JP3925858B2 - 非観血式血圧計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非観血式血圧計に係り、特に、被験者間の腕周囲長の差による測定誤差の補正機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、血圧値を非観血式に測定する最も一般的な方法は、被験者の腕、手首その他の動脈が通過する部位を外部から圧迫して抹消部位への血流を一端停止させ、その後徐々に圧迫圧を減圧する過程でコロトコフ音や動脈内の脈動の変化を観測して血圧値を測定する方法である。
また、動脈通過部位の圧迫は、空気を入れる袋であるブラダーを内部に備えた腕帯を動脈通過部位に巻き付け、ブラダー内の圧力を外部から加圧及び減圧することにより行われ、これにより抹消部位への血流の停止及び再開が制御される。
【0003】
しかしながら、かかる方法は、血管内の圧力を直接測定する観血式に比べると、測定精度が低かった。その原因は、被験者の腕周囲長や使用するブラダーの大きさにより血圧測定結果が相違してしまうということであった。例えば、ブラダーの幅(腕帯の巻き方向と垂直方向)が被験者の腕周囲長に比べて短すぎると血圧は実際の値より高く検出され、反対に長すぎると実際の値より低く検出される。同様に、ブラダーの長さ(腕帯の巻き方向)が被験者の腕周囲長に比べて短すぎると血圧は実際の値より高く検出され、反対に長すぎると実際の値より低く検出される。そのため、全ての被験者に対応したブラダーを用意することが正確な血圧値を得る上で理想的であるが、実際に製品化して医療現場等に用意しておくことは、コスト低減、スペースの確保、及び被験者の正確な血圧値へのニーズ等を比較考量すると困難なことであった。
【0004】
そこで、測定誤差が一定の範囲内に収まる腕周囲長範囲をブラダーの適応腕周囲長範囲とし、予め想定される被験者の腕周囲長範囲をカバーできるようにブラダーのサイズが異なる複数の腕帯を用意することが行われている。そして、実際の測定では、(1)被験者の腕周囲長をメジャーで計測したり、(2)測定者の勘に頼って腕帯の選択が行われている。
【0005】
しかしながら、(1)の方法では、メジャーでの計測が手間であり、また測定場所にメジャーがない場合にはメジャーを探さなくてはならないという問題があった。また、(2)の方法では、測定者の勘によるので、腕帯の選択の誤り等が発生し正確さに欠けるという問題があった。
【0006】
そこで、正確さを保ちつつ手間のかからない方法が開示された。具体的には、(3)腕帯に腕周囲長を示す目盛を付ける方法(例えば、実用新案文献1参照)、(4)腕帯に腕周囲長の適応範囲表示を設ける方法(例えば、実用新案文献1参照)、(5)腕帯に腕周囲長の測定手段、例えば腕帯に可変抵抗その他の電気式位置検出手段を設ける方法(例えば、特許文献2参照)、(6)加圧所要時間から腕周囲長を推定する方法(例えば、特許文献2参照)、具体的には加圧中のブラダー内の圧力を測定し、所定圧力値に至るまでの所要時間又は所定の圧力値からそれより高い所定の圧力値に至るまでの所要時間から、被験者の腕周囲長を推定する方法が開示された。
【0007】
【特許文献1】
実開昭62−152702号公報 (図1〜図5)
【特許文献2】
特開平6−245911号公報 (第2頁、図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した(3)〜(6)の方法では次のような問題があった。
(3)の方法では、被験者に腕帯を巻き付けた際の目盛値から、腕帯内のブラダーが被験者に適したサイズであるか否かが判断され、この目盛値を基に測定される血圧値の補正が可能となる一方で、巻き付けてからでないと適当なブラダーであるか判断できないため、不適切なブラダーであれば異なるサイズのブラダーが取り付けられた腕帯に取り替えるために再度腕帯を巻き付けなければならなくなるという問題があった。
