JP2707341B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2707341B2 JP31758889A JP31758889A JP2707341B2 JP 2707341 B2 JP2707341 B2 JP 2707341B2 JP 31758889 A JP31758889 A JP 31758889A JP 31758889 A JP31758889 A JP 31758889A JP 2707341 B2 JP2707341 B2 JP 2707341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真感光体に関する。詳しくは改良され
た下塗り層を有する電子写真感光体に関する。
[従来の技術] これまで、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの
無機光導電体を感光成分として利用した電子写真感光体
は公知である。
一方、特定の有機化合物が光導電性を示すことが発見
されてから、数多くの有機光導電体が開発されてきた。
例えばポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアン
トラセンなどの有機光導電性ポリマー、カルバゾール、
アントラセン、ピラゾリン類、オキサジアゾール類、ヒ
ドラゾン類、ポリアリールアルカン類などの低分子の有
機光導電体やフタロシアニン顔料、アゾ顔料、シアニン
染料、多感キノン顔料、ペリレン系顔料、インジゴ染
料、チオインジゴ染料あるいはスクエアリック酸メチン
染料などの有機顔料や染料が知られている。
特に、光導電性を有する有機顔料や染料は無機材料に
比べて合成が容易で、しかも適当な波長域に光導電性を
示す化合物を選択できるバリエーションが拡大されたこ
となどから、数多くの光導電性有機顔料や染料が提案さ
れている。
例えば米国特許第4123270号明細書、同第4247614号明
細書、同第4251613号明細書、同第4251614号明細書、同
第4256821号明細書、同第4260672号明細書、同第426859
6号明細書、同第4278747号明細書、同第4293628号明細
書などに開示されたように電荷発生層と電荷輸送層に機
能分離した感光層における電荷発生物質として光導電性
を示すジスアゾ顔料などを用いた電子写真感光体などが
知られている。
このような有機光導電体を用いた電子写真感光体はバ
インダーを適当に選択することによって塗工で生産でき
るため、極めて生産性が高く、安価な感光体を提供で
き、しかも有機顔料の選択によって感光波長域を自在に
コントロールできる利点を有している。なかでも、電荷
輸送層と電荷発生材料を主成分とする電荷発生層を積層
することによって製造される積層型感光体は、他の単層
型感光体よりも残留電位、メモリー、繰り返し特性など
に優れ、特に感度の向上には利点がある。
しかも、近年では、さらにa−Se系やCdS系、a−Si
系などの高感度な無機感光体と同等以上の感度、メモリ
ー、繰り返し特性、耐久性を有する有機感光体の開発が
望まれている。
しかしながら、このような高性能を有する有機感光体
の開発には、未だ多くの未解決の問題を有しているのが
現状である。
特に有機感光体は機械強度が弱く、複写機、プリンタ
ーなどに適用した場合には感光体にピンホール、微細な
割れ、端部の摩擦、剥れなどを生じ、画像欠陥を引き起
こす。
また、有機感光体は、導電性支持体上に10〜40μmの
薄膜塗布されるのが通例で、支持体上の不純物、傷、打
痕、気泡などの欠陥によって塗膜に乱れを生じ易く、画
像欠陥の原因となる。
特に、電荷発生層の上に電荷輸送層を積層して成る、
所謂機能分離型有機感光体の場合には、非常に高感度で
あり、残留電位も少ないが、一方で暗減衰、光メモリー
が大きくなる欠点があり、この対策のために電荷発生層
を更に薄くする必要がある(一般的には0.01〜6μ
m)。
このために支持体上の突起、ヘコ、傷、打痕などの欠
