JP2500020Y2 - 仮設舞台装置 - Google Patents

仮設舞台装置

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JP2500020Y2
JP2500020Y2 JP2974493U JP2974493U JP2500020Y2 JP 2500020 Y2 JP2500020 Y2 JP 2500020Y2 JP 2974493 U JP2974493 U JP 2974493U JP 2974493 U JP2974493 U JP 2974493U JP 2500020 Y2 JP2500020 Y2 JP 2500020Y2
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JPH071212U (ja
Inventor
正幸 須々木
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株式会社ロイヤル通商
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、各種のイベント会場
等で設営する仮設舞台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種イベント会場で、仮設の
舞台が設営されることが多々ある。そこで、従来の仮設
舞台の構造について説明する。まず、舞台の床を支える
脚を組み立て、その脚上に床を敷き詰める。次に、舞台
の後方に足場を組み、その足場に舞台のバックパネルを
固定する。さらに、必要に応じて上方に雨避けのテント
を張って、仮設舞台が完成する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の仮設舞台による
と、床を支える脚は多数の脚単体からなり、各脚単体を
自立させかつ互いにボルト等で連結して組み立てるの
に、たいへん手間がかかる。さらに、舞台のバックパネ
ルを支持するため、足場を組み立てており、この足場の
組立にもたいへん手間がかかる。したがって、仮設舞台
の構築および解体作業が煩雑であった。しかも、脚や足
場は構成部品数が多いため、部品の搬送ならびに管理等
が困難で、かつ構築した際の外観も悪いという問題があ
った。
【0004】この考案の目的は、構築および解体作業が
極めて簡単に行え、しかも部品数を削減でき構築状態で
の外観がすっきりと仕上がる仮設舞台装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の仮設舞台装置
は、裏面の四隅に各々3個の取付部を設けた略方形の床
パネルと、4個の被取付部を設けるとともに床パネルの
各隅を支持する座板を上端に設けた床束とを備え、4個
の被取付部は、略正方形状に配置され、3個の取付部
は、略二等辺三角形状に配置され、各等辺が床パネルの
端面に略平行となりかつ端面から4個の被取付部の一辺
の長さの略1/2離れた位置に配置され、各等辺の長さ
が4個の被取付部の一辺の長さに略等しいことを特徴と
するものである。
【0006】請求項2の仮設舞台装置は、床束に支持さ
れた床パネルの縁部に垂直姿勢のパイプを取付け、この
パイプに支柱を挿通し、この支柱にバックパネルを取付
けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1の仮設舞台装置によると、床束の上端
に設けた座板の被取付部に、床パネルの隅部の取付部を
取付けるので、床束の取付けと床パネルの連結が同時に
行える。請求項2の仮設舞台装置によると、バックパネ
ルを取付ける支柱は、床パネルの縁部に取付けたパイプ
に挿通するだけで簡単に組み立てることができる。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図11に基
づいて説明する。まず、図1に仮設舞台装置の全体概略
図を示す。この図は、仮設舞台の斜め後方から見た斜視
図であり、10は床パネル、11は床パネル10を支持
する床束、12はバックパネル、13はバックパネル1
2を取付ける支柱である。
【0009】床パネル10は、図2および図3に示すよ
うに、略方形の鋼製等の枠14に木製等の表面板15を
貼ってなり、床パネル10を複数枚組み合わせて仮設舞
台の床が構成されている。床パネル10の裏面の四隅に
は鋼製等のコーナ16が溶接されており、各コーナ16
にはそれぞれ内面にナット(図示せず)を溶接した3個
