JP2992019B1 - 仮囲いパネルの取付構造 - Google Patents
仮囲いパネルの取付構造Info
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- JP2992019B1 JP2992019B1 JP23565598A JP23565598A JP2992019B1 JP 2992019 B1 JP2992019 B1 JP 2992019B1 JP 23565598 A JP23565598 A JP 23565598A JP 23565598 A JP23565598 A JP 23565598A JP 2992019 B1 JP2992019 B1 JP 2992019B1
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Abstract
【要約】
【課題】仮囲いパネルに対する掛止め部材の取付け位置
を、パネル側への加工を要することなく簡易迅速に変更
可能ならしめる。 【解決手段】パネル本体２の両側端に背面側への突出部
分３, ４を設け、それぞれの突出部分３, ４を、パネル
本体に隣接する折曲基部５, ６と、折曲基部５, ６から
相互に向き合う方向へ折れ曲がってパネル本体２とほぼ
平行をなすそれぞれの内向フランジ７, ８とで構成す
る。
を、パネル側への加工を要することなく簡易迅速に変更
可能ならしめる。 【解決手段】パネル本体２の両側端に背面側への突出部
分３, ４を設け、それぞれの突出部分３, ４を、パネル
本体に隣接する折曲基部５, ６と、折曲基部５, ６から
相互に向き合う方向へ折れ曲がってパネル本体２とほぼ
平行をなすそれぞれの内向フランジ７, ８とで構成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設工事現場、
工事用資材置場等において、安全作業の確保、通行人の
保護、その他を目的に設置される仮設塀のための仮囲い
パネルの取付け構造に関するものである。
工事用資材置場等において、安全作業の確保、通行人の
保護、その他を目的に設置される仮設塀のための仮囲い
パネルの取付け構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年のこの種の仮囲いパネルとしては、
特開平５−２３１００７号公報、実開平６−２４１４６
号公報、実開平６−５６４０１号公報、実開平７−１０
３０１号公報、特開平８−１４４５３６号公報等に開示
されているように、安全性および美観を向上させた平坦
形状のパネルが各種提案されている。このような仮囲い
パネルでは、それらの複数枚をパイプ枠組みの横パイプ
に連結もしくは掛合させて並列に整列配置させるに当た
り、連結部材もしくは掛合部材を、仮囲いパネルに直接
的もしくは間接的にボルト止めした取付具をもってその
パネルに取付けることが一般的である。
特開平５−２３１００７号公報、実開平６−２４１４６
号公報、実開平６−５６４０１号公報、実開平７−１０
３０１号公報、特開平８−１４４５３６号公報等に開示
されているように、安全性および美観を向上させた平坦
形状のパネルが各種提案されている。このような仮囲い
パネルでは、それらの複数枚をパイプ枠組みの横パイプ
に連結もしくは掛合させて並列に整列配置させるに当た
り、連結部材もしくは掛合部材を、仮囲いパネルに直接
的もしくは間接的にボルト止めした取付具をもってその
パネルに取付けることが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の仮
囲いパネルでは、連結部材等の取付け位置が特定される
ことになるため、たとえば、取付具それ自身の取付け位
置、取付具に設けた、連結部材等のための孔位置などに
微妙なずれがあると、連結部材等を所定の位置に取付け
ることが困難になり、また、傾斜面上に仮囲いパネルを
配設する場合等のように、仮囲いパネルに対する連結部
材等の取付け位置を当初の予定位置から変更する必要が
生じたときには、仮設塀の施工現場で、取付け具のため
のボルト孔を、そのパネルに直接的または間接的に穿孔
することを余儀なくされるという、作業性および作業工
数上の問題に加え、仮囲いパネルの平滑性および美観を
損ねることもあるという問題があった。
囲いパネルでは、連結部材等の取付け位置が特定される
ことになるため、たとえば、取付具それ自身の取付け位
置、取付具に設けた、連結部材等のための孔位置などに
微妙なずれがあると、連結部材等を所定の位置に取付け
ることが困難になり、また、傾斜面上に仮囲いパネルを
配設する場合等のように、仮囲いパネルに対する連結部
材等の取付け位置を当初の予定位置から変更する必要が
