JPH114576A - 半導体基板用のチャージポンプ - Google Patents

半導体基板用のチャージポンプ

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JPH114576A
JPH114576A JP9236403A JP23640397A JPH114576A JP H114576 A JPH114576 A JP H114576A JP 9236403 A JP9236403 A JP 9236403A JP 23640397 A JP23640397 A JP 23640397A JP H114576 A JPH114576 A JP H114576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOS集積回路の基板(サブストレート)
に負のバイアスを与えるチャージポンプを提供する。 【解決手段】 低電圧電流源は可変周波数発振器に給電
する低電圧信号を生成する。低電圧信号は基板のバイア
スが負になるまでは僅かに高い電圧である。発振器は、
チャージポンプを必要としない時には低電力消費のため
に低周波数で動作し、チャージポンピングが実際に必要
であるか、またはを最も必要とするらしい時には高周波
数で動作する。発振器は、チャージポンプシステムの総
合動作を制御するタイミング信号発生器を制御してタイ
ミング信号を生成させる。コンパレータは、基板電圧を
正の値に変換する電圧変換回路の出力と参照電圧とを比
較し、基板電圧が所望レベルより正であればポンプ作動
信号をポンプ信号発生器へ送り、チャージポンプを動作
させるのに必要な信号を生成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路に関し、よ
り詳しく述べれば相補形金属酸化膜半導体(CMOS)
内に負の基板(サブストレート)バイアスを発生するた
めのチャージポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタは、ダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)のような電子回路に
広く使用されている。NMOSトランジスタでは、N型
ソース領域が、P型チャネル領域によってN型ドレイン
領域から分離されている。これら3つの全ての領域はP
型半導体基板内に形成されている。ソース領域とドレイ
ン領域との間のチャネル領域内に集まる電子は、チャネ
ル領域上に配置されているゲート電極に正電圧を印加す
ることによって、ドレイン領域からソース領域へ流れる
ことができる。PMOSトランジスタは、これらの領域
の導電型が反転していること、及びソース領域からドレ
イン領域へ電流が流れることができるようにするために
は負のゲート電圧を必要とすることを除いて、同一の構
造を有している。
【0003】NMOSトランジスタは、NMOS(また
は、CMOS回路内のNMOSトランジスタ)のP型基
板を回路接地に対して負に駆動する、換言すれば負の基
板バイアスが存在すると、より良好に動作することが分
かっている。このような負の基板バイアスは、回路の総
合的な性能にとって多くの長所を提供する。より詳しく
述べれば、負の基板バイアスは、NMOSトランジスタ
のソース・ドレイン容量を減少させ、ラッチアップの可
能性を低下させ、ノードが接地以下に駆動された時のP
Nダイオード注入を減少させ、実効ボディ効果を減少さ
せるが、これらは全てCMOS回路には望ましいもので
ある。負の基板バイアスを作るために、典型的には、チ
ャージポンプ回路が使用される。しかしながら、一旦負
の基板バイアスが達成されても、それは恒久的に持続す
るものではない。例えば、比較的高いドレイン・ソース
電圧でNMOSトランジスタが導通すると、ソース領域
からドレイン領域へ走行する電子の若干が十分なエネル
ギでチャネル領域内の原子と衝突し、電子/正孔対を形
成させる。生成された電子は正のゲート電圧によってチ
ャネルの表面に引きつけられ、一方電子は正のドレイン
電圧によってドレインに引きつけられるので、電子はソ
ースからドレインへの電子の通常の流れに単純に追加さ
れる。これに対して、正に帯電した正孔は正に帯電した
ゲートによって反撥され、チャネル領域から遠去けられ
て基板内へ進む。過剰正孔によって発生した基板電流が
基板をより正に帯電させるので、負の基板バイアスに反
作用するようになる。DRAMにおいては、メモリが読
み出されるか、または書き込まれる時に、多くのトラン
ジスタがオン及びオフにスイッチするので、かなりな量
の基板電流が生成される。基板電流のこの成分は、回路
全体の逆バイアスされた全P−Nダイオードのバックグ
ラウンド(即ち、スタンバイ)漏洩電流より大きい大き
さになり得る。従って、チャージポンプは、スタンバイ
中の低基板電流、及び高活動状態中の高基板電流を除去
して負の基板バイアスを維持しなければならない。
【0004】図1は、正の電源電圧(VCC)とキャパシ
タンスC1の第1の端子6との間に結合されている第1
のスイッチ4を含むチャージポンプ2の概念図である。
第2のスイッチ8が、接地電位(VSS)とキャパシタン
スC1の第2の端子10との間に結合されている。第3
のスイッチ12が(VSS)とキャパシタンスC1の端子
6との間に結合され、第4のスイッチ14が基板(電圧
(VBB)によって表されている)とキャパシタンスC1
の端子10との間に結合されている。動作を説明する
と、スイッチ4及び8が共に閉じる(導電状態になる)
と、キャパシタンスC1は(VCC)と(VSS)との差に
等しい電圧まで充電される。図1では(V CC)=5ボル
ト、(VSS)=0ボルトであるから、キャパシタンスC
1は、ノード6がノード10よりも5ボルト正に充電さ
れる。次いで、スイッチ4及び8が開き、スイッチ12
及び14が共に閉じる。これによりキャパシタンスC1
の正端子6が接地電位に結合されるので、キャパシタン
スC1の負端子10はスイッチ14を通してVBBを負の
5ボルトに駆動しようとする。次いで、スイッチ12及
び14が開き、このシーケンス自体が繰り返される。典
型的には発振器(図示してない)がこの繰り返しスイッ
チングシーケンスを制御し、検出器(図示してない)が
基板電圧を監視してポンピング動作を制御し、基板を適
切な負の電圧レベルに維持する。
【0005】以下の詳述するように、公知のチャージポ
ンプは、かなりな量の電力を消費し(さらなるポンピン
グが要求されない場合であっても、1ミリワットまたは
それ以上である場合が多い)、それらが動作する際に正
の基板電流を追加するためにそれら自体に悪影響を及ぼ
すことが多く、そして一般的には動作は非効率的であ
る。
【0006】
【発明の概要】本発明は、極めて僅かな電力しか消費し
ない(例示の実施例では、付加的なポンピングを必要と
しない場合には、約 50 マイクロワットまたはそれ以
下) チャージポンプを目指している。本発明によるチャ
ージポンプは、それが動作する際に基板電流を追加する
ことがなく、公知のチャージポンプよりも効率的に動作
する。本発明の一実施例においては、集積回路上の低電
圧レギュレータが可変周波数発振器に給電するための集
積回路上の低電圧源となり、発振器のノードは接地と、
例えば約 1.5ボルトの安定化低電圧源との間で振動す
る。低電圧レギュレータは、ある負の基板バイアスが達
成され、発振器の動作を適切に始動させるようになるま
で、僅かに高い電圧を供給する。低電圧源は、公知の発
振器に比して、この発振器の電力消費を劇的に減少させ
る。発振器は、チャージポンプが必要ではない場合(即
ち、基板電圧が所望の負バイアス電圧レベルにあるか、
またはそれ以下であり、回路がスタンバイ状態にある場
合)には低電力消費のために低周波数で動作し、チャー
ジポンプが必要であるか、または必要であるらしい場合
には遙かに高い周波数で動作する。例えば、基板電圧が
所望の負のバイアス電圧レベルよりも正である場合には
チャージポンプが必要であろうし、また集積回路が典型
的に高基板電流を生成するモードで動作している場合に
はチャージポンプが必要であり得る。可変周波数発振器
は、チャージポンプの総合動作を制御するために使用さ
れるタイミング信号を生成するタイミング信号発生器を
制御する。
【0007】電圧変換回路は、負の基板電圧を正の電圧
信号(例えば、0乃至+5ボルト)に変換する。これに
より、動作に際して(基板電流を追加することなく)普
通のコンパレータを使用して(変換された)基板電圧を
正の参照電圧と比較することが可能になる。基板が所望
のレベルよりも正であると、コンパレータはポンプ作動
信号を生成してポンプ信号発生器へ供給し、チャージポ
ンプをターンオンさせる。一実施例では、チャージポン
プ自体は図1のスイッチ14のスイッチング機能を遂行
させるためにNMOSトランジスタを使用している。こ
のNMOSトランジスタは、導通している時にしきい値
電圧が失われないように、またスイッチ12によってキ
ャパシタC1のノード6が「低」に駆動される時に基板
内にP−Nダイオード注入が生じないように構成されて
いる。同様に、他の全てのスイッチ4、8、及び14
は、しきい値電圧降下を呈さない。例示実施例において
は、本発明の1段ポンプは、+5.0 ボルトの電源で動作
させた時(レギュレータは動作不能にされている)に、
基板を−4.9 ボルトまでポンプすることができる。
【0008】本発明のチャージポンプ回路の本質及び長
所は、以下の添付図面に基づく説明からより明白になる
であろう。
【0009】
【実施例】概要 図2は、本発明による基板チャージポンピングシステム
20の実施例のブロック線図である。低電圧発生器24
は、バス32を通して低めにした電位源(電力節約のた
め)を供給し、可変(例えば、2周波数)周波数発振器
28及びタイミング信号発生器34に給電する。可変周
波数発振器28は、バス36を通して高または低周波数
の振動信号をタイミング信号発生器34に供給する。高
周波数は高速ポンピング用であり、低周波数は低めの電
力用である。それに応答してタイミング信号発生器34
は、回路の残余の部分の動作を制御するタイミング信号
を供給する。即ち、発生器34は、バス48を通して論
理電圧レベル変換器40、コンパレータ56、及び基板
電圧変換器44へタイミング信号を供給する。
【0010】論理電圧レベル変換器40は、発振器28
及びタイミング信号発生器34が発生した例えば0乃至
+1.5 ボルトの低電圧信号を、例えば0乃至+5ボルト
の高めの電圧信号に変換する。高めの電圧信号はバス5
0を通してコンパレータ56に供給される。基板電圧変
換器44は、基板電圧を接地より下のレベルから接地よ
り上のレベルに変換し、バス58を通してコンパレータ
56に供給する。コンパレータ56は、バス58上の変
換された電圧とバス60上の参照電圧とを比較し、必要
な時にバス68を通してポンプ作動信号をポンプ信号発
生器64に供給する。コンパレータ56は、SPUMP 信号
ライン70及び NSPUMP 信号ライン72上に相補的な S
PUMP/NSPUMP (低速ポンプ/非低速ポンプ=低周波数/
非低周波数)信号をも発生して発振器28へ供給する。
SPUMP 及び NSPUMP 信号は、発振器の周波数を制御する
ために使用される。ポンプ信号発生器64はバス76上
に、チャージポンプ80の動作を制御するためのタイミ
ング信号を生成する。チャージポンプ80は、ダイオー
ド接続されたトランジスタ内に望ましくないしきい値降
下を呈さない特別な回路を使用する。
【0011】発振器 図3は、2(デュアル)周波数自走発振器28の特定実
施例のブロック線図である。発振器28は、インバータ
の形状の奇数の発振器段84A−Eからなる。各発振器
段の出力端子は次の発振器段の入力端子に接続され、発
振器段84Eの出力端子は発振器段84Aの入力端子に
接続されてリング発振器を形成している。リング発振器
は、リング内の各ノードが論理「1」及び論理「0」を
交互するにつれて、自走発振信号を生成する。各発振器
段84A−Eは、源24から電力を受けるためにバス3
2に接続されている(図示してない)。図4は、発振器
段84A−Eとして使用するのに適した公知の発振器段
の回路図である。この発振器段は、PMOSトランジス
タ88と、それに結合されているNMOSトランジスタ
92からなっている。トランジスタ88のソース端子9
4はVCCに接続され、ドレイン端子96は出力ノード9
8に接続され、そしてゲート端子は入力ノード104に
接続されている。ノード104は前段の出力ノードから
(即ち、もしこの段が84Cであれば、段84Bから)
信号を受ける。NMOSトランジスタ92は、ドレイン
端子106が出力ノード98に接続され、ソース端子1
08がVSSに接続され、そしてゲート端子110が入力
ノードに接続されている。
【0012】以下にVCCを+5ボルトとし、VSSを接地
(0ボルト)としてこの段の動作を説明する。PMOS
トランジスタ88が、そのソース電圧より約 0.7ボルト
低いしきい値電圧|Vtp|を有し、NMOSトランジス
タ92が、そのソース電圧より約 0.8ボルト高いしきい
値電圧Vtnを有しているものとする。入力ノード104
が0ボルトにセットされている場合には、PMOSトラ
ンジスタ88はオンであり、NMOSトランジスタ92
はオフであって出力ノード98は+5ボルトになる。入
力ノード104の電位が+0.8 ボルト以上に上昇する
と、NMOSトランジスタ98がターンオンする。入力
ノード104の電位が+4.3 ボルトに達するか、または
超えると、PMOSトランジスタ88がターンオフす
る。その後はNMOSトランジスタ92だけが導通し、
出力ノード98は0ボルトになる。入力ノード104の
電圧が+5ボルトから0ボルトにスウィングすると反転
が発生する。
【0013】この段に伴う問題は、入力ノード104が
+0.8 ボルトと+4.3 ボルトとの間にある時に、PMO
Sトランジスタ88及びNMOSトランジスタ92が同
時に導通し、かなりな量の電流(多分 100マイクロアン
ペア程度)を引込むことである。本発明によれば、低電
圧発生器24がバス32上に低電圧信号を供給し、発振
器28に給電する。この低電圧は、しきい値電圧Vtn
びVtpの絶対値の合計に等しい。上述したVtp及びVtn
を使用すると、PMOSトランジスタ88のソース端子
94は、本発明によれば+5ボルトに結合されるのでは
なく、+1.5 ボルト電位に結合される。従って、入力ノ
ード104が0ボルトである時には、PMOSトランジ
スタ88が導通し、NMOSトランジスタ92がオフに
なって出力ノード98は+1.5 ボルトになる。入力ノー
ド104の電位が+1.5 ボルトまで上昇し続けると、N
MOSトランジスタ98だけが導通する。入力ノード1
04の電圧が0と+1.5 ボルトとの間でスウィングして
も、PMOSトランジスタ88及びNMOSトランジス
タ92は同時に導通することはないので、公知のインバ
ータ段の過大な電力消費は排除されるようになる。更
に、これらのトランジスタを低電圧で動作させること
は、ゲートを充電及び放電させる電荷はより少なくてよ
いから、電力消費が更に減少することを意味している。
タイミング信号発生器34の論理も、電力を節約するた
めに低電圧で動作する。
【0014】低電圧発生器 図5は、低電圧発生器24の特定の実施例の回路図であ
る。極めて狭く、そして極めて長いチャネルの、従って
弱いPMOSトランジスタ100のソース端子102は
(VCC)に接続され、ドレイン端子104はノード10
8に接続され、そしてゲート端子112は(VSS)に接
続されている。中程度の広さの、短いチャネルのNMO
Sトランジスタ114のゲート端子118及びドレイン
端子122は一緒にノード108に接続され、ソース端
子126はノード130に接続されている。別の同じよ
うなNMOSトランジスタ134のゲート端子138及
びドレイン端子142は一緒にノード130に接続さ
れ、ソース端子144はノード148に接続されてい
る。中程度の広さの、短いチャネルのPMOSトランジ
スタ152のソース端子164はノード148とそのN
ウェル(線168によって略示してある)とに接続され
ている。PMOSトランジスタ152のゲート端子15
4及びドレイン端子158はノード162に接続され、
ノード162自体は(VSS)に接続されている。
【0015】動作を説明する。トランジスタ100、1
14、134、及び152は分圧器を形成している。ト
ランジスタ100は、ダイオード接続されたトランジス
タ114、134、及び152を通して極めて小さい電
流を供給し、各トランジスタはそのトランジスタのしき
い値電圧より僅かに高い電圧でこの小さい電流を支え
る。従って、ノード162の電圧は0ボルト、ノード1
48の電圧は|Vtp|ボルト、ノード130の電圧は|
