JP2003209461A - オシレータ回路、該オシレータ回路を備えた半導体装置、及び該オシレータ回路を備えた半導体記憶装置 - Google Patents

オシレータ回路、該オシレータ回路を備えた半導体装置、及び該オシレータ回路を備えた半導体記憶装置

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JP2003209461A JP2002003750A JP2002003750A JP2003209461A JP 2003209461 A JP2003209461 A JP 2003209461A JP 2002003750 A JP2002003750 A JP 2002003750A JP 2002003750 A JP2002003750 A JP 2002003750A JP 2003209461 A JP2003209461 A JP 2003209461A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動・停止の制御が可能なオシレータ回路の
発振開始時における発振周波数の不安定期間に発振動作
を停止又は発振信号の出力をさせないことにより、安定
した周波数を得ることが可能なオシレータ回路を提供す
ること 【解決手段】 発振許可信号(EN)により発振部5は
発振動作可能状態となり、制御部4は動作を開始する。
動作を開始した制御部4は発振周波数制御信号(VR)
を所定発振周波数に対応する信号値にまで変化させ、発
振部5における発振周波数が設定される。また、検出部
1に入力されて所定の信号値と比較され所定信号値に達
したことを検出した後に出力される検出信号(MON)
により、発振部5は発振信号を出力する。これにより、
発振周波数制御信号(VR)の過渡状態を検出すること
ができ、過渡的な発振周波数制御信号(VR)による不
安定な発振信号が出力されてしまうことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動・停止の制御
が可能なオシレータ回路、オシレータ回路を備えた半導
体装置、及び半導体記憶装置に関するものであり、特
に、発振開始時における安定動作に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器における高機能化の進展
に伴い、半導体装置や半導体記憶装置においては、高度な
制御が要求されるに及んでいる。特に、回路の高機能化
と相まって消費電流の低減が強く求められている。これ
は単に携帯機器において必要とされるのみではなく、昨
今の環境問題の高まりに起因する省エネルギー化の傾向
とも絡んで今後の製品において必須の技術となりつつあ
る。
【0003】この要求を満たすため、回路動作に必要な
バイアス電流は極限まで低減されている。また、不必要な
回路動作は停止する制御が行なわれるに至っている。オ
シレータ回路の発振動作もこれらの対象となっており、
発振動作に必要なバイアス電流を極限まで低減した回路
構成が提案されると共に、限定された回路動作のみが行
なわれるスタンバイ時において、オシレータ回路の発振
動作を止めるか、又は発振周波数を低減する制御が行な
われている。更に発振動作を止める場合に、バイアス回
路の電流経路も遮断する方策が採られている。
【0004】図13に示す半導体装置1000では、自
己の電源電圧より高い電圧で動作する外部とのインター
フェースをとる場合やメモリセルにアクセスする場合
に、電源電圧よりも高い昇圧電圧が必要とされたり、M
OSトランジスタのバックゲートバイアス用として負電
圧が必要とされる場合がある。そのため、昇圧/負電源
回路200を備えている。一般的に、半導体装置100
0において、電源電圧よりも高電圧の昇圧電圧や逆極性
の負電圧をデバイス内部で生成するためには、チャージ
ポンプ方式等でキャパシタへの電荷の供給を行なうか、
又はキャパシタからの電荷の引き抜きを行なうことが必
要である。そのため、昇圧/負電源回路200にはオシ
レータ回路100、100から発振信号が入力されてい
る。
【0005】ここで、図13において、オシレータ回路
100、100が2セット備えられているのは、半導体
装置1000における動作状態に応じた発振信号を昇圧
/負電源回路200に供給するためである。一方のオシ
レータ回路100は活性化信号ACTがイネーブル端子
に入力される。他方のオシレータ回路100は活性化信
号ACTから反転されたスタンバイ信号SBYがイネー
ブル端子に入力される。
【0006】活性化信号ACTが活性化されている場合
には、内部回路400が動作状態にあるので、昇圧/負
電源回路200は充分な電源供給能力を有することが必
要である。従って、活性化信号ACTで活性化するオシ
レータ回路100は、昇圧/負電源回路200からの充
分な電源供給能力を確保するため、高周波数の発振周波
数で発振信号を出力する必要がある。この時、スタンバ
イ信号SBYで活性化するオシレータ回路100は休止
状態にある。
【0007】また、スタンバイ信号SBYが活性化され
ている場合には、内部回路400がスタンバイ状態にあ
る。この場合には、半導体装置1000での消費電流を
必要最小限に低減する必要がある。そこで、昇圧/負電
源回路200からは、内部回路400におけるバイアス
状態を維持するために最低限必要な電源が供給されてい
ればよい。従って、スタンバイ信号SBYで活性化する
オシレータ回路100は、活性化状態の場合に比して低
周波数で動作すればよい。この時、活性化信号ACTで
活性化するオシレータ回路100は休止状態にある。
【0008】図14に示す半導体記憶装置2000にお
いても、半導体装置1000(図13)と同様に、内部
回路410に昇圧電圧や負電圧を供給するための昇圧/
負電源回路200が必要とされる場合があり、活性化時
に高い周波数で発振動作するオシレータ回路100と、
スタンバイ時に低い周波数で発振動作するオシレータ回
路100とを切り換えて使用する。更に、半導体記憶装
置2000においては、メモリセル500の蓄積電荷を
リフレッシュするリフレシュ制御回路300を備えてい
る。そして、リフレッシュ動作を周期的に行なうために
オシレータ回路100でリフレッシュ周期を計時してい
る。半導体記憶装置2000では、このオシレータ回路
100は、活性化信号ACTが活性化されている状態で
動作する構成である。携帯機器等において活性化状態に
おいてのみデータの保持動作が必要な動作仕様では、ス
タンバイ状態でオシレータ回路100を休止させリフレ
ッシュ動作を止めることにより、スタンバイ時の消費電
流を極限まで低減することができる。
【0009】半導体装置1000(図13)や、半導体
記憶装置2000(図14)に使用されるオシレータ回
路100の回路ブロック図を図15に示す。図15のオ
シレータ回路100では、発振部5のほか制御部4を備
えており、制御部4からの発振周波数制御信号VRによ
り発振部5の発振周波数を所定周波数に制御している。
また、制御部4と発振部5とはイネーブル信号ENで制
御されており、イネーブル信号に応じて作動・停止が行
なわれる。イネーブル信号ENの制御により不要な発振
動作を停止して消費電流の低減を図る構成である。ま
た、必要最小限の消費電流で所定周波数の発振動作を得
るために発振部5へのバイアスを制御部4により設定し
ており、休止時にはバイアス回路自体の消費電流をも低
減するために、発振部5とは別構成となっている。
【0010】図16は、従来技術における第1具体例の
オシレータ回路である。制御部43は、イネーブル信号
ENで制御されるスイッチ素子S100が電源電圧VD
Dに接続されており、PMOSトランジスタTP100
のソース端子に接続されている。PMOSトランジスタ
TP100のゲート端子とドレイン端子とは接続されて
おり、発振周波数制御信号VRを出力する。また、抵抗素
子R100を介して接地電圧VSSに接続されている。
発振周波数制御信号VRは、スイッチ素子S100、P
MOSトランジスタTP100、及び抵抗素子R100
を介して形成される電流経路に流れるバイアス電流によ
り生成される。ここで、バイアス電流は低消費電流動作
の要請から限定された小電流値に設定されることが一般
的である。例えば、抵抗素子R10の抵抗値を1MΩに
設定すれば、数マイクロアンペア程度に設定される。
【0011】また、発振部54は、奇数段(図16で
は、3段を例示)のインバータ素子INV100乃至I
NV102がループ状に接続されてリングオシレータを
構成している。各インバータ素子INV100乃至IN
V102の電源端子は、PMOSトランジスタTP10
1を介して電源電圧VDDに接続されている。PMOS
トランジスタTP101のゲート端子は発振周波数制御
信号VRで制御される。そして、インバータ素子INV
