JP3176589B2 - 鋼板製輸送容器 - Google Patents

鋼板製輸送容器

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JP3176589B2
JP3176589B2 JP00304699A JP304699A JP3176589B2 JP 3176589 B2 JP3176589 B2 JP 3176589B2 JP 00304699 A JP00304699 A JP 00304699A JP 304699 A JP304699 A JP 304699A JP 3176589 B2 JP3176589 B2 JP 3176589B2
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照夫 満田
正治 井筒
勝海 野尻
正登 兒島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車部品の輸送
等に使用される簡易組立式の鋼板製輸送容器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品等の物品を収納して輸出等の
輸送に使用される輸送容器に、ボルトや釘を使用せずに
簡単な作業で組立と解体ができる簡易組立式の鋼板製輸
送容器がある。
【0003】この種の輸送容器は、矩形の鋼板製床部材
の4つの側辺部上に4枚の鋼板製側壁部材を立設させて
角筒状の箱型に形成されるもので、側壁部材を床部材上
に立設するのに釘やボルト、ネジ等を使用せずに、床部
材上に特に設けたグリップ部材(グリップアングル)に
側壁部材の下端を単に嵌め込んで側壁部材を直立させる
だけで良く、従って、輸送容器の組立作業が著しく簡単
迅速に行えるだけでなく、分解作業も簡単迅速に行うこ
とができて再使用するのに最適であり、その具体例を図
6乃至図10を参照して説明する。
【0004】図6に示すように、簡易組立式の鋼板製輸
送容器は、矩形の床部材10の4つの側辺部上に合計4
枚の側壁部材20を垂直に立設させて各側壁部材20の
側辺部を相互に結合して角筒状の箱型に形成することに
より構築されている。
【0005】床部材10は、図7に示すように、平行等
間隔に配設された複数本の滑材11の上に波板状の床パ
ネル12を溶接等で固定し、この床部材12を囲繞する
ように当該床パネル12の4側辺部上に側壁部材20の
下端縁を係止するグリップアングル13を溶接等で固定
して構成されている。
【0006】クリップアングル13は、図8に示すよう
に、底板13aとその内外両端から立ち上がった1対の
垂直壁13b,13cとを有し、外側に位置する垂直壁
13cの上端部を内側斜め下方に鋭角に折曲して側壁部
材20の抜け止め13dを形成している。
【0007】側壁部材20は、図9に示すように、矩形
鋼板製の側壁パネル21の左右両端に鋼板製の支柱22
を溶接等で固定し、側壁パネル21の上下両端に鋼板製
の上かまち23と下かまち24を溶接等で固定して構成
されている。側壁パネル21は、山と谷の連続からなる
丸波または角波の波板鋼板からなり、この山または谷方
向を上下方向にして使用される。支柱22は、水平断面
形状がコ字状の型鋼部品からなり、側壁パネル21の側
端面に沿って固定される。上かまち23は、垂直断面形
状がコ字状の型鋼部品からなり、側壁パネル21の上端
面に沿って固定される。下かまち24は、垂直断面形状
がL字状の型鋼部品からなり、側壁パネル21の下端面
に沿って固定される。
【0008】このように構成された側壁部材20の床部
材10上への立設は、図10に示すように、床部材10
のグリップアングル13に、これと対応した側壁部材2
0の下かまち24を嵌脱可能に係合させて行なわれる。
即ち、図10(a)に示すように、側壁部材20を床部
材10に対して外側に斜めに傾斜した状態でその下かま
ち24をグリップアングル13の垂直壁13b,13c
間に挿入し、この状態から、図10(b)に示すよう
に、側壁部材20を下かまち24の外側端部をグリップ
アングル13の抜け止め13dに係止させた状態で垂直
に起すことで床部材10上に立設させる。また、床部材
10上に立設させた側壁部材20の隣接端部同士の結合
は、支柱22相互の嵌合により行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の簡易
組立方式の鋼板製輸送容器は、側壁部材20の下端部を