tp|+Vtnボルト、そしてノード108の電圧は|V
tp|+Vtn+Vtnボルトになる。幅が広く、短いチャネ
ルのNMOSトランジスタ170のゲート端子174は
ノード108に接続され、ドレイン端子178は
(VCC)に接続され、ソース端子180はバス32に接
続されている。トランジスタ170はソースフォロアと
して接続されているので、バス32上の電圧はノード1
08上の電圧より1NMOSしきい値電圧分だけ低くな
る。即ち、上述した値の場合には、バス32上の電圧は
|Vtp|+(Vtn)、即ち+1.5 ボルトになる。
【0016】好ましい実施例では、発振器28に給電す
るために低電圧信号を使用しているから、もし例えばN
MOSトランジスタ92が負のしきい値電圧を有するデ
プレッションモードであれば、発振器28は誤動作する
可能性がある。これは、負の基板電圧が欠如する場合、
即ち、ポンプが負の基板バイアスを確立する前にのみ発
生し得るものである。従って、発振器28の適切な動作
を保証するために、図6に示す低電圧発生器24の代替
実施例を使用することができる。図6に示す回路と、図
5に示す回路との唯一の相違点は、ノード162と(V
SS)との間に、付加的な中程度に広く、短いチャネルの
PMOSトランジスタ200が挿入されていることであ
る。図6に示すように、PMOSトランジスタ200の
ゲート端子204は基板(基板電圧(VBB)によって表
されている)に接続され、ソース端子208はノード1
62とそのNウェル(線212によって表されている)
とに接続され、そしてドレイン216は(VSS)に接続
されている。
【0017】基板が負にバイアスされる前にPMOSト
ランジスタ200のゲートは0ボルトに等しくなり、ト
ランジスタ200を流れる電流がノード162をVSS
り1PMOSしきい値分高くする。ノード108の電圧
は|Vtp|+|Vtp|+(V tn)+(Vtn)になり、バ
ス32上に|Vtp|+|Vtp|+(Vtn)の電圧を発生
させる。この高めの電圧は、たとえNMOSトランジス
タが僅かに負のしきい値電圧を有しているとしても、各
発振器段の適切な動作を保証するのに十分である。チャ
ージポンプがポンピングを開始し、負の基板バイアスが
確立されると、バス32上のこの高めの電圧は最早必要
でなくなる。VBBが負になると、ソースフォロアPMO
Sトランジスタ200はノード162を(VSS)に引下
げる。これにより、ノード108には|Vtp|+
(Vtn)+(Vtn)が、そしてバス32上には低い|V
tp|+(Vtn)電圧が発生し、初期始動後の電力消費は
最小になる。
【0018】2(デュアル)周波数発振器 公知のシステムではチャージポンピングは、2つの分離
したチャージポンプを使用して達成されることが多い。
低基板電流期間中には低電力消費の小さめのチャージポ
ンプが作動させられ、高基板電流期間中には小さめのチ
ャージポンプと大きめのチャージポンプの両方が作動さ
せられる。例えばDRAMを使用する場合、メモリがス
タンバイモードにある時には小さめのチャージポンプが
使用され、メモリが活動サイクル(即ち、読み出しまた
は書き込み)にある時には何時でも両ポンプが使用され
る。本発明は、2つの分離した発振器回路を使用する代
わりに単一のチャージポンプを使用し、基板内へのポン
プ電流及びポンプが消費する電流の両方を、発振器28
の周波数を変化させることによって制御できるようにし
ている。
【0019】スタンバイ中、発振器28は比較的低い周
波数(例えば、≒200 kHz)の発振器信号(図7参
照)を生成するので、システム内の全ての構成要素が消
費する電力は低い。サイクル当たり1回(例えば図示し
てあるように、各サイクルの先縁において)、基板電圧
が参照電圧と比較される。基板電圧が所望の基板バイア
ス電圧に等しいか、それより低い限り、発振器28はこ
の低周波数で動作し続ける。電圧比較によって、ポンピ
ングが必要であると決定された時(即ち、基板電圧が所
望の負の基板バイアス電圧よりも正になった時)には、
以下に説明するように SPUMPライン70及び NSPUMP ラ
イン72上の信号を介して、発振器28は高めの周波数
(例えば、≒20MHz)に切り替わる。更に、コンパレ
ータ56がバス68上に単一のポンプ作動用正パルスを
生成するので、チャージポンプ80は図1に関して説明
したように単一のポンピングサイクルを実行することが
できる。各発振器信号の先縁において引き続き比較機能
が遂行され、ポンピングが必要であることをコンパレー
タ56が決定する度に対応するポンプ作動信号が生成さ
れる。コンパレータ56がポンピングは最早必要ではな
いことを決定した場合には、コンパレータ56は SPUMP
ライン70及び NSPUMP ライン72上に適切な信号を生
成し、発振器28を低周波数、低電力モードに復帰させ
る。この実施例では、ポンピングが実際に必要であろう
と、なかろうと、関連回路が典型的に高基板電流を流す
ようなモードで動作していれば(例えば、DRAMが活
動サイクルにある時には)発振器28は高めの周波数で
動作する。以上のように、ポンピングは必要に応じて発
生し、発振器28の高周波数モードは、チャージポンプ
80が高い基板電流状態を受入れることを可能にする。
【0020】発振器28の2周波数動作は、図4に示す
基本発振器構造に、図8に示すようにトランジスタ21
0、214、218、及び222を追加することによっ
て達成される。各トランジスタ210及び214は中程
度に狭く、短いチャネルのPMOSトランジスタであ
り、218及び222はNMOSトランジスタである。
PMOSトランジスタ210のソース端子228はPM
OSトランジスタ88(この実施例では、極めて狭く、
長いチャネルのトランジスタである)のソース端子94
に接続され、ゲート端子230は SPUMP(低速ポンプ)
ライン70に接続され、そしてドレイン端子232はノ
ード234に接続されている。PMOSトランジスタ2
14のソース端子236はノード234に接続され、ゲ
ート端子240はPMOSトランジスタ88のゲート端
子102に接続され、そしてドレイン端子244はノー
ド106に接続されている。NMOSトランジスタ21
8のドレイン端子250はノード106に接続され、ゲ
ート端子254はNMOSトランジスタ92(この実施
例では、極めて狭く、長いチャネルのトランジスタであ
る)のゲート端子110に接続され、そしてソース端子
258はノード260に接続されている。最後にNMO
Sトランジスタ222のドレイン端子264はノード2
60に接続され、ゲート端子268は NSPUMP (非低速
ポンプ)ライン72に接続され、そしてソース端子27
2は(VSS)に接続されている。
【0021】ライン70及び72上の信号は相補的な信
号であり、トランジスタ210及び222を同時にオン
にするか、または同時にオフにするように発生する。発
振器28は、トランジスタ210及び222がオフであ
る時にはトランジスタ88及び92の極めて高い抵抗に
よって決定される低めの周波数で動作し、そしてトラン
ジスタ210及び222がオンである時にはトランジス
タ88、92、214、218、210、及び222の
遙かに低い組合わせ抵抗によって決定される遙かに高い
周波数で動作する。高周波数動作は、比較的広く、短い
チャネル(低抵抗)のトランスコンダクタンストランジ
スタ214及び218が大きい電流を供給し、比較的狭
く、極めて長いチャネル(高抵抗)のトランスコンダク
タンストランジスタ88及び92よりも遙かに高速でノ
ード106を「高」及び「低」に引張るために発生する
のである。高周波数は多分 20 MHzであり、低周波数
は多分 200kHzである。
【0022】図8を参照して上述したように、発振器2
8は始めは低周波数モードで動作する。基板電圧が所望
の負のバイアス電圧レベルよりも高いことをコンパレー
タ56が検出すると、SPUMP ライン70及び NSPUMP ラ
イン72に信号が供給されてトランジスタ210及び2
22をターンオンさせる。これにより発振器信号は図7
の波形の中央部分に示してあるように(スケールは異な
る)遙かに高い周波数で発生し、低周波数モードから高
周波数モードへの移行は滑らかに行われる。ポンピング
が必要ではなく、また関連回路が典型的に高基板電流を
流すモードで動作していない場合には、SPUMP ライン7
0及び NSPUMP ライン72に信号が供給されてトランジ
スタ210及び222をターンオフさせる。発振器28
はその低周波数モードに復帰し、この場合もモード間の
移行は滑らかに行われる。
【0023】タイミング信号発生器 図9は、タイミング信号発生器34の構造を示す回路図
であり、それが2周波数発振器28にどのように接続さ
れているかをも示している。電力を節約するために、図
9に示す回路の全ては低電圧発生器24から供給される
低めの電源電圧で動作することが好ましい。タイミング
信号発生器34はインバータ300を含み、インバータ
300の入力端子は発振器28内のインバータ84Aの
出力端子に接続され、インバータ300の出力端子はイ
ンバータ304の入力端子に接続されている。インバー
タ304の出力端子は、2入力NANDゲート308の
一方の入力端子に接続されている。NANDゲート30
8の他方の入力端子はインバータ312の出力端子に接
続されており、インバータ312の入力端子は発振器2
8内のインバータ84Cの出力端子に接続されている。
【0024】同様に、インバータ316の入力端子はイ
ンバータ84Bの出力端子に接続され、出力端子はイン
バータ320の入力端子に接続されている。インバータ
320の出力端子は、2入力NANDゲート324の一
方の入力端子に接続されている。NANDゲート324
の他方の入力端子はインバータ328の出力端子に接続
されており、インバータ328の入力端子は発振器28
内のインバータ84Dの出力端子に接続されている。N
ANDゲート308の出力は、インバータ332の入力
端子と、2入力NANDゲート310の一方の入力端子
と、2入力NANDゲート356の一方の入力端子とに
接続されている。インバータ332の出力端子はインバ
ータ336の入力端子に接続され、インバータ336の
出力端子はインバータ340の入力端子に接続されてい
る。インバータ340の出力端子はインバータ344の
入力端子に接続され、インバータ344の出力端子はイ
ンバータ348の入力端子に接続されている。インバー
タ348の出力端子はインバータ352の入力端子に接
続され、インバータ352の出力端子はNANDゲート
356の他方の入力端子と、“X”信号ライン354と
に接続されている。
【0025】NANDゲート356の出力端子はインバ
ータ360の入力端子に接続され、インバータ360の
出力端子はインバータ364の入力端子に接続されてい
る。インバータ364の出力端子は“Y”信号ライン3
68に接続されている。NANDゲート310の出力端
子は、2入力NANDゲート370の一方の入力端子
と、インバータ374の入力端子とに接続されている。
NANDゲート370の他方の入力端子はNANDゲー
ト324の出力端子に接続されている。インバータ37
4の出力端子はインバータ378の入力端子に接続さ
れ、インバータ378の出力端子は“Z”信号ライン3
82に接続されている。NANDゲート370の出力端
子は、NANDゲート310の他方の入力端子と、イン
バータ390の入力端子とに接続されている。インバー
タ390の出力端子はインバータ394の入力端子に接
続され、インバータ394の出力端子は“W”信号ライ
ン398に接続されている。“X”信号ライン354、
“Y”信号ライン368、“Z”信号ライン382、及
び“W”信号ライン398は一緒になってバス48(図
2)を構成している。
【0026】図10は、“X”信号ライン354、
“Y”信号ライン368、“Z”信号ライン382、及
び“W”信号ライン398上のそれぞれの信号のシーケ
ンスを示すタイミング図である。要約すれば、“X”信
号ライン354及び“Y”信号ライン368上の信号は
相補的であるが、“Y”信号ライン368上の信号が
「低」になる前に“X”信号ライン354上の信号が
「高」になる、及びその逆になるようなタイミングであ
る。“Z”信号ライン382上の信号及び“W”信号ラ
イン398上の信号についても同じことが言える。即
ち、これらのライン上の各信号は、「高」部分(+1.5
ボルト)と「低」部分(0ボルト)とを有し、信号の
「低」部分は相互に排他的である。
【0027】論理電圧レベル変換器 図13は、論理電圧レベル変換器40の特定実施例の回
路図である。タイミング信号発生器34からの“X”信
号ライン354、“Y”信号ライン368、“W”信号
ライン398、及び“Z”信号ライン382が接続され
ている。論理電圧レベル変換器は論理入力信号“X”、
“Y”、“W”、及び“Z”を受ける。「低」論理レベ
ルはVSS(0ボルト)であり、「高」論理レベルは約
1.5ボルトである。その目的はVSSとVCCとの間でスイ
ッチする出力信号を供給することである。キャパシタと
して機能するNMOSトランジスタ450のソース及び
ドレインの両端子は“X”信号ライン354に接続さ
れ、ゲート端子461はノード488に接続されてい
る。これもキャパシタとして機能するNMOSトランジ
スタ452のソース及びドレインの両端子は“Y”信号
ライン368に接続され、ゲート端子463はノード4
90に接続されている。これもキャパシタとして機能す
るNMOSトランジスタ454のソース及びドレインの
両端子は“W”信号ライン398に接続され、ゲート端
子はノード650に接続されている。これもキャパシタ
として機能するNMOSトランジスタ456のソース及
びドレインの両端子は“Z”信号ライン382に接続さ
れ、ゲート端子560はノード652に接続されてい
る。PMOSトランジスタ460のソース端子464は
(VCC)に接続され、ドレイン端子468はキャパシタ
450の別の端子461に接続され、そしてゲート端子
472はノード490に接続されている。PMOSトラ
ンジスタ476のソース端子480は(VCC)に接続さ
れ、ドレイン端子484はノード490に接続され、そ
してゲート端子482はノード488に接続されてい
る。NMOSトランジスタ500のドレイン端子504
は(VCC)に接続され、ソース端子508はノード48
8に接続され、そしてゲート端子512には(VCC−|
tp|)ボルト信号が印加されている。同様に、NMO
Sトランジスタ520のドレイン端子524は(VCC
に接続され、ソース端子528はノード490に接続さ
れ、そしてゲート端子532には(VCC−|Vtp|)ボ
ルト信号が印加されている。
【0028】PMOSトランジスタ550のソース端子
554は(VCC)に接続され、ゲート端子558はノー
ド652に接続され、そしてドレイン端子564はノー
ド650に接続されている。PMOSトランジスタ57
2のソース端子574は(V CC)に接続され、ドレイン
端子576はノード652に接続され、そしてゲート端
子580はノード650に接続されている。NMOSト
ランジスタ600のドレイン端子604は(VCC)に接
続され、ソース端子608はノード650に接続され、
そしてゲート端子612には(VCC−|Vtp|)ボルト
信号が印加されている。NMOSトランジスタ630の
ドレイン端子634は(VCC)に接続され、ソース端子
638はノード652に接続され、そしてゲート端子6
42には(VCC−|Vtp|)ボルト信号が印加されてい
る。
【0029】PMOSトランジスタ660のソース端子
664は(VCC)に接続され、ドレイン端子668はノ
ード672に接続され、そしてゲート端子676はノー
ド488に接続されている。NMOSトランジスタ68
0のドレイン端子684はノード672に接続され、ソ
ース端子688は(VSS)に接続され、そしてゲート端
子692は“X”信号ライン354に接続されている。
ノード672はインバータ700の入力端子に結合さ
れ、インバータ700の出力端子はインバータ704の
入力端子に接続されている。インバータ704の出力端
子は、基板電圧変換器44へ信号を供給するライン70
6に接続されている。同様に、PMOSトランジスタ7
10のソース端子714は(VCC)に接続され、ドレイ
ン端子718はノード720に接続され、そしてゲート
端子724はノード490に接続されている。NMOS
トランジスタ730のドレイン端子734はノード72
0に接続され、ソース端子738は(VSS)に接続さ
れ、そしてゲート端子742は“Y”信号ライン368
に接続されている。ノード720はインバータ750の
入力端子に接続され、インバータ750の出力端子はイ
ンバータ754の入力端子に接続されている。インバー