102から、イネーブル信号ENで制御されるスイッチ
素子S101を介して発振信号OSCが出力される。
【0012】図17は、従来技術における第2具体例の
オシレータ回路である。第1具体例の発振部54に代え
て発振部53が備えられている。発振部53は、インバ
ータ素子INV102に代えてノア素子NOR100が
備えられており、ノア素子NOR100の他方の入力端
子にはイネーブル信号ENが入力される。
【0013】第1及び第2具体例では、イネーブル信号
ENがロー論理レベルの状態で活性化される。スイッチ
素子S100が導通することにより制御部43に制御電
流ICが流れ、発振周波数制御信号VRが所定電圧値に
バイアスされる。所定電圧の発振周波数制御信号VRが
入力される発振部53、54では、駆動電流として制御
部43と同様な制御電流ICが流れリングオシレータが
発振動作を行なう。第1具体例では、スイッチ素子S1
01も導通状態にあるので発振信号OSCが出力され
る。また、第2具体例では、ロー論理レベルのイネーブ
ル信号ENが入力されるノア素子NOR100が論理反
転素子として機能するため、リングオシレータが動作し
て発振信号OSCが出力される。
【0014】図19は、従来技術における第3具体例の
オシレータ回路である。第2具体例の制御部43に代え
て制御部44が備えられている。制御部44では、スイ
ッチ素子S100に代えてスイッチ素子S102が、抵
抗素子R100と接地電圧VSSとの間に挿入されてい
る。スイッチ素子S102はイネーブル信号ENで制御
される。また、ノア素子NOR100の他方の入力端子
には、インバータ素子INV103でイネーブル信号E
Nが反転されて入力される。
【0015】第3具体例では、イネーブル信号ENがハ
イ論理レベルの状態で活性化される。スイッチ素子S1
02が導通して制御部44に制御電流ICが流れ、発振
周波数制御信号VRが所定電圧値にバイアスされる。発
振部53にも制御電流ICが流れリングオシレータが発
振動作を行なう。第3具体例では、イネーブル信号EN
がインバータ素子INV103で反転されてロー論理レ
ベルとしてノア素子NOR100に入力される。ノア素
子NOR100は論理反転素子として機能し、リングオ
シレータが動作して発振信号OSCが出力される。
【0016】第1乃至第3具体例が、発振部53、54
への駆動電流として制御電流ICを制御する電流制御型
のオシレータ回路であるのに対して、図21のオシレー
タ回路は、発振部55への電源電圧を制御する、いわゆ
る電圧制御型のオシレータ回路の例である。制御部45
は、抵抗素子列とバッファ回路とから構成されている。
抵抗素子列の所定位置の電圧をバッファ回路で駆動能力
を付加した上で、発振部55の電源電圧として供給して
いる。制御部45の抵抗素子列及びバッファ回路には、イ
ネーブル信号ENで制御されるスイッチ素子S103、
S104が、各々、抵抗素子列及びバッファ回路の電流
経路に備えられている。イネーブル信号ENがロー論理
レベルとなる発振不可状態では、電流経路は遮断されて
発振部55への電源供給は停止されるので発振動作は停
止する。イネーブル信号ENがハイ論理レベルとなる発
振可能状態では、電流経路は導通されて発振部55に電
源が供給されるので発振動作が行なわれる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術におけるオシレータ回路100(図15)では、第1
乃至第3具体例(図16、17、19)の回路図に示す
ように、イネーブル信号ENが、発振部5、53、54
に入力されて、発振動作の作動・停止の制御を行なうほ
か、発振信号OSCの出力可否の制御を行なう場合もあ
る。また、イネーブル信号ENが、制御部4、43、4
4に入力されて、発振部5、53,54の発振周波数を
制御する発振周波数制御信号VRを制御する。イネーブ
ル信号ENの活性化後に発振周波数制御信号VRが所定
値に達するまでには所定時間を要するので、発振信号O
SCが所定の周波数で発振する安定状態に移行するまで
に発振周波数が不安定となる。活性化後に一定の不安定
期間が存在してしまい問題である。
【0018】即ち、発振部5、53、54では、イネー
ブル信号ENの論理レベルのみで制御状態が確定するの
で、イネーブル信号ENが活性化されると同時に発振動
作状態に移行する。これに対して、制御部4、43、4
4では、スタンバイ状態で遮断されていた電流経路が、
イネーブル信号ENの活性化で確立されてバイアス電流
が流れることにより、発振周波数制御信号VRが所定値
に設定される。ここで、バイアス電流は低消費電流動作
の要請から限定された小電流値であるので、発振周波数
制御信号VRが所定電圧値に達するまでには所定時間を
要してしまうことになる。発振部5、53、54はイネ
ーブル信号ENの活性化と同時に発振動作状態となるの
で、所定値に達するまでの過渡的な電圧値を示す発振周
波数制御信号VRに対して、所定周波数とは異なる発振
周波数で発振信号OSCが出力されてしまうこととな
る。この間が不安定期間であり回路動作上種々の問題が
ある。
【0019】図18に示す不安定期間X1は、第1及び
第2具体例(図16、17)において発生する。第1及
び第2具体例の制御部43では、イネーブル信号ENが
ハイ論理レベルとなる非活性時には、発振周波数制御信
号VRは接地電圧VSSまで低下していく。イネーブル
信号ENがロー論理レベルとなり活性化されると、発振
周波数制御信号VRは徐々に所定値まで上昇していく
が、バイアス電流が小電流値である場合には所定の時間
(不安定期間X1)が必要となる。そのためこの間は、
所定値より低電圧の発振周波数制御信号VRが発振部5
3、54のPMOSトランジスタTP101に印加さ
れ、設定された制御電流ICより大きな駆動電流でリン
グオシレータが駆動されることとなる。これにより、発
振信号OSCは所定周波数より高周波数で発振してしま
う。
【0020】不安定期間X1には、オシレータ回路10
0自身の消費電流が増大することに加えて、半導体装置
1000や半導体記憶装置2000における昇圧/負電
源回路200等の回路動作も必要以上に高速な動作とな
り、半導体記憶装置2000ではリフレッシュ制御回路
300が必要以上に短い周期でリフレッシュ動作を実行
してしまい、多大な電流消費を招き問題である。電池駆
動のように電源供給能力が限定された環境で動作させた
り、電源供給経路のインピーダンスが無視できない環境
で動作させる場合に、不安定期間X1における多大な電
流消費により、半導体装置1000や半導体記憶装置2
000に供給される電源電圧が必要以上に降下してしま
い動作不良を招くおそれもあり問題である。
【0021】また、必要以上の高周波数で昇圧/負電源
回路200が動作すると、設定値以上の電圧が発生して
しまう場合もあり、デバイスの信頼性上悪影響を及ぼす
おそれがあり問題である。特に、イネーブル信号ENの
活性化・非活性化が頻繁に繰り返される携帯機器等の使
用環境において問題である。
【0022】図20に示す不安定期間X2は、第3具体
例(図19)において発生する。第3具体例の制御部4
4では、イネーブル信号ENがロー論理レベルとなる非
活性時に、発振周波数制御信号VRは電源電圧VDDか
らPMOSトランジスタの閾値電圧Vthpを減じた電
圧(VDD−Vthp)あたりまで上昇する。イネーブ
ル信号ENがハイ論理レベルとなり活性化されると、発
振周波数制御信号VRは徐々に所定値まで降下していく
が、バイアス電流が小電流値である場合には所定の時間
(不安定期間X2)が必要となる。そのためこの間には
所定値より高電圧の発振周波数制御信号VRが発振部5
3のPMOSトランジスタTP101に印加されて、設
定された制御電流ICより小さな駆動電流でリングオシ
レータが駆動されるか、あるいは駆動しない場合もあ
る。これにより、発振信号OSCは所定周波数より低周
波数での発振、あるいは発振停止の状態となる。
【0023】不安定期間X2には、発振信号OSCの発
振周波数が所定周波数より低周波数となってしまうの
で、半導体装置1000や半導体記憶装置2000にお
ける昇圧/負電源回路200等における電圧生成が不十
分となってしまう。昇圧電圧が不足すると、外部インタ
ーフェース部分の動作不良や、メモリセルへのアクセス
不良を招くおそれがあり問題である。また、負電圧が不
足すると、MOSトランジスタのバックゲートバイアス
が不足してしまい、閾値電圧の変動やノイズ耐性の悪化
等を招くおそれがある。
【0024】また、半導体記憶装置2000では、リフ
レッシュ制御回路300で制御すべきリフレッシュ動作
の周期が必要以上に長くなってしまい、データ保持特性
によってはデータの消失が発生してしまうおそれがあり
問題である。
【0025】ここで、発振周波数制御信号VRと発振信
号OSCの発振周波数との関係を説明する。発振周波数