生じたときには、仮設塀の施工現場で、取付け具のため
のボルト孔を、そのパネルに直接的または間接的に穿孔
することを余儀なくされるという、作業性および作業工
数上の問題に加え、仮囲いパネルの平滑性および美観を
損ねることもあるという問題があった。
【０００４】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題とするものであり、それの
目的とするところは、仮囲いパネルの平滑性および美観
を損ねるおそれを完全に除去してなお、仮囲いパネルに
対する連結部材等、たとえば掛止め部材の取付け位置
を、所要に応じて簡易迅速に、しかも、仮囲いパネル側
に一切の加工を施す必要なしに変更することができる仮
囲いパネルの取付構造を提供することにある。
問題点を解決することを課題とするものであり、それの
目的とするところは、仮囲いパネルの平滑性および美観
を損ねるおそれを完全に除去してなお、仮囲いパネルに
対する連結部材等、たとえば掛止め部材の取付け位置
を、所要に応じて簡易迅速に、しかも、仮囲いパネル側
に一切の加工を施す必要なしに変更することができる仮
囲いパネルの取付構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の、仮囲いパネ
ルの取付構造は、平坦なパネル本体の両側端にそれの背
面側への突出部分を設け、それぞれの突出部分を、パネ
ル本体に隣接するそれぞれの折曲基部と、これらの折曲
基部から相互に向き合う方向へ折れ曲がってパネル本体
とほぼ平行をなすそれぞれの内向フランジとで構成し、
一方の折曲基部の幅方向の所定位置に、それの全長にわ
たって直線状に延びる一条の山折り部を設けるととも
に、他方の折曲基部の、前記山折り部と対応する位置
に、それの全長にわたって直線状に延びる一本の谷折り
部を設け、前記内向フランジの長さ方向の少なくとも一
個所に、その内向フランジを厚み方向から挟持する、取
付部としてのクランプ部と、このクランプ部からパネル
本体の背面側へ突出してパイプ枠組みの横パイプに掛合
するフック部とからなる掛止め部材を取付け、前記クラ
ンプ部を、内向フランジの進入を許容するスリットを隔
てて位置して内向フランジを挟み込むとともに、相互に
ボルト締めされる前後の挟持部材により構成したもので
ある。この仮囲いパネルの取付構造では、パネル本体の
全長にわたって延びる内向フランジを、たとえば掛止め
部材、ひいては、それの取付け部によって挟持される固
定部分として機能させることで、仮囲いパネルに対する
掛止め部材の取付け位置をそれの長さ方向に簡単かつ容
易に、しかも常に適正に変更することができ、仮囲いパ
ネル側への穿孔その他の加工も全く不要である。
ルの取付構造は、平坦なパネル本体の両側端にそれの背
面側への突出部分を設け、それぞれの突出部分を、パネ
ル本体に隣接するそれぞれの折曲基部と、これらの折曲
基部から相互に向き合う方向へ折れ曲がってパネル本体
とほぼ平行をなすそれぞれの内向フランジとで構成し、
一方の折曲基部の幅方向の所定位置に、それの全長にわ
たって直線状に延びる一条の山折り部を設けるととも
に、他方の折曲基部の、前記山折り部と対応する位置
に、それの全長にわたって直線状に延びる一本の谷折り
部を設け、前記内向フランジの長さ方向の少なくとも一
個所に、その内向フランジを厚み方向から挟持する、取
付部としてのクランプ部と、このクランプ部からパネル
本体の背面側へ突出してパイプ枠組みの横パイプに掛合
するフック部とからなる掛止め部材を取付け、前記クラ
ンプ部を、内向フランジの進入を許容するスリットを隔
てて位置して内向フランジを挟み込むとともに、相互に
ボルト締めされる前後の挟持部材により構成したもので
ある。この仮囲いパネルの取付構造では、パネル本体の
全長にわたって延びる内向フランジを、たとえば掛止め
部材、ひいては、それの取付け部によって挟持される固
定部分として機能させることで、仮囲いパネルに対する
掛止め部材の取付け位置をそれの長さ方向に簡単かつ容
易に、しかも常に適正に変更することができ、仮囲いパ
ネル側への穿孔その他の加工も全く不要である。
【０００６】また、これによれば、複数枚の仮囲いパネ
ルを、相互の並列姿勢で整列させて配設するに当たり、
隣接パネルの折曲基部を相互に入り込ませて配置するこ
とができるので、隣接パネル間への隙間の発生を十分に
防止することができる。
ルを、相互の並列姿勢で整列させて配設するに当たり、
隣接パネルの折曲基部を相互に入り込ませて配置するこ
とができるので、隣接パネル間への隙間の発生を十分に
防止することができる。
【０００７】削除
【０００８】加えて、この取付構造では、前記クランプ