また、より正確な測定をするために、測定された腕周囲長を参酌して血圧値を算出する方法も考えられるが、その場合には人手による血圧値の補正を行うか血圧計の操作釦を用いて腕周囲長を直接入力しなければならなくなるという問題がある。
【0009】
(4)の方法では、(3)と同様に巻き付けて初めて適切なブラダーかどうかが判断されるため、再度腕帯を巻き付けなければならなくなるという問題があった。
(5)の方法では、腕帯を再度巻き付けることなく正確な血圧値が得られるが、腕帯の構造が複雑になる上、コストが上昇したり不良品及び不具合の発生が多くなるという問題があった。
(6)の方法では、腕帯の巻き付け強さによって推定される腕周囲長が大きく変化してしまうという問題があった。
【0010】
本発明は、上記事情を考慮し、構造の複雑化を招かず、かつ手間をかけずに正確な血圧値を得ることができる非観血式血圧計を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の非観血式血圧計は、加圧ポンプの吐出量を測定する吐出量測定手段と、被験者又は被験動物の測定部位を囲繞する測定部位囲繞部に設けられたガス袋内の圧力と、前記吐出量測定手段で測定された吐出量との関係に基づいて、前記被験者又は前記被験動物の測定部位周囲長を算出する測定部位周囲長算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、吐出量測定手段により加圧ポンプの吐出量が測定された後、この吐出量とガス袋内の圧力の変化との関係を用いて測定部位周囲長算出手段により測定部位周囲長が算出される。測定部位周囲長が長くなると、その長くなった分ガス袋の実効容積が大きくなり所定圧に至るまでの吐出量が増えるので、加圧ポンプからの吐出量とガス袋内の圧力との関係を予め求めておけば、測定部位周囲長は容易に推定される。また、加圧ポンプからの吐出量とガス袋内の圧力との関係を幅広く求めておけば、測定部位周囲長に合わせて測定部位囲繞部を取り替える等の作業がなくなったり減ったりする。
【0013】
請求項2に記載の非観血式血圧計は、請求項1に記載の非観血式血圧計において、前記吐出量測定手段は、前記加圧ポンプから吐出されるガスにより前記ガス袋が膨張して前記測定部位と前記測定部位囲繞部との間の空間を前記ガス袋が占有した後の前記ガス袋内の圧力値を用いて、第1閾値とこの第1閾値よりも高くかつ測定時目標加圧設定値以下の第2閾値を設定し、前記第1閾値から前記第2閾値に至るまでの前記加圧ポンプの吐出量を測定することを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、吐出量測定手段は、ガス袋が膨張して測定部位と測定部位囲繞部との間の空間を占有した後のガス袋内の所定の2点の圧力値を用いて、この圧力値間の加圧ポンプの吐出量を測定する。この場合、ガス袋が膨張して測定部位と測定部位囲繞部との間の空間を占有した後、ガス袋にガスが流入してもガス袋内の容積の変化は被測定部位と測定部位囲繞部とにより抑止されるので、加圧ポンプの吐出量に比例してガス袋内の圧力が上昇する。従って、この比例関係にあるところの圧力値を用いて加圧ポンプの吐出量を測定すれば、正確な測定部位周囲長が算出される。
【0015】
請求項3に記載の非観血式血圧計は、請求項2に記載の非観血式血圧計において、前記吐出量測定手段として、前記加圧ポンプには前記加圧ポンプ用のモーターの回転数をカウントするための回転数検出手段が設けられ、この回転数検出手段の出力により前記モーターの回転数がカウントされ前記加圧ポンプの吐出量が算出されることを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、回転数検出手段の出力により加圧ポンプ用のモーターの回転数がカウントされ、その回転数に応じて加圧ポンプの吐出量が算出される。シリンダ容積が一定である加圧ポンプではモーターの回転数に応じて所定量のガスが排出されるので、その回転数をカウントすることで、正確な加圧ポンプの吐出量が算出される。
