JPH1122076A - 壁構造体 - Google Patents
壁構造体Info
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- JPH1122076A JPH1122076A JP18898597A JP18898597A JPH1122076A JP H1122076 A JPH1122076 A JP H1122076A JP 18898597 A JP18898597 A JP 18898597A JP 18898597 A JP18898597 A JP 18898597A JP H1122076 A JPH1122076 A JP H1122076A
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- panel
- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮に建物が振動したとしても、壁構造体まで
も振動することはなく、防振性および防音性に優れた壁
構造体を提供すること。 【解決手段】 間仕切り壁2を構成するパネル4の上端
を両面から挟み込むように配置された上側防振ゴム部材
26と、各上側防振ゴム部材26を保持し、天井に取り
付けられる上側防振ゴムホルダー10,12と、パネル
4の下端が乗せられる受け金具40と、受け金具40と
床8との間に介装される下側防振ゴム部材46と、受け
金具40と床8とを連結するアンカーボルト42とを有
する。
も振動することはなく、防振性および防音性に優れた壁
構造体を提供すること。 【解決手段】 間仕切り壁2を構成するパネル4の上端
を両面から挟み込むように配置された上側防振ゴム部材
26と、各上側防振ゴム部材26を保持し、天井に取り
付けられる上側防振ゴムホルダー10,12と、パネル
4の下端が乗せられる受け金具40と、受け金具40と
床8との間に介装される下側防振ゴム部材46と、受け
金具40と床8とを連結するアンカーボルト42とを有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁構造体に係り、
さらに詳しくは、防振性および防音性に優れた壁構造体
に関する。
さらに詳しくは、防振性および防音性に優れた壁構造体
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば高架鉄道または高架道路などの
下に形成される建物の内部には、複数のテナントなどを
設置するために、間仕切り壁及び外壁が形成されること
がある。
下に形成される建物の内部には、複数のテナントなどを
設置するために、間仕切り壁及び外壁が形成されること
がある。
【0003】従来の間仕切り壁及び外壁は、壁構造体を
構成するパネルを、天井および床に直接取り付ける構造
であった。
構成するパネルを、天井および床に直接取り付ける構造
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の壁構
造体では、電車や自動車の通過に際して、建物に伝わる
振動が壁構造体に伝わり、壁構造体が振動し、騒音の原
因となり、建物の内部にいる人に不快感を与えていた。
造体では、電車や自動車の通過に際して、建物に伝わる
振動が壁構造体に伝わり、壁構造体が振動し、騒音の原
因となり、建物の内部にいる人に不快感を与えていた。
【0005】なお、建物の躯体とパネルとの間に防振ゴ
ムを介在させる工法も提案されているが、振動の絶縁が
不十分であり、依然として壁構造体が振動するおそれが
あった。
ムを介在させる工法も提案されているが、振動の絶縁が
不十分であり、依然として壁構造体が振動するおそれが
あった。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、仮に建物の躯体が振動したとしても、壁構造体まで
も振動することはなく、防振性および防音性に優れた壁
構造体を提供することを目的とする。
れ、仮に建物の躯体が振動したとしても、壁構造体まで
も振動することはなく、防振性および防音性に優れた壁
構造体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る壁構造体は、壁構造体を構成するパネ
ルの上端を両面から挟み込むように配置された上側防振
ゴム部材と、前記各上側防振ゴム部材を保持し、天井に