グリップアングル13に単に嵌め込んで側壁部材20を
立設させただけであるから、側壁部材20は単独では自
立できずに倒れてしまうため、隣接する側壁部材20を
立設するまで支えておく必要があり、1人で組立作業を
行なうことが困難であった。
【0010】そこで、本発明は、側壁部材を1枚だけで
自立させて、鋼板製輸送容器を1人で組立、解体可能に
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めの技術的手段として、本発明は、床部材の4側辺部上
に固定したグリップアングルに側壁部材をそれぞれ
設し、かつ、各側壁部材の側辺部の支柱同士を相互に結
合させて角筒状の箱型に形成するようにした鋼板製輸送
容器において、帯板状の座板の内端から支持板を垂直に
折曲した係合部と、その側板に側壁部材の支柱に係止す
る係止手段を有する水平断面形状が側壁部材の支柱を把
持する形状の把持部とを一体にして自立用部材を構成
し、組立時、隣接する一方の側壁部材を立設させた後、
前記自立用部材の係合部の座板を隣接する他方の側壁部
材を立設させるためのグリップアングルに係合させて自
立用部材をグリップアングルに起立させると同時に、そ
の自立用部材の把持部に既に立設された隣接する一方の
側壁部材の支柱を把持させてその側壁部材を仮固定する
ようにしたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図4を参照して説明する。
【0013】図1乃至図4は、本発明に係る鋼板製輸送
容器の説明図である。但し、従来と同一構成部分は、図
6乃至図10に付した符号と同一符号を付して説明を省
略する。
【0014】図1乃至図4において、30は隣接する一
方の立設された側壁部材20を自立させる働きを有する
自立用部材であり、隣接する他方の側壁部材20を立設
させるグリップアングル13の左右両端部に起立され
る。
【0015】自立用部材30は、図2に示すように、隣
接する他方の側壁部材20を立設させるグリップアング
ル13に係合させる垂直断面形状がL字状の鋼板からな
る係合部31と、隣接する一方の立設された側壁部材2
0の支柱22を把持させる水平断面形状がコ字状の型鋼
部品からなる把持部32とを一体にした構造である。
【0016】係合部31は、帯板状の座板31aの内端
から三角形状の支持板31bが垂直に折曲され、その支
持板31bの側端縁に把持部32が設けられている。
【0017】把持部32は、隣接する一方の立設された
側壁部材20の支柱22を把持する把持手段で、その外
側側板32aの先端部を内側に直角に折曲して支柱22
に係止させる係止片32bを有する。
【0018】このように構成された本発明に係る鋼板製
輸送容器の組み立ては、次のような手順に従って行なわ
れる。
【0019】先ず、床部材10のグリップアングル13
上に、隣接する一方の側壁部材20を立設する。次に、
隣接する他方の側壁部材20を立設させるグリップアン
グル13の側端部に自立用部材30を起立させる。この
自立用部材30のグリップアングル13への起立は、図
3に示すように、自立用部材30をグリップアングル1
3に対して外側に傾斜した状態で、その係合部31の座
板31aをグリップアングル13の1対の垂直壁13
b,13c間に挿入し、この状態から、自立用部材30
を、図4に示すように、グリップアングル13上に垂直
に起すことにより、自立用部材30の係合部31の座板
31aがグリップアングル13の抜け止め13dの下方
に嵌め込まれて係合部31がグリップアングル13に係
合されると同時に、自立用部材30の把持部32が隣接
する一方の立設された側壁部材20の支柱22を抱くよ
うに係止片32bで係止しながら把持して自立用部材3
0を隣接する他方の側壁部材20を立設させるグリップ
アングル13の側端部に起立させる。このように自立用
部材30を隣接する他方の側壁部材20を立設させるグ
リップアングル13の側端部に起立することにより、隣
接する一方の立設された側壁部材20は自立用部材30
によって手を離しても倒れないように仮固定される。こ
の後、隣接する他方の側壁部材20をそれに対応した床
部材10のグリップアングル13上に立設させ、これら
の側壁部材20の隣接側端部の支柱22を相互に結合し
て角筒状の箱型に形成する。
【0020】尚、以上説明した組み立て手順と反対の手
順を踏むことで解体も可能である。
【0021】このように本実施例によれば、隣接する一
