JP2666124B2 - 床支持構造 - Google Patents

床支持構造

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JP2666124B2
JP2666124B2 JP9844895A JP9844895A JP2666124B2 JP 2666124 B2 JP2666124 B2 JP 2666124B2 JP 9844895 A JP9844895 A JP 9844895A JP 9844895 A JP9844895 A JP 9844895A JP 2666124 B2 JP2666124 B2 JP 2666124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体育館等におけるステ
ージ等の床支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体育館、ホール等におけるステー
ジの床構造としては、図8に示すようにステージ床11
7とこのステージ床の下方に設けられる中間床118か
らなるものが知られている。この床構造においては、体
育館のスラブ面108に中間床支持脚110及びステー
ジ支持脚104を立設し、この中間床支持脚110に大
引材114を架設してこの上に根太材111を所定の間
隔で配設し、さらに捨板112及び床材113を敷いて
ステージ下方に低い中間床を形成する。この中間床11
8は、館内で使用される客席等の収納に用いられる。
【0003】またステージ床117の敷設に際しては、
上記中間床118の上部面に框支持柱102を立設し、
これに大引角材103を架設してこの大引角材103に
框101を取付けた後、上記ステージ支持脚104に大
引材115を架設し、さらに根太材105を配設してこ
の上に捨て板106及び床板107を敷設してステージ
床を敷設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記ステージ床
117はステージ支持脚104により支持され、また中
間床112は専用の中間床支持脚110で支持される構
成であるため、スラブ面108にはステージ支持脚10
4及び中間床支持脚110のそれぞれの脚部が立設され
ることになる。通常、中間床112下方のスラブ面10
8には、館内施設としての電気配線或いは配管設備等が
施されるが、これらの設備は上記支持脚の脚部によって
自由な敷設が妨げられ、工事の障害にもなっている。
【0005】また、ステージ床107は床高であるた
め、このステージ床を支持するステージ支持脚104は
脚部が安定している必要がある。これにはステージ支持
脚104の台座を強固に固定する等の方法があるが、工
事の負担とならないよう改善が求められている。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、体育館等においてステージ床の下方に低い中間
床を設けた床構造に関し、中間床下方のスラブ面におけ
る配線・配管設備の敷設の妨げとならず、また施工性に
も優れた床支持構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明に係る床支持構造は、図1に示すよう
に、床の低い第一の床と、この第一の床の上方に床の高
い第二の床を敷設する床支持構造において、支持脚部及
びこの上部に設けられる床支持部からなる床支持装置
と、この床支持装置の支持脚部間に架け渡される第一の
大引材と、上記床支持装置の支持脚部にこの支持脚部と
交差する上記第一の大引材を交差した状態で結合する直
交クランプ部材と、上記第一の大引材の上にこの第一の
大引材と交差する方向に配設される根太材とを有し、こ
の根太材の上に第一の床を敷設する一方、上記床支持装
置の床支持部に架設される第二の大引材と、この第二の
大引材の上にこの大引材と交差する方向に配設される根
太材とを有し、この根太材の上に第二の床を敷設する構
成である。
【0008】またこれに加えて、上記第一の大引材は円
鋼管又は角鋼管からなる構成である。
【0009】
【作用】上記床支持構造によれば、上記床支持装置は第
二の床を支持すると共に、この支持脚部間に直交クラン
プ部材を介して架設した第一の大引材によって床の低い
