JPS59129051A - 血圧測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、人体の一部をカフにて圧迫し、そのカフの圧
力変化に関連して変化する脈波に基づいて血圧値を測定
する血圧測定方法に関するものである。

一般に、血圧測定に際しては、人体の一部を圧迫すべく
取付られたカフの圧力を被測定者の最高血圧値以上に予
め昇圧し、その後カフの圧力を徐々に降下させつつ動脈
の搏動（脈搏）に関連して把握すれるコロトコフ音、カ
フの圧力振動、超音波にて把握される動脈表壁の拍動を
表わす信号等の脈波の変化に基づいて血圧測定が為され
る。

しかしながら、斯る従来の血圧測定法によれば、血圧測
定に先立って被測定者の最高血圧以上にカフの圧力を余
計に昇圧させる必要がある。まｔこ、被測定者の最高血
圧には大きな個人差があるため、カフの圧力を測定開始
に先立って予め定められｔコ値に昇圧しても未だ圧力値
が不足する場合が往々Ｉにしてあり、再び昇圧させるた
めの作業または再昇圧装置が必要となる場合も多い。そ
れ故、被測定者の最高血圧以上に余計に昇圧させたり、
再昇圧させることに起因して、血圧測定の時間（圧迫時
間）が多く必要となるため、測定能率が低下するととも
に、被測定者にうっ血およびそれによる苦痛を与える時
間が長くなる欠点があつｔこ。特に、手術中の被測定者
の血圧を繰返し連続測定して血圧のトレンドを観測する
場合において斬る欠点が顕著である。

本発明者は、以上の事情を背景とし、血圧測定を能率的
に行う１こめの血圧測定方法について種々研究を重ねる
うち、カフの昇圧中において発生する脈波に基づいても
血圧測定が為され得るという事実を見い出しｔこ。本発
明は以上の知見に基づいて為されｔこものである。

すなわち、本発明方法の要旨とするところは、カフ内を
所定の上昇速度で昇圧させる昇圧工程と、その昇圧工程
中における脈波の変化に基づいて血圧測定を行う測定工
程と、血圧測定が行われた後においで前記カフ内の圧力
を急速に降圧させる工程とを含むことを特徴とする。

この様にすれば、カフの昇圧過程において血圧測定が為
され且つ測定完了後にカフ内の圧力が急速に降下させら
れるので、カフの圧力を被測定者の最高血圧以上に予め
昇圧させる必要がなくなるとともに、被測定者の最高血
圧が大き“くばらついてもカフを再昇圧させる必要がな
い。従って、被測定者の最高血圧値以上に予め昇圧させ
る時間、及び被測定者の最高血圧のばらつきによってカ
フの圧力を再昇圧する時間が全く解消されて血圧測定時
間が短縮され、血圧測定が能率的に為されるとともに被
測定者に苦痛を与える時間が大幅に短縮されるのである
。峙に、手術中の被測定者の血圧のトレンドを検知する
に際して血圧測定が繰り返し為される場合には、苦痛を
訴えることができない被測定者のカブの圧迫によるうつ
血を最小限にすることができる。

まｊコ、従来の自動血圧測定装置においては、血圧測定
時間立って予め昇圧したカフの圧力が被測定ｆの最高血
圧値を超えたか否かを判断し、超えていない場合は再び
カフの圧力を昇圧させるｊこめの再昇圧装置が備えられ
ていたが、本発明方法によれば、その゛様な装着が全く
不要となり、血圧測定装置が安価となるのである。

ここにおいて、従来性われていｔこコロトコフ音（Ｋ音
）の発生または消滅、カフの圧力振動に含まれる脈波の
大きさの変化、超音波で捕えられる動脈表面の振動の大
きさの変化等の脈波の変化に基づいて測定される８つの
血圧測定方法においては、人体の一部を圧迫するカフの
圧力の変化に伴って血圧測定が為されるので、従来性わ
れていｔコカフの圧力を降下させる過程において血圧測
定が為される場合に比較して、カフの圧力を上昇させる
過程において血圧測定が為されても理論的に両者の血圧
測定値が相互に一致すべきものである。

実際に本発明者がそれ等２つの場合の測定値について調
べた場合においても、カフのｌｌＪ昇圧中における血圧
測定値とカフの圧力下降中における血圧測定値との間に
は殆ど相違が見られな゛いという結果が前記８つの血圧
測定力′法において得られている。

また、カフを昇圧させるｆこめにカフ内に流体を圧送す
る装置は、可及的にカフ圧力に圧力振動を与えないもの
が望ましい。たとえば、電動空気ポンプを用いる場合に
は、少容量多気筒且つ高速回転のものが良く、しかもそ
の出力部に圧力振動を以下、本発明が適用される一例に
ついて詳しく説明する。

