JP3983529B2 - 折板屋根の取付金具及びこれを用いた折板屋根の取付構造 - Google Patents
折板屋根の取付金具及びこれを用いた折板屋根の取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折板屋根の取付金具及びこれを用いた折板屋根の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の折板屋根の取付金具及びこれを用いた折板屋根の取付構造を示す使用状態図である。
【0003】
この取付金具100は、折板屋根Yの下地Sに固定される底壁部101と、この底壁部101の左右両端から立設された一対の側壁部102と、これら側壁部102の上端に形成された折板屋根Yの被係止部Y1を係止可能な係止部103とから成る一本の長尺な断面略U溝状に形成されている。
【0004】
また、底壁部101には、これを下地Sに固定するための複数の取付孔104が適宜間隔をあけて形成している。
【0005】
このような構造の取付金具100は、ネジ、釘、ボルト等の固定具を底壁部101の取付孔104に貫通して、これを折板屋根Yの下地Sに固定する。
【0006】
次に、下地Sに固定された取付金具100の両側から、折板屋根Yの側端に形成された被係止部Y1を係止部103に各々係止する。
【0007】
そして、内側に弾性付勢された逆樋状のカバー体Kを上方から嵌装すると、カバー体Kの両下端に形成された係止爪部K1が、折板屋根Yの被係止部Y1を挟んで、係止部103に係止する。
【0008】
そのため、隣接する折板屋根Y、Yに位置された取付金具100は、目隠しされた状態でカバー体Kによって被覆される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような取付金具100は、長尺な大型のものであるため、作業現場での取り扱いが不便であるうえ、その作業時間もかかり、また、製造に際しても高コストであるという問題もあった。
【0010】
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、取り扱いを容易にして、作業時間を短縮でき、しかも安価に製造可能な折板屋根の取付金具及びこれを用いた折板屋根の取付構造を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、
請求項1に記載の折板屋根の取付金具は、一方の対角位置の隅部に、一対の取付孔を形成した短尺の底壁部と、該底壁部の左右両端から立設され、それぞれの上端に係止部を形成した一対の側壁部とを有した断面略U状に形成された折板屋根の取付金具であって、上記底壁部は、上記一対の取付孔にネジ、釘、ボルト等の固定具を貫通させて折板屋根の下地等に固定されてから、上記一対の側壁部の係止部の各々に、2枚の折板屋根の各々の被係止部を係止させるようにしている。
【0012】
このものでは、底壁部を短尺に形成しているので、作業現場等での取り扱いを容易して作業時間を短縮できるうえ、製造コストをも安価にできる。
【0013】
また、底壁部の一方の対角位置の隅部には、一対の取付孔が形成されているので、これにネジ、ボルト等の固定具を貫通して締め付けるだけで、効果的且つ強固に固定でき、従って取付金具を下地に対して、簡単且つ確実に固定できる。
【0014】
請求項2に記載の折板屋根の取付構造は、請求項1に記載された折板屋根の取付金具と、係止爪を設けたカバー体とを用いた折板屋根の取付構造であって、上記取付金具を、その底壁部の上記一対の取付孔にネジ、釘、ボルト等の固定具を貫通させて折板屋根の下地等に固定した後、該取付金具の上記一対の側壁部の係止部の各々に、2枚の折板屋根の各々の被係止部を係止させ、該取付金具の上方から、上記カバー体を、2枚の折板屋根に形成された被係止部を挟持するように被覆して、該カバー体の係止爪を上記取付金具の上記係止部に係合させている。
【0015】
このものでは、取付金具は、折板屋根の下地に間隔をあけて複数固定されるので、折板屋根の支持強度を維持しながら、製造コストを安価にできる。
【0016】
また、底壁部の一方の対角位置の隅部には、一対の取付孔が形成されているので、これにネジ、ボルト等の固定具を貫通して締め付けるだけで、効果的且つ強固に固定でき、従って取付金具を下地に対して、簡単且つ確実に固定できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る折板屋根の取付金具及びこれを用いた折板屋根の取付構造を図面とともに説明する。
【0018】
図1は、本発明の取付金具を用いた折板屋根の取付構造を示す使用状態図である。
【0019】
この取付金具10は、折板屋根Yの下地Sに固定される短尺の底壁部1と、この底壁部1の左右両端から立設された一対の側壁部2と、これら側壁部2の上端に形成された折板屋根Yの被係止部Y1を係止可能な係止部3とから成り、その全体は、断面略U状に形成されてなる。
