JPS60251804A - 直装式作業機の動力連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野Ｊ 本発明はトラクタに直装される農業用作業機、例えばス
プレーヤの動力取入れ軸とトラクタのＰＴｏ軸を連結す
る動力連結装置の改良に関する。

［従来の技術］ 作業機をトラクタに直装するとき、その重心を極力トラ
クタに近付けてトラクタ前輪の浮上りを防止しなければ
ならないが、作業機の動力取入れ軸とトラクタのＰＴＯ
軸が作業機の下側に位置するため、ＰＴＯ軸と動力取入
れ軸の連結は危険かつ困難な作業になっていた。特に、
スプレーヤの　□場合、ＰＴＯ軸と動力取入れ軸はユニ
バーサル・ジヨイントを介して連結され、トラクタの三
点リンクで持ち上げたスプレーヤの下に作業者が潜り、
ユニバーサル・ジヨイントの両端のスプラインをトラク
タ及びスプレーヤのスプラインセ１１に脱着してＰＴＯ
軸と動力取入れ軸の取付は取外しをしていたので、連結
作業は極めて危険なものであった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は作業機の下に潜らずに安全かつ簡便にＩ・ラク
タのＰＴＯ軸と作業機の動力取入れ軸を脱着させること
ができるワンタッチ−ジョイン！・方式の連結装置を提
供して上記問題を解決しようとするものである。

し発明の特徴］ 前記問題点を解決するため本発明の装置は、一方のヨー
クがトラクタのＰＴＯ軸に取付は可能な第一自在継手と
、その第一自在継手の他方のヨークに固定された第一連
結軸と、その第一連結軸の先端に設けられた力・ンプリ
ングの一方と、そのカップリングの他方を一端に備えた
第二連結軸と、その第二連結軸の他端に一方のヨークが
固定され他方のヨークが作業機の動力取入れ軸に取利は
可能な第二自在継手と、トラクタの三点リンクに保持さ
れて第一連結軸を回動可能かつ第一自在継手を中心に上
下に旋回可能に吊り下げる第一・吊り金具と、作業機に
保持されて第二連結軸を回動自在かつ第二自在継手を中
心に」二下に旋回可能に吊り下げる第二吊り下げ金具と
からなる。

カップリングは直径方向に突出するピンを備えた円錐状
凸部とそのピンがはまる直径方向のピン溝を備えた円錐
状四部から形成される。第二連結軸は伸縮可能に形成さ
れ、カップリングの一方と他方は弾性体を介して相互に
押圧される。第−及び第二吊り金具はリンクと、そのリ
ンクに回動自在に支持されたリングからなりリングはベ
アリングを介して第−及び第二連結軸に取付けられる。

［実施例］ 本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図に示すように、トラクタ側ジョイン［１の第一自
在継手１０の一方のヨークはトラクタＰＴＯ軸に取付は
可能に形成され、他方のヨークには第一・連結軸１２が
固定される。連結軸１２はベアリング１３を介して第−
吊り金具１５のリング１４にはめられ、リング１４はリ
ンク１６に上下に旋回可能に軸止めされる。第一連結軸
の先端にだ雄カップリング１７が固定され、その雄カッ
プリングは円錐状凸部１８とその凸部から直径方向に突
出するピンＩ９から形成される。

スプレヤー側のジョイン）・６２の第二連結軸２０の一
端には雌カップリング２１が固定され、その雌カップリ
ングは円錐状四部２１とピン溝２３から形成される。第
二連結軸２０は外軸２４に内軸２５を挿入した伸縮可能
な構造を持ち、内部には圧縮、コイルばね２６が仕込ま
れる。外軸２４に軸方向の長孔２７があけられ、その長
孔から内軸２５に植設されたストツバ２８が突出する。

圧縮コイルばね２６はストー／パ２８が長孔２７の一端
に当たるまで内軸２５を進出させる。逆に圧縮コイルば
ね２６に抗して内袖をストッパ２８が長孔２７の他端に
当たるまで内軸２５を退入させることかできる。すなわ
ち、第二連結軸２０の全長は長孔２７の長さだけ伸縮す
る。外軸２４と内軸２５の断面はレモン形又は角形に形
成して一体回転させることが望ましい。第二連結軸２０
の他端は第二自在継手３０の一方のヨークに固定され、
第二自在継手３０の他方のヨークは作業機の動力取入れ
軸に取付けられる。外軸２４にはベアリング３３を介し
て第二吊り金具３５のリング３４の内輪が外輪に対して
回動自在にはめられる。

第２図及び第３図に示すように、雄カップリング１７の
凸部１８は切頭円錐形であり、直径方向の貫通孔にピン
１９が通される。ピン１８は凸部１８の頭部からねじ込
まれたポルト３２により固定される。

