JP5316117B2 - 腕帯選定装置 - Google Patents

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この発明は、血圧計に用いられる腕帯を選定するための、腕帯選定装置に関する。
生体の一部に腕帯を巻付け、空気袋に空気を入れ、加圧または減圧させて血圧算出する血圧計において、腕帯は不可欠なものである。適正な腕帯を使用しているか否かで血圧の測定精度に影響が出る。適正な腕帯とは、測定者の上腕の、上腕周長さ、上腕長さ、上腕の肉質、および、上腕の形状に合った腕帯であり、血圧計本体を用いてより正確な血圧測定を実施することができる。
現状では、測定者自らの判断で腕帯を選択しているため、適正な腕帯が選択されていない場合がある。その結果、測定精度が正確でない可能性がある。腕帯が測定精度に与える影響は大きいにもかかわらず、適正な腕帯を選定する手段は測定者任せになっている。腕帯を選定する技術を開示する先行技術文献として、下記の特許文献1が挙げられる。
特許文献1には、血圧測定用圧迫帯に関する技術が開示され、折曲位置指示線に沿って腕帯を折り曲げて、幅を変更でき、適正なカフ幅に調整可能な腕帯が開示されている。また、腕帯には目盛が設けられており、腕帯を装着したときに腕周がわかる構造が採用されている。さらに、測定者の上腕の腕周長さが、その腕帯の適応腕周内に入っていない場合は、使用に適したカフの識別番号が明記されている。腕帯に設けられている目盛は、上腕の肩側と肘側との太さの差を考慮して設定されている。
このような構成の場合、腕帯の巻き方により、目盛から読み取る上腕周長さが変わってくるため、測定誤差が生じることが懸念される。また、上腕の肩側と肘側との太さの差を考慮して目盛が設けているが、測定者により上腕の形状は異なるため、上腕周長さの測定においても誤差が生じることが懸念される。さらに、上腕の形状、上腕長さ、上腕の肉質などの情報を同時に得ることはできず、上腕周長さの情報のみでは、より個々人に適した腕帯を選定することは困難である。
また、腕帯を巻かないとその腕帯が適正なものであるかどうかがわからないため、適正な腕帯でないと判断された際には、腕帯を取り替えもう一度巻きなおさなければならない。もしくは、適正な腕帯を購入し直さなければならないため、測定者にとって腕帯の選定は煩わしいものとなる。
実開平7−24305号公報
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、測定者の上腕の生体情報を簡単かつ正確に計測し、その情報を元に適正な腕帯を選定し、測定者へ報知することを可能とする腕帯選定装置を提供することを目的とする。
この発明に基づいた腕帯選定装置においては、測定者の上腕の生体情報を検出する生体情報検出手段と、上記生体情報検出手段から検出した測定者の上腕の生体情報に基づいて腕帯を選定する腕帯選定手段と、上記腕帯選定手段により選定された腕帯を測定者に報知する報知手段と、を備えている。
上記発明の他の形態においては、上記生体情報検出手段は、測定者の上腕の生体情報として、上腕周長さ情報、上腕長さ情報、上腕の肉質情報、および、上腕の形状情報から選択されるいずれか2つ以上の情報を検出する。
上記いずれかの発明の他の形態においては、上記腕帯選定手段により選定した腕帯に対応した血圧測定パラメータを選定する血圧測定パラメータ選定手段をさらに有している。
上記発明の他の形態においては、上記血圧測定パラメータ選定手段により選定された血圧測定パラメータを外部の血圧計本体の制御手段に書き込むための血圧測定パラメータ書出手段を有する。
上記いずれかの発明の他の形態においては、上記腕帯選定手段により選定された腕帯に適合した血圧計本体を選定する適合血圧計選定手段と、上記適合血圧計選定手段により選定された血圧計本体を測定者に報知する報知手段とをさらに有する。
上記いずれかの発明の他の形態においては、当該腕帯選定装置により選択されるべき複数の腕帯を格納する腕帯格納手段をさらに有する。