タ754の出力端子は、基板電圧変換器44へ信号を供
給するライン760に接続されている。ライン650、
706、及び760は一緒になってバス50(図2)を
構成している。
【0030】図13の左側に示す論理電圧レベル変換器
40の部分の機能は、信号ライン354上の低電圧信号
“X”及び信号ライン368上の低電圧信号“Y”か
ら、V SSからVCCへ移行する信号をノード706及び7
60上に生成することである。論理電圧レベル変換器4
0の残余の部分の機能は、低電圧信号“W”及び“Z”
から、VCC−1.5 ボルトとVCCとの間を移行する信号を
ノード650上に生成することである。図13の回路の
左及び右の両部分は同じように動作する。信号ライン3
54上のノード“X”及び信号ライン368上のノード
“Y”はVSS(0ボルト)と 1.5ボルトとの間を移行
し、互いに概ね相補的である。即ち、一方が「低」であ
る時には、他方は「高」であり、その逆も真である。し
かしながら、図9に詳細に示されている図2のタイミン
グ信号発生器34の出力は、図10に示すように、ノー
ド“Y”が「低」へ移行する前にノード“X”が「高」
へ移行し、ノード“X”が「低」へ移行する前にノード
“Y”が「高」へ移行する。
【0031】更に図13を参照する。ノード“Y”が
「低」へ移行すると、キャパシタ(NMOSトランジス
タ)452はノード490を「低」に駆動し、PMOS
トランジスタ460をターンオンさせてノード488を
CCへ引上げる。この時間を通してノード“X”は
「高」の+1.5 ボルトであり、キャパシタ450は 3.5
ボルトまで充電される。次にノード“Y”が+1.5 ボル
トの「高」へ移行すると、キャパシタ452がノード4
90を「高」に駆動してPMOSトランジスタ460を
ターンオフさせるが、ノード488はVCCに留まってい
る。次にノード“X”が 1.5ボルトから0ボルトの
「低」へ移行し、キャパシタ450がノード488を
1.5ボルトだけ引下げ、VCCより 1.5ボルト低くしてP
MOSトランジスタ476をターンオンさせる。これは
ノード“Y”が+1.5 ボルトの「高」となる時点にノー
ド490をVCCまで引上げさせ、キャパシタ452は
3.5ボルトまで充電される。次いでノード“X”が
「高」に移行すると、ノード488は再びVCCに復帰し
てPMOSトランジスタ476をターンオフさせるが、
ノード490はVCCに留まっている。これで1サイクル
が完了したことになる。
【0032】以上のように、ノード“X”が+1.5 ボル
トの「高」である時にはノード488にVCCの高レベル
が存在し、ノード“X”が0ボルトの「低」レベルであ
る時にはノード488にVCC−1.5 ボルトの「低」レベ
ルが存在する。ノード“X”が+1.5 ボルトの「高」で
ある時には、NMOSトランジスタ680がオンとなっ
てインバータ700の入力を0ボルトに引下げる。この
時点に、ノード488はVCCにあってPMOSトランジ
スタ660はオフであるので、トランジスタ660及び
680を通って流れる電流は存在しない。ノード“X”
が0ボルトの「低」レベルである時には、ノード488
はVCC−1.5 ボルトの「低」になってPMOSトランジ
スタ660がターンオンし、インバータ700の入力を
CCに引上げる。この時点に、NMOSトランジスタ6
80はオフであり、この場合にもトランジスタ660及
び680を通って流れる電流は存在しない。
【0033】以上のようにこの回路はノード“X”及び
“Y”上の「低」レベル入力から、インバータ700の
入力にVSSとVCCとの間を完全にスウィングする論理レ
ベルを発生し、そして、それはVCCからVSSまでの電流
経路を確立することなく行われる。論理的に言えば、図
13の論理電圧レベル変換器の出力706は、ノード
“X”上の「低」レベル信号の補数の「高」レベルであ
る。もしこのような配列にせずに、そのPMOS源電圧
が+5ボルトであるような普通のインバータにノード
“X”を直接接続すれば、ノード“X”が+1.5 ボルト
になった時にインバータはかなりな電力を消費すること
になろう。同じように、ノード“Y”上の「低」レベル
信号は、その補数である「高」レベル信号をノード76
0上に発生させる。
【0034】NMOSトランジスタ500及び520
は、最初に電力が印加された時に回路を始動させるため
に使用され、それ以後は必要ではなく、機能もしない。
各トランジスタは、各NMOSトランジスタ(キャパシ
タ)450及び452のチャネルを確立するのに十分
な、少なくともVCC−|Vtp|−Vtn=VCC−1.5 ボル
トの電圧をその関連ノード488または490上に確立
し、それによって回路を上述したように機能せしめる。
図13の右側の回路部分は、ノード“W”上の0ボルト
乃至+1.5 ボルトの論理レベルを、ノード650上のV
CC−1.5 ボルト乃至VCCボルトの論理レベルに変換す
る。ノード650上のこれらのレベルは、ソースがVCC
ボルトにあるPMOSトランジスタをターンオンまたは
ターンオフさせるために使用される。この回路は既に述
べた図13の左側の回路の対応する部分と同じように機
能する。
【0035】基板電圧比較の概要 以下の公知の基板電圧検出器の説明は、本発明のチャー
ジポンピングシステムの若干の残余の部分の発明的な面
の理解に役立つであろう。図11は、公知の基板電圧コ
ンパレータ300の回路図である。電圧コンパレータ3
00は、極めて狭く、極めて長いチャネルのPMOSト
ランジスタ304を含み、このトランジスタ304のソ
ース端子308は(VCC)に接続され、ゲート端子31
2は(VSS)に接続され、そしてドレイン端子316は
ノード320に接続されている。トランジスタ304
は、極めて高い抵抗または極めて低い電流源として機能
する。NMOSトランジスタ324のドレイン端子32
8はノード320に接続され、ゲート端子332は参照
電圧VREF (典型的には、接地)に接続され、そしてソ
ース端子336はノード340に接続されている。NM
OSトランジスタ344のドレイン端子348及びゲー
ト端子352は一緒にノード340に接続され、ソース
端子356はノード360に接続されている。最後に、
NMOSトランジスタ364のドレイン端子368及び
ゲート端子372は一緒にノード360に接続され、ソ
ース端子376は基板VBBに接続されている。全てのN
MOSトランジスタ324、344、及び364は比較
的広く、短いチャネルのトランジスタである。
【0036】もし基板電圧がVREF (接地)より3NM
OSしきい値電圧分負であれば、正の電源VCCと負の基
板VBBとの間にトランジスタ304、324、344、
及び364を通して電流が流れる。この場合、トランジ
スタ364は、ノード360がVBB+1NMOSしきい
値電圧分以上に上昇するのを防ぎ、トランジスタ344
はノード340がそれより1NMOSしきい値電圧分、
即ち、VBB+2(Vtn)以上に上昇するのを防いでい
る。ソース電圧が(VBB+2(Vtn))であり、そのゲ
ート電圧がVREF であるNMOSトランジスタ324は
オンになり、ノード320を本質的にノード340の電
圧、即ちVBB+2(Vtn)まで引下げる。接地より低い
この電圧は、ポンピングが必要であることを表すノード
320上の論理「1」状態の出力である。
【0037】一方、もしVBBがVREF (接地)より3N
MOSしきい値電圧低ければ(より正の電圧であれ
ば)、ダイオード接続されたトランジスタ364及び3
44は、トランジスタ324を導通させてノード340
を十分低く引下げることはできない。ノード320上の
このVCCレベルは、ポンピングが必要ではないことを表
すノード320上の他の論理状態の出力である。ノード
320上の信号はチャージポンプに伝えらえる。ノード
320が(VCC)ボルトにある時にはチャージポンプは
ターンオンして電荷を基板に転送し、ノード320がV
BB+2(Vtn)にある時にはチャージポンプはターンオ
フする。不幸にも、VBBがチャージポンプをターンオフ
させるのに十分に低い場合には、コンパレータ300を
通して電流が基板に流れる。従って、コンパレータ30
0自体が基板電流をもたらし、この基板電流はポンプに
よって除去しなければならない。本発明による基板電圧
比較回路は、この問題を回避する。
【0038】図12は、本発明による基板電圧比較回路
の特定の実施例の概念図である。スイッチ400が、接
地(VSS)とキャパシタンスC2の端子404との間に
接続されている。スイッチ408が、基板電圧VBBとキ
ャパシタンスC2の端子412との間に接続されてい
る。スイッチ414が電源電圧(VCC)とキャパシタン
スC2の端子404との間に接続され、コンパレータ5
6の一方の入力端子418がバス58を介してキャパシ
タンスC2の端子412に接続されている。前述したよ
うに、コンパレータ56の他方の入力端子は、バス60
を通して参照電圧(VREF )に接続されている。図12
に示すスイッチ及びキャパシタンス回路の目的は、基板
電圧VBBをコンパレータ56によって比較することがで
きるレベルに変換することである。始めにスイッチ40
0及び408が閉じてキャパシタンスC2を(VSS−|
BB|)まで充電するように閉じる。次にスイッチ40
0及び408が開く。次いでスイッチ414が閉じ、キ
ャパシタンスC2の端子404をVSSからVCCまで上昇
させる。これによって、端子412の電圧はVBBからV
BB+VCCまで上昇させる(VSSが0ボルトに等しいとし
ている)。もしVCCが+5ボルトに等しく、またもしV
BBが−5ボルトよりも正であれば、バス58上の電圧は
コンパレータ56によって都合よく比較することがきる
正の電圧になる。バス58上の電圧をコンパレータ56
によって比較した後に、スイッチ414が開いてスイッ
チ400が閉じる。キャパシタンスC2の端子404は
SSまで降下し、そして端子412はVBBまで降下す
る。次いでスイッチ408を閉じることができ、電荷は
基板へ、または基板から転送されない。以上のようにこ
の回路は、公知のコンパレータに関して説明した欠陥を
伴わずに動作する。
【0039】基板電圧変換器 図14は、基板電圧変換器44及びコンパレータ56の
特定実施例の回路図である。電圧レベル変換器44は図
12のスイッチ及びキャパシタに対応しており、一方図
14のコンパレータ56は図12のコンパレータに対応
している。図14の基板電圧変換器44の部分を参照す
る。ライン760は、キャパシタンス804及び812
として機能するPMOSトランジスタのソース及びドレ
インに接続されている。同様に、ライン706は、キャ
パシタンス820として機能するPMOSトランジスタ
のソース及びドレインに接続されている。NMOSトラ
ンジスタ830のドレイン端子834はキャパシタンス
812のゲート端子838に接続され、ソース端子84
2は基板VBBに接続され、そしてゲート端子846はキ
ャパシタンス820のゲート端子850に接続されてい
る。NMOSトランジスタ854のドレイン端子858
はキャパシタンス820のゲート端子850に接続さ
れ、ソース端子862はVBBに接続され、そしてゲート
端子866はキャパシタンス812のゲート端子838
に接続されている。以上に説明した回路は、全ての極性
が反転していることを除き、図13に示す回路と同じよ
うに動作する。ノード760及び706がVSS(0ボル
ト)とVCCの間でスウィングすると、ゲート端子838
及び850上の電圧はVBBとVBB+VCCの間をスウィン
グする。即ち、ライン760上の「高」(例えば、+5
ボルト)信号の結果として端子838が「高」になると
トランジスタ854がターンオンし、ライン706上の
信号が「低」である時間中ゲート端子850をVBBに引
下げる。次いでライン760上の信号が「低」に移行し
てトランジスタ854をターンオフさせる。次いでライ
ン706上の信号が「高」(例えば、+5ボルト)に移
行すると、ゲート端子850上の電圧はVBB+5ボルト
まで上昇し、トランジスタ830をターンオンさせ、ゲ
ート端子838をVBBに引下げる。
【0040】NMOSトランジスタ880のドレイン端
子はキャパシタンス804のゲート端子888と、ノー
ド885とに接続され、ソース端子892はノード89
6に接続され、そしてゲート端子900はキャパシタン
ス820のゲート端子850に接続されている。別のN
MOSトランジスタ904のドレイン端子908はノー
ド896に接続され、ソース端子912はVBBに接続さ
れ、そしてゲート端子916はキャパシタンス820の
ゲート端子850に接続されている。最後に、NMOS
トランジスタ930のドレイン端子934はVCCに接続
され、ソース端子938はノード896に接続され、そ
してゲート端子942はノード885に接続されてい
る。図12のスイッチ及びキャパシタは、図13及び1
4の以下のトランジスタに対応している。図12のスイ
ッチ400及び414は、ノード760を形成している
図13のインバータ754のNMOSトランジスタ及び
PMOSトランジスタにそれぞれ対応している。図12
のキャパシタC2は、図14のキャパシタ(PMOSト
ランジスタ)804に対応している。図12のスイッチ
408は、図14の基板電圧変換器44のNMOSトラ
ンジスタ880及び904の直列組合わせに対応してい
る。図12のバス58上の変換された基板電圧は、図1
4の変換された基板電圧バス58に対応している。
【0041】前述したように、キャパシタ(PMOSト
ランジスタ)812及び820のゲート端子上の電圧
は、VBBと(VBB+VCC)との間を交互する。ノード7
06が「高」である時には、ノード760は「低」にな
る。この時には、キャパシタ850のゲート端子850
が(VBB+VCC)になってトランジスタ880及び90
4をターンオンさせ、ノード885をVBBまで引下げ
る。ノード706が「低」に移行するとキャパシタ82
0のゲート端子850はVBBに戻り、トランジスタ88
0及び904は希望通りターンオフになる。最後に、ノ
ード760がVCCに上昇すると、コンパレータ56への
バス58上の変換された基板電圧としてノード885は
(VBB+VCC)まで駆動される。ノード885が上昇す
る時点からコンパレータ56が感知する時点までこの
(VBB+VCC)の完全性を維持するためには、ノード8
85上の電圧が漏洩してしまわないようにすることが重
要である。しかしながらNMOSトランジスタ904の
ソースはVBB電位にあり、ソースがVBB電位よりも十分
に高いVSSにあるNMOSトランジスタのようにそのし
きい値電圧を上昇させる何等の逆バイアスもボディ効果
も有していない。ボディ効果を有していないので、トラ
ンジスタ904は完全に遮断されることはない。即ち、
トランジスタ904は、そのゲート端子がVBBにあると
しても、小さい漏洩電流を流すことができる。トランジ
スタ880及び930は、このノード885から電荷が
漏洩する問題を防ぐために含まれているのである。ノー
ド885が(VBB+VCC)まで上昇すると、ソースフォ
ロアNMOSトランジスタ930はノード896〔(V
BB+VCC)−Vtn〕の電圧まで引下げる。そのソース8
92がVBBより十分に高く、そのゲート900がVBB
あるトランジスタ880は完全にオフであり、漏洩電流
は完全に無視することができる。従って、ノード885
は(VBB+VCC)まで上昇し、そのレベルは失われず、
そして基板電圧変換器44は(VBB+VCC)の電圧レベ
ルをコンパレータ56へ供給する。
【0042】図14のコンパレータ56へのバス60上
の参照電圧は、簡単な容量性分圧器(図示してない)に
よって生成することができる。例えば、もし接地と、接
地からVCCまでスイッチするノードとの間に2つのキャ
パシタを直列に接続すれは、その中間(キャパシタの間
の)ノードは、キャパシタンス比に依存してVCCの分数
でスイッチする。スイッチするノードが接地電位になれ
ば、中間ノード接地まで放電(NMOSトランジスタに
よって)する。このようにして、中間ノードはキャパシ
タンス比に依存してVCCの分数までスイッチする。この
参照電圧は、基板電圧変換器44から供給される(VBB
+VCC)電圧と比較される。もしこれらのキャパシタが
同じ値であれば、この中間ノードの電圧はVCC/2であ
る。この場合、VBBが−(VCC/2)より正になればレギ
ュレータはチャージポンプをターンオンさせ、それ以外
はチャージポンプをターンオフさせる。即ち、レギュレ
ータは、バス58上の電圧が(VBB+VCC)=(VCC/
2)=VREF または(VBB)=− 1/2(VCC)となるよ
うに、基板電圧を維持する。
【0043】コンパレータ バス58上の変換された基板電圧信号はコンパレータ5
6に伝えられ、コンパレータ56はバス60から受信し