部の、内向フランジに対するクランプ位置を変更するこ
とで、掛止め部材の取付け位置を簡単かつ容易に、しか
も正確に所期した通りに変更することができる。その
上、ここにおけるクランプ部は、内向フランジをその厚
み方向から挟持するので、挟持姿勢を十分安定なものと
するとともに、高い挟持力を発揮することができ、ま
た、クランプ部と、他のパネル関連部品等との干渉のお
それを有効に除去することができる。
部の、内向フランジに対するクランプ位置を変更するこ
とで、掛止め部材の取付け位置を簡単かつ容易に、しか
も正確に所期した通りに変更することができる。その
上、ここにおけるクランプ部は、内向フランジをその厚
み方向から挟持するので、挟持姿勢を十分安定なものと
するとともに、高い挟持力を発揮することができ、ま
た、クランプ部と、他のパネル関連部品等との干渉のお
それを有効に除去することができる。
【０００９】さらにここでは、クランプ部を、スリット
を隔てて一体構造をなす前後の挟持部材をもって構成す
ることで、部品の管理等の他、そのクランプ部による内
向フランジの挟持作業が極めて容易となる。なおここ
で、スリットの加工精度その他との関連において、前後
の挟持部材のみをもって内向フランジを十分大きな力で
挟持することが可能であるも、それらの両挟持部材を、
ボルトをもって締め込むことで、掛止め部材の、意図し
ない位置ずれのおそれを十分に除去することができる。
を隔てて一体構造をなす前後の挟持部材をもって構成す
ることで、部品の管理等の他、そのクランプ部による内
向フランジの挟持作業が極めて容易となる。なおここ
で、スリットの加工精度その他との関連において、前後
の挟持部材のみをもって内向フランジを十分大きな力で
挟持することが可能であるも、それらの両挟持部材を、
ボルトをもって締め込むことで、掛止め部材の、意図し
ない位置ずれのおそれを十分に除去することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図１は、この発明
の実施の形態を示す斜視図であり、図２はそれの横断面
図である。ここにおける仮囲いパネル１は、平坦なパネ
ル本体２の両側端に、それの背面側への突出部分３, ４
を設け、それぞれの突出部分３, ４を、パネル本体２に
隣接するそれぞれの折曲基部５, ６と、これらの折曲基
部５, ６から相互に向き合う方向へ折曲してパネル本体
２とほぼ平行をなすそれぞれの内向フランジ７, ８とで
構成するとともに、図示のように、一方の折曲基部５の
幅方向の所定位置に、それの全長にわたって直線状に延
びる一条の山折り部９を設けるとともに、他方の折曲基
部６の、山折り部９に対応する位置に、それの全長にわ
たって直線状に延びる一本の谷折り部10を設けたもので
ある。ここで好ましくは、山折り部９の外表面側の折れ
曲がり角は、谷折り部10の同様の折れ曲がり角と実質的
に等しい角度をなす。
面に示すところに基づいて説明する。図１は、この発明
の実施の形態を示す斜視図であり、図２はそれの横断面
図である。ここにおける仮囲いパネル１は、平坦なパネ
ル本体２の両側端に、それの背面側への突出部分３, ４
を設け、それぞれの突出部分３, ４を、パネル本体２に
隣接するそれぞれの折曲基部５, ６と、これらの折曲基
部５, ６から相互に向き合う方向へ折曲してパネル本体
２とほぼ平行をなすそれぞれの内向フランジ７, ８とで
構成するとともに、図示のように、一方の折曲基部５の
幅方向の所定位置に、それの全長にわたって直線状に延
びる一条の山折り部９を設けるとともに、他方の折曲基
部６の、山折り部９に対応する位置に、それの全長にわ
たって直線状に延びる一本の谷折り部10を設けたもので
ある。ここで好ましくは、山折り部９の外表面側の折れ
曲がり角は、谷折り部10の同様の折れ曲がり角と実質的
に等しい角度をなす。
【００１１】また、ここにおける仮囲いパネルの取付構
造は、それぞれの内向フランジ７,８の長さ方向の少な
くとも一個所に掛止め部材11, 12を取付けたものであ
り、それぞれの掛止め部材11, 12は、内向フランジ７,
８への取付具、ここではクランプ部13, 14と、各クラン
プ部13, 14から、パネル本体２の背面側へ突出して、パ
イプ枠組みの横パイプに、上方側もしくは下方側から、
図では上方側から掛合するフック15, 16とを具える。
造は、それぞれの内向フランジ７,８の長さ方向の少な
くとも一個所に掛止め部材11, 12を取付けたものであ
り、それぞれの掛止め部材11, 12は、内向フランジ７,
８への取付具、ここではクランプ部13, 14と、各クラン
プ部13, 14から、パネル本体２の背面側へ突出して、パ
イプ枠組みの横パイプに、上方側もしくは下方側から、
