JPH082319Y2 - 囲い壁と囲い壁用止め金具 - Google Patents
囲い壁と囲い壁用止め金具Info
- Publication number
- JPH082319Y2 JPH082319Y2 JP1990071966U JP7196690U JPH082319Y2 JP H082319 Y2 JPH082319 Y2 JP H082319Y2 JP 1990071966 U JP1990071966 U JP 1990071966U JP 7196690 U JP7196690 U JP 7196690U JP H082319 Y2 JPH082319 Y2 JP H082319Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- plate
- shaped
- mounting holes
- panels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビルディングや鉄塔等の建築物の建設現場
や土砂採取現場の周囲に立設して使用される囲い壁に関
するものである。
や土砂採取現場の周囲に立設して使用される囲い壁に関
するものである。
通常、町中でのビルディングの建築現場は安全性と作
業性を確保するため、3m程度の高さの囲い壁によって囲
われている。
業性を確保するため、3m程度の高さの囲い壁によって囲
われている。
従来より、このような囲い壁は第14図及び第15図に示
すように、現場周囲に適宜間隔毎に複数本の鉄パイプ製
縦支柱(5)(5)…(5)を地上から立設すると共
に、該縦支柱(5)(5)…(5)の上端部間及び下端
部間に亙って鉄パイプ製の横支柱(51)(51)を架着
し、更に、上方の横支柱(51)に突っ支り棒(52)を連
結する一方、各支柱(5)(51)の前方に、長さ3000m
m、幅600mm、厚さ0.8mm程度の縦長な長方形状で、横方
向の両端部及び略中央部に夫々断面半円形状の波形突条
(61)(61)(61)を高さ方向に亙って形成してなる波
付き鉄板(6)(6)…(6)を複数枚、両端部の波形
突条(61)(61)を重ね合わせながら連続して立設し、
各波付き鉄板(6)(6)…(6)をフック金具(7)
(7)…(7)を用いて上下の横支柱(51)(51)に固
定してなるものが広く使用されている。
すように、現場周囲に適宜間隔毎に複数本の鉄パイプ製
縦支柱(5)(5)…(5)を地上から立設すると共
に、該縦支柱(5)(5)…(5)の上端部間及び下端
部間に亙って鉄パイプ製の横支柱(51)(51)を架着
し、更に、上方の横支柱(51)に突っ支り棒(52)を連
結する一方、各支柱(5)(51)の前方に、長さ3000m
m、幅600mm、厚さ0.8mm程度の縦長な長方形状で、横方
向の両端部及び略中央部に夫々断面半円形状の波形突条
(61)(61)(61)を高さ方向に亙って形成してなる波
付き鉄板(6)(6)…(6)を複数枚、両端部の波形
突条(61)(61)を重ね合わせながら連続して立設し、
各波付き鉄板(6)(6)…(6)をフック金具(7)
(7)…(7)を用いて上下の横支柱(51)(51)に固
定してなるものが広く使用されている。
上記のような波付き鉄板(6)(6)…(6)を用い
た囲い壁は台風のような暴風によっても倒れたり接合部
分が外れたりしないという強度上の利点が大きい反面、
波付き鉄板(6)の高さ寸法が大きく、しかも重量が嵩
張るため、例えば山中における高圧電線の鉄塔構築作業
のように、トラック等の通常の運搬手段によっては現場
までの運搬が極めて困難な条件下では、重量の大きいこ
の種の仮設資材の運搬作業並びに足場の悪い場所での構
築作業は非常な手間と労力を要し、コストアップを招く
という問題点があった。
た囲い壁は台風のような暴風によっても倒れたり接合部
分が外れたりしないという強度上の利点が大きい反面、
波付き鉄板(6)の高さ寸法が大きく、しかも重量が嵩
張るため、例えば山中における高圧電線の鉄塔構築作業
のように、トラック等の通常の運搬手段によっては現場
までの運搬が極めて困難な条件下では、重量の大きいこ
の種の仮設資材の運搬作業並びに足場の悪い場所での構
築作業は非常な手間と労力を要し、コストアップを招く
という問題点があった。
ところで、町中におけるビルディングの建設作業は騒
音や資材の搬入等による近隣への影響が大きいが、この
近隣居住者の不快感を緩和し、併せて建設中の建物を通
行人等に印象付ける効果的な対策として、従来より囲い
壁の表面をキャンパスとして美麗な装飾を施したり、建
物の完成予想図を描くことが行われている。
音や資材の搬入等による近隣への影響が大きいが、この
近隣居住者の不快感を緩和し、併せて建設中の建物を通
行人等に印象付ける効果的な対策として、従来より囲い
壁の表面をキャンパスとして美麗な装飾を施したり、建
物の完成予想図を描くことが行われている。
しかしながら、上記従来の波付き鉄板(6)(6)…
(6)を用いたものでは、囲い壁外面に波形突条(61)
(61)…(61)による凹凸模様が形成される上、フック
金具(7)(7)…(7)のねじ軸端部や、これに螺締
されるナット(8)(8)…(8)が突出するため、上
記のような絵や装飾模様を描きにくく、又、絵や装飾模
様中に凹凸模様やナット(8)(8)…(8)が浮き出
るため必ずしも満足できる仕上がりが得られなかった。
(6)を用いたものでは、囲い壁外面に波形突条(61)
(61)…(61)による凹凸模様が形成される上、フック
金具(7)(7)…(7)のねじ軸端部や、これに螺締
されるナット(8)(8)…(8)が突出するため、上
記のような絵や装飾模様を描きにくく、又、絵や装飾模
様中に凹凸模様やナット(8)(8)…(8)が浮き出
るため必ずしも満足できる仕上がりが得られなかった。
このため、従来では囲い壁外面上に合板や平鉄板を貼
り合わせて、平坦なキャンパス面を形成するといった工
夫もなされているが、この場合もフック金具(7)