取り付けられる上側防振ゴムホルダーと、前記パネルの
下端が乗せられる受け金具と、前記受け金具と床との間
に介装される下側防振ゴム部材と、前記受け金具と床と
を連結する固定手段とを有する。本発明では、壁構造体
としては、特に、限定されず、間仕切り壁以外に外壁な
ども例示することができる。
に、本発明に係る壁構造体は、壁構造体を構成するパネ
ルの上端を両面から挟み込むように配置された上側防振
ゴム部材と、前記各上側防振ゴム部材を保持し、天井に
取り付けられる上側防振ゴムホルダーと、前記パネルの
下端が乗せられる受け金具と、前記受け金具と床との間
に介装される下側防振ゴム部材と、前記受け金具と床と
を連結する固定手段とを有する。本発明では、壁構造体
としては、特に、限定されず、間仕切り壁以外に外壁な
ども例示することができる。
【0008】本発明では、防振ゴム部材の材質は、特に
限定されず、ポリノルボルネンから成るノーソレックス
(日本ゼオン社製商品名)、ブチルゴム、天然ゴム、S
BR、EPDM、CR、NBR、シリコンゴム、ウレタ
ンゴム、及びそれらの発泡体などが例示されるが、ノー
ソレックスが特に好ましい。
限定されず、ポリノルボルネンから成るノーソレックス
(日本ゼオン社製商品名)、ブチルゴム、天然ゴム、S
BR、EPDM、CR、NBR、シリコンゴム、ウレタ
ンゴム、及びそれらの発泡体などが例示されるが、ノー
ソレックスが特に好ましい。
【0009】防振ゴム部材の厚みは、上側防振ゴム部材
で、5〜100mmが好ましく、下側防振ゴム部材で、5
〜100mmが好ましい。この厚みが薄すぎる場合には、
防振の効果が少なく、厚すぎる場合には、パネルの支持
が不安定になる傾向にある。
で、5〜100mmが好ましく、下側防振ゴム部材で、5
〜100mmが好ましい。この厚みが薄すぎる場合には、
防振の効果が少なく、厚すぎる場合には、パネルの支持
が不安定になる傾向にある。
【0010】本発明では、上側防振ゴムホルダーは、上
側防振ゴム部材を、パネル面に対して押圧する方向に移
動させるように保持していることが好ましい。
側防振ゴム部材を、パネル面に対して押圧する方向に移
動させるように保持していることが好ましい。
【0011】本発明では、受け金具と床とを連結する固
定手段としては、特に限定されないが、たとえばボルト
・ナットを用いることができる。
定手段としては、特に限定されないが、たとえばボルト
・ナットを用いることができる。
【0012】本発明で用いるパネルの下端には、ボルト
やナットなどの固定手段にパネルが接触することを防止
する孔や凹所が形成してあることが好ましい。固定手段
からパネルに振動が伝達することを防止するためであ
る。
やナットなどの固定手段にパネルが接触することを防止
する孔や凹所が形成してあることが好ましい。固定手段
からパネルに振動が伝達することを防止するためであ
る。
【0013】パネルとしては、特に限定されないが、中
空パネルであることが好ましい。中空パネルの下端中空
部内にボルトやナットなどの固定手段が入り込み、固定
手段とパネルとが直接接触することを防止することがで
きる。パネルの材質としては、特に限定されず、コンク
リート系、セメント系、石コウ系、金属系レンガ、けい
酸カルシウム系、石材、プラスチック系、及びそれらの
複合系、発泡系などを例示することができる。
空パネルであることが好ましい。中空パネルの下端中空
部内にボルトやナットなどの固定手段が入り込み、固定
手段とパネルとが直接接触することを防止することがで
きる。パネルの材質としては、特に限定されず、コンク
リート系、セメント系、石コウ系、金属系レンガ、けい
酸カルシウム系、石材、プラスチック系、及びそれらの
複合系、発泡系などを例示することができる。
【0014】パネルの上端と、天井との間には、所定の
隙間が開いていることが好ましい。天井からパネルへの
振動の伝達を防止するためである。所定の隙間とは、1
〜200mm程度が好ましい。
隙間が開いていることが好ましい。天井からパネルへの
振動の伝達を防止するためである。所定の隙間とは、1
〜200mm程度が好ましい。
【0015】
【作用】本発明に係る壁構造体では、壁を構成するパネ
ルの上端は、上側防振ゴム部材に接触するのみであり、
パネルの下端は、下側防振ゴム部材により床からの振動
が絶縁された受け金具に接触するのみである。したがっ
て、パネルは、建物の天井および床からの振動に対して
絶縁され、仮に建物が振動したとしても、壁構造体用パ