【0017】
請求項4に記載の非観血式血圧計は、加圧ポンプ用のモーターの回転数をカウントする回転数検出手段と、被験者又は被験動物の測定部位を囲繞する測定部位囲繞部に設けられたガス袋内の圧力と、前記回転数検出手段でカウントされた前記モーターの回転数との関係に基づいて、前記被験者又は前記被験動物の測定部位周囲長を算出する測定部位周囲長算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、回転数検出手段により加圧ポンプのモーター回転数がカウントされた後、この回転数とガス袋内の圧力の変化との関係を用いて測定部位周囲長算出手段により測定部位周囲長が算出される。測定部位周囲長が長くなると、その長くなった分ガス袋の実効容積が大きくなり所定圧に至るまでの吐出量が増えるので、加圧ポンプ内のシリンダからモーターの回転数に応じて所定量のガスが排出されるタイプの加圧ポンプでは、その回転数とガス袋内の圧力との関係を予め求めておけば、測定部位周囲長は、容易に推定される。
【0019】
請求項5に記載の非観血式血圧計は、請求項4に記載の非観血式血圧計において、前記回転数検出手段は、前記加圧ポンプから吐出されるガスにより前記ガス袋が膨張して前記測定部位と前記測定部位囲繞部との間の空間を前記ガス袋が占有した後の前記ガス袋内の圧力値を用いて、第1閾値とこの第1閾値よりも高くかつ測定時目標加圧設定値以下の第2閾値を設定し、前記第1閾値から前記第2閾値に至るまでの前記モーターの回転数を測定することを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、回転数検出手段は、ガス袋が膨張して測定部位と測定部位囲繞部との間の空間を占有した後のガス袋内の所定の2点の圧力値を用いて、この圧力値間のモーターの回転数を測定する。この場合、ガス袋が膨張して測定部位と測定部位囲繞部との間の空間を占有した後、ガス袋にガスが流入してもガス袋内の容積の変化は被測定部位と測定部位囲繞部とにより抑止されるので、シリンダ容積が一定である加圧ポンプではモーターの回転数に比例してガス袋内の圧力が上昇する。従って、この比例関係にあるところの圧力値を用いてモーターの回転数を測定すれば、正確な測定部位周囲長が算出される。
【0021】
請求項6に記載の非観血式血圧計は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の非観血式血圧計において、前記測定部位周囲長算出手段により算出された前記被験者又は前記被験動物の前記測定部位周囲長に基づいて血圧測定結果を補正する測定結果補正手段を設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、測定部位周囲長算出手段により算出された被験者の測定部位周囲長に基づいて、血圧測定結果が補正される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の非観血式血圧計の一実施形態を示す説明図である。非観血式血圧計1は、血圧計本体3と、被験者の測定部位を囲繞する測定部位囲繞部である腕帯9とを有している。この腕帯9には、血圧計本体3からプラグ5及びチューブ7を介して空気が送られるガス袋であるブラダー8が設けられている。また、腕帯9には、腕帯9を被験者の腕に巻き付けた後、緩まないようにするためのマジックテープ(登録商標)6が設けられている。
【0023】
血圧計本体3は、プラグ5を差し込むためのコネクタ10と、血圧測定時のスローリーク速度を調整するためのスローリーク弁11と、ブラダー8に空気を送り込むための加圧ポンプ13とを有している。また、血圧計本体3は、ブラダー8内の圧力を測定するための圧力センサ15と、上述した各種部品を連結するチューブ19及び継手21とを有している。さらに、血圧計本体3はその外側面に電源スイッチ22を有している。
