JP2719748B2 - 新規なオニウム塩及びそれを用いたポジ型レジスト材料 - Google Patents
新規なオニウム塩及びそれを用いたポジ型レジスト材料Info
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Description
れを用いたポジ型レジスト材料に関し、特に、遠紫外
線、電子線及びX線等の高エネルギー線に対して高い感
度を有すると共に、アルカリ水溶液で現像することので
きる、微細加工用のポジ型レジスト材料に適した新規な
オニウム塩及びそれを用いたポジ型レジスト材料に関す
る。
集積化と高速度化に伴い、パタンルールの微細化が求め
られているが、通常の光露光技術で用いる光は波長が長
い上単一波長ではないので、パタンルールの微細化には
限度があった。そこで、超高圧水銀灯から放射されるg
線(波長436nm)或いはi線(波長365nm)を
光源として用いることも行われている。しかしながら、
この場合でも約0.5μmの解像度のパタンルールが限
界であり、製作され得るLSIは16MビットDRAM
程度の集積度のものに過ぎない。
も更に波長が短い、遠紫外線を光源として用いた遠紫外
線リソグラフィーが有望視されている。遠紫外線リソグ
ラフィーによれば、0.1〜0.3μmのパタンルール
を形成することも可能であり、光吸収性の小さいレジス
ト材料を用いた場合には、基板に対して垂直に近い側壁
を有するパタンを形成することが可能である。更に、一
括してパタンを転写することもできるので、電子線を用
いたリソグラフィーよりもパタン形成処理効率(スルー
プット)が高い点で優れている。また、近年、遠紫外線
用の光源として高輝度のKrFエキシマレーザーを用い
ることができるようになったことに伴い、該光源を用い
てLSIを量産する観点から、特に光吸収が小さい上、
高感度であるレジスト材料を用いることが必要であると
されている。
と同等以上の感度を有する上、解像度及びドライエッチ
ング耐性の高い、酸を触媒として製造される化学増幅型
のレジスト材料が開発されており(例えば、リュー(L
iu)等、ジャーナル・オブ・バキューム・サイエンス
・アンド・テクノロジー(J.Vac.Sci.Tec
hno.)、第B6巻、第379頁、1988年)、シ
プリー(Shipley)社によってノボラック樹脂と
メラミン化合物及び酸発生剤との三成分から成る、化学
増幅型のネガ型レジスト材料(SAL601ER7:シ
プリー社の商品名)が既に商品化されている。
ネガ型レジスト材料を用いた場合には、配線やゲート部
分を形成させることは容易であるものの、微細加工が必
要とされるコンタクトホールを形成させることは困難で
あるという欠点があった。また、従来提案されている化
学増幅型のポジ型レジスト材料をそのまま用いて遠紫外
線や電子線或いはX線でパタン形成を行った場合には、
レジスト表面の溶解性が低下して、現像後のパタンがオ
ーバーハング状になり易いために、パタンの寸法を制御
することが困難となって、ドライエッチングを用いた基
板加工の際の寸法制御性を損なうのみならず、パタンの
倒壊を招き易いという欠点があった〔ケー・ジー・チオ
ン(K.G.Chiong)等、ジャーナル・オブ・バ
キューム・サイエンス・アンド・テクノロジー、第B7
巻、(6)、第1771頁、1989年〕。
増幅型のポジ型レジスト材料の開発が強く望まれてい
た。かかる要望に答えて、イトー(Ito)等は、ポリ
ヒドロキシスチレンのOH基をt−ブトキシカルボニル
基で保護したポリ(ブトキシカルボニルオキシスチレ
ン)(PBOCSTという)樹脂にオニウム塩を加え
た、化学増幅型のポジ型レジスト材料を提案している
(ポリマース・イン・エレクトロニクス、エー・シー・
エスシンポジウムシリーズ〔Polymers in
Electoronics,ACS symposiu
m Series)第242回(アメリカ化学会、ワシ
ントンDC.1984年)、第11頁〕。
