が電源電位Vccから接地電位に立下がると、
これに応答してノードIの電位もキャパシタ20のカッ
プリングによって低下し始める。一方、チャージポンプ
回路51においては、ノードFの電位が接地電位から電
源電位Vccに上昇するので、ノードHの電位がキャパ
シタ19のカップリングによって上昇し始める。ノード
Hの電位上昇によってトランジスタ24がOFF状態と
なると、キャパシタ20の放電経路が遮断されるため、
ノードIにキャパシタ20から放電された負の電荷が蓄
積され始める。これによってノードIの電位は接地電位
以下に下降し始め、最終的に、電源電位Vccと同じ絶
対値を有する負の電位(−Vcc)となる。したがっ
て、トランジスタ23がON状態となって、基板130
に、ノードIの電位(−Vcc)よりもPチャネルMO
Sトランジスタのしきい値電圧Vthpだけ高い電位
(−Vcc+Vthp)を基板バイアスVBBとして与え
る。一方、ノードIの電位降下に応答してトランジスタ
22が導通するので、ノードHの電位はノードKの電位
(−Vcc+Vthp)よりも高い接地電位となる。し
たがって、トランジスタ21はOFF状態となる。トラ
ンジスタ23が導通して基板130に負の電位(−Vc
c+Vthp)を供給し、トランジスタ21がOFF状
態にある状態はノードGの電位がローレベルである期間
(ノードFの電位がハイレベルである期間)持続され
る。
【0019】逆に、ノードFの電位の立下がり時には、
チャージポンプ回路51がノードGの電位の立下がり時
におけるチャージポンプ回路50と同じ動作を行なう。
すなわち、ノードFの電位が電源電位Vccから接地電
位に立下がると、これに応答してノードHの電位もキャ
パシタ19のカップリングによって低下し始める。一
方、チャージポンプ回路50においてはノードIの電位
がノードGの電位の立上がりに応答して上昇するので、
トランジスタ22はOFF状態となる。これによってキ
ャパシタ19の放電経路が遮断されるため、ノードHの
電位は電源電位Vccと同じ絶対値を有する負の電位
(−Vcc)まで低下する。この結果、ノードKの電位
は最終的にノードHの電位よりも前記しきい値電圧Vt
hpだけ高い電位(−Vcc+Vthp)となる。チャ
ージポンプ回路50においては、チャージポンプ回路5
1のノードHの電位降下によってトランジスタ24が導
通してノードIを接地電位にする。したがって、チャー
ジポンプ回路50においてトランジスタ23はOFF状
態となる。トランジスタ23がOFF状態にあり、トラ
ンジスタ21が基板130に負の電位(−Vcc+Vt
hp)を出力する、このような状態はノードFの電位が
ローレベルにある期間(ノードGの電位がハイレベルに
ある期間)持続される。
【0020】このような回路動作の結果、この基板バイ
アス発生回路から常時負の一定電位(−Vcc+Vth
p)が発生される。
【0021】さて、低消費電力化という観点から、従来
の基板バイアス発生回路においてリングオシレータの出
力電位のレベル反転周期(つまり、リングオシレータの
発振周期)は、比較的長く設定される。たとえば、図4
において、リングオシレータ30の発振周期が短いと、
インバータ1〜7の各々の出力電位は短い周期でハイレ
ベルとなる。このためリングオシレータ30における消
費電力が増大する。そこで、リングオシレータの発振周
期は比較的長く設定される。具体的には、リングオシレ
ータの発振周波数は従来200ns程度であったが、現
在では、低消費電力化のため2μs程度である。リング
オシレータの発振周波数が200ns程度である場合、
リングオシレータの消費電流は40μA程度であり、基
板バイアス発生回路全体における消費電流は500μA
程度であるが、リングオシレータの発振周波数が2μs
程度であれば、リングオシレータの消費電流は4μA程
度であり、基板バイアス発生回路全体の消費電流は15
μA程度となる。リングオシレータの発振周期を長くす
るには、リングオシレータを構成する各インバータの信
号遅延時間を長くすればよい。そこで、各インバータを
構成するMOSトランジスタのサイズが小さくされて、
各インバータの駆動能力が低くされる。各インバータを
構成するトランジスタのサイズが小さいと、各インバー
タの出力端の電位は前段のインバータの出力電位変化に
追従して変化しにくくなるので、結果的に各インバータ
における遅延時間が長くなる。リングオシレータの発振
周期を長くするにはこのような方法がとられるので、リ
ングオシレータの出力電位の立上がり時間および立下が
り時間は長くなる。つまり、リングオシレータの出力電
位波形になまりが生じる。このため、図4におけるリン
グオシレータ30の出力電位(ノードBおよびCの電
位)は図5(a)に示されるように緩やかに立上がり緩
やかに立下がる。このようなリングオシレータの出力電
位波形のなまりを除去するために波形整形回路40が設
けられる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、リング
オシレータの出力を受ける2つの論理ゲートの出力を用
いて2つのチャージポンプを駆動する構成の、従来の基
