JPH0125146Y2 - - Google Patents

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JPH0125146Y2
JPH0125146Y2 JP1983104397U JP10439783U JPH0125146Y2 JP H0125146 Y2 JPH0125146 Y2 JP H0125146Y2 JP 1983104397 U JP1983104397 U JP 1983104397U JP 10439783 U JP10439783 U JP 10439783U JP H0125146 Y2 JPH0125146 Y2 JP H0125146Y2
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JP
Japan
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main body
attached
ceiling
support
hanging
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JP1983104397U
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JPS6011918U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の上階における足音等の床衝
撃音が、天井板へ伝わることを防止する天井板吊
着装置に関するものである。
〔従来技術および問題点〕
従来の天井板は、防振ハンガー等の吊り具によ
つて、上階の床衝撃加振に対して最も振動しやす
いスラブへ直接吊着していた。
そのため床衝撃加振による振動は、防振ハンガ
ー等を用いても比較的容易に天井板へ伝わり、天
井板自体が振動してしまうことにより大きな床衝
撃音として階下へ放射されてしまうことがあつ
た。
〔考案の目的〕
この考案は、前述した事情に鑑み創案されたも
ので、その目的は簡単な構造で、かつ確実に、ス
ラブへの衝撃振動が天井板へ伝わることを防止で
きる天井板吊着装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
この考案によればスラブへの衝撃加振に対し、
加振源からも離れ、しかもスラブよりもはるかに
振動し難いスラブ以外の建物躯体(梁、壁または
柱)に張着具を取付け、この張着具間にケーブル
を張架し、このケーブルに吊り具を介して天井板
を吊着するようにしたものである。
〔実施例〕
以下この考案を図示する実施例によつて説明す
る。
吊着装置1は、スラブ2以外の建物躯体3(こ
の実施例では梁4)間に取付られている両張着具
5,5と、この両張着具5,5間に張着されてい
るケーブル6と、このケーブル6の長手方向に複
数設けられ、下端部に天井板7およびこれに付随
する天井部材8が取付けられている吊り具9とか
らなつている。
張着具5は、断面略ロ字状の本体5aと、張着
ボルト5fとからなり、この本体5aは建物躯体
3に埋設されたインサート5bに螺合し建物躯体
3へ取付けられたフツク受5cに掛けられたフツ
ク5gの端部にその一端が固定され、本体5aの
他端のボルト孔よりケーブル6先端のシンプル5
hに掛止められたフツク5eを有する張着ボルト
5fの先端を挿通して張着ボルト5fを摺動自在
に本体5aに取付けこのボルト先端に取付けたナ
ツトと本体5aの間に防振ゴム5dが介在してあ
る。
そして、張着具5は建物躯体3であるスラブ2
の下方で、かつスラブ2以外の建物躯体3、この
実施例では相対する梁4,4の同一線上位置に取
付けられる。
ケーブル6は、両張着具5のフツク5e,5e
間に張架されており、締結器(ワイヤークリツ
プ)11により連結されている。この締結器11
は、往復するケーブル6の中間部を拘束し締結す
る。そしてケーブル6の長手方向に、複数所定間
隔をおいて吊り具9が設けられている。なお、こ
のケーブル6は、天井板7を吊すのに必要な本数
が張られる。
吊り具9は、第2図に示すように往復のケーブ
ル6によつて挾み込まれ、締結器(ワイヤークリ
ツプ)9cによつて拘束された本体9aと、この
本体9aに締結され下端部にターンバツクル10
を介して天井部材8である野縁受け12が取付け
られている吊着部9bとからなつている。
天井板7は、その上面に組まれている野縁13
と、この野縁13の上面に設けられている野縁受
け12とからなる天井部材8を介して吊り具9に
より吊着されている。この天井板7は、それ自体
充分遮音性を有する材料が好ましい。
そして天井板7の周端には、帯状の中空ゴム等
からなる回り縁14が、また野縁13には、断面
略ロ字状の本体15aと、野縁13を取付ける断
面略L字状の支持具15eと、本体および支持具
を連結する連結ボルトとからなる横揺れ防止用支
持具15が、それぞれ設けられている。この本体
15aは建物躯体3に埋設されたインサート15
bに螺合して建物躯体3へ取付ける取付けボルト
15cにより取付けられ、本体15aと支持具1
5eとはそのボルト孔に挿通した連結ボルトによ
り摺動自在に連結され、本体15aと支持具15
e間に防振ゴム15dを介在させる。この横揺れ
防止用支持具15は、天井の隅角部に設ければ好
適である。
なお、防振ゴム5d,15dは、吊り具9と野
縁受け12との間に設けてもよい。
また、天井内16にグラスウールあるいはロツ
クウール等の吸音材料を入れることによつて、床
衝撃音防止効果をより一層高めることも可能であ
る。
さらに張着具5は、壁または柱17に取付けて
もよい。
このような吊着装置1によれば建物躯体3であ
るスラブ2の振動は、直接天井板7に伝わらずス
ラブ2以外の建物躯体3であり振動しにくい梁4
または壁、柱17に伝わり、そしてこの建物躯体
3に取付けられている振動の少い張着具5から、