【0024】
次に、図2を用いて非観血式血圧計1の使用方法について説明する。先ず、血圧計本体3の電源スイッチ22をオンにする。次いで、被験者は腕の力を抜き、被験者自身又は被験者以外の測定者が被験者の上腕に腕帯9を巻き付ける。次いで、操作釦18により被験者のおおよその最高血圧の値に応じてブラダー8へ印加する最高圧力値を決定する。そして、スタート釦20を押すと空気が血圧計本体3からチューブ7を介してブラダー8に流入し血圧測定が始まる。なお、モニター16には測定中のブラダー8内の圧力変化や測定結果である最高血圧値及び最低血圧値等が表示される。また、血圧測定終了後は、脈拍等も表示するようにしても良い。
【0025】
次に、図3を用いて加圧ポンプ13について詳細に説明する。加圧ポンプ13は、空気を吐出させるための駆動源となるモーター23を有している。モーター23の後端側には2つの電極23aが設けられ、この2つの電極23aに例えばDC6Vの電圧を印加することで、モーター23は起動する。また、モーター23の先端側には、回転軸23bが突出しており、この回転軸23bは、中心に嵌合穴25aが形成された樹脂製の回転子25が圧入される。また、回転子25には、嵌合穴25aの開口側の面とは反対側の面に嵌合穴25bが形成されている。この嵌合穴25bは中心軸Zよりずらされて形成されている。さらに、回転子25には外周に扇形の薄い遮蔽板25cが設けられ、回転子本体25dと一体形成されている。
【0026】
回転子25の一側には、回転子25を挿通可能な貫通穴27aが形成されたカップ状の筒部27が設けられる。この筒部27は、底部27eに形成された2つの貫通穴27d(紙面上下方向に配置)にそれぞれ螺子29を挿通しモーター23に形成された雌螺子23cに螺合させることでモーター23に固定される。また、筒部27には、モーター23の回転数をカウントするための回転数検出手段の構成部品であるフォトインタラプタ31が設けられている。
【0027】
フォトインタラプタ31は、電極基板31aに断面凹状のフォトカプラ31bが半田付けして固定されている。このフォトカプラ31bには、後述する図6の電気回路55に示される発光ダイオード33とnpn型のフォトトランジスタ35とが設けられ、凹溝の一側から他側へ光が通る。そして、モーター23が1回転する毎に回転子25に形成された遮蔽板25cが凹溝を通過し、発光ダイオード33の光を遮り、モーター23の回転数がカウントされる。なお、電極基板31aには、ハーネス37が接続されている。
【0028】
筒部27の一側には、シリンダ付勢部38が設けられている。シリンダ付勢部38は、嵌合穴25bに嵌合される金属製の心棒41と、この心棒41を圧入する樹脂製の筒部43aとこの筒部43aと一体形成された三つ又板部43bとを有するシリンダ付勢部43と、を有している。三つ又板部43bの各々には、ゴム製のシリンダ付勢突起部45が設けられ、このシリンダ付勢突起部45によりシリンダ部39に設けられたゴム製のシリンダ40を付勢し変形させる。
【0029】
シリンダ部39の一側には、ノズル部49が設けられている。このノズル部49には、噴出穴49aが形成されている。そして、ゴム製のシリンダ40が変形すると、シリンダ40内の空気が押し出され噴出穴49a内を流通する。このシリンダ40の変形は、中心軸Zからずらされて形成された嵌合穴25bに心棒41が圧入されるため、シリンダ付勢部43が偏心運動してゴム製のシリンダ40を一側に付勢することにより行われる。
【0030】
図4は、図3の回転子25を一側から見た場合の正面図である。上述したように嵌合穴25bは回転子本体25dの中心とは異なる位置に形成されている。そして、扇形の遮蔽版25cは嵌合穴25bから離れた位置の回転子本体25dの外周に形成されている。
【0031】