上記発明の他の形態においては、上記腕帯格納手段は、上記腕帯選定手段で選定された腕帯を取り出し送出する腕帯送出手段を有する。
上記いずれかの発明の他の形態においては、上記生体情報検出手段から検出した測定者の上腕の生体情報を測定者に報知する報知手段を備える。
この発明に基づいた腕帯選定装置によれば、測定者に適合した適正な腕帯を、測定者の自らの選択に頼ることなく、測定者に提供することが可能となる。
測定者に適正な腕帯を選択し、血圧計本体に装着する様子を示す概念図である。 実施の形態1における腕帯選定装置の外観構成を示す全体斜視図である。 実施の形態1における腕帯選定装置の選定フローの一例を示す図である。 実施の形態1における腕帯選定装置の制御ブロック図である。 測定者の上腕の上腕周長さ、および、上腕長さを示す図である。 実施の形態1における腕帯選定装置の測定姿勢を示す図である。 (A)、(B)は、実施の形態1における腕帯選定装置により測定者の上腕の形状の測定機構を示す図である。 (A)、(B)は、実施の形態1における腕帯選定装置により測定者の上腕周長さの測定機構を示す図である。 腕周長さと巻付け時間との関係を示す図である。 腕周長さと巻付けに必要な巻付け空気袋の空気容量時間との関係を示す図である。 (A)、(B)は、実施の形態1における腕帯選定装置により測定者の上腕周長さの他の測定機構を示す図である。 実施の形態1における腕帯選定装置により測定された「上腕周長さ」と「上腕の肉質」との対応関係から、適切な腕帯を選定するためのマップである。 実施の形態1における腕帯選定装置により測定された「上腕の形状」および「上腕の肉質」の対応関係と、「上腕周長さ」および「上腕周長さ」の対応関係とから、適切な腕帯を選定するためのマップである。 血圧計本体と血圧測定パラメータとの対応関係を示す図である。 各種腕帯に適合可能な血圧計本体を示す図である。 実施の形態2における腕帯選定装置の動作フローの一例を示す図である。 実施の形態2における腕帯選定装置に採用される腕帯送出機構を備える腕帯格納装置を示す全体斜視図である。
本発明に基づいた各実施の形態における腕帯選定装置について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
図1は、測定者に適正な腕帯を選択し、血圧計本体に装着する様子を示す概念図である。血圧計本体110Aの本体には、腕帯に空気を送り込むためのチューブ140が設けられており、通常、このチューブ140の先端を腕帯(A−1,B−1など)に設けられた連結口120に挿入する。測定者に適合した適正な腕帯は、本発明に基づいた腕帯選定装置により選択されることになる。
なお、血圧計本体110Aの本体には、選択された腕帯に適合した血圧測定のための血圧測定パラメータ(血圧算出パラメータ、加圧制御パラメータ、減圧制御パラメータ)を、血圧計本体110Aの本体の制御部に書き込むための可搬記録媒体(USBメモリ、SDカードメモリ等)挿入スロット110sが設けられている。
(実施の形態1:腕帯選定装置1の構成)
図2を参照して、本実施の形態における腕帯選定装置1の構成について説明する。本体11の上面に、上腕挿入孔を備える測定スロット12が設けられている。測定スロット12の上腕挿入方向の先端側には(本体11の後側)測定者の腕を載置するための肘置き兼腕置き13が設けられている。
本体11の上面において、測定スロット12の隣接する領域(図示においては測定スロット12の左側)には、測定スロット12により測定された上腕の生体情報に基づき、本体11の内部に設けられた腕帯選定手段により選定された腕帯を測定者に報知するための報知手段としての液晶ディスプレイ14が設けられている。