は、リングオシレータを構成するインバータ素子INV
100乃至INV102等の伝播遅延時間で決定され
る。そして、この伝播遅延時間は、インバータ素子IN
V100乃至INV102を構成するトランジスタの駆
動能力が充分大きな、第1乃至第3具体例のような場合
においては、各電源端子に供給される駆動電流である制
御電流ICによって決定される。制御電流ICにより各
段の入力容量の充放電時間で伝播遅延時間となるからで
ある。即ち、発振信号OSCの発振周波数は、制御電流I
Cに比例することとなる。
【0026】制御電流ICは、PMOSトランジスタT
P101の飽和特性で動作し、 IC=K×((VDD−VR)−Vthp)2 =K×((VDD−Vthp)−VR)2 の関係を有する。ここで、KはPMOSトランジスタP
101が有する物理定数である。また、Vthpは正の
値を示している。従って、閾値電圧としては、−Vth
pとなる。この式が成立するのは、ゲート・ソース間電
圧が閾値電圧を下回らないことが条件であるので、VR
<VDD−Vthpでの関係式である。
【0027】従って、VR=VDD−Vthpのとき、
IC=0となり、発振動作は停止してしまうと共に、V
R<VDD−Vthpの領域では、VRの変化に対して
2乗特性で制御電流ICが変化することとなる。即ち、
VRの変化に対して2乗特性で発振周波数が変化してし
まい、不安定期間X1、X2においては、発振信号OS
Cの発振周波数が大きく変化してしまう。
【0028】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、作動・停止の制御が可能な
オシレータ回路の発振開始時における発振周波数の過渡
的な不安定期間には、発振動作を停止させ又は発振信号
の出力をさせないことにより、その後に出力される発振
信号の発振周波数を安定した周波数とすることが可能な
オシレータ回路、オシレータ回路を備えた半導体装置、
及びオシレータ回路を備えた半導体記憶装置を提供する
ことを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るオシレータ回路は、発振許可信号に
応じて発振動作が可能となる発振部と、発振許可信号に
応じて発振周波数を制御する発振周波数制御信号を発振
部に向けて出力する制御部と、発振周波数制御信号を検
出し、検出結果に応じて発振部を制御する検出信号を出
力する検出部とを備えることを特徴とする。
【0030】請求項1のオシレータ回路では、検出部に
より、発振許可信号に応じて制御部から出力される発振
周波数制御信号を検出し、検出結果に応じて検出信号を
出力して、発振部の発振動作を制御する。
【0031】これにより、検出部の検出結果に応じた所
定の発振周波数で発振動作を行なわせることができる。
発振許可信号により動作を開始する制御部からの発振周
波数制御信号が安定しない過渡期間においても、不安定
な発振動作をすることがなく安定した発振周波数で発振
させることができる。
【0032】また、請求項2に係るオシレータ回路は、
請求項1に記載のオシレータ回路において、検出部は、
入力される発振周波数制御信号の信号値と、所定発振周
波数に対応する信号値とを比較する比較部を備えること
を特徴とする。
【0033】請求項2のオシレータ回路では、検出部で
は、比較部により、発振周波数制御信号の信号値と所定
発振周波数に対応する信号値とを比較して検出が行なわ
れる。
【0034】これにより、所定周波数に対応する信号値
との比較により、発振周波数制御信号の信号値が所定数
端数であるか否かを検出することができ、発振部におけ
る発振周波数を所定周波数とすることができる。
【0035】また、請求項3に係るオシレータ回路は、
請求項1に記載のオシレータ回路において、発振許可信
号により制御され、発振不可状態において発振周波数制
御信号を所定クランプ値にクランプするクランプ部を備
えることを特徴とする。
【0036】請求項3のオシレータ回路では、発振許可
信号により発振不可状態に制御されている場合には、ク
ランプ部が、発振周波数制御信号を所定クランプ値にク
ランプする。
【0037】これにより、発振周波数制御信号を所定発
振周波数に対応する信号値以外の信号値に維持しておく
ことができ、検出部での検出結果を所定状態に固定して
検出信号を非活性状態に維持しておくことができ、発振
部の発振出力を止めておくことができる。
【0038】また、このときの所定クランプ値は、前記
発振部を、発振停止状態又は発振信号の出力停止状態に
制御する信号値であることが好ましい。これにより、確
実に検出部での検出結果を所定状態に固定して検出信号
を非活性状態に維持しておくことができ、発振出力を止
めておくことができる。
【0039】また、請求項4に係るオシレータ回路は、
発振許可信号に応じて発振動作が可能となる発振部と、
発振許可信号に応じて発振周波数を制御する発振周波数
制御信号を発振部に向けて出力する制御部と、発振許可
信号に対して所定遅延時間を付加した遅延信号を、発振
部に出力する遅延部とを備えることを特徴とする。ま
た、請求項5に係るオシレータ回路は、請求項4に記載
のオシレータ回路において、所定遅延時間は、発振許可
信号に応じて、発振周波数制御信号の信号値が所定発振
周波数に対応する信号値に達するまでの時間以上の時間
であることを特徴とする。
【0040】請求項4のオシレータ回路では、遅延部に
より、発振許可信号に対して所定遅延時間を付加した遅
延信号を出力して発振部の発振動作を制御する。また、
請求項5のオシレータ回路では、発振許可信号に応じ
て、発振周波数制御信号の信号値が所定発振周波数に対
応する信号値に達するまでの時間以上の時間を所定遅延
時間とする。
【0041】これにより、発振周波数制御信号の信号値
が安定する時間を所定遅延時間として付加することがで
き、発振周波数制御信号が安定して所定発振周波数に対
応する信号値に達した時点以後に安定した発振信号を得
ることができる。
【0042】また、請求項6に係るオシレータ回路は、
請求項1又は4に記載のオシレータ回路において、発振
部は、発振動作の作動制御手段又は発振信号の出力制御
手段のうち少なくとも何れか一方を備え、検出信号又は
遅延信号による制御は、発振可能状態において発振周波
数制御信号が所定発振周波数を指示する場合に、作動制
御手段の活性化による発振動作の開始、又は出力制御手
段の活性化による発振信号の出力のうち少なくとも何れ
か一方を行なうことを特徴とする。
【0043】請求項6のオシレータ回路では、発振可能
状態において発振周波数制御信号が所定発振周波数を指
示する場合に、発振動作の作動制御手段又は発振信号の
出力制御手段のうち少なくとも何れか一方を検出信号又
は遅延信号が制御して、発振動作の開始、又は発振信号
の出力のうち少なくとも何れか一方を行なう。
【0044】これにより、発振部からの発振信号の出力
は、作動制御手段による発振動作の作動・停止、又は出
力制御手段による発振信号の出力・停止の何れかの手段
によって制御することができ、また、これらの2つの手
段を共に使用して制御することもできる。
【0045】また、請求項7に係るオシレータ回路は、
請求項6に記載のオシレータ回路において、発振部は、
発振許可信号により作動制御手段が活性化され、検出信
号又は遅延信号により出力制御手段が活性化されること
を特徴とする。
【0046】請求項7のオシレータ回路では、発振許可
信号が作動制御手段を活性化して発振動作を開始させ、
検出信号又は遅延信号が出力制御手段を活性化して発振
信号を出力させる。
【0047】これにより、検出信号又は遅延信号による
発振信号の出力に対して、発振許可信号による発振動作
の開始を先行させておくことにより、発振信号を出力す
る段階ではすでに、発振部における発振動作を安定化さ
せておくことができる。
【0048】また、請求項8に係る半導体装置は、請求
項1又は4に記載のオシレータ回路と、オシレータ回路
から出力される発振信号に応じた電圧を発生する電圧発
生回路とを備えることを特徴とする。また、請求項9に
係る半導体記憶装置は、請求項1又は4に記載のオシレ
ータ回路と、オシレータ回路から出力される発振信号に
応じた電圧を発生する電圧発生回路とを備えることを特
徴とする。更に、請求項10に係る半導体記憶装置は、
請求項1又は4に記載のオシレータ回路と、オシレータ
回路から出力される発振信号に応じてリフレッシュ周期
を制御するリフレッシュ制御回路とを備えることを特徴
とする。
【0049】請求項8の半導体装置又は請求項9の半導
体記憶装置では、電圧発生回路により、オシレータ回路
から出力される発振信号に応じた電圧を発生する。ま
た、請求項10の半導体記憶装置では、リフレッシュ制
御回路により、オシレータ回路から出力される発振信号
に応じてリフレッシュ周期を制御する。
