JP2710594B2 - 血圧測定装置 - Google Patents
血圧測定装置Info
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- JP2710594B2 JP2710594B2 JP7241095A JP24109595A JP2710594B2 JP 2710594 B2 JP2710594 B2 JP 2710594B2 JP 7241095 A JP7241095 A JP 7241095A JP 24109595 A JP24109595 A JP 24109595A JP 2710594 B2 JP2710594 B2 JP 2710594B2
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/021—Measuring pressure in heart or blood vessels
- A61B5/022—Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers
- A61B5/0225—Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers the pressure being controlled by electric signals, e.g. derived from Korotkoff sounds
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、血圧決定に先立っ
てカフ内の圧力値を所定の目標昇圧値まで速やかに昇圧
させる形式の血圧測定装置の改良に関するものである。
てカフ内の圧力値を所定の目標昇圧値まで速やかに昇圧
させる形式の血圧測定装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】所定の吐出能力を有するポンプを用い
て、血圧決定に先立ってカフ内の圧力値を所定の目標昇
圧値まで速やかに昇圧させる形式の血圧測定装置が知ら
れている。このような血圧測定装置においては、生体の
動脈を圧迫するために圧力気体が供給される膨張袋を備
えたカフが生体の一部に予め巻回されるが、その巻回時
におけるカフの巻付け強さのばらつきは、カフの内容量
を変化させ、所定のポンプ出力に対するカフの昇圧速度
を変化させることから、カフの巻付け強さはたとえば３
本の手指がカフの内側へ差し入れられ得る程度がよいと
されている。ところが、上腕部などのカフが巻回される
生体の一部は極めて容易に弾性変形するため、カフの巻
き方や腕の太さの違いなどに起因してカフの巻付け時の
内容量がばらつくことは避けられなかった。
て、血圧決定に先立ってカフ内の圧力値を所定の目標昇
圧値まで速やかに昇圧させる形式の血圧測定装置が知ら
れている。このような血圧測定装置においては、生体の
動脈を圧迫するために圧力気体が供給される膨張袋を備
えたカフが生体の一部に予め巻回されるが、その巻回時
におけるカフの巻付け強さのばらつきは、カフの内容量
を変化させ、所定のポンプ出力に対するカフの昇圧速度
を変化させることから、カフの巻付け強さはたとえば３
本の手指がカフの内側へ差し入れられ得る程度がよいと
されている。ところが、上腕部などのカフが巻回される
生体の一部は極めて容易に弾性変形するため、カフの巻
き方や腕の太さの違いなどに起因してカフの巻付け時の
内容量がばらつくことは避けられなかった。
【０００３】
【発明が解決すべき課題】ところが、上述の血圧測定装
置において、カフの巻付け強さが強いことによりカフの
内容量が小さくなる場合には、所定のポンプ出力に対す
るカフの昇圧速度が相対的に増大するので、カフ内の圧
力値が所定の目標昇圧値に到達した時点でポンプを停止
させた際に、カフの圧力がオーバーシュートして目標昇
圧値を所定量超えてしまい、そのような目標昇圧値より
も所定量高いカフ圧値から血圧決定のための徐速降圧を
行うため、カフによる圧迫の強さが大きく、且つ圧迫時
間が長くなり被測定者の負担は大きかった。一方、カフ
の巻付け強さが弱いことによりカフの内容量が大きくな
る場合には、所定のポンプ出力に対するカフの昇圧速度
が相対的に減少するので、カフ内の圧力値を所定の目標
昇圧値まで昇圧させるために必要な時間が増大すること
により被測定者の負担は大きかった。
置において、カフの巻付け強さが強いことによりカフの
内容量が小さくなる場合には、所定のポンプ出力に対す
るカフの昇圧速度が相対的に増大するので、カフ内の圧
力値が所定の目標昇圧値に到達した時点でポンプを停止
させた際に、カフの圧力がオーバーシュートして目標昇
圧値を所定量超えてしまい、そのような目標昇圧値より
も所定量高いカフ圧値から血圧決定のための徐速降圧を
行うため、カフによる圧迫の強さが大きく、且つ圧迫時
間が長くなり被測定者の負担は大きかった。一方、カフ
の巻付け強さが弱いことによりカフの内容量が大きくな
る場合には、所定のポンプ出力に対するカフの昇圧速度
が相対的に減少するので、カフ内の圧力値を所定の目標
昇圧値まで昇圧させるために必要な時間が増大すること
により被測定者の負担は大きかった。
【０００４】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、カフの巻付け時
の内容量のばらつきに関わらず、血圧測定前にカフ内の
圧力値を所定の目標昇圧値まで最適な昇圧速度で昇圧さ
せられる血圧測定装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、カフの巻付け時
の内容量のばらつきに関わらず、血圧測定前にカフ内の
圧力値を所定の目標昇圧値まで最適な昇圧速度で昇圧さ
せられる血圧測定装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】生体に巻回されるカフ
と、カフに給気するポンプと、ポンプの出力を制御する
ポンプ出力制御手段とを備え、血圧決定に先立って前記
カフ内の圧力値を所定の目標昇圧値まで速やかに昇圧さ
せる形式の血圧測定装置であって、（ａ）前記カフ内の
圧力値を検出する圧力センサと、（ｂ）前記圧力センサ
により第１の圧力値が検出されてから第１の圧力値より
も大きく設定された第２の圧力値が検出されるまでの第
１の昇圧区間において、前記ポンプ出力制御手段におけ
るポンプ出力を所定の第１ポンプ出力値に設定させる第
１ポンプ出力値設定手段と、（ｃ）予め設定された関係
から、前記第１の昇圧区間における昇圧時間及び前記第
１ポンプ出力値に基づいて、前記カフにおいて最適な昇
圧速度が得られる第２ポンプ出力値を算出し、第１昇圧