モンを金属成分として含有しているために、基板を汚染
するのみならず、上記レジスト材料は遠紫外線等を照射
した後の経時変化が極めて大きいという欠点があった。
また、上野等は、ポリ(p−スチレンオキシテトラヒド
ロピラニル)を主成分とし、これに酸発生剤を添加して
なる遠紫外線用ポジ型レジスト材料を提案している(第
36回応用物理学会関連連合講演会、1989年、1p
−k−7)。
は、遠紫外線、電子線又はX線に対してポジ型からネガ
型へ反転し易いという欠点があった。上記したような、
OH基を保護基で保護した樹脂と酸発生剤からなる2成
分系のポジ型レジスト材料は、上記の欠点の他に、更
に、現像液に溶解させるために多くの保護基を分解する
必要があるので、LSIの製造工程においてレジストの
膜厚が変化したり、膜内に応力や気泡を発生させ易いと
いう欠点があった。
料の欠点を改善した化学増幅型のポジ型レジスト材料と
して、アルカリ可溶性樹脂、溶解阻害剤及び酸発生剤か
らなる3成分系のポジ型レジスト材料が開発されてい
る。このような3成分系のポジ型レジスト材料として
は、ノボラック樹脂、溶解阻害剤としてのアセタール化
合物、及び酸発生剤を添加したレジスト材料(RAY/
PFレジスト材料:ヘキスト社)が、X線リソグラフィ
ー用として開発されている。
化学増幅を行うので、レジスト感度は、X線露光から現
像するまでの時間に著しく依存する。従って、該時間を
常時厳密にコントロールする必要があるが、そのコント
ロールが困難であるために、パタンの寸法を安定させる
ことができないという欠点がある上、KrFエキシマレ
ーザー光(波長248nm)の吸収が大きいために、該
レーザーを用いたリソグラフィーに使用することは不適
当であるという欠点があった。
露光後に熱処理を必要とする場合が多い。この場合に
は、室温で化学増幅を行うレジスト材料の場合よりも工
程が増加するものの、露光から現像するまでの間の時間
のコントロールを厳密に行う必要がないために、レジス
ト特性が安定である。また、化学増幅を行う過程で加水
分解を行う系の場合には、加水分解のために水を必要と
するので、レジスト材料中に水分を含ませることが必要
である。
する際に用いられる溶媒には、一般に、酢酸エトキシエ
チル等の水に溶解しない有機溶媒を用いる場合が多く、
また、レジスト材料として用いられる樹脂自体も水と相
溶しないものが多いので、レジスト材料中に水分を含有
させることが難しい上、含有させたとしてもその水分の
コントロールが煩雑となる。これに対し、t−ブトキシ
カルボニルオキシ基の分解反応は、t−ブトキシカルボ
ニルオキシ基と触媒である酸との2成分で反応が進行し
水分を必要としないので、化学増幅を行わせるためには
好適である。
有する化合物の多くが、ノボラック樹脂の溶解性を阻害
する効果を有するので、t−ブトキシカルボニルオキシ
基がノボラック樹脂に対して溶解阻害効果を有するとい
うことが知られている。このような観点から、シュレゲ
ル(Schlegel)等は、ノボラック樹脂、ビスフ
ェノールAにt−ブトキシカルボニル基を導入した溶解
阻害剤、及びピロガロールメタンスルホン酸エステルか
らなる3成分系のポジ型レジスト材料を提案している
(1990年春李、第37回応用物理学会関連連合講演
会、28p−ZE−4)。
樹脂の光吸収が大きいために実用化することが困難であ
る。また、シュウォーム(Schwalm)等は、溶解
阻害剤と酸発生剤とを兼ねた材料としてビス(p−t−
ブトキシカルボニルオキシフェニル)ヨードニウムヘキ
サフルオロアンチモネートを開発し〔ポリマー・フォア
・マイクロエレクトロニクス(polymer for
Microelectronics)、東京、198
9年、セッションA38〕、これをノボラック樹脂に混
合した遠紫外線用ポジ型レジスト材料を提案している。
は、ノボラック樹脂の光吸収が大きい上金属を含有する
ことから、実用化が困難であるという欠点があった。と
ころで、樹脂、溶解阻害剤及び酸発生剤からなる3成分
系の化学増幅型ポジ型レジスト材料においては、用いる
