JP2013147871A - 遮音天井構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工者の技量によらずに衝撃音低減ダンパーを規定の位置に配置することができ、しかも地震が生じても衝撃音低減ダンパーの位置ずれを生じない遮音天井構造を提供する。
【解決手段】遮音天井構造を構成している天井下地パネル6は、外枠61と、この外枠61の長手方向中央位置に設けられた補強部材62と、上記補強部材62の左右に形成される略方形状の開口部位にそれぞれ設けられた十字補強部63とからなる。そして、上記十字補強部63の交差部に取付金物7が装着され、この取付金物7に天井用TMD8が取り付けられている。
【選択図】図12

Description

この発明は、建物の遮音天井構造に関する。
特許文献1には、天井基材と、該天井基材に支持されて並列状に配置される複数の野縁と、該野縁の下面に固定される天井パネルと、からなり、前記野縁及び前記天井パネルの重量が前記天井基材上に配設される上階の床材の重量よりも軽量にされている天井構造において、前記野縁に対して、複数のダイナミックダンパが前記天井基材から離隔して複数箇所に均等に分散した状態に設置されていることを特徴とする天井構造が開示されている。
特許第4231471号
しかしながら、上記特許文献1に開示されている構造では、上記ダイナミックダンパが施工現場において前記天井基材から離隔して複数箇所に均等に分散した状態に設置されるため、施工者の技量が不十分であると、必ずしも均等に配置されないおそれがある。また、上記ダイナミックダンパが野縁に装着されるため、地震が生じたときに、野縁方向の揺れによって上記ダイナミックダンパの位置がずれてしまい、設計通りの遮音性能が維持できなくなるおそれもある。
この発明は、上記の事情に鑑み、施工者の技量によらずに衝撃音低減ダンパーを規定の位置に配置することができ、しかも地震が生じても衝撃音低減ダンパーの位置ずれを生じない遮音天井構造を提供することを課題とする。
この発明の遮音天井構造は、上記の課題を解決するために、外枠内に十字形状補強部が設けられた天井下地パネルと、上記十字形状補強部の交差部に設けられた衝撃音低減ダンパーと、を備えたことを特徴とする。
上記の構成であれば、上記天井下地パネルを工場生産して上記十字形状補強部を規定位置に設けることができるので、上記十字形状補強部に設けられる上記衝撃音低減ダンパーも規定通りの位置に設けられることになる。また、上記衝撃音低減ダンパーは上記十字形状補強部の交差部に設けられるので、地震が発生しても位置ずれは生じず、設計通りの遮音性能を維持することができる。
上記遮音天井構造において、上記衝撃音低減ダンパーは4個の折り曲げ部を備えた取付金具により支持されており、上記4個の折り曲げ部が上記十字形状補強部の交差部の下面側に折り曲げられていてもよい。これによれば、施工現場で上記衝撃音低減ダンパーを上記十字形状補強部に設けるときにでも、特別な治具無しで取り付けることができる。
上記遮音天井構造において、隣り合う上記天井下地パネルの外枠同士を跨ぐように防振シートが貼付されていてもよい。これによれば、或る天井下地パネルの振動が上記防振シートによって隣の天井下地パネルに減衰されつつも伝達される。このため、上記防振シートによって振動減衰を生じながらより多くの上記衝撃音低減ダンパーによって振動が吸収されることになり、遮音性能が向上することになる。
上記遮音天井構造において、天井の下に配置される間仕切りの壁ボードの上端と上記天井との間に隙間を有していてもよい。これによれば、天井の振動はダイレクトには間仕切り構造部に伝わらず、天井の振動が許容されることになる。そして、このように振動が許容される天井に上記衝撃音低減ダンパーが位置していると、上記衝撃音低減ダンパーの機能が活かされることになる。