区間経過後から前記目標昇圧値にカフ内の圧力値が到達
するまでの期間、前記ポンプ出力制御手段におけるポン
プ出力を第２ポンプ出力値に設定させる第２ポンプ出力
値設定手段とを、含むことにある。
と、カフに給気するポンプと、ポンプの出力を制御する
ポンプ出力制御手段とを備え、血圧決定に先立って前記
カフ内の圧力値を所定の目標昇圧値まで速やかに昇圧さ
せる形式の血圧測定装置であって、（ａ）前記カフ内の
圧力値を検出する圧力センサと、（ｂ）前記圧力センサ
により第１の圧力値が検出されてから第１の圧力値より
も大きく設定された第２の圧力値が検出されるまでの第
１の昇圧区間において、前記ポンプ出力制御手段におけ
るポンプ出力を所定の第１ポンプ出力値に設定させる第
１ポンプ出力値設定手段と、（ｃ）予め設定された関係
から、前記第１の昇圧区間における昇圧時間及び前記第
１ポンプ出力値に基づいて、前記カフにおいて最適な昇
圧速度が得られる第２ポンプ出力値を算出し、第１昇圧
区間経過後から前記目標昇圧値にカフ内の圧力値が到達
するまでの期間、前記ポンプ出力制御手段におけるポン
プ出力を第２ポンプ出力値に設定させる第２ポンプ出力
値設定手段とを、含むことにある。
【０００６】
【発明の効果】このようにすれば、前記カフにおいて最
適な昇圧速度が得られる前記第２ポンプ出力値に設定さ
れたポンプにより、カフ内の圧力値は所定の目標昇圧値
まで速やかに昇圧させられる。したがって、カフの巻き
方や腕の太さの違い等によって生じるカフの内容量のば
らつきに関わらず、常に最適な昇圧速度で目標昇圧値ま
で昇圧されるので、カフ内の圧力値が目標昇圧値を所定
量超えてしまったり、目標昇圧値まで到達させるために
必要な時間が増大することがなくなり、被測定者の負担
が好適に除去される。
適な昇圧速度が得られる前記第２ポンプ出力値に設定さ
れたポンプにより、カフ内の圧力値は所定の目標昇圧値
まで速やかに昇圧させられる。したがって、カフの巻き
方や腕の太さの違い等によって生じるカフの内容量のば
らつきに関わらず、常に最適な昇圧速度で目標昇圧値ま
で昇圧されるので、カフ内の圧力値が目標昇圧値を所定
量超えてしまったり、目標昇圧値まで到達させるために
必要な時間が増大することがなくなり、被測定者の負担
が好適に除去される。
【０００７】ここで、好適には、前記第１発明の構成用
件に加えて、（ｄ）容量の異なる複数種類のカフを前記
ポンプに択一的に接続する接続装置と、（ｅ）複数種類
のカフ毎に設けられる複数の測定モードを選択する測定
モード選択手段と、（ｆ）前記圧力センサにより第３の
圧力値が検出されてから第３の圧力値よりも大きく設定
された第４の圧力値が検出されるまでの第２の昇圧区間
の昇圧時間と、第２の昇圧区間における前記ポンプの出
力値とから、前記接続装置に接続されたカフの種類を特
定することにより、前記測定モード選択手段により選択
された測定モードの適否を判定する測定モード適否判定
手段と、（ｇ）測定モード適否判定手段により前記測定
モードと前記可換式カフとの不適合が判定された場合に
は、前記ポンプ出力制御手段による前記ポンプの出力制
御を中止させるポンプ制御中止手段とを、含むことを特
徴とする。
件に加えて、（ｄ）容量の異なる複数種類のカフを前記
ポンプに択一的に接続する接続装置と、（ｅ）複数種類
のカフ毎に設けられる複数の測定モードを選択する測定
モード選択手段と、（ｆ）前記圧力センサにより第３の
圧力値が検出されてから第３の圧力値よりも大きく設定
された第４の圧力値が検出されるまでの第２の昇圧区間
の昇圧時間と、第２の昇圧区間における前記ポンプの出
力値とから、前記接続装置に接続されたカフの種類を特
定することにより、前記測定モード選択手段により選択
された測定モードの適否を判定する測定モード適否判定
手段と、（ｇ）測定モード適否判定手段により前記測定
モードと前記可換式カフとの不適合が判定された場合に
は、前記ポンプ出力制御手段による前記ポンプの出力制
御を中止させるポンプ制御中止手段とを、含むことを特
徴とする。
【０００８】このようにすれば、前記第１発明の効果が
得られるのに加えて、前記測定モード適否判定手段によ
り前記測定モードとカフとの不適合が判定された場合に
は、前記ポンプ出力制御手段によるポンプの出力制御が
前記ポンプ制御中止手段により中止される。したがっ
て、間違った測定モードが選択されており、正確な血圧
測定が行なわれ得ない場合に、無駄な測定を続けること
なく速やかに測定をやり直すことができる。
得られるのに加えて、前記測定モード適否判定手段によ
り前記測定モードとカフとの不適合が判定された場合に
は、前記ポンプ出力制御手段によるポンプの出力制御が
前記ポンプ制御中止手段により中止される。したがっ
て、間違った測定モードが選択されており、正確な血圧
測定が行なわれ得ない場合に、無駄な測定を続けること
なく速やかに測定をやり直すことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【００１０】図１は、本発明の一実施例の自動血圧測定
装置１０を示す斜視図である。図において、本体１２の
接続装置１３には、非伸縮性の長手状布袋およびその内
側に収容されたゴム袋から成る交換式カフ１４がエアホ
ース１５を介して接続されている。交換式カフ１４は被
測定者の年齢に応じて最適な容量のものに交換できるよ
うに予め複数種類用意されており、接続装置１３はそれ
ら複数種類の交換式カフ１４を択一的に接続する。本体
１２の操作部１６には、起動スイッチ１８、停止スイッ
チ２０、測定モードダイヤル２２、プリンタ２４などが
配設されている。測定モードダイヤル２２は、複数種類
の交換式カフ１４毎に設けられる複数の測定モードを選
択するダイヤルである。表示部２６には、液晶表示器２
８、最高血圧表示器３２、最低血圧表示器３４、脈拍数
表示器３６がそれぞれ配設されている。液晶表示器２８
には、過去４回分の測定時刻、最高血圧値、最低血圧
値、及び脈拍数がそれぞれ表示されるようになってい
る。
装置１０を示す斜視図である。図において、本体１２の
接続装置１３には、非伸縮性の長手状布袋およびその内
側に収容されたゴム袋から成る交換式カフ１４がエアホ
ース１５を介して接続されている。交換式カフ１４は被
測定者の年齢に応じて最適な容量のものに交換できるよ
うに予め複数種類用意されており、接続装置１３はそれ
ら複数種類の交換式カフ１４を択一的に接続する。本体
１２の操作部１６には、起動スイッチ１８、停止スイッ
チ２０、測定モードダイヤル２２、プリンタ２４などが
配設されている。測定モードダイヤル２２は、複数種類
の交換式カフ１４毎に設けられる複数の測定モードを選