陥の影響を更に受け易く、種々の画像欠陥の原因とな
り、高品質の画像が得られないのが現状である。
この問題を解決するために、近年では支持体と電荷発
生層との間に有機高分子を主成4分とする被膜の下塗り
層を設ける試みがなされている。
この技術によれば、画像の欠陥、繰り返し使用による
画質の低下を少なくすることができる。
ただし、下塗り層は膜厚を通常10〜50μmとするた
め、電気抵抗をかなり低くする必要がある。一般的には
1014Ω・cm以下、好ましくは1012Ω・cm以下の比抵抗値
が要求されるが、この目標を達成するために有機高分子
中に有機または無機の導電性物質、イオン性物質などを
配合する技術も知られている。
このような導電性下塗り層は電荷の注入性を有してい
ることが多く、下塗り層と電荷発生層との間に中間層を
設けることによって、電荷の注入を阻止することが可能
である。
また、近年は特にレーザービームを応用したプリンタ
ー(LBP)、LED、結晶シャッターを応用したプリンター
などの開発が盛んに行なわれているが、特にLBPの場
合、レーザー光の干渉と言われる現象を生じ、画像上に
所謂干渉縞を生ずる。
この干渉縞を防止するために、各種の技術が検討され
ているが、最も有効な技術の一つとして、支持体を粗面
化する方法は既に知られている。
支持体を粗面化する方法としては、化学的方法(エッ
チングなど)、機械的方法(サンドグラスト、バイトに
よる研削など)が知られているが、それぞれ公害問題、
生産安定性、生産コストに難があるばかりか、表面粗度
のバラツキも大きく、特性のコントロールに難がある。
表面が不規則に粗くなった場合には、部分的に電荷の
注入、ピンホールなどを生じ、黒ポチ、白ポチ、カブル
などの画像欠陥を起こし、実用としては未だ不十分な段
階である。
一方、下塗り層を利用する方法も知られる。
即ち、下塗り層を粗大な不規則形状粒子の添加、凝集
性の大きな不規則形状微粒子を添加する溶剤の組み合せ
で塗膜にゆず肌、セル構造(ベナードセル)を発生させ
る。異った種類の樹脂を加えて不均一界面を形成するな
どの方法で粗面化する技術が知られるが、いずれも表面
粗度のコントロールが効かず、前記の画像欠陥の原因と
なっている。
なかでも粗大な不規則形状粒子の添加、凝集性の大き
な不規則形状微粒子の添加は比較的表面粗度のコントロ
ールも容易であり、有効な技術であるが、やはり、表面
に不規則な粗大欠陥を生じ、画像上に黒ポチ、カブリな
ど大きな問題が発生しているのが現状である。実際に平
均粒径が1〜2μm以上の粗大な不規則形状粒子の添加
は、下塗り層表面を有効に粗面化できるが、このような
粒子は一般に沈降し易く、分散によって調製した塗工液
の中で均一な状態を保つことが難しく、安定な生産をす
る(安定した表面そ粗度を得る)ことが困難であるのが
現状である。
また、平均粒径が0.5μm以下の不規則形状微粒子で
は、一般にバインダー溶液の中に均一に分散された場
合、表面を粗面化する効果を有しない。
しかしながら、凝集性の大きな不規則形状粒子の場
合、また、粒子とバインダーの親和性が比較的悪い場合
には、微粒子の凝集により塗工面を粗面化することが可
能である。しかし、この場合には、凝集度のコントロー
ルは非常に困難であり、表面に不規則に大きな欠陥を生
ずるばかりか、塗工液中にも微粒子の凝集を生じ、生産
安定性(安定した表面粗度)を得ることが非常に困難で
あり、実用上に大きな障害となっているのが現状であ
る。
そこで、これらの問題を解決するために、下塗り層に
球状樹脂微粉末を含有させる方法が特開昭63−163468号
公報に開示されている。
しかし、この方法では加熱乾燥後冷却を行なった際
に、バインダーと球状樹脂微粉末の間に熱膨張率による
収縮差を生じ、ミクロボイドやクラックを発生すること
が分った。
これは感光体上では肉眼で観察できないが、画像を出
力させると黒ポチなどの欠陥を発生していた。
熱収縮を回避するためには、加熱時の昇温や冷却時の
昇温をゆっくりと変化させるために生産性の劣る製造方
