JPH0342168Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342168Y2 JPH0342168Y2 JP1984149496U JP14949684U JPH0342168Y2 JP H0342168 Y2 JPH0342168 Y2 JP H0342168Y2 JP 1984149496 U JP1984149496 U JP 1984149496U JP 14949684 U JP14949684 U JP 14949684U JP H0342168 Y2 JPH0342168 Y2 JP H0342168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- ceiling member
- building frame
- member support
- support beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
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- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、建物の上階における子供の飛び跳
ね等の衝撃振動が、下階の天井部材へ伝わること
を防止できる天井部材支持装置に関するものであ
る。
ね等の衝撃振動が、下階の天井部材へ伝わること
を防止できる天井部材支持装置に関するものであ
る。
従来の天井部材(野縁、野縁受け、天井板等)
は、上階のスラブへ加わつた衝撃振動に対して最
も振動しやすいスラブから、ハンガー等の吊り具
によつて直接吊着されていた。
は、上階のスラブへ加わつた衝撃振動に対して最
も振動しやすいスラブから、ハンガー等の吊り具
によつて直接吊着されていた。
そのためスラブの衝撃振動は、防振ハンガー等
を用いても比較的容易に天井部材へ伝わり、天井
板自体が振動し大きな床衝撃音として階下へ放射
されていた。
を用いても比較的容易に天井部材へ伝わり、天井
板自体が振動し大きな床衝撃音として階下へ放射
されていた。
この考案は、前述した事情に鑑み創案されたも
ので、その目的は簡単な構造であると共に、スラ
ブの衝撃振動が天井部材へ伝わることを確実に防
止できる天井部材支持装置を提供することにあ
る。
ので、その目的は簡単な構造であると共に、スラ
ブの衝撃振動が天井部材へ伝わることを確実に防
止できる天井部材支持装置を提供することにあ
る。
〔考案の構成〕
この考案によればスラブに加わつた衝撃振動に
対して、加振源からも離れておりスラブよりもは
るかに振動し難いスラブ周辺部の建物躯体(梁、
壁または柱やスラブ周端部)に、天井板、野縁お
よび野縁受けとからなる天井部材を建物躯体に支
持する支持装置であり、天井部材はスラブ周辺部
の剛性の高い建物躯体に取付けたブラケツト上に
支承された天井部材支持梁により吊着され、野縁
受けは天井部材支持梁から吊りボルトにより吊り
下げられると共に、建物躯体および天井部材支持
梁との間に振動緩衝部が介在されており、天井板
は建物躯体に固着した回り縁上に建物躯体との間
に間隙を設け、クツシヨン材を介在させ載置した
ものである。
対して、加振源からも離れておりスラブよりもは
るかに振動し難いスラブ周辺部の建物躯体(梁、
壁または柱やスラブ周端部)に、天井板、野縁お
よび野縁受けとからなる天井部材を建物躯体に支
持する支持装置であり、天井部材はスラブ周辺部
の剛性の高い建物躯体に取付けたブラケツト上に
支承された天井部材支持梁により吊着され、野縁
受けは天井部材支持梁から吊りボルトにより吊り
下げられると共に、建物躯体および天井部材支持
梁との間に振動緩衝部が介在されており、天井板
は建物躯体に固着した回り縁上に建物躯体との間
に間隙を設け、クツシヨン材を介在させ載置した
ものである。
以下この考案を図示する実施例によつて説明す
る。
る。
天井板1等の天井部材2は、天井部材支持梁3
と、振動緩衝部4とからなる天井部材支持装置5
により建物躯体6へ支持されている。(第1図参
照) 天井部材支持梁3は、埋設されているインサー
ト金具7に螺合するボルト8により取付けた両ブ
ラケツト9,9間に架設することで、建物躯体6
である梁10,10間に支承されている。そして
ブラケツト9,9と、天井部材支持梁3と間に
は、振動緩衝部4である防振ゴムが設けられてい
る。
と、振動緩衝部4とからなる天井部材支持装置5
により建物躯体6へ支持されている。(第1図参
照) 天井部材支持梁3は、埋設されているインサー
ト金具7に螺合するボルト8により取付けた両ブ
ラケツト9,9間に架設することで、建物躯体6
である梁10,10間に支承されている。そして
ブラケツト9,9と、天井部材支持梁3と間に
は、振動緩衝部4である防振ゴムが設けられてい
る。
天井部材2は、天井板1と、この天井板1が釘
等によつて固着されている野縁11と、この野縁
11がクリツプ12によつて緊結されている野縁
受け13とからなつている。そしてこの天井部材
2は、野縁受け13が天井部材支持梁3へラチス
14と、吊りボルト15およびターンバツクル1
6とによつて吊着されることにより、天井部材支
持梁3から吊り下げられている。
等によつて固着されている野縁11と、この野縁
