JP2673267B2 - 農作業機の動力伝達装置 - Google Patents

農作業機の動力伝達装置

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JP2673267B2
JP2673267B2 JP63300390A JP30039088A JP2673267B2 JP 2673267 B2 JP2673267 B2 JP 2673267B2 JP 63300390 A JP63300390 A JP 63300390A JP 30039088 A JP30039088 A JP 30039088A JP 2673267 B2 JP2673267 B2 JP 2673267B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば農用トラクタに自動連結機能を有す
る3点リンクヒッチ機構を介して農作業機を着脱可能と
し、農用トラクタから農作業機に対して回転動力を自動
的に伝達、または伝達解除するようにした農作業機の動
力伝達装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、トラクタの後部に、昇降する3点リンクヒッチ
機構を介して農作業機を着脱可能とし、トラクタから農
作業機に対してトラクタ側および農作業機側で屈曲可能
でスプライン軸とスプライン嵌合部とを嵌合させる伝動
部を有して回転動力を伝達する動力伝達機構を設け、こ
の動力伝達機構を、農作業機の連結または連結解除時に
動力伝達状態または動力伝達解除状態にするようにした
ものが知られている。さらに、上記スプライン軸の先端
部に案内突部を設けたものが例えば実開昭55−97220号
公報,実公昭63−25376号公報に、また、上記スプライ
ン軸のスプライン歯の先端両側部に面取案内部を形成し
たものが例えば実開昭59−155324号公報,実開昭62−19
6615号公報にそれぞれ開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記先行技術の動力伝達機能においては、スプライン
嵌合がそれまでのものよりスムーズに行われるようにな
ったが、それでも、上記後者の場合、スプライン歯先端
両側部に面取案内部を形成しているので、嵌合時にスプ
ライン軸のスプライン歯先端中央部とスプライン嵌合部
の突条部先端中央部とが対接したときは挿入できない状
態が生じ得るものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の事情にかんがみなされたもので、 (1)トラクタに、昇降リンク機構を介して農作業機を
着脱可能とし、トラクタから農作業機に対してトラクタ
側および農作業機側で屈曲可能でスプライン軸とスプラ
イン嵌合部とを嵌合させる伝動部を有して回路動力を伝
達、または伝達解除する動力伝達機構を設けた農作業機
の動力伝達装置において、上記スプライン軸のスプライ
ン歯先端部に、嵌合方向に対し左右非対称に傾斜する傾
斜案内面を設けたこと、 (2)上記スプライン軸のスプライン歯前側にスプライ
ン溝径案内部を設けたこと、 (3)上記スプライン軸のスプライン歯前側にスプライ
ン溝径案内部を設け、このスライン溝径案内部のさらに
前側に心出し案内部を設けたこと、 をそれぞれ特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成を有することによって本発明の農作業機の
動力伝達装置は、スプライン歯の非対称の傾斜案内面で
スプライン嵌合溝に案内されて、嵌合が不能となること
なくスムーズに行われる。しかも、スプライン歯の傾斜
案内面が非対称なので対接した場合に周方向に案内され
て、嵌合がよりスムーズに行われる。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第4図において、符号1は農用トラクタ、2はロータ
リ農作業機で、農用トラクタ1の後部には、3点リンク
機構3のトップリンク4とロアリンク5が設けられてい
る。トップリンク4とロアリンク5にはオートヒッチハ
ンガ6が連結されていて、ロータリ農作業機2のトップ
マスト7とロアリンク連結ピン8に自動的に連結できる
ようになっている。
農用トラクタ1の後部にはPTO軸9が突出しており、
また、ロータリ農作業機2のミッションケース10から前
方に向けスプライン軸からなる入力軸11が突出してい
る。PTO軸9と入力軸11との間は、動力伝達機構12によ
って連結されていて回転動力が伝達されるようになって
いるが、この動力伝達機構12は、トラクタ側の屈曲伝動
部13と、図示しないが摺動軸を有するスライド伝動軸
