JP2002021314A - 置床パネルの壁面側端部用床支持脚 - Google Patents

置床パネルの壁面側端部用床支持脚

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JP2002021314A
JP2002021314A JP2000210935A JP2000210935A JP2002021314A JP 2002021314 A JP2002021314 A JP 2002021314A JP 2000210935 A JP2000210935 A JP 2000210935A JP 2000210935 A JP2000210935 A JP 2000210935A JP 2002021314 A JP2002021314 A JP 2002021314A
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floor panel
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wall surface
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JP2000210935A
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Yoshiharu Takahashi
善晴 高橋
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Nichiei Intec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床支持脚を用いて置床パネルをコンクリート
壁面側に極く容易に設置できるようにする。 【解決手段】 支持基体1の一側端部11の偏位位置に
支持ボルト3を備えた床支持脚Aを形成し,一側端部1
1をコンクリート壁面E側に突出して置床パネルCに固
定して,その粘着性の緩衝材5を備えた端面をコンクリ
ート壁面Eに突き当てるように置床パネルCを設置し,
これによって形成される空隙6を支持ボルト3の高さ調
整の操作と置床パネルCからの振動の絶縁用として,置
床パネルCの突き当て設置による位置決めを可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コンクリートスラ
ブに床を形成するに用いる床支持脚に関し,特にコンク
リート壁面側に配置する置床パネルの壁面側の端部に好
適に用いる置床パネルの壁面側端部用床支持脚に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種コンクリートスラブに配置する置
床パネルの床支持脚として,例えば方形又は矩形にして
置床パネルの端部を載置支持する支持基体と,該支持基
体の対角線の交点位置に設置したナットと,該ナットに
回転自在に螺装して中央位置に位置し,上端のドライバ
ー受と下端の防振ブロックを有する支持ボルトとを備え
たものが知られており,この場合床支持脚を用いた床施
工は,置床パネルを裏返すことによってその裏面の1側
又は隣接する2側の端部に,上記床支持脚をその中央位
置のナットと該ナットより外側の片側部分を外側に突出
するように長手方向所定ピッチに固定設置した後,該置
床パネルを反転するようにして,その床支持脚非設置側
の他の1側又は隣接する2側の端部を,該置床パネルに
先行して既にコンクリートスラブに配置した先行置床パ
ネルの床支持脚における上記突出した片側部分に載置固
定することによって,上記床支持脚を隣接する先行設置
と後続設置の置床パネルで共用するように用いるととも
に該後続の置床パネルの設置に際して置床パネル間に溝
を形成し,該溝に上記中央位置のナットが位置するよう
にして,該溝において露出する支持ボルトをドライバー
によって回転操作し,置床パネルの水平出しのための高
さ調整を行なうものとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合比較的施工性
が良好で安定した床形成が可能になるが,一方で上記床
施工を行なうに際して,コンクリート壁面側に最も先行
して配置する置床パネルには,その対向する2側又はこ
れを含む3側の端部に床支持脚を固定配置した後に,こ
れを反転してコンクリートスラブに配置することによっ
て,単独で置床パネルがコンクリートスラブに載置され
るようにすることが必要であり,このコンクリート壁面
