JPH1061058A - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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Publication number
JPH1061058A
JPH1061058A JP21471396A JP21471396A JPH1061058A JP H1061058 A JPH1061058 A JP H1061058A JP 21471396 A JP21471396 A JP 21471396A JP 21471396 A JP21471396 A JP 21471396A JP H1061058 A JPH1061058 A JP H1061058A
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JP
Japan
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panel
vibration
face
face material
attached
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21471396A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Abiko
春彦 安孫子
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPH1061058A publication Critical patent/JPH1061058A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な遮音性能を確保できるとともに製造性
が良好で低コストかつ簡単に形成できる建築用パネルを
提供すること。 【解決手段】 複数の芯材21,22,23からなる枠
組み体11の両面にそれぞれスラグセメント板等よりな
る第一の面材12および第二の面材13を張った建築用
パネル10において、第一の面材12の枠組み体11側
の面に第一の面材12と共振周波数が相違するフレキシ
ブルボード等からなる面状の振動規制部材14を取り付
ける。これにより、振動規制部材14を面材に全面で貼
り合わせる必要がなくなるので良好な製造性が得られ、
振動規制部材14を厚さや大きさについて厳密に製造す
る必要がなくなり低コストかつ簡単に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁や床等を
構成する建築用パネルに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工業化住宅の壁や床等は建築用
パネルにより構成されている。この建築用パネルは、複
数の芯材を矩形に枠組みした枠組み体の両面にそれぞれ
木質板等の面材を張り、この面材の表面に石膏ボードを
張った構造である。また、より高い遮音性能が得られる
建築用パネルとして、例えば、枠組み体の表面に直接或
いは軟質遮音シートを介して石膏ボードを張り、この石
膏ボードの表面に鋼板を張った構造が提案されている
(実開平58-68518号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の構造の
建築用パネルでは面材と石膏ボードとを、後者の建築用
パネルでは軟質遮音シートと石膏ボード、石膏ボードと
鋼板をそれぞれ全面で貼り合わせなければならないため
製造性が悪かった。また、石膏ボードおよび鋼板の厚さ
や大きさをそれぞれに均一にしないと建築用パネルの形
状、とくに厚さを均一に形成できないため、石膏ボード
および鋼板の製造に手間やコストがかかっていた。
【0004】本発明の目的は、十分な遮音性能を確保で
きるとともに製造性が良好で低コストかつ簡単に形成で
きる建築用パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、複数の芯材21,22,23からなる枠
組み体11の両面にそれぞれ面材12,13が張られた
建築用パネル10であって、少なくとも一方の前記面材
12,13の前記枠組み体11側の面には、この面材1
2,13と共振周波数が相違する振動規制部材14が取
り付けられていることを特徴とする。
【0006】本発明では、面材12,13に共振周波数
が相違する振動規制部材14が取り付けられているの
で、音による振動を増幅することなく面材12,13の
重量を増加させてその振動を抑制できるようになり、十
分な遮音性能を確保することができる。また、振動規制
部材14は面材12,13の枠組み体11側の面に取り
付けられて枠組み体11に内蔵されることになるので、
面材12,13に全面で貼り合わせる必要がなくなり、
良好な製造性が得られる。さらに、振動規制部材14の
形状はパネル10全体の厚さや大きさに影響することが
ないうえに振動規制部材14は表面に露出することがな
いため、振動規制部材14を厚さや大きさについて厳密
に製造する必要がなくなり、低コストかつ簡単に製造で
きる。これらにより、前記目的が達成される。
【0007】また、前記振動規制部材14は面状に形成
されていることが望ましい。これによれば、振動規制部
材14が面材12,13の広い面積にわたって取り付け
られるようになり、振動を効率よく規制できるため、一
層高い遮音性能が得られる。
【0008】さらに、前記振動規制部材14は、フレキ
シブルボード、或いは、石膏ボードからなることが望ま