ネルまでも振動することはなくなる。すなわち、本発明
によれば、防振性および防音性に優れた壁構造体を提供
することができる。
ルの上端は、上側防振ゴム部材に接触するのみであり、
パネルの下端は、下側防振ゴム部材により床からの振動
が絶縁された受け金具に接触するのみである。したがっ
て、パネルは、建物の天井および床からの振動に対して
絶縁され、仮に建物が振動したとしても、壁構造体用パ
ネルまでも振動することはなくなる。すなわち、本発明
によれば、防振性および防音性に優れた壁構造体を提供
することができる。
【0016】特に、パネルを中空パネルで構成すること
で、中空パネルの下端中空部内にボルトやナットなどの
固定手段が入り込み、固定手段とパネルとが直接接触す
ることを防止することができ、振動に対する絶縁性が向
上すると共に、パネルの軽量化が図れる。
で、中空パネルの下端中空部内にボルトやナットなどの
固定手段が入り込み、固定手段とパネルとが直接接触す
ることを防止することができ、振動に対する絶縁性が向
上すると共に、パネルの軽量化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
形態に基づき説明する。
【0018】図1は本発明の1実施形態に係る間仕切り
壁の要部正面図、図2は図1に示す間仕切り壁の上側を
示す要部断面図、図3は間仕切り壁の下側を示す要部断
面図、図4は間仕切り壁用パネルの断面図である。
壁の要部正面図、図2は図1に示す間仕切り壁の上側を
示す要部断面図、図3は間仕切り壁の下側を示す要部断
面図、図4は間仕切り壁用パネルの断面図である。
【0019】図1に示すように、本実施形態に係る壁構
造体としての間仕切り壁2は複数のパネル4を有し、こ
れらパネル4が、たとえば高架鉄道の下の建物の天井6
と床8との間に間仕切り壁2を構成するように連結して
ある。パネル4は、図4に示すように、中空部30が形
成されたセメント系押出しボードなどで構成され、その
両側端部には、パネル相互を隙間なく連結するための嵌
合用凸部32および嵌合用凹部34が形成してある。パ
ネル4の厚みは、特に限定されないが、本実施形態で
は、50mm程度である。
造体としての間仕切り壁2は複数のパネル4を有し、こ
れらパネル4が、たとえば高架鉄道の下の建物の天井6
と床8との間に間仕切り壁2を構成するように連結して
ある。パネル4は、図4に示すように、中空部30が形
成されたセメント系押出しボードなどで構成され、その
両側端部には、パネル相互を隙間なく連結するための嵌
合用凸部32および嵌合用凹部34が形成してある。パ
ネル4の厚みは、特に限定されないが、本実施形態で
は、50mm程度である。
【0020】図2に示すように、パネル4の上端の両面
には、パネル4を挟み込むように、上側防振ゴム部材2
6が配置してある。上側防振ゴム部材26は、本実施形
態では、ノーソレックスで構成してあり、その厚みは、
30mm程度である。
には、パネル4を挟み込むように、上側防振ゴム部材2
6が配置してある。上側防振ゴム部材26は、本実施形
態では、ノーソレックスで構成してあり、その厚みは、
30mm程度である。
【0021】各上側防振ゴム部材26は、保持板24に
接着固定してある。保持板24の背面は、ボルト22の
一端に固定してある。各ボルト22は、断面略L字形状
の上側防振ゴムホルダー10,12に螺合してあり、ボ
ルト22を軸回りに回転させることで、防振ゴム部材2
6がパネル4の上側面に押圧する方向、または防振ゴム
部材26がパネル4の上側面から離れる方向に移動可能
になっている。
接着固定してある。保持板24の背面は、ボルト22の
一端に固定してある。各ボルト22は、断面略L字形状
の上側防振ゴムホルダー10,12に螺合してあり、ボ
ルト22を軸回りに回転させることで、防振ゴム部材2
6がパネル4の上側面に押圧する方向、または防振ゴム
部材26がパネル4の上側面から離れる方向に移動可能
になっている。
【0022】なお、図2では、パネル4の両面を防振ゴ
ム26が押圧している状態を示す。その状態を固定する
ために、各ボルト22には、固定用ナット28を、ホル
ダー10,12を挟んで防振ゴムと反対側に取り付けて
も良い。
ム26が押圧している状態を示す。その状態を固定する
ために、各ボルト22には、固定用ナット28を、ホル
ダー10,12を挟んで防振ゴムと反対側に取り付けて
も良い。
【0023】本実施形態では、一対のホルダー10,1
