JPH0673835A - 天井パネルの取付構造 - Google Patents
天井パネルの取付構造Info
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- JPH0673835A JPH0673835A JP4251959A JP25195992A JPH0673835A JP H0673835 A JPH0673835 A JP H0673835A JP 4251959 A JP4251959 A JP 4251959A JP 25195992 A JP25195992 A JP 25195992A JP H0673835 A JPH0673835 A JP H0673835A
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- JP
- Japan
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- ceiling
- panel
- horizontal
- piece
- ceiling panel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井記パネルを正確な位置に容易に取付け、
水平方向及び垂直方向のずれを防止する。 【構成】 天井スラブから垂下される吊りボルト3を介
して平行に配列される天井仕上材7に、下部水平片7e
を形成すると共に、下部水平片7eと垂直片7cとの間
に側方が開口する凹状溝7fを形成する。天井パネル1
0の対向する側壁部に水平の外向きフランジ15及び内
向きフランジ16を形成すると共に、この水平フランジ
15,16の先端に係止用スリット18を設ける。天井
仕上材7の凹状溝7f内に嵌合される目地ピース40
に、水平フランジ15,16の上面に係合するパネル垂
直案内係止部44を形成すると共に、係止用スリット1
8と係合するパネル水平案内係止部45を形成する。こ
れにより、目地ピース40を介して天井仕上材7に天井
パネル10を位置決めして容易に取付けることができ、
天井パネルの水平及び垂直方向のずれを防止することが
できる。
水平方向及び垂直方向のずれを防止する。 【構成】 天井スラブから垂下される吊りボルト3を介
して平行に配列される天井仕上材7に、下部水平片7e
を形成すると共に、下部水平片7eと垂直片7cとの間
に側方が開口する凹状溝7fを形成する。天井パネル1
0の対向する側壁部に水平の外向きフランジ15及び内
向きフランジ16を形成すると共に、この水平フランジ
15,16の先端に係止用スリット18を設ける。天井
仕上材7の凹状溝7f内に嵌合される目地ピース40
に、水平フランジ15,16の上面に係合するパネル垂
直案内係止部44を形成すると共に、係止用スリット1
8と係合するパネル水平案内係止部45を形成する。こ
れにより、目地ピース40を介して天井仕上材7に天井
パネル10を位置決めして容易に取付けることができ、
天井パネルの水平及び垂直方向のずれを防止することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井パネルの取付構造
に関するもので、更に詳細には、天井スラブから垂下さ
れる吊りボルトを介して平行に配列される天井仕上材に
架設される天井パネルの取付構造に関するものである。
に関するもので、更に詳細には、天井スラブから垂下さ
れる吊りボルトを介して平行に配列される天井仕上材に
架設される天井パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井スラブから垂下される吊り
ボルトを介して天井仕上材を平行に配列し、これら天井
仕上材間に天井パネルを架設する天井構造が知られてい
る。従来のこの種の天井構造において、天井パネルを取
付ける手段として、天井仕上材に取付けられる取付子
と、この取付子にねじ結合する押え板との間に天井パネ
ルを挾持する取付構造、あるいは、天井仕上材に取付け
られる押え具に、天井パネルの下面に食い込む突起を設
けると共に、天井パネルの上面を押圧する押え片を設け
て、突起と押え片とで天井パネルを取付ける構造(特開
昭55−13316号公報参照)等が知られている。
ボルトを介して天井仕上材を平行に配列し、これら天井
仕上材間に天井パネルを架設する天井構造が知られてい
る。従来のこの種の天井構造において、天井パネルを取
付ける手段として、天井仕上材に取付けられる取付子
と、この取付子にねじ結合する押え板との間に天井パネ
ルを挾持する取付構造、あるいは、天井仕上材に取付け
られる押え具に、天井パネルの下面に食い込む突起を設
けると共に、天井パネルの上面を押圧する押え片を設け
て、突起と押え片とで天井パネルを取付ける構造(特開
昭55−13316号公報参照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわち取付子と押え板とで天井パネルを挾持固定する構
造のものにおいては、2部材によって天井パネルを取付
けるため、天井パネルを仮支持する必要があり、取付作
業が面倒であると共に、位置決めが難しいという問題が
あり、しかも、水平方向にずれが生じるという問題があ
った。また、後者すなわち特開昭55−13316号公
報に記載の構造のものにおいては突起が天井パネルに食
い込むため、水平方向のずれの心配は少ないが、突起が
食い込み易い材質等を使用する必要がある。したがっ
て、天井パネルが制限を受けるばかりか、施工が面倒で
あるという問題が生じる。更には、位置決めが面倒であ
るという問題もある。
なわち取付子と押え板とで天井パネルを挾持固定する構
造のものにおいては、2部材によって天井パネルを取付
けるため、天井パネルを仮支持する必要があり、取付作
業が面倒であると共に、位置決めが難しいという問題が