(7)…(7)のねじ軸端部やナット(8)(8)…
(8)が表面に突出することが避けられず、又、平坦な
キャンパス面を作製する分、費用も嵩むという不都合が
あった。
り合わせて、平坦なキャンパス面を形成するといった工
夫もなされているが、この場合もフック金具(7)
(7)…(7)のねじ軸端部やナット(8)(8)…
(8)が表面に突出することが避けられず、又、平坦な
キャンパス面を作製する分、費用も嵩むという不都合が
あった。
本考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、軽量で表面が平坦な小形パネルを複数枚、
縦横に接合して壁体を構成でき、これを地上に固定した
支柱に支持できるように工夫された囲い壁と、上下左右
に接合した上記パネルを同時に支柱に固定させることが
できる囲い壁用止め金具の提供を目的とするものであ
る。
れたもので、軽量で表面が平坦な小形パネルを複数枚、
縦横に接合して壁体を構成でき、これを地上に固定した
支柱に支持できるように工夫された囲い壁と、上下左右
に接合した上記パネルを同時に支柱に固定させることが
できる囲い壁用止め金具の提供を目的とするものであ
る。
上記目的を達成するために本考案の囲い壁は実施例の
図面に示すように、四方周縁部に後方に向かって突設し
たフランジ部(12)を有し且つ四隅部における該フラン
ジ部(12)の端部に取付孔(13)を穿設してなる方形状
パネル(1)と、該方形状パネル(1)を複数枚、縦横
に接合することにより形成される壁体(W)の裏面側に
おいて隣接パネル(1)(1)の接合部に沿って設けら
れる支柱(2)と、この支柱(2)において上記上下左
右に接合した方形状パネル(1)(1)の十字状接合部
に対応した部分に配設される止め金具(3)とからな
り、この止め金具(3)は支柱(2)に着脱自在に固定
される固定具(31)と、該固定具(31)の先端部に設け
た係止部(31d)に挿着される一本の軸部(32a)を有し
且つこの軸部(32a)に上記接合した上下又は左右の隣
接パネル(1)(1)のフランジ部(12)(12)の取付
孔(13)(13)間にそれぞれ係着させて十字状に接合し
た4枚の方形状パネル(1)(1)の接合部を固定する
二股状係着軸部(32b)(32b)を設けたフック具(32)
とからなることを特徴とするものである。
図面に示すように、四方周縁部に後方に向かって突設し
たフランジ部(12)を有し且つ四隅部における該フラン
ジ部(12)の端部に取付孔(13)を穿設してなる方形状
パネル(1)と、該方形状パネル(1)を複数枚、縦横
に接合することにより形成される壁体(W)の裏面側に
おいて隣接パネル(1)(1)の接合部に沿って設けら
れる支柱(2)と、この支柱(2)において上記上下左
右に接合した方形状パネル(1)(1)の十字状接合部
に対応した部分に配設される止め金具(3)とからな
り、この止め金具(3)は支柱(2)に着脱自在に固定
される固定具(31)と、該固定具(31)の先端部に設け
た係止部(31d)に挿着される一本の軸部(32a)を有し
且つこの軸部(32a)に上記接合した上下又は左右の隣
接パネル(1)(1)のフランジ部(12)(12)の取付
孔(13)(13)間にそれぞれ係着させて十字状に接合し
た4枚の方形状パネル(1)(1)の接合部を固定する
二股状係着軸部(32b)(32b)を設けたフック具(32)
とからなることを特徴とするものである。
又、前記止め金具(3)は、支柱(2)に抱持させる
平面視略U字形状の弾性を有する板状体の後側片部(31
c)の先端部中央に孔又は切欠きからなる係止部(31d)
が形成され且つ該板状体の前側片部(31b)の先端部両
端に切欠きからなる一対の挿通部(31e)(31e)を設け
た板状固定具(31)と、該板状固定具(31)の上記係止
部(31d)に挿通、係止する一本の軸部(32a)に上記一
対の挿通部(31e)(31e)にそれぞれ挿通する二股状に
分岐した係着軸部(32b)(32b)を一体に設けてなるフ
ック具(32)とからなり、このフック具(32)の上記二
股状係着軸部(32b)(32b)を上下又は左右の隣接パネ
ル(1)(1)の接合フランジ部(12)(12)の取付孔
(13)(13)間にそれぞれ係着させるように構成してい
る。
平面視略U字形状の弾性を有する板状体の後側片部(31
c)の先端部中央に孔又は切欠きからなる係止部(31d)
が形成され且つ該板状体の前側片部(31b)の先端部両
端に切欠きからなる一対の挿通部(31e)(31e)を設け
た板状固定具(31)と、該板状固定具(31)の上記係止
部(31d)に挿通、係止する一本の軸部(32a)に上記一
対の挿通部(31e)(31e)にそれぞれ挿通する二股状に
分岐した係着軸部(32b)(32b)を一体に設けてなるフ
ック具(32)とからなり、このフック具(32)の上記二
股状係着軸部(32b)(32b)を上下又は左右の隣接パネ
ル(1)(1)の接合フランジ部(12)(12)の取付孔
(13)(13)間にそれぞれ係着させるように構成してい
る。
パネル(1)の横幅と略同間隔毎に縦支柱(2)
(2)…(2)を地面から立設して、各パネル(1)
(1)…(1)の高さと略同間隔毎に各縦支柱(2)を
抱持するようにして止め金具(3)を固定し、縦支柱
(2)の前面側にパネル(1)(1)…(1)を配し
て、隣接パネル(1)(1)の取付孔(13)(13)間に
亙って順次止め金具(3)を係着することにより、パネ
ル(1)(1)…(1)を組立てるか、或いはパネル
(1)の縦方向の接合部に沿って横支柱(22)(22)…
(22)を設け、各パネル(1)の横幅と略同間隔毎に各
横支柱(22)を抱持するようにして止め金具(3)を固
定し、横支柱(22)の前面側にパネル(1)を配して、
隣接パネル(1)(1)の取付孔(13)(13)間に亙っ
て順次止め金具(3)を係着することにより、パネル
(1)を組立てることができる。
(2)…(2)を地面から立設して、各パネル(1)
(1)…(1)の高さと略同間隔毎に各縦支柱(2)を