酸発生剤が、レジスト材料としての性能に特に大きな影
響を及ぼすことが知られている。このような酸発生剤の
代表的なものの例としては、(C6 H5 )3 S+-O3 S
CF3 、(C6 H5 )3 S+-PF6 、(C6 H5 )3 S
+-SbF6 、(C6 H5SC6 H4 )(C6 H5 )2
S+-O3 SCF3 、CH3 OC6 H5 (C6 H5)2 S
+-OSO2 CF3 等の化合物が挙げられる。
ェニルスルホニウム化合物は、紫外線や電子線等の高エ
ネルギー線が照射された場合、分解して酸を発生する特
性を有しているため、従来から、カチオン重合における
光重合開始剤、エポキシ樹脂の光硬化剤、光レジスト用
の酸発生剤等として広く用いられている。この場合、従
来用いられているトリフェニルスルホニウム化合物は、
これらの化合物自体が油溶性の化合物であるので、レジ
スト成分として配合したときに、レジストのアルカリ水
溶液に対する溶解度を低下させると共に、現像時の膜減
りを抑える効果を有する。
部分を形成する、露光された領域においては、酸発生剤
が高エネルギー線を吸収することによって生成する分解
生成物もやはり油溶性であるので、レジストのアルカリ
水溶液に対する溶解速度を低下させる。従って、高エネ
ルギー線を照射した領域と、照射していない領域におけ
るアルカリ溶解速度の比(一般に溶解コントラストとい
う)を大きくすることができず、このため、前記化合物
を使用したレジスト材料は、現像に際して、(1)十分
な感度を得ることができない、(2)解像性が低い、
(3)レジスト表面に難溶層ができ易い、(4)レジス
トの抜け性が悪い等の欠点があった。しかしながら、こ
れらの何れの酸発生剤も以下の何れかの欠点を有してい
るために、レジスト材料としての性能が低下するという
欠点があった。
かかる酸発生剤について鋭意研究した結果、樹脂と溶解
阻害剤及び酸発生剤を組み合わせた化学増幅型ポジ型レ
ジスト材料とした場合に、従来になく、高感度、高解像
性、及び優れたプロセス適性を有する高エネルギー線用
ポジ型レジスト材料とすることのできる、新規なオニウ
ム塩を見出し、本発明に到達した。従って、本発明の第
1の目的は、ポジ型レジスト用として使用する酸発生剤
として好適な、新規なオニウム塩を提供することであ
る。本発明の第2の目的は、従来にない、高感度、高解
像性、及び優れたプロセス適性を有する、高エネルギー
線用ポジ型レジスト材料を提供することにある。
は、一般式(R)3 S+ Mで表される新規なオニウム塩
及びそれを用いたポジ型レジスト材料によって達成され
た。本発明のオニウム塩の上記一般式中、Rは芳香族基
であってその少なくとも一つはt−アルコキシ基で置換
されたフェニル基であり、各Rは同じであっても異なっ
ても良い。また、Mはスルホニウムの陰イオンである。
ルフェニル基、4−メチルフェニル基、4−イソプロピ
ルフェニル基、4−t−ブチルフェニル基、4−フルオ
ロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−クロロフ
ェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェ
ニル基、4−メトキシフェニル基、4−フェノキシフェ
ニル基、4−フェニルチオフェニル基、3−トリフルオ
ロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル
基等が挙げられる。
を有しない陰イオンであれば特に限定されるものではな
いが、具体的には、ヘキサフロオロフォスフェート、ヘ
キサフルオロアンチモネート、ヘキサフルオロアルセネ
ート、トリフルオロメタンスルホネート、パラトルエン
スルホネート、テトラフロオロボレート、フルオロスル
ホネート等が挙げられる。これらの中でも、金属イオン
による基板の汚染を防止する観点から、特にトリフルオ
ルロメタンスルホネートやパラトルエンスルホネートを
使用することが好適である。