本発明であれば、施工者の技量によらずに衝撃音低減ダンパーを規定の位置に設けることができ、しかも地震が生じても衝撃音低減ダンパーの位置ずれが生じないという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る遮音天井構造が利用された建物階間構造部を示した説明図である。 図1の建物階間構造部における床ALCの配置態様を示した斜視図である。 図1の建物階間構造部における床ALC及び支持金具を拡大して示した斜視図である。 支持金具を拡大して示した側面図である。 支持金具を床ALCに配置固定する作業手順を示した斜視図である。 床用TMDを固定する固定具を示した側面図である。 床用TMDを示した側面図(一部断面)である。 床用TMDに固定具を嵌め込むときの位置関係を示した斜視図である。 固定具が嵌められた床用TMDを示した側面図である。 支持金具にて固定具付き床用TMDを配置固定する作業手順を示した斜視図である。 床ALC上に防音マット及びパーチクルボードを積層配置していく作業手順を示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る遮音天井構造を示した斜視図である。 図6の天井下地パネルを示した斜視図である。 同図(A)は取付金物の斜視図、同図(B)は取付金物の正面図、同図(C)は取付金物の側面図である。 天井用TMDに取付金物を嵌め込むときの位置関係を示した斜視図である。 天井に配置された天井用TMDを示した説明図である。 間仕切り構造を示した説明図である。
次に、この発明の実施形態に係る遮音天井構造を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る遮音天井構造は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
図1はこの発明の実施形態に係る遮音天井構造が利用された建物階間構造部を示した説明図である。また、図2は上記建物階間構造部における床ALC2(Autoclaved Light weight Concrete:発泡軽量コンクリート)の配置態様を示した斜視図である。
上記床ALC2は、小梁3上に梁上防振ゴム3Aを介して配置されており、図示しない固定金具にて上記小梁3に固定される。各床ALC2には、4カ所に座繰り付き貫通穴2aが形成されている。この実施形態では、各床ALC2の長辺の長さは1810mmであり、上記座繰り付き貫通穴2aは短辺の縁から600mm離れた位置に形成されており、長辺方向において略均等間隔に上記座繰り付き貫通穴2aが存在している。また、各床ALC2の短辺の長さは606mmであり、上記座繰り付き貫通穴2aは長辺の縁から150mm離れた位置に形成されており、小梁3に支持される床ALC2全体として短辺方向においても略均等間隔に上記座繰り付き貫通穴2aが存在している。
各座繰り付き貫通穴2aには支持金具1が落とし込まれている。そして、各支持金具1には床用TMD(Tuned Mass Damper:チューンド・マス・ダンパー)4が固定具5を介して吊り下げられている。また、天井パネル6には、衝撃音低減ダンパーである天井用TMD8が取付金物7を介して支持されている。
図3は上記床ALC2及び上記支持金具1を示した斜視図である。また、図4は上記支持金具1を拡大して示した側面図である。上記支持金具1は、ボルト11と、このボルト11の先端側に固定されており、当該ボルト11の頭部11aよりも幅(径)が大きい円板形状の係止部材12と、上記係止部材12と上記ボルト11の頭部11aの間に螺合された2個のナット13、14と、上記ボルト11の頭部11aと上記ナット14の間に装着されたワッシャ16とからなる。上記係止部材12の固定は、かしめ部材15を上記ボルト11に対してかしめることで行っているが溶接等により固定することとしてもよい。上記座繰り付き貫通穴2aにおける貫通穴径は、上記頭部11a及びナット13、14の幅よりも大きくされており、上記座繰り付き貫通穴2aにおける座繰り部分の径は、上記係止部材12の幅(径)よりも大きくされている。
上記支持金具1においては、上記円板部材12と1個のナット13とを用いて当該支持金具1を上記床ALC2に固定することができ、上記ナット14と上記ボルト11の頭部11aの間にて上記床用TMD4を支持することができる。
