JP2698107B2 - 遮音壁 - Google Patents
遮音壁Info
- Publication number
- JP2698107B2 JP2698107B2 JP63178663A JP17866388A JP2698107B2 JP 2698107 B2 JP2698107 B2 JP 2698107B2 JP 63178663 A JP63178663 A JP 63178663A JP 17866388 A JP17866388 A JP 17866388A JP 2698107 B2 JP2698107 B2 JP 2698107B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- sound insulating
- sound insulation
- insulating plate
- elastic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は隣室あるいは隣戸からの透過音を小さくする
防音性に優れた遮音壁に関する。
防音性に優れた遮音壁に関する。
(従来の技術) 上記の遮音壁としては、第7図に示すように、対設さ
れた間柱bの間に吸音材aを配設すると共に、表裏一対
の遮音板d1,d2をゴム、金属製板ばね或いはクリップ等
よりなる弾性体cを介して間柱bにより支持したものが
知られている。
れた間柱bの間に吸音材aを配設すると共に、表裏一対
の遮音板d1,d2をゴム、金属製板ばね或いはクリップ等
よりなる弾性体cを介して間柱bにより支持したものが
知られている。
この遮音壁は、一方の遮音板d1が振動した場合に、こ
の遮音板d1の振動が間柱b等の下地材に伝わるのを上記
弾性体cで絶縁することにより、遮音板d2の振動伝播に
よる透過音の軽減を図るものである。
の遮音板d1の振動が間柱b等の下地材に伝わるのを上記
弾性体cで絶縁することにより、遮音板d2の振動伝播に
よる透過音の軽減を図るものである。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、上記の遮音壁における弾性体cは、遮音板
d1の振動が下地材に伝播するのを防止するという効果は
あるが、遮音板d1,d2と下地材との間に単に介在されて
いるだけであるので遮音板d1,d2が一旦振動を生じる
と、遮音板自体の振動が減衰することがなく振動が長時
間に亘り続く。この為、従来の遮音壁においては、遮音
板d1の振動が間仕切り壁の内部空気の振動を引き起して
壁体内で共鳴透過を生じ、そのために防音性が十分でな
いという問題があった。
d1の振動が下地材に伝播するのを防止するという効果は
あるが、遮音板d1,d2と下地材との間に単に介在されて
いるだけであるので遮音板d1,d2が一旦振動を生じる
と、遮音板自体の振動が減衰することがなく振動が長時
間に亘り続く。この為、従来の遮音壁においては、遮音
板d1の振動が間仕切り壁の内部空気の振動を引き起して
壁体内で共鳴透過を生じ、そのために防音性が十分でな
いという問題があった。
(発明の目的) 上記に鑑みて本発明は、遮音板の振動を抑制して、二
重壁の透過音を小さくすることができる防音性に優れた
遮音壁を提供することを目的とする。
重壁の透過音を小さくすることができる防音性に優れた
遮音壁を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、請求項(1)の発明は遮
音板を外部から音圧を受けた場合に振動し難くするもの
であって、具体的に講じた解決手段は、遮音壁を、表裏
一対の遮音板を間隔を介して立設し、該遮音壁の内部
に、少なくとも一方の遮音板を内部から外部へ向って押
圧してこの遮音板を外部からの音圧に対して抵抗する押
圧状態にする圧縮状態の弾性体が配設されている構成と
したものである。
音板を外部から音圧を受けた場合に振動し難くするもの
であって、具体的に講じた解決手段は、遮音壁を、表裏
一対の遮音板を間隔を介して立設し、該遮音壁の内部
に、少なくとも一方の遮音板を内部から外部へ向って押
圧してこの遮音板を外部からの音圧に対して抵抗する押
圧状態にする圧縮状態の弾性体が配設されている構成と
したものである。
また、請求項(2)の発明は請求項(1)の発明にお
ける弾性体に吸音材としての役割も担わせたものであっ