ものは、下記化1で表すことができる。
低級アルキル基又はアルコキシ基である。R1 として
は、特にt−ブチル基が好ましく、R2 としては、メチ
ル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基等が好まし
い。
来、(1)塩化アルミニウム触媒を用いる方法、(2)
P2 O5 /メタンスルホン酸法及び(3)ヨードニウム
塩とスルフィドとを銅触媒の存在下で反応させる方法等
が採用されている。これらのうち、上記(1)及び
(2)の製造方法は酸性条件下の反応であるために、第
三級アルコキシ基の分離が進行し、本発明の新規なオニ
ウム塩を得ることができない。また、上記(3)の方法
は、反応を進行させるのに高い反応温度を必要とするた
めに、第三級アルコキシ基の熱分解反応との競争とな
り、やはり目的とするスルホニウム塩を得ることが困難
である。
ニルハライドから得られる第三級アルコキシ基置換フェ
ニルグリニャール試薬を用い、好ましくはトリメチルシ
リルトリフレートの存在下で、各種のスルホキシドと反
応させる方法を採用することにより、本発明の新規なオ
ニウム塩を高収率で得ることができる。次に、本発明の
新規なオニウム塩の製造方法を、第三級ブトキシ基置換
トリフェニルスルホニウム塩を例として説明する。
ウム塩は、t−ブトキシ基置換フェニルグリニャール試
薬と置換又は非置換のジフェニルスルホキシドとを、好
ましくは、トリメチルシリルトリフレートの存在下で反
応させることによって製造することができる。尚、上記
t−ブトキシ基置換フェニルグリニャール試薬は、例え
ば、金属マグネシウム、テトラヒドロフラン及びt−ア
ルコキシ基置換ブロモベンゼンを用いて、公知の方法に
従って容易に調製することができる。
としては、例えば、p−メチルフェニルスルホキシド、
p−t−ブチルフェニルスルホキシド、p−メトキシフ
ェニルスルホキシド等を使用することができる。置換又
は非置換のジフェニルスルホキシドとt−ブトキシ基置
換フェニルグリニャール試薬との使用割合は、モル比で
1:0.8〜1:1.2とすることが好ましく、また、
トリメチルシリルトリフレートは上記グリニャール試薬
と等量使用することが好ましい。
を塩化メチレンに溶解し、−30〜−70℃の範囲に冷
却し、−30℃以下に保った状態で攪拌しながらトリメ
チルシリルトリフレートを滴下して、得られた溶液を0
〜10℃に昇温し、約30分間経過した後、再度−30
〜−70℃に冷却し、次いで、−30℃以下に保った状
態でt−ブトキシ基置換フェニルグリニャール試薬を滴
下し、滴下終了後、更に0〜10℃に昇温して10〜1
80分間攪拌することによって行う。
下して、未反応のt−ブトキシ基置換フェニルグリニャ
ール試薬を分解・洗浄し、有機層を乾燥させた後溶媒を
留去し、目的とするt−ブトキシ基置換トリフェニルス
ルホニウム塩を得ることができる。本発明のスルホニウ
ム塩の他の具体例としては、ジフェニル(4−t−ブト
キシフェニル)スルホニウムトリフレート等の他、後記
する実施例に使用するスルホニウム塩を挙げることがで
きる。
小さいものの、その光分解物の水溶性が大きいことか
ら、この塩を光レジストの酸発生剤として用いた場合、
レジストにおける光照射部と光非照射部との間の溶解コ
ントラストが大きくなるので、これをポリヒドロキシス
チレン系のポジ型レジスト材料に使用した場合には、得
られるレジスト像の解像性、焦点深度等が向上する。
ニル基の水素原子を第三級アルコキシ基で置換した場
合、光照射による分解によって生成する酸の作用で、効
率良くアルコキシ置換基が分解してフェノール誘導体が
生成するために、大きな溶解コントラストを得ることが
できる。このように、本発明の新規なオニウム塩は、化
学増幅系ポジ型レジストの酸発生剤として優れた性能を
発揮することができ、高解像度、広範囲の焦点深度を有
するレジスト像を得ることができる。
酸基の水素原子がt−ブトキシカルボニル基で置換され