た参照電圧VREF と比較する。この比較は、タイミング
信号発生器34からの“W”信号ライン398上の信号
によってトリガされる。この実施例では、上述したよう
に“W”信号は発振器サイクル毎に1回発生し、毎サイ
クル1回の比較を行わせるようにしている。もしサイク
ル電圧が参照電圧よりも正であれば、正パルスの形状の
ポンプ作動信号がライン68上に現れる。更に、比較の
度に差動 SPUMP/NSPUM信号が SPUMP信号ライン70及び
NSPUM信号ライン72上に生成され、次のサイクルまで
有効のままとなる。前述したように、SPUMP/NSPUM 信号
は各発振器段内のPMOSトランジスタ210及びNM
OSトランジスタ222(図8)を制御して、発振器周
波数を設定する。
【0044】図14に、コンパレータ56の詳細を示し
てある。“W”信号ライン398上の“W”信号は、比
較機能を遂行するNMOSトランジスタ1004のゲー
ト端子1000に印加される。NMOSトランジスタ1
004のソース端子1008はVSSに接続され、ドレイ
ン端子1012はノード1016に接続されている。こ
のノード1016は、NMOSトランジスタ1024の
ソース端子1020とNMOSトランジスタ1032の
ソース端子1028とに接続されている。NMOSトラ
ンジスタ1024のゲート端子1036は、バス60上
の参照電圧(前述したように、VCCとVSSとの間に接続
された容量性分圧器を介して生成することができる)を
受信するように接続されており、NMOSトランジスタ
1032のゲート端子1040は、バス58上の変換さ
れた基板電圧を受信するように接続されている。NMO
Sトランジスタ1024のドレイン端子1044はNM
OSトランジスタ1052のソース端子1048に接続
されている。NMOSトランジスタ1052のゲート端
子1056はノード1060に接続され、ドレイン端子
1064はノード1068に接続されている。ノード1
068は、PMOSトランジスタ1076のドレイン端
子1072と、PMOSトランジスタ1084のドレイ
ン端子1080とに接続されている。PMOSトランジ
スタ1076のゲート端子1088はライン650に接
続され、トランジスタ1084のゲート端子1092は
ノード1060に接続されている。トランジスタ107
6のソース端子1096と、トランジスタ1084のソ
ース端子1100は、共にVCCに接続されている。
【0045】トランジスタ1032のドレイン端子11
04は、NMOSトランジスタ1112のソース端子1
108に接続されている。NMOSトランジスタ111
2のゲート端子1116はノード1120(ノード10
68に接続されている)に接続され、ドレイン端子11
24はノード1128(ノード1060に接続されてい
る)に接続されている。ノード1128は、PMOSト
ランジスタ1136のドレイン端子1132と、PMO
Sトランジスタ1144のドレイン端子1140とに接
続されている。PMOSトランジスタ1136のゲート
端子1148はノード1120に接続され、PMOSト
ランジスタ1144のゲート端子1152はライン65
0に接続されている。トランジスタ1136のソース端
子1156及びトランジスタ1144のソース端子11
60は、共にVCCに接続されている。
【0046】ノード1128はインバータ1180の入
力端子に接続され、インバータ1180の出力端子はバ
ス68と、2入力NORゲート1188の入力端子とに
接続されている。同様に、ノード1068はインバータ
1192の入力端子に接続され、インバータ1192の
出力端子はバス68と、2入力NORゲート1200の
入力端子とに接続されている。NORゲート1188の
出力端子はNORゲート1200の別の入力端子に接続
され、NORゲート1200の出力端子はNORゲート
1188の別の入力端子に接続されている。従って、N
ORゲート1188及び1200はラッチとして機能
し、インバータ1180及び1192の出力端子上の信
号を次の比較機能まで維持する。NORゲート1200
の出力端子は、2入力NORゲート1204の入力端子
に接続されている。NORゲート1204の別の入力端
子は「高」が活動状態のDRAM RAS 信号を受信するよう
に接続されている。NORゲート1204の出力端子
は、SPUMP (低速ポンプ)信号ライン70と、インバー
タ1208の入力端子とに接続されている。インバータ
1208の出力端子は NSPUMP 信号ライン72に接続さ
れている。
【0047】前述したように、図13の論理電圧レベル
変換器40のノード650は、ノード“W”が0ボルト
のVSSと+1.5 ボルトとの間でスイッチすると、それぞ
れV CC−1.5 ボルトとVCCとの間でスイッチする。再
度、図14のコンパレータ56を参照する。感知サイク
ルの間、ノード“W”は「低」であり、NMOSトラン
ジスタ1004はオフである。この時点に、信号650
も「低」であり、PMOSトランジスタ1076及び1
144はオンであって、ノード1068及び1128を
CCまで充電する。VSSへの導電経路は存在しないか
ら、この時点に電流は流れない。信号“W”が「高」
(+1.5 ボルト)に移行すると、ノード650も「高」
(VCC)に移行する。NMOSトランジスタ1076及
び1144がターンオフする。NMOSトランジスタ1
004がターンオンするので、ノード1016が「低」
に移行する。もしバス58上の変換された基板電圧(V
BB+VCC)がVREFより高ければ、トランジスタ103
2はトランジスタ1024より前に導通し始める(それ
らのソース端子が一緒に接続されているから)。トラン
ジスタ1032が導通するとそのドレイン1104は、
トランジスタ1024のドレインが接地に向かって放電
するよりも早く、接地に向かって放電する。それより前
には、ノード1068及び1128(トランジスタ11
12及び1052のゲートが接続されている)は各々同
一の電圧、VCCになっている。従って、トランジスタ1
032のドレインノード1104がVSSに向かって放電
すると、トランジスタ1112が導通してノード112
8を接地に引下げる。これにより、NMOSトランジス
タ1052がターンオフしてノード1068を接地に引
下げることを阻止し、一方PMOSトランジスタ104
8がターンオンしてノード1068をVCCに維持する。
以上のように、バス58上の変換された基板電圧(VBB
+VCC)が参照電圧より高いような上記条件の下では、
ノード1128は接地に移行し、インバータ1180の
出力は「高」(VCC)に移行する。この初期スイッチン
グトランジェントの後ではあるが、ノード“W”及び6
50が未だ「高」である時も電流経路が存在しないこと
に注目されたい。PMOSトランジスタ1136及び1
144が共にオフであるので回路の右側に電流は存在せ
ず、またNMOSトランジスタ1052がオフであるの
で左側にも電流は存在しない。ノード“W”及び650
が「高」に留まっている限り、ノード1128は「低」
に留まり、ノード68は「高」に留まる。
【0048】以上のように、ノード58がVREF より高
い時に“W”上の(そしてバス650上の)正のパルス
は、ノード68上に正のパルスをもたらし、一方インバ
ータ1192の出力は接地に留められる。この正のパル
スはポンピングが必要であることを表している。(変換
された基板電圧も正である。)このパルスは、2つのこ
とを行う。第1に、このパルスは、ノード68上に単一
のポンプサイクルを供給する(後述するように、これは
チャージポンプ自体に引渡される)。第2に、このパル
スは、NORゲート1188及び1200からなるフリ
ップフロップを適切な状態にセットして発振器を高周波
数で動作させる。ノード68上の正のパルスは、NOR
ゲート1188を「低」に移行させる。この「低」はイ
ンバータ1192の「低」出力と組合って、NORゲー
ト1200の出力を「高」に移行させる。この「高」
は、ノード68上の正のパルスが終了した後でもNOR
ゲート1188の出力を「低」に維持する。従って、N
ORゲート1200の出力は「高」に留まる(インバー
タ1192が「高」出力を供給するまで)。
【0049】一方、もし変換された基板電圧(VBB+V
CC)が参照電圧より低ければポンピングは要求されな
い。この場合、ノード1068は接地され、ノード11
28が「高」に留まる。ノード1128が「高」に留ま
ると、ノード68上の低電圧に変化は生ぜず、インバー
タ1192の出力上の正のパルスがNORゲート120
0か「低」出力を発生させることもない。この「低」出
力はノード68上の「低」と組合ってNORゲート11
88に「高」出力を発生させる。NORゲート1188
の「高」出力は、インバータ1192の出力上の正のパ
ルスが終了しても、NORゲート1200の出力を
「低」に維持する。以上のように、もし基板が正であり
過ぎる(即ち、ポンピングが要求されている)ことをコ
ンパレータが最も新しく決定すれば、NORゲート12
00の出力は「高」になる。一方、もし基板が十分に負
である(即ち、ポンピングは不要である)ことをコンパ
レータが最も新しく決定すれば、NORゲート1200
の出力は「低」になる。信号 RASD は、回路がその活動
状態にあれば常に「高」である。DRAMの場合、この
信号は、活動サイクル中は「高」であり、サイクル間の
プリチャージ中は「低」である。ポンピングが要求され
ていることをコンパレータが最も新しく決定するか、ま
たは回路が活動( RASD が「高」)である場合には、N
ORゲート1204の出力 ( SPUMP )が「低」になる。
この SPUMP(低速ポンプ)上の「低」出力は、発振器を
低周波数で発振させず、高周波数で発振させる。即ち、
SPUMP 上の「低」は図8のPMOSトランジスタ210
をターンオンさせ、NSPUMP上のインバータ1208(図
14)の「高」出力は図8のNMOSトランジスタ22
2をターンオンさせる。
【0050】前述したように、図8の発振器段のトラン
ジスタ210及び222がターンオンすると発振器は高
周波数で動作し、それによって高いポンピング電流が得
られる。これらのトランジスタがオフになると、図13
の論理電圧レベル変換器40、図14のサイクル電圧変
換器44、及び図14のコンパレータ56と共に、発振
器は遙かに低い周波数で動作する。1.5 ボルトの電源に
よって動作している回路の多くと共に、約 200kHzの
低周波数で動作させることによって、ポンピングが要求
されない時のポンプの合計電流消費は1マイクロアンペ
アより少なくなる。しかも、ポンピングが要求された時
には回路は自動的に高周波数にスイッチし、この高周波
数において基板から1ミリアンペアより多くの電流をポ
ンピングすることができる。
【0051】ポンプ信号発生器 図15は、ポンプ信号発生器64の特定の実施例の回路
図である。バス68から受信するポンプ信号はインバー
タ1300の入力端子に印加される。インバータ130
0の出力端子は、インバータ1304の入力端子に接続
されている。インバータ1304の出力端子は、インバ
ータ1308の入力と、インバータ1312の入力端子
と、インバータ1316の入力端子とに接続されてい
る。インバータ1308の出力端子は、インバータ13
20の入力端子に接続されている。インバータ1320
の出力端子は、インバータ1328の入力端子と、イン
バータ1332の入力端子と、インバータ1336の入
力端子とに接続されている。インバータ1328の出力
端子は、インバータ1340の入力端子に接続されてい
る。インバータ1340の出力端子は、インバータ13
44の入力端子と、インバータ1348の入力端子と、
インバータ1352の入力端子とに接続されている。イ
ンバータ1348の出力はインバータ1356の入力端
子に接続され、インバータ1356の出力端子はインバ
ータ1360の入力端子に接続されている。インバータ
1344の出力端子はインバータ1364の入力端子に
接続されている。インバータ1364の出力端子は、イ
ンバータ1368の入力端子と、インバータ1372の
入力端子とに接続されている。インバータ1368の出
力端子はインバータ1376の入力端子に接続され、イ
ンバータ1376の出力端子はインバータ1380の入
力端子に接続されている。
【0052】インバータ1380の出力端子は、2入力
NANDゲート1384の一方の入力に接続されてい
る。NANDゲート1384の別の入力端子は、インバ
ータ1312の出力端子に接続されている。NANDゲ
ート1384の出力端子はインバータ1388の入力端
子に接続され、インバータ1388の出力端子は“D”
信号ライン1392に接続されている。インバータ13
16の出力端子は、2入力NANDゲート1396の一
方の入力に接続されている。NANDゲート1396の
別の入力端子は、インバータ1372の出力端子に接続
されている。NANDゲート1396の出力端子はイン
バータ1400の入力端子に接続され、インバータ14
00の出力端子は“A”信号ライン1408に接続され
ている。
【0053】インバータ1360の出力端子は、2入力
NANDゲート1412の一方の入力に接続されてい
る。NANDゲート1412の別の入力端子は、インバ
ータ1332の出力端子に接続されている。NANDゲ
ート1412の出力端子はインバータ1416の入力端
子に接続され、インバータ1416の出力端子は“B”
信号ライン1420に接続されている。インバータ13
52の出力端子は、2入力NANDゲート1424の一
方の入力に接続されている。NANDゲート1424の
別の入力端子は、インバータ1336の出力端子に接続
されている。NANDゲート1424の出力端子はイン
バータ1428の入力端子に接続され、インバータ14
28の出力端子はインバータ1432の入力端子に接続
されている。インバータ1432の出力端子は“C”信
号ライン1436に接続されている。
【0054】図から明らかなように、ノード68と各N
ANDゲート1384、1396、1412、及び14
24の各入力との間には奇数のインバータが存在してい
る。従って、これらの各NANDゲートの出力は、ノー
ド68と同一の極性を有している。即ちもしノード68
が「高」であれば、これらのNANDゲートの出力は全
て「高」である。各々がその関連するNANDゲートの
後に1つのインバータを有しているノード“B”及び
“D”は、ノード68とは逆極性である。各々がその関
連するNANDゲートの後に2つのインバータを有して
いるノード“A”及び“C”は、ノード68と同一極性
である。ノード68が「高」に移行すると、ノード
“O”は5論理分遅れた後に「低」に移行する。即ち、
順次に、インバータ1300の出力が「低」に移行し、
インバータ1300の出力が「低」に移行し、1304
の出力が「高」に移行し、1312の出力が「低」に移
行し、NAND 1384の出力が「高」に移行し、そ
してインバータ1388の出力が「低」に移行するので
ある。しかし、ノード68が「低」に移行すると、ノー
ド“O”は 13 論理分遅れた後に「高」に移行する。即
ち、インバータ1300の出力が「高」に移行し、13
04の出力が「低」に移行し、1308の出力が「高」
に移行し、1320の出力が「低」に移行し、1328
の出力が「高」に移行し、1340の出力が「低」に移
行し、1344の出力が「高」に移行し、1364の出
力が「低」に移行し、1368の出力が「高」に移行
し、1376の出力が「低」に移行し、1380の出力
が「高」に移行し、NAND 1384の出力が「低」
に移行し、そして最後にインバータ1388の出力が
「高」に移行する。
【0055】ノード68が「高」に移行した時に、ノー
ド“C”が「高」に移行する前にノード“D”が「低」
に移行し、またノード68が「低」に移行した時に、ノ
ード“D”が「高」に移行する前にノード“C”が
「低」に移行するように、各信号“A”、“B”、
“C”、及び“D”を生成する各論理経路内のインバー
タの数はさまざまに選択されている。図15及び16を
参照されたい。更に、ノード“B”が「低」に移行する
前にノード“A”は「高」に移行し、ノード“A”が
「低」に移行する前にノード“B”は「高」に移行す
る。またノード“B”が「低」に移行する前にノード
“D”は「低」に移行し、ノード“D”が「高」に移行
する前にノード“B”は「高」に移行する。ポンピング
が要求されない時には、ノード68は前述したように
「低」に留まり、ノード“A”、“B”、“C”、及び
“D”は移行しない。ポンプサイクルが要求されている
ことをコンパレータ56が決定すると、ノード68、
“A”、“B”、“C”、及び“D”は図16に示す相
対タイミングで単一のポンプサイクルを実行する。
【0056】チャージポンプ 図17は、チャージポンプ80の特定実施例の回路図で