あり、しかも、水平方向にずれが生じるという問題があ
った。また、後者すなわち特開昭55−13316号公
報に記載の構造のものにおいては突起が天井パネルに食
い込むため、水平方向のずれの心配は少ないが、突起が
食い込み易い材質等を使用する必要がある。したがっ
て、天井パネルが制限を受けるばかりか、施工が面倒で
あるという問題が生じる。更には、位置決めが面倒であ
るという問題もある。
【0004】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、天井記パネルを正確な位置に容易に取付けることが
できると共に、水平方向及び垂直方向のずれを防止でき
るようにした天井パネルの取付構造を提供することを目
的とするものである。
で、天井記パネルを正確な位置に容易に取付けることが
できると共に、水平方向及び垂直方向のずれを防止でき
るようにした天井パネルの取付構造を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の天井パネルの取付構造は、天井スラブか
ら垂下される吊りボルトを介して平行に配列される天井
仕上材に、下部水平片を形成すると共に、この下部水平
片と垂直片との間に側方が開口する凹状溝を形成し、上
記天井仕上材に架設される天井パネルの側壁部に水平フ
ランジを形成すると共に、この水平フランジの先端に係
止用スリットを設け、上記天井仕上材の凹状溝内に嵌合
される目地部材に、上記水平フランジの上面に係合する
パネル垂直案内係止部を形成すると共に、上記係止用ス
リットと係合するパネル水平案内係止部を形成してなる
ことを特徴とするものである。
に、この発明の天井パネルの取付構造は、天井スラブか
ら垂下される吊りボルトを介して平行に配列される天井
仕上材に、下部水平片を形成すると共に、この下部水平
片と垂直片との間に側方が開口する凹状溝を形成し、上
記天井仕上材に架設される天井パネルの側壁部に水平フ
ランジを形成すると共に、この水平フランジの先端に係
止用スリットを設け、上記天井仕上材の凹状溝内に嵌合
される目地部材に、上記水平フランジの上面に係合する
パネル垂直案内係止部を形成すると共に、上記係止用ス
リットと係合するパネル水平案内係止部を形成してなる
ことを特徴とするものである。
【0006】この発明において、上記目地部材は天井仕
上材の凹状溝内に嵌合されるものであれば、嵌合固定さ
れるものであっても差し支えないが、好ましくは天井仕
上材の凹状溝内に目地部材を摺動可能に嵌合してなる方
がよい。
上材の凹状溝内に嵌合されるものであれば、嵌合固定さ
れるものであっても差し支えないが、好ましくは天井仕
上材の凹状溝内に目地部材を摺動可能に嵌合してなる方
がよい。
【0007】また、上記天井パネルのうち、隣接する天
井パネルの一方に内向き水平フランジを形成し、他方の
天井パネルには、上記内向きフランジ上に係合する外向
きフランジを形成し、一方、目地部材の左右両側部に一
対のパネル垂直案内係止部及びパネル水平案内係止部を
形成して、4枚の天井パネルの隅角部と目地部材とを係
合させるようにする方が好ましい。
井パネルの一方に内向き水平フランジを形成し、他方の
天井パネルには、上記内向きフランジ上に係合する外向
きフランジを形成し、一方、目地部材の左右両側部に一
対のパネル垂直案内係止部及びパネル水平案内係止部を
形成して、4枚の天井パネルの隅角部と目地部材とを係
合させるようにする方が好ましい。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明の天井パネル
の取付構造によれば、天井仕上材に、下部水平片を形成
すると共に、この下部水平片と垂直片との間に側方が開
口する凹状溝を形成し、天井パネルの側壁部に水平フラ
ンジを形成すると共に、この水平フランジの先端に係止
用スリットを設け、天井仕上材の凹状溝内に嵌合される
目地部材に、水平フランジの上面に係合するパネル垂直
案内係止部を形成すると共に、係止用スリットと係合す
るパネル水平案内係止部を形成することにより、天井パ
ネルを容易に取付けることができ、かつ天井パネルの係
止用スリットと目地部材のパネル水平案内係止部との係
合により正確に位置決めすることができる。更に、天井
パネルの水平フランジの上面と目地部材のパネル垂直案
内係止部との係合によって天井パネルの浮上がりを防止
することができる。
の取付構造によれば、天井仕上材に、下部水平片を形成
すると共に、この下部水平片と垂直片との間に側方が開
口する凹状溝を形成し、天井パネルの側壁部に水平フラ
ンジを形成すると共に、この水平フランジの先端に係止
用スリットを設け、天井仕上材の凹状溝内に嵌合される
目地部材に、水平フランジの上面に係合するパネル垂直
案内係止部を形成すると共に、係止用スリットと係合す
るパネル水平案内係止部を形成することにより、天井パ
ネルを容易に取付けることができ、かつ天井パネルの係
止用スリットと目地部材のパネル水平案内係止部との係
合により正確に位置決めすることができる。更に、天井
パネルの水平フランジの上面と目地部材のパネル垂直案
内係止部との係合によって天井パネルの浮上がりを防止
することができる。
【0009】また、目地部材を天井仕上材の凹状溝内に
摺動可能に嵌合することにより、目地部材と天井パネル
とを係合させた状態で天井仕上材の所定の位置に移動す
ることができ、更に、天井パネルの取付及び位置決めを
容易にすることができる。
摺動可能に嵌合することにより、目地部材と天井パネル
とを係合させた状態で天井仕上材の所定の位置に移動す
ることができ、更に、天井パネルの取付及び位置決めを
容易にすることができる。
【0010】また、隣接する天井パネルの一方に内向き
水平フランジを形成し、他方の天井パネルには、内向き
フランジ上に係合する外向きフランジを形成し、目地部