板バイアス発生回路においては、一方のチャージポンプ
回路への入力電位と他の位相と、他方のチャージポンプ
回路への入力電位の位相とはほぼ180度だけ異なるよ
うに設定される。これは、前記一方への入力電位と前記
他方への入力電位とがともにローレベルとなる期間を生
じさせないようにするためである。これらの入力電位が
ともにローレベルとなると次のような問題が生じる。
【0023】たとえば、図4において、ノードGの電位
が電源電位Vccから接地電位に立下がったときに、ノ
ードFの電位がまだローレベルにある場合を想定する。
このような場合、ノードIの電位が低下しつつあるとき
に、ノードHの電位がまだ低いためにトランジスタ24
がON状態のままとなる期間が生じる。この期間にはノ
ードIが接地されるためキャパシタ20の放電経路が遮
断されない。したがって、ノードIの電位は本来立下が
るべき電位(−Vcc)まで下がらず、接地電位0Vに
近づく。逆にノードFの電位の立下がり時にノードGの
電位がまだローレベルにあると、チャージポンプ回路5
1においてトランジスタ22がON状態のままとなる期
間が生じる。このため、ノードHの電位は十分に下がら
ず接地電位に近づく。この結果、基板バイアスVBBは、
理想的な電位(−Vcc+Vthp)よりも高くなる。
【0024】このような問題を解決するために、ノード
Fの電位とノードGの電位とが常に相補的なレベルとな
るように従来の基板バイアス発生回路は構成される。し
かしながら、近年の半導体集積回路装置の高集積化に伴
い、同一のサイズで本来形成されるべき回路素子でも、
半導体基板上の占有面積等の関係で異なるサイズで形成
しなければならない場合がある。たとえば図4における
基板バイアス発生回路においては、キャパシタ19とキ
ャパシタ20とを異なるサイズで半導体基板130上に
形成しなければならない場合がある。キャパシタ19お
よび20は、比較的大きい絶対値を有する負の電位を得
るための負の電荷を蓄積するために設けられる。このた
め、キャパシタ19および20の容量はある値以上でな
ければならない。しかし、キャパシタ19および20の
いずれか一方のサイズを、半導体基板上のレイアウトの
関係で小さくしなければならない場合がある。そこで、
このような場合には、他方のキャパシタのサイズを大き
くするという方法が用いられる。この結果、キャパシタ
19の容量とキャパシタ20の容量とは等しくならな
い。キャパシタ19および20の容量間にこのようなア
ンバランスが生じるとノードFの電位とノードGの電位
とがともにローレベルとなる期間が生じる。
【0025】キャパシタ19の容量とキャパシタ20の
容量とが等しければ、キャパシタ20がノードGの電位
をそれまでと同じ電位に保持しようとする能力と、キャ
パシタ19がノードFの電位をそれまでと同じ電位に保
持しようとする能力とが等しい。したがって、インバー
タ18の出力の立上がりに応答してノードGの電位が立
上がるのに要する時間と、NANDゲート16の出力の
立上がりに応答してノードFの電位が立上がるのに要す
る時間とは等しく、インバータ18の出力の立上がりに
応答してノードGの電位が立下がるのに要する時間と、
NANDゲート16の出力の立下がりに応答してノード
Fの電位が立下がるのに要する時間とが等しい。したが
って、図5(f)に示されるように、ノードFの電位の
立下がり時にノードGの電位は必ずハイレベルにあり、
かつ、ノードGの電位の立下がり時にノードFの電位は
必ずハイレベルにある。しかし、たとえば、キャパシタ
20の容量がキャパシタ19の容量よりも極端に大きけ
れば、インバータ18の出力の立下がりに応答してノー
ドGの電位が立下がるのに要する時間は、NANDゲー
ト16の電位の立下がりに応答してノードFの電位が立
下がるのに要する時間よりもかなり長い。この結果は、
ノードFおよびGの電位はそれぞれ、図5(g)にそれ
ぞれ実線および破線で示されるような波形を示す。図5
(g)からわかるように、ノードFがローレベルに立下
がっても、ノードGの電位はまだローレベルにあるとい
う現象が生じる。逆に、キャパシタ19の容量がキャパ
シタ20の容量よりも極端に大きければ、ノードGの電
位がローレベルに立下がってもノードFの電位がまだロ
ーレベルにあるという現象が生じる。キャパシタ20の
容量が大きい場合には、ノードFの電位がローレベルと
なったときに、ノードGの電位はそれまでの電位(Vs
s)から徐々に上昇しつつある。このため、ノードHの
電位が低下しつつある期間内に、ノードIの電位がトラ
ンジスタ22をON状態にすることができる電位(−V
cc+Vthp)となる瞬間が生じる。次に、キャパシ
タ20の容量がキャパシタ19の容量よりも極端に大き
い場合を例にとって、チャージポンプ50および51内
のノードの電位変化を図9を参照しながら具体的に説明
する。図9は、キャパシタ20の容量がキャパシタ19
の容量よりも極端に大きい場合のチャージポンプ50お
よび51の動作を示すタイミングチャート図である。ノ
ードGの電位(図9(a))は、ノードFの電位がハイ
レベルに立上がってからある時間経過した後に完全にロ
