JP4718713B2 - 仮設用クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば工事現場を一定期間遮蔽するために仮設される仮囲いについて、その遮蔽パネルを隙間なく連結し、且つ、該遮蔽パネルを水平つなぎ等の骨組みに強固に固定できる仮設用のクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、仮囲いの一般的構成を説明すると、先ず工事現場の周囲に単パイプあるいは足場などの支柱を有する枠体を立て、適宜前方の倒れ止めとして該支柱を後方より斜めに支える控えを取り付け、また支柱の左右の倒れ止めとして支柱間に水平のつなぎを取り付けるなどして骨組みを組み、作業員や車両の出入り口を確保した後、前記骨組みの前面に遮蔽パネルを設けることにより構築される。
【0003】
ところで、遮蔽パネルは風圧をまともに受けるため、頑丈に取り付ける必要がある。このため従来は、図3に示したようなフック状の専用金具50を用いていた。即ち、この専用金具50は水平つなぎ60に掛止可能なフック部51を有し、一端のボルト部52を遮蔽パネル70に通しナット80により固定されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、工事が大規模であると遮蔽面積の大きさに応じて必要とする遮蔽パネルの枚数も相当なものとなるが、遮蔽パネル一枚一枚に前記専用金具50を取り付ける作業は非常に面倒であった。特に遮蔽パネルが3メートルを越す大型の場合、前記専用金具50は上下だけでなく中間にも必要となり、遮蔽パネルに対する専用金具50の取付工数が増加し、引いては仮囲いの設置に時間がかかるという問題があった。
【0005】
また前記専用金具50を使用する場合は、フック部51の位置と水平つなぎ60の高さを一致させなければならず、その位置合わせも手間であった。つまり、先に遮蔽パネルに専用金具50を固定した場合は、フック部51の位置に合わせて水平つなぎを架設しなければならないし、先に水平つなぎに専用金具50を掛止した場合は、ボルト部52の位置に合わせて遮蔽パネルに該ボルト部挿通用の取付孔を形成しなければならないのである。特にこの種遮蔽パネルは継続して使用されることを考えれば、後者の場合、先に形成した取付孔が使用できない場合もあり、施工性の悪化は顕著である。
【0006】
本発明は上述した課題を解決するもので、その目的とするところは、一切締結作業を必要とすることなく、且つ、簡単に、しかも頑丈に遮蔽パネル等を取り付けることのできる仮設用クリップを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明では、側縁に引っ掛かりを有する資材を列設するにあたり隣り合う資材同士を連結し、且つ、該資材を棒体に固定するためのクリップであることを前提とし、前記棒体に弾性的に嵌め込まれる取付け部を左右一対に備え、該取付け部を各一端から連続する水平部により連結すると共に、該取付け部の各他端には前記資材の引っ掛かりと係合可能な一対の爪部を対向して設けるという手段を用いた。この手段によれば、ボルトナットなどの緊締金具を一切用いることなく、遮蔽パネル等の資材同士を隙間なく連結し、且つ、該資材を水平つなぎ等の棒体に強固に固定することができる。なお、資材とは例えばパネルをいい、この場合の引っ掛かりとは側縁を内側に折り曲げてなるリブをいう。また、棒体とは中空パイプ、中実パイプを問わず、また角であるか丸であるかも問わず、さらに支柱のように垂直部材だけでなく、水平つなぎのように水平部材をも含み、さらには仮設用控えのような斜め材をも含む概念である。
【0008】
請求項2では、取付け部にこれよりも幅広のカバーを設けるという手段を用いた。この手段によれば、取付け部の弾性嵌め込み面積を拡大することにより該取付け部を棒体に対して強固に取付ける作用を有する。また、クリップが鋼材から形成されるときは、該カバーをゴムまたは樹脂製とすることで滑り止めの作用も行う。
【0009】
請求項3では、水平部の少なくとも一箇所を凹設するという手段を用いた。この手段によれば、凹設した箇所が指の引っ掛かりとして機能し、クリップの取付け部を棒体から簡単に取り外すことができる。
【0010】