しい。これらのフレキシブルボードや石膏ボードは面材
12,13の振動を低減するのに十分な重量を有するた
め、既存の材料で簡単に振動規制部材14を構成でき
る。また、フレキシブルボードおよび石膏ボードは防火
性を有するため、パネル10の防火性能を高めることが
できる。
【0009】また、前記面材12,13はスラグセメン
ト板からなることが望ましい。このようにすれば、面材
12、13だけで十分な防火性能を確保することがで
き、枠組み体11の表面に張る面材が一枚で済むように
なるため、簡単に製造できるうえに建築用パネル10全
体の厚さを薄くすることができる。
【0010】さらに、一対の面材12,13の間にはグ
ラスウール15またはロックウールが配置されているこ
とが望ましい。このようにグラスウール15またはロッ
クウールを配置することでパネル10の吸音性を高めら
れるようになり、振動規制部材14により得られる遮音
性と合わせて高い防音性を確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2には、本実施形態
の建築用パネル10が示されている。この建築用パネル
10は、例えば、間仕切パネルであり、矩形に枠組みさ
れた縦芯材21および横芯材22の内部に補強芯材23
が縦横に架け渡された枠組み体11と、この枠組み体1
1の両面に張られた第一の面材12および第二の面材1
3とを備えている。これらの第一の面材12および第二
の面材13は無機面材からなり、本実施形態において
は、スラグセメント板により形成されている。このよう
な第一の面材12および第二の面材13の間の枠組み体
11内部には、グラスウール15が配置されている。
【0012】第一の面材12の枠組み体11側の面に
は、第一および第二の面材12,13と共振周波数が相
違する面状の振動規制部材14が複数枚取り付けられて
いる。この振動規制部材14は、矩形の平面形状を有す
るフレキシブルボードからなり、その厚さは4mm程度と
されている。
【0013】このような本実施形態の建築用パネル10
は、次のような手順で製造、施工する。先ず、工場にお
いて、縦芯材21および横芯材22を矩形に枠組みし、
内部に補強芯材23を架設して枠組み体11を形成す
る。次に、枠組み体11の一方の面に第一の面材12を
接着剤や釘等により張り付けた後、第一の面材12の枠
組み体11側の面に振動規制部材14を接着剤等により
取り付ける。なお、振動規制部材14の取付けには釘等
の止着具を併用してもよく、或いは、止着具のみを用い
て取り付けてもよい。この後、グラスウール15を枠組
み体11内部に配置し、第二の面材13とともに建設現
場に輸送する。
【0014】建設現場では、枠組み体11の上下の横芯
材22を図示しない建物の天井および床に対向して設け
られた受け材にそれぞれ固定した後、枠組み体11の他
方の面に第二の面材13を接着剤や釘等により張り付け
る。なお、第二の面材13は工場で予め枠組み体11の
他方の面に張り付けておいてもよい。
【0015】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、第一の面材12に共振周波
数が相違する振動規制部材14を取り付けたので、音に
よる振動を増幅することなく第一の面材12の重量を増
加させてその振動を抑制できるようになり、十分な遮音
性能を確保することができる。
【0016】また、振動規制部材14は第一の面材12
の枠組み体11側の面に取り付けられて枠組み体11に
内蔵されることになるので、第一の面材12に全面で貼
り合わせる必要がなくなり、良好な製造性が得られる。
さらに、振動規制部材14の形状はパネル10全体の厚
さや大きさに影響することがないうえに振動規制部材1
4は表面に露出することがないため、振動規制部材14
を厚さや大きさについて厳密に製造する必要がなくな
り、低コストかつ簡単に製造できる。
【0017】そして、振動規制部材14は面状に形成さ
れているので、第一の面材12に広い面積にわたって取
り付けられるようになり、振動を効率よく規制できるた
め、一層高い遮音性能が得られる。
【0018】さらに、振動規制部材14はフレキシブル
ボードにより形成されているため、既存の材料で簡単に
振動規制部材14を構成できるうえに、フレキシブルボ
ードは防火性を有するため、建築用パネル10の防火性
能を高めることができる。
【0019】また、第一の面材12および第二の面材1
3を無機面材であるスラグセメント板により形成したの
で、これらの面材12、13だけで十分な防火性能を確
保することができ、枠組み体11の表面に張る面材が一
枚で済むため、簡単に製造できるうえに建築用パネル1
0全体の厚さを薄くすることができる。
【0020】さらに、第一の面材12および第二の面材
13の間にはグラスウール15が配置されているため、
パネル10の吸音性を高められるようになり、振動規制
部材14により得られる遮音性と合わせて高い防音性を
確保できる。
【0021】また、振動規制部材14は第一の面材12
に取り付けられるので、第一の面材12を枠組み体11
に接合した段階で、振動規制部材14を縦芯材21、横
芯材22および補強芯材23に囲まれた部分にはめ込む
ように取り付けることができ、簡単に取り付けることが
できる。
【0022】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、第一の面材12だけに振
動規制部材14を取り付けたが、第一および第二の面材
12,13の両方に取り付けてもよく、第二の面材13
だけに取り付けてもよい。