ある。“A”信号ライン1408はキャパシタンス14
54の端子1450に接続され、“B”信号ライン14
20はキャパシタンス1462の端子1458に接続さ
れている。キャパシタンス1454及び1462は各
々、ソース及びドレイン端子が一緒に接続されているP
MOSトランジスタからなっている。キャパシタンス1
454のゲート端子1550は、PMOSトランジスタ
1558のゲート端子1554に接続されている。PM
OSトランジスタ1558のソース端子1562はVSS
に接続され、ドレイン端子1566は、PMOSトラン
ジスタ1574のゲート端子1570と、キャパシタン
ス1462のゲート端子1578とに接続されている。
PMOSトランジスタ1574のソース端子1582は
SSに接続され、ドレイン端子1586はトランジスタ
1558のゲート端子1554に接続されている。
“A”信号ライン1408上の信号及び“B”信号ライ
ン1420が0ボルトから+5ボルトへスウィングする
と、端子1550上の信号及び1578上の信号はそれ
ぞれ−5ボルトから0ボルトへスウィングする。
【0057】“D”信号ライン1392はキャパシタン
ス1478の端子1474に接続され、“C”信号ライ
ン1436はキャパシタンス1494の端子1490に
接続されている。キャパシタンス1478及び1494
は各々、ソース及びドレイン端子が一緒に接続されてい
るPMOSトランジスタからなっている。キャパシタン
ス1478のゲート端子1628は、NMOSトランジ
スタ1636のゲート端子1632に接続されている。
NMOSトランジスタ1636のソース端子1668は
BBに接続され、ドレイン端子1664は、NMOSト
ランジスタ1644のゲート端子1652と、キャパシ
タンス1494のゲート端子1660とに接続されてい
る。NMOSトランジスタ1644のソース端子164
8はVBBに接続され、ドレイン端子1640はキャパシ
タンス1478のゲート端子1628に接続されてい
る。“D”信号ライン1392上の信号及び“C”信号
ライン1436が0ボルトから+5ボルトへスウィング
すると、端子1628上の信号及び1660上の信号は
それぞれVBBボルトからVBB+5ボルトへスウィングす
る。
【0058】キャパシタンス1524の一方の端子15
20はノード1508に接続され、ゲート端子1604
はノード1610に接続されている。キャパシタンス1
524は、そのソース及びドレイン端子が一緒に結合さ
れたPMOSトランジスタからなり、図1のキャパシタ
ンスC1として機能する。PMOSトランジスタ147
0のソース端子1500はVCCに接続され、ゲート端子
1466は“B”信号ライン1420に接続され、そし
てドレイン端子1504はノード1508に接続されて
いる。PMOSトランジスタ1470は図1のスイッチ
4として機能する。トランジスタ1470は、“B”信
号ライン1420が0ボルトであるとターンオンし、
“B”信号ライン1420が+5ボルトであるとターン
オフする。
【0059】PMOSトランジスタ1594のソース端
子1598はVSSに接続され、ゲート端子1590はキ
ャパシタンス1462のゲート端子に接続され、そして
ドレイン端子1602はノード1610に接続されてい
る。PMOSトランジスタ1594は図1のスイッチ8
として機能する。トランジスタ1594は、ゲート端子
1590が−5ボルトであるとターンオンし、ゲート端
子1590が0ボルトであるとターンオフする。50ミク
ロン幅のNMOSトランジスタ1486のドレイン端子
1512はノード1508に接続され、ゲート端子14
82は“D”信号ライン1392に接続され、そしてソ
ース端子1516はVSSに接続されている。NMOSト
ランジスタ1486は図1のスイッチ12として機能す
る。トランジスタ1486は、“D”信号ライン139
2が+5ボルトであるとターンオンし、“D”信号ライ
ン1392が0ボルトであるとターンオフする。
【0060】350 ミクロン幅のNMOSトランジスタ1
612のドレイン端子1608はノード1610に接続
され、ゲート端子1620はキャパシタンス1478の
端子1628に接続され、そしてソース端子1616は
BBに接続されている。NMOSトランジスタ1612
は図1のスイッチ14として機能する。トランジスタ1
612は、ゲート端子1620が(VBB+5)ボルトで
あるとターンオンし、ゲート端子1620がVBBボルト
であるとターンオフする。“A”信号ライン1408、
“B”信号ライン1420、“C”信号ライン143
6、及び“D”信号ライン1392上の信号は、図1に
関して説明したように、トランジスタスイッチを開閉さ
せ、必要に応じて基板から正の電荷を除去する。
【0061】(VBB)スイッチ チャージポンプ80の独特な特色は、キャパシタンス1
524の端子1604から基板へ電荷を転送できるよう
にするスイッチとしてNMOSトランジスタ1612を
使用していることである。上述したようにNMOSトラ
ンジスタ1612を使用する本発明の面を完全に理解す
るために、基板へ電荷を転送するための公知のスイッチ
を復習する。各場合に、VCCが+5.0 ボルトであり、V
SSが 0.0ボルトであるものとしている。従って、キャパ
シタンス1524が充電された後にキャパシタンス15
24の端子1520がVSSに接続されると、端子160
4は−5.0 ボルトに向かって駆動される。またVBB
0.0ボルトと−5.0 ボルトとの間のある電圧であるもの
とする。
【0062】図18は、スイッチ14の公知の実施例の
回路図である。この実施例では、スイッチ14はダイオ
ード接続されたNMOSトランジスタ1700からな
り、そのソース端子1704はキャパシタンスC1の端
子1604に接続され、ドレイン端子1708は基板V
BBに接続され、そしてゲート端子1712はドレイン端
子1708に接続されている。NMOSトランジスタ
は、端子1604上の電圧がVBBより低いVtnであると
導通する。しかしながら、NMOSトランジスタ170
0のソース領域が、P型基板内に配置されたN型領域で
あることに注目されたい。従って、N型ソース及びP型
基板はPN接合を形成する。従って、端子1604がV
BBより負になると、PN接合は順方向バイアスになる。
NMOSしきい値電圧Vtnが極めて低くない限り、この
PN接合の順方向バイアスは、実質的にP型基板内へ電
子を注入させるのに十分に高い。これはCMOSデバイ
スをラッチアップさせる可能性を増加させ、DRAM内
のメモリノードから電荷を漏洩させる。従って、スイッ
チ14としてNMOSトランジスタを使用することは、
概して成功しなかった。
【0063】図19は、上述した問題を解消するような
スイッチ14の考え得る実施例の回路図である。スイッ
チ14はダイオード接続されたPMOSトランジスタ1
750からなり、このトランジスタのドレイン端子17
54はキャパシタンス1524の端子1604に接続さ
れ、ゲート端子1758はドレイン端子1754に接続
され、そしてソース端子1762はVBBに接続されてい
る。PMOSトランジスタ1750は、端子1604上
の電圧がVBBより低い1|Vtp|である場合に導通す
る。しかしながら、導通を確立するために端子1604
をVBBより低い1|Vtp|に駆動しなければならないと
いうことは、もし|Vtp|=0.8 ボルトであるとすれ
ば、コンパレータ1524がノード1604を−5ボル
トに駆動した時、基板、VBBは−4.2 ボルトにしか駆動
されない。従って、ポンプは極めて効率的ではない。そ
れでも、この構成は広く使用されている。
【0064】図20は、上述した問題を解消するスイッ
チ14の特定の実施例の回路図である。この実施例で
は、スイッチ14はPMOSトランジスタ1780から
なり、このトランジスタはキャパシタンス1524の端
子1604に接続されている第1の通電端子1784
と、VBBに接続されている第2の通電端子1788と、
トランジスタの動作を制御するゲート端子1792とを
有している。VBBが−4.9ボルトであるものとする。端
子1604が−5.0 ボルトである場合、第1の通電端子
1784はドレイン端子として機能し、第2の通電端子
1788はソース端子として機能する(PMOSトラン
ジスタにおいてはソースがドレインに対して正であると
定義されている)。|Vtp|=0.8 ボルトであるとす
る。PMOSトランジスタ1780をターンオンさせる
ためには、(VBB−0.8 )ボルト(より負)をゲート端
子1792に印加しなければならない。VBBが−4.9 ボ
ルトであるから、−5.7 ボルト(より負)信号をゲート
端子1792に印加しなければならない。キャパシタン
スが再充電され、端子1604が 0.0ボルトである場合
は、第1の通電端子1784はソース端子として機能
し、第2の通電他に1788はドレイン端子として機能
する。PMOSトランジスタ1780をターンオフさせ
るためには、−0.8 ボルトの信号をゲート端子1792
に印加しなければならない。従って、ゲート端子179
2のための信号発生器はほぼ5ボルトまたはそれ以上ま
で変化しなければならない信号を発生しなければならな
いが、これは5ボルト電源からでは困難である。従っ
て、この回路は広く使用されていない。
【0065】図17に関して説明したように、NMOS
トランジスタ1612のドレイン端子1608はキャパ
シタンス1524の端子1604に接続され、ソース端
子1616はVBBに接続され、そしてゲート端子162
0はキャパシタンス1478の端子1628に接続され
ている。キャパシタンス1478の端子1628は、V
BBと(VBB+VCC)との間でスウィングする信号を供給
し、NMOSトランジスタ1612をターンオン及びタ
ーンオンさせる。NMOSトランジスタ1612は、N
MOSトランジスタ1486よりも実質的に広い(例え
ば、350 ミクロン対 50 ミクロン) 。ノード1392上
の“D”信号が0ボルトからVCCボルトへ移行すると、
NMOSトランジスタ1486がターンオンする。同時
にキャパシタ1478が、NMOSトランジスタ161
2のゲート端子1620を基板電圧VBBより高く駆動し
て、トランジスタ1612をターンオンさせる。キャパ
シタ1478のキャパシタンスはトランジスタ1612
のゲートキャパシタンスよりも遙かに大きい。従って、
ノード“D”の正のスイッチング移行中の任意の時点に
は、トランジスタ1612のゲートは殆ど、VBB(トラ
ンジスタ1612のソース)より高い(ノード“D”
(トランジスタ1486のゲート)がVSS(トランジス
タ1486のソース)より高いのと同程度)。トランジ
スタ1486のしきい値電圧はそのボディ効果によっ
て、即ち、そのソース電圧(0ボルト)がその基板電圧
BBより高いという事実によって増加する。トランジス
タ1612のしきい値電圧は、そのソースが全てのNM
OSトランジスタの共通基板VBBに接続されているか
ら、ボディ効果によって増加しない。従って、トランジ
スタ1486のしきい値電圧は、トランジスタ1612
のしきい値電圧よりも大きい。ノード“D”が上昇する
と、トランジスタ1486がターンオンし始める前に、
しきい値電圧が低いトランジスタ1612がターンオン
し始める(キャパシタ1478が十分に大きいものとす
る)。
【0066】ノード“D”の上昇中(最終のVCC電圧を
含む)の任意の時点には、トランジスタ1486はその
ゲート電圧におけるその飽和電流よりも大きくない電流
を流す。トランジスタ1486の飽和電流はノード15
08を0ボルトに向かって引下げ、キャパシタ1612
を通る変位電流を供給しての1610を基板VBBより低
く駆動しようとする。この時点に、トランジスタ162
は、トランジスタ1486と同じように同一のゲート・
ソース電圧に対して閉じている。そして最も重要なこと
は、トランジスタ1612が、トランジスタ1486よ
りも例えば7倍広いことである(例えば、350 ミクロン
対 50 ミクロン)。トランジスタ1612は、それを極
めて広くすることによって低抵抗を有するように設計さ
れている。その抵抗は、トランジスタ1486を通る
(そしてキャパシタ1524を通る)飽和電流がトラン
ジスタ1612にまたがって約 0.3ボルトの電圧しか発
生できないようにするのに十分低い。従って、ノード1
610が基板電圧VBBより 0.3ボルト以上低くなるよう
に駆動されることはない。NMOSトランジスタ161
2の第1の通電端子1608は基板に対して負に駆動さ
れるが、P−Nダイオードが順方向にバイアスされるの
で注入電流は全く無視できる。シリコンP−Nダイオー
ドに実質的な電流を流すのに必要な順方向バイアスは約
0.7ボルトである。順方向バイアスを 60 ミリボルト減
少させる毎に、電流は 1/10 ずつ減少する。0.7 ボルト
より 400ミリボルト低い 0.3ボルトの順方向バイアスに
おける電流は、順方向バイアスが 0.7ボルトの場合の電
流の百万分の一以下である。
【0067】以上のように、トランジスタ1612の幅
を、トランジスタ1486の幅よりも遙かに大きく設計
することによって、及びキャパシタ1478のキャパシ
タンスをトランジスタ1612のゲートのキャパシタン
スよりも遙かに大きく設計することによって、順方向バ
イアス注入電流を完全に無視することができる。しかも
これはトランジスタ1612のゲート端子1620をV
BBから(VBB+VCC)までだけスイッチングさせること
によって、またトランジスタ1612にまたがるしきい
値電圧を降下させることなく達成される。しきい値効果
がないことから、ポンプ80は、従来技術のポンプより
も実質的に効率的であり、所与の基板ポンプ電流を得る
ために少ないVCC電流を使用し、そして所与のキャパシ
タ1524サイズに対してより大きいポンプ電流を達成
する。
【0068】ボディ効果がないことから、NMOSトラ
ンジスタ1612はそのゲート電圧が、VBBであるその
ソース電圧に等しくても完全にターンオフにはならな
い。従って、スタンバイ中、ポンピングが行われない時
にはノード“D”が「高」になってトランジスタ161
2がオンになる。この時点に、ノード“B”は「高」で
あり、PMOSトランジスタ1594は、PMOSトラ
ンジスタ1470と同様に、オフとなって漏洩電流は無
視することができる。即ち、スタンバイ状態は、図16
の開始時または終了時に示してあるようになる。基板は
ノード“D”(図16)が上昇した後に負に実際にポン
プされる。トランジスタ1612を通る漏洩電流は、ポ
ンプサイクルパルス中(この時間中にはキャパシタが充
電され、ノード“D”(図16)が「低」である)だけ
に留まる。この漏洩は小さく、パルス幅も短い(多分 2
0 ナノ秒)ので、サイクル当たりの漏洩電荷は極めて少
なく、サイクル当たりのポンプチャージに比して無視す
ることができる。これに対して、もしノード“D”が
「低」の時にポンプを停止させ、トランジスタ1612
を恐らくオフにし(しかし、多分僅かにオン)、そして
PMOSトランジスタ1594を限定的にオンにすれ
ば、基板から接地まで実質的な漏洩経路が形成されるこ
とになる。
【0069】最後に、端子1604がVBBより低く駆動
された時、第1の通電端子1608はソース端子として
機能し、第2の通電端子1616はドレイン端子として
機能する(NMOSトランジスタでは、ドレインはソー
スに対して正であると定義されている)。Vtn=0.8 ボ
ルトとし、VBB=−4.9 ボルトとする。NMOSトラン
ジスタ1612をターンオンさせるには、ゲート端子1
620に−4.1 ボルト(または、より正)の信号を印加
しなければならない。端子1604が 0.0ボルトである
時には、第1の通電端子1608はドレイン端子として
機能し、第2の通電端子1608はソース端子として機
能する。NMOSトランジスタ1612をターンオフさ
せるには、ゲート端子1620に(VBB+0.8 )ボルト
(または、より負)の信号を印加しなければならない。
即ち、−4.1 ボルトより正の電圧がトランジスタ161
2をターンオンさせ、一方−4.1 ボルトより負の電圧が
トランジスタ1612をターンオンさせる。従って、N
MOSトランジスタ1612のジョブを行うPMOSト
ランジスタスイッチに必要な電圧より高いある電圧に近
い量まで電圧をスイッチさせる必要はない。その代わり
に、VCCより低い電圧電荷で十分以上である。
【0070】結論として、多くの独立した新機軸を一緒
にして上述した全ての便益が提供されている。各々はそ
れ自体に貢献し、単独でも従来技術を進歩させている。
一緒に使用すると、極めて少ないスタンバイ電力しか消
費しない、しかも大きい電流をポンプすることができ、
また1段のポンプを使用して、正の供給VCCが接地より
高いにも拘わらず殆ど接地より低い基板電圧を達成する
