JP2005163412A - 建築物の天井における防音構造 - Google Patents

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英雄 牧村
Yoshifumi Matsuda
芳文 松田
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Abstract

【課題】 施工が簡単で短時間になし得、コスト面で有利な天井の防振構造を提供する。
【解決手段】 天井根太(1) に天井材(2) が支持され、同根太(1) は両端にて固定金具(5) を介して梁(6) に固定されている。固定金具(5) は、天井根太(1) を下から支える根太受け片(3) と、天井根太(1) を上から押える根太押え片(4) とからなる。根太受け片(3) は天井根太(1) の端部を収めるU字形の本体部(3a)と、本体部(3a)の梁側に一体に設けられた固定翼部(3b)とからなり、翼部(3b)にて梁(6) の側面にクギ等で固定される。根太受け片(3) の本体部(3a)の水平部上面と、この面に受けられた天井根太(1) との間に、エラストマーからなる防振材(7) が介在されている。


【選択図】 図1

Description

本発明は、2階建住宅のような建築物の天井における防音構造に関し、より詳しくは、天井根太に天井材が直接、すなわち吊り具を介さず、支持されたタイプの建築物の防音構造に関する。
2階建住宅において、2階における歩行などの動作、ドアの開閉、椅子等の移動に伴って床材への衝撃が生じて天井材を振動させ、この振動が1階に床衝撃音を発生させる。
このような建築物の防音構造として、遮音シートをフローリング材と床下地材でサンドイッチしてなる床材に、荷重部を防振ゴムで構成した吊り具を介して、制振シートを2枚の制振ボードでサンドイッチしてなる天井材を吊持した構造が提案されている(特許文献1参照)
特開2001−152590号公報、特に「発明の実施の形態」。
上記のように天井材を床材に吊り具を介して吊持する構造では、天井の高さ合せが困難で施工性が悪い上に、吊り具の下端に天井材を固定するための野縁や野縁受け等の部材が必要でコストが高く付く。
本発明は、上記の点に鑑み、施工が簡単で短時間になし得、コスト面で有利な天井の防振構造を提供することを課題とする。
本発明による、天井における防音構造は、天井根太に天井材が支持され、同根太が両端にて、天井根太を下から支える根太受け片または根太受け部と、天井根太を上から押える根太押え片または根太押え部とからなる固定金具を介して梁に固定されている建築物において、
根太受け片または根太受け部の根太受け面と天井根太の間、および、根太押え片または根太押え部の根太押え面と天井根太の間のうち少なくとも1ヶ所に、防振材を介在させてなることを特徴とするものである。
本発明において使用される防振材は、好ましくはエラストマーからなる。
本発明による防音構造では、根太受け片または根太受け部の根太受け面と天井根太の間、および、根太押え片または根太押え部の根太押え面と天井根太の間のうち少なくとも1ヶ所に、防振材が介在されているので、上階の床材に衝撃が加えられた場合、床材を受ける梁および天井根太と、天井根太に吊持された天井材を経て、衝撃音が下階に伝わるのを効果的に防ぐことができる。また、この防音構造の施工は簡単な作業で短時間になし得るので、コスト面でも有利である。
つぎに、本発明を具体的に説明するために、本発明の実施例およびこれとの比較を示すための比較例をいくつか挙げる。
<実施例1>
天井構造は、図1および図2に示すように、2×6(インチ)材からなる天井根太(1) に強化石膏ボードからなる厚さ15mmの天井材(2) が支持され、同根太(1) は両端にて固定金具(5) を介して梁(6) に固定されている。固定金具(5) は、天井根太(1) を下から支える根太受け片(3) と、天井根太(1) を上から押える根太押え片(4) とからなる。根太受け片(3) は天井根太(1) の端部を収めるU字形の本体部(3a)と、本体部(3a)の梁側に一体に設けられた固定翼部(3b)とからなり、翼部(3b)にて梁(6) の側面にクギ等で固定される。根太押え片(4) はL字形の屈折片であり、水平部(4a)で天井根太(1) の端部上面を押え、垂直部(4a)で梁(6) の側面にクギ等で固定される。
上記構成において、根太受け片(3) の本体部(3a)の水平部上面、すなわち根太受け面と、この面に受けられた天井根太(1) の間に、エラストマーからなる40mm×15mm×10mmの防振材(7) が介在されている。
天井材(2) の上350mmのレベルに床材(8) が配され、梁(6) の側面に固定された2×10(インチ)材からなる床根太(9) によって支持されている。床材(8) は、表面の厚さ12.5mmの遮音フローリング材(10)と、その下の厚さ35mmの軽質気泡コンクリート層(11)と、その下の厚さ15mmのOSB(オリエンテッド・ストランド・ボード)(12)からなる。
<実施例2>
固定金具(15)は、図3および図4に示すように、天井根太(1) を下から支える根太受け片(13)と、天井根太(1) を上から押える根太押え片(14)とからなる。根太受け片(13)は天井根太(1) の端部を収めるU字形の本体部(13a)と、本体部(13a)の梁側に一体に設けられた固定翼部(13b)とからなり、翼部(13b)にて梁(6) の側面にクギ等で固定される。根太押え片(14)は逆U字形の屈折片であり、その水平部(14a)で天井根太(1) の端部上面を押え、両側垂直部(14a) の下端に形成された爪部(14c)で根太受け片(13)の本体部(13a) の両側垂直壁に外方突状に形成された係止部(13c)に掛け止められる。