のねじ挿通孔からなる取付部17が設けられている。
【0010】床パネル10のコーナ16部分の拡大図を
図4に示す。3個の取付部17a,17b,17cは、
略二等辺三角形状(辺17a17bと辺17a17cが
等辺)に配置されており、辺17a17bは床パネル1
0の端面10aに略平行であり、辺17a17cは端面
10bに略平行である。また、図5は鋼製等の床束11
の平面図を示しており、18は上端に溶接した方形の座
板であり、座板18の四隅にねじ挿通孔からなる被取付
部19a,19b,19c,19dが設けられている。
被取付部19a〜19dは、略正方形状に配置されてい
る。
【0011】なお、床パネル10の取付部17の等辺の
長さA,B(図4参照)と、床束11の座板18の被取
付部19の一辺の長さE(図5参照)は略等しくなるよ
うに形成されている。また、取付部17の等辺と床パネ
ル10の端面10a,10bとの間の距離C,D(図4
参照)は、被取付部19の一辺の長さEの略1/2に等
しくなるように形成されている。
【0012】次に、床パネル10の支持について説明す
る。まず、仮設舞台の床を構成するのに必要な枚数の床
パネル10を並設する。図6は、4枚の床パネル10が
突き合わさった部分の裏面の平面図である。図7は、4
枚の床パネル10を床束11で支持した状態の斜視図を
示している。床パネル10と床束11の接続は、床束1
1の座板18を各床パネル10のコーナ16に掛け渡
し、座板18の各被取付部19を各コーナ16の頂部の
取付部17a(図6参照)に合わせて位置決めし、蝶ボ
ルト20を被取付部19ならびに取付部17aに挿通
し、ナット(図示せず)に締結する。このようにして、
床束11を床パネル10に取付けるとともに、床パネル
10どうしを連結する。
【0013】図8は、仮設舞台の縁部における床束11
による床パネル10の支持構造を示している。仮設舞台
の縁部では、隣接する2枚の床パネル10,10のコー
ナ16,16に座板18を掛け渡し、各コーナ16の隣
接側の一対の取付部17に被取付部19を重ね、蝶ボル
ト20にて床束11を固定する。なお、仮設舞台の出隅
においては、床パネル10のコーナ16の3個の取付部
17に、床束11の座板18の4個の被取付部19のう
ち3個の被取付部19を重ね、蝶ねじで固定する。
【0014】以上のようにして、4枚の床パネル10が
突き合わさる床の中央部、2枚の床パネル10が接する
床の縁部、床のコーナ部をそれぞれ床束11で支持し
て、仮設舞台の床を構築する。図9は、各床束11の下
端に取付ける高さ調整部材21である。高さ調整部材2
1は、四隅に固定具挿通孔23を形成したプレート22
上にねじ棒25を立設し、ねじ棒25にハンドル27を
有したリング26を螺合したものである。高さ調整部材
21は、ねじ棒25を床束11の下端面に形成した挿通
孔(図示せず)に挿通し、リング26に床束11を載置
する。そして、ハンドル27を持ってリング26をねじ
棒25回りに回転して上下動させ、床束11の高さ調整
を行う。なお、固定具挿通孔23には固定具(図示せ
ず)を挿通し、地面に打ち込んで高さ調整部材21を固
定する。
【0015】次に、仮設舞台のバックパネル12の構築
について説明する。まず、図10に示すように、床パネ
ル10の後縁部に鋼製等の角パイプ28を垂直姿勢に取
付ける。角パイプ28の上端には取付片29が溶接され
ており、かつ側面には斜め上向きに立ち上がる補強材3
0が溶接されている。角パイプ28は、取付片29を床
パネル10の枠14にボルト31にて固定するととも
に、補強材30をボルト32にて枠14に固定して、垂
直姿勢に立設する。そして、角パイプ28に鋼製等の支
柱13を挿通して地面に立設する。33は、角パイプ2
8に螺合して支柱13に当接し、支柱13を固定する蝶
ねじである。
【0016】図10は、仮設舞台の側端部における支柱
13の取付構造を示すものであるが、図1に示すよう
に、仮設舞台の後縁部に沿って複数の角パイプ28が取
付けられている。仮設舞台の側端部以外の箇所の角パイ
プ28は、上端に両側に張り出して取付片が溶接されて
おり、補強材30は床パネル10の枠14の内面に固定
される。
【0017】また、図11に示すように、支柱13の上
端には支持片34が溶接され、支持片34に回動自在に
固着具36にて鋼製等の支え棒35が取付けられてい
る。支え棒35は地面の不陸に応じて任意の角度に開
き、下端を地面に押し当てて、バックパネル12を支え
ている。バックパネル12は、図1に示すように、床パ