【0050】これにより、発振許可信号により動作を開
始する制御部からの発振周波数制御信号が安定しない過
渡期間に、不安定な発振信号が電圧発生回路やリフレッ
シュ制御回路に出力されることはなく、安定した回路動
作をさせることができる。
【0051】即ち、不安定な高周波数の発振信号が出力
されることによる多大な消費電流や、これに伴う電源電
圧降下による誤動作、あるいは過度な電圧発生による半
導体装置や半導体記憶装置における信頼性上の問題等が
生ずることはない。また、逆に不安定な低周波数の発振
信号が出力されることによるトランジスタ特性の変動
や、これに伴うノイズ耐性の悪化、あるいは半導体記憶
装置における記憶データの消失等が生ずることはない。
【0052】図1に示す本発明の第1原理図は、請求項
1に対応する本発明の原理を説明するものである。制御
部4と発振部5とは、発振許可信号(EN)により制御
されている。発振許可信号(EN)により、発振部5は
発振動作可能状態となり、制御部4は動作を開始する。
動作を開始した制御部4は、発振周波数制御信号(V
R)を所定発振周波数に対応する信号値にまで変化させ
る。この発振周波数制御信号(VR)は、発振部5に入
力されて発振周波数を設定すると共に、検出部1に入力
されて信号値の検出が行なわれる。検出部1による検出
信号(MON)は発振部5に入力されている。
【0053】制御部4から出力される発振周波数制御信
号(VR)は、発振許可信号(EN)による起動から所
定周波数に対応する信号値に達するまでに所定時間を必
要とする。そこで、検出部1により発振周波数制御信号
(VR)の信号値を所定の信号値と比較し、発振周波数
制御信号(VR)が所定信号値に達したことを検出した
後に検出信号(MON)を発振部5に出力する。発振部
5は、発振許可信号(EN)により発振可能状態にあ
り、検出信号(MON)が入力された時点で発振信号を
出力するように制御する。これにより、制御部4の起動
後の発振周波数制御信号(VR)が過渡状態にある過渡
期間を検出することができ、過渡的な発振周波数制御信
号(VR)の設定による不安定な発振信号が発振部5か
ら出力されてしまうことはない。
【0054】図2に示す本発明の第2原理図は、請求項
3に対応する本発明の原理を説明するものである。第1
原理図の構成要素に加えて発振周波数制御信号(VR)
を所定値にクランプするクランプ部2を備えている。ク
ランプ部2は、発振許可信号(EN)により制御されて
いる。
【0055】検出部1は、電流消費の観点から、発振許
可信号(EN)による制御部4の起動後に活性化されれ
ばよく、発振許可信号(EN)が出力されない発振不可
状態では非活性の状態あることが好ましい。そこで、ク
ランプ部2をそなえることにより、発振許可信号(E
N)の制御を得て、発振不可状態において発振周波数制
御信号(VR)を所定のクランプ値に維持しておく。こ
のクランプ値を検出部1の入力段における非活性な信号
値に設定しておけば、検出部1における検出動作を停止
状態に維持しておくことができる。発振不可状態におい
て、検出部1において不要な電流消費を将来することは
なく、低消費電流化に寄与することができる。
【0056】尚、検出部1を非活性化状態に維持する他
の方法として、発振許可信号(EN)により検出部1自
身を制御する構成とすることもできる。発振不可状態で
検出部1の回路動作を非活性とすれば、発振周波数制御
信号(VR)の信号値にかかわらず検出部1の動作を停
止させておくことができる。
【0057】図3に示す本発明の第3原理図は、請求項
4に対応する本発明の原理を説明するものである。第1
原理図の検出部1に代えて、遅延部3を備えている。遅
延部3には発振許可信号(EN)が入力され、所定遅延
時間を付加した遅延信号(D)を発振部5に出力してい
る。発振許可信号(EN)による制御部4の起動後に発
振周波数制御信号(VR)が変化する過渡期間に合わせ
て、所定遅延時間が設定されている。
【0058】遅延部3により、発振周波数制御信号(V
R)が所定信号に達するまでの過渡期間以上の所定時間
を計時して遅延信号(D)を発振部5に出力する。発振
部5は、発振許可信号(EN)により発振可能状態にあ
り、遅延信号(D)が入力された時点で発振信号を出力
するように制御する。これにより、発振周波数制御信号
(VR)が過渡状態を越えて安定した信号値に達した時
点以後に発振部5を動作させることができ、過渡的な発
振周波数制御信号(VR)の設定による不安定な発振信
号が発振部5から出力されてしまうことはない。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオシレータ回路、
オシレータ回路を備えた半導体装置、及びオシレータ回
路を備えた半導体記憶装置について具体化した第1乃至
第6実施形態を図4乃至図14に基づき図面を参照しつ
つ詳細に説明する。図4は、第1実施形態を示す回路図
である(オシレータ回路)。図5は、第1実施形態の動
作を示す動作波形図である。図6は、第2実施形態を示
す回路図である(オシレータ回路)。図7は、第2実施
形態の動作を示す動作波形図である。図8は、第3実施
形態を示す回路図である(クランプ部)。図9は、第4
実施形態を示す回路図である(クランプ部)。図10
は、第5実施形態を示す回路図である(検出部)。図1
1は、第6実施形態を示す回路図である(オシレータ回
路)。図12は、第6実施形態の動作を示す動作波形図
である。図13は、オシレータ回路を備える半導体装置
を示す回路ブロック図である。図14は、オシレータ回
路を備える半導体記憶装置を示す回路ブロック図であ
る。
【0060】図4乃至7に示すオシレータ回路は、第1
原理図(図1)に対する第1及び第2実施形態のオシレ
ータ回路である。図4は第1実施形態のオシレータ回路
である。制御部41は、従来技術の第1具体例における
制御部43に備えられているスイッチ素子S100をP
MOSトランジスタTP1で置き換えた構成である。ま
た、発振部51は、従来技術の第2具体例における発振
部53からスイッチ素子としてPMOSトランジスタT
P4を介して発振信号OSCが出力される構成である。
PMOSトランジスタTP4のゲート端子は、後述の検
出部11からの出力である検出信号MONで制御され
る。
【0061】検出部11は、発振周波数制御信号VRが
NMOSトランジスタTN1のゲート端子に入力され
る。NMOSトランジスタTN1のソース端子は接地電
圧VSSに接続されている。ドレイン端子は、ソース端
子に電源電圧VDDが接続されゲート端子に接地電圧が
接続されているPMOSトランジスタTP2のドレイン
端子に接続されており、この接続点を出力端子とする論
理反転ゲートが構成されている。この論理反転ゲートの
論理反転閾値電圧は、PMOSトランジスタTP2のコ
ンダクタンスとNMOSトランジスタTN1のコンダク
タンスとのバランスで設定され、発振部51が所定発振
周波数で発振動作を行なう際の発振周波数制御信号VR
の電圧値に対して論理反転するように設定されている。
発振周波数制御信号VRが所定電圧値に達したことを検
出することができる電圧値を閾値電圧として設定してお
き、発振周波数制御信号VRが安定した電圧値を出力す
る状態で検出信号MONを活性化する。制御部41の起
動に伴い、発振周波数制御信号VRは接地電圧VSSか
ら所定発振周波数を指示する所定電圧値まで上昇してい
くので、所定電圧値に至るまでの一定の電圧値を閾値電
圧として設定しておくことにより、確実に論理反転させ
て検出信号MONを活性化させることができる。初段の
論理反転ゲートの出力は、2段のインバータ素子INV
1、INV2により波形整形、駆動能力の確保、及び論
理の整合等を行なった上で検出信号MONとして発振部
51に出力される。
【0062】発振部51では、リングオシレータの最終
段のインバータ素子に代えてノア素子NOR1が備えら
れており、発振許可信号であるイネーブル信号ENで制
御される。イネーブル信号ENがロー論理レベルとなる
発振可能状態では、ノア素子NOR1は論理反転ゲート
として機能しリングオシレータが構成されるため、発振
部51内での発振動作が行なわれる。一方、ノア素子N
OR1の出力はPMOSトランジスタTP4を介して発
振信号OSCとして出力される。PMOSトランジスタ
TP4は検出信号MONにより制御される。検出信号M
ONは、イネーブル信号ENが活性化して制御部41が
起動し発振周波数制御信号VRが所定電圧値に達した段
階でロー論理レベルとなり、PMOSトランジスタTP
4が導通して発振信号OSCが出力される。イネーブル
信号ENの活性化と共に、発振部51内のリングオシレ
ータが構成され発振動作が開始された後、発振周波数が
所定周波数に達した時点で出力信号である発振信号OS
Cが出力されるという2段階で発振動作が行なわれる。