ーレベルとなり、ノードFの電位がほぼ完全に低下した
時刻にゆっくりと上昇し始める。このため、図9(b)
および(c)に示されるように、トランジスタ23は、
トランジスタ21がON状態からOFF状態に切換わっ
てからある時間経過した後に、OFF状態からON状態
に切換わり、かつ、図5(e)および(f)に示される
ように、トランジスタ22は、トランジスタ24がOF
F状態からON状態に切換わってからある時間経過した
後に、ON状態からOFF状態に切換わる。ただし、ト
ランジスタ23は、ノードIの電位が基板電位よりも低
くならない限りON状態とならないので、トランジスタ
22よりも若干遅れてON状態からOFF状態に切換わ
る。同様に、トランジスタ21はノードHの電位が基板
電位よりも低くならない限りON状態とならないので、
トランジスタ24よりも若干遅れてON状態に切換わ
る。一方、ノードHの電位は、図9(d)において実線
で示されるように、トランジスタ21のOFF状態への
切換わりに応答して、ノードFのハイレベルの電位によ
って上昇し始め、その後、トランジスタ22のON状態
への切換わりによって電源電位Vccに達する。その
後、ノードHの電位は、ノードFの電位の立下がりに応
答して低下し始め、トランジスタ22のOFF状態への
切換わりによって、−Vccに達する。ノードIの電位
は、図9(d)において破線で示されるように、トラン
ジスタ23のOFF状態への切換わりに応答して、ノー
ドGの電位変化に追従してゆっくりと上昇し、電源電位
Vccとなる。その後、ノードIの電位は、トランジス
タ24のOFF状態の切換わりに応答して、ノードGの
電位の立下がりに追従して徐々に低下し、−Vccとな
る。したがって、ノードIの電位が低下しつつある期間
内には、トランジスタ23および24がともにON状態
となる瞬間は生じないが、ノードHの電位が低下しつつ
ある期間中には、トランジスタ21および22がともに
ON状態となる瞬間τが生じる。このため、ノードKが
トランジスタ21および22を介して瞬間的に接地され
るので、ノードKの電位は上昇する。このような現象は
ノードFの電位が立下がるごとに生じるので、リングオ
シレータ30の動作開始後、ノードKの電位は図9
(g)に示されるように、(−Vcc+Vthp)より
も若干高い電位に安定する。逆に、キャパシタ19の容
量が大きければ、ノードGの電位がローレベルとなった
ときにノードHの電位はそれまでの電位(−Vcc)か
ら徐々に上昇しつつある。このため、ノードIの電位が
低下しつつある期間内にトランジスタ24がON状態と
なる瞬間が生じる。したがって、このような場合には、
ノードEの電位の立下がりごとにノードKが接地される
という現象が生じる。それゆえ、このような場合にも、
ノードKの電位は図9(g)に示されるように、本来の
電位(−Vcc+Vthp)よりも高い電位に安定す
る。図10は、従来の基板バイアス発生回路の動作開始
時刻からの、基板電位、すなわち図4におけるノードK
の電位の変化を概略的に示すグラフである。図10を参
照して、基板電位が基板バイアス発生回路が動作する直
前において0Vであった場合、ノードKの電位は実際に
は、実線で示されるように、徐々に低下する。図4にお
いてノードGの電位とノードFの電位とが同時にローレ
ベルとなるような瞬間が生じなければ、ノードKの電位
は以後、破線で示されるように、電源電位と同じ絶対値
を有する負の電位(−Vcc)よりもPチャネルMOS
トランジスタのしきい値電圧Vthpだけ高い電位に安
定する。しかし、ノードGの電位とノードFの電位とが
ともにローレベルとなるような瞬間が生じる場合には、
ノードKの電位は、以後、このような電位(−Vcc+
Vthp)よりも高い電位に安定する。
【0026】このように、チャージポンプ回路50およ
び51にそれぞれ含まれるキャパシタ20および19間
に極端な容量の差があると、これらのチャージポンプ回
路には、十分な量の負の電荷が蓄積されない。したがっ
て、従来の基板バイアス発生回路は、2つのチャージポ
ンプ回路のうちの一方に含まれるキャパシタと他方に含
まれるキャパシタとの間の容量の差が大きいと、基板バ
イアスVBBの発生効率が悪くなるという問題を有してい
た。リングオシレータの発振周波数が低いほど、リング
オシレータの出力電位波形のなまりが大きいので、チャ
ージポンプ内のキャパシタ19,20の容量が大きい場
合、基板バイアス発生回路におけるチャージポンプの入
力端(図4におけるノードFおよびG)に現われる電位
波形になまりが生じやすい。したがって、リングオシレ
ータの発振周波数が低く設定される現在、上記のような
問題点はより顕著となる。
【0027】このような問題を回避するには、たとえば
図4において、インバータ18の駆動能力を大きくする
ことによってノードGの電位をインバータ18の出力電
位変化に追従して変化しやすくしたり(キャパシタ20
の容量が大きい場合)、NANDゲート16の駆動能力
を大きくすることによってノードFの電位をNANDゲ
ート16の出力電位変化に追従して変化しやすくしたり