材の左右両側部に一対のパネル垂直案内係止部及びパネ
ル水平案内係止部を形成して、4枚の天井パネルの隅角
部と目地部材とを係合させることにより、1つの目地部
材によって4枚の天井パネルを同時に取付けることがで
きるので、構成部材の削減が図れると共に、施工性の向
上を図ることができる。
水平フランジを形成し、他方の天井パネルには、内向き
フランジ上に係合する外向きフランジを形成し、目地部
材の左右両側部に一対のパネル垂直案内係止部及びパネ
ル水平案内係止部を形成して、4枚の天井パネルの隅角
部と目地部材とを係合させることにより、1つの目地部
材によって4枚の天井パネルを同時に取付けることがで
きるので、構成部材の削減が図れると共に、施工性の向
上を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。図1はこの発明の天井パネルの取付構造
を有するシステム天井の一例の天井裏側から見た斜視
図、図2はその要部の分解斜視図が示されている。
細に説明する。図1はこの発明の天井パネルの取付構造
を有するシステム天井の一例の天井裏側から見た斜視
図、図2はその要部の分解斜視図が示されている。
【0012】上記システム天井は、天井スラブ1にアン
カー2をもって垂下される吊りボルト3にナット3aを
もって固定される吊持金具4と、この吊持金具4にて吊
持される天井下地材5と、この天井下地材5に固定金具
6をもって天井下地材5に対して直交状に取付けられる
複数の天井仕上材7と、天井仕上材7に嵌合される目地
部材40(以下に目地ピースという)を介して取付けら
れると共に、対向する天井仕上材7,7間に形成される
パネル取付空間8内に架設される天井パネル10と、照
明機器21や図示しない空調機器用の空気吹出口,スピ
ーカ,スプリンクラ及び煙探知器等の設備機器を取付け
る設備パネル20とで構成されている。
カー2をもって垂下される吊りボルト3にナット3aを
もって固定される吊持金具4と、この吊持金具4にて吊
持される天井下地材5と、この天井下地材5に固定金具
6をもって天井下地材5に対して直交状に取付けられる
複数の天井仕上材7と、天井仕上材7に嵌合される目地
部材40(以下に目地ピースという)を介して取付けら
れると共に、対向する天井仕上材7,7間に形成される
パネル取付空間8内に架設される天井パネル10と、照
明機器21や図示しない空調機器用の空気吹出口,スピ
ーカ,スプリンクラ及び煙探知器等の設備機器を取付け
る設備パネル20とで構成されている。
【0013】なお、天井下地材5と天井仕上材7の任意
の位置(具体的には天井下地材5と天井仕上材7にて形
成されるグリッド部9の各辺の中心位置)には連結金具
32を介してブレス金具30が取付けられて水平方向の
位置調整と共に耐震補強が行われている。
の位置(具体的には天井下地材5と天井仕上材7にて形
成されるグリッド部9の各辺の中心位置)には連結金具
32を介してブレス金具30が取付けられて水平方向の
位置調整と共に耐震補強が行われている。
【0014】上記天井下地材5は、スチール製のチャン
ネル状部材にて形成されており、吊りボルト3に固定ナ
ット3aをもって取付けられるフック状の吊持金具4の
フック部4aに挾持された状態で吊持されている(図3
参照)。
ネル状部材にて形成されており、吊りボルト3に固定ナ
ット3aをもって取付けられるフック状の吊持金具4の
フック部4aに挾持された状態で吊持されている(図3
参照)。
【0015】上記天井仕上材7はスチール製帯板材を断
面ほぼJ字状に折曲してなるもので、図3ないし図5に
示すように、両側に垂下片7aを有すると共にその約3
/4が重合する上部水平片7bと、この上部水平片7b
から垂下する垂直片7cと、垂直片7cの下端から水平
方向に折曲すると共にその先端に係止起立片7dを有す
る下部水平片7eと、下部垂下片7eと垂直片7cとの
間に形成される側方に開口する凹状溝7fとで構成され
ている。
面ほぼJ字状に折曲してなるもので、図3ないし図5に
示すように、両側に垂下片7aを有すると共にその約3
/4が重合する上部水平片7bと、この上部水平片7b
から垂下する垂直片7cと、垂直片7cの下端から水平
方向に折曲すると共にその先端に係止起立片7dを有す
る下部水平片7eと、下部垂下片7eと垂直片7cとの
間に形成される側方に開口する凹状溝7fとで構成され
ている。
【0016】上記のように構成される天井下地材5と天
井仕上材7とを直交状に連結する固定金具6は、図2に
示すように、その中心部にねじ孔6aを有する矩形状基
部6bと、この矩形状基部6bの両端の両側辺から傾斜
状に垂下する一対の二又状の保持脚片6cからなる固定
金具本体6dと、上方からねじ孔6aにねじ込まれる締
結ねじ6eとで構成されており、各保持脚片6cの下端
に、天井仕上材7の上部水平片7bの垂下片7aと係合
する内向きの保持爪6fを形成してなる。このように構
成される固定金具6をもって天井下地材5と天井仕上材
7とを直交状に連結するには、天井下地材5の上方から
固定金具本体6dを跨がせた後、両側の保持脚片6cの
保持爪6fを天井仕上材7の垂下片7aに係合させて天
井下地材5の下方に天井仕上材7を仮保持し、この状態
で矩形状基部6bのねじ孔6aに締結ねじ6eをねじ込
むことによって天井下地材5と天井仕上材7とを引き寄
せて固定することができる(図3ないし図5参照)。
井仕上材7とを直交状に連結する固定金具6は、図2に
示すように、その中心部にねじ孔6aを有する矩形状基
部6bと、この矩形状基部6bの両端の両側辺から傾斜
状に垂下する一対の二又状の保持脚片6cからなる固定
金具本体6dと、上方からねじ孔6aにねじ込まれる締
結ねじ6eとで構成されており、各保持脚片6cの下端
に、天井仕上材7の上部水平片7bの垂下片7aと係合
する内向きの保持爪6fを形成してなる。このように構