第１図（こおいて、カフ１０は人体の一部に巻回されて
その一部を圧迫することができるようをこ長手袋状を成
しており、そのカフ１０には圧力センサ１２．ポンプ１
４．電磁弁１８が配管２０によってそれぞれ接続されて
いる。圧力センサ１２はカフ１０内の圧力を検知し、そ
の圧力を表す圧力信号ＳＰを脈波センサ２２及びＡ／Ｄ
コンバータ２４に供給する。脈波センサ２２は、カフ１
０の圧力振動に含まれる脈搏と同期した脈波を検出する
だめに、その脈波の基本周波数付近の信号の通過を許容
する帯域フィルタと、その帯域フィルタを辿過した信号
をＡ／υ変換するＡ／Ｉノコノバータとから構成され、
脈波を表す脈波信号８Ｍを■１０ポート２６に供給する
。Ａ／Ｄコンバータ２４は、カフ１０の静的な圧力素化
を検出する１こめのローパスフィルタを備えており、静
的な圧力値を表すカフ圧信号ＳＫをＩ／Ｑポート２６に
供給が供給されるようになっている。、ｔ　／　Ｏンｊ
＝−ト２６には、コンピュータを構成するＣＰＵｓｓ７
ＲＡＭ　８４　、　ＲＯＭ　８６が接続されており、ｃ
ｔ’ｕ８２はＲＯＭ３６に予め記憶されたプログラムに
従って、ＲＡＭ８４の一時記憶機能を利用しつつポンプ
１４に急速駆動信号８Ａまたは吐速邪動信号ＳＷを供給
するとともに、電磁弁１Ｂにそれを開かせてカフェθ内
の空気を排気させる弁開信号８１・を供給し、まｔコ測
定結果を表す表示信号８１３を血圧表示器４０に供給し
て血圧表示器４０に測定結果である血圧値を表示させる
。血圧表示器４０は、８術の８セグメントデイスプレイ
、ブラウン管ディスプレイ、またはプリンター等の表示
器と、その表示器に表示信号８Ｂに基づいて数字表示さ
せる表示制御回路とを備えている。尚、ポンプ１４は電
動機によって高速駆動される少容険多気筒のポンプとそ
の出力部に設けられた圧力振動吸収用空気室とを備え、
カフ１０内に圧力振動成分がきわめて少ない空気を圧送
するように構成されている。

以上の様に構成された自動血圧測定装置の作動を、第２
図のフローチャートに従って説明する。

先ず、ステップ８１が実行され、起動信号Ｓ８が発生し
ているか否か、すなわち起動スイッチ２８が操作されＴ
コか否かが判断される。起動スイッチ２８が操作されて
いない場合にはステップＳ１が繰り返し実行されるが、
操作されるとステップＳ２が実行され、電磁弁１８に対
する弁開信号８Ｉ・の供給が阻止されて電磁弁１８が閉
成されるとともに、ポンプ１４に急速駆動信号８Ａが供
給されてポンプ１４が急速に作動させられ、カフェ０内
に空気が充填されるとともに圧力が急速に上昇させられ
る。そして、ステップＳ８が実行され、カフ圧信号８Ｋ
が表すカフ１０の圧力Ｐが予め定められｒコ測定開始に
必要な圧力Ｐ１に到達しｔコか否かが判断される。この
圧力Ｐ１は、被測定者の最低血圧値よりも充分低い値、
例えば８０醋１（ｇ程度以下に設定される。実際の圧力
Ｐが予め設定されｒこ圧力Ｐ１誹りも小さい場合にはス
テップ８８の実行が繰り返されるが、実際の圧力Ｐが設
定された圧力Ｐ１よりも大きくなるとステップ８４が実
行され、ポンプ１４にそれまで供給されていた急速駆動
信号８Ａに代えて低速駆動信号８Ｗが供給される。第３
図の１３時点はこの状態を示す。

ポンプ１４に低速駆動信号８Ｗが供給されると、ポンプ
１４は予め定めらね、たカフ１０の圧力と弁速度が得ら
れるまうにカフ１０に所定の流量の空気が供給され、カ
フ１０内の圧力は第８図の８時点とＣ時点との間に示さ
れるように上昇させられる。そして、この様なカフ１０
の昇圧過程においてステップＳ５が実行され、血圧測定
が為される。

すなわち、カフｌＯの圧力振動には脈搏に同期し１こ脈
波が含まれ、その脈波は第８図に示されるようにカフ１
０の圧力り昇とともに変化し、その脈波の変化率の大き
い時点のカフ１０の圧力、または脈波の最大値に対して
一定の比率に相当する大きさの脈波に対応するカフ１０
の圧力、例えば第８図におけるＥ時点及びＣ時点に対応
するカフ１０内の圧力ＢＩ及びＨＡが最低血圧及び最高
血圧として測定されるのである。