液晶ディスプレイ14の前側には、スタートボタン15、腕帯購入ボタン16、選定された腕帯の型番が印字された用紙17Aを排出するための用紙排出口17が設けられている。本体11の前面側には、上腕の生体情報に基づき選定された腕帯に適した血圧測定パラメータを可搬記録媒体(USBメモリ、SDカードメモリ等)に書き出すための挿入スロット18が設けられている。なお、血圧測定パラメータおよび腕帯購入ボタン16の詳細については、実施の形態2において説明する。
(腕帯選定装置1による選定フロー)
図3を参照して、腕帯選定装置1を用いた、選定フローについて説明する。測定者の上腕を腕帯選定装置1の測定スロット12に挿入する(S10)。次に、スタートボタン15を押す(S20)。次に、上腕の生体情報を収集する(S30)。次に、適切な腕帯を選定する(S40)。次に、選定された腕帯を、液晶ディスプレイ14に表示する(S50)。たとえば、図1に示すように、液晶ディスプレイ14には、「腕帯は「A−1」です」のように表示する。
(腕帯選定装置1の制御ブロック)
次に、図4を参照して、腕帯選定装置1の制御ブロックについて説明する。腕帯選定装置1においては、測定者の上腕の生体情報を検出する生体情報検出手段21と、この生体情報検出手段21から検出した測定者の上腕の生体情報に基づいて測定者に適切な腕帯を選定する腕帯選定手段22と、この腕帯選定手段により選定された腕帯を測定者に報知する報知手段23とを備える。
生体情報検出手段21は、測定スロット12により構成されている。測定者の上腕の生体情報の具体的な検出方法については後述する。腕帯選定手段22は、腕帯選定装置1の内部に設けられたマイクロコンピュータ等の制御回路により構成され、生体情報検出手段21から得られた生体情報が制御回路により処理される。具体的な処理方法については後述する。
報知手段23は、液晶ディスプレイ14や、用紙への印字機構が採用される。液晶ディスプレイ14には、上述したように、腕帯が表示され、用紙17Aには、腕帯が印字される。なお、表示および印字に際しては、腕帯だけでなく、生体情報を測定者に報知することも可能である。また、報知手段23の他の例としては、音声による案内等の採用が可能である。なお、図4中の「血圧測定パラメータ選定手段24」、「血圧測定パラメータ書出手段25」、および、「適合血圧計選定手段26」は、後述の実施の形態2における腕帯選定装置において採用される機能であることから、詳細は後述することとする。
(生体情報検出手段21)
次に、測定スロット12を用いた測定者の上腕の生体情報の検出につてい説明する。まず、図5を参照して、測定者300の上腕301において、生体情報として、「上腕周長さ(L1)」、「上腕長さ(L2)」、「上腕の肉質」、および、「上腕の形状」のうち少なくともいずれか2以上の情報を検出する。本実施の形態における腕帯選定装置1においては、これら4つの生体情報を検出するものとする。なお、「上腕周長さ(L1)」は、測定者300の、肘と肩との間の略中間領域における周長さを示し、「上腕長さ(L2)」は、肘から肩までの距離を示すものとする。
図6に示すように、腕帯選定装置1の肘が当接する位置には肘の載置を検出するための肘置きセンサS1が設けられており、肘置きセンサS1による肘の検出信号と、スタートボタン15からの信号を検出することにより、生体情報を検出する。
(「上腕長さ(L2)」、「上腕の肉質」、および、「上腕の形状」の検出)
図7(A),(B)を参照して、「上腕長さ(L2)」、「上腕の肉質」、および、「上腕の形状」の各情報の検出について説明する。測定スロット12の内周面121には、複数の摺動ピン122が配設されている。この摺動ピン122の移動量から、まず「上腕の形状」を測定(接触式変位センサを用いた測定)する。
次に、「上腕の形状」の測定後、摺動ピン122を所定距離移動させて加圧力に対する移動量の変化から「上腕の肉質」を測定(硬度計を用いた測定)する。次に、測定された「上腕の形状」に基づき予め定められた計算式に基づき、「上腕長さ(L2)」を算出する。
