JPS6313282Y2 - - Google Patents

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JPS6313282Y2
JPS6313282Y2 JP11677183U JP11677183U JPS6313282Y2 JP S6313282 Y2 JPS6313282 Y2 JP S6313282Y2 JP 11677183 U JP11677183 U JP 11677183U JP 11677183 U JP11677183 U JP 11677183U JP S6313282 Y2 JPS6313282 Y2 JP S6313282Y2
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duct
building
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vibration
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JP11677183U
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  • Pipe Accessories (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空調用のダクトを備えた遮音構造
を有する建築構造物において、外部の音がダクト
を介して建築物内に侵入するのを防止するように
した遮音装置に関する。
周知のように、レコーデイングや音響機器の特
性測定を行うには外部の音を遮断することのでき
る遮音室(遮音構造建築物)が利用される。この
遮音室は、通常室の壁を吸音材で構成したり、室
全体を例えばゴム等の弾性体で支持して室を固定
構造体(遮音室が設置される構造体)から浮かせ
ることにより遮音効果を得るようにしている。と
ころで、このような遮音室においては、固定構造
体との間に空調用のダクトを設置した場合に、同
ダクトによつて上記の遮音効果が損なわれる問題
がある。すなわち、固定構造体と遮音室との間に
ダクトを設置した場合には、外部の音がダクトを
伝わつて遮音室に侵入してしまうのである。した
がつて、従来一般に遮音室に空調用のダクトを設
置する場合には、上記の問題を回避するために何
等かの遮音手段を講じるようにしている。
従来のような遮音手段としては、例えば第1
図、第2図に示す手段が知られている。第1図に
おいて符号1は固定構造体、2,3は固定構造体
1内に設置された建築物、4は空調用のダクトで
ある。固定構造体1は鉄筋コンクリートによつて
築造されたものであつて、床5と天井6との間に
側壁7で仕切られた2つの室8,9を有する。建
築物3は室9内の床5上に設置されている。建築
物2は外部からの音を遮断できる遮音構造建築物
として構築されたものである。すなわち、建築物
2の側壁10は、ボード11とプラスタボード1
2とを所定間隔隔てて配置すると共にこれら各ボ
ード11,12の外側に各々グラスウール13,
14を貼着した構造となつており、外部からの音
がグラスウール13,14に吸収されるように構
成されている。また天井15、床16等も側壁1
0と同様に外部からの音を吸収する構造となつて
いる。また固定構造体1の床5と建築物2の床1
6の下面に横架された土台17,17…との間に
は防振ゴム18,18…が介装されており、床5
の振動が建築物2の内部に伝達されないようにな
つている。また建築物2の天井15の梁桁19は
吊り具20によつて天井6に吊り下げられている
が、この構造において吊り具20は振動の伝達を
防止する防振ゴム21を有する。またダクト4
は、建築物2の側壁10と固定構造体1の側壁7
と建築物3の側壁22とを貫通するように配置さ
れている。
上記の構成において、ダクト4の取付構造は建
築物2の内部に音が侵入しないように工夫されて
いる。すなわち、ダクト4には、第2図に示すよ
うにその内面にグラスウール24が貼着されてい
る。またダクト4を貫通させる側壁7の孔25は
その内径がダクト4の外径より所定寸法大きい寸
法に形成されており、同孔25内には鉄板製のス
リーブ26がモルタル27によつて固定されてい
る。そしてスリーブ26の内面とダクト4の外面
との間にはリング状に形成された防振ゴム28,
28とグラスウール29とが介装されている。ま
た側壁7,10間および側壁10内におけるダク
ト4の外周面にはグラスウール30が貼着されて
いる。
しかして、上記のダクト4の取付構造によれ
ば、防振ゴム28,28とグラスウール29と
によつて側壁7の振動がダクト4に伝達されるの
を防止することができ、これによつて側壁7の振
動がダクト4を通つて建築物2の内部に侵入する
のを防止でき、グラスウール24,29,30
によつてダクト4自身の振動を吸収することがで
き、これによつてダクト4自身の振動が建築物2
内に侵入するのを防止することができるのであ
る。
ところで、上記の遮音手段においては、側壁
7,10間におけるダクト4が一体構造であるた
め、一旦ダクト4に伝播してしまつた振動音を的
確に遮音できないという欠点があり、かつまた側
壁7にダクト4を貫通配置する場合に側壁7の孔
25内にモルタル27によつてスリーブ26を固
定したりスリーブ26とダクト4との間に防振ゴ
ム28,28、グラスウール29を介装させたり
するため、工事が高度かつ煩雑なものとなつて施
工費用が高くなる欠点があり、さらにグラスウー
ル29を防振ゴム28,28、ダクト4で覆つて