第一の床を支持する。これらから、第一の床のみを支持
する床支持装置を不要とし、このため床基礎面に立設さ
れる床支持装置の数が削減され、床基礎面に敷設する配
線或いは配管が比較的自由な形態で行える。
【0010】上記床支持装置の支持脚部間に架設した第
一の大引材は、床支持装置の途中で直交クランプ部材に
よって結合されていることから、床支持装置の低い位置
の振れを防止し、さらに、第一の大引材と交差(直交す
る場合が最も効果的)する方向に配設される根太材によ
り、根太材方向の床支持装置の振れを防止する。一方、
床支持装置の床支持部に第二の大引材を架設しこれと交
差させて根太材を架設していることから、床支持装置の
上下の二箇所が固定され、このため床支持装置が安定す
る。
【0011】また、第一の大引材は円鋼管又は角鋼管を
用いたことから、直交クランプ部材との結合が強固にな
ると共に第一の床の耐荷重性が強くなる。
【0012】
【実施例】以下本発明に係る床支持構造を体育館のステ
ージ床に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0013】第一の実施例に係るステージは図1及び図
2に示す床構造をなし、これは所謂三重床タイプといわ
れるものである。スラブ面50の高さはステージ床の下
方についても体育館の床下方と同一であり全体に一平面
に形成されている。ステージ部分にはステージ床60
と、このステージ床60の下方にはステージの中間床6
1が形成されており、この中間床61は体育館の床93
と連続しており、これら双方の床面は同一平面をなして
いる。
【0014】ステージ床60はステージ支持装置51を
用いて支持する。このステージ支持材51は支持脚部6
5、支持ボルト部66及び床支持部68で構成され、こ
の支持脚部65には断面四角形の角鋼管(円鋼管を用い
ることもできる)が用いられている。さらに当該実施例
においては、中間床61についてもステージ支持材51
を用いて支持し、ステージ支持材51のみでステージ床
60及び中間床61の両方の床を支持する構造とした。
これは、通常中間床61の下方には配線或いは配管等の
設備がなされるため、これら設備の妨げにならないよ
う、ステージ床60及び中間床61の床支持材を共通化
して床支持材の数を減らすようにしたものである。
【0015】中間床61は大引材によって支持され、当
該実施例では大引材として断面四角形の角鋼管(円鋼管
を用いることもできる)からなる大引鋼管55を用いて
いる。この大引鋼管55の架設に際しては、大引鋼管5
5と上記ステージ支持材51の支持脚部65とを交差さ
せ、直交クランプ部材70を用いて大引鋼管55をステ
ージ支持材51に固定する。
【0016】上記直交クランプ部材70は図3に示すよ
うに、角環状をなしステージ支持材51の支持脚部65
を抱持する第一抱持体71と、この支持脚部65と直交
する方向の大引鋼管55を抱持する第二抱持体72とを
有している。そして、この第一抱持体71はナット75
を用いて第一のボルト74を締めつけて支持脚部65に
固定され、また第二抱持体72は第二抱持体72と軸部
77を中心に回動する回動片76とによって大引鋼管5
5を抱持し、ナット80を用いて第二のボルト79を締
めつけて大引鋼管55に固定され、これによりステージ
支持材51の支持脚部65に大引鋼管55を交差した状
態で結合する。
【0017】なお、大引鋼管55或いはステージ支持材
51の支持脚部65が円鋼管からなる場合には、これに
合わせて第一抱持体71及び第二抱持体72は円環状の
ものを用いる。
【0018】ここで、上記ステージの中間床61、ステ
ージ床60及び体育館の床93の各床の施工について説
明する。これらの床の工事では、体育館の床93の敷設
と中間床61の敷設が先ず行われる。この中間床61の
敷設では、スラブ面50に所定の間隔を隔ててステージ
支持材51を必要な位置に設置し、同時にステージの框
10を支持する框支持装置22を所定間隔を隔てて設置
する。上記ステージ支持材51はスラブ面50にコンク
リートピン39等を用いて固定し、框支持装置22につ
いても台座31にコンクリートピン39又はアンカーボ
ルトを用いて固定する。
【0019】そして、大引材として大引鋼管55をステ
ージに向かって左右の方向に配備し、この大引鋼管55