請求項4では、本クリップを1本の鋼材より成型するという手段を用いた。この手段によれば、鋼材の曲げ加工のみでクリップを成型することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に従って本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明クリップの最良の実施形態を示したものである。即ち、該クリップ1は、1本の鋼材から成型されたもので、左右に棒体に弾性的に嵌め込まれる半環状の取付け部1a・1aを一対に備え、両取付け部1a・1aをその一端から連続する水平部1bにより接続すると共に、両取付け部1a・1aの先端には一対の爪部1c・1cを対向するようにやや鋭角に内側に折り曲げてなるものである。
【0012】
なお、1d・1dは、各取付け部1aに設けた樹脂製カバーであって、主として取付け部1aの弾性嵌め込み面積を拡大することにより該取付け部1aを棒体に対して強固に取付ける作用を有する。
【0013】
また、1eは水平部1bの一箇所を下方から凹設した掛止部であって、該掛止部1eは指の引っ掛かりとして機能する。つまり、該掛止部1eに指を掛け、水平部1bを上方に引き上げることでクリップ1を棒体から容易に取り外すことができるものである。
【0014】
次に本クリップ1の使用例を説明する。なお、ここでは仮囲いにおける遮蔽パネルを連結の資材として隣り合う同士を隙間なく連結すると共に、該遮蔽パネルを支柱間に仮設された水平つなぎに固定する場合を説明する。ただし、連結対象となる資材や固定対象となる棒体はこれに限定されない。
【0015】
本クリップ1を使用するには、図2に示したように、先ず指で爪部1c・1cの間隔を拡げ、該爪部1c・1cを遮蔽パネル2の左右側縁に形成されたリブ2a・2aと係合させる。このとき拡げた爪部1c・1cは弾性力によって元の間隔に復帰するので、この復元力によって隣り合う遮蔽パネル2のリブ同士2a・2aを密着させる。即ち、クリップ1によって遮蔽パネル2を隙間なく連設することができるのである。
【0016】
そして、クリップ1の取付け部1a・1aを水平つなぎ3に嵌め込むことで、遮蔽パネル2を水平つなぎ3に強固に連結することができ、遮蔽パネル2の不用意な前方への倒壊を防止することができる。なお、クリップ1の取付け順序は、これと逆であってもよい。
【0017】
そして、本クリップ1を取り外すには、上述したように指を水平部1bの掛止部1eに掛け、この状態で水平部1bを上方に引き上げる。これにより取付け部1a・1aを水平つなぎ3から取り外すことができる。また、爪部1c・1cの間隔を指で拡開することによって、クリップ1を遮蔽パネル2から取り外すことができるのである。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一切連結金具およびそのための工具を必要とせず、ほぼワンタッチで連結資材を隙間なく棒体に固定することができる。従って、本クリップを仮囲いに用いた場合には、非常に短期間で仮囲いを構築できると共に、従来必要であった連結金具やその締結作業は大幅に削減され、人員も多くを必要とせず、コストの低減にも大きく寄与することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップの斜視図
【図2】クリップの取付態様を示した平面図
【図3】従来の専用金具を示した正面図
【符号の説明】
クリップ
1a 取付け部
1b 水平部
1c 爪部
1d 取付け部のカバー
1e 掛止部
2 遮蔽パネル
3 水平つなぎ

Claims (4)

  1. 側縁に引っ掛かりを有する資材を列設するにあたり隣り合う資材同士を連結し、且つ、該資材を棒体に固定するためのクリップであって、前記棒体に弾性的に嵌め込まれる半環状の取付け部を左右一対に備え、該取付け部を各一端から連続する水平部により連結すると共に、該取付け部の各他端には資材の前記引っ掛かりと係合してその弾性復元力で前記隣り合う資材同士を密着させる一対の爪部を、互いに対向するようにやや鋭角に内側に折り曲げて設けてなることを特徴とする仮設用クリップ。
  2. 前記取付け部にはこれよりも幅広のカバーを設けた請求項1記載の仮設用クリップ。
  3. 水平部の少なくとも一箇所に掛止部を凹設した請求項1または2記載の仮設用クリップ。
  4. 1本の鋼材より成型される請求項1、2または3記載の仮設用クリップ。
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