法を迫らせていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、下塗り層中の球状樹脂微粉末による微小欠
陥を防止し、耐熱性の良好な、かつ、画像欠陥のない電
子写真感光体を提供すること、前述の欠点を解消し、支
持体の特記、ヘコ、傷、打痕などに起因する画像欠陥の
ない、しかも、耐久使用時にも高画質を維持し、感光層
の割れ、剥離に強い、即ち、高画質、高耐久性を有する
電子写真感光体を提供すること、画像欠陥の弊害を生じ
ることなく、干渉縞の発生を防止する、レーザービーム
プリンター用電子写真感光体を提供することを目的とす
る。
[課題を解決する手段、作用] 本発明は、支持体上に少なくとも球状樹脂微粉末を含
む下塗り層および感光層を積層してなる電子写真感光体
において、球状樹脂微粉末がレゾール型フェノール樹脂
より成ることを特徴とする電子写真感光体から構成され
る。
球状樹脂粉体は、下塗り層の表面に適当な凹凸を付与
することで下塗り層と中間層(または電荷発生層)との
密着性を高めようとするものであるが、不規則形状の粒
子の添加は、下塗り層の表面を不規則に荒すことにな
り、下塗り層に積層する中間層(または電荷発生層)塗
膜にブツ、ヘコ、ハジキ、凝集などを生じ、部分的な画
像欠陥の原因となる。
また、全体的に微小なブツ(画像上では白ポチ、黒ポ
チとなる)を生じ、画質が低下する。
また、不規則形状の粒子は、有機バインダーと溶剤中
に分散させた場合に、塗工液の凝集、沈殿を生じ、安定
した生産を行なえないなどの欠点がある。
さらに、樹脂粉体であることは、無機の粉体に比べて
有機バインダーとの親和性に優れ、また、比重も比較的
軽く、従って分散の均一性、分散液の安定性、塗膜の均
一性を一段と向上させる効果がある。
球状樹脂粉体の樹脂として、レゾール型フェノール樹
脂を選択すると、相互の親和性、分散の均一性、安定
性、塗膜の均一性を向上させるだけでなく、塗膜の加熱
乾燥冷却時の熱収縮による下塗り層中のミクロボイドや
クロックを防止することができる。
このため、ヒートショックによる画像欠陥として現わ
れていた黒ポチなどの微小欠陥を少なくすることができ
る。
本発明において、球状樹脂微粉末として用いるレゾー
ル型フェノール樹脂としては、レゾールを硬化させたフ
ェノール樹脂および変性フェノール樹脂が挙げられる。
レゾールの原料としてはフェノール、オルソクレゾー
ル、メタクレゾール、パラクレゾール、ビスフェノール
A、p−フェニルフェノール、p−t−ブチルフェノー
ル、p−t−アミルフェノール、p−t−オクチルフェ
ノール、p−ノニルフェノールどが用いられる。
さらに、球状レゾール型フェノール樹脂微粉末の平均
粒径が0.6〜6μm、好ましくは1〜4μmであるこ
と、また、比重が0.7〜1.7、好ましくは0.9〜1.5である
ことによって前述の効果はより大きなものとなる。
球状樹脂であっても、平均粒径が0.6μmより小さけ
れば、有機バインダーと溶剤中に分散させた場合に、微
粉末とバインダーの親和性が良い場合には塗工面の粗面
化効果が得られない。
粗面化効果が得られるのは、微粉末の凝集性が大きい
場合、微粉末とバインダーとの親和性が悪い場合に、塗
膜中で微粉末の凝集を生じ、その効果で面が荒れる場合
である。
しかし、このような場合には、微粉末の凝集によっ
て、塗工液の安定性、生産性を著しく低下させるばかり
か、塗工面にも不規則な凹凸が多くなり、画質を著しく
低下させる原因となる。
逆に、平均粒径が6μmを超えた場合には、塗工面の
粗さが大きくなり、その上に積層させる中間層(または
電荷発生層)塗膜に微細なハジキ、ブツなどを生じ画像
上に白ポチ、黒ポチなどの欠陥を発生させる原因とな
る。
平均粒径の測定は以下の方法で行なうことができる。
球状レゾール型フェノール樹脂微粉末を走査型電子顕
微鏡で観察し、各粒子の直径を測定し、20点の平均値を
とる。この操作を3回繰り返し、さらに平均値を以て平
均粒径とする。
但し、粉末の粒径の分布が大きい場合には予めよく振
って均一にすることが必要である。
本発明において、目標とする下塗り層の表面粗度は0.