択するダイヤルである。表示部２６には、液晶表示器２
８、最高血圧表示器３２、最低血圧表示器３４、脈拍数
表示器３６がそれぞれ配設されている。液晶表示器２８
には、過去４回分の測定時刻、最高血圧値、最低血圧
値、及び脈拍数がそれぞれ表示されるようになってい
る。
【００１１】図２は、上記自動血圧測定装置１０の回路
構成を説明するブロック線図である。図において、交換
式カフ１４は、圧力センサ４２、排気制御弁４４、およ
び空気ポンプ４６とエアホース１５を介して接続されて
いる。圧力センサ４２の出力信号はバンドパスフィルタ
５４により弁別され、脈拍に同期して発生する交換式カ
フ１４の圧力振動である脈波信号ＳＭが演算制御回路５
６のＡ／Ｄ変換器５８に供給される。また、圧力センサ
４２の出力信号はローパスフィルタ６０により弁別さ
れ、交換式カフ１４の静圧を表すカフ圧信号ＳＫが演算
制御回路５６のＡ／Ｄ変換器５８に供給される。
構成を説明するブロック線図である。図において、交換
式カフ１４は、圧力センサ４２、排気制御弁４４、およ
び空気ポンプ４６とエアホース１５を介して接続されて
いる。圧力センサ４２の出力信号はバンドパスフィルタ
５４により弁別され、脈拍に同期して発生する交換式カ
フ１４の圧力振動である脈波信号ＳＭが演算制御回路５
６のＡ／Ｄ変換器５８に供給される。また、圧力センサ
４２の出力信号はローパスフィルタ６０により弁別さ
れ、交換式カフ１４の静圧を表すカフ圧信号ＳＫが演算
制御回路５６のＡ／Ｄ変換器５８に供給される。
【００１２】上記演算制御回路５６は、ＣＰＵ６２、Ｒ
ＯＭ６４、ＲＡＭ６６、入力インターフェース回路６
８、出力インターフェース回路７０などを備えたマイク
ロコンピュータである。ＣＰＵ６２は、ＲＡＭ６６の一
時記憶機能を利用しつつ予めＲＯＭ６４に記憶された手
順に従って入力信号を処理して駆動信号や表示信号など
を出力する。すなわち、血圧決定に際しては、ＣＰＵ６
２は、空気ポンプ４６を駆動することにより、予め生体
の上腕部に所定の巻付け強さで巻回されている交換式カ
フ１４によって上腕部を圧迫し、次いで排気制御弁４４
を駆動して交換式カフ１４の圧迫圧力を徐々に降圧さ
せ、その徐速降圧過程において得られる脈波信号ＳＭお
よびカフ圧信号ＳＫに基づいてオシロメトリック方式に
より血圧値を決定し、その血圧値を最高血圧表示器３２
及び最低血圧表示器３４に表示させると同時に、記憶装
置７２に順次記憶させる。上記記憶装置７２は、磁気デ
ィスク、磁気テープ、揮発性半導体メモリ、或いは不揮
発性半導体メモリなどのよく知られた記憶装置により構
成されている。
ＯＭ６４、ＲＡＭ６６、入力インターフェース回路６
８、出力インターフェース回路７０などを備えたマイク
ロコンピュータである。ＣＰＵ６２は、ＲＡＭ６６の一
時記憶機能を利用しつつ予めＲＯＭ６４に記憶された手
順に従って入力信号を処理して駆動信号や表示信号など
を出力する。すなわち、血圧決定に際しては、ＣＰＵ６
２は、空気ポンプ４６を駆動することにより、予め生体
の上腕部に所定の巻付け強さで巻回されている交換式カ
フ１４によって上腕部を圧迫し、次いで排気制御弁４４
を駆動して交換式カフ１４の圧迫圧力を徐々に降圧さ
せ、その徐速降圧過程において得られる脈波信号ＳＭお
よびカフ圧信号ＳＫに基づいてオシロメトリック方式に
より血圧値を決定し、その血圧値を最高血圧表示器３２
及び最低血圧表示器３４に表示させると同時に、記憶装
置７２に順次記憶させる。上記記憶装置７２は、磁気デ
ィスク、磁気テープ、揮発性半導体メモリ、或いは不揮
発性半導体メモリなどのよく知られた記憶装置により構
成されている。
【００１３】図３は、上記演算制御回路５６の制御機能
を説明する機能ブロック線図である。図において、ポン
プ出力制御手段７４は、前記交換式カフ１４に給気する
空気ポンプ４６の出力を制御する。すなわち、血圧決定
に先立って交換式カフ１４内の圧力値を所定の目標昇圧
値Ｐt まで速やかに昇圧させ、引き続き、血圧決定を行
うために緩やかに降圧させ、血圧決定終了後は速やかに
排圧させる。第１ポンプ出力値設定手段７６は、前記圧
力センサ４２により４０ｍｍＨｇ程度に予め設定された
一定の圧力値Ｐ2 （第１圧力値に相当）が検出されてか
ら５０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力値Ｐ3
（第２圧力値に相当）が検出されるまでの区間（第１昇
圧区間に相当）において、換言すればその区間内の昇圧
時間Ｔ2において、ポンプ出力制御手段７４における空
気ポンプ４６の出力値を所定の前記第１ポンプ出力値Ｏ
Ｐ1 に設定させる。尚、第１ポンプ出力値ＯＰ1 は、上
記第１昇圧区間を可及的に小さくしつつ、後述する第２
ポンプ出力値設定手段７８において算出される第２ポン
プ出力値ＯＰ2 の算出精度を維持するために設定された
所定値である。第２ポンプ出力値設定手段７８は、予め
設定された関係から、昇圧時間Ｔ2 及び第１ポンプ出力
値ＯＰ1 に基づいて、交換式カフ１４において最適な所
定の昇圧速度ＶPAが得られるような空気ポンプ４６の出
力値（前記第２ポンプ出力値ＯＰ2 ）を算出し、昇圧時
間Ｔ2 経過後から前記目標昇圧値Ｐtに交換式カフ１４
内の圧力値が到達するまでの期間、ポンプ出力制御手段
７４における空気ポンプ４６の出力値を第２ポンプ出力
値ＯＰ2 に設定させる。尚、上記最適な所定の昇圧速度
ＶPAは、例えば、２５ｍｍＨｇ／ｍｉｎ程度の値であっ
て、交換式カフ１４の昇圧過程において、前記目標昇圧
値Ｐt を決定するために採取される脈波信号ＳＭの採取
精度が良好で、しかも、採取精度を高めるために昇圧時
間が徒に増大されない予め実験的に求められる最適値で
ある。
を説明する機能ブロック線図である。図において、ポン
プ出力制御手段７４は、前記交換式カフ１４に給気する
空気ポンプ４６の出力を制御する。すなわち、血圧決定
に先立って交換式カフ１４内の圧力値を所定の目標昇圧
値Ｐt まで速やかに昇圧させ、引き続き、血圧決定を行
うために緩やかに降圧させ、血圧決定終了後は速やかに
排圧させる。第１ポンプ出力値設定手段７６は、前記圧
力センサ４２により４０ｍｍＨｇ程度に予め設定された
一定の圧力値Ｐ2 （第１圧力値に相当）が検出されてか
ら５０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力値Ｐ3
（第２圧力値に相当）が検出されるまでの区間（第１昇
圧区間に相当）において、換言すればその区間内の昇圧
時間Ｔ2において、ポンプ出力制御手段７４における空
気ポンプ４６の出力値を所定の前記第１ポンプ出力値Ｏ
Ｐ1 に設定させる。尚、第１ポンプ出力値ＯＰ1 は、上