抱持するようにして止め金具(3)を固定し、縦支柱
(2)の前面側にパネル(1)(1)…(1)を配し
て、隣接パネル(1)(1)の取付孔(13)(13)間に
亙って順次止め金具(3)を係着することにより、パネ
ル(1)(1)…(1)を組立てるか、或いはパネル
(1)の縦方向の接合部に沿って横支柱(22)(22)…
(22)を設け、各パネル(1)の横幅と略同間隔毎に各
横支柱(22)を抱持するようにして止め金具(3)を固
定し、横支柱(22)の前面側にパネル(1)を配して、
隣接パネル(1)(1)の取付孔(13)(13)間に亙っ
て順次止め金具(3)を係着することにより、パネル
(1)を組立てることができる。
この組立時において、上下左右で隣接する4枚のパネ
ル(1)(1)(1)(1)の取付孔(13)(13)(1
3)(13)は十字状に集まった各パネル(1)の隅部に
位置することになるので、単一のフック具(32)を用い
て縦支柱(2)或いは横支柱(22)に固定した板状固定
具(31)を介して4枚のパネル(1)(1)(1)
(1)の各隅部を一挙に縦支柱(2)或いは横支柱(2
2)に固定することができる。
ル(1)(1)(1)(1)の取付孔(13)(13)(1
3)(13)は十字状に集まった各パネル(1)の隅部に
位置することになるので、単一のフック具(32)を用い
て縦支柱(2)或いは横支柱(22)に固定した板状固定
具(31)を介して4枚のパネル(1)(1)(1)
(1)の各隅部を一挙に縦支柱(2)或いは横支柱(2
2)に固定することができる。
又、パネル(1)(1)…(1)は上下左右に複数枚
を接合して必要な高さと長さが得られるものであるか
ら、一枚のパネル(1)はヘリコプター等を用いて安全
に搬送できる程度の寸法及び重量に設定することができ
る。更に、該パネル(1)の外面は平坦に形成でき、且
つ組立状態において、止め金具(3)が一切外面に突出
しないので、壁体(W)前面をキャンパスとして好適に
使用できる。
を接合して必要な高さと長さが得られるものであるか
ら、一枚のパネル(1)はヘリコプター等を用いて安全
に搬送できる程度の寸法及び重量に設定することができ
る。更に、該パネル(1)の外面は平坦に形成でき、且
つ組立状態において、止め金具(3)が一切外面に突出
しないので、壁体(W)前面をキャンパスとして好適に
使用できる。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。第1図〜第5図において、(1)(1)…(1)は
パネルであって、表面が平坦に形成された方形状の平板
部(11)の四方周縁部からフランジ部としての周枠部
(12)を後方に向かって一体に突設すると共に、該周枠
部(12)の左右対向辺の上下端部に夫々都合4個の取付
孔(13)(13)…(13)を穿設してなり、該パネル
(1)(1)…(1)を複数枚縦横に接合することによ
り囲い壁の壁体(W)を構成されるものである。このよ
うに縦横にパネル(1)(1)…(1)を組合わせる
と、上下左右で隣接する4枚のパネル(1)(1)
(1)(1)は夫々周枠部(12)(12)(12)(12)の
外面どうしが接合されて十字状に配置され、左右のパネ
ル(1)(1)の取付孔(13)(13)どうしが一致する
ものである。
る。第1図〜第5図において、(1)(1)…(1)は
パネルであって、表面が平坦に形成された方形状の平板
部(11)の四方周縁部からフランジ部としての周枠部
(12)を後方に向かって一体に突設すると共に、該周枠
部(12)の左右対向辺の上下端部に夫々都合4個の取付
孔(13)(13)…(13)を穿設してなり、該パネル
(1)(1)…(1)を複数枚縦横に接合することによ
り囲い壁の壁体(W)を構成されるものである。このよ
うに縦横にパネル(1)(1)…(1)を組合わせる
と、上下左右で隣接する4枚のパネル(1)(1)
(1)(1)は夫々周枠部(12)(12)(12)(12)の
外面どうしが接合されて十字状に配置され、左右のパネ
ル(1)(1)の取付孔(13)(13)どうしが一致する
ものである。
より具体的には、このパネル(1)の平板部(11)を
縦横1000mm程度の正方形状とし、周枠部(12)の高さを
20〜100mm程度とすれば、搬送及び組立等の作業性の面
で好都合である。又、該パネル(1)は鉄、アルミニウ
ム等の金属材料やPVC等の合成樹脂によって形成するこ
とができるが、中でもPVC等の合成樹脂を使用すれば真
空成形等の手法により平板部(11)と周枠部(12)とを
同時に成形できる上、軽量化を図ることができる利点が
あり、又、多少の衝撃があっても破損しない程度の強度
と、軟らかい感触の表面とを備えているので、イメージ
向上の効果も期待できるものである。尚、合成樹脂で成
形するときはパネル(1)は約2mm厚程度とすればよ
い。
縦横1000mm程度の正方形状とし、周枠部(12)の高さを
20〜100mm程度とすれば、搬送及び組立等の作業性の面
で好都合である。又、該パネル(1)は鉄、アルミニウ
ム等の金属材料やPVC等の合成樹脂によって形成するこ
とができるが、中でもPVC等の合成樹脂を使用すれば真
空成形等の手法により平板部(11)と周枠部(12)とを
同時に成形できる上、軽量化を図ることができる利点が
あり、又、多少の衝撃があっても破損しない程度の強度
と、軟らかい感触の表面とを備えているので、イメージ
向上の効果も期待できるものである。尚、合成樹脂で成
形するときはパネル(1)は約2mm厚程度とすればよ
い。
(2)(2)…(2)は鉄パイプ等からなる縦支柱で
あって、前記パネル(1)(1)…(1)を複数枚縦横
に接合することにより形成される壁体(W)の裏面側に
おける隣接パネル(1)(1)の接合部に沿って地上に
立設される。又、上記のようにして等間隔毎に並設され
た各縦支柱(2)(2)…(2)の上端部近傍間及び下
端部近傍間には、2個の筒状体(21a)(21b)を交叉さ
せて表面どうしを溶接一体化してなる連結金具(21)