2のうちの一方のホルダー10を、天井6の梁部分に溶
接などで固定し、他方のホルダー12は、ボルト20を
用いて天井6に固定してある。ボルト20を用いてホル
ダー12を天井6に固定するために、ホルダー10,1
2には、それぞれ長孔14,16が形成してあり、それ
らの長孔14,16にボルト20が挿通してある。な
お、各長孔14,16の孔長手軸は、相互に略直角であ
ることが好ましい。ホルダー10,12の位置合わせを
行い易くするためである。
2のうちの一方のホルダー10を、天井6の梁部分に溶
接などで固定し、他方のホルダー12は、ボルト20を
用いて天井6に固定してある。ボルト20を用いてホル
ダー12を天井6に固定するために、ホルダー10,1
2には、それぞれ長孔14,16が形成してあり、それ
らの長孔14,16にボルト20が挿通してある。な
お、各長孔14,16の孔長手軸は、相互に略直角であ
ることが好ましい。ホルダー10,12の位置合わせを
行い易くするためである。
【0024】図2に示すように、パネル4の上端とホル
ダー10との間には、隙間tが形成してある。この隙間
tは、好ましくは1〜200mmである。隙間tを形成し
ないと、天井6の振動が、ホルダー10を介してパネル
4に伝達することから好ましくない。なお、隙間tが大
きすぎると、天井6とパネル4との間の隙間が大きくな
り、間仕切り壁としての機能が低下するので好ましくな
い。
ダー10との間には、隙間tが形成してある。この隙間
tは、好ましくは1〜200mmである。隙間tを形成し
ないと、天井6の振動が、ホルダー10を介してパネル
4に伝達することから好ましくない。なお、隙間tが大
きすぎると、天井6とパネル4との間の隙間が大きくな
り、間仕切り壁としての機能が低下するので好ましくな
い。
【0025】図3に示すように、パネル4の下端は、受
け金具40の上に載せられる。受け金具40は、下側防
振ゴム部材46の上に固定してある。本実施形態では、
下側防振ゴム部材46は、ノーソレックスで構成してあ
り、その厚みは、30mm程度である。
け金具40の上に載せられる。受け金具40は、下側防
振ゴム部材46の上に固定してある。本実施形態では、
下側防振ゴム部材46は、ノーソレックスで構成してあ
り、その厚みは、30mm程度である。
【0026】受け金具40および防振ゴム部材46に
は、アンカーボルト42を挿通させる貫通孔41が形成
してあり、ボルト42の上部には、固定用ナット44が
螺合してある。受け金具40と防振ゴム部材46とは接
着剤等で固定される。防振ゴム部材46は、ナット44
をボルト42に対して締付けることで、床8の上に固定
される。ナット44は、受け金具40に形成された貫通
孔41の内部に緩く挿通してあり、受け金具40とは接
触しないが、受け金具40のスライド移動を防止してい
る。
は、アンカーボルト42を挿通させる貫通孔41が形成
してあり、ボルト42の上部には、固定用ナット44が
螺合してある。受け金具40と防振ゴム部材46とは接
着剤等で固定される。防振ゴム部材46は、ナット44
をボルト42に対して締付けることで、床8の上に固定
される。ナット44は、受け金具40に形成された貫通
孔41の内部に緩く挿通してあり、受け金具40とは接
触しないが、受け金具40のスライド移動を防止してい
る。
【0027】本実施形態では、パネル4には、中空部3
0が形成してあることから、ボルト42の上部およびナ
ット44は、パネル4の中空部30内に収まり、パネル
4とボルト42またはナット44とが接触することはな
い。また、ナット44は受け金具40と接触しない。し
たがって、床8の振動が、ボルト42またはナット44
を介して直接パネル4に伝達することはない。
0が形成してあることから、ボルト42の上部およびナ
ット44は、パネル4の中空部30内に収まり、パネル
4とボルト42またはナット44とが接触することはな
い。また、ナット44は受け金具40と接触しない。し
たがって、床8の振動が、ボルト42またはナット44
を介して直接パネル4に伝達することはない。
【0028】本実施形態に係る間仕切り壁2では、壁2
を構成するパネル4の上端は、図2に示すように、上側
防振ゴム部材26に接触するのみであり、パネル4の下
端は、図3に示すように、下側防振ゴム部材46により
床からの振動が絶縁された受け金具40に接触するのみ
である。したがって、パネル4は、建物の天井6および