5〜4μm、特には0.7〜2μmが好適である。また、最
大高さ(最大粗さ)が6μm以下であることが重要であ
る。
表面粗度の測定は、万能表面形状測定器(小坂研究所
製Model SE−3C)を用い、十点平均粗さ(JISB0601)で
表わす。
また、最大高さ(JISB0601は特に頻度の少ない異常値
を除いた値で表わす。
本発明における下塗り層の膜厚は、支持体の表面状態
(傷、凹凸、打痕など)によて最適な値に設定すべきで
あり、0.5〜100μm程度まで幅広く設定し得るが、通常
は10〜50μm程度である。
本発明におけるレゾール型フェノール樹脂微粉末の形
状は球状の粒子が用いられ、真球状、楕円球状が好まし
く、不規則な形状の粒子は不適当である。
平均粒径は0.6〜6μmの範囲が用いられ、好ましく
は1〜4μmの範囲である。
また、本発明において、球状レゾール型フェノール樹
脂微粉末の添加量は、下塗り層の全重量に対して0.5〜3
0重量%、好ましくは2〜10重量%で用いられる。
添加量が0.5重量%未満では感光体の耐久性、機械的
強度が十分でなく、また30重量%を超えると画像欠陥を
生ずる。
本発明の電子写真感光体の構成は、下層から順次、支
持体、下塗り層(中間層)、感光層から構成されること
を基本とするが、感光層が電荷発生層と電荷輸送層から
構成される機能分離型感光体において、電荷発生層、電
荷輸送層の順に積層した場合の構成において最も効果が
著しい。
しかし、感光層を電荷輸送層、電荷発生層の順に積層
した場合で、特に、電荷輸送層と下塗り層(または中間
層)との密着性が悪い場合においても、本発明は有効な
技術となり得る。
本発明に用いられる支持体としては、金属、プラスチ
ック、紙などのシート状、ベルト状、円筒状、棒状、多
角柱状の種々の材質、形状のものが考えられるが、下記
の導電性支持体が一般的である。
例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、
ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタ
ン、ニッケル、インジウム、金や白金などを用いること
ができ、その他にアルミニウム、アルミニウム合金−酸
化インジウム、酸化スズ、酸化インジウム、酸化スズ合
金などを真空蒸着法によって被膜形成された層を有する
プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリ
ル樹脂、ポリフッ化エチレンなど)、導電性粒子(例え
ばカーボンブラック、銀粒子など)を適当なバインダー
と共にプラスチックの上に被覆した支持体、導電性粒子
をプラスチックや紙に含浸した支持体や導電性ポリマー
を有するプラスチックなどを用いることができる。
下塗り層以降の層は、所要の材料を溶剤中に溶解また
は分散させた液を塗工する場合がほとんどである。
塗工によって層を形成する際には、浸漬コーテイング
法、スプレーコーテイング法、スピンナーコーテイング
法、ビードコーテイング法、マイヤーバーコーテイング
法、ブレードコーテイング法、ローラーコーテイング
法、カーテンコーテイング法などのコーテイング法を用
いて行なうことができる。
本発明における下塗り層は、少なくともバインダーと
導電性物質を含有し、球状レゾール型フェノール樹脂微
粉末を含有する。
上記下塗り層のバインダーとしては、アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、レゾール型フェノール樹脂、スチレン
樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、ポ
リエステル、シリコーン樹脂、メラミン樹脂およびこれ
らの共重合体などの熱硬化性樹脂および硬化性ゴムなど
が好適であり、特にレゾール型フェノール樹脂が最も好
ましい。
さらに、下塗り層には、シリコーンオイルや各種界面
活性剤などの表面エネルギー低下剤を含有させることが
でき、これにより塗膜欠陥が小さい均一塗膜面を得るこ
とができる。
導電性粉体を樹脂中に分散させる方法としてはロール
ミル、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サ
ンドミル、コロイドミルなどの常法によることができ
る。
本発明における中間層としては、下塗り層から感光層
へのキヤリアの注入を阻止し得るものであり、かつ、電
気抵抗が感光層に比べて1/50以下であることが要求され
る。一般には電気抵抗の高いものが多く、従って膜厚は
5μm以下、好ましくは0.1〜2μmが適正である。
中間層に用いられる材料としては、例えばカゼイン、
ゼラチン、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロ
ン)、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ニトロセ
ルロース樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、フェノ
ール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリエーテル
などが挙げられる。
電荷発生層に用いられる電荷発生物質は、有機化合物