側の置床パネルの床支持脚の固定配置は,非コンクリー
ト壁面側の端部においては上記と同様になし得るが,コ
ンクリート壁面側においては,支持基板の全面を置床パ
ネルの下面に固定し,また該置床パネルには床支持脚の
ナット位置に応じた所定ピッチの透孔を設けて,該透孔
に支持ボルトを露出することによって,その高さ調整を
可能とするものとされる。
【0004】従って上記床支持脚を,特にコンクリート
壁面側の置床パネルに用いるに際しては,現場における
上記所定ピッチの支持ボルト露出用の透孔を設置する必
要が生じて,その作業が煩雑化する傾向がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とするところは,コンクリート壁面側
の置床パネルに使用して上記透孔の設置等の加工を行な
うことなく,簡易且つ確実に床支持脚を固定配置し得る
ようにして,上記隣接する置床パネル間に共用する床支
持脚とともに床施工用とすることによりコンクリート壁
面側の置床パネルを容易に設置し得て,床施工の施工性
を高度に確保することができる置床パネルの壁面側端部
用床支持脚を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,上記コンクリート壁面側に置床パネルを配置すると
き,該置床パネルの振動がコンクリート壁面に伝達する
のを防止するために,コンクリート壁面から幾分離れた
位置に置床パネルの端縁が位置するようして,振動伝達
を絶縁する絶縁用空隙を配置するようにするとともに,
該絶縁用空隙を活用し,該絶縁用空隙に支持基板の片側
縁部が置床パネルの壁面側端部から部分突出するように
床支持脚の支持基板を置床パネルに固定する一方,該部
分突出した片側縁部に支持ボルトを縁部変位の状態に設
置して,絶縁用空隙にこれを露出させ,該絶縁用空隙に
おける置床パネルの高さ調整を可能とし,置床パネルに
透孔の設置等の加工を行なうことなく,簡易且つ確実に
床支持脚を固定配置し得るようにしたものであって,即
ち請求項1に記載の発明を,コンクリート壁面への振動
伝達を絶縁するように該壁面との間に絶縁用空隙を介し
てコンクリートスラブに配置する置床パネルの壁面側端
部支持用の床支持脚であって,上記置床パネルの壁面側
端部を載置支持するとともに片側縁部を上記絶縁用空隙
に部分突出するように該置床パネル下面に配置固定する
支持基板と,該支持基板の上記片側縁部の長手方向中間
位置に回転自在に螺装することによって上記絶縁用空隙
に露出して位置し,上端のドライバー受と下端の防振ブ
ロックを有する縁部偏位の支持ボルトとを備えてなるこ
とを特徴とする置床パネルの壁面側端部用床支持脚とす
るものである。
【0007】請求項2及び3に記載の発明は,上記に加
えて,上記絶縁用空隙を,コンクリート壁面と置床パネ
ルとの間に介設するについて,煩雑な位置出し作業を行
なうことなく,上記床支持脚の支持基板をコンクリート
壁面に突き当て状として配置することによって該置床パ
ネルの位置決めを容易になし得るようにして,上記床施
工の作業性を更に向上するとともに上記支持基板をコン
クリート壁面に突き当て配置することによって,該コン
クリート壁面に床振動が伝達するのを可及的に防止する
とともに床振動によって支持基板とコンクリート壁面の
接触による軋み音が発生するのを可及的に防止し得るよ
うにし,このとき請求項2に記載の発明は,上記支持基
板を,例えばパーティクルボード,合板,合成樹脂板等
によるブロック状の厚板により構成した場合に,その端
面を上記コンクリート壁面への突き当て面とするよう
に,これを,上記支持基板の上記片側縁部の端面に上記
コンクリート壁面に対接する緩衝材を備えることによっ
て,該支持基板をコンクリート壁面突き当て配置自在と
してなることを特徴とする請求項1に記載の置床パネル
の壁面側端部用床支持脚とし,請求項3に記載の発明
は,同じく上記支持基板を,例えば鋼板,アルミ板,合
成樹脂板等の厚肉材により構成した場合に,これに形成
した折曲面を上記コンクリート壁面への突き当て面とす
るように,これを,上記支持基板の上記片側縁部に上記
コンクリート壁面に対接する緩衝材を有する上向き又は
下向きの折曲面を備えることによって,該支持基板をコ
ンクリート壁面突き当て配置自在としてなることを特徴
とする請求項1に記載の置床パネルの壁面側端部用床支
持脚とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明は,上記に加えて,