成される固定金具6をもって天井下地材5と天井仕上材
7とを直交状に連結するには、天井下地材5の上方から
固定金具本体6dを跨がせた後、両側の保持脚片6cの
保持爪6fを天井仕上材7の垂下片7aに係合させて天
井下地材5の下方に天井仕上材7を仮保持し、この状態
で矩形状基部6bのねじ孔6aに締結ねじ6eをねじ込
むことによって天井下地材5と天井仕上材7とを引き寄
せて固定することができる(図3ないし図5参照)。
【0017】上記のようにして、天井下地材5と天井仕
上材7を直交状に連結することにより、天井仕上材7,
7間にパネル取付空間8が形成されると共に、それぞれ
対向する天井下地材5と天井仕上材7とでグリッド部9
が形成される。なお、グリッド部9を形成する天井仕上
材7の中間位置においても、上述した連結金具32とブ
レス金具30とによって水平方向の位置調整と共に耐震
補強が行われる。
上材7を直交状に連結することにより、天井仕上材7,
7間にパネル取付空間8が形成されると共に、それぞれ
対向する天井下地材5と天井仕上材7とでグリッド部9
が形成される。なお、グリッド部9を形成する天井仕上
材7の中間位置においても、上述した連結金具32とブ
レス金具30とによって水平方向の位置調整と共に耐震
補強が行われる。
【0018】上記天井パネル10は、図2に示すよう
に、表面に多数の小孔11を穿設すると共に4辺に起立
壁12を有するスチール製の矩形状天井パネル本体13
(以下にパネル本体という)と、このパネル本体13の
裏面側に敷設されるグラスウール等の断熱・吸音材14
とで構成されている。この場合、パネル本体13は、長
手方向の一端の端辺側起立壁12の上端から水平方向に
外向きフランジ15を折曲し、他端の起立壁12の上端
から水平方向に内向きフランジ16を折曲してなり、こ
れら外向きフランジ15及び内向きフランジ16の中間
位置に位置決め用スリット17が設けられ、その両側位
置には係止用スリット18が設けられている。なお、外
向きフランジ15の先端には、天井パネル10の取付を
容易にするために外向きに傾斜(傾斜角:β)する外向
き傾斜片15aが折曲されており、内向きフランジ16
の先端には、曲げ加工におけるスプリングバック等の影
響を受けずに所定の寸法が得られるようにするために内
向きに傾斜(傾斜角:α)する内向き傾斜片16aが折
曲されている(図6(a),(b)参照)。また、パネ
ル本体13の短手方向の長辺側起立壁12の上端からは
それぞれ内向きの水平片19が折曲されて、パネル本体
13の長辺部の側方からの力に抗して抗力が得られるよ
うになっている。更に、図2に二点鎖線で示すように、
パネル本体13の隣接する2辺の起立壁12には断面矩
形状のパッキング10aがL字状に貼着されている。
に、表面に多数の小孔11を穿設すると共に4辺に起立
壁12を有するスチール製の矩形状天井パネル本体13
(以下にパネル本体という)と、このパネル本体13の
裏面側に敷設されるグラスウール等の断熱・吸音材14
とで構成されている。この場合、パネル本体13は、長
手方向の一端の端辺側起立壁12の上端から水平方向に
外向きフランジ15を折曲し、他端の起立壁12の上端
から水平方向に内向きフランジ16を折曲してなり、こ
れら外向きフランジ15及び内向きフランジ16の中間
位置に位置決め用スリット17が設けられ、その両側位
置には係止用スリット18が設けられている。なお、外
向きフランジ15の先端には、天井パネル10の取付を
容易にするために外向きに傾斜(傾斜角:β)する外向
き傾斜片15aが折曲されており、内向きフランジ16
の先端には、曲げ加工におけるスプリングバック等の影
響を受けずに所定の寸法が得られるようにするために内
向きに傾斜(傾斜角:α)する内向き傾斜片16aが折
曲されている(図6(a),(b)参照)。また、パネ
ル本体13の短手方向の長辺側起立壁12の上端からは
それぞれ内向きの水平片19が折曲されて、パネル本体
13の長辺部の側方からの力に抗して抗力が得られるよ
うになっている。更に、図2に二点鎖線で示すように、
パネル本体13の隣接する2辺の起立壁12には断面矩
形状のパッキング10aがL字状に貼着されている。
【0019】上記目地ピース40は例えばABS樹脂等
の耐衝撃性熱可塑性樹脂製部材にて形成されており、そ
の形態は、図8に示すように、天井仕上材7の凹状溝7
f内に摺動可能に嵌合される矩形状の目地ピース本体4
1と、この目地ピース本体41の両端から外方に向って
延出する弾性変形可能な一対の傾斜翼片42とで概略構
成されている。
の耐衝撃性熱可塑性樹脂製部材にて形成されており、そ
の形態は、図8に示すように、天井仕上材7の凹状溝7
f内に摺動可能に嵌合される矩形状の目地ピース本体4
1と、この目地ピース本体41の両端から外方に向って
延出する弾性変形可能な一対の傾斜翼片42とで概略構
成されている。
【0020】目地ピース本体41には、中央の垂直仕切
壁43を境にして左右に一対のパネル垂直案内係止部4
4と、パネル水平案内係止部45とが設けられており、
そして、パネル垂直案内係止部44の下端前方側にはパ
ネル係止凸条46を有するパネル係止片47が突設され
ている。
壁43を境にして左右に一対のパネル垂直案内係止部4
4と、パネル水平案内係止部45とが設けられており、
そして、パネル垂直案内係止部44の下端前方側にはパ
ネル係止凸条46を有するパネル係止片47が突設され
ている。
【0021】パネル垂直案内係止部44は、目地ピース
本体41に設けられた矩形状開口48の上辺から前方側
に下向きにばね性を有する傾斜片49を突出し、この傾
斜片49の下端側に平行な2本の縦スリット50を介し
て中央側にパネル係止片51と、両側に2つのパネル案
内片52とを形成してなる。この場合、パネル係止片5
1は、図9(a)に示すように、傾斜片49の下端から