と上記ステージ支持材51の支持脚部65とを交差さ
せ、上記直交クランプ部材70を用いて大引鋼管55を
ステージ支持材51に固定する。この大引鋼管55によ
りステージ支持材51同士を連結する。この場合、直交
クランプ部材70における第一のボルト74或いは第二
のボルト79をゆるめれば、ステージ支持材51或いは
大引鋼管55の位置調節が簡単に行える。
【0020】さらに、複数列をなして架設された大引鋼
管55の上に、これと直交する方向に断面ハット形の根
太鋼52を所定の間隔をおいて配置し、ビス止めにより
大引鋼管55に固定する。この根太鋼52の上に、ラワ
ン合板等からなる捨板53を敷き、さらにこれに重ねて
上捨板54を敷設する。またステージ支持材51の前後
間に、振れ止材62を架け渡して補強する。
【0021】一方体育館の床93の敷設においては、床
支持材91をスラブ面50に設置してこれに大引材92
を架設し、さらに根太材を配設してこの上から捨板及び
床材を敷いて床93を仕上げる。
【0022】ステージ床60を敷設する場合、従来は框
10を先に敷設し、この框10の縁に揃えてステージ床
を敷設していたが、当該実施例においては、框10の敷
設作業と同時並行してステージ床60の敷設作業を行
う。そして框10とステージ床60の接合部の作業を残
して両者の工事が一応終了した後に、框10とステージ
床60との係合部が合致するよう框10の位置或いは傾
きを調整する。
【0023】ステージ床60の敷設では、上記ステージ
支持装置51の床支持部68に大引材としての角鋼管5
6を架設し、この角鋼管56をステージに向かって左右
方向に配設する。この角鋼管56の上にはこれと直交す
る方向に断面ハット形の根太鋼57を所定の間隔をおい
て配設しビス止めする。そしてこの根太鋼57の上には
ラワン合板等からなる捨板58を配設し、この捨板58
の上から所定の大きさのステージ床板59を順に敷いて
ステージ床全体に敷設する。
【0024】上記ステージ床60の敷設工事と同時に框
10の工事も行われる。図4及び図5は框10を支持す
る框支持装置22を示したものである。この框支持装置
22は、スラブ面50に接地する台座31、この台座3
1に立設され鋼管(角鋼管又は丸鋼管)からなる支持脚
部11、この支持脚部11の上端部と螺合し高さ調節に
用いられる支持ボルト14及びこの支持ボルト14の上
部には框10を支持する支持部材15が取付けられてい
る。
【0025】上記支持脚部11の上端を覆うベースキャ
ップ33の上部にはキャップナット34が設けられ、こ
のキャップナット34に支持ボルト14の下部が螺合さ
れる。また上記台座31は、基体板36の左右両端から
上方に立ち上がる立上板37を有し、これら立上板37
及び支持脚部11の下端部近傍を貫通するボルト38に
よって、支持脚部11を一定の範囲で回動可能に支持し
ている。上記ベースキャップ33はボルト42を用いて
支持脚部11の上端に固定され、またキャップナット3
4はベースキャップ33の上端部に回転可能に嵌め込ま
れ、ネジ43によりベースキャップ33に固定されてい
る。
【0026】図6は上記支持部材15を分解して示した
ものである。この支持部材15は框10を支持する上部
支持部材19とこの上部支持部材19を支持する下部支
持部材18とからなっている。この上部支持部材19は
框10を載置する床材支持部4と、この床材支持部4の
両端から垂下する側板12a,12bとを有し、この側
板12a,12bには当該上部支持部材19を移動可能
にするための長孔16a,16bが横長に設けられてい
る。また、上記床材支持部4の前端部から垂下して框1
0の垂下面46に当接する当接板20が形成される一
方、床材支持部4の後端部から上方に折り曲げた折曲板
17が形成されている。
【0027】上記下部支持部材18は、中央部に支持ボ
ルト14の上部と螺合する螺合ナット6が設けられた上
板部8と、この上板部8の両端から下方に垂下する下部
側板13a,13bとを有している。この下部支持部材
18は上記上部支持部材19に内包されると共に、これ
ら両部材は上記上部支持部材19に設けられた長孔16
a,16b及び下部支持部材18の下部側板13a,1
3bに設けられた孔部23a,23bを貫通する連結軸