床8からの振動に対して絶縁され、仮に建物が振動した
としても、間仕切り壁用パネル4までも振動することは
なくなる。すなわち、本実施形態によれば、防振性およ
び防音性に優れた間仕切り壁2を提供することができ
る。
を構成するパネル4の上端は、図2に示すように、上側
防振ゴム部材26に接触するのみであり、パネル4の下
端は、図3に示すように、下側防振ゴム部材46により
床からの振動が絶縁された受け金具40に接触するのみ
である。したがって、パネル4は、建物の天井6および
床8からの振動に対して絶縁され、仮に建物が振動した
としても、間仕切り壁用パネル4までも振動することは
なくなる。すなわち、本実施形態によれば、防振性およ
び防音性に優れた間仕切り壁2を提供することができ
る。
【0029】特に本実施形態では、パネル4を中空パネ
ルで構成することで、図3に示すように、中空パネルの
下端中空部30内にボルト42の上部およびナット44
が入り込み、ボルト42またはナット44とパネル4と
が直接接触することを防止することができる。その結
果、間仕切り壁において、振動に対する絶縁性が向上す
ると共に、間仕切り壁を構成するパネルの軽量化が図れ
る。
ルで構成することで、図3に示すように、中空パネルの
下端中空部30内にボルト42の上部およびナット44
が入り込み、ボルト42またはナット44とパネル4と
が直接接触することを防止することができる。その結
果、間仕切り壁において、振動に対する絶縁性が向上す
ると共に、間仕切り壁を構成するパネルの軽量化が図れ
る。
【0030】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0031】たとえば、必要によりパネル4を中空では
ない中実状として用いてもよい。その場合には、ボルト
ナットがゴム部材内に押込まれることとなる。
ない中実状として用いてもよい。その場合には、ボルト
ナットがゴム部材内に押込まれることとなる。
【0032】また、間仕切り壁を構成するパネル4とし
ては、中実状のパネルとし、パネル4の下端部に、ボル
ト42やナット44を逃げるための孔や凹部が形成され
ているものでも良い。
ては、中実状のパネルとし、パネル4の下端部に、ボル
ト42やナット44を逃げるための孔や凹部が形成され
ているものでも良い。
【0033】また、本発明では、上側防振ゴムホルダー
10,12の形状は、図2に示すものに限定されず、パ
ネル4の上側両面を防振ゴム部材26で挟み込むことが
できる形状のものである限り、種々に改変することがで
きる。
10,12の形状は、図2に示すものに限定されず、パ
ネル4の上側両面を防振ゴム部材26で挟み込むことが
できる形状のものである限り、種々に改変することがで
きる。
【0034】さらに、本発明に係る受け金具40の形状
も、図3に示す形状のものに限定されず、パネル4の下
端が載せられるような形状であって、下側に防振ゴム4
6が配置される形状のものである限り、種々に改変する
ことができる。
も、図3に示す形状のものに限定されず、パネル4の下
端が載せられるような形状であって、下側に防振ゴム4
6が配置される形状のものである限り、種々に改変する
ことができる。
【0035】さらにまた、上述した実施形態では、壁構
造体として、間仕切り壁について説明したが、本発明
は、外壁などの壁構造体にも適用することができる。
造体として、間仕切り壁について説明したが、本発明
は、外壁などの壁構造体にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、仮に建物躯体が振動したとしても、壁構造体用パネ
ルまでも振動することはなくなる。すなわち、本発明に
よれば、防振性および防音性に優れた壁構造体を提供す
ることができる。
ば、仮に建物躯体が振動したとしても、壁構造体用パネ
ルまでも振動することはなくなる。すなわち、本発明に
よれば、防振性および防音性に優れた壁構造体を提供す
ることができる。
【0037】特に、パネルを中空パネルで構成すること
で、中空パネルの下端中空部内にボルトやナットなどの
固定手段が入り込み、固定手段とパネルとが直接接触す
ることを防止することができ、振動に対する絶縁性が向
上すると共に、パネルの軽量化が図れる。
で、中空パネルの下端中空部内にボルトやナットなどの
固定手段が入り込み、固定手段とパネルとが直接接触す
ることを防止することができ、振動に対する絶縁性が向