従って、発振信号OSCとして安定した所定発振周波数
の信号が出力される。
【0063】図5に発振動作波形を示す。イネーブル信
号ENがロー論理レベルに遷移すると、制御部41が起
動すると共に発振部51においてリングオシレータが構
成されて発振動作が開始される。制御部41の起動によ
り、発振周波数制御信号VRは接地電圧VSSから所定
電圧値にまで徐々に上昇するが、この過渡期間(図5
中、X1)においては所定電圧値より低電圧であるた
め、リングオシレータへの制御電流ICは安定状態に比
して多大となる。そのため、リングオシレータは高周波
数で発振する(ノードN1)。しかし検出信号MONは
非活性でありPMOSトランジスタTP4は非導通状態
にあるので、発振信号OSCに高周波数の発振信号が出
力されることはない。その後、検出部11により発振周
波数制御信号VRが所定電圧値に達したことが検出され
て検出信号MONが反転する。その時点でPMOSトラ
ンジスタTP4が導通して、所定発振周波数に安定して
発振しているリングオシレータの発振信号が発振信号O
SCとして出力される。
【0064】図6は第2実施形態のオシレータ回路であ
る。第1実施形態の制御部41に代えて、従来技術の第
3具体例における制御部44に備えられているスイッチ
素子S102をNMOSトランジスタTN2で置き換え
た構成の制御部42を備えている。また、第1実施形態
の発振部51におけるPMOSトランジスタTP4を外
し、イネーブル信号ENと検出信号MONとが入力され
るノア素子NOR2とインバータ素子INV3を介し
て、発振開始信号ONがノア素子NOR1に入力されて
いる。発振信号OSCはノア素子NOR1から出力され
る構成である。
【0065】検出部12は、第1実施形態の検出部11
におけるインバータ素子INV2を外した構成であり、
ローアクティブの検出信号MONを出力する構成であ
る。検出部12の初段には、検出部11の初段と同様な
論理反転ゲートが備えられている。制御部42の起動に
伴い、発振周波数制御信号VRは高い電圧レベルから所
定発振周波数を指示する所定電圧値まで下降していくの
で、所定電圧値に至るまでの所定の電圧値を閾値電圧と
して設定しておくことにより確実に論理反転させて検出
信号MONを活性化させることができる。制御部42の
構成が第1実施形態の制御部41とは反転した極性を有
して動作するので、これに合わせて検出部12のインバ
ータ素子の構成が第1実施形態の検出部11に比して1
段少ない構成となっている。
【0066】図7に発振動作波形を示す。イネーブル信
号ENがロー論理レベルに遷移すると、制御部42が起
動して発振周波数制御信号VRは電源電圧VDDからP
MOSトランジスタの閾値電圧Vthpだけ降下した高
電圧レベル(VDD−Vthp)から所定電圧値にまで
徐々に下降するが、この過渡期間(図7中、X2)にお
いては所定電圧値より高電圧であるため、リングオシレ
ータへの制御電流ICは安定状態に比して少ない。その
時の検出部初段は反転していないので、検出信号MON
はハイ論理レベルを維持しており、ノア素子NOR2を
介して発振信号OSCをローレベルに固定している。即
ち、リングオシレータにおける発振動作を停止すると共
に発振信号OSCもローレベルに固定している。その
後、検出部12により発振周波数制御信号VRが所定電
圧値に達したことが検出されて検出信号MONがロー論
理レベルに反転する。その時点でノア素子NOR2の入
力信号は共にロー論理レベルとなり出力がハイ論理レベ
ルに反転して、ノア素子NOR1を論理反転ゲートとし
て機能させリングオシレータでの発振動作を開始させ
る。この発振動作は同時に発振信号OSCからも出力さ
れる。この時点では、発振周波数制御信号VRが所定電
圧値に達しているので、発振動作は所定発振周波数に安
定して行なわれることとなり、安定した発振出力が発振
信号OSCとして出力される。
【0067】以上に説明したように、第1及び第2実施
形態によれば、検出部11、12の検出結果である検出
信号MONに応じて、発振周波数制御信号VRで設定さ
れる所望の発振周波数で発振動作を行なわせることがで
きる。発振許可信号であるイネーブル信号ENにより動
作を開始する制御部41、42からの発振周波数制御信
号VRが安定しない過渡期間(図5中、X1、図7中、
X2)においても、不安定な発振動作をすることがなく
安定した発振周波数で発振させることができる。
【0068】また、検出部11、12の初段回路におい
て、発振周波数制御信号VRの信号値を所定周波数に対
応する信号値と比較して、発振部51、52における発
振周波数を所定周波数とすることができる。
【0069】アナログ電圧値である発振周波数制御信号
VRを、所定発振周波数に対応する信号値を閾値電圧と
する、検出部11、12の初段回路の論理反転ゲートで
検出することができる。検出信号MONをディジタル信
号として取り出すことができ、後段の発振部51、52
での発振開始等の処理をディジタル信号により行なうこ
とができる。これにより小規模な回路で低消費電流動作
により高速な処理を行なうことができる。
【0070】また、発振部51のノア素子NOR1、発
振部52のノア素子NOR2が、信号合成部として機能
することにより、発振許可信号であるイネーブル信号E
Nと検出信号MONとが論理合成されて出力されるの
で、両信号が共にロー論理レベルにあることを検出した
上で、作動制御手段であるリングオシレータの最終段を
構成するノア素子NOR1を制御することができる。
【0071】図8乃至10に示す第3乃至第5実施形態
は、第2原理図(図2)に対する実施形態である。図8
の第3実施形態ではクランプ部21を示している。検出
部11又は12に入力される発振周波数制御信号VR
と、所定電圧Vとの間にNMOSトランジスタTN3が
備えられており、イネーブル信号ENで制御されてい
る。ここでは、イネーブル信号ENはローアクティブな
信号である場合を例示している。即ち、イネーブル信号
ENがロー論理レベルとなり発振可能状態にあるとき
は、NMOSトランジスタTN3は非導通となり、制御
部で生成される発振周波数制御信号VRが検出部11又
は12に入力され検出動作が行なわれる。イネーブル信
号ENがハイ論理レベルとなり発振不可状態にあるとき
は、NMOSトランジスタTN3が導通して、発振周波
数制御信号VRを所定電圧Vにクランプされる。ここで
所定電圧Vは、検出部11又は12の初段回路における
論理反転前の電圧に設定されているので、検出信号MO
Nが出力されることはない。具体的には、発振不可状態
で発振周波数制御信号VRが接地電圧VSSになる第1
実施形態に対しては、所定電圧Vを接地電圧VSSに設
定し、発振不可状態で発振周波数制御信号VRが(VD
D−Vthp)の高い電圧になる第2実施形態に対して
は、所定電圧(VDD−Vthp)又はそれ以上の電圧
に設定すればよい。
【0072】図9の第4実施形態ではクランプ部22を
示している。第3実施形態のクランプ部21に加えて、
発振不可状態において、検出部11又は12の入力端子
と発振周波数制御信号VRを出力する制御部の出力端子
とを遮断するトランスファゲートT1を備えている。ト
ランスファゲートT1のPMOSトランジスタのゲート
端子にはローアクティブのイネーブル信号ENが入力さ
れ、NMOSトランジスタのゲート端子にはイネーブル
信号ENがインバータ素子INV4で反転されて入力さ
れる。イネーブル信号ENがロー論理レベルとなり発振
可能状態にあるときは、NMOSトランジスタTN3が
非導通となると共に、トランスファゲートT1が導通し
て発振周波数制御信号VRが検出部11又は12に入力
され検出動作が行なわれる。イネーブル信号ENがハイ
論理レベルとなり発振不可状態にあるときは、NMOS
トランジスタTN3が導通すると共に、トランスファゲ
ートT1が非導通となって検出部11又は12の入力端
子が所定電圧Vにクランプされる。
【0073】図10の第5実施形態は、検出部13を示
している。検出部13は、イネーブル信号ENに応じて
活性・非活性が切り替えられる回路構成である。第1実
施形態の検出部11の初段回路にNMOSトランジスタ
TN4を付加した構成である。NMOSトランジスタT
N4は、NMOSトランジスタTN1と初段回路の出力
端子との間に接続され、ゲート端子にはイネーブル信号
ENがインバータ素子INV5で反転されて入力されて
いる。イネーブル信号ENがロー論理レベルとなり発振
可能状態にあるときは、NMOSトランジスタTN4が
導通して初段回路が活性化されるため検出動作が行なわ
れる。イネーブル信号ENがハイ論理レベルとなり発振
不可状態にあるときは、NMOSトランジスタTN4が
非導通となり、初段回路の出力端子は電源電圧VDDに
固定され検出動作は行なわれない。
【0074】尚、第5実施形態の検出部13では、検出部