図5は上記支持金具1を上記床ALC2に配置固定する作業手順を示した斜視図である。同図(A)に示しているように、上記支持金具1は、上記ボルト11の頭部11aを下向きにして上記座繰り付き貫通穴2aに落とし込まれている。すなわち、作業者は、建物の上階において上記床ALC2の座繰り付き貫通穴2aに上記支持金具1を落とし込んでいく。このとき、上記ナット13、14が上記床ALC2の下面よりも下に出るように当該ナット13、14の位置を調整しておく。作業者は、切欠き付きの係止プレート10をその切欠きが上記ボルト11の胴部に嵌まるように上記床ALC2の下面と上記ナット13との間に差し込む。その後、作業者は、同図(B)に示しているように、上記ナット13をスパナで締めつける。これにより、上記支持金具1が上記床ALC2に固定される。
図6は上記床用TMD4を固定する固定具5を拡大して示した側面図である。上記固定具5は、上記支持金具1における上記ナット14と上記ボルト11の頭部11aとの間のねじ部分が入る切欠き51a付きの上板部51を有する。上記上板部51には、下方側に離間して上記頭部11aの収容空間を形成する下板部52が溶接等により固定されている。そして、上記下板部52には下方にねじ部を突き出すようにボルト部53が設けられている。さらに、上記上板部51には、上記切欠き51aに入れられたボルト11の頭部11aに当たるストッパ部51bが形成されている。
図7は上記床用TMD4を拡大して示した側面図(一部断面)である。この床用TMD4は、円柱形状を有した重り部41と、中心軸部42と、この中心軸部42と上記重り部41との間に介在するダンパー部43とを有して成る。
図8は上記床用TMD4に上記固定具5を嵌め込むときの位置関係を示した斜視図である。この図に示すように、上記固定具5のボルト部53を上記床用TMD4の中心軸部42の貫通穴に差し込み、ナット4aをボルト部53にねじ込むことで、図9に示すように、固定具5付きの床用TMD4が得られる。
図10は上記固定具5付きの床用TMD4を上記支持金具1により支持する作業手順を示した斜視図である。同図(A)に示しているように、作業者は、上記固定具5付きの床用TMD4を、上記支持金具1の側方に位置させる。そして、作業者は、上記固定具5の上板部51を、その切欠き51aに上記ボルト11のねじ部が入るように、上記ナット14の下のワッシャ16と頭部11aとの間に差し込む。その後、作業者は、同図(B)に示しているように、上記ナット14をスパナで締めつける。
ここで、上記固定具5の上板部51を、上記ボルト11のねじ部に入れるときに、上記固定具5の上板部51に形成されている上記ストッパ部51bが上記ボルト11の頭部11aを乗り越えるようにする。このようにすると、作業者が上記固定具5付きの床用TMD4から手を離しても、この固定具5付きの床用TMD4が上記支持金具1からずれ落ちることは無くなり、作業の安全性が向上する。さらに、仮に径年で上記ナット14が弛んだとしても上記固定具5付きの床用TMD4の落下を防止できる。また、上記のように、上記固定具5付きの床用TMD4を下から支えなくても上記ナット14の締め付けが行えるので、上記固定具5付きの床用TMD4の取り付け作業が楽になる。
図11は、上記床ALC2上に防音マット21、22、23及びパーチクルボード24を積層配置していく作業手順を示した説明図である。防音マット21、22、23は、この実施形態では、長方形状に形成されており、その短辺の長さは上記床ALC2の長辺の1/4の455mm程度とされ、長辺の長さは上記床ALC2の短辺の1.5倍の910mm程度とされている。
作業者は、図11(A)に示すごとく、隣り合う床ALC2の長辺の目地に跨がるように、防音マット21を上記床ALC2上に配置していく。次に、同図(B)に示すごとく、隣り合う防音マット21の目地に跨がるように、防音マット22を、その長辺が上記防音マット21の長辺に直交するように配置していく。ここで、上記防音マット21の長辺側が位置する縁には、短辺中央位置で1/2に分割された防音マット22Aを配置しており、短辺側が位置する縁には、長辺方向の位置に1/4に分割された防音マット22Bを配置している。これにより、上記防音マット22は、その長辺方向に2本の目地を跨いで位置し、また、一つおきにその短辺方向に1本の目地を跨いで位置する。さらに、同図(C)に示すごとく、隣り合う防音マット22、22A、22Bの目地に跨がるように、防音マット23を、上記防音マット21の配置形態と同様の形態で配置する。