後方に向ってコ字状に屈曲しており、また、パネル案内
片52は、図9(b)に示すように、傾斜片49の下端
から後方に向って傾斜している。
本体41に設けられた矩形状開口48の上辺から前方側
に下向きにばね性を有する傾斜片49を突出し、この傾
斜片49の下端側に平行な2本の縦スリット50を介し
て中央側にパネル係止片51と、両側に2つのパネル案
内片52とを形成してなる。この場合、パネル係止片5
1は、図9(a)に示すように、傾斜片49の下端から
後方に向ってコ字状に屈曲しており、また、パネル案内
片52は、図9(b)に示すように、傾斜片49の下端
から後方に向って傾斜している。
【0022】一方、パネル水平案内係止部45は、図1
0及び図11に示すように、天井パネル10の外向きフ
ランジ15の係止用スリット18と係合する内側係止部
45aと、天井パネル10の内向きフランジ16の係止
用スリット18と係合する外側係止部45bとを有する
段状に形成されている。なお、内側係止部45aは、上
方に向って拡開するテーパ面45cが形成されて、天井
パネル10の取付の際の外向きフランジ15を係止する
ための移動を容易に行えるようにしてある。
0及び図11に示すように、天井パネル10の外向きフ
ランジ15の係止用スリット18と係合する内側係止部
45aと、天井パネル10の内向きフランジ16の係止
用スリット18と係合する外側係止部45bとを有する
段状に形成されている。なお、内側係止部45aは、上
方に向って拡開するテーパ面45cが形成されて、天井
パネル10の取付の際の外向きフランジ15を係止する
ための移動を容易に行えるようにしてある。
【0023】上記のように構成される目地ピース40は
天井仕上材7の凹状溝7f内に摺動可能に嵌合されて所
定の位置に配設される。また、図7に示すように、目地
ピース40の傾斜翼片42のばね性によって目地ピース
40と天井仕上材7における前後に隙間m,nをもたせ
ることができ、天井仕上材7の取付誤差を吸収すること
ができる。更に、傾斜片49の傾斜面を滑らせて天井パ
ネル10の取付を容易にすることができ、パネル係止片
51の下面に天井パネル10の外向きフランジ15が係
合して天井パネル10の不用意な浮上りを防止すること
ができる(図5参照)。また、天井パネル10を取外す
場合には、パネル係止片51及び傾斜片49を弾性変形
させるように押し上げることにより、パネル案内片52
の傾斜面を滑らせて天井パネル10の取外しを容易に行
うことができる(図6参照)。
天井仕上材7の凹状溝7f内に摺動可能に嵌合されて所
定の位置に配設される。また、図7に示すように、目地
ピース40の傾斜翼片42のばね性によって目地ピース
40と天井仕上材7における前後に隙間m,nをもたせ
ることができ、天井仕上材7の取付誤差を吸収すること
ができる。更に、傾斜片49の傾斜面を滑らせて天井パ
ネル10の取付を容易にすることができ、パネル係止片
51の下面に天井パネル10の外向きフランジ15が係
合して天井パネル10の不用意な浮上りを防止すること
ができる(図5参照)。また、天井パネル10を取外す
場合には、パネル係止片51及び傾斜片49を弾性変形
させるように押し上げることにより、パネル案内片52
の傾斜面を滑らせて天井パネル10の取外しを容易に行
うことができる(図6参照)。
【0024】一方、天井パネル10の水平方向はパネル
水平案内係止部45によって規制される。すなわち、図
11及び図12に示すように、天井パネル10の内向き
フランジ16に設けられた係止用スリット18はパネル
水平案内係止部45の外側係止部45bと係合し(図1
2(a)参照)、外向きフランジ15に設けられた係
止用スリット18はパネル水平案内係止部45の内側係
止部45aと係合することにより(図12(b)参
照)、天井パネル10の水平方向のずれを防止すること
ができる。なおこの場合、外向きフランジ15の端部に
補助係止用スリット18aを設け、この補助係止用スリ
ット18aを垂直仕切壁43に係合させることにより
(図12(b)参照)、更に水平方向のずれを確実に
防止することができる。
水平案内係止部45によって規制される。すなわち、図
11及び図12に示すように、天井パネル10の内向き
フランジ16に設けられた係止用スリット18はパネル
水平案内係止部45の外側係止部45bと係合し(図1
2(a)参照)、外向きフランジ15に設けられた係
止用スリット18はパネル水平案内係止部45の内側係
止部45aと係合することにより(図12(b)参
照)、天井パネル10の水平方向のずれを防止すること
ができる。なおこの場合、外向きフランジ15の端部に
補助係止用スリット18aを設け、この補助係止用スリ
ット18aを垂直仕切壁43に係合させることにより
(図12(b)参照)、更に水平方向のずれを確実に
防止することができる。
【0025】なお、ずれ止め部材55は、図2に示すよ
うに、天井仕上材7を把持する断面がほぼC字状のスチ
ール製部材にて形成されており、その上部水平片55a
の中央部に固定ねじ56のねじ孔55bを設け、上部垂
下片55cの下端に天井仕上材7の垂下片7aと係合す
る保持爪55dを折曲してなる。このずれ止め部材55
は、天井パネル10を架設した後、断熱・吸音材14を
押し付ける状態で天井パネル10の位置決め用スリット
17に係合され、この状態で上方からねじ孔55bにね
じ込まれる固定ねじ56を天井仕上材7の上部水平片7
b上面の押圧によって、天井仕上材7の任意の位置に固
定される。したがって、このずれ止め部材55によって
天井パネル10の水平方向(短手方向)のガタツキを防
止することができる(図2参照)。なお、ずれ止め部材
55を予め天井仕上材7に摺動可能に装着しておいて、
天井パネル10の位置決め用スリット17に係合させる
ことも可能である。
うに、天井仕上材7を把持する断面がほぼC字状のスチ