上記構成において、根太受け片(13)の本体部(13a)の水平部上面、すなわち根太受け面と、この面に受けられた天井根太(1) の端部下面との間、および、根太押え片(14)の水平部(14a)の水平部下面、すなわち根太押え面と、この面によって押えられる天井根太(1) の端部上面との間に、エラストマーからなる40mm×15mm×10mmの防振材(7) がそれぞれ介在されている。根太受け片(13)の本体部(13a) の両側垂直壁内面には天井根太(1) が根太受け片(13)に直接接触しないようにエラストマーからなる緩衝片(16)が張り付けてある。
その他の構成は実施例1のものと同じである。
<実施例3>
固定金具(25)は、図5に示すように、天井根太(1) の端部を収めて下から支える根太受け部(23)と、根太受け部(23)の上端に一体に設けられて天井根太(1) を上から押える平板状の根太押え部(24)と、根太受け部(23)の梁側に一体に設けられた固定翼部(23b)とからなり、翼部(23b)にて梁(6) の側面にクギ等で固定される。根太押え部(24)は、根太受け部(23)に天井根太(1) の端部を嵌込んだ後、対向状の立上がり部を天井根太(1) の上面上で重なるように折り合わせて形成したものである。
上記構成において、根太受け部(23)の水平部上面、すなわち根太受け面と、この面に受けられた天井根太(1) の端部下面との間に、エラストマーからなる40mm×15mm×10mmの防振材(7) がそれぞれ介在されている。
その他の構成は実施例1のものと同じである。
<実施例4>
この実施例では、図6に示すように、根太押え部(24)は、根太受け部(23)に天井根太(1) の端部を嵌込んだ後、対向状の立上がり部を逆U字状に折り返して各先端が天井根太(1) の上面に当たるように形成したものである。
その他の構成は実施例5のものと同じである。
<比較例1>
天井構造は、防振材を用いなかったこと以外、実施例1と同じである。
<比較例2>
図7において、天井根太(1) の一側面に垂直に複数の防振吊り具(17)が一定間隔で配されて各上端部で固定されている。天井材(2) の複数本の野縁(18)に亘って直角方向に野縁受け(19)が配されて固定され、野縁(18)を支える。野縁受け(19)の側面に防振吊り具(17)の下端部が固定されている。こうして天井材(2) は防振吊り具(17)を介して天井根太(1) に吊持されている。固定金具(5) は天井根太(1) を下から支える根太受け片(3) からなり、根太押え片はない。根太受け片(3) は天井根太(1) の端部を収めるU字形の本体部(3a)と、本体部(3a)の梁側に一体に設けられた固定翼部(3b)とからなり、翼部(3b)にて梁(6) の側面にクギ等で固定される。防振吊り具(17)は荷重部を防振ゴムで構成したものである。根太受け片(3) の本体部(3a)の水平部上面、すなわち根太受け面と、この面に受けられた天井根太(1) の間には防振材は介在されていない。その他の構成は実施例1のものと同じである。
<性能評価>
2階建住宅の2階の床中央にタッピングマシン(リオン社製、商品名「FI−01」)を設置して床を加振し軽量衝撃音を発生させ、1階残響室(室容量50m)に設置した騒音計(リオン社製、商品名「NA−27」)にて軽量階下騒音を、時定数FAST、周波数重みづけFLAT、測定時間10秒の条件で、測定した(JIS A 1418−1に準拠)。また、タッピングマシンの代わりにサツキ機材社製の自動重量床衝撃音発生器(商品名「バングマシーン」)を設置して重量衝撃音を発生させ、上記と同様に重量階下騒音を測定した(JIS A 1418−2に準拠)。JIS A 1419−2に準拠して、等級曲線により防音性能を評価した。
評価結果を図8および図9のグラフ並びに表1に示す。これら評価結果から明らかなように、実施例1の防音構造は、軽量衝撃でも重量衝撃でも優れた防振性能を示す。他方、比較例1の構造では騒音が大きく、比較例2の構造は、施工に長時間を要する。
Figure 2005163412
実施例1の防振構造を示す垂直断面図である。 実施例1の防振構造を示す斜視図である。 実施例2の防振構造を示す斜視図である。 実施例2の防振構造を示す垂直断面図である。 実施例3の防振構造を示す斜視図である。 実施例4の防振構造を示す斜視図である。 比較例1の防振構造を示す斜視図である。 周波数と軽量床衝撃音レベルの関係を示すグラフである。 周波数と重量床衝撃音レベルの関係を示すグラフである。
符号の説明
(1) :天井根太
(2) :天井材
(3) (13):根太受け片、(23)根太受け部、(3a)(13a):本体部、(3b)(13b)(23b):固定翼部、(13c):係止部
(4) (14):根太押え片、(24):根太押え部、(4a)(14a):水平部、(4a)(14a):垂直部、(14c):爪部
(5) (15)(25):固定金具
(6) :梁
(7) :防振材


Claims (2)

  1. 天井根太に天井材が支持され、同根太が両端にて、天井根太を下から支える根太受け片または根太受け部と、天井根太を上から押える根太押え片または根太押え部とからなる固定金具を介して梁に固定されている建築物において、
    根太受け片または根太受け部の根太受け面と天井根太の間、および、根太押え片または根太押え部の根太押え面と天井根太の間のうち少なくとも1ヶ所に、防振材を介在させてなることを特徴とする、建築物の天井における防音構造。
  2. 防振材がエラストマーからなることを特徴とする、請求項1記載の建築物の天井における防音構造。
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