と、農作業機側の屈曲伝動部14とからなるものである。
そして、トラクタ側および農作業機側の屈曲伝動部13と
14とに連続して動力接断機構15が設けられている。
動力接断機構15は、ロータリ農作業機2の入力軸11と
対向して、第5図ないし第7図に示すようにスプライン
嵌合部16を、上記屈曲伝動部14と一体的に連結してベア
リング17によって回転自在に支持しており、ベアリング
17のホルダ17aは、オートヒッチハンガ6に固定され鍵
型に屈曲した支持板18に対し前後方向および上下方向の
三次元方向にわずかに回動可能に支持されている。支持
板18の上部には支持孔18aが穿設され、この支持孔18aに
支持ボルト19が挿通されている。支持ボルト19は、支持
板18の上側においてばね20,ナット21,ロックナット22に
よって上下調節可能であり、支持板18下側の下端に、正
面視逆U字状をした回転支持金具23の上端を固着してい
る。この回転支持金具23には、ピン24を介してホルダ17
aの外周上端に固着したブラケット25が回動可能に支持
されている。ホルダ17aの外周左右両端には一対の支持
ピン26,26が突設されている。この支持ピン26は側面形
状が長楕円形をしており、支持板18から垂下するように
して支持板18に固定された側板27の切欠き穴28に、間隙
lを有して嵌挿されている。
一方、スプライン嵌合部16の正面側には、外側に向け
テーパを有するガイド口29が開口しており、このガイド
口29に続いてガイド孔30が設けられて屈曲伝動部14に形
成したスプライン溝31に連通している。上記ガイド孔30
には、その周方向から等間隔に3個のボルトからなるガ
イド体32がワッシャを介して螺装され、その先端は球面
32aをなしていて入力軸11のスプライン溝をガイドする
ようにしてある。ガイド体32およびガイド口29の外周は
カバー33により覆われている。
他方、上記入力軸11は、第1図に示すように、そのス
プライン歯34を軸先端まで張出させ、このスプライン歯
34の先端部に、嵌合方向に対し左右非対称に傾斜する傾
斜案内面35を形成している。同図において符号36はスプ
ライン溝、37は環状凹溝である。なお、上記傾斜案内面
35は、上記実施例の傾斜方向と反対の非対称に傾斜させ
てもよいものである。
このような構成の農作業機の動力伝達装置において
は、農用トラクタ1にロータリ農作業機2を連結する
際、3点リンク機構3のロアリンク5を作動させてオー
トヒッチハンガ6のフック部6aをロータリ農作業機2の
トップマスト7に係合させ、ロータリ農作業機を持上げ
るようにすると、ロータリ農作業機2は下部がわずかに
前方に移動してオートヒッチハンガ6のロアリンク連結
部6bとロータリ農作業機2のロアリンク連結ピン8とが
係合して、ロータリ農作業機2が農用トラクタ1に自動
的に連結される。
この農用トラクタ1にロータリ農作業機2が連結され
るとき、動力接断機構15のスプライン嵌合部16は、ロー
タリ農作業機2の入力軸11と対向して接近し、入力軸11
の先端がガイド口29に入るようになるが、このとき上下
左右に多少の芯ずれがあっても、スプライン嵌合部16は
支持ボルト19を中心に支持ピン26と切欠き穴28との間隙
lの範囲で左右に回動し、また、ピン24を中心に上下に
回動して芯出しされてガイド孔30に入り、ここでガイド
体32の球面32aにより入力軸11のスプライン溝36と摺接
するようにして案内され、さらにスプライン歯34の非対
称の傾斜案内面35に案内されてスプライン溝31に挿入さ
れ動力伝達状態となる(第8図参照)。
そして、PTO軸9を回転させると、その回転動力は屈
曲伝動部13,14、スプライン嵌合部16を介して入力軸11
に伝達され、ロータリ農作業機2の作業部を駆動させ
る。農用トラクタ1とロータリ農作業機2の連結を解除
するときは、ロータリ農作業機2の駆動および農用トラ
クタ1の走行を停止し、ロータリ農作業機2を接地した
状態でロアリンク連結部6cとロアリンク連結ピン8との
連結を解除すると共に、フック6aとトップマスト7との
係合を解除して農用トラクタ1とロータリ農農作業機2
との連結を解除すると、これと同時に動力接断機構15の
スプライン嵌合部16と入力軸11との嵌合は解除されて動
力遮断状態となる。
上記ガイド体32の球面32aが摩耗したときには、ガイ
ド体32のねじを緩めて抜取り、新しいものと交換すれば
よい。
上記入力軸11は、第2図に示すように、第1図の実施
例のスプライン溝36を直径とする軸先端部を、スプライ
ン歯34の前側にわずかに突出させて、スプライン溝径案
内部38を形成してもよいものである。この第2の実施例
の場合においては、入力軸11がスプライン溝径案内部38