図では上方側から掛合するフック15, 16とを具える。
【００１２】図３は、相互に対をなす、かかる掛止め部
材11, 12を拡大して示す斜視図であり、それぞれの掛止
め部材11, 12のクランプ部13, 14はともに、それぞれの
内向フランジ７, ８の進入を許容するスリット13a, 14a
にて区分される前後の、いいかえれば、フランジ７, ８
の前面側および背面側に位置するそれぞれの挟持部材13
b, 14b, 13c, 14cと、これらの前後挟持部材を相互にボ
ルト締めするそれぞれのボルト13d, 14dとを具えてな
り、これらのボルト13d, 14dは、内向フランジ７, ８の
進入先端よりさらに前方側で両挟持部材を締め込むべく
機能する。ところで、それぞれのフック15, 16は、この
ようなそれぞれのクランプ部13,14の、内向フランジ７,
８の進入方向後端位置から背面側へ大きく突出する。
材11, 12を拡大して示す斜視図であり、それぞれの掛止
め部材11, 12のクランプ部13, 14はともに、それぞれの
内向フランジ７, ８の進入を許容するスリット13a, 14a
にて区分される前後の、いいかえれば、フランジ７, ８
の前面側および背面側に位置するそれぞれの挟持部材13
b, 14b, 13c, 14cと、これらの前後挟持部材を相互にボ
ルト締めするそれぞれのボルト13d, 14dとを具えてな
り、これらのボルト13d, 14dは、内向フランジ７, ８の
進入先端よりさらに前方側で両挟持部材を締め込むべく
機能する。ところで、それぞれのフック15, 16は、この
ようなそれぞれのクランプ部13,14の、内向フランジ７,
８の進入方向後端位置から背面側へ大きく突出する。
【００１３】従って、このようなパネル取付構造の下で
は、ボルト13d, 14dを緩めて、クランプ部13, 14を内向
フランジ７, ８の所要位置へ移動させ、そこにてボルト
13d,14dを再び締め込むことで、掛止め部材11, 12のフ
ランジ７, ８の長さ方向の位置を簡易迅速に、かつ常に
正確に変更することができ、仮囲いパネル側の部材に穿
孔その他の加工を施すことは全く不要である。
は、ボルト13d, 14dを緩めて、クランプ部13, 14を内向
フランジ７, ８の所要位置へ移動させ、そこにてボルト
13d,14dを再び締め込むことで、掛止め部材11, 12のフ
ランジ７, ８の長さ方向の位置を簡易迅速に、かつ常に
正確に変更することができ、仮囲いパネル側の部材に穿
孔その他の加工を施すことは全く不要である。
【００１４】図４および図５はそれぞれ、以上のような
取付構造を具える仮囲いパネルの二枚を整列させて配設
した状態を示す要部斜視図および横断面図である。ここ
では、それぞれの仮囲いパネル１に取付けたそれぞれの
掛止め部材11, 12の高さ方向位置を、パイプ枠組みの横
パイプＰの高さに予めもしくは現場施工にて調整した状
態で、それぞれのフック15, 16をその横パイプＰに上方
側から掛合させるとともに、図５に示すところから明ら
かなように、隣接するパネル１の相互間で、突出部分
３, ４の折曲基部５, ６を接触させて、山折り部９と谷
折り部10との相互の入り込みをもたらし、両折曲基部、
ひいては、突出部分間への隙間の発生を防止する。
取付構造を具える仮囲いパネルの二枚を整列させて配設
した状態を示す要部斜視図および横断面図である。ここ
では、それぞれの仮囲いパネル１に取付けたそれぞれの
掛止め部材11, 12の高さ方向位置を、パイプ枠組みの横
パイプＰの高さに予めもしくは現場施工にて調整した状
態で、それぞれのフック15, 16をその横パイプＰに上方
側から掛合させるとともに、図５に示すところから明ら
かなように、隣接するパネル１の相互間で、突出部分
３, ４の折曲基部５, ６を接触させて、山折り部９と谷
折り部10との相互の入り込みをもたらし、両折曲基部、
ひいては、突出部分間への隙間の発生を防止する。
【００１５】図６は、複数枚の仮囲いパネル１を、傾斜
面上に全体としてほぼステップ状に整列させて並列配置
した状態を示す背面図である。ここでは、パイプ枠組み
ＰＦの、傾斜面とほぼ平行に延在する上下三段の横パイ
プＰのそれぞれに、四枚の仮囲いパネル１を一組みとし
て、各パネル１のそれぞれの側端を所定の位置に設けた
三個ずつの掛止め部材11, 12を介してステップ状に掛合
させることとしており、これがためには、各組内の仮囲
いパネル１のうち、斜面の下方側に位置するパネルほ
ど、それぞれの掛止め部材11, 12をパネル１の下方側部
分に取付けることが必要となる。かかる場合、この発明
に係る前記仮囲いパネル１によれば、内向フランジ７,