第４図及び第５図に示すように、雌カップリング２１は
円錐状凹部２２と、そのすそ部に刻まれた二個に直径方
向のピン溝２３からなり、そのピン溝は軸心について対
称である。ピン溝２３の形状は、第５図に示すように、
トラクタＰＴＯ軸の回転方向に切欠かれたＶ字形である
が、下端は食い込んだ円形で、その直径は第３図及び第
４図のピンと同径である。

第６図に示すように、雄カップリング１７と雌カップリ
ング２１を結合させると、円錐状凸部１８は円錐状四部
２２に入り、ピン１９はピン溝２３の円形の底にはまる
。

次に、本発明の装置による連結操作を図面第７図ないし
第９図に・基づいて説明する。第７のスプレーヤ４０は
゛相互に重合する構造の主枠４１と補助枠４２を備え、
主枠にはタンクが取付けれる。補助枠４２はトラクタ５
０（後輪のみを示す）の三点リンクすなわち上部リンク
５１と下部リンク５２に取付けられる。主枠４１と補助
枠４２の上端部に相互に結合するフック４３とフック受
け４４が設けられる。主枠４１にスプレーヤ駆動装置４
５が取付けられ、その動力取入れ軸４６にスプレーヤ側
ジヨイント６２の第二自在継手３０が取付けられる。第
二連結軸２０を支持する第二吊り金具３５は、主枠４１
に上下に遊動ないし回動自在に設けられたリンク３６に
支持される。トラクタ側ジヨイント６１の第一自在継手
１０はトラクタＰＴＯ軸５３に取付けられ、第一連結軸
ｌＯは第−吊り金具１５により補助枠４２に支持される
から、トラクタ側ジヨイント６１の位置は補助枠４２の
位置すなわち三点リンク５１．５２の位置によって変る
。作業者はトラクタ５０に乗り、矢印で示すように、ト
ラクタ５０を後退させて三点リンク５１．５２を操作し
、主枠４１のフック４３に補助枠４２のフック受け４４
を掛ける６ さらに、第８図の矢印で示すように、作業者がトラクタ
５０に乗ったまま、上部リンク５１を持ち上げると、上
部リンク５１と共に補助枠４２が上昇して主枠４１に重
なる。このときトラクタ側ジヨイント６１の先端の雄カ
ップリング！７の凸部は一点鎖線で示す軌跡を描くが、
スプレーヤ側ジヨイント８１の雌カップリング２１の四
部がこの軌跡と交差するように、第二吊り金具３５はあ
らかじめ調整されているから、雄カップリング１７の円
錐状凸部は雌カップリング２１の円錐状凹部に入る。両
者は円錐状凸部と円錐状四部の関係にあるから、自動的
に心して容易に結合する。。しかし、雄カップリングの
ピン１８は必ずしも直ちには雌カップリングのピン溝２
３には入らない。

ついで第９図に示すように、トラクタＰＴＯ軸５３を回
して雄カップリングのピン１９を雌カップリング２１の
ピン＃１ｔ２３に一度はめると、雌カップリング２１は
圧縮コイルばねにより雄カップリング１７へ押圧され、
又、ピン溝２３はトラクタＰＴＯ軸の回転方向に切込ま
れているから、ピン１８は自動的にピン溝２３の底に密
着する。その結果、第−及び第二自在継手１０．３０の
間のトラクタ側及びスプレーヤ側ジョイン）８１．８２
は一直線に結合する。この結合作業はすべて一人の作業
員がトラクタに乗ったままで行うことができるから、作
業に危険は全くなく、ワンタッチ操作で簡単にトラクタ
ＰＴＯ軸とスプレーヤの動力取入れ軸を連結することが
できる。又、トラクタＰＴＯ軸とスプレーヤの動力取入
れ軸が連結すると同時に、補助枠と主枠が重合するから
、作業機のトラクタへの装架も完了する。図示していな
いが、スプレーヤのトラクタからの離脱とトラクタＰＴ
Ｏ軸とスプレーヤ動力耳ｙ入れ軸の取外しも、作業者が
トラクタに乗ったままで、ＰＴＯ軸を逆転させて三点リ
ンクを下げることにより同時になされるから、離脱作業
も簡単で危険は全くない。

［発明の効果］ 上記の通り１本発明の装置はトラクタに乗った作業者が
トラクタを作業機に対して後退させながら三点リンクを
持ち上げ、ついでＰＴＯ軸を回転させると、トラクタ側
ジヨイントの円錐状凸部が作業機側の円錐状凹部に心的
に係合して円錐状凸部から突出するピンが円錐状四部の
ピン溝にはまるから、連結作業は至極簡単なワンタッチ
的な操作である。従来の連結装置とは異なり、作業者は
作業機の下に潜る必要は全くないから、作業に危険が伴
うおそれはない。

