JP2532249B2 - トラクタへの作業機装着装置 - Google Patents

トラクタへの作業機装着装置

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JP2532249B2
JP2532249B2 JP62129375A JP12937587A JP2532249B2 JP 2532249 B2 JP2532249 B2 JP 2532249B2 JP 62129375 A JP62129375 A JP 62129375A JP 12937587 A JP12937587 A JP 12937587A JP 2532249 B2 JP2532249 B2 JP 2532249B2
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rotary
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健志 小橋
準一 小橋
政利 藤原
栄輝 正垣
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Kobashi Industries Co Ltd
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Kobashi Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば農用トラクタに自動連結機能を有す
る3点リンクヒッチ機構を介して農作業機を着脱可能と
し、農用トラクタから農作業機に対して回転動力を自動
的に伝達、または伝達解除するようにしたトラクタへの
作業機装着装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、トラクタの後部に、自動連結機能を有する3点
リンクヒッチ機構を介して作業機を着脱可能とし、トラ
クタから作業機に対してトラクタ側および作業機側で屈
曲可能な屈曲伝動部を有して回転動力を伝達する動力伝
達機構を設け、この動力伝達機構を、作業機の連結また
は連結解除時に自動的に動力伝達状態または動力伝達解
除状態にするようにしたものが、例えば特開昭62-65602
号公報により知られている。この先行技術の動力伝達機
構は、一方の屈曲伝動部に爪クラッチを設けて係脱する
構成であった。
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術の動力伝達機構は、爪クラッチを自動的
に係合、係合解除する関係で、特に係合する場合に芯出
しが重要となり、±3mm程度の許容誤差しか許容されな
い。このため、作業機連結装置および動力伝達機構に高
精度な構造が要求される。また、トラクタと作業機は、
相互に精度よく連結しなければならないので、予めそれ
ぞれのトラクタ、作業機に適合したものを用意しなけれ
ばならず、汎用性がなかった。
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の事情にかんがみなされたもので、トラ
クタ1に、自動連結機能を有するリンク機構3を介して
作業機2を着脱可能とし、トラクタ1から作業機2に対
してトラクタ1側および作業機2側で屈曲可能な屈曲伝
動部を有して回転動力を伝達、あるいは伝達解除する動
力伝達機構12を設けた作業機装着装置において、 上記動力伝達機構12は、トラクタ1側あるいは作業機
2側のいずれか一方、もしくはその両方の屈曲伝動部に
回転動力を等速で伝達する等速ジョイント13を配設し、
上記一方、または両方の等速ジョイント13の一方を挿脱
可能の等速ジョイント15により構成し、この挿脱可能の
等速ジョイント15は、作業機2側またはトラクタ1側に
固着され、入口部に広角ガイド15cを設けて内周面に複
数のボールガイド溝を有するアウタレース15aに対し、
外周に複数のボールを有するインナレース15bを、作業
機2装着時に自動的に係合し、作業機2の連結解除時に
は自動的に離脱するように設けたことを特徴としてい
る。
【作用】
上記の構成を有することによって本発明の作業機装着
装置は、動力伝達機構の係合時に特に芯出し精度を要求
されることがなく、従って、トラクタ、作業機の汎用性
が高められる。また、等速回転の動力伝達が達成され
る。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。 第1図において、符号1は農用トラクタ、2はロータ
リ農作業機で、農用トラクタ1の後部には、3点リンク
機構3のトップリンク4とロアリンク5が設けられてい
る。トップリンク4とロアリンク5にはオートヒッチハ
ンガ6が連結されていて、ロータリ農作業機2のトップ
マスト7とロアリンク連結ピン8に自動的に連結できる
ようになっている。 農用トラクタ1の後部にはPTO軸9が突出しており、