たポリ(ヒドロキシスチレン)樹脂(a)、溶解阻害剤
(b)及びオニウム塩(c)を、それぞれ重量100分
率で0.55≦a、0.07≦b≦0.40、0.00
5≦c≦0.15並びにa+b+c=1となるように含
有すると共に、アルカリ水溶液で現像することが可能
な、高エネルギー線に感応するポジ型レジスト材料であ
る。上記オニウム塩(c)は、既に詳述した、一般式
(R)3 S+ Mで表される本発明のオニウム塩である。
−ブトキシカルボニル基で置換されたポリ(ヒドロキシ
スチレン)樹脂としては、t−ブトキシカルボニル基の
導入率が10〜50モル%の範囲のものが好ましい。導
入率が50モル%以上ではアルカリ水溶液への溶解性が
低下するので、一般に使用されている現像液を用いて現
像する場合には、レジスト材料の感度が低下する。一
方、導入率が10モル%以下では溶解阻害効果が小さ
い。
素原子をt−ブトキシカルボニル基で置換することは、
一般にペプチド合成で良く用いられるような官能基を保
護する方法、即ち、ピリジン溶液中でポリ(ヒドロキシ
スチレン)を二炭酸ジ−t−ブチルと反応させることに
よって容易に行うことができる。ポリ(ヒドロキシスチ
レン)樹脂の重量平均分子量は、耐熱性のレジスト膜を
得るという観点から、1万以上であることが好ましく、
又精度の高いパタンを形成させるという観点から分子量
分布は単分散性であることが好ましい。
布の広いポリ(ヒドロキシスチレン)樹脂を用いた場合
には、レジスト材料中に、アルカリ水溶液に溶解し難い
大きい分子量のものまで含まれることとなるため、これ
がパタン形成後の裾ひきの原因となる。従って、リビン
グ重合によって得られるような単分散性のポリ(ヒドロ
キシスチレン)樹脂を使用することが好ましい。
よって得られたポリ(ヒドロキシスチレン)(例えば、
平均分子量が1万で分子量分布が1.1のもの)を用い
たレジスト材料を使用して、0.2μmのラインとスペ
ースのパタンを形成させた場合には、裾ひきがなく良好
な精度のパタンを形成することができる。また、このよ
うにして得られたパタンを150℃で10分間ベークし
ても、パタンに何の変形も認められず、耐熱性が十分で
ある。
ロキシスチレン)(例えば、平均分子量が1.2万で分
子量分布が3.0)を用いたレジスト材料を使用して、
0.5μmのラインとスペースのパタンを形成させた場
合には、パタンの耐熱性は略同等であるものの、裾ひき
が見られるので、とても0.2μmの解像度は得られな
い。
=1.05〜1.50であることを意味する。但し、M
wは高分子の重量平均分子量、Mnは数平均分子量であ
る。重量平均分子量は、リビング重合させる場合にあっ
てはモノマーの重量と開始剤のモル数から計算すること
により、又は光散乱法を用いて容易に求められる。ま
た、数平均分子量は膜浸透圧計を用いて、容易に測定さ
れる。分子量分布の評価は、ゲルパーミェーションクロ
マトグラフィー(GPC)によって行うことができ、分
子構造は赤外線吸収(IR)スペクトル又は1 H−NM
Rスペクトルによって容易に確認することができる。
方法としては、第1に、ラジカル重合法によって得られ
る、広い分子量分布を有するポリマーを分別処理する方
法、第2に、リビング重合法により当初から単分散性の
ポリマーを得る方法が挙げられるが、単分散化する工程
が簡易であることから、リビング重合法を採用すること
が好ましい。
ン)樹脂のリビング重合法による製造法を、ポリ(p−
ヒドロキシスチレン)の場合を例として更に詳述する。
ポリ(p−ヒドロキシスチレン)を得るために、p−ヒ
ドロキシスチレンモノマーをそのままリビング重合させ
ようとしても、モノマーの水酸基と重合開始剤とが反応
してしまうので重合を開始しない。そこで、該水酸基を
保護する保護基を導入したモノマーをリビング重合させ
た後、該保護基を脱離させて目的のパラヒドロキシスチ
レンを得る手法が用いられる。用いられる保護基として
は、第三級ブチル基、ジメチルフェニルカルビルメチル
シリル基、第三級ブトキシカルボニル基、テトラヒドロ
ピラニル基、第三級ブチルジメチルシリル基等が挙げら
れる。
として、有機金属化合物を用いることが好ましい。好ま
しい有機金属化合物としては、例えばn−ブチルリチウ
ム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウ
ム、ナトリウムナフタレン、アントラセンナトリウム、
α−メチルスチレンテトラマージナトリウム、クミルカ
リウム、クミルセシウム等の有機アルカリ金属化合物等
が挙げられる。
われることが好ましい。この場合に用いられる有機溶媒
は芳香族炭化水素、環状エーテル、脂肪族炭化水素等の
溶媒であり、これらの具体例としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、テト
ラヒドロピラン、ジメトキシエタン、n−ヘキサン、シ
クロヘキサン等が挙げられる。これらの有機溶媒は単独
で使用しても混合して使用しても良いが、特にテトラヒ
ドロフランを使用することが好ましい。重合に際するモ
ノマーの濃度は1〜50重量%、特に1〜30重量%が
適切であり、反応は高真空下又はアルゴン、窒素等の不
活性ガス雰囲気下で攪拌して行うことが好ましい。
溶媒の沸点温度までの範囲で任意に選択することができ
る。特にテトラヒドロフラン溶媒を使用した場合には−
78℃〜0℃、ベンゼン溶媒を使用した場合には室温で
反応させることが好ましい。上記の如き条件で約10分
〜7時間反応を行うことにより、ビニル基のみが選択的
に反応して重合し、ポリマーを得ることができる。所望
の重合度に達した時点で、例えばメタノール、水、メチ
ルブロマイド等の重合反応停止剤を反応系に添加して重
合反応を停止させることにより、所望の分子量を有する
リビングポリマーを得ることができる。
(例えばメタノール)を用いて沈澱せしめ、洗浄・乾燥
することによりリビングポリマーを精製・単離すること
ができる。重合反応においては、モノマーが100%反
応するので生成するリビングポリマーの収量は略100
%である。従って、モノマーの使用量と反応開始剤のモ
ル数を調整することにより、得られるリビングポリマー
の分子量を適宜調整することができる。このようにして
得られたリビングポリマーの分子量分布は単分散性(M
w/Mn=1.05〜1.50)である。
ルジメチルシリル基又はt−ブチル基を脱離させること
によって、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)を得ること
ができる。上記の脱離反応は、ポリマーをジオキサン、
アセトン、アセトニトリル、ベンゼン等の溶媒又はこれ
らの混合溶媒に溶解した後、塩酸、臭化水素酸又はパラ
トルエンスルホン酸等の酸を滴下することによって容易
に行うことができる。上記の反応においては、ポリマー
の主鎖が切断されたり分子間に架橋反応が生じるという
ことがないので、得られるポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)は単分散性である。
は、レジスト膜に遠紫外線等の高エネルギー線を照射
し、必要に応じて加熱処理した後、アルカリ現像液で処
理する場合に、アルカリ水溶液に対して可溶性となるよ
うな物質が挙げられる。このような溶解阻害剤として
は、ジ−t−ブトキシカルボニルヒドロキノン、4,
4’−ジ−t−ブトキシカルボニルオキシビフェニル、
ジ−t−ブトキシカルボニルビスフェノールA、ジ−t
−ブトキシカルボニルビスフェノールF等のt−ブトキ
シカルボニル基によって保護されたフェノール類;コー
ル酸−t−ブチルエステル、デオキシコール酸−t−ブ
チルエステル等の胆汁酸誘導体、及び4−t−ブトキシ
カルボニルビフェニル、ジ−t−ブトキシアセチルビス
フェノールA等の、テトラヒドロピラニル基、メトキシ
メチル基、t−ブチル基又はt−アミル基等で保護され
たエステル類が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