が中心であるが、a−Se、a−Si、CdS、Se−Teなどの
無機材料でもよい。
特に電荷発生物質が有機化合物より成る有機感光体の
場合、本発明の効果は著しい。
有機系電荷発生物質としては、フタロシアニン系顔
料、アントアントロン顔料、ジベンズピレン顔料、ピラ
ントロン顔料、アゾ系顔料、インジゴ系顔料、キナクリ
ドン系顔料、シアニン系顔料、スクバリリウム系染料、
アズレニウム塩化合物、ピリリウム染料、チオピリリウ
ム染料、キサンテン系色素、キノンイミン系色素、トリ
フェニルメタン系色素、スチリル系色素などが挙げられ
る。
電荷発生層は、電荷発生物質を適当な溶剤中でバイン
ダー樹脂と共に分散した塗布液を、導電性支持体上に公
知の方法によって塗布することによって形成することが
できる。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質としては、例え
ば2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニ
トロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキノジメ
タンなどの電子吸引性物質やこれら電子吸引性物質を高
分子化したもの、あるいはピレン、アントラセンなどの
多環芳香族化合物、カルバゾール系、インドール系、イ
ミダゾール系、オキサゾール系、チアゾール系、オキサ
ジアゾール系、ピラゾール系、ピラゾリン系、チアジア
ゾール系、トリアゾール系化合物などの複素環化合物、
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニ
ルヒドラゾン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチ
リデン−9−エチルカルバゾールなどのヒドラゾン系化
合物、α−フェニル−4′−N,N−ジフェニルアミノス
チルベン、5−[4−(ジ−p−トリルアミノ)ベンジ
リデン]−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンなどの
スチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリアリール
メタン系化合物、トリフェニルアミンあるいは、これら
の化合物から成る基を主鎖または側鎖に有するポリマー
(例えばポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルア
ントラセンなど)が挙げられる。
これらの有機電荷輸送物質の他にセレン、セレン−テ
ルル、アモルファスシリコン、硫化カドミウムなどの無
機材料も用いることができる。
また、これらの電荷輸送物質は1種または2種以上組
合せて用いることができる。
バインダーの例としては、ポリアリレート、ポリスル
ホン、ポリアミド、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹
脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル、ア
ルキド樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタンあるいは
これらの樹脂の繰り返し単位のうち2以上を含む共重合
体、例えばスチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン
−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−マレイン酸
コポリマーなどが挙げられる。
感光層の膜厚は5〜50μm、好ましくは10〜30μmで
あるが、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層する機能分
離型感光体の場合には、電荷発生層は0.01〜5μm、好
ましくは0.05〜3μm、電荷輸送層は5〜50μm、好ま
しくは10〜30μmが適正である。
また、必要に応じて有機バインダーを主成分とする保
護層を0.5〜10μmの膜厚で際上層に設けてもよい。
さらに、最上層中に潤滑性物質、紫外線吸収剤、酸化
防止剤を含有させてもよい。
本発明の電子写真感光体は、複写機、レーザービーム
プリンター、LEDプリンター、LCDプリンター(液晶シャ
ッター式プリンター)、マイクロリーダープリンターな
どの電子写真装置一般に適用できるが、さらに電子写真
技術を応用したデイスプレー、記録、軽印刷、製版、フ
ァクシミリなどの装置に幅広く適用できる。
[実施例] 実施例1 導電性酸化チタン粉末(チタン工業(株)製)100部
(重量部、以下同様)、酸化チタン粉末(堺工業(株)
製)100部、レゾール型フェノール樹脂(商品名プライ
オーフエン、大日本インキ(株)製)125部、シリコン
系界面活性剤0.02部およびレゾール型フェノール樹脂微
粉末(平均粒径1.2μm、比重1.28)20部をメタノール5
0部、メチルセロソルブ50部の溶剤に混合し、次いでサ
ンドミルにより6時間分散した。
この分散液を80φ×360mmのアルミニウムシリンダー
上に浸漬、塗布し、180℃、10分間で熱硬化、20℃で10
分間強風空冷し、膜厚20μmの下塗り層を設けた。
次に共重合ナイロン(商品名アミランCM8000、東レ