さらに振動を伝え難いケーブル6を経由して充分
減衰してから天井板7へ伝わるので、階下へ放射
されるスラブ2の衝撃音は極めて小さいものとな
る。
また天井板7の周端に設けられている回り縁1
4により、建物躯体3からの振動が伝わることを
防止すると共に、天井内16の騒音が室内18へ
侵入することを防止することができる。
第3図はケーブル6の代りに、チエーン19を
使つた場合の吊り具20を示す別の実施例で、本
体20a、吊着部20bがそれぞれ第2図の吊り
具9の、本体9a、吊着部9bに相当する。この
場合第2図の締結器9cに相当するものは必要と
しない。
本体20aはチエーン19の適当箇所を包含
し、吊着部20bをチエーン19に締結させる働
きをする。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のような構成からなり、次に
述べる効果を有する。
天井板は、スラブ以外の建物躯体(梁、壁また
は柱)間に躯体から張着具により防振ゴムを介し
て張られた吊り具で吊着されるとともに、天井部
材と建物躯体とはその間に設けられた横揺れ防止
用支持具により防振ゴムを介して接するから、ス
ラブの振動が直接天井板に伝わることがなく、天
井板が振動することにより大きなスラブ衝撃音と
して伝わるという現象が起らない。
またケーブルに天井板を吊着する簡単な構造で
あるため、建物躯体に重量的負担をかけることが
ないと共に、確実に天井板を支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の天井板吊着装置により天井
板を吊着した状態を示す断面図、第2図a,b,
cは第1図のA部詳細側面図、伏面図、断面図、
第3図a,b,cは第1図のA部の別の実施例の
詳細側面図、伏面図、断面図である。 1……吊着装置、2……スラブ、3……建物躯
体、4……梁、5……張着具、5a……本体、5
b……インサート、5c……取付けフツク受け、
5d……防振ゴム、5e……フツク、5f……張
着ボルト、5g……フツク、5h……シンプル、
6……ケーブル、7……天井板、8……天井部
材、9……吊り具、9a……本体、9b……吊着
部、9c……締結器(ワイヤークリツプ)、10
……ターンバツクル、11……締結器(ワイヤー
クリツプ)、12……野縁受け、13……野縁、
14……回り縁、15……横揺れ防止用支持具、
15a……本体、15b……インサート、15c
……取付けボルト、15d……防振ゴム、15e
……支持具、16……天井内、17……壁、柱、
18……室内、19……チエーン、20……吊り
具、20a……本体、20b……吊着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物躯体であるスラブの下方で、かつスラブ以
    外の建物躯体間に張着具により張架されているケ
    ーブルまたはチエーンと、このケーブルまたはチ
    エーンの長手方向に所定間隔おいて複数設けら
    れ、天井板およびこれに付随する天井部材を吊着
    する吊り具とからなり、天井部材と建物躯体間に
    横揺れ防止用支持具が設けられている天井板吊着
    装置であつて、前記張着具は建物躯体に取付けら
    れた本体と一方の端をケーブルまたはチエーンの
    先端に係止した張着ボルトとからなり、張着ボル
    トは他方の端を本体のボルト孔に挿通され本体に
    摺動自在に取付けられると共に張着ボルト端部と
    本体との間に防振ゴムが介在してあり、前記横揺
    れ防止用支持具は建物躯体に取付けられた本体
    と、天井部材に取付けられた支持具と、本体およ
    び支持具を連結するボルトからなり、連結ボルト
    は本体または支持具のボルト孔に摺動自在に挿通
    されると共に本体と支持具との間に防振ゴムが介
    在してあることを特徴とする天井板吊着装置。
JP10439783U 1983-07-05 1983-07-05 天井板吊着装置 Granted JPS6011918U (ja)

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JP10439783U JPS6011918U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 天井板吊着装置

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JP10439783U JPS6011918U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 天井板吊着装置

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Publication Number Publication Date
JPS6011918U JPS6011918U (ja) 1985-01-26
JPH0125146Y2 true JPH0125146Y2 (ja) 1989-07-28

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ID=30245153

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JP10439783U Granted JPS6011918U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 天井板吊着装置

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JPS6011918U (ja) 1985-01-26

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