記第１昇圧区間を可及的に小さくしつつ、後述する第２
ポンプ出力値設定手段７８において算出される第２ポン
プ出力値ＯＰ2 の算出精度を維持するために設定された
所定値である。第２ポンプ出力値設定手段７８は、予め
設定された関係から、昇圧時間Ｔ2 及び第１ポンプ出力
値ＯＰ1 に基づいて、交換式カフ１４において最適な所
定の昇圧速度ＶPAが得られるような空気ポンプ４６の出
力値（前記第２ポンプ出力値ＯＰ2 ）を算出し、昇圧時
間Ｔ2 経過後から前記目標昇圧値Ｐtに交換式カフ１４
内の圧力値が到達するまでの期間、ポンプ出力制御手段
７４における空気ポンプ４６の出力値を第２ポンプ出力
値ＯＰ2 に設定させる。尚、上記最適な所定の昇圧速度
ＶPAは、例えば、２５ｍｍＨｇ／ｍｉｎ程度の値であっ
て、交換式カフ１４の昇圧過程において、前記目標昇圧
値Ｐt を決定するために採取される脈波信号ＳＭの採取
精度が良好で、しかも、採取精度を高めるために昇圧時
間が徒に増大されない予め実験的に求められる最適値で
ある。
【００１４】測定モード選択手段８０は、測定モードダ
イヤル２２の操作位置から選択された測定モードを判別
し、ポンプ出力制御手段７４による空気ポンプ４６の出
力制御を測定モード毎に前記目標昇圧値Ｐt が異なる所
定のパターンに設定させる。測定モード適否判定手段８
２は、前記圧力センサ４２により０ｍｍＨｇに予め設定
された圧力値Ｐ0 （第３圧力値に相当）が検出されてか
ら３０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力値Ｐ1
（第４圧力値に相当）が検出されるまでの区間（第２昇
圧区間に相当）における昇圧時間Ｔ1 と、昇圧時間Ｔ1
における空気ポンプ４６の出力値ＯＰ0 （この場合は、
後述するように空気ポンプ４６の最大出力値に等しい）
とから、或いは、５０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一
定の圧力値Ｐ3 （第３圧力値に相当）が検出されてから
１００ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力値Ｐ4
（第４圧力値に相当）が検出されるまでの区間（第２昇
圧区間に相当）における昇圧時間Ｔ3 と、昇圧時間Ｔ3
における空気ポンプ４６の出力値ＯＰ3 （この場合は、
後述するように第２ポンプ出力値ＯＰ2 に等しい）とか
ら、前記接続装置１３に接続された交換式カフ１４の種
類を特定し、前記測定モード選択手段８０により選択さ
れた測定モードの適否を判定する。ポンプ制御中止手段
８４は、測定モード適否判定手段８２により測定モード
と交換式カフ１４との不適合が判定された場合に、ポン
プ出力制御手段７４による空気ポンプ４６の出力制御を
中止させる。
イヤル２２の操作位置から選択された測定モードを判別
し、ポンプ出力制御手段７４による空気ポンプ４６の出
力制御を測定モード毎に前記目標昇圧値Ｐt が異なる所
定のパターンに設定させる。測定モード適否判定手段８
２は、前記圧力センサ４２により０ｍｍＨｇに予め設定
された圧力値Ｐ0 （第３圧力値に相当）が検出されてか
ら３０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力値Ｐ1
（第４圧力値に相当）が検出されるまでの区間（第２昇
圧区間に相当）における昇圧時間Ｔ1 と、昇圧時間Ｔ1
における空気ポンプ４６の出力値ＯＰ0 （この場合は、
後述するように空気ポンプ４６の最大出力値に等しい）
とから、或いは、５０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一
定の圧力値Ｐ3 （第３圧力値に相当）が検出されてから
１００ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力値Ｐ4
（第４圧力値に相当）が検出されるまでの区間（第２昇
圧区間に相当）における昇圧時間Ｔ3 と、昇圧時間Ｔ3
における空気ポンプ４６の出力値ＯＰ3 （この場合は、
後述するように第２ポンプ出力値ＯＰ2 に等しい）とか
ら、前記接続装置１３に接続された交換式カフ１４の種
類を特定し、前記測定モード選択手段８０により選択さ
れた測定モードの適否を判定する。ポンプ制御中止手段
８４は、測定モード適否判定手段８２により測定モード
と交換式カフ１４との不適合が判定された場合に、ポン
プ出力制御手段７４による空気ポンプ４６の出力制御を
中止させる。
【００１５】図４は、上記演算制御回路５６の作動の要
部を説明するフローチャートである。図において、ステ
ップＳ１では血圧測定のための起動スイッチ１８が操作
されたか否かが判断され、この判断が否定されると肯定
されるまで待機させられる。このステップＳ１の判断が
肯定されると、続く前記測定モード選択手段８０に対応
するステップＳ２において、測定モードダイヤル２２の
操作位置から選択された測定モードを判別し、空気ポン
プ４６の出力制御を測定モード毎に前記目標昇圧値Ｐt
が異なる所定のパターンに設定させる。そして、続く前
記ポンプ出力制御手段７６に対応するステップＳ３にお
いて、前記空気ポンプ４６の出力値が最大値に設定され
ることにより、図５の実線に従って前記交換式カフ１４
内の圧力値が昇圧させられる。
部を説明するフローチャートである。図において、ステ
ップＳ１では血圧測定のための起動スイッチ１８が操作
されたか否かが判断され、この判断が否定されると肯定
されるまで待機させられる。このステップＳ１の判断が
肯定されると、続く前記測定モード選択手段８０に対応
するステップＳ２において、測定モードダイヤル２２の
操作位置から選択された測定モードを判別し、空気ポン
プ４６の出力制御を測定モード毎に前記目標昇圧値Ｐt
が異なる所定のパターンに設定させる。そして、続く前
記ポンプ出力制御手段７６に対応するステップＳ３にお
いて、前記空気ポンプ４６の出力値が最大値に設定され
ることにより、図５の実線に従って前記交換式カフ１４
内の圧力値が昇圧させられる。
【００１６】続いてステップＳ４においては、後述する
ステップＳ８の判断に必要な昇圧時間Ｔ1 の計測が開始
され、続くステップＳ５において、交換式カフ１４内の
圧力値が３０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力
値Ｐ1 に到達したことが圧力センサ４２により検出され
たか否かが判断される。この判断が否定されると肯定さ
れるまで待機させられるが、この判断が肯定された場合
は、続くステップＳ６において昇圧時間Ｔ1 の計測が終
了される。そして、続く第１ポンプ出力値設定手段７６