８に対する掛止め部材11, 12の位置の変更を、仮囲いパ
ネル側への何の加工をも要することなく、内向フランジ
７,８に対する掛止め部材11, 12の摺動変位をもって簡
易迅速に行うことが可能となる。なお、図示はしない
が、仮囲いパネル１は、四枚以外の他の複数枚を一組と
することもでき、また、各個のパネル１の全てをステッ
プ状に位置させることもできる。後者によれば、横パイ
プＰの傾斜角度が一定である限りにおいて、それぞれの
掛止め部材11, 12を、各パネル１の同等位置に位置決め
配置することが可能である。
面上に全体としてほぼステップ状に整列させて並列配置
した状態を示す背面図である。ここでは、パイプ枠組み
ＰＦの、傾斜面とほぼ平行に延在する上下三段の横パイ
プＰのそれぞれに、四枚の仮囲いパネル１を一組みとし
て、各パネル１のそれぞれの側端を所定の位置に設けた
三個ずつの掛止め部材11, 12を介してステップ状に掛合
させることとしており、これがためには、各組内の仮囲
いパネル１のうち、斜面の下方側に位置するパネルほ
ど、それぞれの掛止め部材11, 12をパネル１の下方側部
分に取付けることが必要となる。かかる場合、この発明
に係る前記仮囲いパネル１によれば、内向フランジ７,
８に対する掛止め部材11, 12の位置の変更を、仮囲いパ
ネル側への何の加工をも要することなく、内向フランジ
７,８に対する掛止め部材11, 12の摺動変位をもって簡
易迅速に行うことが可能となる。なお、図示はしない
が、仮囲いパネル１は、四枚以外の他の複数枚を一組と
することもでき、また、各個のパネル１の全てをステッ
プ状に位置させることもできる。後者によれば、横パイ
プＰの傾斜角度が一定である限りにおいて、それぞれの
掛止め部材11, 12を、各パネル１の同等位置に位置決め
配置することが可能である。
【００１６】ところで、仮囲いパネル１をこのように配
設する場合において、好ましくは、いずれか一の段の掛
止め部材11, 12、図では中段の掛止め部材11, 12のフッ
ク15, 16を横パイプＰに下方側から掛合させることで、
パネル１の、上方側への意図しない離脱を防止する。こ
れがためには、その中段に適用する掛止め部材11, 12に
ついては、図３に示すところとは左右を逆にして内向フ
ランジ７, ８に取付ける。
設する場合において、好ましくは、いずれか一の段の掛
止め部材11, 12、図では中段の掛止め部材11, 12のフッ
ク15, 16を横パイプＰに下方側から掛合させることで、
パネル１の、上方側への意図しない離脱を防止する。こ
れがためには、その中段に適用する掛止め部材11, 12に
ついては、図３に示すところとは左右を逆にして内向フ
ランジ７, ８に取付ける。
【００１７】この一方で、整列させて配置した仮囲いパ
ネル１の全てもしくは特定のものを取り外す場合には、
図７(b) に示すように、中段に取付けた掛止め部材11,
12を内向フランジ７, ８に沿わせて幾分下降変位させる
ことで、それらのフック15,16と横パイプＰとの掛合を
解除し、次いで、そのパネル１を上方に持ち上げて他の
全てのフック15, 16の、横パイプＰからの離脱をもたら
した状態で、パネル１をその前方側 (山折り部と谷折り
部の接合に伴う障害のない反パイプ側) へ引き抜くこと
で、仮囲いパネル１の両側端の折曲基部相互の入り込み
を解除する。このことは、仮囲いのために整列配置した
複数のパネル１・・・のうちの特定の１枚のみを比較的
簡単に取り外すことができることをも意味している。
ネル１の全てもしくは特定のものを取り外す場合には、
図７(b) に示すように、中段に取付けた掛止め部材11,
12を内向フランジ７, ８に沿わせて幾分下降変位させる
ことで、それらのフック15,16と横パイプＰとの掛合を
解除し、次いで、そのパネル１を上方に持ち上げて他の
全てのフック15, 16の、横パイプＰからの離脱をもたら
した状態で、パネル１をその前方側 (山折り部と谷折り
部の接合に伴う障害のない反パイプ側) へ引き抜くこと
で、仮囲いパネル１の両側端の折曲基部相互の入り込み
を解除する。このことは、仮囲いのために整列配置した
複数のパネル１・・・のうちの特定の１枚のみを比較的
簡単に取り外すことができることをも意味している。
【００１８】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明の仮囲いパネルの取付構造では、それの両
側端の内向フランジを掛止め部材の固定部分として機能
させることで、掛止め部材の取付け位置を、パネル側へ
の加工を必要とすることなく、簡易迅速に、しかも常に
適正に変更することができる。その上、この取付構造に
よれば、掛止め部材を十分安定にかつ強固に取付けるこ