て、具体的に講じた解決手段は、遮音壁を請求項(1)
の構成に加えて、前記弾性体が吸音性を有していると共
に、前記遮音板の裏面に設けた突部により部分的に押し
つぶされた圧縮部とそれ以外の吸音部とからなり、該圧
縮部が前記遮音板を外部からの音圧に対して抵抗する押
圧状態にしている構成としたものである。
ける弾性体に吸音材としての役割も担わせたものであっ
て、具体的に講じた解決手段は、遮音壁を請求項(1)
の構成に加えて、前記弾性体が吸音性を有していると共
に、前記遮音板の裏面に設けた突部により部分的に押し
つぶされた圧縮部とそれ以外の吸音部とからなり、該圧
縮部が前記遮音板を外部からの音圧に対して抵抗する押
圧状態にしている構成としたものである。
(作用) 請求項(1)の構成により、弾性体を遮音板を内部か
ら外部に向って押圧して外部からの音圧に対して抵抗す
る押圧状態にしているので、遮音板を振動させようとす
る音圧が外部から遮音板に作用しても、上記音圧が、遮
音板の内側からの押圧力で外側に反射されて遮音板が振
動し難い。また、反射しきれないような大きな音圧が作
用して遮音板が振動を生じても、上記遮音板には弾性体
による押圧力が内側から常に作用しているので、遮音板
が内側に曲がろうとする振動エネルギーの一部が上記弾
性体の押圧力に打ち勝つためのエネルギーに消費されて
振動が短時間で止まると共に、内側に曲がろうとする振
動の変位量が小さくなって遮音壁の内部空気が殆ど振動
せず、表裏の遮音板の共鳴が小さい。
ら外部に向って押圧して外部からの音圧に対して抵抗す
る押圧状態にしているので、遮音板を振動させようとす
る音圧が外部から遮音板に作用しても、上記音圧が、遮
音板の内側からの押圧力で外側に反射されて遮音板が振
動し難い。また、反射しきれないような大きな音圧が作
用して遮音板が振動を生じても、上記遮音板には弾性体
による押圧力が内側から常に作用しているので、遮音板
が内側に曲がろうとする振動エネルギーの一部が上記弾
性体の押圧力に打ち勝つためのエネルギーに消費されて
振動が短時間で止まると共に、内側に曲がろうとする振
動の変位量が小さくなって遮音壁の内部空気が殆ど振動
せず、表裏の遮音板の共鳴が小さい。
また、請求項(2)の構成により、一方の遮音板が振
動しても、遮音板の振動エネルギーは遮音壁内部の空気
中を伝播する際に弾性体の吸音部により減衰させられ、
他方の遮音板に伝播され難くなる。
動しても、遮音板の振動エネルギーは遮音壁内部の空気
中を伝播する際に弾性体の吸音部により減衰させられ、
他方の遮音板に伝播され難くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図は本発明に係る遮音壁Aの一実施例
を示し、該遮音壁Aは間隔を介して立設された一対の遮
音板1と、これら遮音板1の間に圧縮状態で配設された
弾性体2とよりなる。
を示し、該遮音壁Aは間隔を介して立設された一対の遮
音板1と、これら遮音板1の間に圧縮状態で配設された
弾性体2とよりなる。
遮音板1は、石膏ボード、軽量コンクリートパネル、
モルタルパネル、繊維強化セメントパネル、繊維強化石
膏パネル又は繊維強化セメントケイ酸カルシウム板等の
単独又は複合のパネル板により形成されている。この遮
音板1は内面側の両側端において突部であるL字状の桟
木11が一体に設けられており、一方の遮音板1の桟木11
が他方の遮音板1の中央部と対向するように互いに違い
立設されている。このように桟木11を遮音板1に一体化
しておくことにより間柱材を省略することができると共
に遮音壁Aの強度保持を図ることができる。なお、表裏
の遮音板1は同質の材料で形成してもよいし、異質のも
ので形成してもよい。また、遮音板1の外面には仕上げ
材4を適宜貼着することができる。
モルタルパネル、繊維強化セメントパネル、繊維強化石
膏パネル又は繊維強化セメントケイ酸カルシウム板等の
単独又は複合のパネル板により形成されている。この遮
音板1は内面側の両側端において突部であるL字状の桟
木11が一体に設けられており、一方の遮音板1の桟木11
が他方の遮音板1の中央部と対向するように互いに違い
立設されている。このように桟木11を遮音板1に一体化
しておくことにより間柱材を省略することができると共
に遮音壁Aの強度保持を図ることができる。なお、表裏