(21)…(21)を介して横支柱(22)(22)が架着さ
れ、更に、上部の横支柱(22)の適所に前記連結金具
(21)と同様の構成を有する連結金具(23)(23)…
(23)を介して地上から傾斜姿勢で配設される突っ支り
棒(24)(24)…(24)が連結される。このように、支
柱としては縦支柱(2)と横支柱(22)と突っ支り棒
(24)とからなっている。
あって、前記パネル(1)(1)…(1)を複数枚縦横
に接合することにより形成される壁体(W)の裏面側に
おける隣接パネル(1)(1)の接合部に沿って地上に
立設される。又、上記のようにして等間隔毎に並設され
た各縦支柱(2)(2)…(2)の上端部近傍間及び下
端部近傍間には、2個の筒状体(21a)(21b)を交叉さ
せて表面どうしを溶接一体化してなる連結金具(21)
(21)…(21)を介して横支柱(22)(22)が架着さ
れ、更に、上部の横支柱(22)の適所に前記連結金具
(21)と同様の構成を有する連結金具(23)(23)…
(23)を介して地上から傾斜姿勢で配設される突っ支り
棒(24)(24)…(24)が連結される。このように、支
柱としては縦支柱(2)と横支柱(22)と突っ支り棒
(24)とからなっている。
(3)(3)…(3)は止め金具であって、縦支柱
(2)を抱持するようにして該縦支柱(2)に固定され
る板状固定具(31)と、この板状固定具(31)と隣接パ
ネル(1)(1)の取付孔(13)(13)開に亙って係着
されるフック具(32)とにより構成されている。フック
具(32)は1本のねじ軸部(32a)から上下二股状に分
岐させた平面視く字形状の係着軸部(32b)(32b)を延
出してなり、一方、板状固定具(31)は弾性変形可能な
金属製帯状薄板材を平面視U字形状に成形して、円弧状
部(31a)と該円弧状部(31a)の両側から延びる前後側
片部(31b)(31c)とを形成し、後側片部(31c)にフ
ック具(32)のねじ軸部(32a)を係止させる単一の係
止部(31d)を切欠きにより形成すると共に、前側片部
(31b)にフック具(32)の二股係着軸部(32b)(32
b)を挿通させる上下一対の挿通部(31e)(31e)を同
じく切欠きにより形成してなるものである。
(2)を抱持するようにして該縦支柱(2)に固定され
る板状固定具(31)と、この板状固定具(31)と隣接パ
ネル(1)(1)の取付孔(13)(13)開に亙って係着
されるフック具(32)とにより構成されている。フック
具(32)は1本のねじ軸部(32a)から上下二股状に分
岐させた平面視く字形状の係着軸部(32b)(32b)を延
出してなり、一方、板状固定具(31)は弾性変形可能な
金属製帯状薄板材を平面視U字形状に成形して、円弧状
部(31a)と該円弧状部(31a)の両側から延びる前後側
片部(31b)(31c)とを形成し、後側片部(31c)にフ
ック具(32)のねじ軸部(32a)を係止させる単一の係
止部(31d)を切欠きにより形成すると共に、前側片部
(31b)にフック具(32)の二股係着軸部(32b)(32
b)を挿通させる上下一対の挿通部(31e)(31e)を同
じく切欠きにより形成してなるものである。
尚、板状固定具(31)は金属薄板を打ち抜いて成形す
ることができるので、安価に作製できる。
ることができるので、安価に作製できる。
そして、止め金具(3)によりパネル(1)(1)…
(1)を縦支柱(2)に固定するときは、まず、板状固
定具(31)を側方から縦支柱(2)に嵌合して、該固定
具(31)の円弧状部(31a)により縦支柱(2)を抱持
させる。尚、図示例のように、該円弧状部(31a)を縦
支柱(2)の半周分をやゝ超過して抱持できるように形
成しておくと、固定具(31)を縦支柱(2)に容易に固
定できる。
(1)を縦支柱(2)に固定するときは、まず、板状固
定具(31)を側方から縦支柱(2)に嵌合して、該固定
具(31)の円弧状部(31a)により縦支柱(2)を抱持
させる。尚、図示例のように、該円弧状部(31a)を縦
支柱(2)の半周分をやゝ超過して抱持できるように形
成しておくと、固定具(31)を縦支柱(2)に容易に固
定できる。
次に、固定具(31)の係止部(31d)及び挿通部(31
e)(31e)の切欠端からフック具(32)を挿入すると共
に、二股に分岐している係着軸部(32b)(32b)を夫々
左右で隣接するパネル(1)(1)の取付孔(13)(1
3)に係入した後、係止部(31d)の後方に突出させたね
じ軸部(32a)の基端にナット(33)を螺着すると、該
ナット(33)が固定具(31)の係止部(31d)外面に圧
接してフック具(32)のねじ軸部(32a)が係止され、
更に固定具(31)のばね作用により、該固定具(31)の
円弧状部(31a)が縦支柱(2)を挟圧して確実に固定
されると共に、前側片部(31b)が4枚のパネル(1)
(1)(1)(1)の各周枠部(12)端面に均等に圧接
する。又、く字形状に形成された各係着軸部(32b)(3
2b)は第4図に示すように、ナット(33)の締め付けに
より矢印(a)で示すように後方側に引寄せられる。こ
の係着軸部(32b)(32b)の後方への移動に従って隣接
パネル(1)(1)の取付孔(13)(13)は周縁部が各
係着軸部(32b)の傾斜面に当接して矢印(b)
(b′)で示すように互いに接近する方向に誘導される
ので、両方のパネル(1)(1)は確実に密着状態で接
合されるものである。
e)(31e)の切欠端からフック具(32)を挿入すると共
に、二股に分岐している係着軸部(32b)(32b)を夫々
左右で隣接するパネル(1)(1)の取付孔(13)(1
3)に係入した後、係止部(31d)の後方に突出させたね
じ軸部(32a)の基端にナット(33)を螺着すると、該
ナット(33)が固定具(31)の係止部(31d)外面に圧
接してフック具(32)のねじ軸部(32a)が係止され、
更に固定具(31)のばね作用により、該固定具(31)の
円弧状部(31a)が縦支柱(2)を挟圧して確実に固定