ール製部材にて形成されており、その上部水平片55a
の中央部に固定ねじ56のねじ孔55bを設け、上部垂
下片55cの下端に天井仕上材7の垂下片7aと係合す
る保持爪55dを折曲してなる。このずれ止め部材55
は、天井パネル10を架設した後、断熱・吸音材14を
押し付ける状態で天井パネル10の位置決め用スリット
17に係合され、この状態で上方からねじ孔55bにね
じ込まれる固定ねじ56を天井仕上材7の上部水平片7
b上面の押圧によって、天井仕上材7の任意の位置に固
定される。したがって、このずれ止め部材55によって
天井パネル10の水平方向(短手方向)のガタツキを防
止することができる(図2参照)。なお、ずれ止め部材
55を予め天井仕上材7に摺動可能に装着しておいて、
天井パネル10の位置決め用スリット17に係合させる
ことも可能である。
【0026】次に、天井パネル10の取付手順及びシス
テム天井の組立て手順について説明する。
テム天井の組立て手順について説明する。
【0027】まず、天井スラブ1にアンカー2をもって
吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に吊持金具4
をナット3aをもって取付ける。次に、吊持金具4のフ
ック部4aにて天井下地材5を吊持した後、固定金具6
をもって天井下地材5の下部に直交状に天井仕上材7を
連結して、対向する天井仕上材7,7間にパネル取付空
間8を形成すると共に、グリッド部9を形成する。
吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に吊持金具4
をナット3aをもって取付ける。次に、吊持金具4のフ
ック部4aにて天井下地材5を吊持した後、固定金具6
をもって天井下地材5の下部に直交状に天井仕上材7を
連結して、対向する天井仕上材7,7間にパネル取付空
間8を形成すると共に、グリッド部9を形成する。
【0028】次に、パネル取付空間8の対向する天井仕
上材7の一方の下部水平片7e及び係止起立片7dに天
井パネル10の内向きフランジ16を係止すると共に、
予め凹状溝7f内に嵌合された目地ピース40のパネル
垂直案内係止部44及びパネル水平案内係止部45に係
合した後、対向する他方の天井仕上材7の下部水平片7
e及び係止起立片7dに外向きフランジ15を係止する
と共に、目地ピース40のパネル垂直案内係止部44及
びパネル水平案内係止部45に係合して1の天井パネル
10を架設する。以下、同様にして天井下地材5と天井
仕上材7にて形成されるグリッド部9内に3枚の天井パ
ネル10を架設し、隣接する天井下地材5,5間の下方
の天井仕上材7,7間に同様の手順で設備パネル20を
架設する。
上材7の一方の下部水平片7e及び係止起立片7dに天
井パネル10の内向きフランジ16を係止すると共に、
予め凹状溝7f内に嵌合された目地ピース40のパネル
垂直案内係止部44及びパネル水平案内係止部45に係
合した後、対向する他方の天井仕上材7の下部水平片7
e及び係止起立片7dに外向きフランジ15を係止する
と共に、目地ピース40のパネル垂直案内係止部44及
びパネル水平案内係止部45に係合して1の天井パネル
10を架設する。以下、同様にして天井下地材5と天井
仕上材7にて形成されるグリッド部9内に3枚の天井パ
ネル10を架設し、隣接する天井下地材5,5間の下方
の天井仕上材7,7間に同様の手順で設備パネル20を
架設する。
【0029】このようにしてグリッド部9内に天井パネ
ル10を架設した後、隣接するグリッド部9において
も、同様に天井パネル10と設備パネル20を架設する
のであるが、この際、まず、外向きフランジ15側を持
ち上げて斜めにした状態で天井パネル10をパネル取付
空間8内に挿入した後、内向きフランジ16側を持上げ
て天井仕上材7の下部水平片7e及び係止起立片7d上
に移動し、内向きフランジ16を落し込んで下部水平片
7eと係止起立片7d及び目地ピース40に係合する。
そして、外向きフランジ15を既に係止されている1の
天井パネル10の内向きフランジ16の上部側に係止さ
せると共に、目地ピース40に係合させて天井パネル1
0を架設する。この状態において、取付られた天井パネ
ル10は、外向きフランジ15の外向き傾斜片15a及
び内向きフランジ16の内向き傾斜片16aが目地ピー
ス40のパネル係止凸条46の両側に係合するので、連
結方向のずれの心配はない。したがって、4枚の天井パ
ネル10が相互に規制されて位置決めと共にずれ止めさ
れた状態で架設される。なお、隣接する天井パネル1
0,10間の隙間にはパッキング10aが介在されるの
で、取付の際の僅かな寸法誤差はパッキング10aで吸
収することができる。
ル10を架設した後、隣接するグリッド部9において
も、同様に天井パネル10と設備パネル20を架設する
のであるが、この際、まず、外向きフランジ15側を持
ち上げて斜めにした状態で天井パネル10をパネル取付
空間8内に挿入した後、内向きフランジ16側を持上げ
て天井仕上材7の下部水平片7e及び係止起立片7d上
に移動し、内向きフランジ16を落し込んで下部水平片
7eと係止起立片7d及び目地ピース40に係合する。
そして、外向きフランジ15を既に係止されている1の
天井パネル10の内向きフランジ16の上部側に係止さ
せると共に、目地ピース40に係合させて天井パネル1
0を架設する。この状態において、取付られた天井パネ
ル10は、外向きフランジ15の外向き傾斜片15a及
び内向きフランジ16の内向き傾斜片16aが目地ピー
ス40のパネル係止凸条46の両側に係合するので、連
結方向のずれの心配はない。したがって、4枚の天井パ
ネル10が相互に規制されて位置決めと共にずれ止めさ
れた状態で架設される。なお、隣接する天井パネル1
0,10間の隙間にはパッキング10aが介在されるの
で、取付の際の僅かな寸法誤差はパッキング10aで吸