なお、「上腕の形状」の測定については、上述のように複数の摺動ピンを用いず、たとえば3箇所に測定用の摺動ピンを設け、この摺動ピンの移動量に基づき、「上腕の形状」を測定することも可能である。また、上腕の複数箇所に光りを照射し、反射する光の光量の違い応じて「上腕の形状」を測定(光学式変位センサを用いた測定)することも可能である。また、測定スロット12の内周面の軸方向に沿って細長い空気袋を周方向に並べて配設し、それぞれの空気袋を膨らませ、それぞれの空気袋の内圧の相違から「上腕の形状」を測定することも可能である。
また、「上腕長さ(L2)」の測定に関しては、肘置きセンサS1により検出される肘の位置から、測定スロット12の上端までの距離に基づいて、「上腕長さ(L2)」を算出することも可能である。また、「上腕の肉質」の測定については、上腕に微弱な電流を流し、抵抗値から「上腕の肉質」を算出することも可能である。
(「上腕周長さ(L1)」の測定)
図8(A),(B)を参照して、「上腕周長さ(L1)」の情報の検出について説明する。測定スロット12の内周面121には、巻付け空気袋124と、弾性部材が用いられるカーラー1251と内カフ125とが設けられている。図8(B)に示すように、巻付け空気袋124を膨らませ、カーラー1251の形状が変化し、内カフ125が上腕301にピッタリ巻付いた時の巻付け空気袋124の内圧、巻付くまでに要する巻付け時間、または、巻付けに必要な巻付け空気袋124の空気容量から、「上腕周長さ(L1)」を算出する。
たとえば、図9に示すように、「上腕周長さ(L1:cm)」が長いほど、巻付け時間(秒)は短く、反対に、「上腕周長さ(L1:cm)」が短いほど、巻付け時間(秒)は長くなる。また、図10に示すように、「上腕周長さ(L1:cm)」が長いほど、巻付けに必要な巻付け空気袋124の空気容量は少なく、反対に、「上腕周長さ(L1:cm)」が短いほど、巻付けに必要な巻付け空気袋124の空気容量は多くなる。
図11に示すように、「上腕周長さ(L1)」の情報を検出するための他の構成として、測定スロット12の内周面に帯状のシート部材127を配設、シート部材127の一端127aは固定し、他端127bをモータ128に固定する。モータ128の回転(図中矢印C方向)によりシート部材127を巻き取り、シート部材127が上腕301にピッタリ巻きついた状態で、シート部材127の巻き取りを停止する。モータ128の回転数(シート部材127を巻き取るための巻き取り芯の回転数)から、「上腕周長さ(L1)」を算出することができる。なお、上記図7に示す測定方法から、「上腕周長さ(L1)」を算出することも可能である。
(腕帯選定手段22)
次に、図12および図13を参照して、上述の生体情報検出手段21から得られた生体情報の、腕帯選定装置1の内部に設けられたマイクロコンピュータ等の制御回路による具体的な処理方法について説明する。
図12は、「上腕周長さ」と「上腕の肉質」との対応関係から、適切な腕帯を選定するためのマップを示している。生体情報検出手段21により測定された生体情報に基づき、「上腕周長さ」が、「極細腕」、「細腕」、「普通」、「太腕」、および、「極太腕」の5種類に分類されている。また、生体情報検出手段21により測定された生体情報に基づき、「上腕の肉質」が、「非常にやわらかい」、「やわらかい」、「硬い」、および、「非常に硬い」の4種類に分類されている。これらの分類の組み合わせから、「A−1」〜「A−4」、「B−1」〜「B−4」、「C−1」〜「C−4」、「D−1」〜「D−4」および「E−1」〜「E−4」の合計20種類の適切な腕帯が分類されている。
上腕の腕帯選定装置1による測定の結果、腕帯選定手段22により腕帯として「A−1」が選別された場合には、図2に示したように、液晶ディスプレイ14に、「腕帯は「A−1」です」のように表示されることになる。