(キャパシタ19の容量が大きい場合)する方法が考え
られる。しかしながら、このような方法によれば、イン
バータ18やNANDゲート16のサイズを大きくする
必要があるので、消費電力が増大するという問題が新た
に生じる。
【0028】それゆえに、本発明の目的は、上記のよう
な問題点を解決し、2つのチャージポンプ回路のうちの
一方に含まれるキャパシタの容量と他方に含まれるキャ
パシタの容量との差にかかわらず効率よく基板バイアス
を発生することができる基板バイアス発生装置を提供す
ることである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明に係る基板バイアス発生装置は、リ
ング状に接続された複数のインバータ手段を含むリング
オシレータ手段と、第1の信号発生手段と、第2の信号
発生手段と、第1および第2の信号発生手段にそれぞれ
対応して設けられる第1および第2のチャージポンプ手
段とを備える。第1の信号発生手段は、リングオシレー
タ手段の出力に基づいて、論理レベルが一定周期で反転
する信号を発生する。第2の信号発生手段は、第1の信
号発生手段の出力信号が第1の論理レベルにある第1期
間内に、この第1期間よりも短い第2期間だけ第2の論
理レベルの信号を発生し、かつ、他の期間には第1の論
理レベルの信号を発生する。第1のチャージポンプ手段
は、第1の信号発生手段の出力信号の第1の論理レベル
から第2の論理レベルへの切換わりに応答して放電を開
始し、かつ、第1の信号発生手段の出力信号の第2の論
理レベルから第1の論理レベルへの切換わりに応答して
充電を開始する第1容量結合素子と、第1容量結合素子
からの放電のための第1の電気経路手段とを含む。同様
に、第2のチャージポンプ手段は、第2の信号発生手段
の出力信号の第1の論理レベルから第2の論理レベルへ
の切換わりに応答して放電を開始し、かつ、第2の信号
発生手段の出力信号の第2の論理レベルから第1の論理
レベルへの切換わりに応答して充電を開始する第2容量
結合素子と、第2容量結合素子からの放電のための第2
電気経路手段とを含む。第1電気経路手段は、第2の信
号発生手段の第2の論理レベルの出力信号に応答して活
性化され、第2の電気経路手段は、第1の信号発生手段
の第2の論理レベルの出力信号に応答して活性化され
る。本発明に係る基板バイアス発生装置は、基板バイア
スとして一定の電圧が供給されるべき半導体基板上に形
成される。
【0030】好ましくは、リングオシレータ手段から
は、少しずつ位相の異なる第1,第2,および第3の信
号が得られ、第1の信号発生手段は、第1の信号作成手
段および第1の論理ゲート手段を含み、第2の信号発生
手段は、第2の信号作成手段および第2の論理ゲート手
段を含む。第1の信号作成手段は、リングオシレータ手
段からの第1および第2の信号に基づいて第4の信号を
作成する。一方、第2の信号作成手段は、リングオシレ
ータ手段からの第2および第3の信号に基づいて、第4
の信号と比較的大きく位相の異なる第5の信号を作成す
る。第1の論理ゲート手段は、これら第4および第5の
信号を入力とし、これらがともに所定の論理レベルにあ
るときに第2の論理レベルの信号を出力する。一方、第
2の論理ゲート手段はこれら第4および第5の信号を入
力とし、これらのうちの少なくともいずれか一方が前記
所定の論理レベルにあるときに第1の論理レベルの信号
を出力する。
【0031】
【作用】本発明に係る基板バイアス発生装置は、上記の
ように構成されるので、第2の信号発生手段の出力信号
が第1の論理レベルとなってから第1の信号発生手段の
出力信号が第2の論理レベルとなるまでの時間および、
第1の信号発生手段の出力信号が第1の論理レベルとな
ってから第2の信号発生手段の出力信号が第2の論理レ
ベルとなるまでの時間が従来よりも長くなる。このた
め、第1の信号発生手段の出力信号の立上がり速度およ
び立下がり速度が遅い場合に、第2のチャージポンプ手
段において、第2の信号発生手段の出力信号が第2の論
理レベルにある期間内に第2の電気経路手段が活性状態
にある可能性が減少する。同様に、第2の信号発生手段
の出力信号の立上がり速度および立下がり速度が遅い場
合に、第1のチャージポンプ手段において、第1の信号
発生手段の出力信号が第2の論理レベルにある期間内に
第1の電気経路手段が活性状態にある可能性も減少す
る。したがって、第1および第2のチャージポンプ手段
においてそれぞれ、第1および第2の容量結合素子から
放電された電荷が十分に蓄積される。
【0032】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の基板バイアス発
生回路の構成を概念的に示す図である。図1を参照し
て、本実施例の基板バイアス発生回路は、リングオシレ
ータ30と、2つの波形整形回路40および41と、2
入力NORゲート17および2入力NANDゲート16
と、2入力NORゲート17の出力を受けるインバータ
18と、インバータ18の出力を受ける遅延回路60お
よび2入力NANDゲート16の出力を受ける遅延回路
61と、相互に関連して動作する2つのチャージポンプ