(株)製)2部と共重合ナイロン(商品名トレジンEF−
30T、帝国化学(株)製)8部をメタノール60部、ブタ
ノール40部の混合液に溶解し、上記下塗り層上に浸漬塗
布して1μm厚の中間層を設けた。
次に、下記構造式のジスアゾ顔料を10部、 酢酸酪酸セルロース樹脂(商品名CAB−381、イーストマ
ン化学社製)6部およびシクロヘキサノン60部を1φガ
ラスビーズを用いたサンドミルで20時間分散した。この
分散液にメチルエチルケトン100部を加えて、上記中間
層上に浸漬塗布し、100℃で10分間の加熱乾燥により0.1
g/m2の塗布量の電荷発生層を設けた。
次いで、下記構造式のヒドラゾン化合物を10部、 ポリカーボネート(商品名パンライトL−1250、帝人化
成(株)製)15部をジクロロメタン80部に溶解した。こ
の液を上記電荷発生層上に塗布して100℃で1時間の熱
風乾燥を行ない、20μm厚の電荷輸送層を形成した。
こうして製造した電子写真感光体を感光体1とする。
感光体1を複写機(NP−3525、キヤノン(株)製)に
取り付けて画像出しを行なった。
初期の画質を観察した。
また、この感光体の暗所電位と露光電位を初期に測定
した。なお、露光量は3ルックス・秒とした。
また、下塗り層のみの表面粗さ、および感光体として
の塗膜の均一性を観察した。
結果を後記する。
実施例2 実施例1の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末の平均粒径を3.2μmとした他は、実施
例1と全く同様にして電子写真感光体を製造した。これ
を感光体2とする。
感光体2の評価は実施例1と同様に行なった。
結果を後記する。
比較例1 実施例1の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末を球状メラミン樹脂微粉末(メラミン−
ホルムアルデヒドコポリマー、平均粒径2.0μm、比重
1.4)に代えた他は、実施例1と全く同様にして電子写
真感光体を製造した。これを感光体3とする。
比較感光体1の評価は実施例1と同様とした。
結果を示す。
実施例3 導電性酸化チタン粉末(チタン工業(株)製)100
部、酸化チタン粉末(堺工業(株)製)100部、球状レ
ゾール型フェノール樹脂(平均粒径1.2μm、比重1.2
8)20部、ポリウレタン(商品名ニッポラン800、ポリウ
レタン(株)製)60部と硬化剤としてジブチルスズラウ
レート0.12部をメチルエチルケトン100部の溶剤に混合
し、次いでボールミルにより6時間分散した。
この分散液を実施例1と同様にアルミニウムシリンダ
ー上に塗布し、加熱乾燥、強風空冷した。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層は実施例1と同様に
して形成し、電子写真感光体を製造した。
これを感光体4とする。
感光体4の評価は実施例1と同様とした。
結果を後記する。
実施例4 実施例3の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末の平均粒径を2.5μmとした他は、実施
例3と同様にして電子写真感光体を製造した。これを感
光体5とする。
感光体5の評価は実施例1と同様とした。
結果を後記する。
比較例2 実施例3の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末を球状メラミン樹脂微粉末(平均粒径2.
4μm、比重1.4)とした他は、実施例3と同様にして電
子写真感光体を製造した。これを感光体6とする。
感光体6の評価は実施例1と同様とした。結果を示
す。
実施例5 導電性酸化チタン粉末(チタン工業(株)製)100
部、酸化チタン粉末(堺工業(株)製)100部、球状レ
ゾール型フェノール樹脂(平均粒径1.2μm、比重1.2
8)20部、メラミン樹脂(商品名スーパーベッカミン、
大日本インキ(株)製)125部をトルエン100部の溶剤に
混合し、次いでボールミルにより6時間分散した。
この分散液を実施例1と同様にアルミニウムシリンダ
ー上に塗布し、加熱乾燥、強風空冷した。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層は実施例1と同様に
して形成し、電子写真感光体を製造した。
これを感光体7とする。
感光体7の評価は実施例1と同様とした。
結果を後記する。
実施例6 実施例5の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末の平均粒径を2.5μmとした他は、実施
例5と同様にして電子写真感光体を製造した。これを感
光体8とする。
感光体8の評価は実施例1と同様とした。
結果を後記する。
比較例3 実施例5の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末を液状シリコーン樹脂微粉末(ポリメチ
ルシルセスキオキサン、平均粒径2.0μm、比重1.3)と
した他は、実施例3と同様にして電子写真感光体を製造
した。
これを感光体9とする。
感光体9の評価は実施例1と同様とした。
結果を後記する。
実施例7 実施例1と同様にして下塗り層用塗料を調製し、アル
ミニウムシリンダー上に塗布し、200℃、10分間熱硬化