の遮音板1は同質の材料で形成してもよいし、異質のも
ので形成してもよい。また、遮音板1の外面には仕上げ
材4を適宜貼着することができる。
弾性体2はゴムや発泡体により形成されたブロック状
であって、遮音壁Aの内部において分散して配置されて
いる。これらの弾性体2は一方の遮音板1の平滑な内面
と他方の遮音板1の桟木11により挾みつけられて圧縮状
態である一方、遮音板1を内部から外部へ向って押圧し
てこの遮音板1を外部からの音圧に対して抵抗する押圧
状態にしている。このようにすることにより、第2図に
おいて誇張して示すように、肉眼では判明し難いが、遮
音板1の中央部が若干膨出した押圧状態となっており、
この遮音板1に音圧が空気の疎密波として作用しても遮
音板1がこの音圧に抵抗して振動せず、また、仮に大き
な音圧によって内側に振動しても遮音板1を振動させる
振動エネルギーの一部が遮音板1の外側に向った押圧力
で打ち消されるために遮音板1の振動は短時間で止ま
る。
であって、遮音壁Aの内部において分散して配置されて
いる。これらの弾性体2は一方の遮音板1の平滑な内面
と他方の遮音板1の桟木11により挾みつけられて圧縮状
態である一方、遮音板1を内部から外部へ向って押圧し
てこの遮音板1を外部からの音圧に対して抵抗する押圧
状態にしている。このようにすることにより、第2図に
おいて誇張して示すように、肉眼では判明し難いが、遮
音板1の中央部が若干膨出した押圧状態となっており、
この遮音板1に音圧が空気の疎密波として作用しても遮
音板1がこの音圧に抵抗して振動せず、また、仮に大き
な音圧によって内側に振動しても遮音板1を振動させる
振動エネルギーの一部が遮音板1の外側に向った押圧力
で打ち消されるために遮音板1の振動は短時間で止ま
る。
上記の遮音壁Aの施工方法は次の通りである。すなわ
ち、第3図(イ)に示すように、予め床及び天井にそれ
ぞれ固定ランナー3,3を取付けておくと共に、表裏の遮
音板1A,1Bの間隔よりも厚い弾性体2をそれぞれの遮音
板1A,1Bの裏面に一体的に取付けておき、一方の遮音板1
Aの上下端部を固定ランナー3にビスにより取付ける。
次に他方の遮音板1Bの下端部を固定ランナー3に仮止め
し、その後、上端部を起こして弾性体2を一対の遮音板
1A,1Bにより押しつぶすようにして挟んだ後、この遮音
板1Bの上端部を天井側の固定ランナー3に取付けて、第
3図(ロ)のような状態にする。なお、弾性体2を一方
の遮音板1Aの裏面に予め取付けておき、この遮音板1Aに
対して弾性体2を取付けていない他方の遮音板1Bを接近
させてもよいし、また、弾性体2と遮音板1A,1Bを各々
独立した別々のもので準備しておき、施工時に遮音板1
A,1Bの間隔を弾性体2が押しつぶされるように調整して
立設させてもよい。
ち、第3図(イ)に示すように、予め床及び天井にそれ
ぞれ固定ランナー3,3を取付けておくと共に、表裏の遮
音板1A,1Bの間隔よりも厚い弾性体2をそれぞれの遮音
板1A,1Bの裏面に一体的に取付けておき、一方の遮音板1
Aの上下端部を固定ランナー3にビスにより取付ける。
次に他方の遮音板1Bの下端部を固定ランナー3に仮止め
し、その後、上端部を起こして弾性体2を一対の遮音板
1A,1Bにより押しつぶすようにして挟んだ後、この遮音
板1Bの上端部を天井側の固定ランナー3に取付けて、第
3図(ロ)のような状態にする。なお、弾性体2を一方
の遮音板1Aの裏面に予め取付けておき、この遮音板1Aに
対して弾性体2を取付けていない他方の遮音板1Bを接近
させてもよいし、また、弾性体2と遮音板1A,1Bを各々
独立した別々のもので準備しておき、施工時に遮音板1
A,1Bの間隔を弾性体2が押しつぶされるように調整して
立設させてもよい。
第4図は上記実施例に係る遮音壁Aの一変更例を示
し、遮音板1は角柱状の桟木を11を有していると共に、
この桟木11が互いに対向するように立設されている。ま
た、弾性体2としてグラスウールやロックウール等の無
機質繊維よりなる吸音性を有する弾性マットが使用され
ており、この弾性体2は遮音板1の間に略全面的に配置
されていると共に、遮音板1の桟木11により部分的に押
しつぶされた圧縮部12を有している。この圧縮部12が遮
音板1を音圧に対して抵抗する押圧状態にし、遮音板1
の内側への振動を抑制していると共に、圧縮部12以外の
吸音部13が遮音壁A内部の空気中を伝播する振動エネル