図5は、図3の筒部27を一側から見た場合の正面図である。カップ状の筒部27の底部27eには、回転子25を正面から見たときの形状と同様の形状の貫通穴27aが形成され、回転子25が挿通可能にされている。また、貫通穴27aの両側にはそれぞれ貫通穴27dが形成され、下方にはフォトインタラプタ31のフォトカプラ31bを挿通するための貫通穴27fが形成されている。
【0032】
図6は、フォトカプラ31bを含む電気回路図である。電気回路55は、電源57と抵抗59,61,63と可変抵抗65とを有している。電源57には、DC3Vが用いられている。また、抵抗59には発光ダイオード33が接続されており、抵抗61にはフォトトランジスタ35が接続されている。また、抵抗63にはnpnトランジスタ67のコレクタが接続され、このnpnトランジスタ67のベースは、抵抗61と接続されている。そして、抵抗61,63と可変抵抗65とnpnトランジスタ67とにより、矩形波を出力するための波形整形回路75が形成されている。
【0033】
電気回路55は、電源57から電力が供給されると、抵抗59を通じて発光ダイオード33に電流が流れ、発光ダイオード33が点灯する。ここで、回転子25に取り付けられた遮蔽版25cが、発光ダイオード33とフォトトランジスタ35との間を遮らない状態では、フォトトランジスタ35のベースに発光ダイオード33から放出された光エネルギーが供給され、フォトトランジスタ35のコレクタとエミッタとの間がオンしてnpnトランジスタ67のベースには電流が供給されない。そのため、npnトランジスタ67のコレクタとエミッタとの間はオフ状態となり、出力電圧Voutはほぼ電源電圧である3Vとなる。
【0034】
しかしながら、モーター23が回転し、回転子25の遮蔽板25cが発光ダイオード33とフォトトランジスタ35との間の光を遮る位置に来ると、フォトトランジスタ35のベースに供給されていた発光ダイオード33からの光エネルギーが遮断されるためフォトトランジスタ35のコレクタとエミッタとの間はオフし、この結果、可変抵抗65及び抵抗61を通じてnpnトランジスタ67のベースに電流が供給され、npnトランジスタ67のコレクタとエミッタとの間はオン状態となり、出力電圧Voutはほぼ0Vとなる。
従って、出力電圧Voutはモーター23の回転に同期して0Vと3Vとを交互に繰り返す。
そのため、この電圧Voutの変化の数をカウントすれば、遮蔽板25cが、発光ダイオード33からフォトトランジスタ35への光を遮った回数がカウントされ、モーター23の回転数をカウントすることができる。
なお、可変抵抗器65はフォトトランジスタ35の増幅度のばらつきを調整するためのものである。
【0035】
図7は、非観血式血圧計1のブロック図である。このブロック図を用いて、血圧が算出される過程を説明する。先ず、電源スイッチ22(図1記載)をオンにすると電源68から電源回路69に電力が供給される。そして、この電源回路69から各種電気回路、加圧ポンプ13等に電力が供給される。次いで、図2を用いて説明したように、被験者の上腕に腕帯9を巻き付け、操作釦18で血圧測定の条件設定をしてからスタート釦20を押す。
【0036】
すると、CPU71からの信号により加圧ポンプ13が起動し腕帯9に設けられたブラダー8に空気が送り込まれる。ブラダー8内の圧力が設定値まで上昇したら、スローリーク弁11が半開き状態になり、ブラダー8内の空気が少しずつ大気開放され所定速度で徐々に圧力が減少する。ブラダー8内の圧力は圧力センサ15で観測され、観測した圧力値に応じて周波数が変化するパルスを出力する。このパルスは圧力測定回路73で圧力値に換算され、所定時間毎にリアルタイムでモニター16に表示される。なお、スローリーク弁11は血圧測定が終了したら全開状態になり、ブラダー8内の圧力を急激に減少させる。
【0037】