し、20℃、10分間強風空冷し、膜厚20μmの下塗り層を
設けた。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層は実施例1と同様に
して形成し、電子写真感光体を製造した。
これを感光体10とする。
感光体10の評価は実施例1と同様とした。
結果を示す。
この結果、形状レゾール型フェノール樹脂微粉末を配
合した下塗り層を有する電子写真感光体は、加熱乾燥冷
却によるヒートショックに強く、耐熱性を有することが
分る。
特に下塗り層バインダーにもレゾール型フェノール樹
脂を用いると、さらに耐熱性が向上する。
このため、画像欠陥(白ポチ、黒ポチ)の無い高画質
の画像が得られ、生産を速やかに行なうことができるが
生産性の優れた電子写真感光体を提供できる。
一方、比較例では、他種の球状樹脂微粉末を配合した
下塗り層を有する電子写真感光体で、加熱乾燥冷却のヒ
ートショックに耐えられず、クラックやミクロボイドを
発生している。
このため、画像欠陥を発生している。
実施例8 導電性酸化チタン粉末(チタン工業(株)製)100
部、酸化チタン粉末(堺工業(株)製)100部、レゾー
ル型フェノール樹脂(商品名プライオーフエン、大日本
インキ(株)製)125部、シリコン系界面活性剤0.02部
およびレゾール型フェノール樹脂微粉末(平均粒径1.2
μm、比重1.28)20部をメタノール50部、メチルセロソ
ルブ50部の溶剤に混合し、次いでサンドミルにより6時
間分散した。
この分散液を60φ×260mmのアルミニウムシリンダー
上に浸漬、塗布し、180℃、10分間で熱硬化、20℃で10
分間強風空冷し、膜厚20μmの下塗り層を設けた。
次に共重合ナイロン(商品名アミランCM8000、東レ
(株)製)2部と共重合ナイロン(商品名トレジンEF−
30T、帝国化学(株)製)8部をメタノール60部、ブタ
ノール40部の混合液に溶解し、上記下塗り層上に浸漬塗
布して1μm厚の中間層を設けた。
次に、下記構造式のジスアゾ顔料を10部、 アクリル樹脂(商品名ダイヤルBR−80、三菱レーヨン
(株)製)6部およびシクロヘキサノン60部を1φガラ
スビーズを用いたサンドミルで20時間分散した。この分
散液にメチルエチルケトン100部を加えて、上記中間層
上に浸漬塗布し、50℃で10分間の加熱乾燥により0.15g/
m2の塗布量の電荷発生層を設けた。
次いで、下記構造式のヒドラゾン化合物を10部、 ポリカーボネート(商品名パンライトL−1250、帝人化
成(株)製)15部をジクロロメタン80部に溶解した。こ
の液を上記電荷発生層上に塗布して100℃で1時間の熱
風乾燥を行ない、20μm厚の電荷輸送層を形成した。
こうして製造した電子写真感光体を感光体11とする。
感光体11をレーザービームプリンター(LBP−8、キ
ヤノン(株)製)に取り付けて画像出しを行なった。初
期の画質を観察した。また、この感光体の暗所電位と露
光電位を初期に測定した。なお、露光量は3ルックス・
秒とした。
また、下塗り層のみの表面粗さ、および感光体として
の塗膜の均一性を観察した。
実施例9 実施例8の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末の平均粒径を3.2μmとした他は、実施
例8と同様にして電子写真感光体を製造した。これを感
光体12とする。
感光体12の評価は実施例8と同様とした。
結果を後記する。
比較例4 実施例8の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末を球状メラミン樹脂微粉末(メラミン−
ホルムアルデヒドコポリマー、平均粒径3.0μm、比重
1.4)とした他は、実施例8と同様にして電子写真感光
体を製造した。
これを感光体13とする。
感光体13の評価は実施例8と同様とした。
結果を示す。
実施例10 導電性酸化チタン粉末(チタン工業(株)製)100
部、酸化チタン粉末(堺工業(株)製)100部、球状レ
ゾール型フェノール樹脂(平均粒径1.2μm、比重1.2
8)20部、ポリウレタンとして商品名ニッポラン800(日
本ポリウレタン(株)製)60部と商品名コロネート2507
(日本ポリウレタン(株)製)60部と硬化剤としてジブ
チルスズラウレート0.12部をメチルエチルケトン100部
の溶剤に混合し、次いでボールミルにより6時間分散し
た。
この分散液を実施例8と同様にアルミニウムシリンダ
ー上に塗布し、加熱乾燥、強風空冷した。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層は実施例8と同様に
して形成し、電子写真感光体を製造した。
これを感光体14とする。感光体14の評価は実施例8と
同様とした。結果を後記する。
実施例11 実施例10の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末の平均粒径を2.5μmとした他は、実施
例10と同様にして電子写真感光体を製造した。これを感
光体15とする。
感光体15の評価は実施例10と同様とした。
結果を後記する。
比較例5 実施例10の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末を球状メラミン樹脂微粉末(平均粒径2.