で案内されてのちスプライン歯34(傾斜案内面35)がス
プライン嵌合部16とよりスムーズ、かつ確実に嵌合す
る。
第3図に示す本発明の第3の実施例のものは、上記第
2の実施例のスプライン溝径案内部38のさらに前側に截
頭円錐形の心出し案内部39を設けたものである。この第
3の実施例においては、上記第2の実施例のものより、
心出し案内部39による方向性がよくなって確実に案内さ
れ、スプライン嵌合部16との嵌合がよりスムーズに行わ
れる。
なお、上記動力接断機構15は、トラクタ1にロータリ
農作業機2を実際に連結する前に、スプライン嵌合部16
と入力軸11を対向状態にして、ナット21およびロックナ
ット22によりスプライン嵌合部16を上下調節して予め芯
合せしておく。この際、スプライン嵌合部16と入力軸11
がそれぞれの左右中央位置に設けられ、かつ傾斜案内面
35,スプライン溝径案内部38,心出し案内部39等が設けら
れているので、左右の芯ずれはほとんどない。また、上
記3点リンク機構3に代えて2点リンク機構にしてもよ
く、さらに、ロータリ農作業機2に代えて他の農作業機
にしてもよいものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の農作業機の動力伝達装
置によれば、スプライン軸のスプライン歯先端に非対称
の傾斜案内面を設けたので、歯の先端が対峙することな
くスプライン溝へのスプライン軸のガイドがスムーズに
行われて無理なく嵌合できる。
また、スプライン歯の前側にスプライン溝径案内部を
設けたので、スプライン嵌合部へのガイドが確実となっ
て嵌合がよりスムーズに行われる。
さらに、スプライン溝径案内部の前側に心出し案内部
を設けたので、スプライン嵌合部へのガイドがより確実
に行われて、嵌合がより一層スムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すスプライン軸の部
分斜視図、第2図は本発明の第2の実施例を示すスプラ
イン軸の部分斜視図、第3図は本発明の第3の実施例を
示すスプライン軸の部分斜視図、第4図は本発明を適用
した農作業機の動力伝達装置の概略側面図、第5図はス
プライン嵌合部の正面図、第6図は同側面図、第7図は
同側断面図、第8図はスプライン嵌合部と入力軸が嵌合
した状態の側断面図である。 1……農用トラクタ、2……ロータリ農作業機、3……
3点リンク機構、4……トップリンク、5……ロアリン
ク、6……オートヒッチハンガ、7……トップマスト、
8……ロアリンク連結ピン、9……PTO軸、10……ミッ
ションケース、11……入力軸、12……動力伝達機構、1
3,14……屈曲伝動部、15……動力接断機構、16……スプ
ライン嵌合部、17……ベアリング、17a……ホルダ、18
……支持板、18a……支持孔、19……支持ボルト、20…
…ばね、21……ナット、22……ロックナット、23……回
転支持金具、24……ピン、25……ブラケット、26……支
持ピン、27……側板、28……切欠き穴、29……ガイド
口、30……ガイド孔、31,36……スプライン溝、32……
ガイド体、33……カバー、34……スプライン歯、35……
傾斜案内面、37……環状凹部、38……スプライン溝径案
内部、39……心出し案内部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタに、昇降リンク機構を介して農作
    業機を着脱可能とし、トラクタから農作業機に対してト
    ラクタ側および農作業機側で屈曲可能でスプライン軸と
    スプライン嵌合部とを嵌合させる伝動部を有して回転動
    力を伝達、または伝達解除する動力伝達機構を設けた農
    作業機の動力伝達装置において、 上記スプライン軸のスプライン歯先端部に、嵌合方向に
    対し左右非対称に傾斜する傾斜案内面を設けたことを特
    徴とする農作業機の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】上記スプライン軸のスプライン歯前側にス
    プライン溝径案内部を設けたことを特徴とする請求項
    (1)記載の農作業機の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】上記スプライン軸のスプライン歯前側にス
    プライン溝径案内部を設け、このスプライン溝径案内部
    のさらに前側に心出し案内部を設けたことを特徴とする
    請求項(1)および(2)記載の農作業機の動力伝達装
    置。
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