図13は、「上腕の形状」および「上腕の肉質」の対応関係から、表1に示す「A」「B」、および、「C」の3段階に分類されたマップを作成し、「上腕周長さ」および「上腕長さ」の対応関係から表2に示す「a」「b」、および、「c」の3段階に分類されたマップを作成する。さらに、表1の「A」「B」、および、「C」と、表2の「a」「b」、および、「c」とから、表3に示すように、(1)、(2)、および、(3)の、3種類の適切な腕帯の分類分けを行なっている。
このように、本実施の形態における腕帯選定装置1を用いることで、上腕周長さ(L1)情報、上腕長さ(L2)情報、上腕の肉質情報、および、上腕の形状情報の生体情報を計測し、適正な腕帯を自動で選定し、選定した腕帯を測定者に報知することができる。
これにより、測定者300に合った適正な腕帯を、測定者300に提供することができる。その結果、適正な腕帯を使用することから、血圧の測定精度の向上を図ることが可能となる。
また、上腕301を測定スロット12内に挿入するだけで生体情報の測定が可能であるため、腕帯の選定に関して、測定者300の負担を大きく減らすことができる。また、腕帯を装着する前、または、腕帯を購入する前に適正な腕帯を知ることができるため、不適切な腕帯の購入を解消することができる。
(実施の形態2)
次に、上記腕帯選定装置1の構成に加え、「血圧測定パラメータ選定手段24」、「血圧測定パラメータ書出手段25」、および、「適合血圧計選定手段26」を、採用した腕帯選定装置について説明する。
再び、図4を参照して、実施の形態2おける腕帯選定装置には、腕帯選定手段22により選定された腕帯に適正な血圧測定パラメータを選定する血圧測定パラメータ選定手段24が設けられている。これは、各腕帯の特性に応じて、血圧計本体側での血圧測定パラメータを選定するものである。
図14を参照して、血圧測定パラメータ選定手段24により選定される血圧測定パラメータの一例としては、「血圧算出パラメータ」、「加圧制御パラメータ」、および、「減圧制御パラメータ」等が挙げられる。これらの各パラメータを血圧計本体(図1参照)側に入力し、選定された腕帯を用いることで、より正確な血圧測定を可能とする。
たとえば、図12に示した「極細腕」を「Aシリーズ」、「細腕」を「Bシリーズ」、「普通」を「Cシリーズ」、「太腕」を「Dシリーズ」、および、「極太腕」を「Eシリーズ」とした場合、「Aシリーズ」の腕帯が選択された場合には、血圧算出パラメータとして「I−A」、加圧制御パラメータとして「II−A」、および、減圧制御パラメータ「III−A」が血圧計本体に入力される。
さらに、腕帯選定手段22により選定された腕帯の適正使用が可能な血圧計本体を選定する適合血圧計選定手段26が設けられている。適合血圧計選定手段26により選定された血圧計本体は、図2に示したように、液晶ディスプレイ14に「適合血圧計は「110Aです」のように表示されることになる。なお、用紙17Aへのプリントアウト、音声による案内でもかまわない。
実施の形態2おける腕帯選定装置には、血圧測定パラメータ選定手段24により選定された血圧測定パラメータを外部の血圧計本体の制御手段に書き込むための血圧測定パラメータ書出手段25が設けられている。血圧測定パラメータ書出手段25の具体例としては、図2に示したように、上腕の生体情報に基づき選定された腕帯に適した血圧測定パラメータを可搬記録媒体(USBメモリ、SDカードメモリ等)に書き出すための挿入スロット18等を設けることが挙げられる。また、赤外線通信を用いて、血圧測定パラメータを血圧計本体に書き出すことも可能である。なお、血圧測定パラメータ書出手段25は、図16のS80に示す機能に相当する。
図15に示すように、図12に示した「極細腕」、「細腕」、「普通」、「太腕」、および、「極太腕」に対応して、「Aシリーズ用」の血圧計本体110A、「Bシリーズ用」の血圧計本体110B、「Cシリーズ用」の血圧計本体110C、「Dシリーズ用」の血圧計本体110D、「Eシリーズ用」の血圧計本体110Eを準備することで、選定された腕帯との組み合わせにより、さらに正確な血圧測定が可能となる。
(腕帯格納装置500)