収することができる。
【0030】取付けた天井パネル10を取外す場合は、
上記取付手順と逆の手順によって天井パネル10を取外
すことができる。このとき、中間の天井パネル10を取
外す場合は、隣接する天井パネル10の外向きフランジ
15側を上方へ押し上げて待機した状態にして、取外そ
うとする天井パネル10の内向きフランジ16及び外向
きフランジ15の係止状態を解いて、天井パネル10を
取外すことができる。
上記取付手順と逆の手順によって天井パネル10を取外
すことができる。このとき、中間の天井パネル10を取
外す場合は、隣接する天井パネル10の外向きフランジ
15側を上方へ押し上げて待機した状態にして、取外そ
うとする天井パネル10の内向きフランジ16及び外向
きフランジ15の係止状態を解いて、天井パネル10を
取外すことができる。
【0031】なお、設備パネル20も天井パネル10と
同様に取付けられる。この設備パネル20に取付けられ
る例えば照明機器21のように比較的重量のあるもの
は、対向する天井下地材5,5間に取付金具60によっ
て架設固定される設備取付部材70に固定ボルト71及
び固定ナット72をもって支持される。
同様に取付けられる。この設備パネル20に取付けられ
る例えば照明機器21のように比較的重量のあるもの
は、対向する天井下地材5,5間に取付金具60によっ
て架設固定される設備取付部材70に固定ボルト71及
び固定ナット72をもって支持される。
【0032】なお、上記実施例では、天井パネル10及
び設備パネル20が長方形状である場合について説明し
たが、天井パネル10、設備パネル20の形状は必ずし
も長方形である必要はなく、対向する2辺にそれぞれ内
向きフランジ16と外向きフランジ15を有するもので
あれば、図13に示すような正方形状のものであっても
よい。なお、図13において、その他の部分は上記実施
例と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
その説明は省略する。
び設備パネル20が長方形状である場合について説明し
たが、天井パネル10、設備パネル20の形状は必ずし
も長方形である必要はなく、対向する2辺にそれぞれ内
向きフランジ16と外向きフランジ15を有するもので
あれば、図13に示すような正方形状のものであっても
よい。なお、図13において、その他の部分は上記実施
例と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
その説明は省略する。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の天井
パネルの取付構造によれば、上記のように構成されてい
るので、以下のような効果が得られる。
パネルの取付構造によれば、上記のように構成されてい
るので、以下のような効果が得られる。
【0034】1)請求項1記載の天井パネルの取付構造
によれば、天井仕上材に、下部水平片を形成すると共
に、この下部水平片と垂直片との間に側方が開口する凹
状溝を形成し、天井パネルの側壁部に水平フランジを形
成すると共に、この水平フランジの先端に係止用スリッ
トを設け、天井仕上材の凹状溝内に嵌合される目地部材
に、水平フランジの上面に係合するパネル垂直案内係止
部を形成すると共に、係止用スリットと係合するパネル
水平案内係止部を形成するので、天井パネルを容易に取
付けることができ、かつ天井パネルの係止用スリットと
目地部材のパネル水平案内係止部との係合により正確に
位置決めすることができる。更に、天井パネルの水平フ
ランジの上面と目地部材のパネル垂直案内係止部との係
合によって天井パネルの浮上がりを防止することができ
る。
によれば、天井仕上材に、下部水平片を形成すると共
に、この下部水平片と垂直片との間に側方が開口する凹
状溝を形成し、天井パネルの側壁部に水平フランジを形
成すると共に、この水平フランジの先端に係止用スリッ
トを設け、天井仕上材の凹状溝内に嵌合される目地部材
に、水平フランジの上面に係合するパネル垂直案内係止
部を形成すると共に、係止用スリットと係合するパネル
水平案内係止部を形成するので、天井パネルを容易に取
付けることができ、かつ天井パネルの係止用スリットと
目地部材のパネル水平案内係止部との係合により正確に
位置決めすることができる。更に、天井パネルの水平フ
ランジの上面と目地部材のパネル垂直案内係止部との係
合によって天井パネルの浮上がりを防止することができ
る。
【0035】2)請求項2記載の天井パネルの取付構造
によれば、天井仕上材の凹状溝内に目地部材を摺動可能
に嵌合するので、目地部材と天井パネルとを係合させた
状態で天井仕上材の所定の位置に移動することができ、
更に、天井パネルの取付及び位置決めを容易にすること
ができる。
によれば、天井仕上材の凹状溝内に目地部材を摺動可能
に嵌合するので、目地部材と天井パネルとを係合させた
状態で天井仕上材の所定の位置に移動することができ、
更に、天井パネルの取付及び位置決めを容易にすること
ができる。
【0036】3)請求項3記載の天井パネルの取付構造
によれば、隣接する天井パネルの一方に内向き水平フラ
ンジを形成し、他方の天井パネルには、内向きフランジ
上に係合する外向きフランジを形成し、目地部材の左右
両側部に一対のパネル垂直案内係止部及びパネル水平案
内係止部を形成して、4枚の天井パネルの隅角部と目地
部材とを係合させるので、1つの目地部材によって4枚
の天井パネルを同時に取付けることができ、かつ構成部
材の削減が図れると共に、施工性の向上を図ることがで
きる。
によれば、隣接する天井パネルの一方に内向き水平フラ
ンジを形成し、他方の天井パネルには、内向きフランジ
上に係合する外向きフランジを形成し、目地部材の左右
両側部に一対のパネル垂直案内係止部及びパネル水平案