11がクリツプ12によつて緊結されている野縁
受け13とからなつている。そしてこの天井部材
2は、野縁受け13が天井部材支持梁3へラチス
14と、吊りボルト15およびターンバツクル1
6とによつて吊着されることにより、天井部材支
持梁3から吊り下げられている。
この時にラチス14は、天井部材支持梁3の両
端部で天井部材支持梁3と野縁受け13とを緊結
しており、吊りボルト15およびターンバツクル
16は、天井部材支持梁3中間部に取り付けられ
ている。ここで吊りボルト15およびターンバツ
クル16は、天井部材2の荷重による野縁受け1
3の撓みを調整し、野縁受け13の水平性を保つ
働きをする。
端部で天井部材支持梁3と野縁受け13とを緊結
しており、吊りボルト15およびターンバツクル
16は、天井部材支持梁3中間部に取り付けられ
ている。ここで吊りボルト15およびターンバツ
クル16は、天井部材2の荷重による野縁受け1
3の撓みを調整し、野縁受け13の水平性を保つ
働きをする。
なお天井板1と建物躯体6である壁17との間
には、壁17から伝わる振動を遮断するため、間
〓部18が設けられている。
には、壁17から伝わる振動を遮断するため、間
〓部18が設けられている。
また19は、回り縁であり、壁17に釘、接着
材等によつて固着されている。そしてこの回り縁
19と天井板1との間には、クツシヨン材20が
設けられている。
材等によつて固着されている。そしてこの回り縁
19と天井板1との間には、クツシヨン材20が
設けられている。
このような構成からなる天井部材支持装置5に
よれば建物躯体6のスラブ21に加わつた衝撃振
動は、直接天井板1に伝わることなく、梁10に
伝わつた後梁10に取付けられているブラケツト
9および防振ゴムの振動緩衝部4を経由して、充
分減衰してから天井板1へ伝わるので、天井板1
から階下へ放射される床衝撃音が極めて小さいも
のとなる。
よれば建物躯体6のスラブ21に加わつた衝撃振
動は、直接天井板1に伝わることなく、梁10に
伝わつた後梁10に取付けられているブラケツト
9および防振ゴムの振動緩衝部4を経由して、充
分減衰してから天井板1へ伝わるので、天井板1
から階下へ放射される床衝撃音が極めて小さいも
のとなる。
ここで天井板1がスラブ21の振動による天井
裏空間22の騒音を室内空間23へ伝えないため
には、石膏ボード等の充分遮音性のある材料であ
ることが望ましい。
裏空間22の騒音を室内空間23へ伝えないため
には、石膏ボード等の充分遮音性のある材料であ
ることが望ましい。
またクツシヨン材20は、梁10へ伝わつた衝
撃振動が、回り縁19等を介して直接天井板1に
伝わるのを防止すると共に、天井裏空間23の騒
音が間〓部18を介して室内空間23へ侵入する
ことを防止する働きを持つものである。
撃振動が、回り縁19等を介して直接天井板1に
伝わるのを防止すると共に、天井裏空間23の騒
音が間〓部18を介して室内空間23へ侵入する
ことを防止する働きを持つものである。
第3図は、天井部材支持装置5の別態様を示す
ものである。
ものである。
この場合の天井部材支持梁3は、建物躯体6で
ある梁10にインサート金具7およびボルト8に
より固着されたブラケツト9へ、熔接等によつて
緊結されている。
ある梁10にインサート金具7およびボルト8に
より固着されたブラケツト9へ、熔接等によつて
緊結されている。
そして天井部材2は、その野縁受け13が天井
部材支持梁3へ、振動緩衝部4である防振ゴムを
介して吊りボルト15およびハンガー24で吊着
することにより、天井部材支持梁3に吊り下げた
ものである。この時に野縁受け13の水平性は、
吊りボルト15によつて調整することができる。
部材支持梁3へ、振動緩衝部4である防振ゴムを
介して吊りボルト15およびハンガー24で吊着
することにより、天井部材支持梁3に吊り下げた
ものである。この時に野縁受け13の水平性は、
吊りボルト15によつて調整することができる。
ここでラチス14は、天井部材支持梁3を補強
するためのものである。
するためのものである。
なお第1図および第3図のものの天井裏空間2
2には、グラスウールまたはロツククウール等の
吸音材を入れることにより、床衝撃音防止効果を
一層高めることができる。
2には、グラスウールまたはロツククウール等の
吸音材を入れることにより、床衝撃音防止効果を
一層高めることができる。
また第1図および第3図のものは、天井部材支
持梁3と、野縁受け13および野縁11等の素材
が、軽量鋼材を主体としたものである。しかしこ
れらの素材を木材主体とすることも可能である。
持梁3と、野縁受け13および野縁11等の素材
が、軽量鋼材を主体としたものである。しかしこ
れらの素材を木材主体とすることも可能である。
さらに天井部材支持梁3の支承位置は、梁10
に限らず、スラブ周辺部の剛性の高い建物躯体6
ならばどこでもよい。例えば壁17やスラブ周端
部にも支承できる。
に限らず、スラブ周辺部の剛性の高い建物躯体6
ならばどこでもよい。例えば壁17やスラブ周端
部にも支承できる。
この考案は、以上のような構成からなり、次に
述べる効果を有する。
述べる効果を有する。
天井部材は、スラブに直接吊着されることな
く、剛性が高く振動し難いスラブ周辺部の建物躯
体に支承された天井部材支持梁へ吊着されている