次に、図16および図17を参照しながら、「適合血圧計選定手段26」により選択されるべき複数の腕帯を格納する腕帯格納装置としての腕帯格納手段500について説明する。図16に示すように(S10〜S50は図3と同じ)、選定された腕帯が液晶ディスプレイ14に表示される(S50)。次に、本体11に設けられた腕帯購入ボタン16を押す(S60)。これにより、選定された腕帯が腕帯格納装置500に設けられた排出口502から排出される(S70)。
図17に示すように、腕帯格納装置500は、たとえば、図12に示す腕帯の数量に対応する20の腕帯格納領域501を備えている。また、この腕帯格納装置500の背面側には、上記腕帯選定手段22で選定された腕帯を、腕帯格納領域501から取り出し、排出口502まで送出する腕帯送出手段を有している。
このように、腕帯送出手段を有する腕帯格納装置500を採用することで、腕帯選定装置により、測定結果に基づく腕帯の自動購入も可能となり、測定者の利便性の向上を図ることが可能となる。なお、同様の機構に基づき、血圧計本体格納装置を採用することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 腕帯選定装置、11 本体、12 測定スロット、13 肘置き兼腕置き、14 液晶ディスプレイ、15 スタートボタン、16 腕帯購入ボタン、17 用紙排出口、17A 用紙、18,110s 挿入スロット、21 生体情報検出手段、22 腕帯選定手段、23 報知手段、25 血圧測定パラメータ書出手段、26 適合血圧計選定手段、110A,110B,110C,110D,110E 血圧計本体、120 連結口、121 内周面、122 摺動ピン、124 巻付け空気袋、125 内カフ、127 シート部材、127a 一端、127b 他端、128 モータ、140 チューブ、300 測定者、301 上腕、500 腕帯格納装置、502 排出口、501 腕帯格納領域、1251 カーラー。

Claims (8)

  1. 測定者の上腕の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
    前記生体情報検出手段から検出した測定者の上腕の生体情報に基づいて腕帯を選定する腕帯選定手段と、
    前記腕帯選定手段により選定された腕帯を測定者に報知する報知手段と、
    を備える腕帯選定装置。
  2. 前記生体情報検出手段は、測定者の上腕の生体情報として、上腕周長さ情報、上腕長さ情報、上腕の肉質情報、および、上腕の形状情報から選択されるいずれか2つ以上の情報を検出する、請求項1に記載の腕帯選定装置。
  3. 前記腕帯選定手段により選定した腕帯に対応した血圧測定パラメータを選定する血圧測定パラメータ選定手段をさらに有する、請求項1または2に記載の腕帯選定装置。
  4. 前記血圧測定パラメータ選定手段により選定された血圧測定パラメータを外部の血圧計本体の制御手段に書き込むための血圧測定パラメータ書出手段を有する、請求項3に記載の腕帯選定装置。
  5. 前記腕帯選定手段により選定された腕帯に適合した血圧計本体を選定する適合血圧計選定手段と、
    前記適合血圧計選定手段により選定された血圧計本体を測定者に報知する報知手段と、
    をさらに有する、請求項1から4のいずれかに記載の腕帯選定装置。
  6. 当該腕帯選定装置により選択されるべき複数の腕帯を格納する腕帯格納手段をさらに有する、請求項1から5のいずれかに記載の腕帯選定装置。
  7. 前記腕帯格納手段は、前記腕帯選定手段で選定された腕帯を取り出し送出する腕帯送出手段を有する、請求項6に記載の腕帯選定装置。
  8. 前記生体情報検出手段から検出した測定者の上腕の生体情報を測定者に報知する報知手段を備える、請求項1から7のいずれかに記載の腕帯選定装置。
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