特に、主枠と補助枠を備えワンタッチでトラクタに装架
されるスプレーヤに本発明の装置を設けると、スプレー
ヤのトラクタへの装架離脱とトラクタＰＴＯ軸とスプレ
ーヤ動力取入れ軸の連結分離が同時になされるという従
来の装置では得られ　□ない優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の装置の一部を断面で示す正
面図、第２図及び第３図はカップリングの一方の円錐状
凸部を示す端面図及び縦断面図、第４図及び第５ＩΔは
力・ンプリンクの他力の円錐状凹部を示す端面図及び縦
断面図、第６図は結合時のカップリングを一部断面で示
す正面図、第７図ないし第９図は本発明の連結装置を備
えたスプレーヤとトラクタの連結を示す正面図であり、
第７図は連結前の状態を、第８図は連結直前の状態を、
第９図は連結後の状態をそれぞれ示す。 図において、符号１０は第一自在継手、１２は第一連結
軸、１５は第−吊り金具、１７は雄カップリング、１８
は円錐状凸部、１８はピン、２０は第二連結軸、２１は
雌カップリング、２２は円錐状四部、２３はピン溝、３
０は第二自在継手、３５は第二吊り金具。 ４０はスプレーヤ、４１は主枠、４２は補助枠、４３は
フック、４４はフック受け、４６は動力取入れ軸、５０
はトラクタ、５１は上部リンク、５２は下部リンク、５
３はＰＴＯ軸をそれぞれ示す。 出願人　東洋農機株式会社 代理人　川　上　肇（外２名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一力のヨークかトラクタＰＴＯ軸に取付けられた第一自
   在継手と、前記第一自在継手の他方のヨークに固定され
   た第一連結軸と、前記第一連結軸の先端に設けら７れた
   カップリングの一方と、前記カプリングの他方が一端に
   設けられた第二連結軸と、前記第二連結軸の他端に一方
   のヨークが固定され他方のヨークが作業機の動力取入れ
   軸に取付けられた第二自在継手と、トラクタの三点リン
   クにより支持されて前記第一連結軸を回動自在にかつ前
   記第一自在継手を中心に旋回可能に吊り下げる第−吊り
   下げ金具と、作業機に保持されて前記第二連結軸を回動
   自在にかつ前記第二自在継手を中心に旋回可能に吊り下
   げる第二吊り下げ金具とからなり、前記カップリングは
   半径方向に突出するピンを備えた円錐状凸部と前記ピン
   のはまるピン溝を備えた円錐状四部とから形成され、前
   記第−及び第二連結軸の一方は伸縮可能に形成されかつ
   伸張方向に弾圧されることを特徴とする直装式作業機の
   動力連結装置。 ２）円錐状凸部に設けられたピンは直径方向に突出し１
   円錐状口部に設けたれたピン溝は直径方向に設けられか
   つトラクタＰＴＯ軸の回転方向に７字形に切込まれたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の直装式作業
   機の動力連結装置。 ３）一方のヨークがトラクタＰＴＯ軸に取付けられた第
   一自在継手と、前記第一自在継手の他方のヨークに固定
   された第一連結軸と、前記第一連結軸の先端に設けられ
   たカップリングの一方と、前記カプリングの他方が一端
   に設けられた第二連結軸と、前記第二連結軸の他端に一
   方のヨークが固定され他方のヨークが作業機の動力取入
   れ軸に取付けられた第二自在継手と、トラクタの三点リ
   ンクにより支持されて前記第一連結軸を回動自在にかつ
   前記第一自在継手を中心に旋回可能に吊り下げる第−吊
   り下げ金具と、作業機に保持されて前記第二連結軸を回
   動自在にかつ前記第二自在継手を中心に旋回可能に吊り
   下げる第二吊り下げ金具とからなり、前記カップリング
   は半径方向に突出するピンを備えた円錐状凸部と前記ピ
   ンのはまるピン溝を備えた円錐状凹部とから形成され、
   前記第−及び第二連結軸の一方は伸縮可能に形成されか
   つ伸張方向に弾圧され、前記作業機は上端部にフックと
   フック受けがそれぞれ設けられた主枠と補助枠を備え、
   前記主枠と前記補助枠は前記フックと前記フック受けを
   介して重合可能に形成され、前記補助枠はトラクタの三
   点リンクに取付けられ、前記第−吊り金具は前記補助枠
   に前記第二吊り金具は前記主枠にそれぞれ保持され、そ
   れらにより前記主枠に対して前記補助枠を取付けた前記
   トラクタを後進させて前記三点リンクを持ち上げ、つい
   で前記ＰＴＯ軸を回すと、前記作業機が前記トラクタに
   装架されると共に前記カップリングが自動的に連結する
   ことを特徴とする直装式作業機の動力連結装置。 ４）円錐状凸部に設けられたピンは直径方向に突出し、
   円錐状四部に設けられたピン溝は直径方向に設けられか
   つトラクタＰＴＯ軸の回転方向にＶ字形に切込まれたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の直装式作業
   機の動力連結装置。