また、ロータリ農作業機2のミッションケース10から前
方に向け入力軸11が突出している。PTO軸9と入力軸11
との間は、動力伝達機構12によって連結されていて回転
動力が伝達されるようになっているが、この動力伝達機
構12は、トラクタ側の屈曲伝動部13と、スライド伝動軸
14と、作業機側の屈曲伝動部15とからなるものである。
そして、トラクタ側の屈曲伝動部13は回転動力を等速で
伝達する広角等速ジョイントからなり、作業機側の屈曲
伝動部15は等速ボールジョイントからなるものである。 等速ボールジョイント15は、第2図ないし第4図にも
示すように、内周面に複数のボールガイド溝を有するア
ウタレース15aをロータリ農作業機2の入力軸11に固着
し、その入口部に広角ガイド15cを設けている。この広
角ガイド15cは、アウタレース15a内にインナレース15b
を導くためのもので、第3図および第4図で明らかなよ
うに断面形状がほぼ類似し、内周面に複数のボールガイ
ド溝を有している。 一方、等速ボールジョイント15の外周に複数のボール
を有するインナレース15bは、スライド伝動軸14の摺動
軸14aの先端にシングルジョイント16を介して取付けら
れている。また、インナレース15bはその軸部がベアリ
ング17に支承され、このベアリング17はゴムブッシュ18
を介してオートヒッチハンガ6に支持され、ロータリ農
作業機2の入力軸11に固着された広角ガイド15c、アウ
タレース15aと対向している。なお、符号19はインナレ
ース15bの外周に設けられたカバーである。 このような構成のトラクタへの作業機装着装置におい
ては、農用トラクタ1にロータリ農作業機2を連結する
際、3点リンク機構3のロアリンク5を作動させてオー
トヒッチハンガ6のフック部6aをロータリ農作業機2の
トップマスト7に係合させ、ロータリ農作業機を持上げ
るようにすると、ロータリ農作業機2は下部がわずかに
前方に移動してオートヒッチハンガ6のロアリンク連結
部6bとロータリ農作業機2のロアリンク連結ピン8とが
係合して、ロータリ農作業機2が農用トラクタ1に自動
的に連結される。 この農用トラクタ1にロータリ農作業機2が連結され
たとき、動力伝達機構12のロータリ農作業機2の入力軸
11に固着された等速ボールジョイント15のアウタレース
15aおよび広角ガイド15cと、オートヒッチハンガ6に支
持された等速ボールジョイント15のインナレース15bと
は接近して、インナレース15bは広角ガイド15cに案内さ
れてアウタレース15a内に挿入され係合される。この係
合動作は、インナレース15bがゴムブッシュ18を介して
支持され、しかも広角ガイド15cが設けられているの
で、広角ガイド15cによりボール位置を規制しながらア
ウタレース15a内に容易に導入することができる。 そして、PTO軸9を回転させると、その回転動力は広
角等速ジョイント13、スライド伝動軸14、シングルジョ
イント16、等速ボールジョイント15を介して入力軸11に
伝達され、ロータリ農作業機2の作業部を駆動させる。
この動力伝達時に、本発明においては等速ボールジョイ
ント15を用いているので、農用トラクタ1からロータリ
農作業機2への動力伝達が等速で行われ、ロータリ農作
業機2を正常に作動させる。また、3点リンク機構3に
よってロータリ農作業機2を昇降させて、両屈曲部13,1
5の屈曲角度が大きくなった場合でも、屈曲部の一方に
等速ボールジョイントを用いているので、ジョイント部
で異音を発生することがなくスムーズな動力伝達が行わ
れる。 農用トラクタ1とロータリ農作業機2の連結を解除す
るときは、ロータリ農作業機2の駆動および農用トラク
タ1の走行を停止し、ロータリ農作業機2を接地した状
態でロアリンク連結部6cとロアリンク連結ピン8との連
結を解除すると共に、フック6aとトップマスト7との係
合を解除して農用トラクタ1とロータリ農作業機2との
連結を解除すると、これと同時にインナレース15bはア
ウタレース15a、広角ガイド15cから抜出て動力遮断状態
となる。 なお、上記等速ボールジョイント15に代えて、第5図
ないし第7図に示すように、インナレース20bをニード
ルベアリング20c、ローラ20dを用いたものとし、これを
広角ガイド20eを介してアウタレース20aに挿脱するよう
にした等速ジョイント21としてもよい。また、上記3点
リンク機構3に代えて2点リンク機構にしてもよく、さ
らに、上記広角等速ジョイント13に代えて等速ボールジ
ョイントまたはニードルベアリング、ローラを用いた等
速ジョイントにしてもよく、また、ロータリ農作業機2
に代えて他の農作業機にしてもよいものである。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のトラクタへの作業機装
着装置によれば、動力伝達機構12は、トラクタ1側ある
いは作業機2側のいずれか一方、もしくはその両方の屈