ネル10上に載置して支柱13に立て掛ける。そして、
支柱13に、ねじやひも等の固着具(図示せず)を用い
て固定する。
【0018】このように構成された仮設舞台装置による
と、隣接する床パネル10のコーナ16に掛け渡し、座
板18の被取付部19とコーナ16の取付部17とを蝶
ねじ20にて固定するので、床束11の取付けと、隣接
する床パネル10どうしの連結が同時に行える。また、
バックパネル12を取付ける支柱13は、床パネル10
の後縁部に取付けた角パイプ28に挿通するだけで簡単
に組立てることができる。よって、仮設舞台の構築およ
び解体作業が極めて簡単に行える。
【0019】また、床パネル10の支持と連結が床束1
1にて行え、しかも一種類の床束11で床の各部を支持
でき、部品の共用化が図れる。しかも、床パネル10の
縁部に取付けた角パイプ28に支柱13を挿通してバッ
クパネル12を支持するので、バックパネル12の支持
構造の簡略化が図れる。よって、部品数の削減が図れ、
構築状態での外観がすっきりと仕上がる。
【0020】なお、前記実施例では、床パネル10の取
付部17と床束11の被取付部19は、共にねじ挿通孔
からなるものであったが、取付部がねじで被取付部がね
じ挿通孔、取付部がねじ孔で被取付部がねじ挿通孔、取
付部がねじ挿通孔で被取付部がねじあるいはねじ孔であ
ってもよい。また、角パイプ28を床パネル10に取付
ける部材は角パイプ28と別体であって、例えば断面ハ
ット形で角パイプ28に外嵌して床パネル10に固定す
るものであってもよい。さらに、バックパネルを取付け
る支柱ならびに支柱を挿通するパイプは四角形状に限ら
ない。
【0021】
【考案の効果】この考案の仮設舞台装置によると、床束
の上端に設けた座板の被取付部に、床パネルの隅部の取
付部を取付けるので、床束の取付けと床パネルの連結が
同時に行える。また、バックパネルを取付ける支柱は、
床パネルの縁部に取付けたパイプに挿通するだけで簡単
に組み立てることができる。よって、仮設舞台の構築お
よび解体作業が極めて簡単に行え、しかも部品数を削減
でき構築状態での外観がすっきりと仕上がるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の仮設舞台装置の外観斜視
図である。
【図2】この考案の一実施例の床パネルの斜視図であ
る。
【図3】この考案の一実施例の床パネルの裏面の平面図
である。
【図4】この考案の一実施例の床パネルの裏面のコーナ
部分の拡大平面図である。
【図5】この考案の一実施例の床束の平面図である。
【図6】この考案の一実施例の4枚の床パネルが突き合
わさる部分の裏面の平面図である。
【図7】この考案の一実施例の4枚の床パネルが突き合
わさる部分の斜視図である。
【図8】この考案の一実施例の2枚の床パネルが接する
縁部の斜視図である。
【図9】この考案の一実施例の高さ調整部材の斜視図で
ある。
【図10】この考案の一実施例のバックパネルを取付け
る支柱と床パネルとの固定部の斜視図である。
【図11】この考案の一実施例のバックパネルを取付け
る支柱の上部の斜視図である。
【符号の説明】
10 床パネル 11 床束 12 バックパネル 13 支柱 17 取付部 18 座板 19 被取付部 28 パイプ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面の四隅に各々3個の取付部を設けた
    略方形の床パネルと、4個の被取付部を設けるとともに
    前記床パネルの各隅を支持する座板を上端に設けた床束
    とを備え、 前記4個の被取付部は、略正方形状に配置され、 前記3個の取付部は、略二等辺三角形状に配置され、各
    等辺が前記床パネルの端面に略平行となりかつ前記端面
    から前記4個の被取付部の一辺の長さの略1/2離れた
    位置に配置され、各等辺の長さが前記4個の被取付部の
    一辺の長さに略等しいことを特徴とする仮設舞台装置。
  2. 【請求項2】 床束に支持された床パネルの縁部に垂直
    姿勢のパイプを取付け、このパイプに支柱を挿通し、こ
    の支柱にバックパネルを取付けたことを特徴とする仮設
    舞台装置。
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JPH071212U JPH071212U (ja) 1995-01-10
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