回路50および51とを含む。
【0033】リングオシレータ30は、図4に示される
従来の基板バイアス発生回路におけるそれと同一の構成
を有する。しかし、従来と異なり、インバータ5および
7の出力電位だけでなく、インバータ3の出力電位もリ
ングオシレータ30の出力として用いられる。すなわ
ち、波形整形回路40が従来と同様にノードBおよびC
の電位に基づいてリングオシレータ30の出力電位波形
を整形する一方、波形整形回路41がノードAおよびB
の電位に基づいてリングオシレータ30の出力電位波形
を整形する。
【0034】図3は本実施例の基板バイアス発生回路の
動作を説明するためのタイミングチャート図である。以
下の説明にあたっては図3も参照する。
【0035】図3(a)に示されるように、ノードA,
B,およびCのそれぞれの電位波形はほぼ同相であり、
かつ、ノードAの電位波形はノードBの電位波形よりも
2つのインバータによる遅延時間分進んだ位相を示し、
ノードCの電位波形はノードBの電位波形よりも2つの
インバータによる遅延時間分遅れた位相を示す。したが
って、波形整形回路40の出力電位波形と、波形整形回
路41の出力電位波形とは、図3(b)に示されるよう
に、4つのインバータによる遅延時間に相当する位相差
を有する。
【0036】波形整形回路40および41の出力電位は
NORゲート17およびNANDゲート16に入力され
る。NANDゲート16の出力はノードEの電位(波形
整形回路40の出力電位)およびノードDの電位(波形
整形回路41の出力電位)がともにハイレベルである期
間にのみローレベルとなるので、図3(c)に示される
波形を示す。一方、NORゲート17の出力は、ノード
EおよびDの電位がともにローレベルである期間にのみ
ハイレベルとなるので、図3(d)に示されるような波
形を示す。図3(c)および(d)からわかるように、
従来と異なり、NORゲート17の出力がハイレベルで
ある期間がNANDゲート16の出力電位がハイレベル
である期間内に完全に含まれる。NORゲート17の出
力電位波形とNANDゲート16の出力電位波形との間
のこのような関係によってチャージポンプ回路50およ
び51は効率よく動作することが、後述の説明で明らか
となる。
【0037】NORゲート17の出力を受けるインバー
タ18の出力は遅延回路60を介してチャージポンプ回
路50に与えられる。同様に、NANDゲート16の出
力は遅延回路61を介してチャージポンプ回路51に与
えられる。従来と同様に、チャージポンプ回路50の出
力端とチャージポンプ51の出力端とは、半導体基板1
30に接続されるノードKで互いに接続される。遅延回
路60および61は、半導体基板130に供給されるべ
き負の電位に相当する量の負の電荷が、第1の論理ゲー
トであるNANDゲート16、ならびに第2の論理ゲー
トであるNORゲート17およびインバータ18の出力
に応答してチャージポンプ回路50および51に交互に
蓄積されるように、上記第1および第2の論理ゲートの
出力電位波形を変換するために必要に応じて設けられ
る。
【0038】図2は、本実施例の基板バイアス発生回路
の具体的な構成を示す回路図である。図2を参照して、
波形整形回路40および41は図4に示される従来のそ
れと同一の構成を有する。波形整形回路41において、
ノードBの電位がPチャネルMOSトランジスタ13お
よびNチャネルMOSトランジスタ14のゲートに与え
られ、ノードAの電位がPチャネルMOSトランジスタ
12およびNチャネルMOSトランジスタ15に与えら
れる。図1において、遅延回路60および61は、チャ
ージポンプ回路50への入力信号の位相と、チャージポ
ンプ回路51への入力信号の位相とが互いに相補となる
ようにするために、必要に応じて設けられる。具体的に
は、NORゲート17の出力信号とNANDゲート16
の出力信号とは同相であるので、遅延回路60および6
1のうちの少なくともいずれか一方が必要である。この
一方には、インバータが用いられる。遅延回路60およ
び61のいずれか一方として、複数個のインバータが用
いられる場合には、他方の遅延回路として、このインバ
ータの数よりも1つだけ多い(または少ない)数のイン
バータが用いられねばならない。本実施例では、遅延回
路60として単一のインバータ18が用いられることに
よってチャージポンプ回路50への入力信号とチャージ
ポンプ回路51への入力信号とが逆相とされるので遅延
回路60は必要でない。チャージポンプ回路50および
51は図4に示される従来のそれと同一の構成を有す
る。
【0039】ノードGの電位波形はNORゲート17の
出力電位波形とほぼ180度異なる位相を示すので、図
3(e)に示されるものとなる。したがって、図3
(f)に示されるように、ノードFの電位がハイレベル
になってからノードGの電位がローレベルとなるまでの
時間および、ノードGの電位がハイレベルとなってから
ノードFの電位がローレベルとなるまでの時間がとも
に、従来に比べ大幅に増加する(図5(f)と比較)。
したがって、キャパシタ19の容量とキャパシタ20の
容量とが等しく、ノードFおよびGの各々の立上がりお
