JP3010233U - 床材の支持構造 - Google Patents
床材の支持構造Info
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- JP3010233U JP3010233U JP1994012725U JP1272594U JP3010233U JP 3010233 U JP3010233 U JP 3010233U JP 1994012725 U JP1994012725 U JP 1994012725U JP 1272594 U JP1272594 U JP 1272594U JP 3010233 U JP3010233 U JP 3010233U
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- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 根太上に床パネルを設置する上で防振的支持
構造を採用でき、また二重床構造などにあっては繋材を
不用とし、床下空間の有効利用を図れるようにする。 【構成】 根太10上に所定間隔をおいて固定配列され
たベースプレート14と、該ベースプレート14の中央
に立設された束材16と、束材16の上部に上下調整可
能に取付けられた座板20とを有し、座板20の上部に
床パネル12を設置して敷き並べるようにした床材の支
持構造において、前記ベースプレート14と前記根太1
0の間に防振ゴム板26を介在し、前記根太10より突
設される固定ボルト28をゴム板26およびベースプレ
ート14を貫通して前記根太10の上面に共締めした。
構造を採用でき、また二重床構造などにあっては繋材を
不用とし、床下空間の有効利用を図れるようにする。 【構成】 根太10上に所定間隔をおいて固定配列され
たベースプレート14と、該ベースプレート14の中央
に立設された束材16と、束材16の上部に上下調整可
能に取付けられた座板20とを有し、座板20の上部に
床パネル12を設置して敷き並べるようにした床材の支
持構造において、前記ベースプレート14と前記根太1
0の間に防振ゴム板26を介在し、前記根太10より突
設される固定ボルト28をゴム板26およびベースプレ
ート14を貫通して前記根太10の上面に共締めした。
Description
【0001】
本考案は、根太上に施工される床材をや二重床の上部を防振的に支持するため の支持構造に関するものである。
【0002】
床材を防振的に支持するための構造として、二重床においては、従来図4に示 すように、上面に配置される床タイル1を支持する束材2の下面側において、束 材2のベースプレート2aと下地床3の間に防振ゴム板4を介在させる構造とし ている。
【0003】 この構造によれば床タイル1からの振動や騒音は防振ゴム板4によって吸収さ れるため下地床3側に伝達されず、逆に下地床3側の振動や騒音も防振ゴム板4 によって吸収されるため、防振,遮音構造として好適である。
【0004】
一方、鉄骨小梁等からなる根太上に床パネルを配置するに際しては、束材の脱 落が問題となるため、束材を溶接などによって直接固定するようにしているため 、防振的支持構造とすることはできなかった。
【0005】 なお、二重床構造においても束材2はこれの上部に敷設される各床タイル1の 隅部に精度良く位置決めし、また相対移動を防止する必要上から各束材2間を図 4に示すように繋材5で連結する必要があり、繋材5によって床タイル1と下地 床3との間の空間利用に支障を来す原因となっていた。
【0006】 本考案は以上の問題を解決するものであって、その目的は、根太上に床パネル を設置する上で防振的支持構造を採用でき、また二重床構造などにあっては繋材 を不用とし、床下空間の有効利用を図れるようにした床の支持構造を提供するも のである。
【0007】
前記目的を達成するため、本考案は、床下材上に所定間隔をおいて固定配列さ れたベースプレートと、該ベースプレートの中央に立設された束材と、該束材の 上部に上下調整可能に取付けられた座板とを有し、該座板の上部に床パネルを設 置して敷き並べるようにした床材の支持構造において、前記ベースプレートと前 記床下材の間に防振用のゴム板を介在し、前記床下材より突設されるボルトを前 記ゴム板および前記ベースプレートを貫通して前記床下材の上面に共締めしたこ とを特徴とするものである。
【0008】 また本考案では、前記床下材がH形鋼からなる根太であり、該根太の上部フラ ンジを貫通するボルト挿通孔を通じて前記ボルトを突設した構成が採用できる( 請求項2)。
【0009】 さらに本考案では、前記床下材が下地床であって、該下地床上にプレート上に 複数のボルトを突設したアタッチメントを予め位置決め固定した構成が採用でき る(請求項3)。
【0010】
以上の構成によれば、ゴム板により防振性が確保され、ボルトによって束材の 横井動が防止される(請求項1)。
【0011】 根太上に床パネルを固定する構造では、床パネルを防振的に支持できる(請求 項2)。
【0012】 二重床構造では、繋材を用いることなく束材の横移動が防止される(請求項3 )。
【0013】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案に 係る支持構造を示す分解斜視図であり、図2は同組立状態を示す断面図である。 なお、本実施例においては、床下材としてH形鋼からなるS造小梁からなる根太 10上に床パネル12を防振支持する構造が例示されている。
【0014】 根太10上にはベースプレート14が所定間隔をおいて固定配列される。ベー スプレート14の中央にはスタッドボルトからなる束材16が溶接などによって 一体に立設されている。束材16の外周には高さ調整用の段つきナット18が螺 合され、これの下部側段部18aの側面を貫通するビス20によって調整位置に 固定される。さらにこの段つきナット18の外周には座板22が嵌合され、その 下部を前記段部18a上に設置し、側面を貫通するビス24によって段つきナッ ト18に固定される。座板22の上部には位置決め用の複数の仕切り壁22aが 突設され、これの上部に設置される4枚の床パネル12の隅部を90°間隔で設 置されるよう仕切っている。ベースプレート14の下部には防振ゴム板26が配 置されており、この取付け位置において、根太10の上部フランジ面には、予め 複数のボルト挿通孔10aが位置決め状態に穿設されている。これに対応してベ ースプレート14,防振ゴム板26にもこのボルト挿通孔10aと一致するボル ト挿通孔14a,26aが開口されている。