に対応するステップＳ７において、空気ポンプ４６の出
力値が所定の第１ポンプ出力値ＯＰ1 に設定し直され、
引き続き、図５の実線に従って前記交換式カフ１４の昇
圧制御が続行させられる。なお、上記第１ポンプ出力値
ＯＰ1 は、後述する昇圧時間Ｔ2 を可及的に小さくしつ
つ、後述する前記第２ポンプ出力値設定手段７８に対応
するステップＳ１４において算出される第２ポンプ出力
値ＯＰ2 の算出精度を維持するために設定された所定の
ポンプ出力値である。
ステップＳ８の判断に必要な昇圧時間Ｔ1 の計測が開始
され、続くステップＳ５において、交換式カフ１４内の
圧力値が３０ｍｍＨｇ程度に予め設定された一定の圧力
値Ｐ1 に到達したことが圧力センサ４２により検出され
たか否かが判断される。この判断が否定されると肯定さ
れるまで待機させられるが、この判断が肯定された場合
は、続くステップＳ６において昇圧時間Ｔ1 の計測が終
了される。そして、続く第１ポンプ出力値設定手段７６
に対応するステップＳ７において、空気ポンプ４６の出
力値が所定の第１ポンプ出力値ＯＰ1 に設定し直され、
引き続き、図５の実線に従って前記交換式カフ１４の昇
圧制御が続行させられる。なお、上記第１ポンプ出力値
ＯＰ1 は、後述する昇圧時間Ｔ2 を可及的に小さくしつ
つ、後述する前記第２ポンプ出力値設定手段７８に対応
するステップＳ１４において算出される第２ポンプ出力
値ＯＰ2 の算出精度を維持するために設定された所定の
ポンプ出力値である。
【００１７】続く測定モード適否判定手段８２に対応す
るステップＳ８においては、上記昇圧時間Ｔ1 と、昇圧
時間Ｔ1 が計測された時点における空気ポンプ４６の出
力値ＯＰ0 （この場合は空気ポンプ４６の最大出力値と
等しい）とから、前記接続装置１３に接続された交換式
カフ１４が特定されることにより、選択された測定モー
ドの適否が判定される。そして、続くポンプ制御中止手
段８４に対応するステップＳ９において、測定モードの
選択が不適当であったか否かが判断され、この判断が肯
定された場合には、前記交換式カフ１４の昇圧制御が中
止され、図５の破線に従って交換式カフ１４が速やかに
排圧されることにより血圧測定は中止させられる。
るステップＳ８においては、上記昇圧時間Ｔ1 と、昇圧
時間Ｔ1 が計測された時点における空気ポンプ４６の出
力値ＯＰ0 （この場合は空気ポンプ４６の最大出力値と
等しい）とから、前記接続装置１３に接続された交換式
カフ１４が特定されることにより、選択された測定モー
ドの適否が判定される。そして、続くポンプ制御中止手
段８４に対応するステップＳ９において、測定モードの
選択が不適当であったか否かが判断され、この判断が肯
定された場合には、前記交換式カフ１４の昇圧制御が中
止され、図５の破線に従って交換式カフ１４が速やかに
排圧されることにより血圧測定は中止させられる。
【００１８】しかし、この判断が否定された場合は、測
定モードの選択は適当であるので引き続き昇圧制御は図
５の実線に従って続行させられる。続くステップＳ１０
において、交換式カフ１４内の圧力値が４０ｍｍＨｇ程
度に予め設定された一定の圧力値Ｐ2 に到達したことが
圧力センサ４２により検出されたか否かが判断される。
この判断が否定された場合は肯定されるまで待機させら
れるが、この判断が肯定された場合には、続くステップ
Ｓ１１において、後述するステップＳ１４の実行に必要
な昇圧時間Ｔ2 の計測が開始され、続くステップＳ１２
において、交換式カフ１４内の圧力値が５０ｍｍＨｇ程
度に予め設定された一定の圧力値Ｐ3 に到達したことが
圧力センサ４２により検出されたか否かが判断される。
この判断が否定された場合は肯定されるまで待機させら
れるが、この判断が肯定された場合には、続くステップ
Ｓ１３において昇圧時間Ｔ2 の計測が終了される。
定モードの選択は適当であるので引き続き昇圧制御は図
５の実線に従って続行させられる。続くステップＳ１０
において、交換式カフ１４内の圧力値が４０ｍｍＨｇ程
度に予め設定された一定の圧力値Ｐ2 に到達したことが
圧力センサ４２により検出されたか否かが判断される。
この判断が否定された場合は肯定されるまで待機させら
れるが、この判断が肯定された場合には、続くステップ
Ｓ１１において、後述するステップＳ１４の実行に必要
な昇圧時間Ｔ2 の計測が開始され、続くステップＳ１２
において、交換式カフ１４内の圧力値が５０ｍｍＨｇ程
度に予め設定された一定の圧力値Ｐ3 に到達したことが
圧力センサ４２により検出されたか否かが判断される。
この判断が否定された場合は肯定されるまで待機させら
れるが、この判断が肯定された場合には、続くステップ
Ｓ１３において昇圧時間Ｔ2 の計測が終了される。
【００１９】続いて第２ポンプ出力値設定手段７８に対
応するステップＳ１４において、予め設定された関係か
ら、前記第１ポンプ出力値ＯＰ1 と昇圧時間Ｔ2 に基づ
いて、交換式カフ１４における最適な所定の昇圧速度Ｖ
PAが得られる第２ポンプ出力値ＯＰ2 が算出され、空気
ポンプ４６の出力値が第２ポンプ出力値ＯＰ2 に設定し
直され、引き続き、図５の実線に従って交換式カフ１４
の昇圧制御が続行させられる。尚、この所定の昇圧速度
ＶPAは、例えば、２５ｍｍＨｇ／ｍｉｎ程度の値であっ
て、交換式カフ１４内の圧力値が速やかに昇圧させられ
る期間内において、前記目標昇圧値Ｐt を決定するため
に採取される脈波信号ＳＭの採取精度が良好で、しか
も、採取精度を高めるために徒に昇圧時間を増大させな
い予め実験的に求められる最適値である。
応するステップＳ１４において、予め設定された関係か
ら、前記第１ポンプ出力値ＯＰ1 と昇圧時間Ｔ2 に基づ
いて、交換式カフ１４における最適な所定の昇圧速度Ｖ
PAが得られる第２ポンプ出力値ＯＰ2 が算出され、空気
ポンプ４６の出力値が第２ポンプ出力値ＯＰ2 に設定し
直され、引き続き、図５の実線に従って交換式カフ１４
の昇圧制御が続行させられる。尚、この所定の昇圧速度
ＶPAは、例えば、２５ｍｍＨｇ／ｍｉｎ程度の値であっ
て、交換式カフ１４内の圧力値が速やかに昇圧させられ
る期間内において、前記目標昇圧値Ｐt を決定するため
に採取される脈波信号ＳＭの採取精度が良好で、しか
も、採取精度を高めるために徒に昇圧時間を増大させな
い予め実験的に求められる最適値である。
【００２０】続くステップＳ１５においては、後述する
ステップＳ１８の判断に必要な昇圧時間Ｔ3 の計測が開
始される。そして、続くステップＳ１６においては、交
換式カフ１４内の圧力値が１００ｍｍＨｇ程度に予め設
定された一定の圧力値Ｐ4 に到達したことが圧力センサ
４２により検出されたか否かが判断される。この判断が