ギーを減衰させ、隣室からの透過音を防止している。ま
た、このように弾性体2として吸音性を有する材料を使
用すると、弾性体2と吸音材の施工を同時に行うことが
でき効率的である。
し、遮音板1は角柱状の桟木を11を有していると共に、
この桟木11が互いに対向するように立設されている。ま
た、弾性体2としてグラスウールやロックウール等の無
機質繊維よりなる吸音性を有する弾性マットが使用され
ており、この弾性体2は遮音板1の間に略全面的に配置
されていると共に、遮音板1の桟木11により部分的に押
しつぶされた圧縮部12を有している。この圧縮部12が遮
音板1を音圧に対して抵抗する押圧状態にし、遮音板1
の内側への振動を抑制していると共に、圧縮部12以外の
吸音部13が遮音壁A内部の空気中を伝播する振動エネル
ギーを減衰させ、隣室からの透過音を防止している。ま
た、このように弾性体2として吸音性を有する材料を使
用すると、弾性体2と吸音材の施工を同時に行うことが
でき効率的である。
なお、弾性体2については上述したゴムや発泡体より
なる弾性材や無機質繊維よりなる弾性マットの他に種々
の形状のばね材を使用することもできる。
なる弾性材や無機質繊維よりなる弾性マットの他に種々
の形状のばね材を使用することもできる。
尚、上記弾性体2の圧縮状態は、弾性体2の材質によ
って、又、遮音板1の剛性によって圧縮の程度を変えれ
ばよいが、発泡ゴム等の独立気泡の発泡体の場合には、
無負荷の状態の時の厚さの95%以下の厚さになるまで圧
縮するのが望ましく、又、ロックウールマット、グラス
ウールマット等の繊維質マットあるいは発泡ウレタン等
の連続気泡の発泡体の場合には、その厚さが80%以下の
厚さになるまで圧縮した状態にして設けるのが望まし
い。
って、又、遮音板1の剛性によって圧縮の程度を変えれ
ばよいが、発泡ゴム等の独立気泡の発泡体の場合には、
無負荷の状態の時の厚さの95%以下の厚さになるまで圧
縮するのが望ましく、又、ロックウールマット、グラス
ウールマット等の繊維質マットあるいは発泡ウレタン等
の連続気泡の発泡体の場合には、その厚さが80%以下の
厚さになるまで圧縮した状態にして設けるのが望まし
い。
以下、本発明に係る遮音壁Aの具体例を示すと共に、
その防音性を従来技術である比較例と比べる。
その防音性を従来技術である比較例と比べる。
具体例:第4図に示す形状の厚さ12mmの石膏ボードより
なる一対の遮音板1の間に、弾性体2として24kg/m2、
厚さ80mmのグラスウール製弾性マットを配設すると共
に、この弾性マットを桟木11により部分的に押しつぶし
て厚さ40mmの圧縮部12と圧縮されていない厚さ80mmのま
まの吸音部13を形成した。
なる一対の遮音板1の間に、弾性体2として24kg/m2、
厚さ80mmのグラスウール製弾性マットを配設すると共
に、この弾性マットを桟木11により部分的に押しつぶし
て厚さ40mmの圧縮部12と圧縮されていない厚さ80mmのま
まの吸音部13を形成した。
比較例:第7図に示すような遮音壁であって、対設され
た金属製の間柱bの間に24kg/m2、厚さ50mmのグラスウ
ール製吸音材aを配設すると共に、内外2枚の厚さ12mm
の石膏ボードよりなる遮音板dを厚さ0.6mmの金属製弾
性体cを介して間柱bにより支持した。
た金属製の間柱bの間に24kg/m2、厚さ50mmのグラスウ
ール製吸音材aを配設すると共に、内外2枚の厚さ12mm
の石膏ボードよりなる遮音板dを厚さ0.6mmの金属製弾
性体cを介して間柱bにより支持した。
音と反対側の遮音板の表面における低周波数域(125H
z)での曲げ振動波を測定した結果は第5図に示す通り
であって、具体例の遮音壁は比較例のものに比べて曲げ
振動波が短時間で減衰したことが示されている。また、
各周波数域での音圧レベル差を測定した結果は第6図に
示す通りであって、具体例の遮音壁は比較例のものに比
べて5〜10dB遮音性が優れていることが示されている。
z)での曲げ振動波を測定した結果は第5図に示す通り
であって、具体例の遮音壁は比較例のものに比べて曲げ
振動波が短時間で減衰したことが示されている。また、
各周波数域での音圧レベル差を測定した結果は第6図に
示す通りであって、具体例の遮音壁は比較例のものに比