材29により接合されている。さらに上記上板部8に設
けられた螺子孔9に調節ボルト7を螺合させ、これの上
下移動により上部支持部材19と共に框10の傾きを連
結軸材29を中心に回動させて調節する。
【0028】框10の設置工事については、設置されて
いる框支持装置22の上部支持部材19に框10を載置
し、框10の垂下面46に上部支持部材19の当接板2
0を木ねじ25を用いて固定し、又框10の後端面45
に折曲板17を固定する。
【0029】ステージ床60の敷設及び框10の敷設工
事が両者の接合部を残して終了すれば、この接合部位を
合致させるために框10の高さ、前後の位置或いは傾き
等を調節する。
【0030】上記調節の後、上部支持部材19の側板1
2a,12bの孔21からビス28をねじ込んでこのビ
ス28を下部支持部材18の下部側板13a,13bに
くい込ませ或いは貫通させて止着し、両支持部材18,
19同士を固定する。また、框支持装置22の支持ボル
ト14とステージ支持装置51の支持ボルト部66間を
連結ステー69を用いて連結し、両者を強固に連結す
る。
【0031】このようにして框10の設置状態を調整
し、框10の上部面48を水平かつステージ床60面と
均一に合わせた状態で、框10とステージ床60とを接
続するステージ床板59を框10の上面後部の切欠いた
段部49に嵌め込んで架け渡せばステージ床面の全体の
敷設が完了する。
【0032】上記敷設された所謂三重床タイプのステー
ジ構造では、ステージ床60と中間床61との間に空間
部が形成され、ここを収納スペースとして利用する。例
えばこの中間床61に体育館等で使用される備品等を搭
載した収納車等を収納する。この収納車は前端部に化粧
パネルが取り付けられ、収納車を収納した状態ではこの
化粧パネルがステージの框10の下方に位置し、ステー
ジの前面部は縦列に並べられた収納車の化粧パネルで覆
われる。
【0033】図7は、上記框支持装置22及びステージ
支持材51の設置位置を示したものである。框支持装置
22はステージ前面を左右に一列に所定間隔を隔てて配
置され、また各框支持装置22に揃えてステージの後方
向に所定の間隔でステージ支持材51が配置され、各ス
テージ支持材51には大引鋼管55を結合するための直
交クランプ部材70が取付けられている。
【0034】また、ステージ支持材51間にはステージ
左右方向に大引鋼管55及び角鋼管56が配設され、ス
テージ前後方向に振れ止材62が架設され、框支持装置
22とステージ支持材51間には連結ステー69が設け
られる。これら框支持装置22及びステージ支持材51
の数及び配置構成は、ステージの荷重の程度或いは中間
床61の荷重の程度によって増減する。
【0035】従って、上記実施例に係る床支持構造によ
れば、ステージ支持装置51はステージ床60及び中間
床61の両者を併せて支持する構成を採用したことか
ら、中間床61には従来のように中間床60の専用の支
持脚(例えば図8に示す支持脚110)を用いることが
なく、このため中間床60の下方のスラブ面50におい
ては配線、配管等を妨げる支持脚が削減され、他の設備
のスペースが十分に確保された。これによりスラブ面5
0における配線、配管設備等の配置の自由度が高まって
不必要に迂回路を設けたりする必要がなくなり、敷設工
事が容易かつ迅速に行えるようになった。
【0036】さらに、ステージ支持装置51の支持脚部
間に架設した大引鋼管55は、支持脚部65の途中で直
交クランプ部材70によって結合されていることから、
ステージ支持装置51の低い位置の振れを防止し、さら
に、大引鋼管55と直交する方向に配設される根太鋼5
2により、根太鋼52の鋼材方向の支持脚の振れを防止
する。一方、ステージ支持装置51上部の床支持部68
に角鋼管56を架設し、これと直交させて根太鋼57を
配設していることから、ステージ支持装置51の上下の
二箇所が固定され、このためステージ支持装置51が安
定する。
【0037】また、大引鋼管55及びステージ支持装置
51の支持脚部65には角鋼管又は円鋼管を用い、直交
クランプ部材70を用いて両者を直交した状態で結合す
る構成としたから、大引鋼管55とステージ支持装置5
1との結合が強固になると共に、大引鋼管55は中間床
61を強固に支持し、中間床61とステージ床60との
