JPH08177198A - 遮音材の取付構造 - Google Patents

遮音材の取付構造

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JPH08177198A
JPH08177198A JP33812294A JP33812294A JPH08177198A JP H08177198 A JPH08177198 A JP H08177198A JP 33812294 A JP33812294 A JP 33812294A JP 33812294 A JP33812294 A JP 33812294A JP H08177198 A JPH08177198 A JP H08177198A
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JP
Japan
Prior art keywords
insulating material
vibration
sound insulating
wall body
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP33812294A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ishii
淳 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音材と壁体間のサウンドブリッジを防止す
ることができると共に、遮音材を壁体に強固に取り付け
ることができる遮音材の取付構造を提供することを目的
とする。 【構成】 遮音材1が固定された支持材2を、取付ねじ
5により、防振材3を挟み込んだ状態で壁体4に固定す
る遮音材1の取付構造であって、支持材2には取付ねじ
5の軸部が貫通する貫通孔7が形成され、取付ねじ5に
は防振座金8が取り付けられ、遮音材1側から貫通孔7
に非接触状態で貫通した取付ねじ5により、防振材3と
共に支持材2を壁体4にねじ止めしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石膏ボードなどの遮音
材を壁体に取り付ける遮音材の取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】遮音材を壁体に取り付ける場合、遮音材
の持つ遮音性能と壁体の持つ遮音性能とを独立に発揮さ
せるため、両者間に防振ゴムなどを介在させて、いわゆ
る「浮き構造」を執る。すなわち、防振ゴムにより、遮
音材および壁体間のサウンドブリッジを防止し、遮音材
と壁体とを音響的に独立させて、所望の遮音性能を得る
ようになっている。図3は、このような遮音材の壁体へ
の取付構造を表している。同図に示すように、この取付
構造では、遮音材31が固定された胴縁32が防振ゴム
33に取り付けられたボルト33aにナット締めされ、
さらにこの防振ゴム33がその取付片33bの部分で壁
体34にビス止めされて、遮音材31が壁体34に取り
付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遮音
材の取付構造では、遮音材31が固定された胴縁32
が、防振ゴム33を介して壁体34に間接的にビス止め
されているので、遮音材31および壁体34間のサウン
ドブリッジを有効に防止することができる。しかし、遮
音材31は胴縁32を介して防振ゴム33に支持されて
おり、防振ゴム33には遮音材31および胴縁32の重
さが加わるため、防振ゴム33が弾性変形して遮音材3
1が位置ずれする不具合があった。この場合、防振ゴム
33を剛性の高い硬質のものにすれば、かかる不具合は
解消されるが、遮音材31自体、吸音材と異なりかなり
の重量があるため、これを不動に支持するような硬質の
防振ゴム33では、固体伝播音を十分に緩衝することが
できなくなる問題が生ずる。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、遮音材と壁体間のサウンドブ
リッジを防止することができると共に、遮音材を壁体に
強固に取り付けることができる遮音材の取付構造を提供
することをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、遮音材が固定された支持材を、取付ねじによ
り、防振材を挟み込んだ状態で壁体に固定する遮音材の
取付構造であって、支持材には取付ねじの軸部が貫通す
る貫通孔が形成され、取付ねじには防振座金が取り付け
られ、遮音材側から貫通孔に非接触状態で貫通した取付
ねじにより、防振材と共に支持材を壁体にねじ止めした
ことを特徴とする。
【0006】この場合、支持材と防振材とが相互に接着
されていることが、好ましい。
【0007】
【作用】請求項1の遮音材の取付構造によれば、取付ね
じにより、防振材と共に支持材が壁体にねじ止めされて
いるため、支持材および遮音材は、防振材を挟み込んだ
状態で壁体に固定される。このため、支持材および遮音
材の重さは壁体に加わることになる。一方、防振座金を
取り付けた取付ねじが、遮音材側から貫通孔に非接触状
態で貫通しているため、支持材および支持材に固定され
た遮音材は、防振材により、壁体に対して音響的に絶縁
され、また壁体にねじ込まれた取付ねじは、壁体側の部
品として、防振座金により、支持材および遮音材に対し
て音響的に絶縁される。このため、遮音材は壁体に支持
されているにもかかわらず、壁体に対し音響的に完全に
絶縁される。
【0008】請求項2の遮音材の取付構造によれば、支
持材と防振材とが相互に接着されているため、支持材お
よび防振材間の位置合わせなどを必要とすることなく、
支持材と防振材とを一体として取り付けることができ、
施工を容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の遮音材の取付構造の実施例に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は遮音材を壁体に取り付けた状態を表した断面図、図2
はその際の施工手順を表した断面図である。両図に示す
ように、遮音材1は、支持材である胴縁2および防振材