上記緩衝材による上記床振動の伝達や接触による軋み音
の発生を更に確実に防止するものとするように,これ
を,上記緩衝材を,コンクリート壁面へ粘着乃至接着自
在としてなることを特徴とする請求項2又は3に記載の
置床パネルの壁面側端部用床支持脚とするものである。
【0009】本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨とし
て,上記課題解決の手段としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,図1乃至図3においてAは壁面
側端部用床支持脚であり,該床支持脚Aは,例えばコン
クリートスラブD上に置床パネルCを敷設し,これに床
仕上げを施すことによって,マンション等の床形成を行
なうように使用し,特にコンクリート壁面Eへの振動伝
達を絶縁するように該壁面Eとの間に絶縁用空隙6を介
してコンクリートスラブDに配置する置床パネルCの壁
面側端部支持用のものとしてあり,該床支持脚Aは,上
記置床パネルCの壁面側端部を載置支持するとともに片
側縁部11を上記絶縁用空隙6に部分突出するように該
置床パネルC下面に配置固定する支持基板1と,該支持
基板1の上記片側縁部11の長手方向中間位置に回転自
在に螺装することによって上記絶縁用空隙6に露出して
位置し,上端のドライバー受31と下端の防振ブロック
4を有する縁部偏位の支持ボルト3とを備えたものとし
てある。
【0011】即ち本例にあって床支持脚Aは,上記支持
基板1と,該支持基板1に設置したナット2と,該ナッ
ト2にその下方から挿入して該ナット2を介して支持基
板1に回転自在に螺装した支持ボルト3と,該支持ボル
ト3の下端に,該支持ボルト3を回転自在にするように
設置した防振ブロック4とを備えたものとしてある。
【0012】支持基板1は,例えばパーティクルボー
ド,合板,合成樹脂板等の方形又は矩形にして,上記絶
縁用空隙6に部分突出する部分突出端部をなす片側縁部
11と上記置床パネルC下面に固定するパネル固定部1
2とを備えたブロック状の厚板によるものとしてあり,
このとき上記片側縁部11は,これを支持基板1の片側
に支持ボルト3を設置し得る程度の幅部分とし,パネル
固定部12を支持基板1の残余部分とするようにし,本
例にあって上記片側縁部11を支持基板1の一端から2
±1cm程度,パネル固定部12をこれより幅広の数c
m程度としてあり,このとき本例の支持基板1における
上記片側縁部11には,支持ボルト3を設置するための
ナット2を設置するための上下に貫通する貫通孔13を
備えてあり,該貫通孔13は,これを長手方向中間位
置,本例にあっては長手方向中央位置に端縁に近接して
これを透設したものとしてある。
【0013】ナット2は,内面に雌ネジを刻設した円筒
部21とその下端のフランジ22とを備えて金属を成形
した一体のものとし,上記フランジ22を支持基板1に
対接するように,上記円筒部21を支持基板1の貫通孔
13に嵌着して,該支持基板1の片側縁部11に設置し
たものとしてある。
【0014】支持ボルト3は,その上端,即ち頂面にマ
イナス溝又はプラス溝によるドライバー受31を備える
とともに下方に張出フランジ32及び埋込軸33を備
え,長手方向全体に亘るように雄ネジを刻設したものと
し,上記ナット2にその雄ネジ部分を螺装し,これに回
転自在とするようにして,上記支持基板1の片側縁部1
1に配置して,支持基板1において,その縁部に偏位し
て設置したものとしてある。
【0015】防振ブロック4は,例えば台形,球形等適
宜形状,本例にあっては台形形状のブロックをなし,床
振動を吸収する合成ゴム,合成樹脂等で一体に成形した
ものとしてあり,上記支持ボルト3の張出フランジ32
に上端を面接するようにしてその埋込軸33を埋込保持
するようにすることによって,支持ボルト3に設置して
あり,このとき該防振ブロック4の設置は,支持ボルト
3を回転したとき,コンクリートスラブDとの接触面積
の大きい本例の防振ブロック4の抵抗によって,そのス
ムーズな回転を損なうことなく,高さの調整を可及的容
易になし得るように支持ボルト3を回転自在とするよう
に行なったものとしてある。
【0016】このように構成した床支持脚Aは,コンク
リートスラブD上の床施工に際して,コンクリート壁面
E側に最も先行して配置する置床パネルCの壁面E側の
端部,即ちコンクリート壁面Eの連続する部位では置床
パネルCの1側の端部,コンクリート壁面Eがコーナー
をなす部位では置床パネルCのL字状に隣接する2側の