【0020】
この底壁部1の一方の対角位置の隅部には、ボルト、ネジ、釘等の固定具5が貫通される一対の取付孔4が形成されている。
【0021】
また、一方の係止部3から他方の係止部3にかけて、複数条の補強用リブを形成すれば、その強度を高めることができる。
【0022】
なお、これら底壁部1、側壁部2及び係止部3の形状は、下地Sの構造や折板屋根Yの形状に合わせて形成され、これに限定されない。
【0023】
図2(a)〜(c)は、本発明の折板屋根の取付金具を用いた折板屋根の概略施工図である。
【0024】
ここで、図1と共通する部位には、共通の符号を付し、その説明は省略する。
【0025】
以下、これら図1、図2に基づき、本発明の取付金具10を用いた折板屋根Yの取付構造を説明する。
【0026】
上記のように構成した取付金具10は、その底壁部1の取付孔4にボルト、ネジ、釘等の固定具5を貫通するか又は溶接する等して、底壁部1を折板屋根Yの下地Sの適所に固定する。
【0027】
同様にして、この固定された取付金具10と一定間隔をあけた軒棟方向に、他の取付金具10’を同一線上に固定し、以下同様にして複数の取付金具10、10’…を下地Sに固定して行く(図1、図2(a)参照)。
【0028】
次に、図2(b)に示すように、固定された取付金具10、10’…の一方或いは両側方から折板屋根Yの側端に形成された被係止部Y1を係止部3に各々係止する。
【0029】
なお、この折板屋根Yの下面には、断熱材等を固着しても構わない。
【0030】
そして、図2(c)に示すように、内側に弾性付勢された逆樋状のカバー体Kを上方から嵌装するとカバー体Kの両下端に形成された係止爪部K1が、折板屋根Yの被係止部Y1を挟んで、係止部3に係止する。
【0031】
そのため、隣接する折板屋根Y、Yに位置された取付金具10、10’…は、目隠しされた状態でカバー体Kによって被覆される。
【0032】
なお、図1で示すように、この取付けられた取付金具10及びカバー体Kの軒側には、これらを目隠しするための面戸化粧カバーM1或いは、折板屋根Yの下面に設けられた上記断熱材等を目隠しするための面戸カバーM2を設ければ、和風感のある意匠的効果を得ることもできる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果がある。
【0034】
請求項1に係る折板屋根の取付金具によれば、底壁部を短尺に形成しているので、作業現場等での取り扱いを容易して作業時間を短縮できるうえ、製造コストをも安価にできる。
【0035】
また、底壁部の一方の対角位置の隅部には、一対の取付孔が形成されているので、これにネジ、ボルト等の固定具を貫通して締め付けるだけで、効果的且つ強固に固定でき、従って取付金具を下地に対して、簡単且つ確実に固定できる。
【0036】
請求項2に係る折板屋根の取付構造によれば、取付金具は、折板屋根の下地に間隔をあけて複数固定されるので、折板屋根の支持強度を維持しながら、製造コストを安価にできる。
【0037】
また、底壁部の一方の対角位置には、一対の取付孔が形成されているので、これにネジ、ボルト等の固定具を貫通して締め付けるだけで、効果的且つ強固に固定でき、従って取付金具を下地に対して、簡単且つ確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の取付金具を用いた折板屋根の取付構造を示す使用状態図
【図2】 (a)〜(c)は、本発明の折板屋根の取付金具を用いた折板屋根の概略施工図
【図3】 従来の折板屋根の取付金具及びその取付構造を示す使用状態図
【符号の説明】
Y 折板屋根
Y1 被係止部
K カバー体
S 下地
10 取付金具
1 底壁部
2 側壁部
3 係止部
4 取付孔
Claims (2)
- 一方の対角位置の隅部に、一対の取付孔を形成した短尺の底壁部と、該底壁部の左右両端から立設され、それぞれの上端に係止部を形成した一対の側壁部とを有した断面略U状に形成された折板屋根の取付金具であって、
上記底壁部は、上記一対の取付孔にネジ、釘、ボルト等の固定具を貫通させて折板屋根の下地等に固定されてから、上記一対の側壁部の係止部の各々に、2枚の折板屋根の各々の被係止部を係止させるようにしている折板屋根の取付金具。 - 請求項1に記載された折板屋根の取付金具と、係止爪を設けたカバー体とを用いた折板屋根の取付構造であって、
上記取付金具を、その底壁部の上記一対の取付孔にネジ、釘、ボルト等の固定具を貫通させて折板屋根の下地等に固定した後、該取付金具の上記一対の側壁部の係止部の各々に、2枚の折板屋根の各々の被係止部を係止させ、該取付金具の上方から、上記カバー体を、2枚の折板屋根に形成された被係止部を挟持するように被覆して、該カバー体の係止爪を上記取付金具の上記係止部に係合させている折板屋根の取付構造。
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