否定された場合は肯定されるまで待機させられるが、こ
の判断が肯定された場合には、続くステップＳ１７にお
いて昇圧時間Ｔ3 の計測が終了される。
ステップＳ１８の判断に必要な昇圧時間Ｔ3 の計測が開
始される。そして、続くステップＳ１６においては、交
換式カフ１４内の圧力値が１００ｍｍＨｇ程度に予め設
定された一定の圧力値Ｐ4 に到達したことが圧力センサ
４２により検出されたか否かが判断される。この判断が
否定された場合は肯定されるまで待機させられるが、こ
の判断が肯定された場合には、続くステップＳ１７にお
いて昇圧時間Ｔ3 の計測が終了される。
【００２１】続く測定モード適否判定手段８２に対応す
るステップＳ１８においては、前記昇圧時間Ｔ3 と、昇
圧時間Ｔ3 が計測された時点における空気ポンプ４６の
出力値ＯＰ3 （この場合は第２ポンプ出力値ＯＰ2 と等
しい）とから、前記接続装置１３に接続された交換式カ
フ１４が特定されることにより、選択された測定モード
の適否が判定される。そして、続くポンプ制御中止手段
８４に対応するステップＳ１９において、測定モードの
選択が不適当であったか否かが判断され、この判断が肯
定された場合には、前記交換式カフ１４の昇圧制御が中
止され、図５の１点鎖線に従って交換式カフ１４が速や
かに排圧されることにより血圧測定は中止させられる。
しかし、この判断が否定された場合は、測定モードの選
択は適当であるので、続くポンプ出力制御手段７４に対
応するステップＳ２０において、引き続き、図５の実線
に従って前記交換式カフ１８内の圧力値が前記目標昇圧
値Ｐt まで昇圧させられる。
るステップＳ１８においては、前記昇圧時間Ｔ3 と、昇
圧時間Ｔ3 が計測された時点における空気ポンプ４６の
出力値ＯＰ3 （この場合は第２ポンプ出力値ＯＰ2 と等
しい）とから、前記接続装置１３に接続された交換式カ
フ１４が特定されることにより、選択された測定モード
の適否が判定される。そして、続くポンプ制御中止手段
８４に対応するステップＳ１９において、測定モードの
選択が不適当であったか否かが判断され、この判断が肯
定された場合には、前記交換式カフ１４の昇圧制御が中
止され、図５の１点鎖線に従って交換式カフ１４が速や
かに排圧されることにより血圧測定は中止させられる。
しかし、この判断が否定された場合は、測定モードの選
択は適当であるので、続くポンプ出力制御手段７４に対
応するステップＳ２０において、引き続き、図５の実線
に従って前記交換式カフ１８内の圧力値が前記目標昇圧
値Ｐt まで昇圧させられる。
【００２２】上述のように、本実施例によれば、交換式
カフ１４の巻き方や腕の太さの違い等によって生じる交
換式カフ１４の内容量のばらつきに関わらず、常に最適
な昇圧速度で目標昇圧値Ｐt まで昇圧されるように空気
ポンプ４６の出力値が第２ポンプ出力値ＯＰ2 に設定さ
れるので、交換式カフ１４の巻付け強さが弱いことによ
り交換式カフ１４の内容量が大きくなり、その結果、昇
圧速度が相対的に減少して、目標昇圧値まで到達させる
ために必要な時間が増大したり、交換式カフ１４の巻付
け強さが強いことにより交換式カフ１４の内容量が小さ
くなり、その結果、昇圧速度が相対的に増大して、交換
式カフ１４内の圧力値が目標昇圧値を所定量超えてしま
ったりすることがなくなり、被測定者の負担が好適に除
去される。
カフ１４の巻き方や腕の太さの違い等によって生じる交
換式カフ１４の内容量のばらつきに関わらず、常に最適
な昇圧速度で目標昇圧値Ｐt まで昇圧されるように空気
ポンプ４６の出力値が第２ポンプ出力値ＯＰ2 に設定さ
れるので、交換式カフ１４の巻付け強さが弱いことによ
り交換式カフ１４の内容量が大きくなり、その結果、昇
圧速度が相対的に減少して、目標昇圧値まで到達させる
ために必要な時間が増大したり、交換式カフ１４の巻付
け強さが強いことにより交換式カフ１４の内容量が小さ
くなり、その結果、昇圧速度が相対的に増大して、交換
式カフ１４内の圧力値が目標昇圧値を所定量超えてしま
ったりすることがなくなり、被測定者の負担が好適に除
去される。
【００２３】また、本実施例によれば、交換式カフ１４
は上記最適な昇圧速度ＶPAで所定期間昇圧させられるの
で、前述の所定の目標昇圧値を決定するために昇圧期間
内において採取される脈波信号ＳＭの採取精度が高ま
る。しかも、採取精度を高めるために徒に昇圧時間が増
大されるわけではないので、被測定者に負担とならな
い。
は上記最適な昇圧速度ＶPAで所定期間昇圧させられるの
で、前述の所定の目標昇圧値を決定するために昇圧期間
内において採取される脈波信号ＳＭの採取精度が高ま
る。しかも、採取精度を高めるために徒に昇圧時間が増
大されるわけではないので、被測定者に負担とならな
い。
【００２４】また、本実施例によれば、前記測定モード
適否判定手段８２により前記測定モードと前記交換式カ
フ１４との不適合が判定された場合には、前記ポンプ出
力制御手段７４による空気ポンプ４６の出力制御が前記
ポンプ制御中止手段８４により中止されるので、間違っ
た測定モードが選択されており、正確な血圧測定が行わ
れ得ない場合に、無駄な測定を続けることなく速やかに
測定をやり直すことができる。
適否判定手段８２により前記測定モードと前記交換式カ
フ１４との不適合が判定された場合には、前記ポンプ出
力制御手段７４による空気ポンプ４６の出力制御が前記
ポンプ制御中止手段８４により中止されるので、間違っ
た測定モードが選択されており、正確な血圧測定が行わ
れ得ない場合に、無駄な測定を続けることなく速やかに
測定をやり直すことができる。
【００２５】また、本実施例によれば、交換式カフ１４
内の圧力値が０ｍｍＨｇから３０ｍｍＨｇまで昇圧され
る区間における昇圧時間Ｔ1 だけでは、前回の血圧測定
終了後に交換式カフ１４内の排圧処理が充分に行われて
いないために生じる交換式カフ１４内の残圧の効果など
により、選択された測定モードの適否が正確に判断され
得ないという欠点が、５０ｍｍＨｇから１００ｍｍＨｇ
まで昇圧される区間における昇圧時間Ｔ3 においても判
断されることにより好適に解決される。また、昇圧時間
Ｔ3 だけでなく、昇圧時間Ｔ1 においても測定モードの
選択の適否が判断されることにより、明らかに測定モー
ドの選択が誤っている時に、交換式カフ１４内の圧力値
が５０ｍｍＨｇに到達するまで待機することなく速やか
に測定を中止することができるので、被測定者の負担が
より好適に除去される。
内の圧力値が０ｍｍＨｇから３０ｍｍＨｇまで昇圧され
る区間における昇圧時間Ｔ1 だけでは、前回の血圧測定
終了後に交換式カフ１４内の排圧処理が充分に行われて
いないために生じる交換式カフ１４内の残圧の効果など