曲伝動部に回転動力を等速で伝達する等速ジョイント13
を配設し、上記一方、または両方の等速ジョイント13の
一方を挿脱可能の等速ジョイント15により構成し、この
挿脱可能の等速ジョイント15は、作業機2側またはトラ
クタ1側に固着され、入口部に広角ガイド15cを設けて
内周面に複数のボールガイド溝を有するアウタレース15
aに対し、外周に複数のボールを有するインナレース15b
を、作業機2装着時に自動的に係合し、作業機2の連結
解除時には自動的に離脱するように設けたので、トラク
タ1に作業機2を装着したとき、等速ジョイント15のイ
ンナレース15bはアウタレース15aに係合し動力伝達が異
音を発することがなく等速で行えるようになり、しか
も、厳密な芯出しを必要としないので汎用性がある。ま
た、作業機2の連結解除と同時にインナレース15bがア
ウタレース15aから離脱して動力伝達が遮断され、動力
伝達の接続、遮断操作が容易に、かつ迅速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す作業機装着装置の概略側
面図、第2図は等速ボールジョイントの一部断面した側
面図、第3図および第4図は第2図のA−A線およびB
−B線に沿う断面図、第5図はニードルベアリング、ロ
ーラを用いた等速ジョイントの側断面図、第6図および
第7図は第5図のC−C線およびD−D線に沿う断面図
である。 1……農用トラクタ、2……ロータリ農作業機、3……
3点リンク機構、4……トップリンク、5……ロアリン
ク、6……オートヒッチハンガ、7……トップマスト、
8……ロアリンク連結ピン、9……PTO軸、10……ミッ
ションケース、11……入力軸、12……動力伝達機構、13
……トラクタ側屈曲伝動部(広角等速ジョイント)、14
……スライド伝動軸、14a……摺動軸、15……作業機側
屈曲伝動部(等速ボールジョイント)15a……アウタレ
ース、15b……インナレース、15c……広角ガイド、16…
…シングルジョイント、17……ベアリング、18……ゴム
ブッシュ、19……カバー、20……ニードルベアリング、
ローラを用いた等速ジョイント、20a……アウタレー
ス、20b……インナレース、20c……ニードルベアリン
グ、20d……ローラ、20e……広角ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正垣 栄輝 岡山市中畦684番地 小橋工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭61−85101(JP,A) 特開 昭58−23710(JP,A) 実開 昭62−21808(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタ(1)に、自動連結機能を有する
    リンク機構(3)を介して作業機(2)を着脱可能と
    し、トラクタ(1)から作業機(2)に対してトラクタ
    (1)側および作業機(2)側で屈曲可能な屈曲伝動部
    を有して回転動力を伝達、あるいは伝達解除する動力伝
    達機構(12)を設けた作業機装着装置において、 上記動力伝達機構(12)は、トラクタ(1)側あるいは
    作業機(2)側のいずれか一方、もしくはその両方の屈
    曲伝動部に回転動力を等速で伝達する等速ジョイント
    (13)を配設し、上記一方、または両方の等速ジョイン
    ト(13)の一方を挿脱可能の等速ジョイント(15)によ
    り構成し、この挿脱可能の等速ジョイント(15)は、作
    業機(2)側またはトラクタ(1)側に固着され、入口
    部に広角ガイド(15c)を設けて内周面に複数のボール
    ガイド溝を有するアウタレース(15a)に対し、外周に
    複数のボールを有するインナレース(15b)を、作業機
    (2)装着時に自動的に係合し、作業機(2)の連結解
    除時には自動的に離脱するように設けたことを特徴とす
    るトラクタへの作業機装着装置。
JP62129375A 1987-05-25 1987-05-25 トラクタへの作業機装着装置 Expired - Lifetime JP2532249B2 (ja)

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JPH0673404B2 (ja) * 1987-07-31 1994-09-21 株式会社クボタ 作業機の連結装置

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JPS6185101A (ja) * 1984-10-03 1986-04-30 松山株式会社 農作業機連結装置
JPS6221808U (ja) * 1985-07-22 1987-02-09

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