内係止部を形成して、4枚の天井パネルの隅角部と目地
部材とを係合させるので、1つの目地部材によって4枚
の天井パネルを同時に取付けることができ、かつ構成部
材の削減が図れると共に、施工性の向上を図ることがで
きる。
【図1】この発明の天井パネルの取付構造を有するシス
テム天井の一例を示す天井裏から見た斜視図である。
テム天井の一例を示す天井裏から見た斜視図である。
【図2】システム天井の要部を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の天井パネルの架設状態を示す側断面
図である。
図である。
【図4】天井パネルの架設状態を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図5】天井パネルの別の位置の架設状態を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図6】この発明における天井パネルの要部を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図7】この発明における天井パネルと目地部材の係合
状態を示す概略断面図である。
状態を示す概略断面図である。
【図8】この発明における目地部材を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】図8のA−A断面及びB−B断面図である。
【図10】天井パネルと目地部材の係合状態を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図11】天井パネルと目地部材の係合状態を示す断面
図である。
図である。
【図12】天井パネルと目地部材との水平方向の係止状
態を示す横断面図である。
態を示す横断面図である。
【図13】天井パネルの別の実施例を示す天井裏から見
た斜視図である。
た斜視図である。
7 天井仕上材 7c 垂直片 7e 下部水平片 7f 凹状溝 10 天井パネル 15 外向きフランジ(水平フランジ) 16 内向きフランジ(水平フランジ) 18 係止用スリット 40 目地ピース(目地部材) 44 パネル垂直案内係止部 45 パネル水平案内係止部
Claims (3)
- 【請求項1】 天井スラブから垂下される吊りボルトを
介して平行に配列される天井仕上材に、下部水平片を形
成すると共に、この下部水平片と垂直片との間に側方が
開口する凹状溝を形成し、 上記天井仕上材に架設される天井パネルの側壁部に水平
フランジを形成すると共に、この水平フランジの先端に
係止用スリットを設け、 上記天井仕上材の凹状溝内に嵌合される目地部材に、上
記水平フランジの上面に係合するパネル垂直案内係止部
を形成すると共に、上記係止用スリットと係合するパネ
ル水平案内係止部を形成してなることを特徴とする天井
パネルの取付構造。 - 【請求項2】 天井仕上材の凹状溝内に目地部材を摺動
可能に嵌合してなることを特徴とする請求項1記載の天
井パネルの取付構造。 - 【請求項3】 隣接する天井パネルの一方に内向き水平
フランジを形成し、他方の天井パネルには、上記内向き
フランジ上に係合する外向きフランジを形成し、 目地部材の左右両側部に一対のパネル垂直案内係止部及
びパネル水平案内係止部を形成して、 4枚の天井パネルの隅角部と目地部材とを係合させるよ
うにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の天井パ
ネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4251959A JPH0673835A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 天井パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4251959A JPH0673835A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 天井パネルの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673835A true JPH0673835A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17230535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4251959A Pending JPH0673835A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 天井パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673835A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013147871A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Daiwa House Industry Co Ltd | 遮音天井構造 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4251959A patent/JPH0673835A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013147871A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Daiwa House Industry Co Ltd | 遮音天井構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010628 |