されると共に、前側片部(31b)が4枚のパネル(1)
(1)(1)(1)の各周枠部(12)端面に均等に圧接
する。又、く字形状に形成された各係着軸部(32b)(3
2b)は第4図に示すように、ナット(33)の締め付けに
より矢印(a)で示すように後方側に引寄せられる。こ
の係着軸部(32b)(32b)の後方への移動に従って隣接
パネル(1)(1)の取付孔(13)(13)は周縁部が各
係着軸部(32b)の傾斜面に当接して矢印(b)
(b′)で示すように互いに接近する方向に誘導される
ので、両方のパネル(1)(1)は確実に密着状態で接
合されるものである。
尚、好ましくはナット(33)の締め付け時において、
板状固定具(31)の後側片部(31c)が弾性変形して、
フック具(32)のねじ軸部(32a)が係止部(31d)の切
欠端から抜脱するのを防止するために、該一端部を外方
へやゝ屈曲変形させてなる抜け止め部(31f)を設けて
おく。又、当然のことながらフック具(32)の上下係着
軸部(32b)(32b)の間隔は上下で隣接するパネル
(1)(1)の取付孔(13)(13)間距離と略一致させ
てある。
板状固定具(31)の後側片部(31c)が弾性変形して、
フック具(32)のねじ軸部(32a)が係止部(31d)の切
欠端から抜脱するのを防止するために、該一端部を外方
へやゝ屈曲変形させてなる抜け止め部(31f)を設けて
おく。又、当然のことながらフック具(32)の上下係着
軸部(32b)(32b)の間隔は上下で隣接するパネル
(1)(1)の取付孔(13)(13)間距離と略一致させ
てある。
このように、板状固定具(31)は略U字形状で且つ弾
性変形可能に形成されているので、ばね効果が働いて常
に一定の力でパネル(1)を押さえ付けることができる
上、強い風圧によりパネル(1)に無理な外力が加わっ
たとしても、該ばね作用により外力を逃がすのでフック
具(32)を係着させたパネル(1)の取付孔(13)(1
3)が変形、破損するような危険性を防止できる。
性変形可能に形成されているので、ばね効果が働いて常
に一定の力でパネル(1)を押さえ付けることができる
上、強い風圧によりパネル(1)に無理な外力が加わっ
たとしても、該ばね作用により外力を逃がすのでフック
具(32)を係着させたパネル(1)の取付孔(13)(1
3)が変形、破損するような危険性を防止できる。
ところで、前述した縦支柱(2)(2)…(2)と横
支柱(22)(22)との連結金具(21)は肉厚の大きいも
のが施用されることがあり、この場合、連結金具(21)
の縦支柱(2)側に嵌着される筒状体(21a)の一部が
縦支柱(2)とパネル(1)の周枠部(12)間に大きく
張出すため、前記実施例の止め金具(3)のように縦支
柱(2)とパネル(1)の周枠部(12)とが板状固定具
(31)の前側片部(31b)を隔てただけで近接配置され
るものでは、筒状体(21a)がパネル周枠部(12)に干
渉する。
支柱(22)(22)との連結金具(21)は肉厚の大きいも
のが施用されることがあり、この場合、連結金具(21)
の縦支柱(2)側に嵌着される筒状体(21a)の一部が
縦支柱(2)とパネル(1)の周枠部(12)間に大きく
張出すため、前記実施例の止め金具(3)のように縦支
柱(2)とパネル(1)の周枠部(12)とが板状固定具
(31)の前側片部(31b)を隔てただけで近接配置され
るものでは、筒状体(21a)がパネル周枠部(12)に干
渉する。
このような不都合に対応させる止め金具(3)とし
て、本考案では例えば第6図及び第7図に示すように、
板状固定具(31)の前側片部(31b)に内方に突出する
スペーサ部(34)を設けると、縦支柱(2)とパネル周
枠部(12)間に該スペーサ部(34)が介在して両者間の
距離が筒状体(21a)の肉厚よりも大きくなるので、前
述のパネル周枠部(12)と連結金具(23)の筒状体(21
a)間の干渉をなくすことができる。このスペーサ部(3
4)は板状固定具(31)の前側片部(31b)を部分的に内
側へ切起こすことにより形成することができるので、コ
ストアップを殆ど招くことなく、上記連結金具(23)の
パネル(1)に対する干渉に対応できるものである。
て、本考案では例えば第6図及び第7図に示すように、
板状固定具(31)の前側片部(31b)に内方に突出する
スペーサ部(34)を設けると、縦支柱(2)とパネル周
枠部(12)間に該スペーサ部(34)が介在して両者間の
距離が筒状体(21a)の肉厚よりも大きくなるので、前
述のパネル周枠部(12)と連結金具(23)の筒状体(21
a)間の干渉をなくすことができる。このスペーサ部(3
4)は板状固定具(31)の前側片部(31b)を部分的に内
側へ切起こすことにより形成することができるので、コ
ストアップを殆ど招くことなく、上記連結金具(23)の
パネル(1)に対する干渉に対応できるものである。
又、本考案では止め金具(3)のフック具(32)を挿
着するに際し、ねじ軸部(32a)とナット(33)によら
ず、第8図に示すような簡単な構造の回転操作具(4)
を用いてロックすることができる。
着するに際し、ねじ軸部(32a)とナット(33)によら
ず、第8図に示すような簡単な構造の回転操作具(4)
を用いてロックすることができる。
即ち、この止め金具(3)の回転操作具(4)は第8
図に示すように、フック具(32)の基端部に直交状の枢
軸(41)を設け、該枢軸(41)に一対のロック片(42)
(42)と、該ロック片(42)(42)と一体回動するレバ
ー(43)とを回動自在に取付けてなり、第9図に示すよ
うに、ロック片(42)(42)が固定具(31)の後側片部
(31c)から離れている自由状態でフック具(32)の係
着軸部(32b)(32b)を取付孔(13)(13)に係入した
後、第10図に示すように、レバー(43)を操作してロッ
ク片(42)(42)の平坦面部(42a)(42a)を前記後側
片部(31c)外面に圧接させると、フック具(32)全体