有量は7〜40重量%の範囲が好ましい。含有量が7重
量%未満では溶解阻害効果が小さく、40重量%以上で
はレジスト膜の機械強度や耐熱性が低下する。本発明の
レジスト材料中のオニウム塩の含有量は、0.5〜15
重量%の範囲であることが好ましい。含有量が0.5重
量%未満ではレジスト材料の感度を向上させることがで
きず、15重量%以上では、レジスト材料のコストが上
昇する上レジスト膜の機械的強度が低下する。
ンを形成することは、以下の方法によって容易に行うこ
とができる。即ち、レジスト材料溶液を基板上にスピン
塗布した後、プリベークを行って塗布基板を得る。得ら
れた塗布基板に高エネルギー線を照射すると、塗布膜中
のオニウム塩(酸発生剤)が分解して酸が生成する。次
いで、熱処理を行うと、生成した酸を触媒としてt−ブ
トキシカルボニルオキシ基が分解し、レジストの溶解阻
害効果が消失することによって形成された潜像を有する
基板が得られる。次に、該潜像を有する基板をアルカリ
水溶液で現像処理し、水洗することによってポジ型パタ
ンを形成することができる。
対する感度及び解像度に優れている理由は、必ずしも明
らかではないが、本発明のオニウム塩の水溶性が小さい
ために、レジスト材料の塗布時に用いる溶剤、ポリ(ヒ
ドロキシレン)樹脂及び溶解阻害剤に対する相溶性が良
好であり、均一なレジスト膜を形成することができる一
方、光照射されたオニウム塩は、水溶性となる上、酸を
生成するのみならず、前記生成した酸によって樹脂が有
するt−ブチル基を分解してフェノール性水酸基を生成
させるので、光照射されなかった部分は優れた溶解阻害
効果を有しているにもかかわらず、光照射された部分は
アルカリ水溶液に対する溶解速度が大きくなるためと推
定される。
型レジストの酸発生剤として優れた性能を有するので、
これを用いた本発明のポジ型レジスト材料は、高エネル
ギー線に対する感度が高く、特に波長の短い遠紫外線
(KrFエキシマレーザー等)に対する感度が高い。ま
た、プラズマエッチング耐性及びレジストパタンの耐熱
性に優れている上、前記遠紫外線の吸収が少ないので、
高解像度で広範囲な焦点深度を有するレジスト像を得る
ことができ、LSI等に用いられる基板の微細加工に好
適なレジスト材料である。更に、本発明のポジ型レジス
ト材料は、露光後の経時依存性が少ない上化学増幅過程
で水分を必要としないので、LSI等に用いられる基板
の、高エネルギー線による微細加工プロセスに極めて好
適なポジ型レジスト材料である。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。 実施例1.オニウム塩の合成例(1) ジフェニルスルホキシド20.2g(0.1モル)を塩
化メチレン300ミリリットルに溶解させた溶液を、ド
ライアイスメタノール浴を用いて−70℃に冷却した
後、トリメチルシリルトリフレート23ミリリットル
(0.12モル)を、−60℃を超えないように温度コ
トロールしながら攪拌・滴下した。
浴に代えて反応温度を0〜5℃とし、30分間攪拌し
た。得られた反応溶液を、ドライアイスメタノール浴を
用いて再度−70℃に冷却し、これに、金属マグネシウ
ム4.8g(0.20モル)、テトラヒドロフラン20
0ミリリットル及びパラ−t−ブトキシブロモベンゼン
50.4g(0.22モル)を用いて常法によって調製
したグリニャール試薬を、反応温度が−60℃を超えな
いようにコントロールしながら滴下した。
5℃となるようにして更に30分間攪拌し、反応を終了
させた。得られた反応液に水を滴下して過剰のグリニャ
ール試薬を分解させた後、水300ミリリットルを用い
て3回洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウム
を用いて乾燥した後、溶媒を留去して無色の油状物を得
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
にかけて反応生成物を単離した。