上すると共に、パネルの軽量化が図れる。
【図1】図1は本発明の1実施形態に係る間仕切り壁の
要部正面図である。
要部正面図である。
【図2】図2は図1に示す間仕切り壁の上側を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は間仕切り壁の下側を示す要部断面図であ
る。
る。
【図4】図4は間仕切り壁用パネルの断面図である。
2… 間仕切り壁(壁構造体) 4… パネル 6… 天井 8… 床 10,12… 上側防振ゴムホルダー 22… ボルト 24… 保持板 26… 上側防振ゴム部材 30… 中空部 40… 受け金具 41… 貫通孔 42… アンカーボルト 46… 下側防振ゴム部材
フロントページの続き (72)発明者 藤井 光治郎 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 伊積 康彦 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 黒田 英志 東京都港区芝公園二丁目4番1号 ゼオン 化成株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 壁を構成するパネルの上端を両面から挟
み込むように配置された上側防振ゴム部材と、 前記各上側防振ゴム部材を保持し、天井に取り付けられ
る上側防振ゴムホルダーと、 前記パネルの下端が乗せられる受け金具と、 前記受け金具と床との間に介装される下側防振ゴム部材
と、 前記受け金具と床とを連結する固定手段とを有する壁構
造体。 - 【請求項2】 前記パネルが中空パネルで構成してある
請求項1に記載の壁構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18898597A JPH1122076A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 壁構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18898597A JPH1122076A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 壁構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122076A true JPH1122076A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16233377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18898597A Pending JPH1122076A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 壁構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1122076A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11131655A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-18 | Sato Kogyo Co Ltd | 放射線遮蔽仕切壁 |
JP2009102814A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-14 | Daiwa House Ind Co Ltd | 遮音間仕切り壁の構造 |
JP2016027233A (ja) * | 2014-06-25 | 2016-02-18 | 岡田装飾金物株式会社 | 壁取付部材及びシート並びにそれらを備えた区画壁構造 |
JP2021070937A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 積水ハウス株式会社 | 内壁固定部材 |
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1997
- 1997-06-30 JP JP18898597A patent/JPH1122076A/ja active Pending
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