が後方へ移動して係着軸部(32b)(32b)を取付孔(1
3)(13)に確実に係着させることができるものであ
る。
図に示すように、フック具(32)の基端部に直交状の枢
軸(41)を設け、該枢軸(41)に一対のロック片(42)
(42)と、該ロック片(42)(42)と一体回動するレバ
ー(43)とを回動自在に取付けてなり、第9図に示すよ
うに、ロック片(42)(42)が固定具(31)の後側片部
(31c)から離れている自由状態でフック具(32)の係
着軸部(32b)(32b)を取付孔(13)(13)に係入した
後、第10図に示すように、レバー(43)を操作してロッ
ク片(42)(42)の平坦面部(42a)(42a)を前記後側
片部(31c)外面に圧接させると、フック具(32)全体
が後方へ移動して係着軸部(32b)(32b)を取付孔(1
3)(13)に確実に係着させることができるものであ
る。
なお、板状固定具(31)の係止部(31d)を第11図に
示すように、長孔により形成してもよい。
示すように、長孔により形成してもよい。
上記実施例はパネル(1)を縦支柱(2)に固定した
例を示したが、パネル(1)は横支柱(22)に固定して
壁体(W)とすることも好ましく用いられる。この例を
第12図及び第13図に示す。パネル(1)は縦長の長方形
状をなし、周枠部(12)の上下対向辺の左右端部に4個
の取付孔(13)が設けられている。一方、横支柱(22)
は突っ支り棒(24)に連結金具(23)を用いて連結固定
されたものと、縦支柱(2)に連結金具(21)を用いて
連結されたものがあるが、いずれも地面に堅固に立設さ
れている。そして、上下のパネル(1)(1)の接合部
には横支柱(22)が位置するように枠組みされている。
しかし、縦支柱(2)はパネル(1)の大きさと関係な
く適宜の位置に立設されるので、前記実施例に比べると
少なくて済む利点がある。
例を示したが、パネル(1)は横支柱(22)に固定して
壁体(W)とすることも好ましく用いられる。この例を
第12図及び第13図に示す。パネル(1)は縦長の長方形
状をなし、周枠部(12)の上下対向辺の左右端部に4個
の取付孔(13)が設けられている。一方、横支柱(22)
は突っ支り棒(24)に連結金具(23)を用いて連結固定
されたものと、縦支柱(2)に連結金具(21)を用いて
連結されたものがあるが、いずれも地面に堅固に立設さ
れている。そして、上下のパネル(1)(1)の接合部
には横支柱(22)が位置するように枠組みされている。
しかし、縦支柱(2)はパネル(1)の大きさと関係な
く適宜の位置に立設されるので、前記実施例に比べると
少なくて済む利点がある。
止め金具(3)の板状固定具(31)は横支柱(22)に
下方より嵌合させられて、横支柱(22)を抱持してい
る。そして、フック具(32)の係着軸部(32b)(32b)
を上下で隣接するパネル(1)(1)の取付孔(13)
(13)に係入してナット(33)を螺着して固定すると、
パネル(1)は横支柱(22)に止め金具(3)を介して
固定される。尚、パネル(1)の最上位及び最下位の周
枠部(12)は左右の取付孔(13)(13)を止め金具
(3)で固定して止められる。
下方より嵌合させられて、横支柱(22)を抱持してい
る。そして、フック具(32)の係着軸部(32b)(32b)
を上下で隣接するパネル(1)(1)の取付孔(13)
(13)に係入してナット(33)を螺着して固定すると、
パネル(1)は横支柱(22)に止め金具(3)を介して
固定される。尚、パネル(1)の最上位及び最下位の周
枠部(12)は左右の取付孔(13)(13)を止め金具
(3)で固定して止められる。
以上説明したように本考案の囲い壁によるときは、四
方周縁部に後方に向かって突設したフランジ部を有し且
つ四隅部における該フランジ部の端部に取付孔を穿設し
てなる方形状パネルと、該方形状パネルを複数枚、縦横
に接合することにより形成される壁体の裏面側において
隣接パネルの接合部に沿って設けられる支柱と、この支
柱において上記上下左右に接合した方形状パネルの十字
状接合部に対応した部分に配設される止め金具とからな
り、この止め金具は支柱に着脱自在に固定される固定具
と、該固定具の先端部に設けた係止部に挿着される一本
の軸部を有し且つこの軸部に上記接合した上下又は左右
の隣接パネルのフランジ部の取付孔間にそれぞれ係着さ
せて十字状に接合した4枚の方形状パネルの接合部を固
定する二股状係着軸部を設けたフック具とからなるもの
であるから、複数枚、縦横に接合した方形状パネルの接
合部の裏面に沿って支柱を縦ないし横方向に設け、各方
形状パネルの高さと略同間隔毎に各支柱を抱持するよう
にして止め金具の固定具を固定し、フック具の二股状係
着軸部を隣接パネルのフランジ部の取付孔間にそれぞれ
係着させた状態にして該フック具を固定具に固定させる
ことにより、1個の固定具とフック具とによって十字状
に接合した4枚の方形状パネルを同時に支柱に固定させ
ることができ、方形状パネルを縦横に組立ててなる壁体
を能率よく且つ確実に構成することができる。
方周縁部に後方に向かって突設したフランジ部を有し且
つ四隅部における該フランジ部の端部に取付孔を穿設し
てなる方形状パネルと、該方形状パネルを複数枚、縦横
に接合することにより形成される壁体の裏面側において
隣接パネルの接合部に沿って設けられる支柱と、この支
柱において上記上下左右に接合した方形状パネルの十字
状接合部に対応した部分に配設される止め金具とからな
り、この止め金具は支柱に着脱自在に固定される固定具
と、該固定具の先端部に設けた係止部に挿着される一本
の軸部を有し且つこの軸部に上記接合した上下又は左右
の隣接パネルのフランジ部の取付孔間にそれぞれ係着さ
せて十字状に接合した4枚の方形状パネルの接合部を固
定する二股状係着軸部を設けたフック具とからなるもの
であるから、複数枚、縦横に接合した方形状パネルの接
合部の裏面に沿って支柱を縦ないし横方向に設け、各方
形状パネルの高さと略同間隔毎に各支柱を抱持するよう