3を介して壁体4に取り付けられている。遮音材1は、
図外のビスにより胴縁2に固定され、胴縁2は、取付ビ
ス5により、防振材3を挟み込んだ状態で、壁体4に固
定されている。また、胴縁2と防振材3とは、接着剤に
より相互に接着されている。
【0010】胴縁2には、遮音材1側に取付ビス用の座
ぐり穴6が形成されると共に、これに連なる貫通孔7が
形成されている。取付ビス5は、防振座金8および平座
金9を取り付けた状態で、遮音材1側から、胴縁2の貫
通孔7および防振材3のビス用ばか孔10を貫通して、
壁体4にねじ込まれている。胴縁2の貫通孔7は、取付
ビス5の軸部より十分に太径に形成され、ねじ込んだ取
付ビス5の軸部が胴縁2に接触しないようになってい
る。すなわち、防振座金8および平座金9を座ぐり穴6
に挿入ようにして取付ビス5をねじ込むと、取付ビス5
が胴縁2に対して自動的に位置決めされ、取付ビス5と
貫通孔7の内面との間には十分な隙間が生ずる。なお、
防振座金8に、貫通孔7に嵌合するボス部を突出形成
し、取付ビス5の軸部が胴縁2に接触しないようにして
もよい。
【0011】この場合、遮音材1は石膏ボードやセメン
ト板などで構成され、胴縁2は木質材などで構成されて
いる。また、防振材3は、ゴム、ウレタンなどの発泡材
やグラスウールなどで構成され、防振座金8は、ゴム、
ウレタンなどの発泡材で構成されている。
【0012】次に、図2を参照して、遮音材1の施工手
順について説明する。予め胴縁2と防振材3とを接着剤
で接着しておく。次に、接着したこの胴縁2と防振材3
とを壁体4の所定の位置に当てがい、これを防振座金8
および平座金9を差し通した取付ビス5で、壁体4にビ
ス止めする。胴縁2および防振材3を壁体4に固定した
ら、遮音材1を胴縁2にビス止めして作業を完了する。
【0013】以上のように本実施例によれば、取付ビス
5により、防振材3を挟み込むようにして胴縁2が壁体
4にねじ止めされるため、胴縁2を直接壁体4に固定す
ることができ、胴縁2に固定した遮音材1を壁体4に強
固に固定することができる。しかも、接着により胴縁2
と防振材3とが一体化されているため、遮音材1の施工
性を向上させることができる。
【0014】また、胴縁2と壁体4との間には防振材3
が介在しているため、胴縁2と壁体4とを音響的に絶縁
することができる一方、取付ビス5と胴縁2との接触部
分に防振座金8を介在させるようにしているので、取付
ビス5と胴縁2とを音響的に絶縁することができる。す
なわち、遮音材1側の部材である遮音材1および胴縁2
と、壁体4側の部材である壁体4および取付ビス5と
が、防振材3および防振座金8により絶縁されるため、
遮音材1と壁体4とが音響的に完全に絶縁され、両者間
のサウンドブリッジが防止されて、遮音材1および壁体
4にそれぞれ独自の遮音性能を発揮させることができ
る。
【0015】なお、本発明の遮音材の取付構造は、内
壁、天井を問わず適用可能であり、また胴縁の他間柱な
どにも適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の遮音材の取付構造
によれば、支持材および遮音材が、防振材を挟み込んだ
状態で壁体に固定されるので、遮音材を壁体に強固に取
り付けることができる。また、支持材および遮音材は防
振材により、取付ねじは防振座金により、それぞれ音響
的に絶縁されるので、サウンドブリッジを有効に防止す
ることができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遮音材の取付構造を表
した断面図である。
【図2】遮音材の施工手順を表した断面図である。
【図3】従来の遮音材の取付構造を表した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 遮音材 2 胴縁 3 防振材 4 壁体 5 取付ビス 7 貫通孔 8 防振座金

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮音材が固定された支持材を、取付ねじ
    により、防振材を挟み込んだ状態で壁体に固定する遮音
    材の取付構造であって、 前記支持材には取付ねじの軸部が貫通する貫通孔が形成
    され、前記取付ねじには防振座金が取り付けられ、 前記遮音材側から前記貫通孔に非接触状態で貫通した前
    記取付ねじにより、前記防振材と共に前記支持材を前記
    壁体にねじ止めしたことを特徴とする遮音材の取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記支持材と前記防振材とが、相互に接
    着されていることを特徴とする請求項1に記載の遮音材
    の取付構造。
JP33812294A 1994-12-26 1994-12-26 遮音材の取付構造 Pending JPH08177198A (ja)

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JP33812294A JPH08177198A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 遮音材の取付構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012525513A (ja) * 2009-04-28 2012-10-22 ゲツナー ヴェルクストッフ ホールディング ゲーエムベーハー 連結装置
CN103485432A (zh) * 2013-09-14 2014-01-01 许庆华 用于生产环保阻燃吸音板的内置框架制作方法
JP2014077315A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Taisei Corp 遮音材付仮設足場
JP2021070937A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 積水ハウス株式会社 内壁固定部材

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Effective date: 20020108