しまう構造のため、側壁7とダクト4との間の遮
音工事が完全になされているか否かの検査が不可
能であるという欠点があつた。
この考案は上記の事情に鑑み、固定構造体と遮
音構造建築物との間に空調用のダクトを備えてな
る建築構造物において、ダクトを介して伝播され
る振動音を的確に遮音することができ、しかも施
工が簡単で施工費用が安価であると共に施工後に
遮音部分の検査を容易に行うことができる遮音装
置を提供するもので、固定構造体を貫通させて貫
通ダクトを埋設固定し、この貫通ダクトの両端部
に対向させて他のダクトを配置し、上記貫通ダク
トと他のダクトとを各々防振材を介して連結し、
上記他のダクトの少くとも一方を遮音構造建築物
に連通させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
以下、この考案の実施例を第3図ないし第6図
を参照して説明する。
第3図は、この考案の一実施例を示す図であ
る。なお、この図において第1図、第2図に示す
構成要素と同一の要素には同一符号を付してあ
る。第3図において固定構造体1および遮音構造
建築物2,3は第1図に示すように構築されてお
り、これら固定構造体1、遮音構造建築物2,3
間には空調用のダクト40が設置されている。ダ
クト40は、固定構造体1の側壁7を貫通し、こ
の側壁7に埋設固定された貫通ダクト41と、一
端部が貫通ダクト41の一端部に連結され、他端
部側が側壁10を貫通して遮音構造建築物2内に
延びるように配設されたダクト42と、一端部が
貫通ダクト41の他端部に連結され、他端部側が
遮音構造建築物3内に延びるように配設されたダ
クト43とから構成されている。貫通ダクト41
とダクト42,43とはそれぞれ第3図および第
4図に示すように防振継手44を用いて連結され
ている。
第5図は、ダクト41〜43、防振継手44の
組立図である。この図に示されるようにダクト4
1〜43は、それぞれその本体41a〜43aの
断面が矩形状に形成されたものである。ダクト4
1の本体41aの両端部にはそれぞれ本体41a
の内方に突出するようにフランジ部45,46が
形成されており、フランジ部45,46にはそれ
ぞれ所定間隔おきに孔47,47…が形成されて
いる。またダクト42の本体42aの一端部には
その内面に第4図に示すようにフランジ部材48
が固定されている。フランジ部材48は、断面L
字状の形材を窓枠状に形成し、そのフランジ部4
9に上記のフランジ部45,46と同様に孔4
7,47…を形成してなるもので、フランジ部4
9を本体42aの内方に突出させた状態で、取付
部50がボルト51によつて本体42aに固定さ
れている。またダクト43の本体43aの一端部
には本体43aの外方へ突出するようにフランジ
部52が形成されており、フランジ部52には上
記のフランジ部45,46,49と同様に孔4
7,47…が形成されている。
防振継手44は、上記の各フランジ部の上下の
辺に沿つて配置される一対の直材部55,55
と、同フランジ部の左右の辺に沿つて配置される
一対の直材部56,56と、同フランジ部のコー
ナ部に配置される4つのコーナブロツク部57,
57…とからなるものである。直材部55,5
6、コーナブロツク57の構造を直材部55を例
にとつて説明すると、第6図aに示すように直材
部55は、角柱状に形成されたゴム等の弾性体5
8(防振材)の前後両側面に金属板等の剛性を有
する帯状の板状体59,59を焼付接着等により
一体的に固定し、これら板状体59,59の長さ
方向一定間隔おきにボルト60,60…を固定し
たものである。この直材部55は、当初長尺に製
作しておいた弾性体58、板状体59,59、ボ
ルト60,60…からなる継手構成体を、使用時
にダクト41〜43の上下の辺の長さに対応させ
て切断したものである。直材部56、コーナブロ
ツク57は直材部55と長さが異なるだけであつ
て、直材部56は上述した継手構成体をダクト4
1〜43の左右の辺の長さに対応させて切断した
ものであり、コーナブロツク57は同継手構成体
を板状体59の中心にボルト60を位置させて幅
寸法lと同一長さlだけ切断したものである。
(第6図b参照) 上記の各部材のうち、貫通ダクト41は、第3
図に示すように側壁7の形成時に、側壁7との間
にモルタル等を詰め込むことによつて側壁7に埋
込み固定される。またダクト42の一端部は、フ
ランジ部材48のフランジ部49とダクト41の
フランジ部45との間に防振継手44を介在させ
てダクト41の一端部に連結されている。同様に
してダクト43の一端部は、そのフランジ部52
とダクト41のフランジ部46との間に防振継手
44を介在させてダクト41の他端部に連結され
ている。この場合防振継手44は、第5図に示す
ように直材部55,55,56,56、コーナブ
ロツク57,57を各ダクトのフランジ部の形状
に合致させて窓枠状に配置した状態で各フランジ
部間に介装されている。各ダクトと防振継手44
との固定部分の詳細な構造を、第4図に示すとこ
ろのダクト41,42間の連結構造を例にとつて
説明すると、防振継手44の直材部55に設けら
れた互いに反対方向に突出するボルト60,60
は各々フランジ部45,49の孔47,47内に
挿入されている。そしてダクト41,42は、ボ
ルト60,60にスプリングワツシヤ64,64
を嵌装すると共にナツト65,65を緊締するこ
とにより互いに堅固に固定されている。ダクト4
1,43と防振継手44との固定部分の構造も、
上記と同様の構造である。そして、ダクト41,
42の本体41a,42aの内面、およびダクト