4μm、比重1.4)とした他は、実施例10と同様にして電
子写真感光体を製造した。これを感光体16とする。
感光体16の評価は実施例10と同様とした。
結果を示す。
実施例12 導電性酸化チタン粉末(チタン工業(株)製)100
部、酸化チタン粉末(堺工業(株)製)100部、球状レ
ゾール型フェノール樹脂(平均粒径1.2μm、比重1.2
8)20部、メラミン樹脂(商品名スーパーベッカミン、
大日本インキ(株)製)125部をトルエン100部の溶剤に
混合し、次いでボールミルにより6時間分散した。
この分散液を実施例8と同様にアルミニウムシリンダ
ー上に塗布し、加熱乾燥、強風空冷した。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層は実施例8と同様に
して形成し、電子写真感光体を製造した。
これを感光体17とする。
感光体17の評価は実施例8と同様とした。
結果を後記する。
実施例13 実施例12の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末の平均粒径を2.5μmとした他は、実施
例12と同様にして電子写真感光体を製造した。これを感
光体18とする。
感光体18の評価は実施例8と同様とした。
結果を後記する。
比較例6 実施例12の下塗り層において、球状レゾール型フェノ
ール樹脂微粉末を球状シリコーン樹脂微粉末(ポリメチ
ルシルセスキオキサン、平均粒径2.0μm、比重1.3)と
した他は、実施例12と同様にして電子写真感光体を製造
した。
これを感光体19とする。
感光体19の評価は実施例8と同様とした。
結果を後記する。
実施例14 実施例8と同様にして下塗り層用塗料を調製し、アル
ミニウムシリンダー上に塗布し、200℃、10分間熱硬化
し、20℃、10分間強風空冷し、膜厚20μmの下塗り層を
設けた。
中間層、電荷発生層、電荷輸送層は実施例8と同様に
して形成し、電子写真感光体を製造した。
これを感光体20とする。
感光体20の評価は実施例8と同様とした。
結果を示す。
この結果、球状レゾール型フェノール樹脂微粉末を配
合した下塗り層を有する電子写真感光体は、加熱乾燥冷
却によるヒートショックに強く、耐熱性を有することが
分る。
このため、レーザービームプリンターに用いたときに
画像欠陥(白ポチ、黒ポチ、干渉縞)の無い高画質であ
り、生産を速やかに行なうことができるが生産性の優れ
た電子写真感光体を提供できる。
一方、比較例では、他種の球状樹脂微粉末を配合した
下塗り層を有する電子写真感光体で、加熱乾燥冷却のヒ
ートショックに耐えられず、クラックやミクロボイドを
発生している。
このため、画像欠陥を発生している。
[発明の効果] 本発明の電子写真感光体は、下塗り層中の球状樹脂部
粉末としてレゾール型フェノール樹脂微粉末を選択した
ことによって、耐熱性の良好な、かつ、画像欠陥を生じ
ないという顕著な効果を奏する。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも球状樹脂微粉末を含
    む下塗り層および感光層を積層してなる電子写真感光体
    において、球状樹脂微粉末がレゾール型フェノール樹脂
    より成ることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】下塗り層バインダーがレゾール型フェノー
    ル樹脂である請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】感光層が有機感光体である請求項1記載の
    電子写真感光体。
  4. 【請求項4】感光層が電荷発生層と電荷輸送層の積層構
    造である請求項1記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】下塗り層と感光層の間に中間樹脂層を有す
    る請求項1記載の電子写真感光体。
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