また、フォトインタラプタ31及び波形整形回路75を含む電気回路55(図6記載)の出力電圧Voutの波形は、CPU71の内部回路である回転数計数回路77に入力される。そして、この回転数計数回路77により、波形整形回路75からの矩形波の数が、ブラダー8内の圧力が第1閾値に達してから第2閾値に減少するまでの間カウントされる。ここで第1閾値は、ブラダー8が膨張して上腕と腕帯9との間の空間をブラダー8が占有した後の値とする。すなわち、圧力センサ15で測定される圧力の変化と加圧ポンプ13の吐出量とが比例関係になっている状態の圧力を第1閾値に採る。例えば、40mmHgに設定する。一方、第2閾値は、第1閾値よりも高くかつ測定時目標加圧設定値以下の値にする。例えば、160mmHgに設定する。測定時目標加圧設定値は、例えば、被験者の予想される最高血圧値より30〜40mmHg高い値に設定する。
なお、回転数検出手段は、フォトインタラプタ31、波形整形回路75、及び回転数計数回路77とを有している。
【0038】
次いで、吐出量算出回路78において、回転数計数回路77による矩形波のカウント数すなわちモーター23(図3記載)の回転数に基づき吐出量が算出される。なお、吐出量算出手段は、この吐出量算出回路78と上述した回転数検出手段とにより構成される。
【0039】
次いで、測定部位周囲長検出手段である腕周囲長検出回路79において、ブラダー8内の圧力が第1閾値から第2閾値に至るまでの間の吐出量算出回路78で算出された吐出量に基づき腕周囲長が算出される。このようにして腕周囲長が推定できる理由は、腕周囲長が長くなる程、ブラダー8内の実効容積が大きくなり、所定圧上昇するのに必要な空気量が増加するからである。図8は、ブラダー8の実効容積と腕周囲長との関係を示している。図から分かるように、腕周囲長は190mmから345mmまでの間で測定されており、腕周囲長が長くなると、それにほぼ比例してブラダー8の実効容積が大きくなっている。また、図9はモーター23の回転数と腕周囲長との関係を示している。モーター23の1回転当りの空気の排出量は一定であるため、図8と同様のグラフとなっている。
【0040】
図10は、腕帯9の巻き方の違いによるモーター23の回転数とブラダー8内の圧力との関係を示している。同図は、腕周囲長が260mmの被験者に腕帯9を巻き、180mmHgまで加圧したときのものである。黒丸印は、被験者の腕に腕帯9をぴったり巻いたもので通常の測定時の巻き方である。一方、黒三角印は、やや緩めに巻いたものである。図から分かるように、緩く巻かれている腕帯9の方が、ぴったり巻かれている腕帯9よりもブラダー8内の実効容積が増えるため、同一圧力に達するまでの累積の回転数が多くなっている。
【0041】
しかしながら、両グラフの勾配は、概ね40mmHgを境にほぼ直線状になっているという点で共通している。これは、ブラダー8内の圧力が40mmHg程になったときに、測定部位と腕帯9との間の空間をブラダー8が占有した状態となることを意味している。そのため、第1閾値と第2閾値とをこの直線状の2点で幅を広く採るようにすれば、精度の良い腕周囲長の推定を行うことができる。
【0042】
次いで、測定結果補正手段である血圧値補正回路81において、腕周囲長検出回路79により算出された被験者の腕周囲長に基づいて血圧測定結果が補正される。具体的には、図11に示すようなRagan&Bordleyの補正表やPickeringの補正式等が適用される。なお、Pickeringの補正式とは、
s=1.27c−35.86 : d=0.87c−15.54
s:最高血圧値(mmHg) c:上腕周囲長(mm) d:最低血圧値(mmHg)
をいう。
【0043】
また、図11の表は、13cmの幅のブラダー8を用いた場合に、上腕周囲長に応じて最高血圧値及び最低血圧値を変更するものである。例えば、上腕周囲長が240mmの被験者は、測定された最高血圧値に5mmHg加えた補正を行い、最低血圧値に対しては5mmHg差し引く。
最後に、この補正された最高血圧値及び最低血圧値がモニター16に表示され、測定が終了する。
【0044】