よび立下がりが図3(f)に示されるように迅速である
場合、チャージポンプ回路50および51はそれぞれ、
ノードGの電位の立下がりおよびノードFの電位の立下
がりに応答して、電源電位Vccと同じ絶対値を有する
負の電位(−Vcc)よりもPチャネルMOSトランジ
スタのしきい値電圧Vthpだけ高い電位(−Vcc+
Vthp)をノードKに出力する。たとえば、ノードG
の電位の立下がり時には、ノードFはすでに電源電位V
ccとなっている。したがって、ノードGの電位が立下
がった時点で、ノードHは必ず、トランジスタ24をO
FF状態にすることができる高電位にあるので、ノード
Iの電位はキャパシタ20から放電される負の電荷によ
って、−Vccまで低下する。つまり、ノードGの電位
の立下がりに応答してチャージポンプ回路50から所定
の負電位(−Vcc+Vthp)が基板バイアスVBB
して出力される。逆に、ノードFの電位の立下がり時に
はノードGの電位が既に電源電位Vccとなっている。
したがって、ノードFの電位の立下がり時には、ノード
Iがかならず、トランジスタ22をOFF状態にするこ
とができる高電位にあるので、ノードHの電位は、−V
ccまで低下する。これによって、ノードFの電位の立
下がりに応答してチャージポンプ回路51から前記所定
の負電位(−Vcc+Vthp)が基板バイアスVBB
して出力される。
【0040】次に、キャパシタ20の容量が、キャパシ
タ19の容量よりも極端に大きい場合を想定する。この
ような場合には、図3(g)に示されるように、ノード
Fの電位の立下がりおよび立上がりは迅速であるのに対
し、ノードGの電位の立上がりおよび立下がりは非常に
緩やかとなる。従来の基板バイアス発生回路において
は、このような現象が生じると、ノードFおよびGの電
位が共にローレベルとなる期間が生じることによってチ
ャージポンプ回路50および51が出力する基板バイア
スVBBが本来出力すべき電位(−Vcc+Vthp)よ
りも高い電位しか出力しないという問題が生じた。しか
し、本実施例においては、図3(g)から明らかなよう
に、ノードFの電位の立下がり時にはノードGが既にハ
イレベルにあるので、ノードIの電位はトランジスタ2
2をOFF状態とする電位まで上昇している。したがっ
て、ノードHの電位はノードFの電位の立下がりに応答
して確実に、−Vccまで低下するので、チャージポン
プ回路51から所定の負電位(−Vcc+Vthp)が
出力される。なお、ノードGの立下がり時にはノードF
の電位は既に電源電位Vccであるので、ノードIの電
位が−Vccまで低下して、チャージポンプ回路50か
ら所定の負電位(−Vcc+Vthp)が出力される。
図11は、キャパシタ20の容量がキャパシタ19の容
量よりも極端に大きい場合の、チャージポンプ50およ
び51の動作を示すタイミングチャート図である。以
下、図11を参照しながら、図2におけるチャージポン
プ回路50および51内のノードの電位変化についても
う少し具体的に説明する。従来と異なり、図11(a)
に示されるように、ノードGの電位は、ノードFの電位
がハイレベルに立上がってから或る時間経過した後に立
下がり始め、かつ、ノードFの電位の立下がり時刻より
も早い時刻に上昇し始めるので、図11(b)および
(c)に示されるように、トランジスタ23は、トラン
ジスタ21がOFF状態からON状態に切換わるよりも
早い時刻に、ON状態からOFF状態に切換わる。さら
に、図11(e)および(f)に示されるように、トラ
ンジスタ22は、トランジスタ24がON状態からOF
F状態に切換わってから、従来よりも遅く、OFF状態
からON状態に切換わり、かつ、トランジスタ24がO
FF状態からON状態に切換わってから、従来よりも早
く、ON状態からOFF状態に切換わる。このため、ノ
ードIの電位は、図11(d)において破線で示される
ように、ノードHの電位(図11(d)において実線で
示す)の立上がりよりも十分に遅れて低下し始め、か
つ、ノードHの電位の立上がりよりも十分に早く上昇し
始める。したがって、トランジスタ21がON状態であ
る期間中に、トランジスタ22がON状態となる期間は
生じないので、ノードKが接地される現象は生じない。
つまり、ノードKの電位は、図11(g)に示されるよ
うに、ゲート電位が−Vccであるときのトランジスタ
21および23の本来の出力電位(−Vcc+Vth
p)に安定する。
【0041】逆に、キャパシタ19の容量がキャパシタ
20の容量よりも極端に大きい場合を想定する。このよ
うな場合には、従来、ノードGの電位がローレベルにあ
るときにトランジスタ24がON状態となる期間が生じ
るために、チャージポンプ回路50から所定電位よりも
高い電位が出力されるという問題が生じた。しかし、本
実施例では、図3(h)に示されるように、ノードFの
電位の立下がりが緩やかとなるものの、ノードGの電位
の立下がり時にはノードFの電位は既にハイレベルとな
っている。したがって、ノードGの電位の立下がり時に
は、ノードHが既に、トランジスタ24をOFF状態と
することができる電位にある。このため、ノードIの電