と共に、振動伝搬経路の要所に振動緩衝部を介在
させている。そのため天井部材へ伝わる衝撃振動
が、充分減衰されるので下階の天井板から放射さ
れる床衝撃音を極めて小さなものとすることがで
きる。
く、剛性が高く振動し難いスラブ周辺部の建物躯
体に支承された天井部材支持梁へ吊着されている
と共に、振動伝搬経路の要所に振動緩衝部を介在
させている。そのため天井部材へ伝わる衝撃振動
が、充分減衰されるので下階の天井板から放射さ
れる床衝撃音を極めて小さなものとすることがで
きる。
またスラブと天井部材とを直接つなぐ吊り具等
の固体音を伝える伝搬部材がないので、高度の遮
音性能を得ることができ、上下階の遮音の目的に
使用しても好適である。
の固体音を伝える伝搬部材がないので、高度の遮
音性能を得ることができ、上下階の遮音の目的に
使用しても好適である。
第1図はこの考案の天井部材支持装置により天
井部材を吊着した状態を示す断面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図は天井部材支持装
置の別態様を示す断面図、第4図は第3図のB−
B線断面図である。 1……天井板、2……天井部材、3……天井部
材支持梁、4……振動緩衝部、5……天井部材支
持装置、6……建物躯体、7……インサート金
具、8……ボルト、9……ブラケツト、10……
梁、11……野縁、12……クリツプ、13……
野縁受け、14……ラチス、15……吊りボル
ト、16……ターンバツクル、17……壁、18
……間〓部、19……回り縁、20……クツシヨ
ン材、21……スラブ、22……天井裏空間、2
3……室内空間、24……ハンガー。
井部材を吊着した状態を示す断面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図は天井部材支持装
置の別態様を示す断面図、第4図は第3図のB−
B線断面図である。 1……天井板、2……天井部材、3……天井部
材支持梁、4……振動緩衝部、5……天井部材支
持装置、6……建物躯体、7……インサート金
具、8……ボルト、9……ブラケツト、10……
梁、11……野縁、12……クリツプ、13……
野縁受け、14……ラチス、15……吊りボル
ト、16……ターンバツクル、17……壁、18
……間〓部、19……回り縁、20……クツシヨ
ン材、21……スラブ、22……天井裏空間、2
3……室内空間、24……ハンガー。
Claims (1)
- 天井板、野縁および野縁受けとからなる天井部
材を建物躯体に支持する支持装置であり、天井部
材はスラブ周辺部の剛性の高い建物躯体に取付け
たブラケツト上に支承された天井部材支持梁によ
り吊着され、野縁受けは天井部材支持梁から吊り
ボルトにより吊り下げられると共に建物躯体およ
び天井部材支持梁との間に振動緩衝部が介在され
ており、天井板は建物躯体に固着した回り縁上に
建物躯体との間に間隙を設け、クツシヨン材を介
在し載置されていることを特徴とする天井部材支
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984149496U JPH0342168Y2 (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984149496U JPH0342168Y2 (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6165112U JPS6165112U (ja) | 1986-05-02 |
JPH0342168Y2 true JPH0342168Y2 (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=30707675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984149496U Expired JPH0342168Y2 (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342168Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016075051A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 株式会社竹中工務店 | 天井構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136666Y2 (ja) * | 1980-05-07 | 1986-10-24 |
-
1984
- 1984-10-02 JP JP1984149496U patent/JPH0342168Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016075051A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 株式会社竹中工務店 | 天井構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6165112U (ja) | 1986-05-02 |
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