とができる。
に、この発明の仮囲いパネルの取付構造では、それの両
側端の内向フランジを掛止め部材の固定部分として機能
させることで、掛止め部材の取付け位置を、パネル側へ
の加工を必要とすることなく、簡易迅速に、しかも常に
適正に変更することができる。その上、この取付構造に
よれば、掛止め部材を十分安定にかつ強固に取付けるこ
とができる。
【図１】この発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図２】図１の横断面図である。
【図３】対をなす掛止め部材の拡大斜視図である。
【図４】パネル取付構造の機能態様を示す要部斜視図で
ある。
ある。
【図５】図４の横断面図である。
【図６】傾斜面上でのパネルの配置例を示す背面図であ
る。
る。
【図７】配置したパネルの取り外し例を示す背面図であ
る。
る。
１ 仮囲いパネル ２ パネル本体 ３, ４ 突出部分 ５, ６ 折曲基部 ７, ８ 内向フランジ ９ 山折り部 10 谷折り部 11, 12 掛止め部材 13, 14 クランプ部 13a, 14a スリット 13b, 13c 14b, 14c 挟持部材 13d, 14d ボルト 15, 16 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特許2700425（ＪＰ，Ｂ２) 実用新案登録2559218（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04G 21/32
Claims (1)
- 【請求項１】 平坦なパネル本体の両側端に、それの背
面側への突出部分を設け、それぞれの突出部分を、パネ
ル本体に隣接するそれぞれの折曲基部と、これらの折曲
基部から相互に向き合う方向へ折れ曲がってパネル本体
とほぼ平行をなすそれぞれの内向フランジとで構成し、 一方の折曲基部の幅方向の所定位置に、それの全長にわ
たって直線状に延びる一条の山折り部を設けるととも
に、他方の折曲基部の、前記山折り部と対応する位置
に、それの全長にわたって直線状に延びる一本の谷折り
部を設け、 前記内向フランジの長さ方向の少なくとも一個所に、そ
の内向フランジを厚み方向から挟持するクランプ部と、
このクランプ部からパネル本体の背面側へ突出してパイ
プ枠組みの横パイプに掛合するフック部とからなる掛止
め部材を取付け、 前記クランプ部を、内向フランジの進入を許容するスリ
ットを隔てて位置して内向フランジを挟み込むととも
に、相互にボルト締めされる前後の挟持部材により構成
してなるパネルの取付構造 。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23565598A JP2992019B1 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 仮囲いパネルの取付構造 |
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|---|---|---|---|
| JP23565598A JP2992019B1 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 仮囲いパネルの取付構造 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2992019B1 true JP2992019B1 (ja) | 1999-12-20 |
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ID=16989240
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23565598A Expired - Fee Related JP2992019B1 (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 仮囲いパネルの取付構造 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2992019B1 (ja) |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP23565598A patent/JP2992019B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000064624A (ja) | 2000-02-29 |
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