べて5〜10dB遮音性が優れていることが示されている。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明に係る遮音
壁によると、遮音板が圧縮状態で配設した弾性体によっ
て外部からの音圧に対して抵抗する押圧状態にされてい
る為に、この遮音板の外方から作用する音圧が弾性体の
押圧力で反射、もしくは消費されて遮音板自体が振動を
生じ難くなると共に、発生した振動が短時間で減衰し
て、隣室からの透過音を極めて小さくすることができ
る。
壁によると、遮音板が圧縮状態で配設した弾性体によっ
て外部からの音圧に対して抵抗する押圧状態にされてい
る為に、この遮音板の外方から作用する音圧が弾性体の
押圧力で反射、もしくは消費されて遮音板自体が振動を
生じ難くなると共に、発生した振動が短時間で減衰し
て、隣室からの透過音を極めて小さくすることができ
る。
また、請求項(2)の発明に係る遮音壁によると、弾
性体の吸音部により振動エネルギーが減衰する為、一方
の遮音板の振動が他方の遮音板へ伝わり難いので透過音
を一層小さくすることができる。
性体の吸音部により振動エネルギーが減衰する為、一方
の遮音板の振動が他方の遮音板へ伝わり難いので透過音
を一層小さくすることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る遮音壁の一部欠截斜視
図、第2図は上記遮音壁の横断面図、第3図(イ)及び
(ロ)は上記遮音壁の施工方法を示す説明図、第4図は
上記遮音壁の変更例を示す横断面図、第5図は本発明の
具体例及び比較例における遮音板の曲げ振動波を示す波
形図、第6図は上記具体例及び比較例における音圧レベ
ル差を示す図、第7図は従来の遮音壁の縦断面図であ
る。 A……遮音壁、1,1A,1B……遮音板、2……弾性体、3
……固定ランナー、11……桟木、12……圧縮部、13……
吸音部。
図、第2図は上記遮音壁の横断面図、第3図(イ)及び
(ロ)は上記遮音壁の施工方法を示す説明図、第4図は
上記遮音壁の変更例を示す横断面図、第5図は本発明の
具体例及び比較例における遮音板の曲げ振動波を示す波
形図、第6図は上記具体例及び比較例における音圧レベ
ル差を示す図、第7図は従来の遮音壁の縦断面図であ
る。 A……遮音壁、1,1A,1B……遮音板、2……弾性体、3
……固定ランナー、11……桟木、12……圧縮部、13……
吸音部。
Claims (2)
- 【請求項1】表裏一対の遮音板を間隔を介して立設して
なる遮音壁であって、該遮音壁の内部に、少なくとも一
方の遮音板を内部から外部へ向って押圧してこの遮音板
を外部からの音圧に対して抵抗する押圧状態にする圧縮
状態の弾性体が配設されていることを特徴とする遮音
壁。 - 【請求項2】前記弾性体が吸音性を有していると共に、
前記遮音板の裏面に設けた突部により部分的に押しつぶ
された圧縮部とそれ以外の吸音部とからなり、該圧縮部
が前記遮音板を外部からの音圧に対して抵抗する押圧状
態にしていることを特徴とする請求項(1)記載の遮音
壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63178663A JP2698107B2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 遮音壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63178663A JP2698107B2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 遮音壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0227038A JPH0227038A (ja) | 1990-01-29 |
JP2698107B2 true JP2698107B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16052397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63178663A Expired - Fee Related JP2698107B2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 遮音壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698107B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4918333B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2012-04-18 | 吉野石膏株式会社 | 間仕切壁構造 |