により、選択された測定モードの適否が正確に判断され
得ないという欠点が、５０ｍｍＨｇから１００ｍｍＨｇ
まで昇圧される区間における昇圧時間Ｔ3 においても判
断されることにより好適に解決される。また、昇圧時間
Ｔ3 だけでなく、昇圧時間Ｔ1 においても測定モードの
選択の適否が判断されることにより、明らかに測定モー
ドの選択が誤っている時に、交換式カフ１４内の圧力値
が５０ｍｍＨｇに到達するまで待機することなく速やか
に測定を中止することができるので、被測定者の負担が
より好適に除去される。
【００２６】また、本実施例によれば、血圧決定に先立
って行われる昇圧過程において、交換式カフ１４内の圧
力値が、予め実験的に求められる目標値に追随して昇圧
させられるように、交換式カフ１４に給気する空気ポン
プ４６がフィードバック制御されることにより最適な昇
圧速度が得られる形式の血圧測定装置と比べて、フィー
ドバック制御される際に空気ポンプの出力が増減を繰り
返すことによって発生する脈波が生じないので、前記目
標昇圧値を決定するために昇圧過程において採取される
脈波信号ＳＭの採取精度が高まる。
って行われる昇圧過程において、交換式カフ１４内の圧
力値が、予め実験的に求められる目標値に追随して昇圧
させられるように、交換式カフ１４に給気する空気ポン
プ４６がフィードバック制御されることにより最適な昇
圧速度が得られる形式の血圧測定装置と比べて、フィー
ドバック制御される際に空気ポンプの出力が増減を繰り
返すことによって発生する脈波が生じないので、前記目
標昇圧値を決定するために昇圧過程において採取される
脈波信号ＳＭの採取精度が高まる。
【００２７】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【００２８】例えば、前述の実施例において、ステップ
Ｓ２乃至Ｓ６、及びステップＳ８乃至Ｓ９、及びステッ
プＳ１５乃至Ｓ１９は必ずしも設けられていなくてもよ
い。この場合は、交換式カフ１４の代わりに通常のカフ
が用いられ、測定モードダイヤル２２は設けられずに済
むので、より簡単且つ安価な血圧測定装置が提供され
る。
Ｓ２乃至Ｓ６、及びステップＳ８乃至Ｓ９、及びステッ
プＳ１５乃至Ｓ１９は必ずしも設けられていなくてもよ
い。この場合は、交換式カフ１４の代わりに通常のカフ
が用いられ、測定モードダイヤル２２は設けられずに済
むので、より簡単且つ安価な血圧測定装置が提供され
る。
【００２９】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図１】本発明の一実施例の自動血圧測定装置１０を説
明する斜視図である。
明する斜視図である。
【図２】図１の実施例の回路構成を説明するブロック線
図である。
図である。
【図３】図１の演算制御回路５６の制御機能の要部を説
明する機能ブロック線図である。
明する機能ブロック線図である。
【図４】図１の演算制御回路５６の制御作動の要部を説
明するフローチャートである。
明するフローチャートである。
【図５】図１の演算制御回路５６の制御作動の要部を説
明するタイムチャートである。
明するタイムチャートである。
１０：自動血圧測定装置 １８：交換式カフ ４２：圧力センサ ４６：空気ポンプ ７４：ポンプ出力制御手段 ７６：第１ポンプ出力値設定手段 ７８：第２ポンプ出力値設定手段 ８０：測定モード選択手段 ８２：測定モード適否判定手段 ８４：ポンプ制御中止手段
Claims (2)
- 【請求項１】 生体に巻回されるカフと、該カフに給気
するポンプと、該ポンプの出力を制御するポンプ出力制
御手段とを備え、血圧決定に先立って前記カフ内の圧力
値を所定の目標昇圧値まで速やかに昇圧させる形式の血
圧測定装置であって、 前記カフ内の圧力値を検出する圧力センサと、 前記圧力センサにより第１の圧力値が検出されてから該
第１の圧力値よりも大きく設定された第２の圧力値が検
出されるまでの第１の昇圧区間において、前記ポンプ出
力制御手段におけるポンプ出力を所定の第１ポンプ出力
値に設定させる第１ポンプ出力値設定手段と、 予め設定された関係から、前記第１の昇圧区間における
昇圧時間及び前記第１ポンプ出力値に基づいて、前記カ
フにおいて最適な昇圧速度が得られる第２ポンプ出力値
を算出し、該第１昇圧区間経過後から前記目標昇圧値に
カフ内の圧力値が到達するまでの期間、前記ポンプ出力
制御手段におけるポンプ出力を該第２ポンプ出力値に設
定させる第２ポンプ出力値設定手段とを、含むことを特
徴とする血圧測定装置。 - 【請求項２】 容量の異なる複数種類のカフを前記ポン
プに択一的に接続する接続装置と、 該複数種類のカフ毎に設けられる複数の測定モードを選
択する測定モード選択手段と、 前記圧力センサにより第３の圧力値が検出されてから該
第３の圧力値よりも大きく設定された第４の圧力値が検
出されるまでの第２の昇圧区間における昇圧時間と、該
第２の昇圧区間における前記ポンプの出力値とから、前
記接続装置に接続されたカフの種類を特定することによ
り、前記測定モード選択手段により選択された測定モー
ドの適否を判定する測定モード適否判定手段と、 該測定モード適否判定手段により前記測定モードと前記
カフとの不適合が判定された場合には、前記ポンプ出力
制御手段による前記ポンプの出力制御を中止させるポン
プ制御中止手段とを、含むことを特徴とする請求項１記
載の血圧測定装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7241095A JP2710594B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 血圧測定装置 |
| US08/710,141 US5730139A (en) | 1995-09-20 | 1996-09-13 | Blood pressure measuring apparatus |
| DE69619448T DE69619448T2 (de) | 1995-09-20 | 1996-09-19 | Blutdruckmessgerät |
| EP96115067A EP0764425B1 (en) | 1995-09-20 | 1996-09-19 | Blood pressure measuring apparatus |
| US09/004,382 US6068601A (en) | 1995-09-20 | 1998-01-08 | Blood pressure measuring apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7241095A JP2710594B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 血圧測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984775A JPH0984775A (ja) | 1997-03-31 |