【0015】 したがって、防振ゴム板26およびベースプレート14を位置決め設置した後 、固定ボルト28を挿通し、裏面側嵌通端をナット28aで締め付けることによ り、ベースプレート14と防振ゴム板26は共締めされ、根太10上に防振ゴム 板26を介して束材16が立設されることになる。
【0016】 この後、段つきナット18の高さ調整を行なって床パネル12のレベル調整を 行ない、その後順次座板22上に床パネル12を敷設すれば、施工を完了し、床 パネル12は根太10上に防振的に支持されることになるのである。
【0017】 なお、根太10の施工精度から、各床パネル12のレベル調整範囲は10mm程 度であり、したがって束材16の高さは調整範囲を完全に満足する最小高さに設 定することができる。
【0018】 また、以上の実施例では本考案の支持構造を根太10上に施工される床パネル 12に適用した場合を示したが二重床に適用する場合には、図3に示すように、 位置決めプレート30上に複数の固定ボルト32を突設したアタッチメント34 を、その下面に設けた粘着剤34aまたは接着剤その他の固定手段を用いて図示 しない下地床上に予め位置決め固定し、これに防振ゴム板26を介して前記ベー スプレート14を連結すれば繋材を要することなく横方向の相対移動を防止する ことができ、下部空間の有効利用を図ることができる。
【0019】
以上実施例によって詳細に説明したように、本考案に係る床材の支持構造にあ っては、鉄骨製の根太上に床パネルを防振的に支持できるため、この種の構造に おいても十分な防振,遮音構造を得ることができる。
【0020】 また、二重床構造においては、繋材を用いることなく束材の横移動が防止され るため、下部空間の有効の利用を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の支持構造を根太上に固定する場合に適
用した分解斜視図である。
用した分解斜視図である。
【図2】同支持構造の組立状態を示す断面図である。
【図3】本考案の支持構造を二重床構造に適用した場合
のアタッチメントの構造を示す斜視図である。
のアタッチメントの構造を示す斜視図である。
【図4】従来の二重床構造における支持構造を示す断面
図である。
図である。
10 根太(床下材) 12 床パネル 14 ベースプレート 16 束材 20 座板 26 防振ゴム板 28,32 固定ボルト 28a ナット 30 位置決めプレート 34 アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉原 醇一 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)考案者 寺村 彰 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 床下材上に所定間隔をおいて固定配列さ
れたベースプレートと、該ベースプレートの中央に立設
された束材と、該束材の上部に上下調整可能に取付けら
れた座板とを有し、該座板の上部に床パネルを設置して
敷き並べるようにした床材の支持構造において、前記ベ
ースプレートと前記床下材の間に防振用のゴム板を介在
し、前記床下材より突設されるボルトを前記ゴム板およ
び前記ベースプレートを貫通して前記床下材の上面に共
締めしたことを特徴とする床材の支持構造。 - 【請求項2】 前記床下材がH形鋼からなる根太であ
り、該根太の上部フランジを貫通するボルト挿通孔を通
じて前記ボルトを突設したことを特徴とする請求項1記
載の床材の支持構造。 - 【請求項3】 前記床下材が下地床であって、該下地床
上にプレート上に複数のボルトを突設したアタッチメン
トを予め位置決め固定したことを特徴とする請求項1記
載の床材の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012725U JP3010233U (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 床材の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012725U JP3010233U (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 床材の支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010233U true JP3010233U (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=43146001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994012725U Expired - Lifetime JP3010233U (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 床材の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010233U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05223658A (ja) * | 1992-02-13 | 1993-08-31 | Fujikura Ltd | 流体流通管路における温度異常検出構造 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP1994012725U patent/JP3010233U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05223658A (ja) * | 1992-02-13 | 1993-08-31 | Fujikura Ltd | 流体流通管路における温度異常検出構造 |
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