JPH0514992Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フローテイングフロアにおけるボー
ダー部（壁際部分）を構成するボーダーパネルを
支持するための支持脚に関するものである。

〈従来の技術〉 第３図に示す如く、従来のこの種ボーダーパネ
ルＣは、壁Ｄに固定したアングル材１０と床パネ
ル用支持脚とで支持するようにしていた為に、ア
ングル材１０を壁Ｄに固定した後は、ボーダーパ
ネルの高さ調整が行なえず、しかも、耐力のない
壁にはアングル材を取付けることが出来ないの
で、別個に補強用の根太を必要とする不具合があ
つた。

〈考案が解決しようとする課題〉 本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされ
たものであり、ボーダーパネルの高さを簡便に調
節することが出来ると共に、耐力のない壁のボー
ダー部にもボーダーパネルを横ずれすることなく
しつかりと敷設支持することができるボーダーパ
ネル用支持脚を提供せんとするものである。

〈課題を解決するための手段〉 斯る目的を達成する本考案のボーダーパネル用
支持脚は、ボーダーパネルを載承するパネル支持
台を支柱に対して高さ調整自在に取付けると共
に、該パネル支持台の一辺にボーダーパネルの端
面を当接支持するための当接壁を起立突設せしめ
た事を特徴としたものである。

〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。

本考案に係るボーダーパネル用支持脚Ａは、ボ
ーダーパネルＣを載承するためのパネル支持台２
と、そのパネル支持台２を高さ調整自在に支持し
て基礎床面Ｂ上に設置固定される支柱１とで構成
される。

パネル支持台２は、ボーダーパネルＣを載承し
えるように略四角形をした平板状に形成し、その
下面中央に雄螺子４を形成した脚杆５を垂下突設
せしめ、その脚杆５を介して支柱１に対して高さ
調節自在に取付ける。

そして、パネル支持脚２には、その一辺にボー
ダーパネルＣの端面を当接支持するための当接壁
３を同一体に起立突設せしめる。

支柱１は、基礎床面Ｂ上に固定される基板部８
と、該基板部８に起立状に突設させてパネル支持
台２の脚杆５を嵌挿支持するための支持筒部７と
で構成される。

尚、パネル支持台２を支柱１に対して高さ調整
自在に取付けるのに、図示実施例とは逆に、パネ
ル支持台２側に支持筒部７を垂下突設させ、支柱
１側に高さ調整用ナツト６を螺合させた脚杆５を
起立突設させるようにしても良い。

而して、使用に際しては、パネル支持台２をそ
の当接壁３が壁面Ｄと僅か隙間をおいて位置する
ように沿わせて、基礎床面Ｂ上に支柱１の基板部
８を固定し、然る後、ボーダーパネルＣの設定高
さに応じて高さ調整ナツト６を回転螺動させてパ
ネル支持台２の高さを調整せしめ、高さ調整用ナ
ツト６の固定ビス９を締め込んで高さ調整ナツト
６が不用意に螺動しないように固定する。

そして、パネル支持台２上にボーダーパネルＣ
を載承させると共に、ボーダーパネルＣの端面を
パネル支持台２の当接壁３に当接させボーダーパ
ネルＣの他端方を通常の支持脚Ｅで支持させる
と、ボーダーパネルＣはパネル支持台２の当接壁
３と隣接するフロアパネルの端面とで挟まれて横
ずれしなくなる。

〈考案の効果〉 本考案のボーダーパネル用支持脚は斯様に、ボ
ーダーパネルを載承するパネル支持台を支柱に対
して高さ調整自在に取付けたので、ボーダーパネ
ルの高さを自由且つ簡単に調整することが出来
る。

しかも、パネル支持台の一辺にボーダーパネル
の端面を当接支持するための当接壁を起立突設せ
しめたので、耐力のない壁のボーダー部分にも、
ボーダーパネルを設置することが出来ると同時
に、横ずれすることなくしつかりと支持すること
が出来、従つて従来のように補強の為の根太など
を設置する必要がなく、使用勝手が著しく向上す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施の一例を示す一部切欠斜視
図、第２図は本考案の使用状態を示す断面図、第
３図は従来例の使用状態を示す断面図である。 図中、Ａ……ボーダーパネル用支持脚、１……
支柱、２……パネル支持台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ボーダーパネルを載承するパネル支持台を支柱
   に対して高さ調整自在に取付けると共に、該パネ
   ル支持台の一辺にボーダーパネルの端面を当接支
   持するための当接壁を起立突設せしめた事を特徴
   とするボーダーパネル用支持脚。