にして止め金具の固定具を固定し、フック具の二股状係
着軸部を隣接パネルのフランジ部の取付孔間にそれぞれ
係着させた状態にして該フック具を固定具に固定させる
ことにより、1個の固定具とフック具とによって十字状
に接合した4枚の方形状パネルを同時に支柱に固定させ
ることができ、方形状パネルを縦横に組立ててなる壁体
を能率よく且つ確実に構成することができる。
従って、囲い壁の外面を平坦に形成でき、且つ組立状
態において、止め金具が一切外面に突出しないので、囲
い壁の前面をキャンパスとして好適に使用でき、しかも
優れた仕上がりの絵や模様を描くことができる。
態において、止め金具が一切外面に突出しないので、囲
い壁の前面をキャンパスとして好適に使用でき、しかも
優れた仕上がりの絵や模様を描くことができる。
又、パネルは上下に複数枚を接合して必要な高さが得
られるものであるから、一枚のパネルを小形軽量に形成
することができ、これによって山間や離島のように仮設
資材の搬入が困難な僻地においても、ヘリコプター等を
利用して容易且つ安全に搬送できるなど、従来に見られ
ない優れた効果を発揮するものとなった。
られるものであるから、一枚のパネルを小形軽量に形成
することができ、これによって山間や離島のように仮設
資材の搬入が困難な僻地においても、ヘリコプター等を
利用して容易且つ安全に搬送できるなど、従来に見られ
ない優れた効果を発揮するものとなった。
更に、請求項によるときは、止め金具を、支柱に抱
持させる平面視略U字形状の板状体の後側片部に孔又は
切欠きからなる係止部が形成され且つ前側片部の先端部
両端に切欠きからなる一対の挿通部を設けた板状固定具
と、該板状固定具の上記係止部に挿通、係止する一本の
軸部に上記一対の挿通部にそれぞれ挿通する二股状に分
岐した係着軸部を一体に設けてなるフック具とからな
り、このフック具の上記二股状係着軸部を上下又は左右
の隣接パネルの接合フランジ部の取付孔間にそれぞれ係
着させるように構成しているので、縦横に組立てたパネ
ルと支柱との連結に際し、上下左右で隣接した4枚のパ
ネルにおける一致する各対の取付孔間に単一もしくは一
対のフック具の係着部を係着して、該フック具を支柱に
固定した板状固定具に固定することにより、4枚のパネ
ルの各隅部を一挙に支柱に固定することができ、囲い壁
の構築作業を効率良く行うことができる。
持させる平面視略U字形状の板状体の後側片部に孔又は
切欠きからなる係止部が形成され且つ前側片部の先端部
両端に切欠きからなる一対の挿通部を設けた板状固定具
と、該板状固定具の上記係止部に挿通、係止する一本の
軸部に上記一対の挿通部にそれぞれ挿通する二股状に分
岐した係着軸部を一体に設けてなるフック具とからな
り、このフック具の上記二股状係着軸部を上下又は左右
の隣接パネルの接合フランジ部の取付孔間にそれぞれ係
着させるように構成しているので、縦横に組立てたパネ
ルと支柱との連結に際し、上下左右で隣接した4枚のパ
ネルにおける一致する各対の取付孔間に単一もしくは一
対のフック具の係着部を係着して、該フック具を支柱に
固定した板状固定具に固定することにより、4枚のパネ
ルの各隅部を一挙に支柱に固定することができ、囲い壁
の構築作業を効率良く行うことができる。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示しており、第1
図は要部斜視図、第2図は第1図におけるII部拡大図、
第3図は要部縦断側面図、第4図は要部横断平面図、第
5図は要部分解斜視図、第6図及び第7図は本考案の他
の実施例を示しており、第6図は板状固定具の斜視図、
第2図は要部横断平面図、第8図〜第10図は本考案の更
に他の実施例を示しており、第8図は要部斜視図、第9
図は回転操作具のロック解除状態における要部縦断側面
図、第10図は回転操作具のロック状態における要部縦断
側面図、第11図は板状固定金具の他の変形例を示す斜視
図、第12図及び第13図は本考案の他の実施例を示してお
り、第12図は要部斜視図、第13図は第12図におけるIII
部拡大図、第14図及び第15図は従来例を示しており、第
14図は側面図、第15図は要部背面図である。 (1)……方形状パネル、(12)……フランジ部、(1
3)……取付孔、(2)……縦支柱、(22)……横支
柱、(3)……止め金具、(31)……板状固定具、(31
b)……前側片、(31c)……後側片部、(31d)……係
止部、(31e)……挿通部、(32)……フック具、(32
a)……ねじ軸部、(32b)……係着部、(W)……壁
体。
図は要部斜視図、第2図は第1図におけるII部拡大図、
第3図は要部縦断側面図、第4図は要部横断平面図、第
5図は要部分解斜視図、第6図及び第7図は本考案の他
の実施例を示しており、第6図は板状固定具の斜視図、
第2図は要部横断平面図、第8図〜第10図は本考案の更
に他の実施例を示しており、第8図は要部斜視図、第9
図は回転操作具のロック解除状態における要部縦断側面
図、第10図は回転操作具のロック状態における要部縦断
側面図、第11図は板状固定金具の他の変形例を示す斜視
図、第12図及び第13図は本考案の他の実施例を示してお
り、第12図は要部斜視図、第13図は第12図におけるIII
部拡大図、第14図及び第15図は従来例を示しており、第
14図は側面図、第15図は要部背面図である。 (1)……方形状パネル、(12)……フランジ部、(1
3)……取付孔、(2)……縦支柱、(22)……横支
柱、(3)……止め金具、(31)……板状固定具、(31
b)……前側片、(31c)……後側片部、(31d)……係
止部、(31e)……挿通部、(32)……フック具、(32
a)……ねじ軸部、(32b)……係着部、(W)……壁
体。
Claims (2)
- 【請求項1】四方周縁部に後方に向かって突設したフラ
ンジ部を有し且つ四隅部における該フランジ部の端部に
取付孔を穿設してなる方形状パネルと、該方形状パネル
を複数枚、縦横に接合することにより形成される壁体の