間の空間部には移動観覧席などの収納が安定して行え
る。さらに、直交クランプ部材70における第一のボル
ト74等の解除により、ステージ支持材51或いは大引
鋼管55が移動できて容易にこれらの位置調節が行え
る。
【0038】一方上記実施例に係る框支持装置22によ
れば、框10の設置及び位置調整が簡単に行え、また框
10の敷設作業と同時並行してこれに接合されるステー
ジ床60の敷設作業が行えるから、全体の施工時間が短
縮される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る床支
持構造によれば、床支持装置の支持脚部間に第一の大引
材を架け渡し、直交クランプ部材を用いて床支持装置の
支持脚部と第一の大引材を交差した状態で結合し、第一
の大引材に根太材を配設してこの上に第一の床を敷設す
る一方、上記床支持装置の床支持部に第二の大引材を架
設し、この第二の大引材に根太材を配設してこの上に第
二の床を敷設する構成を採用したから、第一の床を専用
に支持する支持装置を削減することができ、このため床
基礎面における配線、配管設備等の敷設が自由に行える
ことから、不必要に迂回路を設けたりする必要がなくな
り、これらの敷設工事が容易かつ迅速に行えるようにな
り施工性が改善された。
【0040】同時に、第一の大引材は、床支持装置の途
中で直交クランプ部材によって結合されていることか
ら、床支持装置の低い位置の振れが防止され、さらに根
太材により根太材方向の床支持装置の振れを防止し、一
方、床支持装置上部に架設される第二の大引材及びこれ
と交差させて根太材を配設していることから、床支持装
置の上下の二箇所が固定され、このため床支持装置が安
定するという効果がある。また、直交クランプ部材を用
いて床支持装置と第一の大引材とを結合することとした
から、床支持装置及び第一の大引材の位置調節が容易に
行える。
【0041】また、第一の大引材を円鋼管又は角鋼管か
らなるものとしたから、直交クランプ部材による結合及
び第一の床の支持が強固に行え、第一の床の耐荷重性が
強くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るステージ床構造の断面図である。
【図2】実施例に係るステージ床構造の部分正面図であ
る。
【図3】実施例に係りステージ支持装置とこれと交差す
る大引材との結合部を示す図である。
【図4】実施例に係る框支持装置の側面図である。
【図5】実施例に係る框支持装置の背面図である。
【図6】実施例に係る支持部材の分解斜視図である。
【図7】実施例に係るステージ床の平面図である。
【図8】従来例に係るステージ近傍の床構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
50 床基礎面(床スラブ) 51 床支持装置(ステージ支持装置) 52,57 根太材(根太鋼) 55 第一の大引材(大引鋼管) 56 第二の大引材(角鋼管) 60 第二の床(ステージ床) 61 第一の床(中間床) 65 支持脚部 68 床支持部 70 直交クランプ部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床の低い第一の床と、この第一の床の上
    方に床の高い第二の床を敷設する床支持構造において、 支持脚部及びこの上部に設けられる床支持部からなる床
    支持装置と、 この床支持装置の支持脚部間に架け渡される第一の大引
    材と、 上記床支持装置の支持脚部にこの支持脚部と交差する上
    記第一の大引材を交差した状態で結合する直交クランプ
    部材と、 上記第一の大引材の上にこの第一の大引材と交差する方
    向に配設される根太材とを有し、この根太材の上に第一
    の床を敷設する一方、 上記床支持装置の床支持部に架設される第二の大引材
    と、 この第二の大引材の上にこの大引材と交差する方向に配
    設される根太材とを有し、この根太材の上に第二の床を
    敷設することを特徴とする床支持構造。
  2. 【請求項2】 上記第一の大引材は円鋼管又は角鋼管か
    らなることを特徴とする請求項1記載の床支持構造。
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