端部に,その長手方向に所定ピッチで配置し,該端部を
載置支持するように用いるものとしてあり,このとき床
支持脚Aの一側端部をなす上記片側縁部11を該置床パ
ネルCの壁面側の端部から外側に部分的に突出し,上記
パネル固定部12を置床パネルCの下面の端部に面接さ
せて固定配置するようにしてあり,一方上記床支持脚A
を固定配置した以外の非コンクリート壁面側の端部に
は,これと異なり,上記従来の床支持脚Bを,隣接する
置床パネルCと共用するように部分的にその長手方向所
定ピッチで配置するものとしてあり,各床支持脚A及び
Bの配置は,置床パネルCを裏返して,その裏面を上に
向けて,該裏面に床支持脚Aをそれぞれ固定配置し,そ
の後にこれを反転して,コンクリート壁面Eに対して上
記支持基板1の片側縁部11の端面を近接した状態にし
てコンクリートスラブDに上記各床支持脚A,Bを介し
て載置して設置するようにしてその配置を行うようにす
ればよく,これによって置床パネルCは上記絶縁用空隙
6を介してコンクリート壁面E近傍にこれに近接して配
置されるとともにその支持ボルト3が上記絶縁用空隙6
に位置してこれに露出するものとなるから,該支持ボル
ト3上端のドライバー受31に図示省略のドライバーを
差し込み,絶縁用空隙6においてドライバー操作を行う
ことによって置床パネルCの水平出しのための支持ボル
ト3の高さ調整を行うことができ,従って置床パネルC
に透孔の設置等の加工を一切行うことなく,コンクリー
ト壁面E側に床施工の最も先行した置床パネルCを設置
することができる。
【0017】なおその後の床施工は,該置床パネルCの
上記非コンクリート壁面側の床支持脚Bを介して,該床
支持脚Bを隣接する置床パネルC間で共用するように順
次後続の床置パネルCを上記常法に従って配置するよう
にして行なえばよい。
【0018】図4乃至図6は他の例を示すもので,本例
において壁面側端部用床支持脚Aは,その上記支持基板
1の上記片側縁部11の端面に上記コンクリート壁面E
に対接する緩衝材5を備えることによって,該支持基板
1をコンクリート壁面E突き当て配置自在とした例であ
り,このとき本例にあって上記緩衝材5は,これを,コ
ンクリート壁面Eへ粘着乃至接着自在としたものとして
ある。
【0019】即ち本例において上記緩衝材5は,例えば
クッション材,織布,不織布等の緩衝性を有するベース
材に粘着剤を含浸することによって形成した,例えば粘
着テープ状のもの等によるものとし,これを上記片側縁
部11の端面に配置し,その表面を剥離紙51で被覆し
たものとしてあり,床施工に際して,表面の剥離紙51
を剥離し粘着テープ等の粘着面とした緩衝材5の表面を
露出し,コンクリート壁面Eに支持基板1の端面を突き
当てるように配置して緩衝材5をコンクリート壁面Eに
粘着させてこれを固定することによって,該緩衝材5を
介してコンクリート壁面E側に置床パネルCを配置する
ようにしてある。
【0020】これによって置床パネルCに上記と同様に
床支持脚Aを置床パネルCに設置して,該床支持脚Aの
支持基板1の上記端面をコンクリート壁面Eに突き当て
るように配置することによって,置床パネルCの位置決
めを行なうとともに上記床支持脚Aにおける支持基板1
の上記片側縁部11の突出幅に応じた幅の絶縁用空隙6
を介した置床パネルCの設置を行なうことが可能にな
り,該絶縁用空隙6に支持ボルト3が位置して,上記と
同様にそのドライバー操作とこれによる支持ボルト3の
高さ調整を行なうことが可能になる。またこのときコン
クリート壁面Eに粘着した緩衝材6によって,床支持脚
Aの支持基板1とコンクリート壁面Eの直接の接触を防
止した状態で支持基板1がコンクリート壁面Eの定位置
に固定されるため,該支持基板1を介して床振動がコン
クリート壁面Eに伝達するのを可及的に防止するととも
に床振動によって支持基板1とコンクリート壁面Eが擦
れ,この間で軋み音が発生したりするのを防止すること
ができる。
【0021】その余の基本的な構成は上記例を変わらな
いので,同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0022】図7乃至図9は,更に他の例を示すもの
で,本例において壁面側端部用床支持脚Aは,その上記
支持基板1の上記片側縁部11に上記コンクリート壁面
Eに対接する緩衝材6を有する上向き又は下向きの折曲
面16を備えることによって,該支持基板1をコンクリ
ート壁面E突き当て配置自在とした例であり,このとき
本例にあっても上記緩衝材6は,これを,コンクリート