11に対応する回路構成を例示したが、第2実施形態の
検出部12に対応する回路構成とすることもできる。こ
の場合には、検出部13におけるNMOSトランジスタ
TN4に代えて、PMOSトランジスタTP2と初段回
路の出力端子との間にPMOSトランジスタを挿入し、
ゲート端子にはイネーブル信号ENを入力すればよい。
イネーブル信号ENがロー論理レベルとなり発振可能状
態にあるときは、新たに接続されたPMOSトランジス
タが導通して検出動作が行なわれる。イネーブル信号E
Nがハイ論理レベルとなり発振不可状態にあるときは、
新たに接続されたPMOSトランジスタが非導通とな
り、初段回路の出力端子は接地電圧VSSに固定され検
出動作は行なわれない。
【0075】以上に説明したように、第3、第4実施形
態によれば、発振周波数制御信号VRを所定発振周波数
に対応する信号値以外の信号値に維持しておくことがで
き、検出部11又は12での検出動作を停止させること
ができ、発振出力を止めておくことができる。
【0076】また、このときの所定クランプ値は、第1
実施形態の構成の場合には接地電圧VSSとし、第2実
施形態の構成の場合には電源電圧VDD等の(VDD−
Vthp)より高い電圧レベルとしておけば、確実に検
出部11又は12での検出動作を停止させることがで
き、発振出力を止めておくことができる。
【0077】また、第5実施形態によれば、イネーブル
信号ENにより、検出部13自体の回路動作を非活性と
することができるので、発振不可状態において不要な電
流消費を低減することができる。
【0078】図11に示すオシレータ回路は、第3原理
図(図3)に対する第6実施形態のオシレータ回路であ
る。第2実施形態のオシレータ回路における検出部12
に代えて遅延部31を備えている。また、発振部53で
は、発振部52における2入力のノア素子NOR2に代
えて3入力のノア素子NOR3を備えている。ノア素子
NOR3の各入力端子には、イネーブル信号ENが直接
入力されている他、遅延部31の第1遅延部D1からの
遅延信号、及び遅延部31の第2遅延部D2からの遅延
信号が各々入力されている。
【0079】第1遅延部D1は、偶数段のインバータ素
子(図11は、4段の場合を例示。)が直列に接続され
て構成されている。第2遅延部D2は、イネーブル信号
ENがロー論理レベルに遷移した後、所定遅延時間を計
時する遅延回路を構成している。イネーブル信号ENは
インバータ素子で反転されてナンド素子NA1の各々の
入力端子に入力される。一方の入力端子には直接入力さ
れ、他方の入力端子には、インバータ素子やCR遅延素
子等で構成される遅延ユニットτを介して所定遅延時間
の遅延を受けた信号が入力される。これにより、ナンド
素子NA1の出力端子にはイネーブル信号ENの反転信
号の立ち上がりエッジに対して遅延した信号が出力され
る。この遅延信号がインバータ素子で反転されることに
より、イネーブル信号ENの反転信号の立ち上がりエッ
ジから遅延ユニットτで設定されている所定遅延時間の
パルス幅を有するハイ論理レベルのパルス信号が遅延信
号Dとして得られる。ここで、イネーブル信号ENの反
転信号の立ち上がりエッジとは、イネーブル信号ENの
ロー論理レベルへの立ち下がりエッジであり発振開始の
タイミングに対応する。
【0080】尚、イネーブル信号ENがロー論理レベル
に遷移してから遅延信号Dがハイ論理レベルにセットさ
れるまでの間には回路上の遅延時間が存在するので、発
振部53のインバータ素子INV3から出力される発振
開始信号ONにロー論理レベルのハザードが発生する可
能性がある。第1遅延部D1はこの対策として備えられ
ている。即ち、第1遅延部D1による遅延信号により、イ
ネーブル信号ENのロー論理レベルへの遷移からの回路
上の遅延時間の間に、ノア素子NOR3の少なくとも1
つの入力端子にハイ論理レベルが入力されていることと
なり、ハザードを防止することができる。
【0081】図12に発振動作開始時の動作波形を示
す。イネーブル信号ENがロー論理レベルに遷移する
と、制御部42が起動して発振周波数制御信号VRは高
電圧レベル(VDD−Vthp)から所定電圧値にまで
徐々に下降する。しかしながらこの過渡期間(図12
中、X2)は、発振周波数制御信号VRが所定電圧値よ
り高電圧であるため、リングオシレータへの制御電流I
Cは安定状態に比して少ない。そこでこの期間の発振動
作を止めておくために、遅延部31において、第1遅延
部D1の遅延時間に引き続いて第2遅延部D2によりハ
イ論理レベルの遅延信号Dを出力する。これにより、発
振部53のノア素子NOR3のうち少なくとも1つの入
力端子はハイ論理レベルに維持されることとなり、発振
開始信号ONはハイ論理レベルに維持される。そのた
め、発振部53のリングオシレータが動作することはな
い。この期間は、第2遅延部D2の遅延ユニットτで設定
される所定遅延時間の間、遅延信号Dがハイ論理レベル
に維持されることにより継続する。所定遅延時間の後、
遅延信号Dがロー論理レベルに反転すると、ノア素子N
OR3の他の入力端子に入力されている信号もロー論理
レベルであるので、発振開始信号ONがロー論理レベル
に反転して発振部53における発振動作が開始され、発
振信号OSCが出力される。所定遅延時間を発振周波数
制御信号VRが所定電圧値に達する時点以降に設定して
おけば、発振動作は安定した所定発振周波数で行なわれ
ることとなり、安定した発振出力として発振信号OSC
が出力される。
【0082】以上に説明したように、第6実施形態によ
れば、発振許可信号であるイネーブル信号ENにより動
作を開始する制御部42からの発振周波数制御信号VR
の信号値が、安定する時間を所定遅延時間として遅延部
31の第2遅延部D2に設定することができ、発振周波
数制御信号VRが安定して所定発振周波数に対応する信
号値に達した時点以後に安定した発振信号OSCを得る
ことができる。
【0083】また、ここで、第2遅延部D2における遅
延ユニットを構成するCR遅延回路等を、制御部42に
おける制御電流ICの電流系路等の抵抗成分と、PMO
SトランジスタTP1、TP3のゲート容量等の容量成
分とで構成されるCR遅延回路構成の時定数と対応させ
ておけば、発振周波数制御信号VRが安定状態に達する
までの時間と同等の時間を遅延部31により計時するこ
とができる。遅延部31として最適なタイミングで所定
遅延時間を計時することができる。
【0084】また、以上に説明した第1、第2、及び第
6実施形態によれば、発振部51乃至53からの発振信
号OSCの出力は、作動制御手段であるノア素子NOR
1によるリングオシレータの発振動作の作動・停止、又
は出力制御手段であるPMOSトランジスタTP4によ
る発振信号OSCの出力・停止のいずれの手段によって
も制御することができ、これらの2つの手段を共に使用
して制御することもできる。
【0085】また、第1実施形態の発振部51のよう
に、イネーブル信号ENがノア素子NOR1を活性化し
て発振動作を開始し、検出信号MONがPMOSトラン
ジスタTP4を活性化して発振信号OSCを出力する2
段階の構成とすれば、検出信号MONによる発振信号O
SCの出力に対して、イネーブル信号ENによるリング
オシレータの発振動作の開始を先行させておくことがで
き、発振信号OSCを出力する際に、発振部51におけ
る発振動作を安定化させルことができる。また、この2
段階構成は、第2実施形態の発振部52、第6実施形態
の発振部53にも同様に適用することができる。
【0086】以上に説明したオシレータ回路を、オシレ
ータ回路100に代えて半導体装置1000(図13)
や半導体記憶装置2000(図14)に備えることによ
り、半導体装置1000や半導体記憶装置2000は、
電圧発生回路である昇圧/負電源回路200においてオ
シレータ回路から出力される発振信号OSCに応じた電
圧を安定して発生することができる。また、リフレッシ
ュ制御回路300においてオシレータ回路から出力され
る発振信号OSCに応じて安定したリフレッシュ周期で
制御することができる。
【0087】これにより、イネーブル信号ENにより動
作を開始する制御部41、42からの発振周波数制御信
号VRが安定しない過渡期間に、不安定な発振信号OS
Cが昇圧/負電現回路200やリフレッシュ制御回路3
00に出力されることはなく、安定した回路動作をさせ
ることができる。
【0088】具体的には、不安定な高周波数の発振信号
OSCが出力されることによる、多大な消費電流やこれ
に伴う電源電圧の電圧降下による誤動作、あるいは過度
な電圧発生による半導体装置1000や半導体記憶装置
2000における信頼性上の問題等が生ずることはな
い。また、逆に不安定な低周波数の発振信号OSCが出
力されることによる、トランジスタ特性の変動やこれに
伴うノイズ耐性の悪化、あるいは半導体記憶装置200