位はノードGの電位の立下がりに応答して、−Vccま
で確実に低下する。つまり、チャージポンプ回路50は
ノードGの電位の立下がりに応答して確実に、所定の負
電位(−Vcc+Vthp)を出力する。なお、ノード
Fの電位の立下がり時には、ノードGの電位は既に電源
電位Vccとなっているので、チャージポンプ回路51
はノードFの電位の立下がりに応答して確実に所定の負
電位(−Vcc+Vthp)を出力する。図12は、本
発明の基板バイアス発生回路が用いられた半導体装置に
おける、基板電位(ノードKの電位)の、基板バイアス
発生回路の動作開始時からの変化を概略的に示すグラフ
である。図12には、基板バイアス発生回路の動作直前
における基板電位が0Vである場合が例示される。ま
た、図12において、破線は、従来の基板バイアス発生
回路が用いられた半導体装置における基板電位の変化を
示す。図12を参照して、本発明の基板バイアス発生回
路が用いられた半導体装置の場合、ノードKの電位は、
実線で示されるように、リングオシレータ30の動作開
始に応答して、従来の基板バイアス発生回路が用いられ
た半導体装置の場合よりも早い速度で低下し始め、従来
の基板バイアス発生回路によって強制される電位よりも
低い電位である、−Vcc+Vthpに安定する。すな
わち、本発明によれば、基板が、従来よりも迅速に、か
つ、従来よりも低い電位にバイアスされる。前述のよう
に、本発明の基板バイアス発生回路によれば、基板に接
続されたノードKがチャージポンプ50および51のい
ずれにおいても接地される瞬間が生じないので、ノード
Kの電位の低下は妨げられない。この結果、従来よりも
迅速に、ノードKの電位が低下する。
【0042】このように、この基板バイアス発生回路お
いては、位相差の大きい信号がチャージポンプ回路50
および51に入力されるので、キャパシタ19の容量と
キャパシタ20の容量とが極端に異なる場合でも、チャ
ージポンプ回路50および51から効率よく負電位を得
ることが可能となる。キャパシタ19の容量とキャパシ
タ20の容量との差が大きいほど、ノードGの立下がり
速度とノードFの立上がり速度との差および、ノードF
の立下がり速度とノードGの立上がり速度との差が大き
くなる。これによって、ノードFの電位がハイレベルと
なってからノードGの電位がローレベルとなるまでの時
間および、ノードGの電位がハイレベルとなってからノ
ードFの電位がローレベルとなるまでの時間が短くな
る。したがって、ノードGの電位の立下がり時にノード
Fの電位が確実にハイレベルにあり、かつ、ノードFの
電位の立下がり時にノードGの電位が確実にハイレベル
にあるためには、NORゲート17の出力電位とNAN
Dゲート16の出力電位との間の位相差は、キャパシタ
19の容量とキャパシタ20の容量との差に応じて設定
されなければならない。もちろん、この位相差が大きい
ほど、ノードFおよびGの電位がともにローレベルとな
る期間を生じさせるような、キャパシタ19および20
間の容量差は大きくなる。つまり、この位相差が大きい
ほど、ノードFおよびGの電位がともにローレベルとな
る期間が生じる危険性が減少する。NANDゲート16
の出力電位とNORゲート17の出力電位との位相差
は、ノードDの電位とノードEの電位との間の位相差、
すなわち、ノードAの電位とのノードCの電位との間の
位相差が大きいほど大きい。したがって、チャージポン
プ回路50および51の動作マージンをより大きくする
には、インバータ1〜7の出力電位のうちのいずれをリ
ングオシレータ30の出力として用いるかを、波形整形
回路40への入力電位と波形整形回路41への入力電位
との間の位相差がより大きくなるように決定すればよ
い。
【0043】実際には、低消費電力化のために発振周波
数が長く設定されているリングオシレータが図4に示さ
れる従来の基板バイアス発生回路および本実施例の基板
バイアス発生回路に用いられた場合、本実施例における
ノードDの電位とノードEの電位との間の位相差は従来
のそれの100倍以上にもなり得る。それゆえ、本実施
例によれば、チャージポンプ回路50および51の動作
マージンを従来に比べ飛躍的に大きくすることができ
る。
【0044】以上のように、本実施例によれば、従来の
基板バイアス発生回路に、ノードFおよびGの電位がと
もにローレベルとなる期間を生じさせないための新たな
遅延回路を付加することなく、かつ、チャージポンプ回
路50および51の前段に設けられる論理ゲート等のサ
イズを大きくすることなく、チャージポンプ回路50お
よび51から、キャパシタ19の容量とキャパシタ20
の容量とが異なる場合でも確実に所定の負電位を得るこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、チャー
ジポンプ手段の前段に設けられる回路の駆動能力を大き
くしたり、新たな遅延回路を設けることなく、チャージ
ポンプ手段の動作マージンを大きくすることができる。
この結果、消費電力の増大等のデメリットを招来するこ
となく基板バイアス発生装置の性能が大幅に向上され
る。したがって、本発明に係る基板バイアス発生装置が