ことができるポンプを提供するようになる。以上に説明
した種々の新規回路技術は、電力を節約するために低い
供給電圧でポンプ発振器を動作させ、もし基板が適度に
負でなければこの低下した供給電圧レベルを高め、ポン
ピングが不要である場合には電力を節約するために低周
波数で、またポンピングが必要である場合には高ポンプ
電流を達成するために高周波数でポンプ発振器を動作さ
せ、電力を消費するような直接電流経路を用いずに低電
圧スウィング論理ノードを高電圧スウィング論理ノード
に変換し、ポンピングが必要か否かを決定するために参
照電圧との比較を容易ならしめるようにキャパシタ及び
スイッチを使用してVBB電圧を(VBB+VCC)までに変
換し、図1のスイッチ14の代わりに図17のNMOS
トランジスタ1612を使用し、このトランジスタにま
たがって発生する電圧をP−Nダイオード注入電流が無
視できるような受入れ可能なレベルに制限し、存在する
恐れのあるオフ漏洩電流(基板を高く引上げる)を極め
て短い時間に制限するようにポンプサイクル間の潜在的
に長い期間中に図17のトランジスタ1612をオンに
維持することを含む。
【0071】以上に、本発明の特定の実施例を完全に説
明したが、種々の変更を使用することが可能である。例
えば、想定した電圧及び種々のトランジスタのサイズは
動作原理から逸脱することなく変更することができる。
従って、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載されてい
る場合を除いて制限されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のチャージポンプの概念図である。
【図2】本発明によるチャージポンピングシステムの実
施例のブロック線図である。
【図3】図2に示す可変周波数発振器の実施例のブロッ
ク線図である。
【図4】従来の発振器段の回路図である。
【図5】図2に示す低電圧発生器の実施例の回路図であ
る。
【図6】図5に示す低電圧発生器の代替実施例の回路図
である。
【図7】図3に示す2周波数発振器の動作を示す波形で
ある。
【図8】図3に示す可変周波数発振器段の実施例の回路
図である。
【図9】図2に示すタイミング信号発生器の回路図であ
る。
【図10】図9に示すタイミング信号発生器によって生
成される信号のタイミングを示すタイミング図である。
【図11】従来の基板電圧コンパレータの回路図であ
る。
【図12】本発明による基板電圧検出器の実施例の概念
図である。
【図13】図2に示す論理電圧レベル変換器の実施例の
回路図である。
【図14】図2に示す基板電圧変換器及びコンパレータ
の実施例の回路図である。
【図15】図2に示すポンプ信号発生器の実施例の回路
図である。
【図16】入力信号及び図15に示すポンプ信号発生器
によって生成される信号のタイミングを示すタイミング
図である。
【図17】図2に示すチャージポンプの実施例の回路図
である。
【図18】ダイオード接続されたNMOSトランジスタ
からなる従来の基板電荷スイッチの回路図である。
【図19】ダイオード接続されたPMOSトランジスタ
からなる従来の基板電荷スイッチの回路図である。
【図20】直列に接続されたPMOSトランジスタから
なる基板電荷スイッチの実施例の回路図である。
【符号の説明】
2 チャージポンプ 4 第1のスイッチ 6 キャパシタンスC1の第1の端子 8 第2のスイッチ 10 キャパシタンスC1の第2の端子 12 第3のスイッチ 14 第4のスイッチ 20 基板チャージポンピングシステム 24 低電圧発生器 28 可変周波数発振器 34 タイミング信号発生器 40 論理電圧レベル変換器 44 基板電圧変換器 64 ポンプ信号発生器 70 SPUMP 信号ライン 72 NSPUMP信号ライン 80 チャージポンプ 84 発振器段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8238 H01L 27/10 321 27/092 21/8242 27/108

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板へ電荷を転送するためのチャージポ
    ンプであって、 電源電圧から、上記電源電圧より低い電圧の低電圧信号
    を出力に生成する電源回路と、 上記電源回路に接続され、上記低電圧信号に応答して選
    択された周波数の発振器信号を生成する発振器回路と、 上記基板に接続されている出力を有し、上記発振器回路
    に接続されていて上記発振器信号に応答して上記基板へ
    電荷を転送するポンプ回路と、を備えていることを特徴
    とするチャージポンプ。
  2. 【請求項2】 上記低電圧信号は、PMOSトランジス
    タのしきい値電圧プラスNMOSトランジスタのしきい
    値電圧の絶対値にほぼ等しい請求項1に記載のチャージ
    ポンプ。
  3. 【請求項3】 上記低電圧信号は、第1の動作モードに
    おいては第1の値であり、また第2の動作モードにおい
    ては上記第1の値よりも高い第2の値である請求項1に
    記載のチャージポンプ。
  4. 【請求項4】 上記発振器回路は、低ポンプ電流動作モ
    ードにおいては第1の周波数で、また高ポンプ電流動作
    モードにおいては上記第1の周波数よりも高い第2の周
    波数で動作する請求項1に記載のチャージポンプ。
  5. 【請求項5】 基板へ電荷を転送するためのチャージポ
    ンプであって、 供給電圧信号を生成する電源回路と、 第1の電圧値と第2の電圧値との間を交互する制御信号
    を受信する制御信号受信手段と、 選択された周波数の発振器信号を生成する発振器回路
    と、を備え、上記発振器回路は、 上記電源回路と上記制御信号受信手段とに接続され、上
    記制御信号が上記供給電圧信号から第1のしきい値電圧
    だけ異なっている時に通電する第1のスイッチと、 上記電源回路と上記制御信号受信手段とに接続され、上
    記制御信号が上記供給電圧信号から第2のしきい値電圧
    だけ異なっている時に通電する第2のスイッチと、を含
    み、上記第1及び第2のスイッチは、上記制御信号が上
    記第1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化すると実質
    的に相互に排他的に通電し、 上記チャージポンプは、 上記発振器回路に接続され、上記発振器信号に応答して
    上記基板へ電荷を転送するポンプ回路、を更に備えてい
    ることを特徴とするチャージポンプ。
  6. 【請求項6】 上記供給電圧信号は、第1のしきい値電
    圧の大きさプラス第2のしきい値電圧の大きさにほぼ等
    しい電圧を有している請求項5に記載のチャージポン
    プ。
  7. 【請求項7】 上記第1のスイッチは、第1の通電端
    子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第1のトラ
    ンジスタからなり、 上記第2のスイッチは、第1の通電端子、第2の通電端
    子、及び制御端子を有する第2のトランジスタからな
    り、 上記第1のトランジスタの上記第1の通電端子は、上記
    電源回路に接続されており、 上記第1のトランジスタの上記第2の通電端子は、上記
    第2のトランジスタの上記第1の通電端子に接続されて
    おり、 上記第1のトランジスタの上記制御端子は、上記制御信
    号受信手段に接続されており、 上記第2のトランジスタの上記制御端子は、上記制御信
    号手段に接続されており、そして上記第2のトランジス
    タの上記第2の通電端子は、接地電位に接続されている
    請求項5に記載のチャージポンプ。
  8. 【請求項8】 上記第1のスイッチはPMOSトランジ
    スタからなり、上記第2のスイッチはNMOSトランジ
    スタからなり、上記PMOSトランジスタは、上記電源
    回路に接続されているソース端子と、上記制御信号受信
    手段に接続されているゲート端子と、ドレイン端子とを
    有し、上記NMOSトランジスタは、上記接地電位に接
    続されているソース端子と、上記PMOSトランジスタ
    の上記ドレイン端子に接続されているドレイン端子と、
    上記PMOSトランジスタの上記ゲート端子に接続され
    ているゲート端子とを有している請求項7に記載のチャ
    ージポンプ。
  9. 【請求項9】 上記供給電圧信号は、第1のしきい値電
    圧の大きさプラス第2のしきい値電圧の大きさにほぼ等
    しい電圧を有している請求項8に記載のチャージポン
    プ。
  10. 【請求項10】 基板へ電荷を転送するためのチャージ
    ポンプであって、 供給電圧信号を生成する電源回路と、 選択された周波数で発振器信号を生成するための複数の
    奇数の発振器段を含む発振器回路と、を備え、上記各発
    振器段は、 第1の電圧値と第2の電圧値との間を交互する制御信号
    を受信する入力ノードと、 上記電源回路と上記入力ノードとに接続され、上記制御
    信号が上記供給電圧信号から第1のしきい値電圧だけ異
    なっている時に通電する第1のスイッチと、 上記電源回路と上記入力ノードとに接続され、上記制御
    信号が上記供給電圧信号から第2のしきい値電圧だけ異
    なっている時に通電する第2のスイッチと、を含み、上
    記第1及び第2のスイッチは、上記制御信号が上記第1
    の電圧値から上記第2の電圧値へ変化すると実質的に相
    互に排他的に通電し、 上記チャージポンプは、 上記発振器回路に接続され、上記発振器信号に応答して
    上記基板へ電荷を転送するポンプ回路、を更に備えてい
    ることを特徴とするチャージポンプ。
  11. 【請求項11】 上記供給電圧信号は、第1のしきい値
    電圧の大きさプラス第2のしきい値電圧の大きさにほぼ
    等しい電圧を有している請求項10に記載のチャージポ
    ンプ。
  12. 【請求項12】 上記第1のスイッチは、第1の通電端
    子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第1のトラ
    ンジスタからなり、上記第2のスイッチは、第1の通電
    端子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第2のト
    ランジスタからなり、上記第1のトランジスタの上記第
    1の通電端子は、上記電源回路に接続されており、 上記第1のトランジスタの上記第2の通電端子は、出力
    ノードにおいて上記第2のトランジスタの上記第1の通
    電端子に接続されており、 上記第1のトランジスタの上記制御端子は、上記入力ノ
    ードに接続されており、 上記第2のトランジスタの上記制御端子は、上記入力ノ
    ードに接続されており、そして上記第2のトランジスタ
    の上記第2の通電端子は、接地電位に接続されている請
    求項10に記載のチャージポンプ。
  13. 【請求項13】 上記各発振器段の出力ノードは次の発
    振器段の入力ノードに接続され、それにより上記複数の
    発振器段は直列に接続されている請求項12に記載のチ
    ャージポンプ。
  14. 【請求項14】 上記第1のスイッチはPMOSトラン
    ジスタからなり、上記第2のスイッチはNMOSトラン
    ジスタからなり、上記PMOSトランジスタは、上記電
    源回路に接続されているソース端子と、上記入力ノード
    に接続されているゲート端子と、ドレイン端子とを有
    し、上記NMOSトランジスタは、上記接地電位に接続
    されているソース端子と、上記PMOSトランジスタの
    上記ドレイン端子に接続されているドレイン端子と、上
    記入力ノードに接続されているゲート端子とを有してい
    る請求項13に記載のチャージポンプ。
  15. 【請求項15】 上記供給電圧信号は、第1のしきい値
    電圧の大きさプラス第2のしきい値電圧の大きさにほぼ
    等しい電圧を有している請求項14に記載のチャージポ
    ンプ。
  16. 【請求項16】 基板へ電荷を転送するチャージポンプ
    のための電源であって、 上記チャージポンプのための第1の電圧を生成する第1
    の電圧手段と、 上記チャージポンプのための第2の電圧を生成する第2
    の電圧手段と、 選択された基板電圧を検出する基板電圧検出手段と、 上記第1の電圧手段と、上記第2の電圧手段と、上記基
    板電圧検出手段とに接続され、上記基板電圧が上記選択
    された値よりも高い時には上記第1の電圧を上記チャー
    ジポンプに供給し、上記基板電圧が上記選択された値よ
    りも低い時には上記第2の電圧を上記チャージポンプに
    供給する電圧制御手段と、を備えていることを特徴とす
    る電源。
  17. 【請求項17】 上記第1の電圧は、上記第2の電圧よ
    りも高い請求項16に記載の電源。
  18. 【請求項18】 上記第2の電圧手段は、電流源と電流
    シンクとの間に接続されていて上記第2の電圧を供給す
    るノードを有する分圧器からなる請求項17に記載の電
    源。
  19. 【請求項19】 上記第1の電圧手段は抵抗からなり、
    上記電圧制御手段は上記抵抗と上記分圧器とに接続され
    ている抵抗スイッチ手段からなり、上記基板電圧が上記
    選択された値よりも高い時には上記ノードが高めの電圧
    が供給されるように、上記基板電圧が上記選択された値
    よりも高い時には上記抵抗が上記分圧器に直列に接続さ
    れる請求項18に記載の電源。
  20. 【請求項20】 上記抵抗、上記抵抗スイッチ手段、及
    び上記基板電圧検出手段が一緒になって、上記分圧器に
    接続されている第1の通電端子、上記電流シンクに接続
    されている第2の通電端子、及び上記基板に接続されて
    いる制御端子を有する第1のトランジスタを構成してい
    る請求項19に記載の電源。
  21. 【請求項21】 上記分圧器は、上記第1のトランジス
    タの上記第1の通電端子と上記ノードとの間に接続され
    ている複数の直列接続された第2のトランジスタからな
    る請求項20に記載の電源。
  22. 【請求項22】 上記電源は、上記電流源に接続されて
    いる第1の通電端子、上記ノードに接続されている制御
    端子、及び上記チャージポンプに接続されていて上記チ
    ャージポンプに動作電圧を供給する第2の通電端子を有
    する第3のトランジスタを更に備えている請求項21に
    記載の電源。
  23. 【請求項23】 半導体デバイスを制御するための発振
    器であって、電源及び複数の奇数の発振器段を備え、 上記電源は、 電源ノードに第1の電圧を生成する第1の電圧手段と、 電源ノードに第2の電圧を生成する第2の電圧手段と、 選択された基板電圧を検出する基板電圧検出手段と、 上記第1の電圧手段と、上記第2の電圧手段と、上記基
    板電圧検出手段とに接続され、上記基板電圧が上記選択
    された値よりも高い時には上記第1の電圧を上記電源ノ
    ードに供給し、上記基板電圧が上記選択された値よりも
    低い時には上記第2の電圧を上記電源ノードに供給する
    電圧制御手段と、を含み、 上記各発振器段は、 第1の電圧値と第2の電圧値との間を交互する制御信号
    を受信する入力ノードと、 上記電源ノードと上記入力ノードとに接続され、上記制
    御信号が供給電圧信号から第1のしきい値だけ異なって
    いる時に通電する第1のスイッチと、 上記電源ノードと上記入力ノードとに接続され、上記制
    御信号が上記供給電圧信号から第2のしきい値電圧だけ
    異なっている時に通電する第2のスイッチと、を含み、 上記第1及び第2のスイッチは、上記制御信号が上記第
    1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化すると実質的に
    相互に排他的に通電し、選択された周波数で発振器信号
    を生成することを特徴とする発振器。
  24. 【請求項24】 上記第1のスイッチは、第1の通電端
    子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第1のトラ
    ンジスタからなり、上記第2のスイッチは、第1の通電
    端子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第2のト