方の立設された側壁部材20を自立用部材30によって
自立させることができ、鋼板製輸送容器を1人で組み立
ておよび分解することが可能である。
【0022】このように本実施例によれば、既に立設さ
れた側壁部材20を自立用部材30によって1枚だけで
自立させることができ、鋼板製輸送容器を1人で組み立
ておよび解体することが可能である。
【0023】また、本実施例において、自立用部材30
は把持部32の外側側板32aの先端部に支柱22に係
止させる係止片32bを有するが、この係止片32bに
変り自立用部材30の把持部32の外側側板32aに支
柱22に係止させるためのポッチやつめ等を設けても構
わない。
【0024】以上説明したように、本発明によれば、帯
板状の座板の内端から支持板を垂直に折曲した係合部
と、その側板に側壁部材の支柱に係止する係止手段を有
する水平断面形状が側壁部材の支柱を把持する形状の把
持部とを一体にして自立用部材を構成し、組立時、隣接
する一方の側壁部材を立設させた後、前記自立用部材の
係合部の座板を隣接する他方の側壁部材を立設させる
めのグリップアングルに係合させて自立用部材をグリッ
プアングルに起立させると同時に、その自立用部材の把
持部に既に立設された隣接する一方の側壁部材の支柱を
把持させてその側壁部材を仮固定するようにしたので、
側壁部材を1枚だけでも容易に自立させることができ、
簡易組立方式の鋼板製輸送容器の組立・解体が1人でも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼板製輸送容器の説明図で、側壁
部材を自立用部材で自立させている状態を示す。
【図2】本発明に係る鋼板製輸送容器に用いる自立用部
材の斜視図である。
【図3】本発明に係る鋼板製輸送容器に用いる自立用部
材のグリップアングルへの起立の作動説明図で、自立用
部材をグリップアングルへ斜めに傾斜して挿入した状態
を示す。
【図4】本発明に係る鋼板製輸送容器に用いる自立用部
材のグリップアングルへの起立の作動説明図で、自立用
部材をグリップアングル上へ垂直に起立させた状態を示
す。
【図5】グリップアングルの変形例を示す図面である。
【図6】従来の鋼板製輸送容器の斜視図である。
【図7】鋼板製輸送容器の構成要素である床部材の斜視
図である。
【図8】図6の床部材の構成要素であるグリップアング
ルの一部斜視図である。
【図9】鋼板製輸送容器の構成要素である側壁部材の斜
視図である。
【図10】側壁部材の立設時の作動説明図である。
【符号の説明】
10 床部材 11 滑材 12 床パネル 13 グリップアングル 20 側壁部材 21 側壁パネル 22 支柱 23 上かまち 24 下かまち 30 自立用部材 31 係合部 31a 座板 31b 支持板 32 把持部 32a 外側側板 32b 係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 昌宏 千葉市中央区今井2丁目18番6号 (56)参考文献 特開 平7−329964(JP,A) 実開 平2−63333(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部材の4側辺部上に固定したグリッ
    プアングルに側壁部材をそれぞれ立設し、かつ、各側壁
    部材の側辺部の支柱同士を相互に結合させて角筒状の箱
    型に形成するようにした鋼板製輸送容器において、 帯板状の座板の内端から支持板を垂直に折曲した係合部
    と、その側板に側壁部材の支柱に係止する係止手段を有
    する水平断面形状が側壁部材の支柱を把持する形状の把
    持部とを一体にして自立用部材を構成し、組立時、隣接
    する一方の側壁部材を立設させた後、前記自立用部材の
    係合部の座板を隣接する他方の側壁部材を立設させる
    めのグリップアングルに係合させて自立用部材をグリッ
    プアングルに起立させると同時に、その自立用部材の把
    持部に既に立設された隣接する一方の側壁部材の支柱を
    把持させてその側壁部材を仮固定するようにしたことを
    特徴とする鋼板製輸送容器。
JP00304699A 1999-01-08 1999-01-08 鋼板製輸送容器 Expired - Lifetime JP3176589B2 (ja)

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