搭載された半導体集積回路装置は、半導体基板の電位に
起因する誤動作の危険性が従来よりも低減されたものと
なるので、基板バイアス発生装置を必要とする半導体集
積回路装置の性能の向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の基板バイアス発生回路の構
成を概念的に示す図である。
【図2】実施例の基板バイアス発生回路の構成を具体的
に示す回路図である。
【図3】図1および図2で示される基板バイアス発生回
路の動作を説明するためのタイミングチャート図であ
る。
【図4】従来の基板バイアス発生回路の構成を示す回路
図である。
【図5】図4に示される基板バイアス発生回路の動作を
説明するためのタイミングチャート図である。
【図6】基板バイアス発生回路を有する半導体集積回路
装置の全体構成を示す図である。
【図7】MOSトランジスタを構成要素とする半導体集
積回路装置の断面の一例を示す図である。
【図8】MOSトランジスタのしきい値電圧とこのMO
Sトランジスタが形成されている基板の電位との関係を
示すグラフである。
【図9】図4の基板バイアス発生回路においてキャパシ
タ20の容量がキャパシタ19の容量よりも極端に大き
い場合の、チャージポンプ50および51の動作を示す
タイミングチャート図である。
【図10】従来の基板バイアス発生回路が用いられた半
導体装置における基板電位の変化を示すグラフである。
【図11】図2の基板バイアス発生回路においてキャパ
シタ20の容量がキャパシタ19の容量よりも極端に大
きい場合の、チャージポンプ50および51の動作を示
すタイミングチャート図である。
【図12】本発明の基板バイアス発生回路が用いられた
半導体装置における、基板電位の変化を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1〜7,18 インバータ 16 2入力NANDゲート 17 2入力NORゲート 19,20 キャパシタ 30 リングオシレータ 40,41 波形整形回路 50,51 チャージポンプ回路 60,61 遅延回路 110 機能回路 120 基板バイアス発生回路 130 P型基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に一定の電圧を基板バイアス
    として付与する基板バイアス発生装置であって、リング
    状に接続された複数のインバータ手段を有するリングオ
    シレータ手段と、前記リングオシレータ手段の出力に基
    づいて、論理レベルが一定周期で反転する信号を発生す
    る第1信号発生手段と、前記リングオシレータ手段の出
    力に基づいて、前記第1信号発生手段の出力信号が第1
    の論理レベルにある第1期間内に、前記第1期間よりも
    短い第2期間だけ第2の論理レベルの信号を発生し、か
    つ、他の期間には前記第1の論理レベルの信号を発生す
    る第2信号発生手段と、前記第1および第2信号発生手
    段にそれぞれ対応して設けられる第1および第2のチャ
    ージポンプ手段とを備え、前記第1チャージポンプ手段
    は、前記第1信号発生手段からの前記第1論理レベルの
    出力信号に応答して充電される第1容量結合素子と、前
    記第1容量結合素子を放電するための第1電気経路手段
    とを含み、前記第2チャージポンプ手段は、前記第2信
    号発生手段からの前記第1論理レベルの出力信号に応答
    して充電される第2容量結合素子と、前記第2容量結合
    素子を放電するための第2電気経路手段とを含み、前記
    第1電気経路手段は、前記第2信号発生手段からの前記
    第2論理レベルの出力信号に応答して活性化され、前記
    第2電気経路手段は、前記第1信号発生手段からの前記
    第2論理レベルの出力信号に応答して活性化される、基
    板バイアス発生装置。
  2. 【請求項2】 前記リングオシレータ手段は、互いに所
    定の値だけ位相の異なる第1,第2,および第3の信号
    を含む複数の信号を発生し、前記第1信号発生手段は、
    第1信号作成手段および第1論理ゲート手段を含み、前
    記第2信号発生手段は、第2信号作成手段および第2論
    理ゲート手段を含み、前記第1信号作成手段は、前記第
    1および第2の信号に応答して第4の信号を作成し、前
    記第2信号作成手段は、前記第2および第3の信号に応
    答して、前記第4の信号とは所定の値だけ位相の異なる
    第5の信号を発生し、前記第1論理ゲート手段は、前記
    第4および第5の信号の両方が所定の論理レベルにある
    ときに、前記第2の論理レベルの信号を出力し、前記第
    2の論理ゲート手段は、前記第4および第5の信号の少
    なくとも一方が前記所定の論理レベルにあるときに前記
    第1の論理レベルの信号を出力する、請求項1記載の基
    板バイアス発生装置。
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