以上述べたように本発明の一実施形態によれば、加圧ポンプ13の吐出量が、フォトインタラプタ31にてモーター23の回転数を検出することで測定された後、この吐出量とブラダー8内の圧力の変化との関係を用いて腕周囲長検出回路79により腕周囲長が算出される。腕周囲長が長くなると、その長くなった分ブラダー8の実効容積が大きくなり所定圧に至るまでの吐出量が増えるので、加圧ポンプ13からの吐出量とブラダー8内の圧力との関係を予め求めておけば、腕周囲長を容易に推定することができる。従って、加圧ポンプ13にフォトインタラプタ31を設け、さらに波形整形回路75や回転数計数回路77等の電気回路を設けるだけの簡単な設計変更で本発明を実施でき、構造の複雑化を招かずとも、腕周囲長を推定できる。また、この腕周囲長に基づき血圧値補正回路81にて血圧値を補正すれば正確な血圧値を得ることができる。さらに、加圧ポンプ13からの吐出量とブラダー8内の圧力との関係を幅広く求めておけば、腕周囲長に合わせて腕帯9を取り替える等の作業が減少するので手間のかからない血圧測定を行うことができる。
【0045】
また、フォトインタラプタ31の出力は、波形整形回路75、回転数計数回路77、吐出量算出回路78、及び腕周囲長検出回路79を経て血圧値補正回路81に入力されるため、自動的に血圧測定を行うことができる。従って、測定された腕周囲長を非観血式血圧計1に直接入力する必要がなく、手間のかからない迅速な血圧測定を行うことができる。
【0046】
さらに、モーター23の回転数により吐出量を算出するが、シリンダ40の容積が一定であるため、正確な吐出量が算出される。従来は、モーター23の回転時間を使用し吐出量を算出することが行われていたため、バッテリーの経時的な出力変化による誤差が発生したり、バッテリーが一定出力でもブラダー8内の圧力の変化により負荷が変化し誤差が発生していたが、これらの問題を解消することができる。
【0047】
また、本発明の一実施形態によれば、ブラダー8が膨張して腕と腕帯9との間の空間を占有した後のブラダー8内の2つの圧力値を用いて、この2つの圧力値間の加圧ポンプ13の吐出量を測定するが、ブラダー8が膨張して腕と腕帯9との間の空間を占有した後にブラダー8に空気が流入してもブラダー8内の容積の変化は腕と腕帯9とにより抑止され、加圧ポンプ13の吐出量に比例してブラダー8内の圧力が上昇するので、この比例関係にあるところの圧力値を用いることにより、正確な腕周囲長を算出することができる。そのため、腕帯9が緩く巻かれることによる測定結果の誤差が発生するのを防止することができる。
【0048】
なお、上述した一実施形態では、測定部位として腕帯9を被験者の上腕に巻いた例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、手首や足その他の部位に巻いても良い。
また、上述した一実施形態では、被験者を対象に腕帯9を巻いた例について説明したが、対象は動物であっても良い。
さらに、上述した一実施形態では、ブラダー8にガスとして空気を送り込んだ例について説明したが、その他の気体であっても良い。
【0049】
さらに、上述した一実施形態では、回転数計数回路77によりモーター23の回転数をカウントしてから、吐出量算出回路78により吐出量を算出し、腕周囲長検出回路79により腕周囲長を推定した例について説明したが、2点の圧力値間のモーター23の回転数と腕周囲長との関係を予め求めておき、吐出量を算出せずに腕周囲長を推定するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、加圧ポンプの吐出量が測定された後、この吐出量とガス袋内の圧力の変化との関係を用いて測定部位周囲長算出手段により腕周囲長が算出される。腕周囲長が長くなると、その長くなった分ガス袋の実効容積が大きくなり所定圧に至るまでの吐出量が増えるので、加圧ポンプからの吐出量とガス袋内の圧力との関係を予め求めておけば、測定部位周囲長を容易に推定することができる。