ステップＳ５における血圧測定が為されている状態にお
いてステップ８６が実行され、血圧測定が終了されｔコ
か否かが判断される。血圧測定が終了されない状態にお
いてはステップ８６の実行が繰り返されるが、血圧測定
が終了すると、すなわち最高血圧値ＨＡの測定が完了す
るとステップＳ７が実行されて電磁弁１８に弁開信号Ｓ
　Ｌが供給され、カフ１０内の空気が排出されて圧力が
急速この様に本実施例によれば、カフ１０の昇圧中にお
いて血圧測定が為されるので、カフ１０を予め被測定者
の最高血圧値以上に昇圧させたり、被測定者の最高血圧
値のばらつきのために予め昇圧させｔコカフ１０を再昇
圧させる必要がない。このため、被測定者の最高血圧値
のばらつきに拘らず、被測定者の最高血圧値以上にカフ
１０を予め昇圧させたり或は再昇圧させる必要がなく、
血圧測定が迅速に為され得るとともに、被＋１１１定者
に苦痛を与える時間が大幅に軽減される。特に、手術中
における被測定者の血圧値のトレンドを把握するｆコめ
に血圧測定が繰り返し自動的に為される場合において、
苦痛を訴えることができないような被測定者のうっ血お
よび苦痛を最小限に留めることができるのである。しか
も、自動血圧計において、血圧測定に先立って被測定者
の最高血圧値以りにカフ圧を保つための再昇圧装置を設
ける必要がないので、装置が安価となる利点がある。

次に、本発明が適用される他の例を説明する。

尚、以下の倒におい゛Ｃ前述の例と共通する部分には同
一の符号を付して説明を省略する。

第４図において、マイクロホン４２はカフ１０が人体の
一部を圧迫する場合に動脈から発生する血管音を検出す
るものであり、その血管音を表す信号は増幅器４４を介
してコロトコフ音センサ４６に供給される。コロトコフ
音センサ４６は、マイクロホン４２によって検知される
音波からコロトコフ音を検出するために、コロトコフ音
特有の周波数付近（たとえば４０Ｈｚ付近）の信号のみ
を通過させる帯域フィルタを備え、コロトコフ音の存在
を表すコロトコフ音信号ＳＯをＩ１０ポート２６に供給
する。

以上の様に構成された自動血圧測定装置においては、前
述の例と同様に第２図のフローチャートに従って作動し
、カフ１０の昇圧過程において血圧測定が為されるので
あるが、第２図のステップ８５において、コロトコフ音
信号ＳＯの発生時点におけるカフ１０の圧力が最低血圧
値として測定され、カフ１０の圧力上昇に伴ってコロト
コフ音信号８０が消滅したとき、その消滅時点のカフ１
０の圧力が最高血圧値として測定されるのである。

以上、本発明方法の一例について説明したが、本発明方
法はその他の態様においても適用される。

例えば、第２図のフローチャートのステップＳ２及びＳ
８において、ポンプ急速駆動信号８Ａがカフ１０の圧力
が予め定められた一定の圧力ｐｔられるのである。

ポンプ１４０代才つりに、予め液化気体ま１こは高圧空
気が封入されｔこボンベと、そのボンベとカフ１０との
間に介挿されてＩ１０ポー１−２６からの指令信号に従
ってカフ１０を昇圧させる流量調節方から構成されても
良いのである。この様な場合には、電動ポンプに起因す
る圧力振動が全く解消されて、昇圧時のカフ１０にポン
プに起因するノイズが混入するのが防止されるので、高
い血圧測定精度が得られる利点がある。

また、前述の実施例においては、血圧測定中の昇圧速度
はポンプ１４に低速起動信号８Ｗを供給することによっ
て為されているが、ポンプ１４の回転速度を変更する替
りに、ポンプ１４とカフ１０との間に可変絞りを直列に
設けても良いし、カフ１０内の空気を逃がす１こめのブ
リード用電磁弁および絞りを設けても良いのである。

尚、」二連したのはあくまでも本発明方法が適用される
一例であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲におい
て種々変更され得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法が適用されｒ、二面圧測定装置の一
例を示す構成図である。第２図は第１図の装置の作動を
説明するフローチャートである。第８図は、第１図の装
置にまる血圧測定を説明するための図表である。第４図
は本発明方法が適用されｔ二装置の他の例を示す構成図
である。 １０：カフ ステップ８４：昇圧工程 ステップＳ６：測定工程 ステップＳ７：降圧させる工程

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）人体の一部を圧迫すべく取付けられたカフの圧力
   変化に関連して変化する脈波に基づいて血圧値を測定す
   る血圧測定方法であって、 前記カフ内を所定の上昇速度で昇圧させる昇圧工程と、
   該昇圧工程中における前記脈波の変化に基づいて血圧測
   定を行う測定工程と、血圧測定が行われｔこ後において
   、前記カフ内の圧力を急速に降圧させる工程とを含むこ
   とを精微とする血圧側の圧力振動である特許請求の範囲
   第１項に記載の血圧測定方法。 （８）　　前記脈波が、人体の脈搏に同期して発生する
   コロトコフ音である特許請求の範囲第１項に記載の血圧
   測定方法。 （４）　　前記脈波が、人体の脈搏に同期して発生する
   動脈表壁の拍動を表わす信号である特許請求の範囲第１
   項に記載の血圧測定方法。