0における記憶データの消失等が生ずることはない。こ
こで、トランジスタ特性変動やノイズ耐性の悪化とは、
MOSトランジスタにおけるバックゲートバイアス電圧
の変動等が考えられる。
【0089】尚、本発明は前記第1乃至第6実施形態に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでも
ない。例えば、本実施形態では、電流駆動型のオシレー
タ回路について例示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、図21に例示した電圧駆動型のオシレー
タ回路においても同様に適用することができる。 また、電流駆動型、電圧駆動型の何れの方式においても、
制御すべき駆動電流や駆動電圧は、高電源電圧側に備え
る構成とすることも、低電源電圧側に備える構成とする
こともできる。更に、高電源電圧側及び低電源電圧側の双
方に備える構成とすることもできる。この場合、駆動電流
や駆動電圧の挿入位置により制御部の回路構成を適宜変
更することは言うまでもない。 また、発振部における発振動作の作動・停止について
は、第1実施形態において、リングオシレータの動作制
御をイネーブル信号ENにより行い、発振信号OSCの
出力制御を検出信号MONにより行なう構成を示し、第
2及び第6実施形態については、リングオシレータの動
作制御を、イネーブル信号ENと、検出信号MONある
いは遅延信号Dとの論理合成により生成された発振開始
信号ONにより行なう場合について例示した。しかしな
がら、本発明はこれに限定されるものではなく、制御信号
と発振動作の作動・停止手段との組み合わせについては
例示された組み合わせ以外にも任意に設定することがで
きる。 また、発振周波数制御信号VRにより設定される発振周
波数は固定として説明したが、制御部における抵抗素子
を可変とする構成とすれば、抵抗値に応じて発振周波数
制御信号VRの電圧レベルを可変とすることができ、発
振周波数を可変することができる。このとき、可変抵抗
としては、抵抗素子を切り替えることのほか、ゲート端子
へのバイアスを可変とすることによりMOSトランジス
タのオン抵抗を利用することもできる。 また、発振部については、リングオシレータで構成する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、双安定マルチバイブレータや容量成分への
充放電を繰り返す方式等、発振動作を行なう回路構成で
あれば回路方式にかかわらず適用することができる。
【0090】(付記1) 発振許可信号に応じて発振動
作が可能となる発振部と、前記発振許可信号に応じて発
振周波数を制御する発振周波数制御信号を前記発振部に
向けて出力する制御部と、前記発振周波数制御信号を検
出し、検出結果に応じて前記発振部を制御する検出信号
を出力する検出部とを備えることを特徴とするオシレー
タ回路。 (付記2) 前記検出部は、入力される前記発振周波数
制御信号の信号値と、所定発振周波数に対応する信号値
とを比較する比較部を備えることを特徴とする付記1に
記載のオシレータ回路。 (付記3) 前記信号値は、アナログ電圧値であり、前
記比較部は、前記所定発振周波数に対応する信号値を閾
値電圧とする論理ゲート素子を含むことを特徴とする付
記2に記載のオシレータ回路。 (付記4) 前記検出部は、前記発振許可信号により制
御され、発振不可状態において非活性化されることを特
徴とする付記1に記載のオシレータ回路。 (付記5) 前記発振許可信号により制御され、発振不
可状態において前記発振周波数制御信号を所定クランプ
値にクランプするクランプ部を備えることを特徴とする
付記1に記載のオシレータ回路。 (付記6) 前記所定クランプ値は、前記発振部を、発
振停止状態又は発振信号の出力停止状態に制御する信号
値であることを特徴とする付記5に記載のオシレータ回
路。 (付記7) 発振許可信号に応じて発振動作が可能とな
る発振部と、前記発振許可信号に応じて発振周波数を制
御する発振周波数制御信号を前記発振部に向けて出力す
る制御部と、前記発振許可信号に対して所定遅延時間を
付加した遅延信号を、前記発振部に出力する遅延部とを
備えることを特徴とするオシレータ回路。 (付記8) 前記所定遅延時間は、前記発振許可信号に
応じて、前記発振周波数制御信号の信号値が所定発振周
波数に対応する信号値に達するまでの時間以上の時間で
あることを特徴とする付記7に記載のオシレータ回路。 (付記9) 前記遅延部は、前記発振周波数制御信号を
生成する回路構成と同等の回路構成を有することを特徴
とする付記7に記載のオシレータ回路。 (付記10) 前記発振部は、前記発振動作の作動制御
手段又は発振信号の出力制御手段のうち少なくとも何れ
か一方を備え、前記検出信号又は前記遅延信号による制
御は、前記発振許可信号による発振可能状態において前
記発振周波数制御信号が所定発振周波数を指示する場合
に、前記作動制御手段の活性化による発振動作の開始、
又は前記出力制御手段の活性化による前記発振信号の出
力のうち少なくとも何れか一方を行なうことを特徴とす
る付記1又は7に記載のオシレータ回路。 (付記11) 前記発振部は、前記発振許可信号と、前
記検出信号又は前記遅延信号との信号の合成を行なう信
号合成部を備え、前記信号合成部からの出力信号に応じ
て、前記作動制御手段又は前記出力制御手段のうち少な
くとも何れか一方の活性化を行なうことを特徴とする付
記10に記載のオシレータ回路。 (付記12) 前記発振部は、前記発振許可信号により
前記作動制御手段が活性化され、前記検出信号又は前記
遅延信号により前記出力制御手段が活性化されることを
特徴とする付記10に記載のオシレータ回路。 (付記13) 前記発振部は、駆動電源電流により発振
周波数が制御され、前記発振周波数制御信号は、前記駆
動電源電流であるか、又は、前記駆動電源電流を供給す
るための定電流源を制御する電流信号又は電圧信号であ
ることを特徴とする付記1又は7に記載のオシレータ回
路。 (付記14) 前記発振部は、駆動電源電圧により発振
周波数が制御され、前記発振周波数制御信号は、前記駆
動電源電圧であるか、又は、前記駆動電源電圧を供給す
るための定電圧源を制御する電流信号又は電圧信号であ
ることを特徴とする付記1又は7に記載のオシレータ回
路。 (付記15) 付記1又は7に記載のオシレータ回路
と、前記オシレータ回路から出力される発振信号に応じ
た電圧を発生する電圧発生回路とを備えることを特徴と
する半導体装置。 (付記16) 前記電圧発生回路は、昇圧回路であり、
前記発振信号に応じた昇圧電圧を発生することを特徴と
する付記15に記載の半導体装置。 (付記17) 前記電圧発生回路は、負電圧発生回路で
あり、前記発振信号に応じた負電圧を発生することを特
徴とする付記15に記載の半導体装置。 (付記18) 付記1又は7に記載のオシレータ回路
と、前記オシレータ回路から出力される発振信号に応じ
た電圧を発生する電圧発生回路とを備えることを特徴と
する半導体記憶装置。 (付記19) 前記電圧発生回路は、昇圧回路であり、
前記発振信号に応じた昇圧電圧を発生することを特徴と
する付記18に記載の半導体記憶装置。 (付記20) 前記電圧発生回路は、負電圧発生回路で
あり、前記発振信号に応じた負電圧を発生することを特
徴とする付記18に記載の半導体記憶装置。 (付記21) 付記1又は7に記載のオシレータ回路
と、前記オシレータ回路から出力される発振信号に応じ
てリフレッシュ周期を制御するリフレッシュ制御回路と
を備えることを特徴とする半導体記憶装置。 (付記22) 発振許可信号に応じて発振動作が可能と
なる発振部と、前記発振許可信号に応じて発振周波数を
制御する発振周波数制御信号を前記発振部に向けて出力
する制御部とを有するオシレータ回路の制御方法であっ
て、前記発振許可信号による発振可能状態において、前
記発振周波数制御信号が所定発振周波数を指示する状態
に達した時点以後の所定タイミングで、前記発振部の発
振動作の開始、又は前記発振部からの発振信号の出力の
うち少なくとも何れか一方を行なうことを特徴とするオ
シレータ回路の制御方法。 (付記23) 前記所定タイミングは、前記発振周波数
制御信号の信号値と所定発振周波数に対応する信号値と
の比較により検出されることを特徴とする付記22に記
載のオシレータ回路の制御方法。 (付記24) 前記発振許可信号による発振不可状態に
おいて、前記発振周波数制御信号の信号値と前記所定発
振周波数に対応する信号値との比較動作は、非活性化さ
れることを特徴とする付記23に記載のオシレータ回路
の制御方法。 (付記25) 前記発振許可信号による発振不可状態に
おいて、前記発振周波数制御信号は、前記所定発振周波
数を指示する状態に達せず非活性な信号値に維持される
ことを特徴とする付記23に記載のオシレータ回路の制