【0023】前記実施形態の振動規制部材14は、4mm
程度の厚さのフレキシブルボードにより形成されていた
が、例えば、厚さ9.5mm程度の石膏ボードにより形成し
てもよく、或いは、鋼板により形成してもよい。要する
に、第一の面材12と共振周波数が相違しかつ金属箔等
の薄くて軽量なものでなければ、具体的な振動規制部材
14の材質は実施にあたって適宜選択すればよい。ま
た、振動規制部材14の形状は面状に限らず、例えば、
ブロック状に形成されていてもよく、その形状は任意で
あるが、厚みを持った形状とすることが好ましい。
【0024】さらに、前記実施形態では、第一および第
二の面材12,13をスラグセメント板により形成した
が、石膏ボード等の他の無機面材としてもよく、或い
は、第一および第二の面材12,13を木質板として防
火性を有する石膏ボード等を積層してもよい。但し、第
一の面材12を石膏ボードとした場合には、振動規制部
材14には石膏ボードと共振周波数の異なる材料を用い
る。
【0025】さらに、前記実施形態では、第一の面材1
2と第二の面材13との間にグラスウール15を介装し
たが、ロックウールを介装してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
面材に共振周波数が相違する振動規制部材が取り付けら
れているので、音による振動を増幅することなく面材の
重量を増加させてその振動を抑制できるようになり、十
分な遮音性能を確保することができる。また、振動規制
部材は面材の枠組み体側の面に取り付けられて枠組み体
に内蔵されることになるので、面材に全面で貼り合わせ
る必要がなくなり、良好な製造性が得られる。さらに、
振動規制部材の形状はパネル全体の厚さや大きさに影響
することがないうえに振動規制部材は表面に露出するこ
とがないため、振動規制部材を厚さや大きさについて厳
密に製造する必要がなくなり、低コストかつ簡単に製造
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】図1のII-II線断面図。
【符号の説明】
10 建築用パネル 11 枠組み体 12 第一の面材 13 第二の面材 14 振動規制部材 15 グラスウール 21 縦芯材 22 横芯材 23 補強芯材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯材からなる枠組み体の両面にそ
    れぞれ面材が張られた建築用パネルであって、少なくと
    も一方の前記面材の前記枠組み体側の面には、この面材
    と共振周波数が相違する振動規制部材が取り付けられて
    いることを特徴とする建築用パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した建築用パネルにおい
    て、前記振動規制部材は面状に形成されていることを特
    徴とする建築用パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した建築用パネルにおい
    て、前記振動規制部材はフレキシブルボードからなるこ
    とを特徴とする建築用パネル。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した建築用パネルにおい
    て、前記振動規制部材は石膏ボードからなることを特徴
    とする建築用パネル。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載した建築用パネルにおいて、前記面材はスラグセメ
    ント板からなることを特徴とする建築用パネル。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれかに
    記載した建築用パネルにおいて、前記一対の面材の間に
    はグラスウールまたはロックウールが配置されているこ
    とを特徴とする建築用パネル。
JP21471396A 1996-08-14 1996-08-14 建築用パネル Withdrawn JPH1061058A (ja)

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JP21471396A JPH1061058A (ja) 1996-08-14 1996-08-14 建築用パネル

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JP21471396A JPH1061058A (ja) 1996-08-14 1996-08-14 建築用パネル

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JPH1061058A true JPH1061058A (ja) 1998-03-03

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ID=16660393

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JP (1) JPH1061058A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018066185A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 西松建設株式会社 防音扉およびその設置方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104