上記のようにして防音マット21、22、23を千鳥配置した後、作業者は、図11(D)に示しているように、パーチクルボード24を配置していく。上記パーチクルボード24は幾つかの大きさのものが存在しているが、角に配置された最も小さな大きなものを除き、複数枚の防音マット23に跨がって位置する大きさを有する。また、このような大きさ(形状)のものを組み合わせ、少なくとも上記パーチクルボード24の短辺目地が上記防音マット23の短辺目地に一致しないようにしている。
ここで、上記のように防音マット21、22、23が千鳥配置されていなくて上記防音マット21、22、23の目地と上記床ALC2の目地とが一致しているとすると、衝撃による或る床ALC2の振動するときに当該床ALC2上に載っている上記防音マット21が一緒に振動するだけとなる。これに対し、上記のように防音マット21、22、23が千鳥配置されていると、衝撃による或る床ALC2の振動が、当該床ALC2上に載っている上記防音マット21から隣の床ALC2に減衰されつつも伝達されることになる。このため、上記防音マット21、22、23によって振動減衰を生じながらより多くの床用TMD4によって振動が吸収されることになり、遮音性能が向上することになる。
さらに、上記のようにパーチクルボード24が上記防音マット23の目地に一致しないように配置されることで、或る床ALC2の振動がその隣の床ALC2に減衰されつつ伝達されて多くの床用TMD4によって振動が吸収されることになり、遮音性能が向上することになる。
図12は、天井構造を示した斜視図である。また、図13は、2枚の天井下地パネル6を示した平面図である。上記天井下地パネル6は工場生産される。この天井下地パネル6は、小梁3に装着される吊り金具31によって支持されている。各天井下地パネル6は外枠61と、この外枠61の長手方向中央位置に設けられた補強部材62と、上記補強部材62の左右に形成される略方形状の開口部位にそれぞれ設けられた十字補強部63とからなる。そして、上記十字補強部63の交差部に取付金物7が装着され、この取付金物7に天井用TMD8が取り付けられている。上記天井下地パネル6は工場生産されるものであるから上記十字補強部63の交差部の位置精度を出しやすく、設計通りの間隔で上記天井用TMD8を設けることができるので、施工者の技量によらずに設計通りの遮音性能を確保することができる。
上記2枚の天井下地パネル6の隣り合う長辺同士は、縁切りされる一方で、例えばゴム材からなる防振シート6Aによって相互に連結されている。すなわち、上記防振シート6Aは上記2枚の天井下地パネル6の外枠61における隣り合う長辺に跨がるように配置される。上記防振シート6Aの片面は接着面であり、接着により上記天井下地パネル6に固定される。このように上記防振シート6Aが設けられると、或る天井下地パネル6の振動が上記防振シート6Aによって隣の天井下地パネル6に減衰されつつも伝達される。このため、上記防振シート6Aによって振動減衰を生じながらより多くの天井用TMD8によって振動が吸収されることになり、遮音性能が向上することになる。
図14は、上記取付金物7を示した図である。この取付金物7は、平板基台部71と、この平板基台部71の中央位置において立設されたボルト部72と、上記平板基台部71の4隅に当該平板基台部71と一体に形成された折り曲げ部73とからなる。上記折り曲げ部73の途中部には曲げ部位となる括れ部が形成されており、この括れ部の下側の箇所が爪部となる。上記平板基台部71から上記折り曲げ部73の括れ部までの寸法は上記十字補強部63の厚み寸法に対応している。上記取付金物7は、図12に示したように、上記十字補強部63の交差部に配置され、上記折り曲げ部73を折り曲げて上記爪部を上記十字補強部63の下面に当接させることで上記十字補強部63の交差部に係合配置される。このように、上記折り曲げ部73を折り曲げるだけで取付金物7を上記十字補強部63に取り付けることができ、施工現場で上記天井用TMD8を上記十字補強部63に設けるときには特別な治具は不要である。