御方法。 (付記26) 前記所定タイミングは、前記発振許可信
号からの所定遅延時間の経過以後のタイミングとして設
定されることを特徴とする付記22に記載のオシレータ
回路の制御方法。 (付記27) 前記所定遅延時間は、前記発振許可信号
に応じて、前記発振周波数制御信号の信号値が所定発振
周波数に対応する信号値に達するまでの時間以上の時間
であることを特徴とする付記26に記載のオシレータ回
路の制御方法。 (付記28) 前記発振許可信号による発振可能状態に
おいて前記発振部の発振動作を開始し、前記所定タイミ
ングで前記発振部からの発振信号の出力を行なうことを
特徴とする付記22に記載のオシレータ回路の制御方
法。
【0091】ここで、付記3によれば、アナログ電圧値
である発振周波数制御信号を、所定発振周波数に対応す
る信号値を閾値電圧として調整した論理ゲート素子で検
出することができ、検出結果としてディジタル信号を得
ることができる。後段の処理をディジタル信号により行
なうことができ、小規模な回路で低消費電流動作により
高速な処理を行なうことができる。また、付記4によれ
ば、発振許可信号により検出部の活性・非活性を制御す
ることができるので、発振不可状態において検出部を非
活性として、不要な電流消費を低減することができる。
また、付記9によれば、制御部において発振許可信号に
応じて発振周波数制御信号を生成する回路構成と同等の
回路構成で所定遅延時間を計時する回路を構成しておけ
ば、最適なタイミングで所定遅延時間を構成することが
できる。また、付記11によれば、発振許可信号と、検
出信号又は遅延信号とが信号合成部により合成されて出
力信号として出力されるので、両信号が所定の状態にあ
ることを検出した上で、作動制御手段又は出力制御手段
を制御することができる。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、作動・停止の制御が可
能なオシレータ回路の発振開始時における発振周波数の
過渡的な不安定期間には、発振動作を停止させ又は発振
信号の出力をさせないことにより、その後に出力される
発振信号の発振周波数を安定した周波数とすることが可
能なオシレータ回路、オシレータ回路を備えた半導体装
置、及びオシレータ回路を備えた半導体記憶装置を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1原理を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2原理を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3原理を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態を示す回路図である(オシレータ
回路)。
【図5】第1実施形態の動作を示す動作波形図である。
【図6】第2実施形態を示す回路図である(オシレータ
回路)。
【図7】第2実施形態の動作を示す動作波形図である。
【図8】第3実施形態を示す回路図である(クランプ
部)。
【図9】第4実施形態を示す回路図である(クランプ
部)。
【図10】第5実施形態を示す回路図である(検出
部)。
【図11】第6実施形態を示す回路図である(オシレー
タ回路)。
【図12】第6実施形態の動作を示す動作波形図であ
る。
【図13】オシレータ回路を備える半導体装置を示す回
路ブロック図である。
【図14】オシレータ回路を備える半導体記憶装置を示
す回路ブロック図である。
【図15】従来技術のオシレータ回路を示す回路ブロッ
ク図である。
【図16】従来技術のオシレータ回路の第1具体例を示
す回路図である。
【図17】従来技術のオシレータ回路の第2具体例を示
す回路図である。
【図18】従来技術の第1及び第2具体例の動作を示す
動作波形図である。
【図19】従来技術のオシレータ回路の第3具体例を示
す回路図である。
【図20】従来技術の第3具体例の動作を示す動作波形
図である。
【図21】従来技術の電圧制御型オシレータ回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1、11、12、13 検出部 2、21、22 クランプ部 3、31 遅延部 4、41、42、43、44、45 制御部 5、51、52、53、54、55 発振部 10 オシレータ回路
(第1原理) 20 オシレータ回路
(第2原理) 30 オシレータ回路
(第3原理) 100 オシレータ回路
(従来技術) 200 昇圧/負電源回
路 300 リフレッシュ制
御回路 400、410 内部回路 500 メモリセル 1000 半導体装置 2000 半導体記憶装置 D1 第1遅延部 D2 第2遅延部 D 遅延信号 EN イネーブル信号 MON 検出信号 OSC 発振信号 ON 発振開始信号 VR 発振周波数制御
信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 悟 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 5J043 AA26 EE01 LL01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振許可信号に応じて発振動作が可能と
    なる発振部と、前記発振許可信号に応じて発振周波数を
    制御する発振周波数制御信号を前記発振部に向けて出力
    する制御部と、前記発振周波数制御信号を検出し、検出
    結果に応じて前記発振部を制御する検出信号を出力する
    検出部とを備えることを特徴とするオシレータ回路。
  2. 【請求項2】 前記検出部は、入力される前記発振周波
    数制御信号の信号値と、所定発振周波数に対応する信号
    値とを比較する比較部を備えることを特徴とする請求項
    1に記載のオシレータ回路。
  3. 【請求項3】 前記発振許可信号により制御され、発振
    不可状態において前記発振周波数制御信号を所定クラン
    プ値にクランプするクランプ部を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のオシレータ回路。
  4. 【請求項4】 発振許可信号に応じて発振動作が可能と
    なる発振部と、前記発振許可信号に応じて発振周波数を
    制御する発振周波数制御信号を前記発振部に向けて出力
    する制御部と、前記発振許可信号に対して所定遅延時間
    を付加した遅延信号を、前記発振部に出力する遅延部と
    を備えることを特徴とするオシレータ回路。
  5. 【請求項5】 前記所定遅延時間は、前記発振許可信号
    に応じて、前記発振周波数制御信号の信号値が所定発振
    周波数に対応する信号値に達するまでの時間以上の時間
    であることを特徴とする請求項4に記載のオシレータ回
    路。
  6. 【請求項6】 前記発振部は、前記発振動作の作動制御
    手段又は発振信号の出力制御手段のうち少なくとも何れ
    か一方を備え、 前記検出信号又は前記遅延信号による制御は、前記発振
    許可信号による発振可能状態において前記発振周波数制
    御信号が所定発振周波数を指示する場合に、前記作動制
    御手段の活性化による発振動作の開始、又は前記出力制
    御手段の活性化による前記発振信号の出力のうち少なく
    とも何れか一方を行なうことを特徴とする請求項1又は
    4に記載のオシレータ回路。
  7. 【請求項7】 前記発振部は、 前記発振許可信号により前記作動制御手段が活性化さ
    れ、 前記検出信号又は前記遅延信号により前記出力制御手段
    が活性化されることを特徴とする請求項6に記載のオシ
    レータ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1又は4に記載のオシレータ回路
    と、前記オシレータ回路から出力される発振信号に応じ
    た電圧を発生する電圧発生回路とを備えることを特徴と
    する半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は4に記載のオシレータ回路
    と、前記オシレータ回路から出力される発振信号に応じ
    た電圧を発生する電圧発生回路とを備えることを特徴と
    する半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は4に記載のオシレータ回
    路と、前記オシレータ回路から出力される発振信号に応
    じてリフレッシュ周期を制御するリフレッシュ制御回路
    とを備えることを特徴とする半導体記憶装置。
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