    ランジスタからなり、上記第1のトランジスタの上記第
    1の通電端子は上記電源ノードに接続されており、上記
    第1のトランジスタの上記第2の通電端子は出力ノード
    において上記第2のトランジスタの上記第1の通電端子
    に接続されており、上記第1のトランジスタの上記制御
    端子は上記入力ノードに接続されており、上記第2のト
    ランジスタの上記制御端子は上記入力ノードに接続され
    ており、そして上記第2のトランジスタの上記第2の通
    電端子は接地電位に接続されている請求項23に記載の
    発振器。
  25. 【請求項25】 上記各発振器段の出力ノードは次の発
    振器段の入力ノードに接続され、それにより上記複数の
    発振器段は直列に接続されている請求項24に記載の発
    振器。
  26. 【請求項26】 上記第2の電圧手段は、電流源と電流
    シンクとの間に接続されている分圧器からなる請求項2
    5に記載の発振器。
  27. 【請求項27】 上記第1の電圧手段は抵抗からなり、
    上記電圧制御手段は上記抵抗と上記分圧器とに接続され
    ている抵抗スイッチ手段からなり、上記基板電圧が上記
    選択された値よりも高い時には上記ノードが高めの電圧
    が供給されるように、上記基板電圧が上記選択された値
    よりも高い時には上記抵抗が上記分圧器に直列に接続さ
    れる請求項25に記載の発振器。
  28. 【請求項28】 上記抵抗、上記抵抗スイッチ手段、及
    び上記基板電圧検出手段が一緒になって、上記分圧器に
    接続されている第1の通電端子、上記電流シンクに接続
    されている第2の通電端子、及び上記基板に接続されて
    いる制御端子を有する第3のトランジスタを構成してい
    る請求項27に記載の発振器。
  29. 【請求項29】 上記分圧器は、上記第1のトランジス
    タの上記第1の通電端子と上記電源ノードとの間に接続
    されている複数の直列接続された第4のトランジスタか
    らなる請求項28に記載の発振器。
  30. 【請求項30】 上記電源は、上記電流源に接続されて
    いる第1の通電端子、上記電源ノードに接続されている
    制御端子、及び上記発振器に接続されていて上記発振器
    に動作電圧を供給する第2の通電端子を有する第5のト
    ランジスタを更に備えている請求項29に記載の発振
    器。
  31. 【請求項31】 上記第1のスイッチはPMOSトラン
    ジスタからなり、上記第2のスイッチはNMOSトラン
    ジスタからなり、上記PMOSトランジスタは、上記第
    5のトランジスタの上記第2の通電端子に接続されてい
    るソース端子と、上記入力端子に接続されているゲート
    端子と、ドレイン端子とを有し、上記NMOSトランジ
    スタは、上記接地電位に接続されているソース端子と、
    上記PMOSトランジスタの上記ドレイン端子に接続さ
    れているドレイン端子と、上記入力ノードに接続されて
    いるゲート端子とを有している請求項30に記載の発振
    器。
  32. 【請求項32】 可変周波数発振器であって、複数の奇
    数の発振器段を備え、 上記各発振器段は、 電圧源に接続されている第1の通電端子、第1の電圧値
    と第2の電圧値との間を交互する入力信号を受信する入
    力ノードに接続されている制御端子、及び第2の通電端
    子を有する第1のトランジスタと、 出力ノードにおいて上記第1のトランジスタの上記第2
    の通電端子に接続されている第1の通電端子、接地電位
    に接続されている第2の通電端子、及び上記入力ノード
    に接続されている制御端子を有する第2のトランジスタ
    と、を含み、 上記第1及び第2のトランジスタは、上記入力信号が上
    記第1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化すると上記
    出力ノードにおける信号が第3の電圧値と第4の電圧値
    との間で変化するように実質的に相互に排他的に導電
    し、 上記各発振器段の上記出力ノードは次の発振器段の入力
    ノードに接続され、それにより上記複数の発振器段は直
    列に接続されており、 上記各発振器段は更に、 周波数選択信号を受信する周波数選択手段と、 上記出力ノードと上記周波数選択手段とに接続され、上
    記周波数選択信号に応答して上記出力ノードにおける信
    号の変化レートを上記第3の電圧値と上記第4の電圧値
    との間で増加させる信号レート増加手段、を備えている
    ことを特徴とする可変周波数発振器。
  33. 【請求項33】 上記信号レート増加手段は、 上記電圧源に接続されている第1の通電端子、上記入力
    ノードに接続されている制御端子、及び上記出力ノード
    に接続されている第2の通電端子を有する第3のトラン
    ジスタと、 上記出力ノードに接続されている第1の通電端子、上記
    入力ノードに接続されている制御端子、及び上記接地電
    位に接続されている第2の通電端子を有する第4のトラ
    ンジスタと、 を備え、 上記第3及び第4のトランジスタは、上記第1及び第2
    のトランジスタより大きく導電し、 上記第3及び第4のトランジスタは、上記制御信号が上
    記第1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化した時に、
    上記第1のトランジスタが導電すると上記第3のトラン
    ジスタが導電し、上記第2のトランジスタが導電すると
    上記第4のトランジスタが導電するように実質的に相互
    に排他的に導電し、 上記信号レート増加手段は更に、 上記第3及び第4のトランジスタと上記周波数選択手段
    とに接続され、上記周波数選択信号に応答して上記第3
    及び第4のトランジスタの動作を可能化するトランジス
    タ制御手段、を備えている請求項32に記載の発振器。
  34. 【請求項34】 上記各発振器段内の上記トランジスタ
    制御手段は、 上記電圧源に接続されている第1の通電端子、上記第3
    のトランジスタの上記第1の通電端子に接続されている
    第2の通電端子、及び上記周波数選択信号を受信するよ
    うに接続されている制御端子を有する第5のトランジス
    タと、 上記第4のトランジスタの上記第2の通電端子に接続さ
    れている第1の通電端子、上記接地電位に接続されてい
    る第2の通電端子、及び上記周波数選択信号を受信する
    ように接続されている制御端子を有する第6のトランジ
    スタと、を備え、 上記第5及び第6のトランジスタは上記周波数選択信号
    に応答して実質的に同時に導電可能にされ、上記第3及
    び第4のトランジスタが上記入力信号に応答して導電で
    きるようにする請求項33に記載の発振器。
  35. 【請求項35】 基板へ電荷を転送するためのチャージ
    ポンプであって、 第1の周波数で発振器信号を生成する発振器回路と、 上記発振器回路に接続され、上記第1の周波数で基板電
    圧をサンプリングする電圧サンプリング手段と、 上記電圧サンプリング手段に接続され、上記基板電圧が
    選択されたレベルから選択された量だけ異なっている時
    にポンプ信号を生成するポンプ指示手段と、を備え、 上記発振器回路は、上記ポンプ指示手段に接続され上記
    ポンプ信号に応答して第2の周波数で上記発振器信号を
    生成させる周波数制御手段を含み、 上記チャージポンプは更に、 上記発振器回路と上記ポンプ指示信号とに接続され、上
    記ポンプ信号に応答して上記第2の周波数で上記基板へ
    電荷を転送するポンプ回路、を備えていることを特徴と
    するチャージポンプ。
  36. 【請求項36】 上記第1の周波数は、上記第2の周波
    数よりも低い請求項35に記載のチャージポンプ。
  37. 【請求項37】 上記ポンプ指示手段は、上記基板電圧
    が上記選択されたレベルから上記選択された量だけ異な
    っていない時には無ポンプ信号を生成する請求項35に
    記載のチャージポンプ。
  38. 【請求項38】 上記周波数制御手段は、上記無ポンプ
    信号に応答して上記第1の周波数で上記発振器信号を生
    成する請求項37に記載のチャージポンプ。
  39. 【請求項39】 上記第1の周波数は、上記第2の周波
    数よりも低い請求項38に記載のチャージポンプ。
  40. 【請求項40】 上記発振器回路は複数の奇数の発振器
    段を備え、上記各発振器段は、 電圧源に接続されている第1の通電端子、第1の電圧値
    と第2の電圧値との間を交互する入力信号を受信する入
    力ノードに接続されている制御端子、及び第2の通電端
    子を有する第1のトランジスタと、 出力ノードにおいて上記第1のトランジスタの上記第2
    の通電端子に接続されている第1の通電端子、接地電位
    に接続されている第2の通電端子、及び上記入力ノード
    に接続されている制御端子を有する第2のトランジスタ
    と、を含み、 上記第1及び第2のトランジスタは、上記入力信号が上
    記第1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化すると実質
    的に相互に排他的に導電し、 上記各発振器段の上記出力ノードは次の発振器段の入力
    ノードに接続され、それにより上記複数の発振器段は直
    列に接続されている請求項38に記載のチャージポン
    プ。
  41. 【請求項41】 上記第1の周波数は、上記第2の周波
    数よりも低い請求項40に記載のチャージポンプ。
  42. 【請求項42】 上記周波数制御手段は、 上記電圧源に接続されている第1の通電端子、上記入力
    ノードに接続されている制御端子、及び上記出力ノード
    に接続されている第2の通電端子を有する第3のトラン
    ジスタと、 上記出力ノードに接続されている第1の通電端子、上記
    入力ノードに接続されている制御端子、及び上記接地電
    位に接続されている第2の通電端子を有する第4のトラ
    ンジスタと、を含み、 上記第3及び第4のトランジスタは、上記第1及び第2
    のトランジスタより大きく導電し、 上記第3及び第4のトランジスタは、上記制御信号が上
    記第1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化した時に、
    上記第1のトランジスタが導電すると上記第3のトラン
    ジスタが導電し、上記第2のトランジスタが導電すると
    上記第4のトランジスタが導電するように実質的に相互
    に排他的に導電し、 上記チャージポンプは更に、 上記第3及び第4のトランジスタと上記ポンプ指示手段
    とに接続され、上記ポンプ信号に応答して上記第3及び
    第4のトランジスタの動作を可能化するトランジスタ制
    御手段、を備えている請求項341記載のチャージポン
    プ。
  43. 【請求項43】 上記各発振器段内のトランジスタ制御
    手段は、 上記電圧源に接続されている第1の通電端子、上記第3
    のトランジスタの上記第1の通電端子に接続されている
    第2の通電端子、及び上記ポンプ信号を受信するように
    接続されている制御端子を有する第5のトランジスタ
    と、 上記第4のトランジスタの上記第2の通電端子に接続さ
    れている第1の通電端子、上記接地電位に接続されてい
    る第2の通電端子、及び上記ポンプ信号を受信するよう
    に接続されている制御端子を有する第6のトランジスタ
    と、を備え、 上記第5及び第6のトランジスタは上記ポンプ信号に応
    答して実質的に同時に導電可能にされ、上記第3及び第
    4のトランジスタが上記入力信号に応答して導電できる
    ようにする請求項42に記載の発振器。
  44. 【請求項44】 基板電圧を変換する装置であって、 第1の入力端子及び第2の入力端子を有するキャパシタ
    ンスと、 第1の電圧と、上記第1または第2の入力端子の一方と
    の間に接続されている第1のスイッチと、 基板電圧と、上記第1または第2の入力端子の他方との
    間に接続されている第2のスイッチと、 上記第1及び第2のスイッチに接続され、上記第1の電
    圧と上記基板電圧との差にほぼ等しい上記第1の入力端
    子と第2の入力端子との差電圧まで上記キャパシタンス
    を充電するように、上記第1及び第2のスイッチを閉じ
    るスイッチ制御手段と、を備え、 上記スイッチ制御手段は、上記キャパシタンスが上記差
    電圧まで充電された後に上記第1及び第2のスイッチを
    開き、 上記装置は更に、 上記第2の電圧と、上記第1または第2の入力端子の一
    方との間に接続されている第3のスイッチ、を備え、 上記スイッチ制御手段は、上記第3のスイッチに接続さ
    れていて上記キャパシタンスが上記差電圧まで充電され
    た後に上記第3のスイッチを閉じ、それによって上記第
    2の電圧に接続されている上記第1または第2の入力端
    子が上記第2の参照電圧に等しい電圧を有し、上記第1
    または第2の入力端子の他方が上記第1の電圧と上記第
    2の電圧との差にほぼ等しい量だけ変化するようになっ
    ていることを特徴とする電圧変換器。
  45. 【請求項45】 上記第1のスイッチは上記第1の入力
    端子に接続され、上記第2のスイッチは上記第2の入力
    端子に接続され、そして上記第3のスイッチは上記第1
    の入力端子に接続されている請求項44に記載の電圧変
    換器。
  46. 【請求項46】 上記第2の電圧は、上記第1の電圧に
    対して正の電圧である請求項45に記載の電圧変換器。
  47. 【請求項47】 上記第1の電圧と上記第2の電圧との
    差は、上記第1の電圧と上記基板電圧との差よりも大き
    い請求項46に記載の電圧変換器。
  48. 【請求項48】 上記基板電圧は、上記第1の電圧に対
    して負の電圧である請求項47に記載の電圧変換器。
  49. 【請求項49】 上記第1の電圧は、接地電位である請
    求項48に記載の電圧変換器。
  50. 【請求項50】 基板へ電荷を転送するためのチャージ
    ポンプであって、 上記基板に接続され、上記基板電圧から変換された電圧
    を生成する変換電圧生成手段、を備え、上記変換電圧生
    成手段は、 第1の入力端子及び第2の入力端子を有するキャパシタ
    ンスと、 第1の電圧と、上記第1または第2の入力端子の一方と
    の間に接続されている第1のスイッチと、 基板電圧と、上記第1または第2の入力端子の他方との
    間に接続されている第2のスイッチと、 上記第1及び第2のスイッチに接続され、上記第1の電
    圧と上記基板電圧との差にほぼ等しい上記第1の入力端
    子と第2の入力端子との差電圧まで上記キャパシタンス
    を充電するように、上記第1及び第2のスイッチを閉じ
    るスイッチ制御手段と、を備え、 上記スイッチ制御手段は、上記キャパシタンスが上記差
    電圧まで充電された後に上記第1及び第2のスイッチを
    開き、 上記装置は更に、 上記第2の電圧と上記第1または第2の入力端子の一方
    との間に接続されている第3のスイッチ、を備え、 上記スイッチ制御手段は、上記第3のスイッチに接続さ
    れていて上記キャパシタンスが上記差電圧まで充電され
    た後に上記第3のスイッチを閉じ、それによって上記第
    2の電圧に接続されている上記第1または第2の入力端
    子が上記第2の電圧に等しい電圧を有し、変換電圧端子
    と名付ける上記第1または第2の入力端子の他方が上記
    第1の電圧と上記第2の電圧との差にほぼ等しい量だけ
    変化するようになっており、 上記装置は、 上記変換電圧端子に接続されている第1の入力端子、及
    び参照電圧に接続されている第2の入力端子を有し、上
    記変換された電圧が上記参照電圧から選択された量だけ
    異なっている時にポンプ信号を生成するコンパレータ
    と、 上記コンパレータと上記基板とに接続され、上記ポンプ
    信号に応答して上記基板へ電荷を転送するポンプ回路
    と、を更に備えていることを特徴とするチャージポン
    プ。
  51. 【請求項51】 上記第1のスイッチは上記第1の入力
    端子に接続され、上記第2のスイッチは上記第2の入力
    端子に接続され、そして上記第3のスイッチは上記第1
    の入力端子に接続されている請求項50に記載のチャー
    ジポンプ。
  52. 【請求項52】 上記第2の電圧は、上記第1の電圧に
    対して正の電圧である請求項45に記載のチャージポン
    プ。
  53. 【請求項53】 上記第1の電圧と上記第2の電圧との
    差は、上記第1の電圧と上記基板電圧との差よりも大き
    い請求項52に記載のチャージポンプ。
  54. 【請求項54】 上記基板電圧は、上記第1の電圧に対
    して負の電圧である請求項53に記載のチャージポン
    プ。
  55. 【請求項55】 上記第1の電圧は、接地電位である請
    求項54に記載のチャージポンプ。
  56. 【請求項56】 電圧を変換するための装置であって、 第1及び第2の相互に排他的な低電圧制御信号を生成す
    る制御信号手段と、 上記第1の制御信号を受信するように接続されている第
    1の端子を有する第1のキャパシタンスと、 上記第2の制御信号を受信するように接続されている第
    1の端子を有する第2のキャパシタンスと、 高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上記第
    1のキャパシタンスの第2の端子に接続されている第2
    の通電端子、及び上記第2のキャパシタンスの第2の端
    子に接続されている制御端子を有する第1のトランジス
    タと、 上記高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上
    記第2のキャパシタンスの上記第2の端子に接続されて
    いる第2の通電端子、及び上記第1のキャパシタンスの
    上記第2の端子に接続されている制御端子を有する第2
    のトランジスタと、を備え、 上記第2のトランジスタは、上記第1の制御信号が上記
    第1のキャパシタンスによって受信された時に導電し、 上記第1のトランジスタは、上記第2の制御信号が上記
    第2のキャパシタンスによって受信された時に導電する
    ことを特徴とする装置。
  57. 【請求項57】 上記高電圧電流源に接続されている第
    1の通電端子、上記第1のキャパシタンスの上記第2の
    端子に接続されている制御端子、及び第2の通電端子を
    有する第3のトランジスタと、 上記第3のトランジスタの上記第2の通電端子に接続さ
    れている第1の通電端子、接地電位に接続されている第
    2の通電端子、及び上記第1のキャパシタンスの上記第
    1の端子に接続されている制御端子を有する第4のトラ
    ンジスタと、を更に備え、 上記第3または第4のトランジスタの一方は、上記第1
    の制御信号が上記第1のキャパシタンスによって受信さ
    れた時に導電し、 上記第3または第4のトランジスタの他方は、上記第2
    の制御信号が上記第2のキャパシタンスによって受信さ
    れた時に導電する請求項56に記載の装置。
  58. 【請求項58】 上記第1の制御信号は低部分及び高部
    分からなり、上記第2の制御信号は低部分及び高部分か
    らなり、そして上記第1の制御信号の上記低部分は上記
    第2の制御信号の上記低部分と相互に排他的である請求
    項57に記載の装置。
  59. 【請求項59】 上記第及び第2の制御信号の上記低部
    分は各々約0ボルトであり、上記第及び第2の制御信号
    の上記高部分は各々約 1.5ボルトである請求項58に記
    載の装置。
  60. 【請求項60】 上記第1及び第2のトランジスタは、
    各々PMOSトランジスタからなる請求項59に記載の
    装置。
  61. 【請求項61】 上記第3のトランジスタはPMOSト
    ランジスタからなり、上記第4のトランジスタはNMO
    Sトランジスタからなる請求項60に記載の装置。
  62. 【請求項62】 上記高電圧電流源は、約5ボルトであ
    る請求項61に記載の装置。
  63. 【請求項63】 基板電圧を変換するための装置であっ
    て、 第1及び第2の相互に排他的な低電圧制御信号を生成す
    る制御信号手段と、 上記第1の制御信号を受信するように接続されている第
    1の端子を有する第1のキャパシタンスと、 上記第2の制御信号を受信するように接続されている第
    1の端子を有する第2のキャパシタンスと、 高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上記第
    1のキャパシタンスの第2の端子に接続されている第2
    の通電端子、及び上記第2のキャパシタンスの第2の端
    子に接続されている制御端子を有する第1のトランジス
    タと、 上記高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上
    記第2のキャパシタンスの上記第2の端子に接続されて
    いる第2の通電端子、及び上記第1のキャパシタンスの
    上記第2の端子に接続されている制御端子を有する第2
    のトランジスタと、を備え、 上記第2のトランジスタは、上記第1の制御信号が上記
    第1のキャパシタンスによって受信された時に導電し、 上記第1のトランジスタは、上記第2の制御信号が上記
    第2のキャパシタンスによって受信された時に導電し上
    記装置は更に、 上記高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上
    記第1のキャパシタンスの上記第2の端子に接続されて
    いる制御端子、及び第2の通電端子を有する第3のトラ
    ンジスタと、 第1のノードにおいて上記第3のトランジスタの上記第
    2の通電端子に接続されている第1の通電端子、接地電
    位に接続されている第2の通電端子、及び上記第1のキ
    ャパシタンスの上記第1の端子に接続されている制御端
    子を有する第4のトランジスタと、を備え、 上記第3または第4のトランジスタの一方は、上記第1
    の制御信号が上記第1のキャパシタンスによって受信さ
    れた時に導電し、 上記第3または第4のトランジスタの他方は、上記第2
    の制御信号が上記第2のキャパシタンスによって受信さ
    れた時に導電し、 上記高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上
    記第2のキャパシタンスの上記第2の端子に接続されて
    いる制御端子、及び第2の通電端子を有する第5のトラ
    ンジスタと、 第2のノードにおいて上記第5のトランジスタの上記第
    2の通電端子に接続されている第1の通電端子、上記接
    地電位に接続されている第2の通電端子、及び上記第2
    のキャパシタンスの上記第1の端子に接続されている制
    御端子を有する第6のトランジスタと、を備え、 上記第5または第6のトランジスタの一方は、上記第1
    の制御信号が上記第1のキャパシタンスによって受信さ
    れた時に導電し、 上記第5または第6のトランジスタの他方は、上記第2
    の制御信号が上記第2のキャパシタンスによって受信さ
    れた時に導電し、 上記装置は、 上記第1のノードに接続されている第1の入力端子を有
    する第3のキャパシタンスと、 上記第2のノードに接続されている第1の入力端子を有
    する第4のキャパシタンスと、 上記第3のキャパシタンスの第2の入力端子に接続され
    ている第1の通電端子、上記基板に接続されている第2
    の通電端子、及び上記第4のキャパシタンスの第2の端
    子に接続されている制御端子を有する第7のトランジス
    タと、 上記第4のキャパシタンスの上記第2の入力端子に接続
    されている第1の通電端子、上記基板に接続されている
    第2の通電端子、及び上記第3のキャパシタンスの上記
    第2の端子に接続されている制御端子を有する第8のト
    ランジスタと、を更に備え、 上記第7のトランジスタは、上記第5のトランジスタが
    導電すると導電し、 上記第8のトランジスタは、上記第3のトランジスタが
    導電すると導電し、 上記第4のキャパシタンスの上記第2の入力端子におけ
    る電圧は、上記第8のトランジスタが導電した時の上記
    基板電圧にほぼ等しく、そして上記第4のキャパシタン
    スの上記第2の入力端子における電圧は、上記基板電圧
    プラス上記高電圧電流源の電圧にほぼ等しいことを特徴
    とする装置。
  64. 【請求項64】 上記第4のキャパシタンスの上記第1
    の入力端子に接続されている第1の入力端子を有する第
    5のキャパシタンスと、 出力ノードにおいて上記第5のキャパシタンスの第2の
    入力端子に接続されている第1の通電端子、上記基板に
    接続されている第2の通電端子、及び上記第8のトラン
    ジスタの上記制御端子に接続されている制御端子を有す
    る第9のトランジスタと、を更に備え、 上記第9のトランジスタは、上記第3のトランジスタが
    導電した時に導電して上記出力ノードを上記基板電圧に
    する請求項63に記載の装置。
  65. 【請求項65】 上記第5のキャパシタンスの上記第2
    の入力端子に接続されている第1の通電端子、上記第9
    の上記第1の通電端子に接続されている第2の通電端
    子、及び上記第9のトランジスタの上記制御端子に接続
    されている制御端子を有する第10のトランジスタと、 上記高電圧電流源に接続されている第1の通電端子、上
    記第9のトランジスタの上記第1の通電端子に接続され
    ている第2の通電端子、及び上記第5のキャパシタンス
    の上記第2の入力端子に接続されている制御端子を有す
    る第11のトランジスタと、を更に備えている請求項6
    4に記載の装置。
  66. 【請求項66】 上記第1の制御信号は低部分及び高部
    分からなり、上記第2の制御信号は低部分及び高部分か
    らなり、そして上記第1の制御信号の上記低部分は上記
    第2の制御信号の上記低部分と相互に排他的である請求
    項65に記載の装置。
  67. 【請求項67】 上記第1及び第2のトランジスタは、
    各々PMOSトランジスタからなる請求項66に記載の
    装置。
  68. 【請求項68】 上記第3及び第5のトランジスタはP
    MOSトランジスタからなり、上記第4及び第6のトラ
    ンジスタはNMOSトランジスタからなる請求項67に
    記載の装置。
  69. 【請求項69】 上記第7、第8、第9、第10、及び
    第11のトランジスタは、各々NMOSトランジスタか
    らなる請求項68に記載の装置。
  70. 【請求項70】 上記第及び第2の制御信号の上記低部
    分は各々約0ボルトであり、上記第及び第2の制御信号
    の上記高部分は各々約 1.5ボルトである請求項69に記
    載の装置。
  71. 【請求項71】 上記高電圧電流源は、約5ボルトであ
    る請求項70に記載の装置。
  72. 【請求項72】 発振器であって、 供給電圧信号を生成する電源回路と、 複数の奇数の発振器段を含み、選択された周波数で発振
    器信号を生成する発振器回路と、を備え、 上記各発振器段は、 第1の電圧値と第2の電圧値との間を交互する制御信号
    を受信するための入力ノードと、 上記電源回路と上記入力ノードとに接続され、上記制御
    信号が上記供給電圧信号から第1のしきい値電圧だけ異
    なっている時に通電する第1のスイッチと、 上記電源回路と上記入力ノードとに接続され、上記制御
    信号が上記供給電圧信号から第2のしきい値電圧だけ異
    なっている時に通電する第2のスイッチと、を備え、 上記第1及び第2のスイッチは、上記制御信号が上記第
    1の電圧値から上記第2の電圧値へ変化すると実質的に
    相互に排他的に通電するようになっていることを特徴と
    する発振器。
  73. 【請求項73】 上記供給電圧信号は、上記第1のしき
    い値電圧の大きさプラス上記第2のしきい値電圧の大き
    さにほぼ等しい電圧を有している請求項72に記載の発
    振器。
  74. 【請求項74】 上記第1のスイッチは、第1の通電端
    子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第1のトラ
    ンジスタからなり、上記第2のスイッチは、第1の通電
    端子、第2の通電端子、及び制御端子を有する第2のト
    ランジスタからなり、上記第1のトランジスタの上記第
    1の通電端子は上記電源回路に接続され、上記第1のト
    ランジスタの上記第2の通電端子は出力ノードにおいて
    上記第2のトランジスタの上記第1の通電端子に接続さ
    れ、上記第1のトランジスタの上記制御端子は上記入力
    ノードに接続され、上記第2のトランジスタの制御端子
    は上記入力ノードに接続され、そして上記第2のトラン
    ジスタの上記第2の通電端子は接地電位に接続されてい
    る請求項72に記載の発振器。
  75. 【請求項75】 上記各発振器段の上記出力ノードは次
    の発振器段の入力ノードに接続され、それにより上記複
    数の発振器段は直列に接続されている請求項74に記載
    の発振器。
  76. 【請求項76】 上記第1のスイッチはPMOSトラン
    ジスタからなり、上記第2のスイッチはNMOSトラン
    ジスタからなり、上記PMOSトランジスタは、上記電
    源回路に接続されているソース端子と、上記入力ノード
    に接続されているゲート端子と、ドレイン端子とを有
    し、上記NMOSトランジスタは、上記接地電位に接続
    されているソース端子と、上記PMOSトランジスタの
    上記ドレイン端子に接続されているドレイン端子と、上
    記入力ノードに接続されているゲート端子とを有してい
    る請求項75に記載の発振器。
  77. 【請求項77】 上記供給電圧信号は、上記第1のしき
    い値電圧の大きさプラス上記第2のしきい値電圧の大き
    さにほぼ等しい電圧を有している請求項76に記載の発
    振器。
  78. 【請求項78】 基板へ電荷を転送するためのチャージ
    ポンプであって、 第1の入力端子及び第2の入力端子を有するキャパシタ
    ンスと、 第1の電圧と、上記第1の入力端子との間に接続されて
    いる第1のスイッチと、 第2の電圧と、上記第2の入力端子との間に接続されて
    いる第2のスイッチと、を備え、 上記第1の電圧は上記第2の電圧に対して正の電圧であ
    り、 上記チャージポンプは更に、 上記第2の電圧と、上記第1の入力端子との間に接続さ
    れている第3のスイッチと、 上記第2の入力端子と、上記基板との間に接続されてい
    る第4のスイッチと、 上記第1、第2、第3、及び第4のスイッチに接続さ
    れ、上記第1の電圧と上記第2の電圧との差にほぼ等し
    い上記第1の入力端子と第2の入力端子との差電圧まで
    上記キャパシタンスを充電するように、上記第1及び第
    2のスイッチを閉じるスイッチ制御手段、を備え、 上記スイッチ制御手段は、上記キャパシタンスが上記差
    電圧まで充電された後に上記第1及び第2のスイッチを
    開き、 上記スイッチ制御手段は、上記第1の入力端子が上記第
    2の電圧に等しい電圧になり、且つ上記第2の入力端子
    を上記第1の電圧と上記第2の電圧との差にほぼ等しい
    量だけ変化させるように、上記第1及び第2のスイッチ
    が開いた後に上記第3及び第4のスイッチを閉じ、 上記第4のスイッチは、上記第2の入力端子に接続され
    ている第1の通電端子、及び上記基板に接続されている
    第2の通電端子を有するNMOSトランジスタからなる
    ことを特徴とするチャージポンプ。
  79. 【請求項79】 上記第1の電圧と上記第2の電圧との
    差は、上記第2の電圧と上記基板電圧との基板よりも大
    きい請求項78に記載のチャージポンプ。
  80. 【請求項80】 上記基板電圧は、上記第2の電圧に対
    して負の電圧である請求項79に記載のチャージポン
    プ。
  81. 【請求項81】 上記第2の参照電圧は、接地電位であ
    る請求項80に記載のチャージポンプ。
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