| JP2710594B2 true JP2710594B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=17069219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7241095A Expired - Fee Related JP2710594B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 血圧測定装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5730139A (ja) |
| EP (1) | EP0764425B1 (ja) |
| JP (1) | JP2710594B2 (ja) |
| DE (1) | DE69619448T2 (ja) |
Families Citing this family (43)
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|---|---|---|---|---|
| DE19751564B4 (de) * | 1997-11-20 | 2005-06-23 | Lre Technology Partner Gmbh | Blutdruckmeßvorrichtung |
| DE19981621B3 (de) * | 1998-07-17 | 2013-02-28 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Elektronisches Sphygmomanometer und Verfahren zum Messen eines Blutdrucks |
| US6402696B1 (en) * | 2000-04-07 | 2002-06-11 | Ninbar Ltd. | Method for systolic blood pressure measurement |
| CN100398058C (zh) * | 2000-04-21 | 2008-07-02 | 陆渭明 | 无创伤测量血压的装置 |
| US6450966B1 (en) | 2000-05-03 | 2002-09-17 | Datex-Ohmeda, Inc. | Method for non-invasive blood pressure cuff identification using deflation pressure measurements |
| US20020147402A1 (en) * | 2001-04-09 | 2002-10-10 | Ninbar Ltd. | Method for diastolic blood pressure measurement |
| JP3530891B2 (ja) * | 2001-10-09 | 2004-05-24 | コーリンメディカルテクノロジー株式会社 | 血圧決定装置 |
| WO2004012580A2 (en) * | 2002-08-01 | 2004-02-12 | Tensys Medical, Inc. | Method and apparatus for control of non-invasive parameter measurements |
| US6974419B1 (en) * | 2002-08-01 | 2005-12-13 | Tensys Medical, Inc. | Method and apparatus for control of non-invasive parameter measurements |
| US7730155B1 (en) | 2002-10-01 | 2010-06-01 | Apple Inc. | Method and apparatus for dynamically locating resources |
| JP3925858B2 (ja) | 2002-11-08 | 2007-06-06 | 日本精密測器株式会社 | 非観血式血圧計 |
| US7429245B2 (en) * | 2003-07-14 | 2008-09-30 | Welch Allyn, Inc. | Motion management in a fast blood pressure measurement device |
| US7946994B2 (en) | 2004-10-07 | 2011-05-24 | Tensys Medical, Inc. | Compact apparatus and methods for non-invasively measuring hemodynamic parameters |
| US7226419B2 (en) * | 2005-06-22 | 2007-06-05 | Welch Allyn, Inc. | Mode detection and safety monitoring in blood pressure measurement |
| JP4687323B2 (ja) * | 2005-08-12 | 2011-05-25 | オムロンヘルスケア株式会社 | 血圧計測装置 |
| EP2289406B1 (de) * | 2005-09-29 | 2015-07-01 | Wolfgang Egner | Verfahren zur Blutdruckmessung und Aufbereitung von Messwerten |
| US7699787B2 (en) * | 2005-10-25 | 2010-04-20 | Welch Allyn, Inc. | Modular blood pressure measurement apparatus |
| US7153269B1 (en) | 2006-01-05 | 2006-12-26 | The General Electric Company | Method and system for estimation of blood pressure during cuff inflation |
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