裏面側において隣接パネルの接合部に沿って設けられる
支柱と、この支柱において上記上下左右に接合した方形
状パネルの十字状接合部に対応した部分に配設される止
め金具とからなり、この止め金具は支柱に着脱自在に固
定される固定具と、該固定具の先端部に設けた係止部に
挿着される一本の軸部を有し且つこの軸部に上記接合し
た上下又は左右の隣接パネルのフランジ部の取付孔間に
それぞれ係着させて十字状に接合した4枚の方形状パネ
ルの接合部を固定する二股状係着軸部を設けたフック具
とからなることを特徴とする囲い壁。 - 【請求項2】四方周縁部に後方に向かって突設したフラ
ンジ部を有し且つ四隅部における該フランジ部の端部に
取付孔を穿設してなる方形状パネルを上下左右に接合状
態で配してこれらの方形状パネルを支柱に固定するため
の止め金具であって、支柱に抱持させる平面視略U字形
状の弾性を有する板状体の後側片部の先端部中央に孔又
は切欠きからなる係止部が形成され且つ該板状体の前側
片部の先端部両端に切欠きからなる一対の挿通部を設け
た板状固定具と、該板状固定具の上記係止部に挿通、係
止する一本の軸部に上記一対の挿通部にそれぞれ挿通す
る二股状に分岐した係着軸部を一体に設けてなるフック
具とからなり、このフック具の上記二股状係着軸部を上
下又は左右の隣接パネルの接合フランジ部の取付孔間に
それぞれ係着させるように構成した囲い壁用止め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071966U JPH082319Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 囲い壁と囲い壁用止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071966U JPH082319Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 囲い壁と囲い壁用止め金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430655U JPH0430655U (ja) | 1992-03-12 |
JPH082319Y2 true JPH082319Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31609476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990071966U Expired - Lifetime JPH082319Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 囲い壁と囲い壁用止め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082319Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2640711B2 (ja) * | 1992-11-27 | 1997-08-13 | 日本機電株式会社 | 仮囲い板 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811048U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-24 | ナショナル住宅産業株式会社 | 足場用幕張装置 |
JPH0640279Y2 (ja) * | 1988-03-19 | 1994-10-19 | 株式会社竹中工務店 | 鋼板の取付金具 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP1990071966U patent/JPH082319Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430655U (ja) | 1992-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5403110A (en) | Square T clamp assembly for elongate members | |
JPH082319Y2 (ja) | 囲い壁と囲い壁用止め金具 | |
JPH0227049Y2 (ja) | ||
US5235787A (en) | Method of constructing hexagonal structures | |
JPH0133686Y2 (ja) | ||
JPH0229125Y2 (ja) | ||
JPH0229124Y2 (ja) | ||
JPH08113982A (ja) | 鉄骨造建築物の柱と梁の接合装置 | |
JPH0354265Y2 (ja) | ||
JPH0516330Y2 (ja) | ||
JP3176589B2 (ja) | 鋼板製輸送容器 | |
JPH0546668Y2 (ja) | ||
JPS6318652Y2 (ja) | ||
JP2500020Y2 (ja) | 仮設舞台装置 | |
JP2642839B2 (ja) | 木質プレファブ建築における柱固定構造 | |
JPH0736995Y2 (ja) | 足場装置 | |
JPH0756415Y2 (ja) | 屋根パネル支持構造 | |
JP2560454Y2 (ja) | 枠体の連結構造 | |
JPH0755202Y2 (ja) | ユニットハウスの連結構造 | |
JPH0536041Y2 (ja) | ||
JPH0624496Y2 (ja) | 束の取付構造 | |
JP2673452B2 (ja) | 組立式建築物におけるパネル連結部材 | |
JPH0524721Y2 (ja) | ||
JPH0722409Y2 (ja) | パネル下端部の巾木止着構造 | |
JP2538446Y2 (ja) | 足場用パイプ支柱を胴縁に固定するための連結固定具 |