ここで、上記天井用TMD8は天井に均等な間隔で設けられ、このような均等配置となるように上記十字補強部63の交差部が位置するようにしている。換言すれば、上記天井用TMD8におけるこのような配置が維持される限り、設計通りの遮音性能が期待できる。また、上記天井用TMD8が上記取付金物7を用いて上記十字補強部63に装着されていると、仮に地震が発生したとしても、上記折り曲げ部73が上記十字補強部63の交差部に係合しており、地震の揺れで上記取付金物7(上記天井用TMD8)がずれ動くのが防止されるので、設計通りの遮音が維持できることになる。
図15は上記天井用TMD8に上記取付金物7を嵌め込むときの位置関係を示した斜視図である。上記天井用TMD8は、円柱形状を有した重り部81と、中心軸部82と、この中心軸部82と上記重り部81との間に介在するダンパー部83とを有して成る。そして、上記取付金物7のボルト部72を上記天井用TMD8の中心軸部82の貫通穴に差し込み、高ナット8aをボルト部72にねじ込むことで、上記天井用TMD8が上記取付金物7に固定される。
図16は天井に設けられた上記天井用TMD8を示した説明図である。天井は上記天井下地パネル6の下面に貼り付けられた2枚の強化石膏ボード6Bと、下側の強化石膏ボード6Bの下面に貼り付けられたクロス6Cとからなる。なお、図1にも示したように、天井裏に設けられるロックウールRは、上記天井用TMD8の性能発揮を阻害しないように、この天井用TMD8から離間して設けられる。
図17は、間仕切り構造部9を示した説明図である。この間仕切り構造部9では、上記の天井構造の構築後にランナー91が天井に留め付けられ、このランナー91にスタッド92が固定されている。そして、石膏ボード93がビス94によってランナー91に固定される。上記石膏ボード9の上端と天井の上記強化石膏ボード6Bとの間には隙間9Aが形成されている。このように隙間9Aが形成されていると、天井の振動はダイレクトには間仕切り構造部9に伝わらず、天井の振動が許容されることになる。換言すれば、上記間仕切り構造部9の上方の天井部分において、上記天井用TMD8が位置しているとすると、上記天井が適度に振動し、上記天井用TMD8の機能が活かされることになる。
1 支持金具
11 ボルト
11a 頭部
12 係止部材
13 ナット
14 ナット
2 床ALC(床部材)
2a 座繰り付き貫通穴
21、22、23 防音マット
3 小梁
4 床用TMD(衝撃音低減ダンパー)
5 固定具
6 天井下地パネル
61 外枠
63 十字補強部(十字形状補強部)
6A 防振シート
7 取付金物
8 天井用TMD
9 間仕切り構造部
93 石膏ボード(壁ボード)

Claims (4)

  1. 外枠内に十字形状補強部が設けられた天井下地パネルと、上記十字形状補強部の交差部に設けられた衝撃音低減ダンパーと、を備えたことを特徴とする遮音天井構造。
  2. 請求項1に記載の遮音天井構造において、上記衝撃音低減ダンパーは4個の折り曲げ部を備えた取付金具により支持されており、上記4個の折り曲げ部が上記十字形状補強部の交差部の下面側に折り曲げられていることを特徴とする遮音天井構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遮音天井構造において、隣り合う上記天井下地パネルの外枠同士を跨ぐように防振シートが貼付されていることを特徴とする遮音天井構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の遮音天井構造において、天井の下に配置される間仕切りの壁ボードの上端と上記天井との間に隙間を有することを特徴とする遮音天井構造。
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