GB0904099D0 (en) * | 2009-03-10 | 2009-04-22 | Bpb Ltd | Laminated acoustic soundproofing panel |
JP7302058B1 (ja) * | 2022-03-11 | 2023-07-03 | 大建工業株式会社 | フラッシュ面材用基材及びフラッシュ面材 |
JP7324328B1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-08-09 | 大建工業株式会社 | フラッシュ面材用基材及びフラッシュ面材 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5788811U (ja) * | 1980-11-20 | 1982-06-01 | ||
JPS6312524U (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-27 |
-
1988
- 1988-07-18 JP JP63178663A patent/JP2698107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0227038A (ja) | 1990-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6789645B1 (en) | Sound-insulating sandwich element | |
US2350513A (en) | Sound barrier wall or door construction | |
EP1061190A1 (en) | Sound insulating sandwich element | |
JP2006316467A (ja) | 遮音二重壁構造 | |
US3087570A (en) | Panel and the like of high acoustic transmission loss | |
JP2001003482A (ja) | 中空二重遮音壁構造 | |
JP2698107B2 (ja) | 遮音壁 | |
EP0965701A1 (en) | Sound insulating panel | |
EP3339524A1 (en) | A building | |
WO2001039969A1 (en) | Acoustical wall board and wall system | |
JP3127632B2 (ja) | 遮音構造体 | |
CN214531483U (zh) | 一种组合式预制墙板 | |
JP3037626B2 (ja) | 高性能遮音間仕切パネル | |
US3287869A (en) | Removable partition walls | |
RU2425931C1 (ru) | Производственное помещение с низким уровнем шума | |
CN221298440U (zh) | 一种缓冲隔音墙板 | |
CN216075729U (zh) | 一种中空内膜金属网隔墙 | |
JPH0932150A (ja) | 建築物構造体 | |
JP3725703B2 (ja) | 床構造及びユニット建物 | |
JPS628251Y2 (ja) | ||
JPS61277741A (ja) | 建築用パネル | |
JPH07197635A (ja) | 床パネルの取付構造 | |
JPS5936572Y2 (ja) | 防音壁材 | |
JPH06306974A (ja) | 遮音壁 | |
JPH09287213A (ja) | 遮音床パネル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |