JP2722163B2 - ヒンジ - Google Patents
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- JP2722163B2 JP2722163B2 JP5146769A JP14676993A JP2722163B2 JP 2722163 B2 JP2722163 B2 JP 2722163B2 JP 5146769 A JP5146769 A JP 5146769A JP 14676993 A JP14676993 A JP 14676993A JP 2722163 B2 JP2722163 B2 JP 2722163B2
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- hinge
- arm
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D7/00—Hinges or pivots of special construction
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D7/00—Hinges or pivots of special construction
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- E05D7/0407—Hinges adjustable relative to the wing or the frame the hinges having two or more pins and being specially adapted for cabinets or furniture
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- E05D7/123—Hinges or pivots of special construction to allow easy detachment of the hinge from the wing or the frame specially adapted for cabinets or furniture
- E05D7/125—Hinges or pivots of special construction to allow easy detachment of the hinge from the wing or the frame specially adapted for cabinets or furniture the hinge having two or more pins
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- E05Y2600/52—Toolless
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- E05Y—INDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/20—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furnitures, e.g. cabinets
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S16/00—Miscellaneous hardware, e.g. bushing, carpet fastener, caster, door closer, panel hanger, attachable or adjunct handle, hinge, window sash balance
- Y10S16/43—Hinge mounting bracket
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、躯体と扉とを枢着す
るために前記躯体の側板内面に沿って固着される取付板
を介して着脱可能に取付られるヒンジに関し、更に詳述
すれば、扉の取付位置を調整可能にする締付ねじ及び接
手調整ねじを有したヒンジアームが中間部材を介して弾
性スナップ嵌め機構によって前記取付板に保持される、
所謂「隠しヒンジ」または「ドイツヒンジ」と称される
ものに関する。 【0002】 【従来の技術】普通のヒンジにおいて、ヒンジアームは
クランプねじによって取付板に定着され、前記クランプ
ねじは一般に躯体の奥行き方向にヒンジアームの調節が
できるように傾斜穴を通して突出する。 【0003】最近、ヒンジアームを取付板に定着するた
めのスナップ嵌め結合が知られてきた。例えば、DE−
A−30 26 796及びDE−A−30 39 3
28は、ヒンジアーム及び定着板をもつヒンジを示し、
ここにおいて連結される2つの部品は、ヒンジアームを
定着板の案内部分内に挿入し、かつ前記ヒンジアームを
縦方向に移動することによって互いにスナップ嵌めす
る。ヒンジアームを取付板に定着する類似の方法が、D
E−A−24 60 127に示されている。DE−A
−32 41 284に示すヒンジにおいては、ヒンジ
アームは取付板の横方向案内部分内に挿入されかつ偏心
手段を用いて取付板に締付けられる。 【0004】ヒンジアームを取付板に定着する上述の方
法は、ヒンジアームが組立作業段階で取付板に迅速に定
着され、かつそのうえ、取付に際しては工具が不必要で
あるという利点をもつ。 【0005】 【発明が解決すべき課題】しかし、この利点は、ヒンジ
アームが取付板に取付けられるとき、扉を保持していな
ければならないので、あまり重要ではない。例えば、扉
が一方の手で保持されかつ他方の手でヒンジアームが取
付けられる場合、締付ねじによってヒンジアームを固定
する際に、螺子締めを行うためのみに別の人手をしばし
ば必要とする。 【0006】また、ヒンジアーム或いは中間部材が躯体
の前方から取付板に挿入されるとき、ヒンジが容易に傾
いてしまうという不利点が生ずる。これは、特に多くの
ヒンジを用いる丈の高い扉の場合に著しい。ほとんどの
場合、ヒンジアームは取付板のほとんど全長に亘って移
動されなければならない。 【0007】この発明の目的は、ヒンジアームが取付板
上に取付けられている場合にヒンジアームの取付位置の
調節ができ、構造が簡単でかつヒンジアームの取付板と
の着脱が容易である、弾性スナップ嵌め固定装置を有す
る改良型ヒンジを提供することにある。 【0008】 【発明を解決するための手段】この発明によれば、上記
目的は、第1及び第2の端部を有する取付板と、第1及
び第2の端部を有するヒンジアームとからなり、前記ヒ
ンジアームの第1の端部に近い部位において、該ヒンジ
アームが、取付板の前記第1の端部に該ヒンジアームを
枢動可能に保持する軸承手段を有し、前記ヒンジアーム
の第2の端部に近い部位において、該ヒンジアームが、
前記取付板の第2の端部に弾性スナップ結合を形成する
係止手段を有し、これら軸承手段及び係止手段によっ
て、該ヒンジアームが前記取付板に取り外し可能に装着
されるヒンジにおいて、弾性スナップ結合を形成する前
記係止手段が、前記弾性スナップ結合を解除するため
に、前記取り付け板から持ち上げ可能なハンドル手段を
その延長部分として備えており、前記ハンドル手段の持
ち上げ操作が、前記ヒンジアームを前記軸承手段を中心
としてかつ同一方向に枢動させ、その結果、前記取付板
から該ヒンジアームが取り外されるように成したことを
特徴とするヒンジによって達成される。 【0009】 【発明の実施の形態】この発明の重要な1つの実施の形
態によれば、前記軸承手段および前記弾性スナップ結合
を形成する係止手段が、ヒンジアームとは別個の部品と
して形成されかつ取付板に対する中間部材として前記ヒ
ンジアームに取着されている。 【0010】この発明のもう1つの実施の形態によれ
ば、前記ハンドル手段が、前記ヒンジアーム及び取付板
の第1の端部から離間する方向に延びている。 【0011】また、更にもう1つの実施の形態によれ
ば、前記ハンドル手段が手動式ハンドル部材からなる。 【0012】この発明の別の実施の形態においては、前
記ハンドル手段が、実質的に前記第1軸受と反対の方向
に延びている。 【0013】 【実施例】図面を参照して、以下にこの発明の実施の形
態について、詳細に説明する。なお、この発明と直接に
関連のないヒンジケーシング及びヒンジリンクのような
ヒンジ部品は図示を省略し、関連技術に従って任意の構
造を採用できる。 【0014】この発明の実施の形態を図1から図5によ
り説明する。弾性保持クランプ3は取付板2内に挿入さ
れる。保持クランプ3は、三角形態に形成された二重折
曲げフランジ3′をもち、該フランジは三角形々態に配
置された取付板2の圧接面2′と当接し、従って、保持
クランプは合体圧接される。よって、保持クランプ3は
取付板2内に相対的に強固に保持される。 【0015】ヒンジアーム1は、前方、すなわち、ヒン
ジリンクに向いたその末端に、普通の方法で、接手調整
ねじ7を具備し、該調整ねじはヒンジアーム1の雌ねじ
内に取付けられかつその頭部7′を取付板2の互いに平
行に間隔を置いて長手方向に伸びるスロット形成を形成
している一対の突起8の後方に位置させて保持される。
接手調整ねじは凹部9内で傾斜可能であるが、その傾斜
は突起8によって制限される。 【0016】ヒンジアーム1は、反ヒンジリンク側の端
部寄りにその中央フランジから打抜き加工されたフラッ
プ10をもち、これに後向きに開口する溝穴11が形成
され、該溝穴内に締付ねじ6が突出する。保持クランプ
13はフランジ13’をもちその縁部は取付板2の溝1
2内に係合する。溝12及びフランジ13’の縁部はヒ
ンジの回転軸線と平行に配列される。 【0017】保持クランプ13は、フランジ13’と反
対側、すなわちヒンジアームの後端に向ってフランジ1
3”をもち、該フランジは溝穴14を有している。取付
位置において、保持クランプ3のフランジ3″は溝穴1
4内に突出する。 【0018】図5から明らかなように、取付作業のため
には、ヒンジアーム1は、接手調整ねじ7を凹部9内に
挿入、次いで回転軸受として用いられるこの接手調整ね
じ7の頭部7′まわりに矢印Aの方向に回転され、これ
により保持クランプ13を保持クランプ3の上に圧接す
る。最終取付位置において、クランプ3のフランジ3″
は保持クランプ13のフランジ13”の溝穴14内に係
合し、かつ、既述のように、保持クランプ13のフラン
ジ13’の自由縁部は取付板2の溝12内に突出する。
よって、ヒンジアーム1は、先の実施の形態にて述べた
中間部材を用いること無く取付板2に確実に定着され
る。 【0019】もし躯体に対する扉の取付位置の横方向へ
の調整が必要ならば、接手調整ねじ7は単に普通の方法
で回転されるだけで済む。ヒンジアーム1は、フラップ
10が弾性を有するので、それ自身でいかなる取り付け
角度位置にも対応できる。 【0020】躯体の奥行き方向へのヒンジアーム1の位
置調整のためには、締付ねじ6が解放され、それによっ
てヒンジアーム1は溝穴11の全長及び凹部9の深さに
亘って移動可能となる。位置調整した後、締付ねじ6は
再び緊締される。 【0021】ヒンジアーム1を取付板2から外すために
は、ねじ回しを用いて保持クランプ3のフランジ3″を
ヒンジアーム1の長さ方向に沿って押圧するだけで十分
である。締付ねじ6も同時に取外されるので、ヒンジア
ーム1を前方へ引き出すことができる。 【0022】図6及び図7の実施の形態においては、保
持クランプ15のみが用いられている。ヒンジアームは
前述の実施の形態と同様に接手調整ねじ7を具備し、そ
の頭部7′は一対の突起8によって制限された凹部9内
に突出する。ヒンジアーム1も、その後端に後向きに開
口する溝穴11を有している。 【0023】取付板2は、その後部に横方向の溝16を
有し、該溝は前方へ、かつ取付板2の頂面2″に延び
る。横方向溝16の上方において、取付板2は、取付板
2の取付平面2″に向って広がる傾斜面17をもつ。保
持クランプ15は横方向保持部材18をもち、該部材
は、ヒンジアーム1が取付位置にあるときは取付板2の
溝16内に係合する。 【0024】保持クランプ15はさらに弾性フランジ1
9を具備し、該フランジはヒンジアーム1が取付位置に
あるときは、取付板2の頂面2″と当接しかつその上に
圧接する。保持クランプ15は、さらに取付板2の後端
面と当接する止め片20をもつ。ハンドル部材21が止
め片20の上面において保持クランプ15に形成され、
または保持クランプ15から打抜き加工される。保持ク
ランプ15は、前述の実施の形態と同様に、締付ねじ6
によって、ヒンジアーム1に固定される。ヒンジアーム
1はその取付のためには、前述の実施の形態と同様に、
接手調整ねじ7によって取付板2に定着され、この接手
調整ねじは凹部9内に押入れられてから、矢印Aの方向
に回転される。 【0025】保持部材18は、傾斜面17上を横方向に
移動し、かつ取付板2の横方向溝16内にはめ合う。弾
性フランジ19が取付板2上に圧接するという事実によ
り、ヒンジアーム1は遊隙なしに固定される。 【0026】扉の取付位置を躯体の奥行き方向および横
方向へ移動するヒンジアーム1の位置調整は、接手調整
ねじ7の回転により、または締付ねじ6を解放してヒン
ジアームを移動することによって前述の実施の形態の場
合と同様にして実施される。 【0027】もしヒンジアーム1を取付板2から持ち上
げようとするならば、締付ねじ6を解放してヒンジアー
ム1を引出すか、または、ハンドル部材21を前方へ押
し出すことにより取付板2の端面から止め片20を持ち
上げる。これによってヒンジアーム1は溝16に沿って
移動し、取付板2を前方に引き離すことができる。 【0028】以下に述べる実施の形態においては、取付
板2の後部へのヒンジアーム1の定着についてのみ述べ
る。これらのすべての装置において、ヒンジアーム1の
端部に近い部位において、取付板の端部に対して枢動可
能に保持する軸承手段を形成している一対のスロットを
画成している突起8によって制限された取付板2の端部
に形成された凹部9内への接合調整ねじ7による前方部
枢着手段は同一である。これら接合調整ねじ7はヒンジ
アームに取着されてはいるものの別個の部材で構成され
ているので、ヒンジアームと取付板2との中間部材を構
成している。すべての場合、取付板2へのヒンジアーム
1の取付は、まず接手調整ねじ7によってヒンジアーム
1を取付板2内に係合し、次にヒンジアームを矢印Aの
方向に回転して、ヒンジアーム1を取付板2上に押圧す
ることによって実施される。 【0029】図8による実施の形態において、これもま
たヒンジアーム1の後向き開口溝穴11を貫通する締付
ねじ6は、係止手段を形成する保持クランプ22を保持
し、該クランプは取付板2の後向きに延びる突起23の
後方に延びかつヒンジアーム1が取付位置にあるとき
は、前記突起の後部に弾性スナップ式に結合する。 【0030】ハンドル手段を形成するハンドル部材24
は保持クランプ22に一体の延長部として形成され、ハ
ンドル部材を持ち上げると保持クランプ22のレバー2
5が突起23から後退して引き離され、ヒンジアーム1
を取付板2に対して枢動しかつ解放可能な状態とする。
ヒンジアーム1は、その取付けのためには、保持クラン
プ22の部分を取付板2上に押圧するだけで良い。 【0031】図9による実施の形態において、ヒンジア
ーム1は係止手段を形成する保持クランプ26を具備
し、かつ保持クランプ27が取付板2に固定される。ヒ
ンジアーム1が取付位置にあるときは、保持クランプ2
6は保持クランプ27上に押圧され、フランジ27’の
後方のその一方のフランジ26’を保持クランプ27の
フランジ27”上に押圧して延び、かつ保持クランプ2
7のフランジ27”上にフランジ26”を押圧する。こ
れにより、取付板2へのヒンジアーム1の確実なはめ合
いが同様にして得られる。 【0032】保持クランプ26は、打抜き加工されたフ
ラップによって形成されたハンドル部材28を具備し、
これは保持クランプの延長部分として一体的に形成され
たハンドル手段を形成している。ハンドル部材28によ
って、フランジ26’は保持クランプ27のフランジ2
7’から持ち上げられ、ヒンジアーム1は取付板2に対
して軸承手段を中心に自由に枢軸運動可能である。 【0033】保持クランプ26は、偏心部材29によっ
てヒンジアーム1の端部近傍部位に取付けられる。偏心
部材29を回転することによって、ヒンジアーム1は躯
体の奥行き方向に調整される。保持クランプ27は、ね
じ6によって保持される。 【0034】図10による実施の形態において、保持ク
ランプ30は、締付ねじ6によって取付板2に取付けら
れる。ヒンジアーム1は凹部31、32及びフランジ3
3をもち、これらのフランジはU形のヒンジアーム1の
横方向フランジからフランジに延びる。 【0035】保持クランプ30は、上方へ突出する部分
34をもち、部分35はヒンジアーム1へ斜め方向に延
びる。ヒンジアーム1は、その取付けのためには、接手
調整ねじ7によって形成された回転軸受まわりに保持ク
ランプ30上に押圧され、そのフランジ33を保持クラ
ンプ30の部分34、35の後部と当接させる。保持ク
ランプ30は、溝穴36を有し、それにより躯体の奥行
き方向へのヒンジアーム1の調整は、締付ねじ6を弛め
ることにより普通の方法で実施され、これによりヒンジ
アーム1は、溝穴36の長さ及び凹部9の深さに亘って
移動することができる。 【0036】図11及び図12による実施の形態におい
て、保持クランプ37は、締付ねじ6によって取付板2
に取付けられる。保持クランプ37は開口溝穴38を有
し、かつこれによって、2つの脚部分39をもつ。外側
スナップ40が、ヒンジアーム1が取付位置にあるとき
凹部41内に係合する脚部分39に形成される。前記凹
部41は、例えば、矩形の穴である。ヒンジアーム1
は、その後端にフランジ42をもち、これらフランジ4
2は、ヒンジアーム1が取付板2上で回転されたときナ
ップ40によって囲われる。保持クランプ37は脚部分
39が一緒に押圧されるように弾性をもち、これにより
フランジ42を解放する。従って、ヒンジアーム1は取
付板2から引き出せる。躯体の奥行き方向への調整は、
溝穴38によって可能である。 【0037】図13及び図14による実施の形態におい
て、保持クランプ43は、取付板2の案内部分44内を
案内される滑り部材である。保持クランプ43は、取付
板2のハウジング内に配置されたコイルばね45によっ
て作用される。環状溝47をもつボルト46は、締付ね
じ6によってヒンジアーム1に取付けられる。締付ねじ
6は、ヒンジアーム1の後向き開口溝穴11を通して突
出する。滑り部材として形成された保持クランプ43
は、キー穴48をもち、ヒンジアーム1が取付状態にあ
るとき、ボルト46がこのキー穴を通して突出する。保
持クランプ43は、その後端においてハンドル部材49
をもつ。保持クランプ43は別の溝穴50をもち、この
溝穴を通して取付板2用の取付ねじが突出する。 【0038】ヒンジアーム1が取付板2上で回転される
とき、保持クランプ43は、ボルト46がキー穴48内
に押入されるようにばね45を手で押圧するか、または
ボルト46は保持クランプ43を自動的に押し戻す截頭
円錐形の肩部をその自由端にもつ。ボルト46が図13
に示される位置にあるとき、ばね45はボルト46の環
状溝47内にキー穴48の縁部を入れた状態で保持クラ
ンプ43を押すことができ、この時点でヒンジアーム1
は強固にかつ確実に取付板2上に保持される。 【0039】躯体の奥行き方向及び横方向への扉の取付
位置の調整は、上述の実施の形態の場合と同様に実施さ
れる。ヒンジアーム1を解放するには、保持クランプ4
3はハンドル部材49によって前方へ押動され、これに
よりボルト46はキー穴48から回転される。締付ねじ
6を解放しかつヒンジアーム1を締付ねじ6とボルト4
6間から引き出せることも明瞭である。図15による実
施の形態において、保持クランプ22は突起23におい
て係合する。 【0040】図16から図18までに示された実施の形
態において、係止手段を形成する保持クランプ22は、
一方の側において取付板2の後側において突起23の後
部に延びかつ他方において溝12内に突出する。取付板
2の端部において、ラッチ51が軸部材53上に回転式
に取付けられる。ラッチ51は止め部分52を有してい
る。ヒンジアーム1は、前述の実施の形態の場合と同様
に取付板2上に取付けられ、すなわち、接手調整ねじ7
によって取付板2内に係合されそれにより保持クランプ
22は突起23において係合しており、かつ延長部分と
して内側に折り返された部分を備え、実質的にラッチ5
1と係合するヒンジアーム1の取付板2との係脱を制御
する前記した図8、9および15に示されたハンドル部
材に対応するハンドル手段を形成している。 【0041】扉の取付位置を躯体の奥行き方向及び横方
向へ移動するヒンジアーム1の位置調整は、前述の実施
の形態の場合と同様に実施される。ヒンジアーム1を解
放するには、ラッチ51が図18に示すように上方へ押
圧され、これにより保持クランプ22の脚部分は突起2
3から押し離され、従ってヒンジアーム1は解放され
る。 【0042】図19から図21までの実施の形態におい
て、中間部材4に板ばね50が保持され、すなわち、中
間部材4とヒンジアーム1間に締付けられている。中間
部材4、板ばね50及びヒンジアーム1は偏心部材66
によって連結され、該偏心部材はまた、ヒンジアーム1
の躯体奥行き方向の調整を行なうことができる。ヒンジ
アーム1はその前方区域において、前述の実施の形態と
同様に、中間部材4の開口溝穴を通してその頭部7′を
突出した接手調整ねじ7によって定着され、この開口溝
穴は凹部9を形成する。 【0043】扉の取付位置を躯体の奥行き方向及び横方
向へ移動するヒンジアーム1の位置調整は接手調整ねじ
7または偏心部材66を回転することによって実施され
る。中間部材4は、その前部にフック部分67をもち、
それによって中間部材4は取付板2のジャーナル68に
係合可能である。フック部分67及びジャーナル68
は、中間部材4及び取付板2における枢軸を形成する。
板ばね50は角度をもった湾曲部分69をもち、該部分
はヒンジアーム1が取付板2上に押圧された時はジャー
ナル70を抱く。角度をもつ湾曲部分69は中間部材4
の保持突起を形成する。 【0044】上述の実施の形態と同様に、ヒンジアーム
1は、単に中間部材4及びフック部分67をジャーナル
内に係合させるだけでよく、次いで矢印Aの方向に回転
されかつ取付板2上に押圧され、ここにおいて板ばね5
0はヒンジアーム1の後部をジャーナル70において締
付位置に保持する。取付板2からのヒンジアーム1の解
放を容易にするために、板ばね50は打抜き加工された
フラップ52をもち、この中にねじ回しを挿入して角度
をもった湾曲部分69をジャーナル70から下向きに押
すことができる。 【0045】図22から図24までの実施の形態におい
て、中間部材は板ばね60によって形成される。板ばね
60も、締付ねじ6及び接手調整ねじによってヒンジア
ーム1に保持され、締付ねじ6はヒンジアーム1の後方
に開口する溝穴11を通して突出し、かつ接手調整ねじ
7はその頭部7′を、凹部9を形成する板ばね60の前
方に開口する溝穴を通して突出しそれによりヒンジアー
ム1の奥行方向への調整が可能である。 【0046】取付板2は、フック状の平行な突起71を
もつ。断面U形形態のヒンジアーム1は、その後端にジ
ャーナル72をもち、これによって取付板2の後端にお
ける単数または複数のフックの下方に係合可能である。
ジャーナル72及び取付板2の後方フックはこのヒンジ
の保持突起を形成する。 【0047】板ばね60はその前方区域に角度をもった
湾曲部分73を有し、これは、ヒンジアーム1が取付板
2上に押付けられたとき、取付板2の前方突起71の下
方に係合し、これによってヒンジアーム1は取付板2に
定着される。板ばね60の角度をもった湾曲部分73は
好適に凹部74を有する。板ばね60はさらにV形部分
75を含み、その脚部分76は取付板2の対向する面7
7と圧接する。 【0048】すべての実施の形態において、ヒンジアー
ムは、取付板の一端と直接にまたは間接に係合され、次
いでその回転軸受部まわりに回転され、それから他端が
トラップ状の固定装置内にスナップ嵌めされる。ほとん
どの実施の形態において、ヒンジアームは、単数または
複数のヒンジリンクに向いたその端部で係合される。ま
た、一般原則として、ヒンジアームの後端に回転軸受が
配置されかつ該端部にヒンジリンクを担持するスナップ
嵌め装置が配置されるようにして取付板に定着させるこ
とも可能である。 【0049】 【発明の効果】本発明によるヒンジは上記した如き構成
を有しているので、ヒンジアームを取付板に取付けると
き、別途扉を保持する必要が無く、1人の作業者が扉を
躯体に押し当てながらヒンジアームを取付板に対して順
次押圧していくのみで仮固定が完了し、その後各ヒンジ
アーム上の接手調整ねじおよび締付ねじを調整する事に
より微調整が完了する。従って、かかるヒンジを用いて
家具躯体への扉の取り付け及び取り外しは人手を要せず
かつ簡単な操作で更に確実に行えるため、作業能率の飛
躍的向上が得られる等の利点を備えている。
るために前記躯体の側板内面に沿って固着される取付板
を介して着脱可能に取付られるヒンジに関し、更に詳述
すれば、扉の取付位置を調整可能にする締付ねじ及び接
手調整ねじを有したヒンジアームが中間部材を介して弾
性スナップ嵌め機構によって前記取付板に保持される、
所謂「隠しヒンジ」または「ドイツヒンジ」と称される
ものに関する。 【0002】 【従来の技術】普通のヒンジにおいて、ヒンジアームは
クランプねじによって取付板に定着され、前記クランプ
ねじは一般に躯体の奥行き方向にヒンジアームの調節が
できるように傾斜穴を通して突出する。 【0003】最近、ヒンジアームを取付板に定着するた
めのスナップ嵌め結合が知られてきた。例えば、DE−
A−30 26 796及びDE−A−30 39 3
28は、ヒンジアーム及び定着板をもつヒンジを示し、
ここにおいて連結される2つの部品は、ヒンジアームを
定着板の案内部分内に挿入し、かつ前記ヒンジアームを
縦方向に移動することによって互いにスナップ嵌めす
る。ヒンジアームを取付板に定着する類似の方法が、D
E−A−24 60 127に示されている。DE−A
−32 41 284に示すヒンジにおいては、ヒンジ
アームは取付板の横方向案内部分内に挿入されかつ偏心
手段を用いて取付板に締付けられる。 【0004】ヒンジアームを取付板に定着する上述の方
法は、ヒンジアームが組立作業段階で取付板に迅速に定
着され、かつそのうえ、取付に際しては工具が不必要で
あるという利点をもつ。 【0005】 【発明が解決すべき課題】しかし、この利点は、ヒンジ
アームが取付板に取付けられるとき、扉を保持していな
ければならないので、あまり重要ではない。例えば、扉
が一方の手で保持されかつ他方の手でヒンジアームが取
付けられる場合、締付ねじによってヒンジアームを固定
する際に、螺子締めを行うためのみに別の人手をしばし
ば必要とする。 【0006】また、ヒンジアーム或いは中間部材が躯体
の前方から取付板に挿入されるとき、ヒンジが容易に傾
いてしまうという不利点が生ずる。これは、特に多くの
ヒンジを用いる丈の高い扉の場合に著しい。ほとんどの
場合、ヒンジアームは取付板のほとんど全長に亘って移
動されなければならない。 【0007】この発明の目的は、ヒンジアームが取付板
上に取付けられている場合にヒンジアームの取付位置の
調節ができ、構造が簡単でかつヒンジアームの取付板と
の着脱が容易である、弾性スナップ嵌め固定装置を有す
る改良型ヒンジを提供することにある。 【0008】 【発明を解決するための手段】この発明によれば、上記
目的は、第1及び第2の端部を有する取付板と、第1及
び第2の端部を有するヒンジアームとからなり、前記ヒ
ンジアームの第1の端部に近い部位において、該ヒンジ
アームが、取付板の前記第1の端部に該ヒンジアームを
枢動可能に保持する軸承手段を有し、前記ヒンジアーム
の第2の端部に近い部位において、該ヒンジアームが、
前記取付板の第2の端部に弾性スナップ結合を形成する
係止手段を有し、これら軸承手段及び係止手段によっ
て、該ヒンジアームが前記取付板に取り外し可能に装着
されるヒンジにおいて、弾性スナップ結合を形成する前
記係止手段が、前記弾性スナップ結合を解除するため
に、前記取り付け板から持ち上げ可能なハンドル手段を
その延長部分として備えており、前記ハンドル手段の持
ち上げ操作が、前記ヒンジアームを前記軸承手段を中心
としてかつ同一方向に枢動させ、その結果、前記取付板
から該ヒンジアームが取り外されるように成したことを
特徴とするヒンジによって達成される。 【0009】 【発明の実施の形態】この発明の重要な1つの実施の形
態によれば、前記軸承手段および前記弾性スナップ結合
を形成する係止手段が、ヒンジアームとは別個の部品と
して形成されかつ取付板に対する中間部材として前記ヒ
ンジアームに取着されている。 【0010】この発明のもう1つの実施の形態によれ
ば、前記ハンドル手段が、前記ヒンジアーム及び取付板
の第1の端部から離間する方向に延びている。 【0011】また、更にもう1つの実施の形態によれ
ば、前記ハンドル手段が手動式ハンドル部材からなる。 【0012】この発明の別の実施の形態においては、前
記ハンドル手段が、実質的に前記第1軸受と反対の方向
に延びている。 【0013】 【実施例】図面を参照して、以下にこの発明の実施の形
態について、詳細に説明する。なお、この発明と直接に
関連のないヒンジケーシング及びヒンジリンクのような
ヒンジ部品は図示を省略し、関連技術に従って任意の構
造を採用できる。 【0014】この発明の実施の形態を図1から図5によ
り説明する。弾性保持クランプ3は取付板2内に挿入さ
れる。保持クランプ3は、三角形態に形成された二重折
曲げフランジ3′をもち、該フランジは三角形々態に配
置された取付板2の圧接面2′と当接し、従って、保持
クランプは合体圧接される。よって、保持クランプ3は
取付板2内に相対的に強固に保持される。 【0015】ヒンジアーム1は、前方、すなわち、ヒン
ジリンクに向いたその末端に、普通の方法で、接手調整
ねじ7を具備し、該調整ねじはヒンジアーム1の雌ねじ
内に取付けられかつその頭部7′を取付板2の互いに平
行に間隔を置いて長手方向に伸びるスロット形成を形成
している一対の突起8の後方に位置させて保持される。
接手調整ねじは凹部9内で傾斜可能であるが、その傾斜
は突起8によって制限される。 【0016】ヒンジアーム1は、反ヒンジリンク側の端
部寄りにその中央フランジから打抜き加工されたフラッ
プ10をもち、これに後向きに開口する溝穴11が形成
され、該溝穴内に締付ねじ6が突出する。保持クランプ
13はフランジ13’をもちその縁部は取付板2の溝1
2内に係合する。溝12及びフランジ13’の縁部はヒ
ンジの回転軸線と平行に配列される。 【0017】保持クランプ13は、フランジ13’と反
対側、すなわちヒンジアームの後端に向ってフランジ1
3”をもち、該フランジは溝穴14を有している。取付
位置において、保持クランプ3のフランジ3″は溝穴1
4内に突出する。 【0018】図5から明らかなように、取付作業のため
には、ヒンジアーム1は、接手調整ねじ7を凹部9内に
挿入、次いで回転軸受として用いられるこの接手調整ね
じ7の頭部7′まわりに矢印Aの方向に回転され、これ
により保持クランプ13を保持クランプ3の上に圧接す
る。最終取付位置において、クランプ3のフランジ3″
は保持クランプ13のフランジ13”の溝穴14内に係
合し、かつ、既述のように、保持クランプ13のフラン
ジ13’の自由縁部は取付板2の溝12内に突出する。
よって、ヒンジアーム1は、先の実施の形態にて述べた
中間部材を用いること無く取付板2に確実に定着され
る。 【0019】もし躯体に対する扉の取付位置の横方向へ
の調整が必要ならば、接手調整ねじ7は単に普通の方法
で回転されるだけで済む。ヒンジアーム1は、フラップ
10が弾性を有するので、それ自身でいかなる取り付け
角度位置にも対応できる。 【0020】躯体の奥行き方向へのヒンジアーム1の位
置調整のためには、締付ねじ6が解放され、それによっ
てヒンジアーム1は溝穴11の全長及び凹部9の深さに
亘って移動可能となる。位置調整した後、締付ねじ6は
再び緊締される。 【0021】ヒンジアーム1を取付板2から外すために
は、ねじ回しを用いて保持クランプ3のフランジ3″を
ヒンジアーム1の長さ方向に沿って押圧するだけで十分
である。締付ねじ6も同時に取外されるので、ヒンジア
ーム1を前方へ引き出すことができる。 【0022】図6及び図7の実施の形態においては、保
持クランプ15のみが用いられている。ヒンジアームは
前述の実施の形態と同様に接手調整ねじ7を具備し、そ
の頭部7′は一対の突起8によって制限された凹部9内
に突出する。ヒンジアーム1も、その後端に後向きに開
口する溝穴11を有している。 【0023】取付板2は、その後部に横方向の溝16を
有し、該溝は前方へ、かつ取付板2の頂面2″に延び
る。横方向溝16の上方において、取付板2は、取付板
2の取付平面2″に向って広がる傾斜面17をもつ。保
持クランプ15は横方向保持部材18をもち、該部材
は、ヒンジアーム1が取付位置にあるときは取付板2の
溝16内に係合する。 【0024】保持クランプ15はさらに弾性フランジ1
9を具備し、該フランジはヒンジアーム1が取付位置に
あるときは、取付板2の頂面2″と当接しかつその上に
圧接する。保持クランプ15は、さらに取付板2の後端
面と当接する止め片20をもつ。ハンドル部材21が止
め片20の上面において保持クランプ15に形成され、
または保持クランプ15から打抜き加工される。保持ク
ランプ15は、前述の実施の形態と同様に、締付ねじ6
によって、ヒンジアーム1に固定される。ヒンジアーム
1はその取付のためには、前述の実施の形態と同様に、
接手調整ねじ7によって取付板2に定着され、この接手
調整ねじは凹部9内に押入れられてから、矢印Aの方向
に回転される。 【0025】保持部材18は、傾斜面17上を横方向に
移動し、かつ取付板2の横方向溝16内にはめ合う。弾
性フランジ19が取付板2上に圧接するという事実によ
り、ヒンジアーム1は遊隙なしに固定される。 【0026】扉の取付位置を躯体の奥行き方向および横
方向へ移動するヒンジアーム1の位置調整は、接手調整
ねじ7の回転により、または締付ねじ6を解放してヒン
ジアームを移動することによって前述の実施の形態の場
合と同様にして実施される。 【0027】もしヒンジアーム1を取付板2から持ち上
げようとするならば、締付ねじ6を解放してヒンジアー
ム1を引出すか、または、ハンドル部材21を前方へ押
し出すことにより取付板2の端面から止め片20を持ち
上げる。これによってヒンジアーム1は溝16に沿って
移動し、取付板2を前方に引き離すことができる。 【0028】以下に述べる実施の形態においては、取付
板2の後部へのヒンジアーム1の定着についてのみ述べ
る。これらのすべての装置において、ヒンジアーム1の
端部に近い部位において、取付板の端部に対して枢動可
能に保持する軸承手段を形成している一対のスロットを
画成している突起8によって制限された取付板2の端部
に形成された凹部9内への接合調整ねじ7による前方部
枢着手段は同一である。これら接合調整ねじ7はヒンジ
アームに取着されてはいるものの別個の部材で構成され
ているので、ヒンジアームと取付板2との中間部材を構
成している。すべての場合、取付板2へのヒンジアーム
1の取付は、まず接手調整ねじ7によってヒンジアーム
1を取付板2内に係合し、次にヒンジアームを矢印Aの
方向に回転して、ヒンジアーム1を取付板2上に押圧す
ることによって実施される。 【0029】図8による実施の形態において、これもま
たヒンジアーム1の後向き開口溝穴11を貫通する締付
ねじ6は、係止手段を形成する保持クランプ22を保持
し、該クランプは取付板2の後向きに延びる突起23の
後方に延びかつヒンジアーム1が取付位置にあるとき
は、前記突起の後部に弾性スナップ式に結合する。 【0030】ハンドル手段を形成するハンドル部材24
は保持クランプ22に一体の延長部として形成され、ハ
ンドル部材を持ち上げると保持クランプ22のレバー2
5が突起23から後退して引き離され、ヒンジアーム1
を取付板2に対して枢動しかつ解放可能な状態とする。
ヒンジアーム1は、その取付けのためには、保持クラン
プ22の部分を取付板2上に押圧するだけで良い。 【0031】図9による実施の形態において、ヒンジア
ーム1は係止手段を形成する保持クランプ26を具備
し、かつ保持クランプ27が取付板2に固定される。ヒ
ンジアーム1が取付位置にあるときは、保持クランプ2
6は保持クランプ27上に押圧され、フランジ27’の
後方のその一方のフランジ26’を保持クランプ27の
フランジ27”上に押圧して延び、かつ保持クランプ2
7のフランジ27”上にフランジ26”を押圧する。こ
れにより、取付板2へのヒンジアーム1の確実なはめ合
いが同様にして得られる。 【0032】保持クランプ26は、打抜き加工されたフ
ラップによって形成されたハンドル部材28を具備し、
これは保持クランプの延長部分として一体的に形成され
たハンドル手段を形成している。ハンドル部材28によ
って、フランジ26’は保持クランプ27のフランジ2
7’から持ち上げられ、ヒンジアーム1は取付板2に対
して軸承手段を中心に自由に枢軸運動可能である。 【0033】保持クランプ26は、偏心部材29によっ
てヒンジアーム1の端部近傍部位に取付けられる。偏心
部材29を回転することによって、ヒンジアーム1は躯
体の奥行き方向に調整される。保持クランプ27は、ね
じ6によって保持される。 【0034】図10による実施の形態において、保持ク
ランプ30は、締付ねじ6によって取付板2に取付けら
れる。ヒンジアーム1は凹部31、32及びフランジ3
3をもち、これらのフランジはU形のヒンジアーム1の
横方向フランジからフランジに延びる。 【0035】保持クランプ30は、上方へ突出する部分
34をもち、部分35はヒンジアーム1へ斜め方向に延
びる。ヒンジアーム1は、その取付けのためには、接手
調整ねじ7によって形成された回転軸受まわりに保持ク
ランプ30上に押圧され、そのフランジ33を保持クラ
ンプ30の部分34、35の後部と当接させる。保持ク
ランプ30は、溝穴36を有し、それにより躯体の奥行
き方向へのヒンジアーム1の調整は、締付ねじ6を弛め
ることにより普通の方法で実施され、これによりヒンジ
アーム1は、溝穴36の長さ及び凹部9の深さに亘って
移動することができる。 【0036】図11及び図12による実施の形態におい
て、保持クランプ37は、締付ねじ6によって取付板2
に取付けられる。保持クランプ37は開口溝穴38を有
し、かつこれによって、2つの脚部分39をもつ。外側
スナップ40が、ヒンジアーム1が取付位置にあるとき
凹部41内に係合する脚部分39に形成される。前記凹
部41は、例えば、矩形の穴である。ヒンジアーム1
は、その後端にフランジ42をもち、これらフランジ4
2は、ヒンジアーム1が取付板2上で回転されたときナ
ップ40によって囲われる。保持クランプ37は脚部分
39が一緒に押圧されるように弾性をもち、これにより
フランジ42を解放する。従って、ヒンジアーム1は取
付板2から引き出せる。躯体の奥行き方向への調整は、
溝穴38によって可能である。 【0037】図13及び図14による実施の形態におい
て、保持クランプ43は、取付板2の案内部分44内を
案内される滑り部材である。保持クランプ43は、取付
板2のハウジング内に配置されたコイルばね45によっ
て作用される。環状溝47をもつボルト46は、締付ね
じ6によってヒンジアーム1に取付けられる。締付ねじ
6は、ヒンジアーム1の後向き開口溝穴11を通して突
出する。滑り部材として形成された保持クランプ43
は、キー穴48をもち、ヒンジアーム1が取付状態にあ
るとき、ボルト46がこのキー穴を通して突出する。保
持クランプ43は、その後端においてハンドル部材49
をもつ。保持クランプ43は別の溝穴50をもち、この
溝穴を通して取付板2用の取付ねじが突出する。 【0038】ヒンジアーム1が取付板2上で回転される
とき、保持クランプ43は、ボルト46がキー穴48内
に押入されるようにばね45を手で押圧するか、または
ボルト46は保持クランプ43を自動的に押し戻す截頭
円錐形の肩部をその自由端にもつ。ボルト46が図13
に示される位置にあるとき、ばね45はボルト46の環
状溝47内にキー穴48の縁部を入れた状態で保持クラ
ンプ43を押すことができ、この時点でヒンジアーム1
は強固にかつ確実に取付板2上に保持される。 【0039】躯体の奥行き方向及び横方向への扉の取付
位置の調整は、上述の実施の形態の場合と同様に実施さ
れる。ヒンジアーム1を解放するには、保持クランプ4
3はハンドル部材49によって前方へ押動され、これに
よりボルト46はキー穴48から回転される。締付ねじ
6を解放しかつヒンジアーム1を締付ねじ6とボルト4
6間から引き出せることも明瞭である。図15による実
施の形態において、保持クランプ22は突起23におい
て係合する。 【0040】図16から図18までに示された実施の形
態において、係止手段を形成する保持クランプ22は、
一方の側において取付板2の後側において突起23の後
部に延びかつ他方において溝12内に突出する。取付板
2の端部において、ラッチ51が軸部材53上に回転式
に取付けられる。ラッチ51は止め部分52を有してい
る。ヒンジアーム1は、前述の実施の形態の場合と同様
に取付板2上に取付けられ、すなわち、接手調整ねじ7
によって取付板2内に係合されそれにより保持クランプ
22は突起23において係合しており、かつ延長部分と
して内側に折り返された部分を備え、実質的にラッチ5
1と係合するヒンジアーム1の取付板2との係脱を制御
する前記した図8、9および15に示されたハンドル部
材に対応するハンドル手段を形成している。 【0041】扉の取付位置を躯体の奥行き方向及び横方
向へ移動するヒンジアーム1の位置調整は、前述の実施
の形態の場合と同様に実施される。ヒンジアーム1を解
放するには、ラッチ51が図18に示すように上方へ押
圧され、これにより保持クランプ22の脚部分は突起2
3から押し離され、従ってヒンジアーム1は解放され
る。 【0042】図19から図21までの実施の形態におい
て、中間部材4に板ばね50が保持され、すなわち、中
間部材4とヒンジアーム1間に締付けられている。中間
部材4、板ばね50及びヒンジアーム1は偏心部材66
によって連結され、該偏心部材はまた、ヒンジアーム1
の躯体奥行き方向の調整を行なうことができる。ヒンジ
アーム1はその前方区域において、前述の実施の形態と
同様に、中間部材4の開口溝穴を通してその頭部7′を
突出した接手調整ねじ7によって定着され、この開口溝
穴は凹部9を形成する。 【0043】扉の取付位置を躯体の奥行き方向及び横方
向へ移動するヒンジアーム1の位置調整は接手調整ねじ
7または偏心部材66を回転することによって実施され
る。中間部材4は、その前部にフック部分67をもち、
それによって中間部材4は取付板2のジャーナル68に
係合可能である。フック部分67及びジャーナル68
は、中間部材4及び取付板2における枢軸を形成する。
板ばね50は角度をもった湾曲部分69をもち、該部分
はヒンジアーム1が取付板2上に押圧された時はジャー
ナル70を抱く。角度をもつ湾曲部分69は中間部材4
の保持突起を形成する。 【0044】上述の実施の形態と同様に、ヒンジアーム
1は、単に中間部材4及びフック部分67をジャーナル
内に係合させるだけでよく、次いで矢印Aの方向に回転
されかつ取付板2上に押圧され、ここにおいて板ばね5
0はヒンジアーム1の後部をジャーナル70において締
付位置に保持する。取付板2からのヒンジアーム1の解
放を容易にするために、板ばね50は打抜き加工された
フラップ52をもち、この中にねじ回しを挿入して角度
をもった湾曲部分69をジャーナル70から下向きに押
すことができる。 【0045】図22から図24までの実施の形態におい
て、中間部材は板ばね60によって形成される。板ばね
60も、締付ねじ6及び接手調整ねじによってヒンジア
ーム1に保持され、締付ねじ6はヒンジアーム1の後方
に開口する溝穴11を通して突出し、かつ接手調整ねじ
7はその頭部7′を、凹部9を形成する板ばね60の前
方に開口する溝穴を通して突出しそれによりヒンジアー
ム1の奥行方向への調整が可能である。 【0046】取付板2は、フック状の平行な突起71を
もつ。断面U形形態のヒンジアーム1は、その後端にジ
ャーナル72をもち、これによって取付板2の後端にお
ける単数または複数のフックの下方に係合可能である。
ジャーナル72及び取付板2の後方フックはこのヒンジ
の保持突起を形成する。 【0047】板ばね60はその前方区域に角度をもった
湾曲部分73を有し、これは、ヒンジアーム1が取付板
2上に押付けられたとき、取付板2の前方突起71の下
方に係合し、これによってヒンジアーム1は取付板2に
定着される。板ばね60の角度をもった湾曲部分73は
好適に凹部74を有する。板ばね60はさらにV形部分
75を含み、その脚部分76は取付板2の対向する面7
7と圧接する。 【0048】すべての実施の形態において、ヒンジアー
ムは、取付板の一端と直接にまたは間接に係合され、次
いでその回転軸受部まわりに回転され、それから他端が
トラップ状の固定装置内にスナップ嵌めされる。ほとん
どの実施の形態において、ヒンジアームは、単数または
複数のヒンジリンクに向いたその端部で係合される。ま
た、一般原則として、ヒンジアームの後端に回転軸受が
配置されかつ該端部にヒンジリンクを担持するスナップ
嵌め装置が配置されるようにして取付板に定着させるこ
とも可能である。 【0049】 【発明の効果】本発明によるヒンジは上記した如き構成
を有しているので、ヒンジアームを取付板に取付けると
き、別途扉を保持する必要が無く、1人の作業者が扉を
躯体に押し当てながらヒンジアームを取付板に対して順
次押圧していくのみで仮固定が完了し、その後各ヒンジ
アーム上の接手調整ねじおよび締付ねじを調整する事に
より微調整が完了する。従って、かかるヒンジを用いて
家具躯体への扉の取り付け及び取り外しは人手を要せず
かつ簡単な操作で更に確実に行えるため、作業能率の飛
躍的向上が得られる等の利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施の形態による取付位置に
あるヒンジアームと取付板の縦断面図を示し、 【図2】取付板とそれに取付けられたヒンジの、部分切
断上面図を示し、 【図3】ヒンジアームと取付板の断面図を示し、 【図4】保持クランプの側面及び上面図を示し、 【図5】取付板上に取付けられる直前の位置におけるヒ
ンジアームの縦断面図を示し、 【図6】この発明の別の実施の形態におけるヒンジアー
ムと取付板の縦断面を示し、 【図7】図6の線VII−VIIに沿う断面図を示し、 【図8】この発明の中心を成す第1の実施の形態におけ
るヒンジアームおよび取付板の縦断面図を示し、 【図9】この発明の中心を成す第2の実施の形態におけ
るヒンジアームと取付板の縦断面図を示し、 【図10】この発明の種々の実施の形態におけるヒンジ
アームと取付板の縦断面図を示し、 【図11】この発明の種々の実施の形態におけるヒンジ
アームと取付板の縦断面図を示し、 【図12】図11によるヒンジアームと取付板の部分断
面図を示し、 【図13】この発明のさらに他の実施の形態におけるヒ
ンジアームと取付板との縦断面図を示し、 【図14】図13によるヒンジアームと取付板の部分切
断上面図を示し、 【図15】この発明の中心を成す第3の実施の形態縦断
面図を示し、 【図16】この発明の中心を成す第4の実施の形態の縦
断面図を示し、 【図17】図16による取付板の上面図を示し、 【図18】図16と類似の図で、ヒンジアームが解放位
置にある状態を示し、 【図19】この発明の別の実施の形態の縦断面図を示
し、 【図20】ヒンジアームの定着位置におけるヒンジアー
ムと取付板の縦断面図を示し、 【図21】図20の線A−Aに沿う断面図を示し、 【図22】この発明の他の実施の形態の図19と類似の
図を示し、 【図23】ヒンジアームが取付位置にある場合のヒンジ
アームと取付板との縦断面図を示し、 【図24】図23の線A−Aに沿う断面図を示す。 【符号の説明】 1 ヒンジアーム 2 取付板 4 中間部材 5 傾倒レバー 6 締付ねじ 7 接手調整ねじ 7′頭部 53 半円筒状の溝 54 係合部 57 弾性突起
あるヒンジアームと取付板の縦断面図を示し、 【図2】取付板とそれに取付けられたヒンジの、部分切
断上面図を示し、 【図3】ヒンジアームと取付板の断面図を示し、 【図4】保持クランプの側面及び上面図を示し、 【図5】取付板上に取付けられる直前の位置におけるヒ
ンジアームの縦断面図を示し、 【図6】この発明の別の実施の形態におけるヒンジアー
ムと取付板の縦断面を示し、 【図7】図6の線VII−VIIに沿う断面図を示し、 【図8】この発明の中心を成す第1の実施の形態におけ
るヒンジアームおよび取付板の縦断面図を示し、 【図9】この発明の中心を成す第2の実施の形態におけ
るヒンジアームと取付板の縦断面図を示し、 【図10】この発明の種々の実施の形態におけるヒンジ
アームと取付板の縦断面図を示し、 【図11】この発明の種々の実施の形態におけるヒンジ
アームと取付板の縦断面図を示し、 【図12】図11によるヒンジアームと取付板の部分断
面図を示し、 【図13】この発明のさらに他の実施の形態におけるヒ
ンジアームと取付板との縦断面図を示し、 【図14】図13によるヒンジアームと取付板の部分切
断上面図を示し、 【図15】この発明の中心を成す第3の実施の形態縦断
面図を示し、 【図16】この発明の中心を成す第4の実施の形態の縦
断面図を示し、 【図17】図16による取付板の上面図を示し、 【図18】図16と類似の図で、ヒンジアームが解放位
置にある状態を示し、 【図19】この発明の別の実施の形態の縦断面図を示
し、 【図20】ヒンジアームの定着位置におけるヒンジアー
ムと取付板の縦断面図を示し、 【図21】図20の線A−Aに沿う断面図を示し、 【図22】この発明の他の実施の形態の図19と類似の
図を示し、 【図23】ヒンジアームが取付位置にある場合のヒンジ
アームと取付板との縦断面図を示し、 【図24】図23の線A−Aに沿う断面図を示す。 【符号の説明】 1 ヒンジアーム 2 取付板 4 中間部材 5 傾倒レバー 6 締付ねじ 7 接手調整ねじ 7′頭部 53 半円筒状の溝 54 係合部 57 弾性突起
─────────────────────────────────────────────────────
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Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.第1及び第2の端部を有する取付板(2)と、第1
及び第2の端部を有するヒンジアーム(1)とからな
り、 前記ヒンジアームの第1の端部に近い部位において、該
ヒンジアームが、取付板の前記第1の端部に該ヒンジア
ームを枢動可能に保持する軸承手段(7)を有し、 前記ヒンジアームの第2の端部に近い部位において、該
ヒンジアームが、前記取付板の第2の端部に弾性スナッ
プ結合を形成する係止手段(22)を有し、 これら軸承手段及び係止手段によって、該ヒンジアーム
が前記取付板に取り外し可能に装着されるヒンジにおい
て、 弾性スナップ結合を形成する前記係止手段が、前記弾性
スナップ結合を解除するために、前記取り付け板(2)
から持ち上げ可能なハンドル手段(24;28)をその
延長部分として備えており、 前記ハンドル手段の持ち上げ操作が、前記ヒンジアーム
を前記軸承手段を中心としてかつ同一方向に枢動させ、
その結果、前記取付板から該ヒンジアームが取り外され
るように成したことを特徴とするヒンジ。 2.前記軸承手段(7)および前記弾性スナップ結合を
形成する係止手段(22)が、ヒンジアーム(1)とは
別個の部品として形成されかつ取付板(2)に対する中
間部材として前記ヒンジアームに取着されていることを
特徴とする請求項1に記載のヒンジ。 3.前記ハンドル手段(24;28)が、前記ヒンジア
ーム(1)及び取付板(2)の第1の端部から離間する
方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のヒ
ンジ。 4.前記ハンドル手段(24;28)が、手動把持部材
であることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ。 5.前記ハンドル手段(24;28)が、前記軸承部と
実質的に反対の方向に延びていることを特徴とする請求
項1に記載のヒンジ。
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