壁面Eへ粘着乃至接着自在としたものとしてある。
【0023】即ち本例において上記床支持脚Aは,その
支持基板1を,例えば鋼板,アルミ板,合成樹脂板等の
厚肉材により構成し,上記厚板の例によって生じる床位
置の上昇を抑制して,低床の床施工を可能とするように
してあり,このとき支持基板1は,その片側縁部11の
端縁においてこれを上向き又は下向きに折曲することに
よって側面倒L字状のものとしてあり,本例の該支持基
板1は,これを厚肉の鋼板を折曲形成して上向きの折曲
片16を備え,該折曲片16のコンクリート壁面E側の
折曲面に上記と同様にベース材に粘着剤を含浸した緩衝
材6を設置して備えたものとしてある。
【0024】本例の床支持脚Aにおける上記支持基板1
は,その上記片側縁部11にバーリング加工を施すこと
によってナット2を,またパネル固定部12の先端側近
傍に打ち抜き加工を施すことによって一対のネジ孔19
をそれぞれ配置したものとし,また支持基板1にはその
上面を,例えばE字状に凹陥するようにプレス加工を施
すことによって幅広の浅溝17を設けて,該浅溝17に
よって支持基板1の補強を行なうとともに置床パネルC
下面に支持基板1を接着する図示省略の接着剤が広域面
に行き渡るように誘導案内する接着剤ガイド溝をなすも
のとしてあり,このとき上記浅溝17を上記ナット2の
位置に亘るように配置する一方,ナット2の端部,本例
にあっては対向する端部に上下に貫通する貫通孔18を
形成し,接着剤が該貫通孔18を介して支持ボルト3に
流下して,支持基板1に高さ調整後の該支持ボルト3が
接着一体化されるようにしてある。
【0025】本例にあっても置床パネルCに上記と同様
に床支持脚Aの支持基板1における折曲面のコンクリー
ト壁面Eへの突き当て配置とこれによる置床パネルCの
位置決め及び絶縁用空隙6の介設を行なった置床パネル
Cの設置が可能になり,同じく該絶縁用空隙6における
ドライバー操作とこれによる支持ボルト3の高さ調整を
行なうことが可能になるし,またコンクリート壁面Eに
粘着した緩衝材6によって,同様に支持基板1を介した
床振動のコンクリート壁面Eへの伝達を可及的に防止す
るとともに床振動による支持基板1の軋み音が発生した
りするのを防止することができる。
【0026】なお本例の防振ブロック4は予め成形した
キャップ状のものとし,これを支持ボルト3の下端に,
例えば防振ブロック4に嵌着して支持ボルト3下端に設
置したものとしたが,その余の基本的構成は同じく上記
例と変わらないので,同様に同一符号を付して重複する
説明を省略する。
【0027】図中14は,図1乃至図6の床支持脚Aに
おける支持基板1上面に配置した置床パネルCへの仮止
め用の粘着面,15は該粘着面14の表面に配置した剥
離紙,7は支持基板1を置床パネルCに固定するための
釘,ネジ等の固定金具,41は,体積を可及的に大きく
して振動の吸収を行なうとともにコンクリートスラブD
との接触を点状として可及的に小さくしてコンクリート
スラブDへの振動伝達を防止し,高度な防振性を確保す
るように,本例において球形として支持ボルト3に一体
又は一体的に設置し,隣接する置床パネルCに共用して
用いる上記床支持脚Bにおける防振ブロックである。
【0028】図示した例は以上のとおりとしたが,上記
壁面端部用床支持脚の支持基板に,その1側片側の端部
をなす上記片側縁部を区画し,置床パネルの載置支持位
置を示すように線等の区画目印を付するようにするこ
と,該床支持脚の防振ブロックを,上記球形とし,また
角錐又は円錐等の逆錐形のものとしてコンクリートスラ
ブとの接触を点又は線状とし,その防振性を向上するよ
うにすること,緩衝材を合成ゴム等の良好な防振性を有
する弾性を備えた材料によるものとすること,この場合
を含めて,緩衝材に接着剤を塗布し,該接着材によって
コンクリート壁面に支持基板の端面又は折曲面を接着す
ること等を含めて,本発明の実施に当って,支持基板,
その片側縁部,支持ボルト,ドライバー受,防振ブロッ
ク,必要に応じて用いる緩衝材等の各具体的構造,形
状,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上
記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとするこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,コンクリート壁面側に置床パ
ネルを配置するとき,これらの間に配置した振動伝達を