従って、例えば加圧ポンプに回転数検出手段を設け、吐出量を測定すれば簡単な設計変更で本発明を実施でき、構造の複雑化を招かずとも腕周囲長を推定できる。また、この腕周囲長に基づき測定結果補正手段にて血圧値を補正すれば正確な血圧値を得ることができる。さらに、加圧ポンプからの吐出量とガス袋内の圧力との関係を幅広く採っておけば、腕周囲長に合わせて測定部位囲繞部を取り外したり取り付けるといった作業が減少し、手間をかけずに正確な血圧値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非観血式血圧計の一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1の非観血式血圧計の使用方法を示す説明図である。
【図3】図1の加圧ポンプの詳細を示す分解図である。
【図4】図3の回転子を示す説明図である。
【図5】図3の第1筒部を示す説明図である。
【図6】図3のフォトカプラを含む電気回路図である。
【図7】図1の非観血式血圧計のブロック図である。
【図8】ブラダーの実効容積と腕周囲長との関係を示すグラフである。
【図9】モーターの回転数と腕周囲長との関係を示すグラフである。
【図10】図1の腕帯をぴったり巻いたときとやや緩めに巻いたときとを比較したグラフである。
【図11】 Regan&Bordleyの補正表である。
【符号の説明】
1 非観血式血圧計
8 ブラダー
9 腕帯
13 加圧ポンプ
23 モーター
31 フォトインタラプタ
75 波形整形回路
77 回転数計数回路
79 腕周囲長検出回路
81 血圧値補正回路
Claims (4)
- 加圧ポンプの吐出量を測定する吐出量測定手段と、
被験者又は被験動物の測定部位を囲繞する測定部位囲繞部に設けられたガス袋内の圧力と、前記吐出量測定手段で測定された吐出量との関係に基づいて、前記被験者又は前記被験動物の測定部位周囲長を算出する測定部位周囲長算出手段と、を備え、
前記吐出量測定手段は、
前記加圧ポンプから吐出されるガスにより前記ガス袋が膨張して前記測定部位と前記測定部位囲繞部との間の空間を前記ガス袋が占有した後の前記ガス袋内の圧力値を用いて、第1閾値とこの第1閾値よりも高くかつ測定時目標加圧設定値以下の第2閾値を設定し、前記第1閾値から前記第2閾値に至るまでの前記加圧ポンプの吐出量を測定することを特徴とする非観血式血圧計。 - 請求項1に記載の非観血式血圧計において、
前記吐出量測定手段として、前記加圧ポンプには前記加圧ポンプ用のモーターの回転数をカウントするための回転数検出手段が設けられ、
この回転数検出手段の出力により前記モーターの回転数がカウントされ前記加圧ポンプの吐出量が算出されることを特徴とする非観血式血圧計。 - 加圧ポンプ用のモーターの回転数をカウントする回転数検出手段と、
被験者又は被験動物の測定部位を囲繞する測定部位囲繞部に設けられたガス袋内の圧力と、前記回転数検出手段でカウントされた前記モーターの回転数との関係に基づいて、前記被験者又は前記被験動物の測定部位周囲長を算出する測定部位周囲長算出手段と、を備え、
前記回転数検出手段は、
前記加圧ポンプから吐出されるガスにより前記ガス袋が膨張して前記測定部位と前記測定部位囲繞部との間の空間を前記ガス袋が占有した後の前記ガス袋内の圧力値を用いて、第1閾値とこの第1閾値よりも高くかつ測定時目標加圧設定値以下の第2閾値を設定し、前記第1閾値から前記第2閾値に至るまでの前記モーターの回転数を測定することを特徴とする非観血式血圧計。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の非観血式血圧計において、
前記測定部位周囲長算出手段により算出された前記被験者又は前記被験動物の前記測定部位周囲長に基づいて血圧測定結果を補正する測定結果補正手段を設けたことを特徴とする非観血式血圧計。
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