ルの結果から、パラ−t−ブトキシトリフェニルスルホ
ニウムトリフレートであることが判明した。尚、この場
合の収量は24.6gであり、収率は51.6%であっ
た。 NMR(CDC13 、δ) 1.28(9H,s) 7.16(4H,d) 7.62(10H,m)
ゼンに代えて、パラ−2−メチルペンタン−2−イルオ
キシブロモベンゼンを使用した他は、合成例(1)と全
く同様にして反応生成物を得た。得られた生成物は、下
記のNMRスペクトルの結果から、パラ−2−メチルペ
ンタン−2−イルオキシトリフェニルスルホニウムトリ
フレートであることが判明した。尚、収率は63.6%
であった。
板上に2,000回転/分でスピン塗布し、ホットプレ
ート上で85℃で1分間プリベークして、レジスト膜の
厚さが0.7μmのレジスト塗布基板を得た。尚、実施
例中のベース樹脂には、分子量が10,000で分子量
分布(Mw/Mn)が1.05の、ポリ(p−ヒドロキ
シスチレン)にtーブトキシカルボニル基を20モル%
導入した樹脂を用いた。
シマレーザー(波長248nm)を用いて描画した後、
熱処理を85℃で2分間行った。次いで、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド(TMAH)2.4重量%の
水溶液を用いて1分間現像を行い、30秒間水洗して、
パタンが形成されたシリコーン基板(パタン基板)を得
た。得られた基板のパタンはポジ型の特性を示し、レジ
スト膜のD0 感度は40mJ/cm2 であった。
0kvの電子線を用いた場合には、レジスト膜のDo感
度は15.2μC/cm2 であった。得られたパタン
は、KrFエキシマレーザーを用いた場合のものでは、
ラインとスペースのパタン及びホールパタンの解像度が
夫々0.25μmである上、垂直な側壁を有するパタン
であり、電子線を用いた場合のパタンの解像度は0.2
μmであった。
t−ブトキシトリフェニルスルホニウムトリフレートに
代えて、表1で示したオニウム塩(酸発生剤)を用いた
他は、実施例2と全く同様にしてレジスト溶液を調製
し、パタン基板を作製し、実施例1と全く同様にして感
度及び解像度を評価した。感度の結果は表2に示した通
りである。尚、解像度は実施例2のものと同様であっ
た。
ス樹脂及び溶解阻害剤に代えて、表3及び表4で示した
ベース樹脂及び溶解阻害剤を各々用い、実施例2で使用
したパラ−t−ブトキシトリフェニルスルホニウムトリ
フレートに代えて、実施例2〜7で使用した酸発生剤
(表1に示したもの)を各々用いた他は、実施例2と全
く同様にしてレジスト溶液を調製し、パタン基板を作製
し、実施例2と全く同様にして感度及び解像度を評価し
た。感度の結果は表5に示した通りである。尚、解像度
は多少の差異は見られるものの、いずれの場合も、ライ
ンとスペースのパタンの解像度は0.3μmであった。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(R)3 S+ Mで表される新規なオ
ニウム塩;但し、一般式中のRは芳香族基であり、各R
の少なくとも一つはt−アルコキシ基で置換されたフェ
ニル基であり、各Rは同じであっても異なっても良い;
また、Mはスルホニウムの陰イオンである。 - 【請求項2】一部の水酸基の水素原子がt−ブトキシカ
ルボニル基で置換されたポリ(ヒドロキシスチレン)樹
脂(a)、溶解阻害剤(b)及び請求項1に記載のオニ
ウム塩(c)を、それぞれ重量百分率で0.55≦a、
0.07≦b≦0.40、0.005≦c≦0.15並
びにa+b+c=1となるように含有すると共に、アル
カリ水溶液で現像することが可能な、高エネルギー線に
感応するポジ型レジスト材料。 - 【請求項3】ポリ(ヒドロキシスチレン)が、リビング
重合反応により得られる、単分散性ポリ(ヒドロキシス
チレン)である請求項2に記載のポジ型レジスト材料。
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