絶縁する絶縁用空隙を活用し,該絶縁用空隙に支持基板
の片側縁部が置床パネルの壁面側端部から部分突出する
ように床支持脚の支持基板を置床パネルに固定する一
方,該部分突出した片側縁部に支持ボルトを縁部変位の
状態に設置して,該絶縁用空隙にこれを露出させ,該絶
縁用空隙における置床パネルの高さ調整を可能とするこ
とによって,コンクリート壁面側の置床パネルに使用し
て上記透孔の設置等の加工を行なうことなく,簡易且つ
確実に床支持脚を固定配置し得るようにして,上記隣接
する置床パネル間に共用する床支持脚とともに床施工用
とすることによりコンクリート壁面側の置床パネルを容
易に設置し得て,床施工の施工性を高度に確保すること
ができる置床パネルの壁面側端部用床支持脚を提供する
ことができる。
【0030】請求項2及び3に記載の発明は,上記に加
えて,上記絶縁用空隙を,コンクリート壁面と置床パネ
ルとの間に介設するについて,煩雑な位置出し作業を行
なうことなく,上記床支持脚の支持基板をコンクリート
壁面に突き当て状として配置することによって該置床パ
ネルの位置決めを容易になし得るようにして,上記床施
工の作業性を更に向上するとともに上記支持基板をコン
クリート壁面に突き当て配置することによって,該コン
クリート壁面に床振動が伝達するのを可及的に防止する
とともに床振動によって支持基板とコンクリート壁面の
接触による軋み音が発生するのを可及的に防止し得るよ
うにしたものとすることができる。
【0031】請求項4に記載の発明は,上記に加えて,
上記緩衝材による上記床振動の伝達や接触による軋み音
の発生を更に確実に防止するものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床支持脚の斜視図である。
【図2】支持脚の分解斜視図である。
【図3】床支持脚の使用状態を示す縦断面図である。
【図4】他の例に係る床支持脚の斜視図である。
【図5】図4の床支持脚の分解斜視図である。
【図6】図4の床支持脚の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】更に他の例に係る床支持脚の斜視図である。
【図8】図7の床支持脚の分解斜視図である。
【図9】図7の床支持脚の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A 床支持脚 C 床パネル D コンクリートスラブ E コンクリート壁面 1 支持基体 2 ナット 3 支持ボルト 4 防振ブロック 5 緩衝材 6 絶縁用空隙 11 片側縁部 16 折曲片 31 ドライバー受

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート壁面への振動伝達を絶縁す
    るように該壁面との間に絶縁用空隙を介してコンクリー
    トスラブに配置する置床パネルの壁面側端部支持用の床
    支持脚であって,上記置床パネルの壁面側端部を載置支
    持するとともに片側縁部を上記絶縁用空隙に部分突出す
    るように該置床パネル下面に配置固定する支持基板と,
    該支持基板の上記片側縁部の長手方向中間位置に回転自
    在に螺装することによって上記絶縁用空隙に露出して位
    置し,上端のドライバー受と下端の防振ブロックを有す
    る縁部偏位の支持ボルトとを備えてなることを特徴とす
    る置床パネルの壁面側端部用床支持脚。
  2. 【請求項2】 上記支持基板の上記片側縁部の端面に上
    記コンクリート壁面に対接する緩衝材を備えることによ
    って,該支持基板をコンクリート壁面突き当て配置自在
    としてなることを特徴とする請求項1に記載の置床パネ
    ルの壁面側端部用床支持脚。
  3. 【請求項3】 上記支持基板の上記片側縁部に上記コン
    クリート壁面に対接する緩衝材を有する上向き又は下向
    きの折曲面を備えることによって,該支持基板をコンク
    リート壁面突き当て配置自在としてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の置床パネルの壁面側端部用床支持
    脚。
  4. 【請求項4】 上記緩衝材を,コンクリート壁面へ粘着
    乃至接着自在としてなることを特徴とする請求項2又は
    3に記載の置床パネルの壁面側端部用床支持脚。
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