43の本体43aの外面には、各々グラスウール
66,67,68が貼着されている。
次に、上記の構成からなる遮音装置の作用につ
いて説明する。まず、側壁7が振動した場合に
は、この振動が貫通ダクト41に伝達される。こ
こで、上記の装置においては、貫通ダクト41と
ダクト42,43との間に防振継手44が介装さ
れているので、貫通ダクト41に伝達された振動
がダクト42,43に伝わるのを防止することが
できる。すなわち、貫通ダクト41に伝達された
振動は、ボルト60および板状体59を経て弾性
体58に伝達される。弾性体58は伝達された振
動を吸収する。したがつて、貫通ダクト41の振
動はダクト42,43に伝達されることがない。
また、ダクト41〜43内に侵入しようとする音
はグラスウール66,67,68によつて吸収さ
れる。かくして上記の装置においては、外部の
音、振動等が遮音構造建築物2,3内に侵入する
のを的確に防止することができる。
なお、上記の実施例においては、各ダクト間に
介装させる防振継手として直材部55,55,5
6,56、コーナブロツク57,57…からなる
防振継手44を用いたが、この防振継手の構成は
単なる弾性体であつてもよい。
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、ダクトを固定構造体に埋設固定する貫通ダ
クトと遮音構造建築物に連通させるダクトとによ
り構成すると共にこれらダクトを防振材を介して
連結するようにしたから、ダクトを伝わつて遮音
構造建築物の内部に侵入しようとする振動音を上
記防振材で確実に食い止めることができ、優れた
遮音効果が得られる。また、構成が簡単であるか
ら施工が簡単で施工費用が安くあげることがで
き、かつまたダクトの振動音を吸収する防振材を
固定構造体の外部に配置することになるので施工
後における遮音部分の検査を容易に行うことがで
きる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来知られている遮音手段を
説明するための図であつて、第1図は固定構造体
に設置された遮音構造建築物を有する建築構造物
の縦断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3
図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、第4図
は第3図A線視部分の拡大図、第5図は第3図、
第4図に示すダクトおよび防振継手の組立図、第
6図a,bは第3図ないし第5図に示す防振継手
の詳細を示す図であつて、第6図aは直材部の斜
視図、第6図bはコーナブロツクの斜視図であ
る。 1……固定構造体、2,3……遮音構造建築
物、40……ダクト、41……貫通ダクト、4
2,43……ダクト、44……防振継手、58…
…弾性体(防振材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定構造体内に遮音構造をもつて建築物を設置
    し、上記固定構造体と遮音構造建築物との間に空
    調用ダクトを設置してなる建築構造物において、
    固定構造体に、この固定構造体を貫通させて貫通
    ダクトを埋設固定し、この貫通ダクトの両端部に
    対向させて他のダクトを配置し、上記貫通ダクト
    と他のダクトとを各々防振材を介して連結し、上
    記他のダクトの少くとも一方を遮音構造建築物に
    連通させてなることを特徴とする建築構造物にお
    ける遮音装置。
JP11677183U 1983-07-27 1983-07-27 建築構造物における遮音装置 Granted JPS6023515U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11677183U JPS6023515U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 建築構造物における遮音装置

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JP11677183U JPS6023515U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 建築構造物における遮音装置

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Publication Number Publication Date
JPS6023515U JPS6023515U (ja) 1985-02-18
JPS6313282Y2 true JPS6313282Y2 (ja) 1988-04-15

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ID=30269059

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JP11677183U Granted JPS6023515U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 建築構造物における遮音装置

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JPS6023515U (ja) 1985-02-18

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